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JP4570982B2 - 発電制御装置及び発電装置 - Google Patents

発電制御装置及び発電装置 Download PDF

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Description

本発明は、発電制御装置及び発電装に係り、特に、制御基板一体形のものに用いるに好適な発電制御装置及び発電装に関する。
ロードダンプサージは、発電装置に接続されたバッテリーや電気負荷が急に開放されて無負荷に近い状態になった場合に、発電動作を継続することで発生する異常高電圧を指す。この異常高電圧は、放って置くと発電装置に接続されている他の電装品を壊す恐れがある。そこで、例えば、特開平2−197299号公報,特開平2−197300号公報,特開2003−79195号公報に記載のように、発電装置の両電極間にツェナーダイオードを接続して高電圧をクランプするものが知られている。
特開平2−197299号公報 特開平2−197300号公報 特開2003−79195号公報
ロードダンプサージの対策用として発電装置両極間に備えるツェナーダイオードは、クランプ電圧とツェナーダイオードに流れる電流、ロードダンプサージ発生期間の積で求められるエネルギーを吸収しなければならないため熱容量の大きなものを用いる必要があった。
近年、発電機と、この発電機を制御する制御基板とを一体化する試みがなされている。一体化するためには、制御基板を小型化する必要がある。
発電装置両極間に設けたツェナーダイオードは、高電圧をクランプすることはできても高電圧の発生期間を短くすることはできないため、ツェナーダイオードを熱容量の小さいものに置き換えることが困難であり、この点が制御基板を小型化する上で問題となっていた。
なお、発電機と同様に界磁コイルを有する電動機を制御する電動機制御装置でも、電動機が負荷側から回されて発電機動作となった場合に、直流電圧を上昇させることとなり、そのため、機器の破壊を防止するためにインバータを停止させるが、そのとき、界磁電流の減衰が緩やかになるため、発電機動作が継続するという問題があった。
また、電動発電機(M/G)をモータ(スタータ)として駆動してエンジンを始動した後、M/Gを発電機として用いるシステムが知られているが、このように、モータ駆動モードから発電機モードに切り替えた際に、発電機の回転数が落ち込むという問題があった。発電機の回転数の落ち込みは、エンジンの回転数の落ち込みともなるため、運転者に違和感を与えるという問題となる。
本発明の目的は、ロードダンプサージ発生期間を短くして、熱容量の小さいツェナーダイオードを用いて制御基板を小型化できる発電制御装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、M/Gをモーター駆動モードから発電モードへの移行時の発電機の回転数の落ち込みを抑えることができる発電装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、発電機に備えられた界磁コイルに流す界磁電流を制御する発電制御装置であって、前記界磁コイルと電源の間に接続された第1のスイッチと、前記界磁コイルと接地電位の間に接続された第2のスイッチと、前記界磁コイルと電気的に直列に接続されるとともに、前記第1のスイッチまたは前記第2スイッチのいずれか一方と電気的に並列に接続される抵抗手段と、前記界磁コイルに蓄積された電流を前記抵抗手段から熱として放出するように制御するための界磁電流急速減衰手段と、を備え、前記抵抗手段は、前記第1のスイッチまたは前記第2スイッチのいずれか一方と前記界磁コイルと通って形成される第1閉ループ経路の抵抗値よりも大きい抵抗値となる抵抗手段により構成され、前記界磁電流急速減衰手段は、前記界磁電流が前記閉ループ経路を流れるように、前記第1のスイッチまたは前記第2スイッチのいずれか一方のうち前記抵抗手段と電気的に並列に接続されたスイッチをオンし、かつ前記第1のスイッチまたは前記第2スイッチの他方側のスイッチをオフするように制御する第1界磁電流制御モードと、前記界磁電流が前記抵抗手段と前記界磁コイルと通って形成される第2閉ループ経路を流れるように、前記第1のスイッチと前記第2スイッチのいずれもオフするように制御する第2界磁電流制御モードと、を有し、前記発電機のプラス側電極の電位が一定電圧以上に上昇した場合、前記第1界磁電流制御モードから前記第2界磁電流制御モードに切替えるとともに、前記抵抗手段は、電圧クランプ機能を有しており、さらに、前記発電機のプラス電極と接地電極間に備えたツェナーダイオードを備え、前記抵抗手段のクランプ電圧を、前記ツェナーダイオードのクランプ電圧より高くしたものである。
