JP4524103B2 - 液体吐出装置 - Google Patents
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Description
この液体吐出装置は、吸入ポートおよび吐出ポートに連通する連通孔が開口された摺接面を有するバルブブロックと、このバルブブロックの摺接面に一端の摺接面を当接された状態でボディに回転自在に支持されるとともに、前記バルブブロックの連通孔の開口に連通可能にされた状態で軸方向に穿設された3本のプランジャ挿入孔を有するポンプブロックとを備え、ポンプブロックをバルブブロック側に付勢しながら回転駆動してプランジャ挿入孔を順次連通孔に連通させるとともに、各プランジャ挿入孔内のプランジャを軸方向にそれぞれ駆動して液体の吸引および吐出を順次繰り返すものである。これにより、極微量の液体を無脈動でかつ一定量毎、吐出することができるという優れた特性を有している。
このような面バルブ方式は、バルブ部分にデッドスペースが殆ど無く、極微量の液体であっても高精度に吐出できるという利点がある一方で、以下のような問題が生じるおそれがあった。
すなわち、ポンプブロックはバネ等によってバルブブロック側に押し付けられているが、面バルブ部分に高い圧力が加わり、バネの付勢力を上回ると、ポンプブロックの摺接面がバルブブロックの摺接面から離れてしまい、液が漏れてしまうという問題が発生する。
一方、前記高圧に対応できるようにするため、バルブブロックおよびポンプブロックの各材料の許容PV値、許容荷重近くまで押し付け力(付勢力)を大きくすると、各摺接面の摩耗が多くなり、かつ、面バルブ部分の摩擦力増加によりポンプブロックを回転駆動させるための必要トルクも大きくなり、効率が低下してモータも大きくしなければならず、液体吐出装置の構造を必要以上に頑丈にかつ重くしなければならないという問題がある。
また、プランジャ部材は、側面に形成された開口およびシリンダ孔の閉塞端面に対向する端面に開口された液体貯留空間を備えていればよく、例えば、円柱状のプランジャの端面から所定部分までその軸方向に平行な面で切り欠いたDカットプランジャなどが利用できる。すなわち、プランジャ部材の側面には、プランジャ部材の軸方向端面から軸方向中間部まで連続する凹溝が形成され、この凹溝によって前記液体貯留空間が形成されていてもよい。この場合、凹溝(液体貯留空間)のプランジャ部材側面側の開口によってプランジャ部材の側面開口が形成され、凹溝のプランジャ部材端面側の開口によってプランジャ部材の端面開口が形成されることになる。
プランジャ部材が回転し、側面開口が前記吸入ポートに連通しなくなると、液体計量空間内に液体が区画され、計量される。
さらに、プランジャ部材を回転し、側面開口を吐出ポートに連通させた状態でプランジャ部材をシリンダの一端側に近づく方向に移動すると、液体計量空間内の液体が吐出ポートを介して吐出される。
そして、以上の動作を繰り返すことで液体の吸引、計量、吐出が繰り返され、液体が順次吐出される。
また、本発明では、シリンダ孔内に挿入されたプランジャ部材を回転および進退駆動しているので、従来の面バルブ方式の場合のように、シリンダ孔が形成されたシリンダブロックを回転する場合に比べて駆動力を小さくでき、モータなどの駆動機構も小型化することができる。
このような構成によれば、各シリンダ孔に対応して複数の吐出孔を形成する必要がないため、シリンダブロックの構成を簡略化でき、かつコンパクトに構成できるため、液体吐出装置も容易に小型化できる。
このような構成によれば、プランジャ部材の側面に形成される側面開口は、プランジャ部材の側面においてプランジャの軸方向両端間の中間部分に形成される。このため、吐出ポート側などから高い液圧がプランジャ部材に加わり、プランジャ部材の側面開口側がシリンダ孔の内周面に押し付けられた場合でも、プランジャ部材の側面開口の軸方向両側に存在する側面部分がシリンダ孔に当接するため、前記液圧をバランスよく支持することができる。このため、プランジャ部材の側面端部を切り欠いて液が吸入される凹部を形成した、いわゆるDカット式のプランジャ部材を利用する場合に比べて、高い圧力が加わってもプランジャ部材が軸方向に対して傾斜することがなく、プランジャ部材の軸方向の進退駆動をスムーズに行うことができるので、耐圧性能の高い液体吐出装置を提供できる。
