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JP4558729B2 - 広帯域無線接続通信システムにおける移動加入者端末のドロップの発生によるサービング基地局の選択システム及び方法 - Google Patents

広帯域無線接続通信システムにおける移動加入者端末のドロップの発生によるサービング基地局の選択システム及び方法 Download PDF

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JP4558729B2 JP2006525278A JP2006525278A JP4558729B2 JP 4558729 B2 JP4558729 B2 JP 4558729B2 JP 2006525278 A JP2006525278 A JP 2006525278A JP 2006525278 A JP2006525278 A JP 2006525278A JP 4558729 B2 JP4558729 B2 JP 4558729B2
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Description

本発明は、広帯域無線接続通信システムに係り、特に、通信を行う最中に移動加入者端末がドロップされた場合、サービング基地局を選択するシステム及び方法に関する。
次世代の通信システムである第4世代(4G:4th Generation;以下、「4G」と称する。)の通信システムにおいては、高速な転送速度を有する各種のサービス品質(QoS:Quality of Service;以下、「QoS」と称する。)を有するサービスをユーザに提供するための研究が盛んになされている。特に、現在、4G通信システムにおいては、無線近距離通信ネットワーク(LAN:Local Area Network;以下、「LAN」と称する。)通信システム及び無線都市地域ネットワーク(MAN:Metropolitan Area Network;以下、「MAN」と称する。)通信システムなどの広帯域無線接続(BWA:Broadband Wireless Access)通信システムに移動性とQoSを保証する形で高速サービスを支援するための研究が盛んに行われている。
しかしながら、上記の無線MAN通信システムは、そのサービス領域(coverage)が広く、高速の転送速度を支援することから、高速の通信サービスの支援には適しているが、ユーザ、すなわち、加入者端末(SS:Subscriber Station;以下、「SS」と称する。)の移動性を全く考慮していないシステムであるが故に、SSの高速移動によるハンドオーバーも全く考慮していない。上記の無線MAN通信システムは、広帯域無線接続(BWA:Broadband Wireless Access)通信システムにおいて、上記の無線LAN通信システムに比べてそのサービス領域が広く、一層高速の転送速度を支援する。
上記の無線MAN通信システムの物理チャンネル(physical channel)に広帯域転送ネットワークを支援するために、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing;以下、「OFDM」と称する。)方式及び直交周波数分割多重接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access;以下、「OFDMA」と称する。)方式を適用したシステムが、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16a通信システムである。
上記のIEEE802.16a通信システムは、上記の無線MANシステムにOFDM/OFDMA方式を適用するが故に、多数のサブキャリアを用いて物理チャンネル信号を送信することにより高速データ送信を行うことができ、結局、上記のIEEE802.16a通信システムは、OFDM/OFDMA方式を用いる広帯域無線接続通信システムである。
以下、図1に基づいて、上記のIEEE802.16a通信システムの構造について説明する。
図1は、通常のIEEE802.16a通信システム構造を概略的に示す図である。
図1を参照すると、上記のIEEE802.16a通信システムは、単一セルの構造を有し、基地局100と、上記の基地局100が管理する多数のSS110、120、130と、により構成される。上記の基地局100と上記のSS110、120、130との信号の送受信は、上記のOFDM/OFDMA方式を用いて行われる。
図1においては、上記のIEEE802.16a通信システムの構造について説明した。次いで、図2に基づいて、上記のIEEE802.16a通信システムのダウンリンクフレーム構造について説明する。
図2は、通常のIEEE802.16a通信システムのダウンリンクフレーム構造を概略的に示す図である。
図2を参照すると、上記のダウンリンクフレームは、プレアンブル領域200と、放送制御領域210と、多数の時間分割多重(TDM:Time Division Multiplex;以下、「TDM」と称する。)領域220、230と、により構成される。上記のプレアンブル領域200を介しては、基地局とSSとの相互同期を取るための同期信号、すなわち、プレアンブルシーケンスが送信される。上記の放送制御領域210は、DL(DownLink)_MAP領域211と、UL(UpLink)_MAP領域213と、により構成される。上記のDL_MAP領域211は、DL_MAPメッセージが送信される領域であって、上記のDL_MAPメッセージに含まれる情報エレメント(IE:Information Element;以下、「IE」と称する。)は、下記表1に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表1に示すように、DL_MAPメッセージは、多数のIE、すなわち、送信されるメッセージの種別を示すManagement Message Typeと、同期を取るために物理チャンネルに適用される変調方式及び復調方式に応じて、設定されるPHY(PHYsical)Synchronizationと、ダウンリンクバーストプロファイルを含んでいるダウンリンクチャンネルディスクリプト(DCD:Downlink Channel Descript;以下、「DCD」と称する。)メッセージの構成の変化に対応するカウントを示すDCD countと、基地局識別子(Base Station IDentifier)を示すBase Station IDと、上記のBase Station ID後に存在するエレメントの数を示すNumber of DL_MAP Elementsnと、を含む。特に、上記表1には示していないが、上記のDL_MAPメッセージは、後述するレンジングのそれぞれに割り当てられるレンジングコードに関する情報を含む。
また、上記のUL_MAP領域213は、UL_MAPメッセージが送信される領域であって、上記のUL_MAPメッセージに含まれるIEは、下記表2に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表2に示すように、UL_MAPメッセージは、多数のIE、すなわち、送信されるメッセージの種別を示すManagement Message Typeと、用いられるアップリンクチャンネル識別子(Uplink Channel ID)を示すUplink Channel IDと、アップリンクバーストプロファイルを含んでいるアップリンクチャンネルディスクリプト(UCD:Uplink Channel Descript;以下、「UCD」と称する。)メッセージの構成変化に対応するカウントを示すUCD countと、上記のUCD count後に存在するエレメントの数を示すNumber of UL_MAP Elements nと、を含む。ここで、上記のアップリンクチャンネル識別子は、媒体接続制御(MAC:Medium Access Control;以下、「MAC」と称する。)−サブレイヤにおいて唯一に割り当てられる。
また、上記のTDM領域220、230は、SS別にTDM/時間分割多重接続(TDMA:Time Division Multiple Access;以下、「TDMA」と称する。)方式により割り当てられたタイムスロットに該当する領域である。上記の基地局は、予め設定されている中心キャリアを用いて上記の基地局が管理しているSSに放送すべき放送情報を上記のダウンリンクフレームのDL_MAP領域211を介して送信する。上記のSSは、パワーオンに伴い、上記のSSのそれぞれに予め設定されている全ての周波数帯域をモニタリングして最大の強度、例えば、最大のキャリア対干渉雑音比(CINR:Carrier to Interference and Noise Ratio;以下、「CINR」と称する。)を有する基準チャンネル、例えば、パイロットチャンネル信号を検出する。
そして、上記のSSは、上記の最大のCINRを有するパイロットチャンネル信号を送信した基地局をSS自身が現在属している基地局として判断し、上記の基地局から送信するダウンリンクフレームのDL_MAP領域211とUL_MAP領域213を確認して自身のアップリンク及びダウンリンクを制御する制御情報及び実際のデータ送受信位置を示す情報を知ることになる。
なお、上記のUCDメッセージの構造は、下記表3に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表3に示すように、UCDメッセージは、多数のIE、すなわち、送信されるメッセージの種別を示すManagement Message Typeと、用いられるアップリンクチャンネル識別子を示すUplink Channel IDと、基地局においてカウントされるConfiguration Change Countと、アップリンク物理チャンネルのミニスロットのサイズを示すMini-slot Sizeと、初期レンジングを用いたバックオフの開始点を示す、すなわち、初期レンジングを用いた最初のバックオフウィンドウのサイズを示すRanging Backoff Startと、上記の初期レンジングを用いたバックオフの終了点を示す、すなわち、最終的なバックオフウィンドウのサイズを示すRanging Backoff Endと、contention data and requestsのためのバックオフの開始点を示す、すなわち、最初のバックオフウィンドウのサイズを示すRequest Backoff Startと、contention data and requestsのためのバックオフの終了点を示す、すなわち、最終的なバックオフウィンドウサイズを示すRequest Backoff Endと、を含む。ここで、上記のバックオフ値は、後述するレンジングが失敗した場合、次回のレンジングのために待つべき一種の待ち時間値を示し、基地局は、SSがレンジングに失敗する場合、次回のレンジングのために待つべき時間情報である上記のバックオフ値を上記のSSに送信しなければならないものである。例えば、上記のRanging Backoff StartとRanging Backoff Endによる値が「10」と決められると、上記のSSは、truncated binary exponential backoffアルゴリズムにより210回(1024回)のレンジングが行える機会を見逃してから、次回のレンジングを行わなければならないものである。
図2においては、IEEE802.16a通信システムのダウンリンクフレーム構造を説明した。次いで、図3に基づいて、IEEE802.16a通信システムのアップリンクフレーム構造について説明する。
図3は、通常のIEEE802.16a通信システムのアップリンクフレーム構造を概略的に示す図である。
図3を説明するに先立って、上記のIEEE802.16a通信システムに用いられるレンジング、すなわち、初期レンジングと、メンテナンスレンジング、すなわち、周期的なレンジングと、帯域幅要求レンジングについて説明する。
初めに、初期レンジングについて説明する。
上記の初期レンジングは、基地局がSSと同期をとるために行われるレンジングであって、上記の初期レンジングは、上記のSSと基地局との間に正確な時間オフセットを合わせ、送信電力を調整するために行われるレンジングである。すなわち、上記のSSは、パワーオン後にDL_MAPメッセージ及びUL_MAPメッセージ/UCDメッセージを受信して基地局と同期を取った後、上記の基地局と上記の時間オフセットと送信電力を調整するために、上記の初期レンジングを行うものである。ここで、上記のIEEE802.16a通信システムは、OFDM/OFDMA方式を用いるが故に、上記のレンジング手続きにはレンジングサブチャンネルとレンジングコードが必要になり、基地局は、レンジングの目的、すなわち、種類によってそれぞれ使用可能なレンジングコードを割り当てる。これを詳述すると、下記の通りである。
上記のレンジングコードは、先ず、所定の長さ、例えば、ビット長を有する擬似ランダム雑音(Pseudo-random Noise;以下、「PN」と称する。)シーケンスを所定の単位でセグメンテーションして生成される。通常、53ビット長を有するレンジングサブチャンネルの2本が1本のレンジングチャンネルを構成し、106ビット長のレンジングチャンネルを介してPNコードをセグメンテーションしてレンジングコードを構成する。このようにして構成されたレンジングコードは、例えば、最大48個(RC(Ranging Code)#1〜RC#48)までSSに割り当てられることができ、デフォルトの値として1つのSS当たり少なくとも2つのレンジングコードが上記の3通りの目的のレンジング、すなわち、初期レンジングと、周期的なレンジング及び帯域幅要求レンジングに適用される。このように、上記の3通りの目的のレンジングのそれぞれに異なるレンジングコードが割り当てられるが、例えば、N個のレンジングコードが初期レンジングのために割り当てられ(NRC(Ranging Code)s for initial ranging)、M個のレンジングコードが周期的なレンジングのために割り当てられ(MRCs for periodic ranging)、L個のレンジングコードが帯域幅要求レンジングのために割り当てられる(LRC s for BW−request ranging)。このようにして割り当てられたレンジングコードは、上述したように、UCDメッセージを介してSSに送信され、上記のSSは、上記のUCDメッセージに含まれているレンジングコードを使い分けてレンジング手続きを行う。