かかる構成により、ロードダンプサージ発生期間を短くして、熱容量の小さいツェナーダイオードを用いて制御基板を小型化できるものとなる。
)上記()において、好ましくは、前記界磁電流急速減衰手段は、前記第1のスイッチをオフすると同時に、若しくは、前記第1のスイッチをオフした後、前記第2のスイッチをオフするようにしたものである。
)また、上記他の目的を達成するために、本発明は、界磁コイルを有する発電機と、前記界磁コイルに流す界磁電流を制御する制御手段を有する発電装置であって、前記制御手段を制御可能な上位のコントローラと、前記上位のコントローラからの指示で、前記界磁コイルに流れる界磁電流を遮断し、前記界磁コイルの界磁電流を、抵抗手段を含む電流経路に誘導し、界磁発生用コイルに蓄積された電流を熱として放出する界磁電流急速減衰手段とを備え、前記発電機は、電動発電機であり、前記上位のコントローラは、前記電動発電機を電動機モードから発電機モードに切り替える際に、前記界磁電流急速減衰手段に界磁電流を急速に減衰させるための指示を送るようにしたものである。
かかる構成により、M/Gをモーター駆動モードから発電モードへの移行時の発電機の回転数の落ち込みを抑えることができる。
本発明によれば、ロードダンプサージ発生期間を短くして、熱容量の小さいツェナーダイオードを用いて制御基板を小型化できるものとなる。
また、本発明によれば、M/Gをモーター駆動モードから発電モードへの移行時の発電機の回転数の落ち込みを抑えることができる。
以下、図1を用いて、本発明の第1の実施形態による発電装置の構成及び動作について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による発電装置の構成を示すブロック図である。
プラス側電位VBと、接地電位GNDの間には、第1のスイッチSW1と、発電機の界磁コイルLと、第2のスイッチSW2の直列回路が接続されている。界磁コイルLと並列にフリーホイールダイオードDが接続されている。また、第2のスイッチSW2と並列に抵抗手段1が接続されている。第1のスイッチSW1は、SW1制御回路2によってオン/オフ制御される。第2のスイッチSW2は、SW2制御回路4によってオン/オフ制御される。界磁電流急速減衰判定回路3は、界磁電流を急速に減衰させる必要があるか否かを判定し、SW1制御回路2及びSW2制御回路4による第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2のオン/オフ状態を制御する。界磁電流急速減衰判定回路3による動作については、後述する。界磁電流を急速に減衰させる必要がある場合とは、発電装置に接続されたバッテリーや電気負荷が急に開放されて無負荷に近い状態になり、ロードダンプサージが発生する場合である。
次に、本実施形態の発電装置の動作について説明する。通常動作では、SW1制御回路2は、スイッチ1(SW1)をオン/オフ制御することで界磁コイルLに流れる界磁電流Iを制御している。この時、SW2制御回路4は、スイッチ2(SW2)を常時オン状態としている。
この通常動作時に、スイッチ1(SW1)がオンしている期間は、界磁電流Iは、プラス側電極VBからスイッチ1(SW1)−コイルL−スイッチ2(SW2)を介し接地電位GNDへ流れる。スイッチ1(SW1)がオフしている期間は、界磁電流は、フリーホイールダイオードDを介してLoop1の閉ループの経路を通して流れる。(厳密には、スイッチ2(SW2)のオン抵抗と抵抗手段1の抵抗比で抵抗手段1へも若干電流が流れるが、スイッチ2(SW2)の方のオン抵抗を充分小さく設定することから、以降の説明では無視する。)
この様にして、スイッチ1(SW1)により界磁コイルLに流れる電流量Iが制御される。この時のLoop1の経路の抵抗をR1とすると、抵抗R1は小さいほうが界磁電流の減衰が小さくなり、電流Iを長時間維持することができる。
次に、界磁電流を急速に減衰させる場合の動作について説明する。界磁電流急速減衰判定回路3は界磁急速減衰の要否を判定し、界磁急速減衰を要と判定すると、SW1制御回路2とSW2制御回路4に制御信号を送信し、SW1制御回路2はスイッチ1(SW1)をオフとする。また、SW2制御回路4は、スイッチ2(SW2)もオフとする。この結果、界磁電流Iは、抵抗手段1を介するLoop2の閉ループの経路で電流が流れる。Loop2の経路の抵抗R2は、抵抗手段1により、Loop1の経路の抵抗R1に比較して大きく設定されている。この抵抗手段1の効果により、コイルLに流れる界磁電流Iは熱に変換され、急速に減衰する。