このような構成によれば、液漏れ防止用のシール材を配置する必要が無いため、組立作業やメンテナンス作業を簡単に行うことができる。
前記カム面とボールとの摩擦係数に比べて、ボールと前記凹部との摩擦係数が小さく設定され、前記モータによりカムを回転駆動すると、前記カムフォロワ本体は、カムの歯車に噛合することで回転され、かつ前記ボールに当接するカム面が回転移動することでカム面の形状に応じて軸方向に進退駆動され、前記プランジャ部材は、カムフォロワ本体と一体的に回転および進退駆動されることが好ましい。
これに対し、本発明では、プランジャ部材の凹部にボールを配置すればよく、プランジャ部材から外周側に突出する部分もないため、ボールの移動軌跡の直径を小さくでき、液体吐出装置の構造を簡易にできて容易に小型化することができる。
図1には、本発明の一実施形態の液体吐出装置(ディスペンサ、ポンプ)1の正面図が示されている。
液体吐出装置1は、駆動手段2と、ケース体3と、容器4とを備えている。駆動手段2は、サーボモータ、ステッピングモータなどの各種の駆動装置が利用できるが、本実施形態では、サーボモータ2Aおよび減速機2Bによって構成されている。
ケース体3は、主筒11と、主筒11と駆動手段2とを連結する連結筒12と、主筒11と容器4とを連結する連結筒13とを備えて構成されている。
なお、容器4の構造としては、本実施形態に記載されたものに限らず、例えば、容器本体4Cおよび下蓋材4Dが一体化されたものなど、他の構造のものでもよい。
一方、主筒11および各接続筒12,13内には、断面略円形の貫通孔11A〜13Aが形成されている。この貫通孔11A,12A内には、容器4側から順にカムフォロワガイドブロック60および端面カム20がそれぞれ配置されている。
シリンダブロック30には、その軸方向に貫通する3本のシリンダ孔31と、同じく軸方向に貫通する3本のボルト挿通孔32と、シリンダブロック30の中心軸に形成された吐出孔33Aとが形成されている。吐出孔33Aは、シリンダブロック30の下蓋材4D側の端面に開口し、かつシリンダブロック30の軸方向中間部までの長さで形成され、シリンダブロック30を軸方向に貫通しないようにされている。
吐出孔33Aと各シリンダ孔31とは各シリンダ孔31に対応して設けられた3つの連通孔33Bを介してそれぞれ連通されている。そして、この連通孔33Bおよび吐出孔33Aによって各シリンダ孔31の吐出ポート33が構成されている。すなわち、吐出ポート33は、3つのシリンダ孔31に対応して3つ設けられているが、その吐出孔33Aは各吐出ポート33で共通化されている。従って、吐出ポート33は、一端側つまり吐出孔33Aの開口端が各シリンダ孔31の内周面に開口され、他端側つまり吐出孔33Aの開口端がシリンダブロック30の外面(下蓋材4D側の面)に開口されている。
なお、吸入ポート35のシリンダブロック30の側面に形成された開口位置は、図3に示すように、容器4の内部空間に露出する高さ位置、特に液が溜められる空間の最下部に合わせた位置に設けられている。また、容器4の底面はシリンダブロック30が配置された中心部分に向かって液が流れるように傾斜されている。このため、容器4内の液量が少なくなっても、吸入ポート35に流れ込むように設計されている。
ここで、プランジャ部材40の開口42および各開口34A,35Aは、プランジャ部材40がシリンダ孔31に対して回転していても、所定の回転角度範囲では開口42と各開口34A,35Aとが連通した状態を維持できるような大きさ、形成位置になっている。このため、各開口34A,35Aは、円形の開口でもよいが、特に長軸方向がプランジャの回転方向とされた楕円形状に形成することが好ましい。
また、連通孔33Bは、吸入側開口35A側は大径とされ、途中、径縮小部を介して吐出孔33A側が小径となるように構成されている。
そして、下蓋材4D、シリンダブロック30のボルト挿通孔32、支持プレート37を介して挿通されたボルト38は、支持ロッド39の一端に螺合されている。この支持ロッド39の他端は、上蓋材4Aを介して挿通されたボルトによって上蓋材4Aに固定されている。
従って、シリンダブロック30は、上蓋材4Aに固定された3本の支持ロッド39を介して吊り下げ支持されている。