第二に、周期的なレンジングについて説明する。
上記の周期的なレンジングは、上記の初期レンジングを介して時間オフセット及び送信電力を調整したSSが上記の基地局とチャンネル状態などを調整するために周期的なに行うレンジングを示す。上記のSSは、上記の周期的なレンジングのために割り当てられたレンジングコードを用いて上記の周期的なレンジングを行う。
第三に、帯域幅要求レンジングについて説明する。
上記の帯域幅要求レンジングは、上記の初期レンジングを介して時間オフセット及び送信電力を調整したSSが、上記の基地局と実際に通信を行うために帯域幅割り当てを要求するレンジングである。
図3を参照すると、上記のアップリンクフレームは、初期レンジング及びメンテナンスレンジング、すなわち、周期的なレンジングを用いたInitial Maintenance Opportunities 領域300と、帯域幅要求レンジングを用いたRequest Contention Opportunities領域310と、SSのアップリンクデータを含むSS scheduled data領域320と、により構成される。上記のInitial Maintenance Opportunities領域300は、実際に初期レンジング及び周期的なレンジングを含む多数の接続バースト区間と、上記の多数の接続バースト区間との衝突が起こる場合、衝突区間が存在する。上記のRequest Contention Opportunities領域310は、実際に帯域幅要求レンジングを含む多数の帯域幅要求区間と上記の多数の帯域幅要求区間との衝突が起こる場合、衝突区間が存在する。そして、上記のSS scheduled data領域320は、多数のSScheduled data領域(SS1 Scheduled data領域〜SSN Scheduled data領域)と、により構成され、上記の多数のSScheduled data領域(SS1 scheduled data領域〜SSN scheduled data領域)のそれぞれの間には、SS遷移ギャップが存在する。
一方、アップリンク区間使用コード(UIUC:Uplink Interval Usage Code;以下、「UIUC」と称する。)領域は、上記のオフセット領域に記録されるオフセットの用途を指定する情報が記録される領域であって、上記のUIUC領域は、下記表4に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表4に示すように、例えば、上記のUIUC領域に2が記録されると、初期レンジングに用いられる開始オフセットが上記のオフセット領域に記録されることを示す。また、上記のUIUC領域に3が記録されると、帯域要求レンジングあるいはメンテナンスレンジングに用いられる開始オフセットが上記のオフセット領域に記録されることを示す。上記のオフセット領域は、上述したように、上記のUIUC領域に記録された情報に対応して初期レンジング、帯域幅要求レンジングまたはメンテナンスレンジングに用いられる開始オフセット値を記録する領域である。さらに、上記のUIUC領域から転送される物理チャンネルの特性については、UCDに情報が記録される。
図3においては、IEEE802.16a通信システムのアップリンクフレーム構造を説明した。次いで、図4に基づいて、IEEE802.16a通信システムにおける基地局とSSとのレンジング過程について説明する。
図4は、通常のIEEE802.16a通信システムの基地局とSSとのレンジング過程を概略的に示す信号フローチャートである。
図4を参照すると、先ず、SS400は、パワーオンになるに伴い、上記のSS400に予め設定されている全ての周波数帯域をモニタリングして最大のCINRを有するパイロット信号を検出する。そして、上記のSS400は、最大のCINRを有するパイロットチャンネル信号を送信した基地局420を上記のSS400自身が現在属している基地局であると判断し、上記の基地局420から送信するダウンリンクフレームのプレアンブルを受信して上記の基地局420とのシステム同期をとる。
上述したように、上記のSS400と基地局420との間にシステム同期が取られると、上記の基地局420は、上記のSS400にDL_MAPメッセージとUL_MAPメッセージを送信する(ステップS411、ステップS413)。ここで、上記のDL_MAPメッセージは、上記表1において上述したように、ダウンリンクにおいて上記のSS400が上記の基地局420に対して同期を取るために必要な情報と、これを介して上記のダウンリンクにおいてSS400に転送されるメッセージを受信可能な物理チャンネルの構造などの情報を上記のSS400に報知する機能をする。また、上記のUL_MAPメッセージは、上記表2において上述したように、アップリンクにおいてSS400のスケジューリング周期及び物理チャンネルの構造などの情報をSS400に報知する機能をする。一方、上記のDL_MAPメッセージは、基地局420から全てのSSに周期的に放送されるが、任意のSS、すなわち、SS400が上記のDL_MAPメッセージを持続的に受信可能な場合を基地局420と同期がとられていると表現する。すなわち、上記のDL_MAPメッセージを受信したSS400は、ダウンリンクに転送される全てのメッセージを受信することができる。また、上記表3において述べたように、基地局420は、SS400がアクセスに失敗する場合、使用可能なバックオフ値を報知する情報を含んでいる上記のUCDメッセージを上記のSS400に送信する。
一方、上記の基地局420との同期がとられたSS400は、上記の基地局420にレンジング要求(RNG_REQ:Ranging Request;以下、「RNG_REQ」と称する。)メッセージを送信し(ステップS415)、上記のRNG_REQメッセージを受信した上記の基地局420は、上記のSS400に上記のレンジングのための周波数、時間及び送信電力を補正するための情報を含んだレンジング応答(RNG_RSP:Ranging Response;以下、「RNG_RSP」と称する。)メッセージを送信する(ステップS417)。
上記のRNG_REQメッセージの構造は、下記表5に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表5において、Downlink Channel IDとは、上記のSSが上記のUCDを介して受信したRNG_REQメッセージに含まれているダウンリンクチャンネル識別子を意味し、上記のPending Until Completeは、転送されるレンジング応答のプライオリティを示す。すなわち、上記のPending Until Completeが「0」であれば、以前のレンジング応答が優先されるものであり、上記のPending Until Completeが「0」ではなければ、現在転送されている応答が優先される。
なお、上記のRNG_RSPメッセージの構造は、下記表6に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表6において、Uplink Channel IDは、RNG_REQメッセージに含まれていたアップリンクチャンネルのIDを示す。一方、図4においては、IEEE802.16a通信システムが現在SSが固定された状態のみを考慮するために、すなわち、SSの移動性を全く考慮していないために、上記のSS400と通信を行う基地局420は、無条件にサービング基地局となる。
一方、上述したように、IEEE802.16a通信システムは、現在SSが固定された状態、すなわち、SSの移動性を全く考慮していない状態及び単一セルの構造のみを考慮している。ところが、上述したように、IEEE802.16e通信システムは、上記のIEEE802.16a通信システムにSSの移動性を考慮するシステムであると規定されており、このため、上記のIEEE802.16eシステムは、多重セル環境下におけるSSの移動性を考慮しなければならない。このように多重セル環境下におけるSS移動性を提供するためには、上記のSS及び基地局の動作の変更が必ず必要となり、特に、上記のSSの移動性の支援のために、多重セル構造を考慮した上記のSSのハンドオーバーに関する研究が盛んになされている。
以下、図5に基づいて、上記のIEEE802.16e通信システム構造について説明する。
図5は、通常のIEEE802.16e通信システムの構造を概略的に示す図である。
図5を参照すると、上記のIEEE802.16e通信システムは、多重セル構造を有し、すなわち、セル500とセル550を有し、上記のセル500を司る基地局510と、上記のセル550を司る基地局540と、多数の移動加入者端末(MSS:Mobile Subscriber Station;以下、「MSS」と称する。)511、513、530、551、553と、により構成される。ここで、上記のMSSとは、移動性を提供されるSSを示す。そして、上記の基地局510、540と上記のMSS511、513、530、551、553との信号の送受信は、上記のOFDM/OFDMA方式を用いて行われる。ところが、上記のMSS511、513、530、551、553のうちMSS530は、上記のセル500と上記のセル550の境目、すなわち、ハンドオーバー領域に存在し、このため、上記のMSS530に対するハンドオーバーを支援しなければ、上記のMSS530に対する移動性を支援することが不可能になる。
上記のIEEE802.16e通信システムにおいて、任意のMSSは、多数個の基地局から送信するパイロットチャンネル信号を受信する。上記のMSSは、受信されたパイロットチャンネル信号のCINRを測定する。上記のMSSは、測定された多数個のパイロットチャンネル信号のCINRのうち最大のサイズのCINRを有するパイロットチャンネル信号を送信した基地局をMSS自身が現在属している基地局として選択する。すなわち、MSSは、パイロットチャンネル信号を送信する多数個の基地局のうち上記のMSSが最も良好に受信可能なパイロットチャンネル信号を送信する基地局をMSS自身が属しているサービング基地局に認識するのである。上記のサービング基地局を選択したMSSは、上記のサービング基地局から送信するダウンリンクフレーム及びアップリンクフレームを受信する。ここで、上記のIEEE802.16e通信システムのダウンリンクフレーム及びアップリンクフレームは、図2及び図3において述べたIEEE802.16a通信システムのダウンリンクフレーム及びアップリンクフレームと同様な構造を有する。
上記のサービング基地局は、上記のMSSに移動隣接基地局広告(MOB_NBR_ADV:Mobile Neighbor Advertise ment;以下、「MOB_NBR_ADV」と称する。)メッセージを送信する。ここで、上記のMOB_NBR_ADVメッセージの構造は、下記表7に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表7に示すように、MOB_NBR_ADVメッセージは、多数のIE、すなわち、送信されるメッセージの種別を示すManagement Message Typeと、構成が変更される数を示すConfiguration Change Countと、隣接基地局の数を示すN_NEIGHBORSと、上記の隣接基地局の識別子(ID:Identifier)を示すNeighbor BS−IDと、上記の隣接基地局の物理チャンネル周波数を示すPhysical Frequencyと、上記の情報の他に上記の隣接基地局と関連するその他の情報を示すその他の隣接情報(TLV(Type Length Variable)Encoded Neighbor Information)と、を含む。
上記のMOB_NBR_ADVメッセージを受信したMSSは、MSS自身が隣接基地局から送信されるパイロットチャンネル信号のCINRをスキャニングすることを希望するときに、上記のサービング基地局に移動スキャン要求(MOB_SCN_REQ:Mobile Scanning Interval Allocation Request;以下、「MOB_SCN_REQ」と称する。)メッセージを送信する。上記のMSSが上記の隣接基地局から送信されるパイロット信号のCINRに対するスキャン要求を行う時点は、上記のパイロットチャンネル信号のCINRスキャニング動作と直接的な関連性がないため、ここでは、その詳細な説明を省く。ここで、上記のMOB_SCN_REQメッセージの構造は、下記表8に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表8に示すように、MOB_SCN_REQメッセージは、多数のIE、すなわち、送信されるメッセージの種別を示すManagement Message Typeと、上記の隣接基地局から送信されるパイロット信号のCINRをスキャニングすることを希望するスキャン区間を示すScan Durationと、を含む。上記のScan Durationは、フレーム単位で構成される。上記表7において、上記のMOB_SCN_REQメッセージが転送されるManagement Message Typeは、現在のところ、未決定の状態である(Management Message Type=undefined)。