Loop1において、第1のスイッチSW1のオン抵抗値と、第2のスイッチSW2のオン抵抗値と、フリーホイールダイオードDのオン抵抗値とは、コイルLの抵抗値(例えば、2Ω)に比べて小さく、例えば、数mΩ程度であるため無視することができるため、Loop1の抵抗値は例えば2Ωである。一方、Loop2において、抵抗手段1の抵抗値を10Ωとすると、コイルLの抵抗値(例えば、2Ω)との合成抵抗は12Ωとなる。従来、界磁電流の減衰に要する時間を数百msとすると、本実施形態のように、抵抗手段1を介して界磁電流を急速に減衰した場合には、減衰に要する時間を1/3〜1/2とすることができる。例えば、発電装置両極間に備えるツェナーダイオードとして、クランプ電圧40Vで、ロードダンプサージ発生期間が数百msの場合、この積で求められるエネルギーを吸収できる熱容量を有するツェナーダイオードの大きさは、φ21程度の大きさが必要であり、発電機の制御基板を小型化する場合に問題となっていた。それに対して、本実施形態のように、ロードダンプサージ発生期間が従来の数百msに対して1/3にできる場合、エネルギーを吸収できる熱容量を有するツェナーダイオードの大きさは、φ12程度と小型化できる。従って、発電機の制御基板を、発電機のフロントブラケット内に組み込んで、発電機と制御基板を一体化した発電装置を構成することも可能となる。
なお、スイッチ2(SW2)をオフとするタイミングは、スイッチ1(SW1)をオフとするタイミングと同時、若しくは、スイッチ1(SW1)をオフとした後とする。
本実施形態によれば、コイルLに流れる界磁電流Iを急速に減衰させることができる。したがって、制御基板一体形発電装置を構成することが可能となる。
次に、図2を用いて、本発明の第2の実施形態による発電装置の構成及び動作について説明する。
図2は、本発明の第2の実施形態による発電装置の構成を示すブロック図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
プラス側電位VBと、接地電位GNDの間には、第2のスイッチSW2と、発電機の界磁コイルLと、第1のスイッチSW1の直列回路が接続されている。界磁コイルLと並列にフリーホイールダイオードDが接続されている。また、第2のスイッチSW2と並列に抵抗手段1が接続されている。第1のスイッチSW1は、SW1制御回路2によってオン/オフ制御される。第2のスイッチSW2は、SW2制御回路4によってオン/オフ制御される。界磁電流急速減衰判定回路3は、界磁電流を急速に減衰させる必要があるか否かを判定し、SW1制御回路2及びSW2制御回路4による第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2のオン/オフ状態を制御する。
本実施形態による界磁電流急速減衰判定回路3の動作は、図1の場合と同様であり、界磁急速減衰を要の場合には、界磁電流Iは、抵抗手段1を介するLoop2の経路で電流が流れる。したがって、抵抗手段1の効果により、コイルLに流れる界磁電流Iは熱に変換され、急速に減衰する。その結果、ツェナーダイオードの大きさを小型化でき、発電機の制御基板を、発電機のフロントブラケット内に組み込んで、発電機と制御基板を一体化した発電装置を構成することも可能となる。
本実施形態によれば、コイルLに流れる界磁電流Iを急速に減衰させることができる。したがって、制御基板一体形発電装置を構成することが可能となる。
次に、図3を用いて、本発明の第1の実施形態による発電装置の具体的構成及び動作について説明する。この例は、図1の界磁電流急速減衰回路を自動車用発電装置に適用した例である。
図3は、本発明の第1の実施形態による発電装置の具体的構成を示すブロック図である。
発電装置の制御回路(ASIC)11は、パワーモジュール12を制御して、モータジェネレータM/GのステータコイルL1,L2,L3に流す電機子電流を制御し、また、界磁コイル(ロータコイル)Lfに流れる界磁電流Ifを制御する。モータジェネレータM/Gには、車の電装品等の電気負荷13が接続され、また、フューズ15を介して、バッテリー14が接続されている。
モータジェネレータM/Gが発電装置として動作する場合は、エンジンの力で界磁コイルLfが回転し、U、V、W端子に誘起電圧が発生し、コンバータ/インバータ16により整流され、バッテリー14を充電する。逆に、モータジェネレータM/Gがモーター(スタータ)として動作する場合は、コンバータ/インバータ16によりバッテリー14の直流電圧が3相交流のU、V、W電圧となりステータコイルL1、L2、L3に電流を流す。これにより界磁コイルLfが回転し、エンジンを回転させる。
