JP4542441B2 - 自動車のリヤウインドガラスの取付構造 - Google Patents
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Description
図5は、車室内から車両後方を見た図である。跳ね上げ式後部ドア1には取付けられたリヤウインドガラス2の上部中央付近の車室内には、リヤシート3越しに、HMSL4が配置されている。
また、図6は、リヤウインドガラス2の上部中央の周辺構造を示す断面図である。後部ドア1には、リヤウインドガラス2で覆われる開口部5が設けられ、その周囲には、リヤウインドガラス2を後部ドア1に取り付けるためのパネルフランジ6が形成されている。パネルフランジ6の先端は、折り曲げられて折り曲げ先端部6aが形成され、その内側には接着剤7が塗布されている。この接着剤7によりリヤウインドガラス2がパネルフランジ6に固着されている。
また、リヤウインドガラス2には、接着剤7が車両外部後方から見えないようにするため、黒色のガラスセラミック8が塗布されている。一方、HMSL4は、その発光部4aがガラスセラミック8の下側に来るように配置されている。
ストップランプ装置の近傍におけるパネルフランジの取付幅が狭くなっているので、ストップランプ装置は、パネルフランジと干渉することなく、その発光部を遮蔽部に近接する位置に配置でき、ストップランプ装置全体をリヤウインド外縁に寄せられることから、車室内からの後方視界を広げるように配置することができる。
実施の形態1.
ここでは、この発明に係る自動車のリヤウインドガラスの取付構造を、跳ね上げ式の後部ドアを有する車両に適用した場合を例に説明する。
図1は、車両の後部ドア11を車両後方から見た図であり、後部ドア11には、リヤウインドガラス12で覆われる開口部15が設けられている。この開口部15の周囲には、破線で示すパネルフランジ16が後部ドア11のパネル本体から延びて形成され、リヤウインドガラス12が取り付けられている。リヤウインドガラス12の上部中央付近には、リヤウインドガラス12の内側、すなわち車室内に、ストップランプ装置であるHMSL14が配置され、リヤウインドガラス12越しにHMSL14が車両後方から見えている。また、リヤウインドガラス12の周縁には、遮蔽部として、黒色のガラスセラミック18がハッチングで示す範囲に塗布されている。なお、ガラスセラミック18が塗布された部分については、車室内側が見えないように構成されている。
図2は、HMSL14付近のパネルフランジ16の構造を、図1のII−II線に沿った断面を含む斜視図で示している。説明の便宜のため、リヤウインドガラス12が取り付けられていない図となっている。
後部ドア11のパネルフランジ16は、開口部15の周囲に四方から張り出した板形状であり、リヤウインドガラス12を固着する窓枠としての機能を果たしている。パネルフランジ16の先端は、リヤウインドガラス12が取付けられる側に、折り曲げられて折り曲げ先端部16aを形成している。パネルフランジ16の張り出しの縁となる、この折り曲げ先端部16aは、HMSL14近傍になると、滑らかな線を描きながら車両上側に変化している。すなわち、パネルフランジ16により形成される樋のごとき凹形状は、HMSL14近傍において、その幅が狭くなるように形成されている。
パネルフランジHMSL部16bおよびパネルフランジ一般部16cの表面には接着剤17(図3参照)が塗布され、リヤウインドガラス12(図3参照)が、パネルフランジ16と所定の取付幅をもって取り付けられる。ここで、所定の取付幅とは、リヤウインドガラス12とパネルフランジ16とが重なり合って取り付けられる、パネルフランジ16の幅のことをいう。
後部ドア11からパネルフランジHMSL部16bが張り出し、その車室外側には、折り曲げ先端部16aまで接着剤17が塗布されている。この接着剤17により、リヤウインドガラス12がパネルフランジHMSL部16bと固着されている。また、リヤウインドガラス12に塗布されている黒色のガラスセラミック18の塗布範囲は、パネルフランジHMSL部16bが車両外部後方から見えない位置まで及んでいる。パネルフランジHMSL部16bの下方には、HMSL14の発光部14aが配置されている。