上記のMOB_SCN_REQメッセージを受信したサービング基地局は、上記のMSSがスキャンすべき情報を含む移動スキャン応答(MOB_SCN_RSP:Mobile Scanning Interval Allocation Response;以下、「MOB_SCN_RSP」と称する。)メッセージを上記のMSSに送信する。ここで、上記のMOB_SCN_RSPメッセージの構造は、下記表9に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表9に示すように、MOB_SCN_RSPメッセージは、多数のIE、すなわち、送信されるメッセージの種別を示すManagement Message Typeと、上記のMOB_SCN_REQメッセージを転送したMSSの接続識別子(CID:connection ID;以下、「CID」と称する。)と、スキャン区間とを含む。上記表8において、上記のMOB_SCN_RSPメッセージが転送されるManagement Message Typeは、現在のところ、未決定の状態であり(Management Message Type=undefined)、上記のスキャン区間は、上記のMSSが上記のパイロットチャンネル信号のCINRスキャニングを行う区間を示す。上記のスキャニング情報を含むMOB_SCN_RSPメッセージを受信したMSSは、上記のスキャニング情報パラメータに応じて、上記のMOB_NBR_ADVメッセージを介して認識した隣接基地局に対するパイロットチャンネル信号のCINRをスキャニングする。
このように、IEEE802.16eシステムにおいてハンドオーバーを支援するために、MSSは、隣接基地局及び上記のMSSが現在属している基地局、すなわち、サービング基地局から送信するパイロットチャンネル信号のCINRを測定しなければならず、上記のサービング基地局から送信するパイロットチャンネル信号のCINRが上記の隣接基地局から送信するパイロットチャンネル信号のCINRよりも小さくなる場合、上記のMSSは、上記のサービング基地局にハンドオーバーを要求する。ここで、上記の「パイロットチャンネル信号のCINRを測定する」という表現を、説明の都合上、「パイロットチャンネル信号のCINRをスキャンあるいはスキャニングする」とする。ここで、上記のスキャン及びスキャニングは、同じ概念を示すものであり、説明の都合上、この明細書中には混用されている。
図5においては、IEEE802.16e通信システムの構造について説明した。次いで、図6に基づいて、IEEE802.16e通信システムにおけるMSSの要求によるハンドオーバー過程ついて説明する。
図6は、通常のIEEE802.16e通信システムにおける、MSSの要求によるハンドオーバーステップを示す信号フローチャートである。
図6を参照すると、先ず、サービング基地局610は、MSS600にMOB_NBR_ADVメッセージを送信する(ステップS611)。上記のMSS600は、上記のMOB_NBR_ADVメッセージを受信するに伴い、隣接基地局に関する情報を取得することができ、上記のMSS600自身が隣接基地局から送信されるパイロットチャンネル信号のCINRをスキャニングすることを希望するとき、上記のサービング基地局610にMOB_SCN_REQメッセージを送信する(ステップS613)。上記のMSS600がスキャン要求を行う時点は、上記のパイロットチャンネル信号のCINRスキャニング動作と直接的な関連性がないため、ここでは、その詳細な説明を省く。上記のMOB_SCN_REQメッセージを受信したサービング基地局610は、上記のMSS600がスキャニングすべき情報を含むMOB_SCN_RSPメッセージを上記のMSS600に送信する(ステップS615)。上記のスキャニング情報を含むMOB_SCN_RSPメッセージを受信した上記のMSS600は、上記のMOB_NBR_ADVメッセージ受信を介して取得した隣接基地局について上記のMOB_SCN_RSPメッセージに含まれているパラメータ、すなわち、スキャン区間に応じて、パイロットチャンネル信号のCINRスキャニングを行う(ステップS617)。一方、図6においては、上記のMSS600が上記のサービング基地局610から送信するパイロットチャンネル信号のCINRを測定するステップを別途に示していないが、上記のMSS600は、上記のサービング基地局610から送信するパイロットチャンネル信号のCINRは持続的に測定し続けていることは言うまでもない。
上記の隣接基地局から受信されるパイロットチャンネル信号のCINRをスキャニング完了後に上記のMSS600が現在上記のMSS600自身が属しているサービング基地局を変更すべきである旨を決定すると(ステップS619)、すなわち、上記のMSS600が現在のサービング基地局を上記のサービング基地局610とは異なる新たな基地局に変更すべきである旨を決定すると、上記のMSS600は、上記のサービング基地局610に移動MSSハンドオーバー要求(MOB_MSSHO_REQ:Mobile MSS HandOver Request;以下、「MOB_MSSHO_REQ」と称する。)メッセージを送信する(ステップS621)。ここで、上記のMSS600が現在属しているサービング基地局610ではない新たな基地局、すなわち、上記のMSS600がハンドオーバーして新たなサービング基地局となる可能性がある基地局を「ターゲット基地局(target BS)」と称する。なお、上記のMOB_MSSHO_REQメッセージの構造は、下記表10に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表10に示すように、上記のMOB_MSSHO_REQメッセージは、多数のIE、すなわち、送信されるメッセージの種別を示すManagement Message Typeと上記のMSS600がスキャニングした結果を含む。上記表10において、N_RECOMMENDEDは、上記のMSS600が上記の隣接基地局のそれぞれに対してパイロットチャンネル信号のCINRをスキャニングした結果、予め設定した設定CINR以上のサイズを有するパイロットチャンネル信号を送信した隣接基地局の数を示し、結果的に、上記のMSS600がハンドオーバーすることを推奨する隣接基地局の数となる。上記のMOB_MSSHO_REQメッセージには、また、上記のN_RECOMMENDEDで示す隣接基地局のそれぞれに対する識別子と、上記の隣接基地局のそれぞれに対するパイロットチャンネル信号のCINR、上記の隣接基地局が上記のMSS600に提供することと予想されるサービスレベルが記述される。
上記のサービング基地局610が上記のMSS600が送信したMOB_MSSHO_REQメッセージを受信すると、上記の受信したMOB_MSSHO_REQメッセージのN_RECOMMENDED情報から上記のMSS600がハンドオーバー可能なターゲット基地局一覧を検出する(ステップS623)。ここで、説明の都合上、上記のハンドオーバー可能なターゲット基地局一覧を「ハンドオーバー可能なターゲット基地局一覧」と称し、図6においては、上記のハンドオーバー可能なターゲット基地局一覧に第1のターゲット基地局620と第2のターゲット基地局630が存在すると想定する。もちろん、上記のハンドオーバー可能なターゲット基地局一覧には、多数のターゲット基地局が含まれることもある。上記のサービング基地局610は、上記のハンドオーバー可能なターゲット基地局一覧に属しているターゲット基地局、すなわち、第1のターゲット基地局620と第2のターゲット基地局630にハンドオーバー通知(HO_notification;以下、「HO_notification 」と称する。)メッセージを送信する(ステップS625、ステップS627)。上記のHO_notificationメッセージの構造は、下記表11に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表11に示すように、上記のHO_notificationメッセージは、多数のIE、すなわち、ターゲット基地局としての第1のターゲット基地局620あるいは第2のターゲット基地局630にハンドオーバーしたい上記のMSS600の識別子(MSSID)と、上記のMSS600がハンドオーバーを開始すると予想される時刻と、上記のMSS600が新たなサービング基地局となるターゲット基地局に要求する帯域幅及び上記のMSS600が提供されたいサービスレベルなどの情報を含む。上記のMSS600が要求する帯域幅及びサービスレベルは、上記表10において述べたMOB_MSSHO_REQメッセージに記録した予想されるサービスレベル情報と同様である。
上記の第1のターゲット基地局620と第2のターゲット基地局630は、上記のサービング基地局610からHO_notificationメッセージを受信すると、上記のHO_notificationメッセージに対する応答メッセージであるハンドオーバー通知応答(HO_notification_response;以下、「HO_notification_response」と称する。)メッセージを上記のサービング基地局610に送信する(ステップS629、ステップS631)。上記のHO_notification_responseメッセージの構造は、下記表12に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表12に示すように、上記のHO_notification_responseメッセージは、多数のIE、すなわち、ターゲット基地局にハンドオーバーしたいMSS600の識別子(MSSID)と、ターゲット基地局が上記のMSS600のハンドオーバー要求に応じてハンドオーバーを行えるかどうかに対する応答(ACK/NACK)と、各ターゲット基地局に上記のMSS600がハンドオーバーしたときに上記のターゲット基地局のそれぞれが提供可能な帯域幅及びサービスレベル情報を含む。
一方、上記の第1のターゲット基地局620及び第2のターゲット基地局630からHO_notification_responseメッセージを受信したサービング基地局610は、上記の第1のターゲット基地局620及び第2のターゲット基地局630から受信したHO_notification_responseメッセージを解析して上記のMSS600がハンドオーバーしたときに上記のMSS600が要求する帯域幅とサービスレベルを最適に提供可能なターゲット基地局を上記のMSS600がハンドオーバーすべき最終的なターゲット基地局として選択する。例えば、上記の第1のターゲット基地局620が提供可能なサービスレベルは、上記のMSS600が要求したサービスレベルよりも低く、上記の第2のターゲット基地局630が提供可能なサービスレベルは、上記のMSS600が要求したサービスレベルと同じであるとしたとき、上記のサービング基地局610は、上記の第2のターゲット基地局630を上記のMSS600がハンドオーバーすべき最終的なターゲット基地局として選択する。このため、上記のサービング基地局610は、上記の第2のターゲット基地局630に上記のHO_notification_responseメッセージに対する応答メッセージとしてハンドオーバー通知確認(HO_notification_confirm;以下、「HO_notification_confirm」と称する。)メッセージを送信する(ステップS633)。上記のHO_notification_confirmメッセージの構造は、下記表13に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表13に示すように、上記のHO_notification_confirmメッセージは、多数のIE、すなわち、選択したターゲット基地局にハンドオーバーしたいMSS600の識別子(MSSID)と、上記の選択したターゲット基地局に上記のMSS600がハンドオーバーしたときに上記のターゲット基地局から提供可能な帯域幅及びサービスレベル情報と、を含む。
また、上記のサービング基地局610は、上記のMSS600に上記のMOB_MSSHO_REQメッセージに対する応答メッセージとして移動ハンドオーバー応答(MOB_HO_RSP:Mobile HandOver Response;以下、「MOB_HO_RSP」と称する。)メッセージを送信する(635ステップS)。ここで、上記のMOB_HO_RSPメッセージには上記のMSS600がハンドオーバーすべきターゲット基地局に関する情報が含まれており、上記のMOB_HO_RSPメッセージの構造は、下記表14に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表14に示すように、上記のMOB_HO_RSPメッセージは、多数のIE、すなわち、送信されるメッセージの種別を示すManagement Message Typeとハンドオーバー手続きを開始すると予想される時間と、サービング基地局が選択したターゲット基地局に対する結果を示す。さらに、上記のMOB_HO_RSPメッセージのN_RECOMMENDEDは、ハンドオーバー可能なターゲット基地局一覧上のターゲット基地局のうち上記のMSS600が要求した帯域幅及びサービスレベルを満足するターゲット基地局の数を示す。上記のMOB_HO_RSPメッセージには上記のN_RECOMMENDEDで示すターゲット基地局のそれぞれに対する識別子と、上記のターゲット基地局のそれぞれが上記のMSS600に提供すると予想されるサービスレベルが記述される。図6においては、ハンドオーバー可能なターゲット基地局一覧に存在するターゲット基地局のうち最終的に上記の第2のターゲット基地局630の1つのターゲット基地局情報のみが上記のMOB_HO_RSPメッセージに含まれるが、もし、ハンドオーバー可能なターゲット基地局一覧に存在するターゲット基地局のうち上記のMSS600が要求する帯域幅及びサービスレベルを提供可能なターゲット基地局が多数である場合、上記のMOB_HO_RSPメッセージには、上記の多数個のターゲット基地局に関する情報が含まれる。