ASIC11は、PWM発生回路18と、コンバータ/インバータ制御回路20と、SW2制御回路4と、界磁電流測定回路22と、ロードダンプサージ検知回路23とを備えている。PWM発生回路18は、図1の SW1制御回路2に相当するものであり、PWM信号を発生し、スイッチ1(SW1)を制御することで界磁電流Ifを制御する。PWM発生回路18は、プラス側電位VBと目標電圧Vtを比較し、プラス側電位VBが目標電圧Vtより低い場合は、PWM発生回路18の出力信号のDutyを高く設定し、界磁電流Ifを増加させ、発電電流を増加させる。逆に、プラス側電位VBが目標電圧Vtより高い場合は、PWM発生回路18の出力信号のDutyを低くし、界磁電流Ifを減少させ、発電電流を減少させる。この様にしてプラス側電位VBが目標電圧Vtに一致するようにフィードバック制御されている。この時、SW2制御回路4は、スイッチ2(SW2)をオンさせるように信号を出力している。従って、界磁電流Ifはスイッチ2(SW2)とシャント抵抗Rを介して接地電位GNDに流れる。この電流は、スイッチ1(SW1)がオフしている期間は、フリーホイールダイオードDを介して界磁コイルLfに戻る。
コンバータ/インバータ制御回路20は、コンバータ/インバータ16を制御し、整流動作やモーター駆動時のインバータ動作を行なっている。界磁電流測定回路22は、シャント抵抗Rの電位から界磁電流を測定するものである。パワーモジュール12のツェナーダイオード17は、プラス側電位が一定電圧以上に上昇した場合にASIC11やパワーモジュール12の内部素子が破壊しないように保護している。
ロードダンプサージ検知回路23は、図1の界磁電流急速減衰判定回路3に相当するものであり、プラス側電位VBが一定電圧以上になったかを検知する回路である。発電動作中にバッテリー14等の負荷が急に開放された場合、プラス側電位VBは一定電圧以上の異常な高電圧(ロードダンプサージ)となる。このロードダンプサージは、負荷が軽い状態で発電を継続することから、発電を停止するまでのあいだ高電圧状態を維持する。ロードダンプサージが継続している期間は、発電電流はツェナーダイオード17が消費することになり熱的に厳しいものとなる。このため、ツェナーダイオード17は熱容量の大きな素子が使用され、発電装置の小型化や低価格化の障害となっている。このロードダンプサージ時の発電電流を小さくするためには、発電をやめれば良く、エンジンが回転している状態で発電を止めるためには、界磁電流をゼロにして界磁の発生を止めるために、ロードダンプサージ検知回路23を用いている。
ロードダンプサージ検知回路23は、ロードダンプサージを検知して、界磁急速減衰を要と判定すると、PWM発生回路18とSW2制御回路4に制御信号を送信し、PWM発生回路18はスイッチ1(SW1)をオフとする。また、SW2制御回路4は、スイッチ2(SW2)もオフとする。この結果、界磁電流Iは、抵抗手段1を介して流れるため、界磁電流Iは急速に減衰する。
界磁電流Ifが減衰してくると発電電流が減り、プラス側電位VBは徐々に正常電位に復帰してくる。プラス側電位VBが正常電位に復帰した時点でロードダンプサージ検知回路23の出力信号も元の信号に復帰する。これによりPWM発生回路18やSW2制御回路4も正常に復帰し、スイッチ1(SW1)はPWM制御されスイッチ2(SW2)は常時オン状態となる。
本実施形態によれば、自動車用発電装置のプラス側電位に一定電圧以上の高電圧(ロードダンプサージ)が発生した場合、界磁電流Ifを急速に減衰させることができる。これにより、ロードダンプサージのエネルギーを吸収するツェナーダイオードの熱容量が小さくでき自動車用発電装置の小型化、低価格化を実現することができる。また、制御基板と発電機を一体化した発電装置を実現できる。
次に、図4を用いて、本発明の第1の実施形態による発電装置のさらに具体的構成及び動作について説明する。この例は、図3の装置をさらに具体的にしたものである。
図4は、本発明の第1の実施形態による発電装置のさらに具体的構成を示すブロック図である。
PMOSで構成した上アームMOS30と、NMOSで構成した下アームMOS31は、整流動作やインバータ動作を行うものであり、図3のコンバータ/インバータ16に対応する。界磁電流を制御するためのフィールドMOS32は、図3の第1のスイッチSW1に対応する。界磁電流減衰時にオフするQFCMOS33は、図3の第2のスイッチSW2に対応する。ツェナーダイオード34は、ロードダンプサージが発生し、QFCMOS33がオフになった場合に、図3の抵抗手段1として動作する。