この液体貯留空間41は、プランジャ部材40の側面においてプランジャ部材40の端面から所定寸法離れた位置に形成された開口42にも連通されている。開口42の高さ寸法は、前記吸入ポート35の孔の高さ寸法よりも大きく形成されている。このため、シリンダ孔31内でプランジャ部材40を上下動させた際に、開口42と吸入ポート35との連通状態を維持できるように構成されている。
各連結ロッド44の上端には、図6にも示すように、オルダム継ぎ手46を構成するハブ47がピン46A等を用いて固定されている。
ハブ47およびブシュ45間には、付勢手段であるコイルバネ48が介在されており、ハブ47つまり連結ロッド44をカムフォロワガイドブロック60側に付勢している。具体的には、コイルバネ48は、ブシュ45およびバネ受け48A間に介在され、バネ受け48Aおよびハブ47間にはボールベアリング49が配置されている。ブシュ45は容器4に固定されているため、コイルバネ48の付勢力はバネ受け48A、ボールベアリング49を介してハブ47に加わり、ハブ47すなわち連結ロッド44をカムフォロワガイドブロック60側に付勢している。なお、ハブ47および連結ロッド44は軸方向に進退するだけでなく、中心軸を回転中心として回転もしているが、ボールベアリング49が介在されているので、コイルバネ48で付勢されていてもスムーズに回転させることができる。
貫通孔61は、容器4側が小径部61Aとされ、端面カム20側は大径部61Bとされている。小径部61Aは、カムフォロワガイドブロック60の中心軸からの断面半径が、中心軸から各貫通孔62までの距離よりも短くされ、貫通孔62と区画形成されている。一方、大径部61Bは、カムフォロワガイドブロック60の中心軸からの断面半径が、中心軸から各貫通孔62までの距離よりも長くされ、貫通孔62と連通されている。
なお、オルダム継ぎ手46では、ボール保持部材70に対してハブ73がピン74の軸方向に僅かに移動可能とされている。また、ハブ73に形成された凹溝73A,73Bに、ハブ47に形成された突起部47A,47Bが嵌合し、ハブ73に対してハブ47はピン74の軸方向に直交する方向にスライド移動可能とされている。従って、ハブ47、ハブ73、ピン74によりオルダム継ぎ手46が構成され、このオルダム継ぎ手46により連結ロッド44およびボール保持部材70の軸がずれていても回転を伝達できるように構成されている。
端面カム20は、中心軸部分に貫通孔が形成された略円筒状のカム本体23と、カム本体23の貫通孔に嵌合された歯車軸部材24とを備えて構成され、貫通孔11A内にボールベアリング21を介して配置されている。そのため、端面カム20は、その中心軸を回転中心として回転自在にかつ軸方向移動不能に支持されている。
スライダー22Bの凹溝には、端面カム20の端面に形成された突起部20Bがその延長方向にスライド移動可能に嵌合され、出力軸2Cと端面カム20の回転軸との軸心がずれていても回転を伝達できるように構成されている。
ここで、カム本体23は、一方の端面に前記スライダー22Bの凹溝に嵌合する突起部20Bが形成され、他方の端面にカム面20Aが形成されており、立体カムが形成されている。このカム面20Aは、図8に示すようなカム線図となるように形成されている。
また、歯車軸部材24のカム面20Aから突出された部分の外周面には歯27が形成され、歯車とされている。この歯27はボール保持部材70の歯72に噛合されている。
従って、モータ2Aが駆動されて出力軸2Cが回転されると、端面カム20が回転し、その回転は歯車軸部材24を介して3本の各ボール保持部材70に伝達され、さらにオルダム継ぎ手46、連結ロッド44、フレキシブルカップリング43を介して3本の各プランジャ部材40をその中心軸を回転中心として回転させることができるように構成されている。
同時に、端面カム20の回転に伴い、前記カム面20Aの形状に沿って、前記ボール75およびボール保持部材70は軸方向に進退する。このボール保持部材70の進退がオルダム継ぎ手46、連結ロッド44、フレキシブルカップリング43を介して前記プランジャ部材40に伝達されるようになっている。
具体的には、ボール75はタングステンカーバイト等の超硬質合金等で構成された硬質ボールとされている。また、端面カム20も焼き入れ研磨された炭素工具鋼等の金属等で構成され、カム面20Aは硬質なものとされている。