上記のMOB_HO_RSPメッセージを受信したMSS600は、上記のMOB_HO_RSPメッセージに含まれているN_RECOMMENDED情報を解析して上記のMSS600自身がハンドオーバーすべきターゲット基地局を選択する。上記のハンドオーバーすべきターゲット基地局を選択したMSS600は、上記のサービング基地局610にMOB_HO_RSPメッセージに対する応答メッセージである移動ハンドオーバー指示(MOB_HO_IND:Mobile Handover Indication;以下、「MOB_HO_IND」と称する。)メッセージを送信する(637ステップS)。上記のMOB_HO_INDメッセージの構造は、下記表15に示す通りである。
Figure 0004558729
上記表15に示すように、上記のMOB_HO_INDメッセージは、多数のIE、すなわち、送信されるメッセージの種別を示すManagement Message Typeと上記のMSS600が選択した最終的なターゲット基地局の識別子と、上記の情報の他に関連するその他の情報を示すその他の情報(TLV Encoded Information)を含む。
上記のMOB_HO_INDメッセージを受信したサービング基地局610は、上記のMSS600が上記のMOB_HO_INDメッセージに含まれているターゲット基地局、すなわち、第2のターゲット基地局630にハンドオーバーすることを認識後、上記のMSS600と現在セットアップされているリンクを解放する(ステップS639)。このように、上記のサービング基地局610とのリンクが解放されると、上記のMSS600は上記の第2のターゲット基地局630とハンドオーバーを行う。
図6においては、IEEE802.16e通信システムにおいて、MSSの要求によるハンドオーバー過程を説明した。次いで、図7に基づいて、IEEE802.16e通信システムにおいて、基地局の要求によるハンドオーバー過程ついて説明する。
図7は、通常のIEEE802.16e通信システムにおいて、基地局の要求によるハンドオーバーステップを示す信号フローチャートである。
図7を説明するに先立って、先ず、基地局の要求によるハンドオーバーが生じる場合は、上記の基地局自身のロードが多すぎて隣接基地局に基地局自身のロードを分散するためのload sharingが必要となるか、あるいはMSSのアップリンクの状態変化に対応するための場合である。
図7を参照すると、先ず、サービング基地局710は、MSS700にMOB_NBR_ADVメッセージを送信する(ステップS711)。上記のMOB_NBR_ADVメッセージを受信するに伴い、隣接基地局に関する情報を取得することができ、MSS700自身が隣接基地局から送信されるパイロットチャンネル信号のCINRをスキャニングすることを希望するときに、上記のサービング基地局710にMOB_SCN_REQメッセージを送信する(ステップS713)。上記のMSS700がスキャン要求を行う時点は、上記のパイロットチャンネル信号のCINRスキャニング動作と直接的な関連性がないため、ここではその詳細な説明を省く。上記のMOB_SCN_REQメッセージを受信したサービング基地局710は、上記のMSS700がスキャニングする情報を含むMOB_SCN_RSPメッセージを上記のMSS700に送信する(ステップS715)。上記のスキャニング情報を含むMOB_SCN_RSPメッセージを受信した上記のMSS700は、上記のMOB_NBR_ADVメッセージ受信を介して取得した隣接基地局に対して上記のMOB_SCN_RSPメッセージに含まれているパラメータ、すなわち、スキャン区間に応じて、パイロットチャンネル信号のCINRスキャニングを行う(ステップS717)。一方、図7においては、上記のMSS700が上記のサービング基地局710から送信するパイロットチャンネル信号のCINRを測定する過程を別途に示していないが、上記のMSS700は、上記のサービング基地局710から送信するパイロットチャンネル信号のCINRは測定し続けているということはいうまでもない。
一方、上記のサービング基地局710は、上記のサービング基地局710自身が管理しているMSS700のハンドオーバーの必要性を検出すると(ステップS719)、上記のサービング基地局710は、隣接基地局に上記のHO_notificationメッセージを送信する(ステップS721、ステップS723)。ここで、上記のHO_notificationメッセージには、上記のMSS700の新たなサービング基地局となるターゲット基地局が提供すべき帯域幅及びサービスレベルに関する情報が含まれる。図7においては、上記のサービング基地局710の隣接基地局が第1のターゲット基地局720及び第2のターゲット基地局730の2つの基地局であると想定する。
上記の第1のターゲット基地局720及び第2のターゲット基地局730のそれぞれは、上記のHO_notificationメッセージを受信するに伴い、上記のHO_notificationメッセージに対する応答メッセージとしてHO_notification_responseメッセージを上記のサービング基地局710に送信する(ステップS725、ステップS727)。上記のHO_notification_responseメッセージには、上記表12において述べたように、ターゲット基地局、すなわち、上記の隣接基地局が上記のサービング基地局710が要請したハンドオーバーが行えるかどうかを示す応答(ACK/NACK)と、MSS700に提供可能な帯域幅及びサービスレベル情報が含まれている。
上記のサービング基地局710は、上記の第1のターゲット基地局720と第2のターゲット基地局730のそれぞれから上記のHO_notification_responseメッセージを受信すると、上記のMSS700が要求する帯域幅とサービスレベルを提供可能なターゲット基地局を選択する。例えば、上記の第1のターゲット基地局720が提供可能なサービスレベルは、上記のMSS700が要求したサービスレベルよりも低く、上記の第2のターゲット基地局730が提供可能なサービスレベルは、上記のMSS700が要求したサービスレベルと同じであるとしたとき、上記のサービング基地局710は、上記の第2のターゲット基地局730を上記のMSS700がハンドオーバーする最終的なターゲット基地局として選択するのである。上記の最終的なターゲット基地局に上記の第2のターゲット基地局730を選択したサービング基地局710は上記のHO_notification_responseメッセージに対する応答メッセージとしてHO_notification_confirmメッセージを送信する(ステップS729)。
上記の第2のターゲット基地局730にHO_notification_confirmメッセージを送信後、上記のサービング基地局710は、上記のMSS700にMOB_HO_RSPメッセージを送信する(ステップS731)。上記のMOB_HO_RSPメッセージには、上記のサービング基地局710が選択したN_RECOMMENDED情報、すなわち、選択したターゲット基地局(図7においては、第2のターゲット基地局730)と上記のターゲット基地局がMSS700に提供可能な帯域幅及びサービスレベルが含まれている。上記のMOB_HO_RSPメッセージを受信したMSS700は、上記のサービング基地局710によりハンドオーバーが要求されたことを感知し、上記のMOB_HO_RSPメッセージに含まれているN_RECOMMENDED情報に基づいてハンドオーバーを行う最終的なターゲット基地局を選択する。上記のMSS700は、ハンドオーバーする最終的なターゲット基地局を選択後、上記のMOB_HO_RSPメッセージに対する応答メッセージであるMOB_HO_INDメッセージを上記のサービング基地局710に送信する(ステップS733)。上記のMOB_HO_INDメッセージを受信すると、上記のサービング基地局740は、MSS700が上記のMOB_HO_INDメッセージに含まれているターゲット基地局にハンドオーバーすることを認識後、上記のMSS700と現在セットアップされているリンクを解放する(ステップS735)。このように、上記のサービング基地局710とのリンクが解放されると、上記のMSS700は、上記の第2のターゲット基地局730とハンドオーバーを行う。
上述したように、IEEE802.16e通信システムにおいては、現在サービング基地局との通信を保持できない程度にサービング基地局のパイロットチャンネル信号のCINRが低減した場合、MSSの要求あるいは基地局の要求に応じて、上記のサービング基地局とは異なる隣接基地局、すなわち、ターゲット基地局にMSSがハンドオーバーを行う。しかしながら、上記のIEEE802.16e通信システムにおいてハンドオーバーを行う最中に上記のMSSがドロップされる場合、上記のMSSは、パワーオンになる場合と同様に、全ての周波数帯域をモニタリングしてパイロットチャンネル信号のCINRが最大の値となるパイロットチャンネル信号を検出し、上記の最大のCINRを有するパイロットチャンネル信号を送信した基地局をMSS自身が現在属している基地局として判断する。さらに、上記のIEEE802.16e通信システムにおいては、現在サービング基地局と通信を行う最中にMSSがドロップされた場合もまた、上記のハンドオーバーを行う最中にMSSがドロップされる場合と同様に、全ての周波数帯域をモニタリングしてパイロットチャンネル信号のCINRが最大の値となるパイロットチャンネル信号を検出し、上記の最大のCINRを有するパイロットチャンネル信号を送信した基地局をMSS自身が現在属している基地局として判断する。
上記の両場合共に、上記のMSSは、実際に通信を行っていたにもかかわらず、パワーオン時と同様に、全ての周波数帯域をモニタすることによりサービング基地局を決めるのにかかる時間が延びており、結果的にサービス品質の低下を招いてしまう。このため、通信を行う最中にドロップされたMSSの通信が最小の遅延をもって再開可能に新たな手続きに対する必要性が生じている。
そこで、本発明の目的は、広帯域無線接続通信システムにおける、通信を行う最中にドロップされたMSSのサービング基地局を選択するシステム及び方法を提供するところにある。
本発明の他の目的は、広帯域無線接続通信システムにおける、ハンドオーバーを行う最中にドロップされたMSSのサービング基地局を選択するシステム及び方法を提供するところにある。
本発明のさらに他の目的は、広帯域無線接続通信システムにおける、ドロップされたMSSの通信を優先して再開するシステム及び方法を提供するところにある。
本発明のさらに他の目的は、広帯域無線接続通信システムにおける、ドロップされたMSSのネットワークの再進入にかかる時間を最小化させるレンジングコードを割り当てるシステム及び方法を提供するところにある。
上述した目的を達成するための本発明の方法は、広帯域無線接続通信システムにおけるレンジングコードを割り当てる方法であって、前記レンジングコードが初期レンジングに用いる初期レンジングコード、周期的なレンジングに用いる周期的なレンジング、帯域幅要求レンジングに用いる帯域幅要求レンジング、及びドロップレンジングに用いるドロップレンジングに分類されると、前記初期レンジングコードとしてA個のレンジングコードを、前記周期的なレンジングコードとしてB個のレンジングコードを、及び、前記帯域幅要求レンジングコードとしてC個のレンジングコードを割り当てるステップと、前記ドロップレンジングコードとしてD個のレンジングコードを割り当てるステップと、を含むことを特徴とする。
上述した目的を達成するための本発明のシステムは、広帯域無線接続通信システムにけるレンジングコードを割り当てるシステムであって、レンジングを分類する送信側と、上記の送信側からの情報を受信し、レンジングを行う受信側と、を備え、前記レンジングコードが初期レンジングに用いる初期レンジングコード、周期的なレンジングに用いる周期的なレンジング、帯域幅要求レンジングに用いる帯域幅要求レンジング、及びドロップレンジングに用いるドロップレンジングに分類されると、前記送信側は、前記初期レンジングコードとしてA個のレンジングコードを、前記周期的なレンジングコードとしてB個のレンジングコードを、前記帯域幅要求レンジングコードとしてC個のレンジングコードを、及び、前記ドロップレンジングコードとしてD個のレンジングコードを割り当てる、ことを特徴とする。
本発明は、OFDM/OFDMA方式を用いる広帯域無線接続通信システム、特に、IEEE802.16e通信システムにおいて、サービング基地局と通信を行う最中にMSSがドロップされる場合、通信再開のためにモニタリングすべき対象となる基地局を最小化させることにより、最短時間内に通信を再開可能にしてサービス品質を高めるというメリットを有する。
さらに、本発明は、IEEE802.16e通信システムにおいてMSSがドロップされていてから通信を再開する旨を、ドロップレンジングコードを用いて上記のMSSが通信を再開する新規なサービング基地局に報知して上記のドロップされていたMSSが優先して資源を割り当てられて上記のMSSが最短時間内に通信を再開可能にしてサービス品質を高めるというメリットを有する。
以下、本発明による好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。以下においては、本発明による動作を理解するのに必要な部分だけが説明され、そのほかの部分についての説明は、本発明の要旨を曖昧にしないために省略する。