なお、ツェナーダイオード34の替わりに抵抗を使用することもできるが、抵抗手段1を純粋な抵抗で構成した場合は、その抵抗値によって界磁コイル両端に発生する電圧(VL=L×di/dt)と発生時間(τ=Lf/Rf)が決まる。抵抗値が大きい場合は、急に電流が変化するため電圧(VL)が大きくなるが発生時間(τ)は逆に短くなる。抵抗値を大きく設定すると、発生電圧(VL)が大きくなり、QFCMOS33のドレイン電圧が高くなり、接続されている素子の耐圧を超え実使用上扱いづらく、抵抗値をむやみに高くできない。しかし、抵抗手段1をツェナーダイオード等のクランプ素子で実現すると減衰時間と発生電圧の点で制御しやすくなる。
そこで、本実施例では、抵抗手段1にツェナーダイオード34を用いている。こうすることにより、QFCMOS33のドレイン電圧はツェナーダイオード34によりクランプされると同時に、ツェナーダイオード34が抵抗手段として働き、界磁電流Ifを急速に減衰させることができる。ツェナーダイオード34のクランプ電圧を上げると抵抗としては大きく見えることから、界磁電流の減衰時間は短くなる。しかし、QFCMOS33の素子耐圧も上げなければならないため、トレードオフを考慮して問題とならないレベルに抵抗手段のクランプ電圧を設定することで設計が容易となる。
本実施形態によれば、抵抗手段をツェナーダイオード34で構成することにより、界磁電流を急速減衰させる効果がある。さらに、QFCMOS33等の素子耐圧をツェナーダイオード34のクランプ電圧より少し高い設定とすることができ、設計しやすくなる。プラス側電位と接地電位間に備えるツェナーダイオード17は、ASIC11やパワーモジュール12内の素子が破壊しない様にクランプ電圧を設定しなければならないが、抵抗手段として使用するツェナーダイオード34のクランプ電位は、直接ASIC11へは接続されていないため、QFCMOSが破壊しない程度にクランプ電圧を高く設定することができる。これにより界磁電流減衰をより急速に行うことができる。
本実施例では、界磁電流急速減衰用の抵抗手段をツェナーダイオードで構成しているが、先にも述べたように純抵抗で実現することもできる。また、クランプ機能を備えた素子で実現することもできる。
次に、図5を用いて、本発明の第1の実施形態による発電装置の他の具体的構成及び動作について説明する。この例は、図4の装置を変形したものである。
図5は、本発明の第1の実施形態による発電装置の他の具体的構成を示すブロック図である。
図4と異なる点は、パワーモジュール12内の上アームMOS35とフィールドMOS36をNMOSで構成した点である。このため、PWM発生回路18内に、NMOSのゲート電位を発生するためのチャージポンプ回路28を設けている。NMOSをハイサイドに配置した場合は、NMOSのソース電位を基準にしてゲート電位を与えなければならないため、チャージポンプ等のフローティング電源が必要となる。同様に上アームMOS35のゲートを駆動するために上アームMOS制御回路26内にもチャージポンプ回路29を設けている。
本実施形態によれば、ASIC11内にチャージポンプ回路が必要となるが、パワーモジュール12内を、PMOSに比較して価格が安く種類も豊富なNMOSだけで構成することができ、発電装置の低価格化を実現できる。また、設計の柔軟性を増す効果もある。
次に、図6〜図8を用いて、図4に示した本発明の第1の実施形態による発電装置の動作について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態による発電装置のロードダンプサージ保護に移行する場合のフローチャートである。図7は、本発明の第1の実施形態による発電装置のロードダンプサージ保護の状態から正常動作への復帰する場合のフローチャートである。図8は、本発明の第1の実施形態による発電装置のタイミングチャートである。図8において、図8(A)は電圧VBを示し、図8(B)はロードダンプサージフラグを示している。図8(C)はフィールドMOSのゲート信号を示し、図8(D)はQFCMOSのゲート信号を示し、図8(E)は界磁電流IFを示している。
図6のステップS10において、ロードダンプサージ検知回路23は、発電中に、図8(A)に示すように、プラス側電位VBがVD1以上でT1期間継続するとロードダンプサージ発生と判断し、図8(B)に示すように、ロードダンプサージフラグをハイレベルに変化させる。ここで、T1時間を設けた理由は、イグニッションノイズなどによりプラス側電位VBにノイズが重畳する場合があり、これらのノイズの影響を避けるためである。
そして、ステップS20において、ロードダンプサージ検知回路23は、PWM発生回路18にフィールドMOS32のオフ指令を送り、PWM発生回路18は、図8(C)に示すように、フィールドMOS32をオフさせる。