また、このような構成にすれば、HMSL14の発光部14aの位置が上方に移動しても、その面積自体に変更は無い為、後続車からの視認性を損なうことがない。
一方、張出幅が狭くなったパネルフランジHMSL部16bでは、リヤウインドガラス12のパネルフランジ16への取付時に、接着剤17が潰れ、折り曲げ先端部16aからはみ出して、車室内側からの美観を損ねる懸念がある。しかしながら、仮に接着剤17が折り曲げ先端部16aから多少はみだしたとしても、パネルフランジHMSL部16b付近では、HMSL14のカバーにより隠されてしまい、はみ出した接着剤17が車室内側から見えることはない。一方、ガラスセラミック18の塗布範囲は、従来と変わらないため、接着剤は車外から見えることはない。
次に、この発明の実施の形態2に係るリヤウインドガラスの取付構造を説明する。尚、この実施の形態において、実施の形態1の図1〜3の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
実施の形態2に係るリヤウインドガラスの取付構造は、実施の形態1に対して、パネルフランジの形状を変更したものである。
図4に示されるように、後部ドア11から張り出すパネルフランジ26は、HMSL14付近において、上方に切り欠かれているものの、実施の形態1において設けられているものと同じ折り曲げ先端部26aは設けられていない。すなわち、HMSL14から離れたパネルフランジ一般部26cには折り曲げ先端部26aが形成されているが、HMSL14近傍の、リヤウインドガラス12を取り付ける幅が狭くなったパネルフランジHMSL部26bは、平坦面となっている。
一方、HMSL14付近におけるパネルフランジ26を、この実施の形態のように、折り曲げ先端部16aもなく単に上方に切り欠かれている形状にすれば、パネルフランジ26の製造も容易でかつ安価にすることができる。例えば、従来からあるような、HMSL14付近とその他の部分との間で取付幅が変わらず、かつ全体にわたって直線状の折り曲げ先端部26aを有するパネルフランジを流用して、HMSL14付近に相当する部分をカットするだけで、パネルフランジ26を製造することができる。
ストップランプ装置であれば、ハイマウントストップランプと呼ばれるストップランプ装置に限定されるものではない。
また、リヤウインドガラスの車室内側に配置されるストップランプ装置であれば、リヤウインドガラスの上方に配置されるものに限定されない。例えば、セダンタイプの車両の場合、リヤシートの後方のシェルフ上であって、リヤウインドガラスの下部にHMSLが配置されていることがある。この場合、下部のパネルフランジをHMSL近傍で下方に切り欠くことによって、HMSLをより下側に取り付けることができ、リヤウインドガラス越しの視界を損なうことが少なくなる。
なお、実施の形態1及び2で用いたリヤウインドガラスの用語は、無機ガラス製が一般的であるため用いた用語であり、リヤウインドガラスは、無機ガラス製に限定されるものではなく、ポリカーボネート等の樹脂でできた透明な部材であればよい。
また、遮蔽部は、車両外部からの目隠しになるものであれば、黒色やガラスセラミックには限定されない。
Claims (1)
- 車室内側にストップランプ装置が配置される、自動車のリヤウインドガラスの取付構造であって、
リヤウインドガラスと、
このリヤウインドガラスの周縁を覆う遮蔽部と、
この遮蔽部の車室内側に設けられ、前記リヤウインドガラスの周縁を、接着剤を介して固着するための所定の取付幅をもつパネルフランジと、
前記リヤウインドガラスの車室内側であって、前記リヤウインドガラスの周縁に近接して配置されるストップランプ装置と
を備え、
前記ストップランプ装置の近傍における前記パネルフランジの前記取付幅が、前記パネルフランジの他の部分の前記取付幅よりも狭くなるように、前記パネルフランジが設定されており、
前記パネルフランジは、その先端が、前記リヤウインド側に向かって湾曲し、樋状の凹部を形成するとともに、前記ストップランプ装置の近傍においては、前記樋状凹部の幅が狭くなるように形成されていることを特徴とする自動車のリヤウインドガラスの取付構造。
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