本発明は、広帯域無線接続(BWA:Broadband Wireless Access)通信システムであるIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16e通信システムにおいて、通信を行う最中に移動加入者端末(MSS:Mobile Subscriber Station;以下、「MSS」と称する。)がドロップされる場合、サービング基地局(BS:Base Station)を選択する方案を提案する。一方、以下において、「MSSがドロップされる」という表現は、説明の都合上、「MSSにドロップが生じた」とも称する。このため、本発明は、通信を行う最中にMSSがドロップされる場合、MSSが最短時間内にサービング基地局を選択することにより、最短時間内に通信を再開可能にする。さらに、本発明は、IEEE802.16e通信システムにおいてドロップされたMSSが最短時間内にネットワーク再進入にかかる時間を最小化させるレンジングコード、すなわち、ドロップレンジングコードを割り当てる方案を提案する。
ここで、上記のIEEE802.16e通信システムは、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing;以下、「OFDM」と称する。)方式及び直交周波数分割多重接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access;以下、「OFDMA」と称する。)方式を用いる広帯域無線接続通信システムである。上記のIEEE802.16e通信システムは、OFDM/OFDMA方式を用いるが故に、多数のサブキャリアを用いて物理チャンネル信号を送信することにより、高速なデータ送信が可能になり、多重セル構造を支援してMSSの移動性を支援する通信システムである。
一方、上記のドロップが生じるとは、上記のMSSがサービング基地局と通信を行う最中に通信が切れるという、すなわち、上記のMSSとサービング基地局との間にセットアップされているリンク、すなわち、呼が解放されるということを示す。本発明においては、MSSが移動隣接基地局広告(MOB_NBR_ADV:Mobile Neighbor Advertisement;以下、「MOB_NBR_ADV」と称する。)メッセージを受信してから、ドロップが生じる場合のみを想定する。上記のドロップが生じた場合、MSSとサービング基地局との間において周期的なレンジングが正常的に行われない。ここで、上記の周期的なレンジングとは、上記の従来の技術の欄において述べたように、初期レンジングにより基地局と時間オフセット及び送信電力を調整したMSSが上記の基地局とチャンネル状態などを調整するために周期的に行うレンジングを示す。
以下、図8に基づいて、周期的なレンジング手続きを用いてMSSがドロップの発生を検出する過程について説明する。
図8は、本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、周期的なレンジング手続きを用いてMSSがドロップの発生を検出する過程を示す手順図である。
図8を参照すると、先ず、ステップS801において、上記のMSSは、サービング基地局と初期同期を取得後、上記のサービング基地局にレンジング要求(RNG_REQ:Ranging Request;以下、「RNG_REQ」と称する。)メッセージを送信し、ステップS803へ進む。ここで、上記のRNG_REQメッセージの構造は、上記の従来の技術の欄の表5において述べた通りであるため、その詳細な説明を省く。上記のステップS803において、上記のMSSは、上記のRNG_REQメッセージに対する応答メッセージとしてのレンジング応答(RNG_RSP:Ranging Response;以下、「RNG_RSP」と称する。)メッセージの受信を待った後、ステップS805へ進む。ここで、上記のRNG_RSPメッセージの構造は、上記の従来の技術の欄の表5において述べた通りであるため、その詳細な説明を省く。上記のステップS805において、上記のMSSは、上記のサービング基地局から上記のRNG_RSPメッセージが受信されたかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記のサービング基地局からRNG_RSPメッセージが受信された場合、上記のMSSは、ステップS807へ進む。上記のステップS807において、上記のMSSは、上記のレンジング手続きが完了するに伴い、正常的な後続動作をおこなった後に終了する。
一方、上記のステップS805において、上記の検査の結果、上記のサービング基地局からRNG_RSPメッセージが受信されていない場合、上記のMSSは、ステップS809へ進む。上記のステップS809において、上記のMSSは、RNG_REQメッセージの送信回数がRNG_REQリトライ(RNG_REQ Retries;以下、「RNG_REQRETRIES」と称する。)回数を超えているかどうかを検査する。ここで、上記のRNG_REQRETRIES回数とは、上記のMSSがRNG_REQメッセージを送信可能な最大の回数、すなわち、上記のMSSがRNG_RSPメッセージを受信できない状態でRNG_REQメッセージを送信可能な最大の回数を示す。上記のステップS809における検査の結果、上記のRNG_REQメッセージの送信回数が上記のRNG_REQRETRIES回数を超えていない場合、上記のMSSは、上記のステップS801に戻る。もし、上記のステップS809における検査の結果、上記のRNG_REQメッセージの送信回数が上記のRNG_REQRETRIES回数を超えている場合、上記のMSSは、ステップS811へ進む。上記のステップS811において、上記のMSSは、MSS自身にドロップが生じたと検出して終了する。
図8においては、周期的なレンジング手続きを用いてMSSがドロップの発生を検出する過程について説明した。次いで、図9に基づいて周期的なレンジング手続きを用いてサービング基地局がドロップの発生を検出する過程について説明する。
図9は、本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、周期的なレンジング手続きを用いてサービング基地局がドロップの発生を検出する過程を示す手順図である。
先ず、ステップS901において、上記のサービング基地局は、MSSと初期同期をとった後、上記のMSSからRNG_REQメッセージを受信するためにまった後、ステップS903へ進む。上記のステップS903において、上記のサービング基地局は、上記のMSSからRNG_REQメッセージが受信されたかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記のMSSからRNG_REQメッセージが受信された場合、上記のサービング基地局は、ステップS905へ進む。上記のステップS905において、上記のサービング基地局は、上記のRNG_REQメッセージを受信するに伴い、上記のRNG_REQメッセージに対する応答メッセージであるRNG_RSPメッセージを上記のMSSに送信して終了する。
一方、上記のステップS903における検査の結果、上記のMSSからRNG_REQメッセージが受信されていない場合、上記のサービング基地局は、ステップS907へ進む。上記のステップS907において、上記のサービング基地局は、RNG_REQの送信回数がRNG_REQRETRIES回数を超えているかどうかを検査する。ここで、上記のサービング基地局は、上記のMSSからRNG_REQメッセージを予め設定された設定時間RNG_REQ_Timeout中に受信できなかった場合、RNG_REQ送信回数を1ずつインクリメントする。上記の検査の結果、上記のRNG_REQメッセージの送信回数が上記のRNG_REQRETRIES回数を超えていない場合、上記のサービング基地局は、上記のステップS901に戻る。もし、上記の検査の結果、上記のRNG_REQメッセージの送信回数が上記のRNG_REQRETRIES回数を超えた場合、上記のサービング基地局は、ステップS909へ進む。上記のステップS909において、上記のサービング基地局は、上記のMSSにドロップが生じたと検出して終了する。上記のサービング基地局は、上記のMSSにドロップの発生によって正常的なハンドオーバー過程完了する場合と同様に、上記のドロップされたMSSにセットアップされているリンク、すなわち、呼を解放する。
図8及び図9においては、上記のIEEE802.16e通信システムにおいて周期的なレンジング手続きを用いてMSSのドロップの発生を検出する過程について説明した。次いで、図10に基づいて、ダウンリンク状態を用いてMSSのドロップの発生を検出する過程について説明する。
図10は、本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、ダウンリンク状態を用いてMSSがドロップの発生を検出する過程を示す手順図である。
図10を参照すると、上記のMSSは、ステップS1001において連続して受信される低品質フレーム(以下、「badフレーム」と称する。)の数をカウントするための変数CONSECUTIVE_BAD_FRAMEの値を0に初期化後(CONSECUTIVE_BAD_FRAME=0)、ステップS1003へ進む。ここで、上記のbadフレームとは、フレーム上に生じたエラーを修復する高解像度通信を保持できない程度の低品質を有するフレームを示す。上記のステップS1003において、上記のMSSは、待ち状態に存在していて、ステップS1005へ進む。上記のステップS1005において、上記のMSSは、ダウンリンクフレームを受信し、ステップS1007へ進む。上記のステップS1007において、上記のMSSは、上記の受信したダウンリンクフレームに対してCRC(Cyclic Redundancy Check)検査を行った後、ステップS1009へ進む。上記のステップS1009において、上記のMSSは、上記のダウンリンクフレームにエラーが生じたかどうかを検査する。
上記のステップS1009における検査の結果、ダウンリンクフレームにエラーが生じていない場合、上記のMSSは、上記のステップS1001に戻る。もし、上記のステップS1009における検査の結果、上記のダウンリンクフレームにエラーが生じた場合、上記のMSSは、ステップS1011へ進む。上記のステップS1011において、上記のMSSは、上記の該当受信ダウンリンクフレームをbadフレームとして判断し、上記のCONSECUTIVE_BAD_FRAMEの値を1インクリメント後(CONSECUTIVE_BAD_FRAME=CONSECUTIVE_BAD_FRAME+1)、ステップS1013へ進む。上記のステップS1013において、上記のMSSは、上記のCONSECUTIVE_BAD_FRAMEの値が予め設定したbadフレーム制限数LIMIT_BAD_FRAMEを超えたかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記のCONSECUTIVE_BAD_FRAMEの値がbadフレーム制限数LIMIT_BAD_FRAMEを超えていない場合、上記のステップS1003に戻る。上記のステップS1013における検査の結果、上記のCONSECUTIVE_BAD_FRAMEの値がbadフレーム制限数LIMIT_BAD_FRAMEを超える場合、上記のMSSは、ステップS1015へ進む。上記のステップS1015において、上記のMSSは、上記のMSS自身にドロップが生じたと検出して終了する。
一方、図8〜図10において述べたように、MSSがドロップされると、上記のMSSは、サービング基地局とセットアップされていたリンクが解放されるため、上記のMSSは、通信を再開可能な新たなサービング基地局を検索する過程を行う必要がある。従来には、ドロップが生じたと検出したMSSは、初期パワーオン後の動作と同様に、上記のMSSに予め設定されている全ての周波数帯域をモニタリングしてキャリア対干渉雑音比(CINR:Carrier to Interference and Noise Ratio;以下、「CINR」と称する。)が最大の値を有する基準チャンネル、例えば、パイロットチャンネル信号を検出し、上記の最大のCINRを有するパイロットチャンネル信号を送信した基地局をターゲット基地局として上記のターゲット基地局から送信するダウンリンクフレームのプレアンブルを受信し、上記のターゲット基地局とのシステム同期をとって上記のターゲット基地局を新たなサービング基地局として設定する。ここで、上記のMSSが現在属しているサービング基地局ではない新たな基地局、すなわち、上記のMSSがハンドオーバーして新たなサービング基地局となる可能性がある基地局がターゲット基地局である。しかしながら、本発明においては、上記のMSSが上記のMOB_NBR_ADVメッセージを受信後の通信実行中にドロップが生じる場合を想定しているため、上記の従来の技術の欄で述べたように、上記のMSSがパワーオン後の動作でのようにMSSに予め設定されている全ての周波数帯域をモニタリングして最大のCINRを有するパイロットチャンネル信号を検出してサービング基地局を設定する一連の過程を行う必要がない。すなわち、本発明においては、MSSにドロップが生じたときに新たなサービング基地局となる可能性がある一部のターゲット基地局のみを考慮してサービング基地局を設定することにより、ドロップの発生による通信遅延の発生を極力抑える。
本発明においては、上記のMSSが上記のMOB_NBR_ADVメッセージを受信後、正常的な通信を行う最中にドロップが生じたか、あるいはハンドオーバーを行う最中にドロップが生じたかに応じて、それぞれ上記のMSSがサービング基地局を選択する方法が異なり、このため、上記のMSSがハンドオーバーを行わない状態、すなわち、非ハンドオーバー状態においてドロップが生じた場合と、ハンドオーバー状態においてドロップが生じた場合の2通りを考慮して上記のMSSがサービング基地局を選択する過程について説明する。