また、ステップS30において、ロードダンプサージ検知回路23は、SW2制御回路4にQFCMOS33のオフ指令を送り、SW2制御回路4は、図8(D)に示すように、QFCMOS33をオフさせる。
これにより、図8(E)に示すように、界磁電流Ifを急速に減衰させると共に発電動作が徐々に停止し、プラス側電位VBを立ち下げる方向に働く。なお、プラス側電位VBがVD1より低ければ正常発電動作を継続する。
次に、図7のステップS110において、ロードダンプサージ検知回路23は、プラス側電位VBをモニターしておき、図8(A)に示すように、VBがVD2以下になったら、正常発電への復帰と判断する。
そして、ステップS120において、ロードダンプサージ検知回路23は、SW2制御回路4にQFCMOS33のオン指令を送り、SW2制御回路4は、図8(D)に示すように、QFCMOS33をオンさせて、正常発電へ復帰する。
また、ステップS130において、ロードダンプサージ検知回路23は、PWM発生回路18にフィールドMOS32のオン指令を送り、PWM発生回路18は、図8(C)に示すように、フィールドMOS32をオンさせ、PWM制御を開始する。
但し、バッテリーが外れている場合は、バッテリーレス発電となるため、バッテリーによる電圧の平滑化が行なわれないためプラス側電位VBはリップル電圧が大きくなる傾向となる。また、プラス側電位VBがVD2より大きい場合は、まだロードダンプサージが継続中と判断し、フィールドMOSとQFCMOSをオフさせたままの界磁電流急速減衰回路動作が働いた状態を維持する。
ロードダンプサージの継続時間は、システムにより変わってくるが、概略数百ms持続することが知られている。本実施形態によって、界磁電流を急速減衰することにより、概略1/2から1/3程度以下まで発生時間を短縮することができる。すなわち、ロードダンプサージ発生エネルギーを1/2から1/3程度以下に下げることができ、プラス側電位VBのクランプ用ツェナーダイオードの熱容量も小さく設定することができる。これにより、発電装置の小型化、低価格化を実現することができる。
なお、図8は、フィールドMOSがPMOS、QFCMOSがNMOSの場合の例である。PMOSとNMOSのどちらを使用するかで信号波形の極性が反転する。また、これらロードダンプサージの検知、復帰条件は、乗用車で多く使われている14Vバッテリーシステムの場合、VD1=26V、T1=200us、VD2=16.5V等の設定値が考えられる。ここで、界磁電流急速減衰回路が作動する発電装置のプラス側電極の電位VD1は、搭載しているバッテリーの定格電圧(14Vバッテリーでは、12V)の2倍以上に設定している。これは自車両のバッテリが上がった場合などに、他車両のバッテリを直列に接続して自車両のエンジンを始動させるジャンプスタートなどが行われた場合に界磁電流急速減衰回路が誤動作するのを防止するためである。
次に、図9及び図10を用いて、本発明の第3の実施形態による発電装置の構成及び動作について説明する。この例は、図4の装置に対して、さらに上位コントローラにより界磁電流を急速減衰させるようにしたものである。
図9は、本発明の第1の実施形態による発電装置の構成を示すブロック図である。図10は、本発明の第1の実施形態による発電装置の動作説明図である。図10(A)は界磁電流Ifを示し、図10(B)は発電機回転数を示している。なお、図9において、図4と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態では、図4の実施形態にくわえて、エンジンコントロールユニット(ECU)等の上位のコントローラ40と、CANやLIN或いは専用線などの通信線41と、通信インターフェース42、マイコン43と、RAM44と、ROM45と、マイコン43からの信号をPWM発生回路18やSW2制御回路4へインターフェースするためのマイコンインターフェース46とを備えている。
本実施形態では、ロードダンプサージ検知回路23の出力信号とマイコンインターフェース46の出力信号をオア回路47でオアし、その出力信号をPWM発生回路18とSW2制御回路4に供給している。こうすることにより、界磁電流急速減衰回路の動作がロードダンプサージを検知した場合のほかに、マイコンからの指示で動作させることが可能となる。これにより、上位コントローラ40からの指示をマイコンが解釈し、界磁電流急速減衰回路を作動させることができる。