一方、各ボール保持部材70は、樹脂などで構成されたものが利用できる。ここで、各ボール保持部材70は、通常、ボール75に比べて軟質な樹脂材で構成されるが、その表面をDLCコーティング等でボール75と同程度の硬度としたものを利用しても良い。要するに、ボール75との摩擦係数が、カム面20Aに比べて各ボール保持部材70側が低くなるように、各材質等が選定されていればよい。なお、各ボール保持部材70は、軟質といってもボール75に比較してのことであり、カム面20Aの変位をボール75および各ボール保持部材70を介してプランジャ80に伝達しなければならないため、そのような当接によって変形しないような強度は確保されている。
本実施形態の液体吐出装置1を作動させる前に、容器4内に液体を供給しておく。この液体の供給は、例えば、上蓋材4Aに液供給口を設けて供給したり、容器本体4Cを上蓋材4Aから取り外して供給してもよい。なお、容器4内には、一定時間作動させる分の液体を供給し、一定時間毎に液を補充するようにしてもよいし、液供給口から連続的に液を供給し、容器4内に一時的に溜めて吐出するようにしてもよい。
各プランジャ部材40の動作は以下のようになる。
容器4に液体が供給された状態で、モータ2Aを駆動すると、出力軸2Cの回転は、端面カム20のカム本体23、歯車軸部材24を介して各ボール保持部材70に伝達される。また、ボール保持部材70は、コイルバネ48でカム面20A側に付勢されているので、ボール保持部材70に保持されたボール75は、カム面20Aに当接したまま、カム面20Aの軸方向変位に沿って進退する。この際、ボール75はカム面20Aとの間の摩擦係数に比べて凹部71との間の摩擦係数のほうが小さいため、カム面20Aに対しては転動し、凹部71に対しては滑りながら回転することになる。
この際、開口42つまり液体貯留空間41は、プランジャ部材40の回転に伴い、吸入側開口35Aに連通した状態(吸入ポート開放状態)と、吐出側開口34Aに連通した状態(吐出ポート開放状態)と、開口34A,35Aのいずれとも連通しない状態(吸入・吐出ポート閉鎖状態)とを順次繰り返す。つまり、各ポートにバルブを設け、このバルブの切換が行われることと同様の作用が得られる。
しかも、カム面20Aの形状を適宜に設定することにより、各液体貯留空間41に吸入され、あるいは吐出される液体の合計の流量は常に一定となるようにされているため、脈動のない吸入及び吐出が行える。
以下、各プランジャ部材40の動作を含めてより詳細に説明する。なお、図9〜11では、3本のプランジャ部材40をそれぞれ第1プランジャ部材40A、第2プランジャ部材40B、第3プランジャ部材40Cとして説明する。
なお、カム面20Aは、図8に示すカム線図に応じたカム形状を有している。このカム線図のy軸は、カム面20Aが最もシリンダブロック30側に近い部分をカム最低位置(y=0)、最も遠い部分をカム最高位置(本実施形態の一例では、例えばy=8.4mm)に設定されている。一方、x軸は、カム最低位置(y=0)にボール75が当接されている状態を0°とし、その位置からの端面カム20の回転角度つまりボール75に対するカム面20Aの相対回転角度が表されている。なお、カム線図には、ボール75の中心位置の移動軌跡も記載されている。
なお、各プランジャ部材40は、カム面20Aに沿った円周方向の間隔が120度間隔であるため、カム面20Aに対して120度位相がずれた状態とされている。つまり1本のプランジャ部材40(第1プランジャ部材40A)がカム面20Aの0度位置にある際には、他の2本のプランジャ部材40(第2プランジャ部材40B、第3プランジャ部材40C)は、カム面20Aの120度、240度の位置にそれぞれ位置することになる。
第3プランジャ部材40Cは、カム面20Aの240°から256°の位置に移動し、吐出ポート33側の開口34Aに開口42が連通された状態でかつ等速度運動で下蓋材4D側(下端側)に移動される。
従って、この状態では、第2プランジャ部材40Bは液体の液体貯留空間41内への吸入動作を行い、第3プランジャ部材40Cは液体貯留空間41からの液体の吐出動作を行い、第1プランジャ部材40Aは液体の吸入、吐出のいずれも動作も行っていない。
この際、第2プランジャ部材40Bは、カム面20Aの136°の位置から164°の位置まで移動し、開口35Aに開口42が連通した状態でかつ等加速度運動で端面カム20側に移動する。
一方、第3プランジャ部材40Cは、カム面20Aの256°の位置から264°の位置まで移動し、開口34Aに開口42が連通した状態でかつ等速度運動で下蓋材4D側に移動する。