図11は、本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、非ハンドオーバー時にドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程を示す手順図である。
図11を参照すると、先ず、ステップS1101において、MSSは、ドロップが生じたと検出してステップS1103へ進む。上記のステップS1103において、上記のMSSは、上記のドロップが生じる前にサービング基地局から受信していたMOB_NBR_ADVメッセージに含まれている隣接基地局情報を検出し、上記の検出した隣接基地局情報上の隣接基地局に対する周波数帯域モニタリングのための変数iを0として設定し(i=0)、ステップS1105へ進む。ここで、上記のMOB_NBR_ADVメッセージの構造は、上記の従来の技術の欄の表7において述べた通りであり、上記の隣接基地局情報は、隣接基地局の数と上記の隣接基地局の識別子及び物理チャンネル周波数などの情報を含んでいる。さらに、上記の変数iは、周波数帯域モニタリングを行った隣接基地局の数を示す変数である。上記のステップS1105において、上記のMSSは、上記の隣接基地局情報のうち順次に隣接基地局を1ずつ選択して(i=i+1)該当周波数帯域をモニタリング後、ステップS1107へ進む。
上記のステップS1107において、上記のMSSは、上記の隣接基地局に対する順次的な周波数帯域モニタリングの結果、ターゲット基地局が検出されるかどうかを検査する。ここで、上記のターゲット基地局とは、上述したように、上記のMSSの新たなサービング基地局、すなわち、新規なサービング基地局として設定される可能性のある基地局を示し、例えば、パイロットチャンネル信号のCINRが予め設定した設定CINR以上を有する基地局を上記のターゲット基地局として設定することができる。上記の検査の結果、上記のターゲット基地局が検出されなかった場合、上記のMSSは、ステップS1111へ進む。上記のステップS1111において、上記のMSSは、上記の周波数帯域をモニタリングした隣接基地局の数を示す変数iが上記のMOB_NBR_ADVメッセージに含まれている隣接基地局の数N_NEIGHBORS未満であるかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記の周波数帯域をモニタリングした隣接基地局の数を示す変数iが上記のMOB_NBR_ADVメッセージに含まれている隣接基地局の数N_NEIGHBORS未満である場合、上記のMSSは、上記のステップS1105に戻る。
上記のステップS1111における検査の結果、上記の周波数帯域をモニタリングした隣接基地局の数を示す変数iが上記のMOB_NBR_ADVメッセージに含まれている隣接基地局の数N_NEIGHBORS以上である場合、上記のMSSは、ステップS1113へ進む。上記のステップS1113において、上記のMSSは、上記の隣接基地局に対してターゲット基地局を検出することに失敗したため、上記のMSSに予め設定されている全ての周波数帯域をモニタリング後、ステップS1115へ進む。上記のステップS1115において、上記のMSSは、ターゲット基地局が検出されるかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記のターゲット基地局が検出されなかった場合、上記のMSSは、上記のステップS1113に戻る。もし、上記の検査の結果、上記のターゲット基地局が検出される場合、ステップS1109へ進む。
一方、上記のステップS1107における検査の結果、ターゲット基地局が検出される場合、上記のMSSは、上記のステップS1109へ進む。上記のステップS1109において、上記のMSSは、上記の検出されたターゲット基地局のうち1つのターゲット基地局を選択して上記のMSS自身に対する新規なサービング基地局として選択後、終了する。ここで、多数個のターゲット基地局が検出された場合、上記のMSSは、上記の多数個のターゲット基地局のうち1つのターゲット基地局を選択して新規なサービング基地局として選択するが、このとき、選択基準は、CINRの大小などであってもよい。
図11においては、IEEE802.16e通信システムにおいて、非ハンドオーバー時にドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程について説明した。次いで、図12に基づいて、IEEE802.16e通信システムにおいてMSSの要求によるハンドオーバー時に、特に、MSSが移動MSSハンドオーバー要求(MOB_MSSHO_REQ:Mobile MSS HandOver Request;以下、「MOB_MSSHO_REQ」と称する。)メッセージを送信後、ドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程について説明する。
図12は、本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、MSSの要求によるハンドオーバーの実行中にMSSがMOB_MSSHO_REQメッセージを送信後、ドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程を示す手順図である。
図12を参照すると、先ず、ステップS1201において、MSSは、ドロップが生じたと検出してステップS1203へ進む。上記のステップS1203において、上記のMSSは、上記のドロップが生じる前にサービング基地局に送信していたMOB_MSSHO_REQメッセージに含まれている隣接基地局情報を検出してステップS1205へ進む。ここで、上記のMOB_MSSHO_REQメッセージに含まれている隣接基地局情報は、上記のMSSが上記のMOB_NBR_ADVメッセージのN_NEIGHBORS個に該当する隣接基地局のそれぞれに対してパイロットチャンネル信号のCINRをスキャニングした結果、上記のN_NEIGHBORS個に該当する隣接基地局のうち予め設定した設定CINR以上のサイズを有するパイロットチャンネル信号を送信したN_RECOMMENDED個の隣接基地局に関する情報である。すなわち、上記のMOB_MSSHO_REQメッセージに含まれている隣接基地局情報は、上記のMOB_NBR_ADVメッセージ上のN_NEIGHBORS個の隣接基地局のうちターゲット基地局となる可能性がある隣接基地局に関する情報である。ここで、上記の「パイロットチャンネル信号のCINRを測定する」という表現は、説明の都合上、「パイロットチャンネル信号のCINRをスキャンあるいはスキャニングする」と称する。ここで、上記のスキャン及びスキャニングは同じ概念を有し、この明細書中では、説明の都合上、これらが混用されていることに留意すべきである。
上記のステップS1205において、上記のMSSは、上記の検出した隣接基地局情報上の隣接基地局をスキャニングしたCINRの順に並べた後、周波数帯域モニタリングのための変数iを0として設定し(i=0)てステップS1207へ進む。ここで、上記の変数iは、周波数帯域モニタリングを行った隣接基地局の数を示す変数である。上記のステップS1207において、上記のMSSは、上記の隣接基地局情報のうちCINRの大小が大きな隣接基地局から順次に1ずつ隣接基地局を選択して(i=i+1)該当周波数帯域をモニタリング後、ステップS1209へ進む。
上記のステップS1209において、上記のMSSは、上記の隣接基地局に対する順次的な周波数帯域モニタリングの結果、ターゲット基地局が検出されるかどうかを検査する。ここで、上記のターゲット基地局とは、上記のMSSのサービング基地局として設定される可能性のある基地局を示し、例えば、パイロットチャンネル信号のCINRが予め設定した設定CINR以上を有する場合の基地局をターゲット基地局として設定することができる。上記の検査の結果、上記のターゲット基地局が検出されなかった場合、上記のMSSは、ステップS1213へ進む。上記のステップS1213において、上記のMSSは、上記の周波数帯域をモニタリングした隣接基地局の数を示す変数iが上記のMOB_MSSHO_REQメッセージに含まれている隣接基地局の数N_RECOMMENDED未満であるかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記の周波数帯域をモニタリングした隣接基地局の数を示す変数iが上記のMOB_MSSHO_REQメッセージに含まれている隣接基地局の数N_RECOMMENDED未満である場合、上記のMSSは、上記のステップS1207に戻る。
上記のステップS1213における検査の結果、上記の周波数帯域をモニタリングした隣接基地局の数を示す変数iが上記のMOB_MSSHO_REQメッセージに含まれている隣接基地局の数N_RECOMMENDED以上である場合、上記のMSSは、ステップS1215へ進む。上記のステップS1215において、上記のMSSは、上記の隣接基地局に対してターゲット基地局を検出することに失敗したため、上記のMSSに予め設定されている全ての周波数帯域をモニタリング後、ステップS1217へ進む。上記のステップS1217において、上記のMSSは、ターゲット基地局が検出されるかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記のターゲット基地局が検出されなかった場合、上記のMSSは、上記のステップS1215に戻る。もし、上記の検査の結果、上記のターゲット基地局が検出される場合、ステップS1211へ進む。
一方、上記のステップS1209における検査の結果、ターゲット基地局が検出される場合、上記のMSSは、上記のステップS1211へ進む。上記のステップS1211において、上記のMSSは、上記の検出されたターゲット基地局のうち1つのターゲット基地局を選択して上記のMSS自身に対する新規なサービング基地局として選択後、終了する。ここで、多数個のターゲット基地局が検出された場合、上記のMSSは、上記の多数個のターゲット基地局のうち1つのターゲット基地局を選択して新規なサービング基地局として選択するが、このとき、選択基準は、CINRの大小などであってもよい。
図12においては、IEEE802.16e通信システムにおいて、MSSの要求によるハンドオーバーの実行中にMSSがMOB_MSSHO_REQメッセージを送信後、ドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程について説明した。次いで、図13に基づいて、IEEE802.16e通信システムにおいて、サービング基地局の要求によるハンドオーバー時にMSSが移動ハンドオーバー応答(MOB_HO_RSP:Mobile HandOver Response;以下、「MOB_HO_RSP」と称する。)メッセージを受信する前にドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程について説明する。
図13は、本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、サービング基地局の要求によるハンドオーバーの実行中にMOB_HO_RSPメッセージを受信する前にドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程を示す手順図である。
図13を説明するに先立って、上記のサービング基地局の要求によるハンドオーバーの実行中にMOB_HO_RSPメッセージを受信する前にドロップが生じた場合は、結局、上記のMSSが非ハンドオーバー時に移動スキャン応答(MOB_SCN_RSP:Mobile Scanning Interval Allocation Response;以下、「MOB_SCN_RSP」と称する。)メッセージを受信後、隣接基地局のパイロットチャンネル信号をCINRスキャニング後にドロップが生じた場合と同様な場合である。このため、図13においては、サービング基地局の要求によるハンドオーバーの実行中にMOB_HO_RSPメッセージを受信する前にドロップが生じた場合であると想定しているが、上記のサービング基地局の要求によるハンドオーバーの実行中にMOB_HO−RSPメッセージを受信する前にドロップが生じた場合は、実際にMSSが非ハンドオーバー時にMOB_SCN_RSPメッセージ受信に伴い隣接基地局のパイロットチャンネル信号をCINRスキャニング後にドロップが生じた場合と同じであることに留意すべきである。
図13を参照すると、先ず、ステップS1301において、上記のMSSは、ドロップが生じたと検出してステップS1303へ進む。上記のステップS1303において、上記のMSSは、上記のドロップが生じる前にサービング基地局から受信していたMOB_NBR_ADVメッセージに含まれている隣接基地局情報を検出してステップS1305へ進む。上記のステップS1305において、上記のMSSは、上記の検出した隣接基地局情報上の隣接基地局をスキャニングしたCINRの順に並べた後、周波数帯域モニタリングのための変数iを0として設定し(i=0)ステップS1307へ進む。ここで、上記の変数iは、周波数帯域モニタリングを行った隣接基地局の数を示す変数である。上記のステップS1307において、上記のMSSは、上記の隣接基地局情報のうちCINRの大小が大きな隣接基地局から順番に1ずつ隣接基地局を選択して(i=i+1)該当周波数帯域をモニタリング後、ステップS1309へ進む。