この上位コントローラが界磁電流急速減衰命令を出す例としては、モータジェネレータM/Gをモーター駆動から発電動作へ切り替える場合が考えられる。モーター駆動はエンジンを始動させる場合に行なうものであるが、エンジンが回転してくると発電動作も同時に開始する。この時、界磁電流Ifが大きいと発電量が大きくなり、モーター駆動側から見ると発電を開始した時点で負荷が大きくなりモーターの回転数が低くなる現象が発生する。これは、運転者の違和感を誘発するため、この現象を極力小さくする必要が有る。この場合に上位コントローラが発電装置側に界磁電流急速減衰命令を出し、発電動作を抑えることでモーター回転数の落ち込みを小さくすることができる。
図10(A)に示すように、モータジェネレータM/Gをモータ(スタータ)として用いてエンジンをアイドルストップ後に再始動する際には、M/Gの界磁電流Ifを電流I1(例えば、6A)とする。それによって、M/Gはモータとして動作し、図10(B)に示すように、次第に回転数が増加する。M/Gの回転数がN1(発電機の回転数としては例えば1000rpmであり、エンジンとM/Gの間の減速比を2.5とすると、エンジン回転数が400rpm)のとき、M/Gをモータ駆動モードから発電モードに切り替える。すなわち、図10(A)に破線で示すように、界磁電流Ifを、電流I1から電流I2(例えば、3A)に切り替える。ただし、このとき、従来の方式では、界磁電流Ifは急激に減少できないため、図10(A)に一点鎖線Y1で示すように、ゆっくりと減少する。
一方、M/Gによって駆動されたエンジンが始動し、アイドル回転数で回転するまで、エンジンに機械的に結合されたM/Gの回転数も、図10(B)に示すように上昇する。それに対して、界磁電流Ifは、従来の方式では、図10(A)に示すようにゆっくりと減少するため、M/Gは発電モードになっていながら、界磁電流Ifは大きいままであり、発電量が大きくなり、モーター駆動側から見ると発電を開始した時点で負荷が大きくなり、図10(B)に一点鎖線Y2で示すように、モーターの回転数が低くなる落ち込み現象が発生する。
それに対して、本実施形態では、上位コントローラ40がモータ駆動モードから発電モードに切り替える際に、界磁電流急速減衰命令を出すことで、マイコン43は、PWM発生回路18をオフとし、また、SW2制御回路4をオフとすることで、界磁電流Ifを図10(A)の実線X1で示すように、従来よりも急速に減少させ、発電動作を抑えることで、図10(B)に実線X2で示すように、発電機回転数の落ち込みを小さくすることができる。
本実施例によれば、上位コントローラ40からの指示でモータジェネレータM/Gの界磁電流を急速に減衰させることができる。これは、発電動作や、モーター駆動を上位コントローラの判断で急速に停止させることができる。
次に、図11を用いて、本発明の第1の実施形態による電動機制御装置の構成について説明する。なお、界磁コイルLfと第1のスイッチSW1,第2のスイッチSW2及び抵抗手段1は、図1と同様の構成である。
図11は、本発明の第1の実施形態による電動機制御装置の構成を示すブロック図である。
直流電源VBは交流電源51をコンバータ52で整流することで得ており、平滑コンデンサ53はリップル電圧を除去する程度の小さな容量となっている。インバータ54は直流電源VBから交流電圧を発生させて電動機を駆動しており、負荷55は電動機の回転軸に接続された回転体である。
図11の構成において、何らかの理由により負荷が外力によって回転されられた場合、電動機の誘起電圧がインバータの出力電圧よりも高くなり、発電機として動作する。コンバータ52がダイオード整流のため、発電電圧は交流電源51には戻らず平滑コンデンサを53を充電し、直流電圧VBを上昇させる。そこで、過電圧検知回路56は、直流電圧VBの上昇から機器の破損を防止するため、インバータを停止させると同時にスイッチSW1とスイッチSW2もオフさせることにより、界磁電流Ifを急速に減衰させ、発電動作が持続しないようにしている。
なお、以上の説明では、主に自動車用発電装置の界磁電流を急速に減衰させる方法や回路について説明してきたが、本発明は図11で説明したように界磁コイルを有する電動機についても同様であり、更には、コイルに流れる電流を急速に減衰させる用途全般に適用することができる。例えば、コイルに流す電流を制御してスイッチをオン/オフさせるソレノイドスイッチなどにも適用が可能である。