一方、第3プランジャ部材40Cは、下蓋材4D側に移動するため、第3プランジャ部材40Cの液体貯留空間41内およびシリンダ孔31内の空間から開口34Aを介して吐出ポート33から液が吐出される。
この際、端面カム20の回転角度に対する第3プランジャ部材40Cによる液吐出量は、第1プランジャ部材40A、第2プランジャ部材40Bによる液吸入量の合計と一致するようにカム面20Aの等速度領域および等加速度領域が設定されている。
この際、第2プランジャ部材40Bは、カム面20Aの164°の位置から256°の位置まで移動するため、第2プランジャ部材40Bは、開口42が吐出ポート33、吸入ポート35のいずれにも連通しない状態のまま回転し、続いて開口42が開口34Aに連通された状態で下蓋材4D側に移動し、液の吐出動作を行う。
一方、第3プランジャ部材40Cは、カム面20Aの284°の位置から376°(つまり16°)の位置まで移動するため、第3プランジャ部材40Cは、開口42が吐出ポート33側の開口34Aに連通された状態で回転して液の吐出動作を行った後、続いて開口42が各開口34A,35Aに連通されない状態に移動する。
同じく、第3プランジャ部材40Cは、16°の位置から44°の位置に移動するため、開口35Aに開口42が連通された状態でかつ等加速度運動で端面カム20側に移動される。
ここで、この部分の各カム面20Aは等加速度運動となるように設定されており、16°から44°の間では、回転角度に対して第3プランジャ部材40Cの移動量が増加するようにされており、136°から164°の間では、第1プランジャ部材40Aの移動量が減少するようにされている。
そして、各プランジャ部材40A,40Cの移動量の合計は、常に、プランジャ部材40が44°から136°の位置を移動している場合と一致するように、カム面20Aが設定されている。このため、各開口42が開口35Aを介して吸入ポート35に連通されている場合も、2本のプランジャ部材40A,40Cの移動量の合計が一定であるため、回転角度に対する吸入量はプランジャ部材40が等速度運動をしている場合と同一となり、一定量の吸入は継続されることになる。
従って、第1プランジャ部材40Aの液体貯留空間41は、吐出ポート33、吸入ポート35のいずれにも連通されていないため、各ポート33,35(バルブ)が閉じられた状態となる。
第3プランジャ部材40Cは、44°の位置から76°の位置に移動し、開口35Aに開口42が連通された状態でかつ等速度運動で端面カム20側に移動される。すなわち、吸入ポート35側に連通するのが第3プランジャ部材40Cのみになり、前述の通り、第3プランジャ部材40Cの液体貯留空間41およびシリンダ孔31内に液体を吸入する。
同様に、第2プランジャ部材40Bは、316°の位置から344°の位置まで移動し、第2プランジャ部材40Bの開口42も、開口34Aに連通しながら、下蓋材4D側に等加速度運動で移動する。
このため、各プランジャ部材40A,40Bの液体貯留空間41およびこれに連通するシリンダ孔31で区画形成される空間の体積が減少し、その空間内に吸入された液体は開口34Aを介して吐出ポート33から吐出される。
ここで、この部分のカム面20Aは等加速度運動となるように設定されており、196°から224°の間では、回転角度に対して第1プランジャ部材40Aの移動量が増加するようにされており、316°から344°の間では、第2プランジャ部材40Bの移動量が減少するようにされている。そして、第1および第2のプランジャ部材40A,40Bの移動量の合計は、常に、プランジャ部材40が224°から316°の位置を移動している場合と一致するように、カム面20Aが設定されている。このため、2本のプランジャ部材40A,40Bの開口42が吐出ポート33に連通されている場合も、2本のプランジャ部材40A,40Bの移動量の合計が一定であるため、回転角度に対する吐出量はプランジャ部材40が等速度運動をしている場合と同一となり、一定量の吐出も継続されることになる。
ここで、第2プランジャ部材40Bは、344°から16°の位置に達するまでは、開口42がいずれのポート33,35にも連通せず、いわゆるバルブが閉じられた状態である。この際、第3プランジャ部材40Cは、104°から136°の位置に移動するため、等速度運動で端面カム20側に移動し、第3プランジャ部材40Cのみで液の吸入動作を行う。