上記のステップS1309において、上記のMSSは、上記の隣接基地局に対する順次的な周波数帯域モニタリングの結果、ターゲット基地局が検出されるかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記のターゲット基地局が検出されなかった場合、上記のMSSは、ステップS1313へ進む。上記のステップS1313において、上記のMSSは、上記の周波数帯域をモニタリングした隣接基地局の数を示す変数iが上記のMOB_NBR_ADVメッセージに含まれている隣接基地局の数N_NEIGHBORS未満であるかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記の周波数帯域をモニタリングした隣接基地局の数を示す変数iが上記のMOB_NBR_ADVメッセージに含まれている隣接基地局の数N_NEIGHBORS未満である場合、上記のMSSは、上記のステップS1307に戻る。
上記のステップS1313における検査の結果、上記の周波数帯域をモニタリングした隣接基地局の数を示す変数iが上記のMOB_NBR_ADVメッセージに含まれている隣接基地局の数N_NEIGHBORS以上である場合、上記のMSSは、ステップS1315へ進む。上記のステップS1315において、上記のMSSは、上記の隣接基地局に対してターゲット基地局を検出することに失敗したため、上記のMSSに予め設定されている全ての周波数帯域をモニタリング後、ステップS1317へ進む。上記のステップS1317において、上記のMSSは、ターゲット基地局が検出されるかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記のターゲット基地局が検出されなかった場合、上記のMSSは、上記のステップS1315に戻る。もし、上記の検査の結果、上記のターゲット基地局が検出される場合、ステップS1131へ進む。
一方、上記のステップS1309における検査の結果、ターゲット基地局が検出される場合、上記のMSSは、上記のステップS1311へ進む。上記のステップS1311において、上記のMSSは、上記の検出されたターゲット基地局のうち1つのターゲット基地局を選択して上記のMSS自身に対するサービング基地局として選択後、終了する。ここで、多数個のターゲット基地局が検出された場合、上記のMSSは、上記の多数個のターゲット基地局のうち1つのターゲット基地局を選択してサービング基地局として選択するが、このとき、選択基準は、CINRの大小などであってもよい。
図13においては、IEEE802.16e通信システムにおいて、サービング基地局の要求によるハンドオーバーの実行中にMOB_HO_RSPメッセージを受信する前にドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程について説明した。次いで、図14に基づいて、IEEE802.16e通信システムにおけるハンドオーバー時にMSSがMOB_HO_RSPメッセージを受信後、ドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程について説明する。
図14は、本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおけるハンドオーバー時にMSSがMOB_HO_RSPメッセージを受信後、ドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程を示す手順図である。
図14を説明するに先立って、上記のMOB_HO_RSPメッセージは、MSSの要求によるハンドオーバー時及びサービング基地局の要求によるハンドオーバー時ともに、サービング基地局からMSSに送信されるメッセージとして図14のサービング基地局の選択過程はMSSの要求によるハンドオーバーであるか、それともサービング基地局の要求によるハンドオーバーであるかを区別する必要がない。
図14を参照すると、先ずステップS1401において、上記のMSSは、ドロップが生じたと検出してステップS1403へ進む。上記のステップS1403において、上記のMSSは、上記のドロップが生じる前にサービング基地局から受信していたMOB_HO_RSPメッセージに含まれている隣接基地局情報を検出してステップS1405へ進む。ここで、上記のMOB_HO_RSPメッセージに含まれている隣接基地局情報は、上記の従来の技術の欄の表14において述べたように、上記のMSSがハンドオーバー可能なターゲット基地局のうち上記のMSSが要求した帯域幅及びサービスレベルを満足するN_RECOMMENDED個のターゲット基地局に関する情報を示す。
上記のステップS1405において、上記のMSSは、上記の検出した隣接基地局情報上の隣接基地局のサービスレベル順に並べた後、周波数帯域モニタリングのための変数iを0として設定し(i=0)、ステップS1407へ進む。ここで、上記の変数iは、周波数帯域モニタリングを行った隣接基地局の数を示す変数である。上記のステップS1407において、上記のMSSは、上記の隣接基地局情報のうちサービスレベルの高い隣接基地局から順次に1ずつ隣接基地局を選択して(i=i+1)該当周波数帯域をモニタリング後、ステップS1409へ進む。
上記のステップS1409において、上記のMSSは、上記の隣接基地局に対する順次的な周波数帯域モニタリングの結果、ターゲット基地局が検出されるかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記のターゲット基地局が検出されなかった場合、上記のMSSは、ステップS1413へ進む。上記のステップS1413において、上記のMSSは、上記の周波数帯域をモニタリングした隣接基地局の数を示す変数iが上記のMOB_HO_RSPメッセージに含まれている隣接基地局の数N_RECOMMENDED未満であるかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記の周波数帯域をモニタリングした隣接基地局の数を示す変数iが上記のMOB_HO_RSPメッセージに含まれている隣接基地局の数N_RECOMMENDED未満である場合、上記のMSSは、上記のステップS1407に戻る。
上記のステップS1413における検査の結果、上記の周波数帯域をモニタリングした隣接基地局の数を示す変数iが上記のMOB_HO_RSPメッセージに含まれている隣接基地局の数N_RECOMMENDED以上である場合、上記のMSSは、ステップS1415へ進む。上記のステップS1415において、上記のMSSは、上記の隣接基地局に対してターゲット基地局を検出することに失敗したため、上記のMSSに予め設定されている全ての周波数帯域をモニタリング後、ステップS1417へ進む。上記のステップS1417において、上記のMSSは、ターゲット基地局が検出されるかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記のターゲット基地局が検出されなかった場合、上記のMSSは、上記のステップS1415に戻る。もし、上記の検査の結果、上記のターゲット基地局が検出される場合、ステップS1411へ進む。
一方、上記のステップS1409における検査の結果、ターゲット基地局が検出される場合、上記のMSSは、上記のステップS1411へ進む。上記のステップS1411において、上記のMSSは、上記の検出されたターゲット基地局のうち1つのターゲット基地局を選択して上記のMSS自身に対するサービング基地局として選択後、終了する。ここで、多数個のターゲット基地局が検出された場合、上記のMSSは、上記の多数個のターゲット基地局のうち1つのターゲット基地局を選択してサービング基地局として選択するが、このとき、選択基準は、CINRの大小などであってもよい。
図14においては、IEEE802.16e通信システムにおいて、ハンドオーバー時にMSSがMOB_HO_RSPメッセージを受信後、ドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程について説明した。次いで、図15に基づいて、IEEE802.16e通信システムにおけるハンドオーバー時にMSSがMOB_HO_INDメッセージを送信後、ドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程について説明する。
図15は、本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、ハンドオーバー時にMSSがMOB_HO_INDメッセージを送信後、ドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程を示す手順図である。
図15を説明するに先立って、上記のMOB_HO_INDメッセージは、MSSの要求によるハンドオーバー時及びサービング基地局の要求によるハンドオーバー時ともにMSSからサービング基地局に送信されるメッセージとして図15のサービング基地局の選択過程は、MSSの要求によるハンドオーバーであるか、それともサービング基地局の要求によるハンドオーバーであるかを区別する必要がない。
図15を参照すると、先ず、ステップS1501において、上記のMSSは、ドロップが生じたと検出してステップS1503へ進む。上記のステップS1503において、上記のMSSは、上記のドロップが生じる前にサービング基地局から送信していたMOB_HO_INDメッセージに含まれているターゲット基地局情報を検出してステップS1505へ進む。ここで、上記のMOB_HO_INDメッセージには上記のMSSがハンドオーバーしたい最終的なターゲット基地局情報が含まれており、上記のMOB_HO_INDメッセージの構造は、表15に示す通りであるため、その詳細な説明を省く。
上記のステップS1505において、上記のMSSは、上記のMOB_HO_INDメッセージから検出したターゲット基地局の周波数帯域をモニタリングしてステップS1507へ進む。上記のステップS1507において、上記のMSSは、上記のMOB_HO_INDメッセージから検出したターゲット基地局がターゲット基地局として検出されるかどうかを検査する。上記の検査の結果、上記のMOB_HO_INDメッセージから検出したターゲット基地局がターゲット基地局として検出されなかった場合、上記のMSSは、図14のステップS1403へ進む。もし、上記の検査の結果、上記のMOB_HO_INDメッセージから検出したターゲット基地局がターゲット基地局として検出された場合、上記のMSSは、ステップS1509へ進む。上記のステップS1509において、上記のMSSは、上記の検出したターゲット基地局をサービング基地局として設定後に終了する。
図15においては、IEEE802.16e通信システムにおいて、ハンドオーバー時にMSSがMOB−HO−INDメッセージを送信後、ドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程について説明した。次いで、図16に基づいて、IEEE802.16e通信システムにおいてドロップされていたMSSが最短時間内に通信を再開するためにドロップレンジングコードを用いてレンジング手続きを行う過程について説明する。
図16は、本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいてドロップが生じたMSSがドロップレンジングコードを用いてレンジング手続きを行う過程を示す信号フローチャートである。
図16を説明するに先立って、上記のIEEE802.16e通信システムに用いられるレンジングは、IEEE802.16a通信システムに用いられるレンジングと同様に、初期レンジングと、メンテナンスレンジング、すなわち、周期的なレンジングと、帯域幅要求レンジングと、に分類される。上記の初期レンジングと、周期的なレンジング及び帯域幅要求レンジングは、上記の従来の技術の欄における説明と同様であるため、ここではその詳細な説明を省く。
一方、上記の従来の技術の欄において述べたように、上記の基地局は、上記のレンジングの目的、すなわち、種類に応じてそれぞれ使用可能なレンジングコードを割り当てなければならない。上記のIEEE802.16e通信システムにおいては、所定の長さ、例えば、ビット長を有する擬似ランダム雑音(PN:Pseudo-random Noise;以下、「PN」と称する。)シーケンスを所定の単位でセグメンテーションしてレンジングコードを生成し、例えば、最大のQ8個(RC(Ranging Code)#1〜RC#Q)のレンジングコードを生成する。
現在、上記のIEEE802.16e通信システムにおいては、上記のQ個のレンジングコードを上記の3通りの目的のレンジング、すなわち、初期レンジングと、周期的なレンジング及び帯域幅要求レンジングに相違して用いられるように割り当てており、例えば、N個のレンジングコードを初期レンジングのために割り当て(NRC(Ranging Code)s for initial ranging)、M個のレンジングコードを周期的なレンジングのために割り当て(MRCs for maintenance ranging)、L個のレンジングコードを帯域幅要求レンジングのために割り当てる(LRCs for BW−request ranging)。ここで、上記の全てのレンジングコードの数Qは、上記の初期レンジングのために割り当てられるレンジングコードの数Nと、上記の周期的なレンジングのために割り当てられるレンジングコードの数Mと、上記の帯域幅要求レンジングのために割り当てられるレンジングコードの数Lと、を合計した値と同値になる(Q=N+M+L)