本発明の第1の実施形態による発電装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による発電装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による発電装置の具体的構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による発電装置のさらに具体的構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による発電装置の他の具体的構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による発電装置のロードダンプサージ保護に移行する場合のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による発電装置のロードダンプサージ保護の状態から正常動作への復帰する場合のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による発電装置のタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態による発電装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による発電装置の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態による電動機制御装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…抵抗手段
2…SW1制御回路
3…界磁電流急速減衰回路
4…SW2制御回路
11…ASIC
12…パワーモジュール
13…負荷
14…バッテリー
15…フューズ
16…コンバータ/インバータ
17…ツェナーダイオード
18…PWM発生回路
20…コンバータ/インバータ制御回路
22…界磁電流測定回路
23…ロードダンプサージ検知回路

Claims (3)

  1. 発電機に備えられた界磁コイルに流す界磁電流を制御する発電制御装置であって、
    前記界磁コイルと電源の間に接続された第1のスイッチと、
    前記界磁コイルと接地電位の間に接続された第2のスイッチと、
    前記界磁コイルと電気的に直列に接続されるとともに、前記第1のスイッチまたは前記第2スイッチのいずれか一方と電気的に並列に接続される抵抗手段と、
    前記界磁コイルに蓄積された電流を前記抵抗手段から熱として放出するように制御するための界磁電流急速減衰手段と、を備え、
    前記抵抗手段は、前記第1のスイッチまたは前記第2スイッチのいずれか一方と前記界磁コイルと通って形成される第1閉ループ経路の抵抗値よりも大きい抵抗値となる抵抗手段により構成され、
    前記界磁電流急速減衰手段は、
    前記界磁電流が前記閉ループ経路を流れるように、前記第1のスイッチまたは前記第2スイッチのいずれか一方のうち前記抵抗手段と電気的に並列に接続されたスイッチをオンし、かつ前記第1のスイッチまたは前記第2スイッチの他方側のスイッチをオフするように制御する第1界磁電流制御モードと、
    前記界磁電流が前記抵抗手段と前記界磁コイルと通って形成される第2閉ループ経路を流れるように、前記第1のスイッチと前記第2スイッチのいずれもオフするように制御する第2界磁電流制御モードと、を有し、
    前記発電機のプラス側電極の電位が一定電圧以上に上昇した場合、前記第1界磁電流制御モードから前記第2界磁電流制御モードに切替えるとともに、
    前記抵抗手段は、電圧クランプ機能を有しており、
    さらに、前記発電機のプラス電極と接地電極間に備えたツェナーダイオードを備え、
    前記抵抗手段のクランプ電圧を、前記ツェナーダイオードのクランプ電圧より高くしたことを特徴とする発電制御装置。
  2. 請求項1に記載の発電制御装置において、
    前記界磁電流急速減衰手段は、前記第1のスイッチをオフすると同時に、若しくは、前記第1のスイッチをオフした後、前記第2のスイッチをオフすることを特徴とする発電制御装置。
  3. 界磁コイルを有する発電機と、前記界磁コイルに流す界磁電流を制御する制御手段を有する発電装置であって、
    前記制御手段を制御可能な上位のコントローラと、
    前記上位のコントローラからの指示で、前記界磁コイルに流れる界磁電流を遮断し、前記界磁コイルの界磁電流を、抵抗手段を含む電流経路に誘導し、界磁発生用コイルに蓄積された電流を熱として放出する界磁電流急速減衰手段とを備え、
    前記発電機は、電動発電機であり、
    前記上位のコントローラは、前記電動発電機を電動機モードから発電機モードに切り替える際に、前記界磁電流急速減衰手段に界磁電流を急速に減衰させるための指示を送ることを特徴とする発電装置。
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