しかしながら、本発明においては、上記のQ個のレンジングコードを4通りの目的のレンジング、すなわち、初期レンジングと、周期的なレンジングと、帯域幅要求レンジング及びドロップレンジングに相違して用いられるように割り当てる。例えば、A個のレンジングコードを初期レンジングのために割り当て(ARCs for initial ranging)、B個のレンジングコードを周期的なレンジングのために割り当て(BRCs for periodic ranging)、C個のレンジングコードを帯域幅要求レンジングのために割り当て(CRCs for BW−request ranging)、D個のレンジングコードをドロップレンジングのために割り当てる(DRCs for drop ranging)。ここで、上記の全てのレンジングコードの数Qは、上記の初期レンジングのために割り当てられるレンジングコードの数Aと、上記の周期的なレンジングのために割り当てられるレンジングコードの数Bと、上記の帯域幅要求レンジングのために割り当てられるレンジングコードの数Cと、上記のドロップレンジングのために割り当てられるレンジングコードの数Dと、を合計した値と同値となる(Q=A+B+C+D)。
一方、本発明において新たに提案するドロップレンジングとは、通信を行う最中にドロップが生じた場合、上記のドロップされた通信を優先して再開するために行われるレンジングであって、実質的な動作は上記の初期レンジングと類似している。上記のドロップが生じたMSSがドロップレンジングコードを用いてドロップレンジングを行う場合、該当基地局は、上記のMSSがドロップが生じていて、通信を再開するMSSであることを判断して、上記のMSSの通信を優先して再開する。
図16を参照すると、先ず、MSS1600とサービング基地局1610との初期同期がとられると(ステップS1611)上記のMSS1600は、上記のサービング基地局1610からDL(DownLink)_MAPメッセージと、UL(Uplink)_MAPメッセージと、ダウンリンクチャンネルディスクリプト(DCD:Downlink Channel Descript;以下、「DCD」と称する。)メッセージと、アップリンクチャンネルディスクリプト(UCD:Uplink Channel Descript;以下、「UCD」と称する。)メッセージを受信する(ステップS1613)。ここで、上記のサービング基地局1610は、上記のMSS1600がドロップされていて、新たに選択した新規なサービング基地局である。
上記のMSS1600は、上記のMSS1600自身がドロップされていて、通信を再開するMSSであることを知らせるために、ドロップレンジングコードを送信する(ステップS1615)。上記のサービング基地局1610は、上記のドロップレンジングコードを受信すると、上記のMSS1600がドロップされていて、通信を再開するMSSであることを認識し、次の転送時点においてDL_MAP、UL_MAP、DCD、UCDメッセージを送信する(ステップS1617)。上記のステップS1617において送信するUL_MAPメッセージには、上記のドロップされていたMSS1600がRNG−REQメッセージを転送すべきタイムスロット割り当て情報が含まれる。
ついで、上記のMSS1600は、上記のステップS1617のUL_MAPメッセージに含まれているタイムスロット割り当て情報に対応するタイムスロットにおいて、上記のサービング基地局1610に上記のドロップの発生による通信の再開のために、上記のMSS1600が上記のドロップされる前に通信を行っていた以前のサービング基地局情報と暗号化情報を含めたRNG−REQメッセージを送信する(ステップS1619)。上記のサービング基地局1610は、上記のRNG_REQメッセージに対する応答メッセージであるRNG_RSPメッセージを上記のMSS1600に送信する(ステップS1621)。
ここで、上記のサービング基地局1610は、上記のMSS1600がドロップされていて、通信を再開したMSSであるため、上記のMSS1600が非競争方式によりネットワーク進入過程を行えるように上記のMSS1600に優先して資源を割り当てる。ここで、上記のネットワーク進入動作は、上記のMSS1600とサービング基地局1610との登録及び認証のための動作である。一方、上記のRNG_RSPメッセージを受信したMSS1600は、上記のサービング基地局1610とネットワーク進入動作を行う(ステップS1623)。
図16においては、IEEE802.16e通信システムにおいて、ドロップが生じたMSSがドロップレンジングコードを用いてドロップレンジング手続きを行う過程について説明した。次いで、図17に基づいて、IEEE802.16e通信システムにおいてドロップされていたMSSが最短時間内に通信を再開するためにドロップレンジングタイムスロットを用いてドロップレンジング手続きを行う過程について説明する。
図17は、本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、ドロップが生じたMSSがドロップレンジングスロットを用いてレンジング手続きを行う過程を示す信号フローチャートである。
先ず、MSS1700とサービング基地局1710との間に初期同期が取られると(ステップS1711)、上記のMSS1700は、上記のサービング基地局1710からDL_MAPメッセージと、UL_MAPメッセージと、DCDメッセージと、UCDメッセージを受信する(ステップS1713)。ここで、上記のサービング基地局1710は、上記のMSS1700がドロップされていて、新たに選択した新規なサービング基地局である。ここで、上記のUL_MAPメッセージには上記のドロップレンジングオフセット、すなわち、ドロップレンジングタイムスロットに関する情報が含まれ、上記のドロップレンジングオフセット情報が含まれた、本発明において新たに提案するUL_MAPメッセージのドロップレンジング情報エレメント(Drop_RangingIE:Drop Ranging Information Element)は、下記表16に示す通りである。
Figure 0004558729
一方、上記のMSS1700は、上記のMSS1700がドロップされていて、通信を再開するMSSであることを知らせるために、上記のドロップレンジングタイムスロットにおいてRNG_REQメッセージを送信する(ステップS1715)。上記のサービング基地局1710は、上記のドロップレンジングタイムスロットにおいて、上記のMSS1700から上記のRNG_REQメッセージを受信すると、上記のMSS1700がドロップされていて、通信を再開するMSSとして認識後、上記のRNG_REQメッセージに対する応答メッセージであるRNG_RSPメッセージを上記のMSS1700に送信する(ステップS1717)。ここで、上記のサービング基地局1710は、上記のMSS1700がドロップされていて、通信を再開したMSSであるため、上記のMSS1700が非競争方式によりネットワーク進入過程を行えるように上記のMSS1600に優先して資源を割り当てる。一方、上記のRNG_RSPメッセージを受信したMSS1700は、上記のサービング基地局1710とネットワーク進入動作を行う(ステップS1719)。
一方、本発明の詳細な説明においては、具体的な実施の形態について説明したが、本発明の範囲から逸脱しない限り、各種の変形が可能であることはいうまでもない。よって、本発明の範囲は説明された実施の形態に限定されるものではなく、後述する特許請求の範囲だけではなく、それと均等なものにより定まるべきである。
通常のIEEE802.16a通信システム構造を概略的に示す図。 通常のIEEE802.16a通信システムのダウンリンクフレーム構造を概略的に示す図。 通常のIEEE802.16a通信システムのアップリンクフレーム構造を概略的に示す図。 通常のIEEE802.16a通信システムの基地局とSSとのレンジング過程を概略的に示す信号フローチャート。 通常のIEEE802.16e通信システムの構造を概略的に示す図。 通常のIEEE802.16e通信システムにおいて、MSSの要求によるハンドオーバー過程を示す信号フローチャート。 通常のIEEE802.16e通信システムにおいて、基地局の要求によるハンドオーバー過程を示す信号フローチャート。 本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、周期的なレンジング手続きを用いてMSSがドロップの発生を検出する過程を示す手順図。 本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、周期的なレンジング手続きを用いてサービング基地局がドロップの発生を検出する過程を示す手順図。 本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、ダウンリンク状態を用いてMSSがドロップの発生を検出する過程を示す手順図。 本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、非ハンドオーバー時にドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程を示す手順図。 本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、MSSの要求によるハンドオーバーの実行中にMSSがMOB_MSSHO_REQメッセージを送信後、ドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程を示す手順図。 本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、サービング基地局の要求によるハンドオーバーの実行中にMOB_HO_RSPメッセージを受信する前にドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程を示す手順図。 本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおけるハンドオーバー時にMSSがMOB_HO_RSPメッセージを受信後、ドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程を示す手順図。 本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおけるハンドオーバー時にMSSがMOB_HO_INDメッセージを受信後、ドロップが生じた場合のサービング基地局の選択過程を示す手順図。 本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、ドロップが生じたMSSがドロップレンジングコードを用いてレンジング手続きを行う過程を示す信号フローチャート。 本発明の実施の形態によるIEEE802.16e通信システムにおいて、ドロップが生じたMSSがドロップレンジングスロットを用いてレンジング手続きを行う過程を示す信号フローチャート。
符号の説明
1600、1700 MSS
1610、1710 サービング基地局

Claims (4)

  1. 広帯域無線接続通信システムにおけるレンジングコードを割り当てる方法であって、
    前記レンジングコードを、初期レンジングに用いる初期レンジングコード、周期的なレンジングに用いる周期的なレンジング、帯域幅要求レンジングに用いる帯域幅要求レンジング、及びドロップレンジングに用いるドロップレンジングに分類するステップと、
    前記初期レンジングコードとしてA個のレンジングコードを、前記周期的なレンジングコードとしてB個のレンジングコードを、及び、前記帯域幅要求レンジングコードとしてC個のレンジングコードを、及び、前記ドロップレンジングコードとしてD個のレンジングコードを割り当てるステップと
    を含み、
    前記ドロップレンジングコードは、ドロップされていて、通信を再開しようとする移動加入者端末であることを基地局に認識させるためのレンジングコードであり、前記移動加入者端末がドロップされたとき、前記移動加入者端末から前記基地局に送信されることで、前記移動加入者端末が非競争方式により優先して通信を再開させるためのレンジングコードである
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記A個のレンジングコード、前記B個のレンジングコード、前記C個のレンジングコード、及び前記D個のレンジングコードの合計は、予め設定された数に等しい、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 広帯域無線接続通信システムにおけるレンジングコードを割り当てるシステムであって、
    レンジングを分類する送信側と、
    前記送信側からの情報を受信し、レンジングを行う受信側と、
    を備え、
    前記レンジングコードを、初期レンジングに用いる初期レンジングコード、周期的なレンジングに用いる周期的なレンジング、帯域幅要求レンジングに用いる帯域幅要求レンジング、及びドロップレンジングに用いるドロップレンジングに分類、前記送信側は、前記初期レンジングコードとしてA個のレンジングコードを、前記周期的なレンジングコードとしてB個のレンジングコードを、前記帯域幅要求レンジングコードとしてC個のレンジングコードを、及び、前記ドロップレンジングコードとしてD個のレンジングコードを割り当て、
    前記ドロップレンジングコードは、ドロップされていて、通信を再開する前記受信側であることを前記送信側に認識させるためのレンジングコードであり、前記受信側がドロップされたとき、前記受信側から前記送信側に送信されることで、前記受信側が非競争方式により優先して通信を再開させるためのレンジングコードである
    ことを特徴とするシステム。
  4. 前記A個のレンジングコード、前記B個のレンジングコード、前記C個のレンジングコード、及び前記D個のレンジングコードの合計は、予め設定された数に等しい、ことを特徴とする請求項に記載のシステム。
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