さらに、第2プランジャ部材40Bが16°から44°の位置に移動し、第3プランジャ部材40Cが136°から164°の位置に移動する間は、前述の通り、各プランジャ部材40B,40Cは、等加速度運動で端面カム20側に移動し、各プランジャ部材40B,40Cの協働によって一定量ずつの液体吸入が継続される。
続いて、第2プランジャ部材40Bが44°から76°の位置に移動し、第3プランジャ部材40Cが164°から196°の位置に移動する間は、前述の通り、第2プランジャ部材40Bのみが吸入ポート35に連通して液の吸入動作を行い、第3プランジャ部材40Cは、各ポート33,35(バルブ)が閉じられた状態となる。
この間、第3プランジャ部材40Cも196°から224°に移動するため、前述の通り、開口42を開口34Aに連通しながら、下蓋材4D側に等加速度運動で移動する。
そして、カム面20Aの設定により、各プランジャ部材40A,40Cの軸方向移動量の合計は一定とされているので、端面カム20の回転角度に対する液体の吐出量は一定のまま維持される。
第2プランジャ部材40Bは、76°から104°の位置に移動し、前述の第1プランジャ部材40Aの場合と同様に、等速度運動で端面カム20側に移動し、液の一定量の吸入動作を継続する。
この間、第2プランジャ部材40Bは、104°から120°の位置に、等速度運動で端面カム20側に移動し、液の一定量の吸入動作を継続する。
また、第3プランジャ部材40Cも224°から240°に移動するため、前述の第1プランジャ部材40Aの場合と同様に、等速度運動で下蓋材4D側に移動し、液の一定量の吐出動作を継続する。
(1)シリンダ孔31内に挿入されたプランジャ部材40を回転させるだけで、液体の液体計量空間内への吸入およびこの空間からの吐出を行うことができるので、プランジャ部材40に高い液圧が加わっても、プランジャ部材40の外周面がシリンダ孔31に当接してガイドすることができる。そして、ポート(バルブ)の切替は、プランジャ部材40の回転によって行っているので、高い液圧が加わってもポートの切替状態が変化することもなく、面バルブ方式の液体吐出装置のように部材同士が離れて液漏れが発生し、バルブの状態が変化することもないため、耐圧性能の高い液体吐出装置とすることができる。
また、面バルブ方式の場合のように、面バルブ部材の付勢力を大きくして耐圧性能を高くする必要がないため、プランジャ部材40を回転駆動させるための必要トルクも面バルブ方式の場合に比べて小さくでき、モータも小さくすることができ、液体吐出装置の構造も簡易にできる。従って、構造が簡易で容易に小型化できる液体吐出装置1を提供することができる。
これに対し、本実施形態では、カム面20Aにボール75を当接させており、カム面20Aとボール75間の摩擦係数に比べてボール保持部材70とボール75間の摩擦係数を低く設定しているので、公転に伴いボール75に対し円周方向等の力が加わっても、その力はボール保持部材70の凹部71とボール75とが滑ることで吸収される。このため、カム面20Aとボール75との間では横滑り等が発生せず、ボール75はカム面20Aに対して滑ることなく転動することができる。従って、カム面20Aを従来のように摩擦を考慮して含油樹脂などで形成する必要が無く、金属等の硬い部材で形成でき、かつボール75も硬い部材で構成できるので、プランジャ部材40のストローク量の誤差を減少でき、液体の吐出精度を向上させることができる。
さらに、プランジャ部材40の進退は、ボール保持部材70、ボール75を介した端面カム20のカム面20Aの形状により一義的に設定されるから、カム面20Aの形状を適宜に設定することにより、プランジャ部材40の動きを正確に制御でき、脈動のない正確な吐出を行うことができる。
従って、従来の斜板ポンプと比べても非常に優れた特性の液体吐出装置1とすることができる。すなわち、斜板ポンプは、斜板に沿ってプランジャを駆動するため、斜板とのスライド部は平面接触、プランジャ(ピストン)との接続部は球面ブッシュとなっている。この斜板ポンプでは、カム(斜板)が平面に限定されるので、吐出量を回転角度に比例させて一定量毎吐出させることができない。また、斜板とのスライド部等に給油して摩耗、摩擦を減少させる必要があるため、給油しながら使用しなければならず、取扱いが煩雑である。
これに対し、本実施形態の液体吐出装置1では、立体カムを利用できるので、回転角度に応じて一定量毎の液体を吐出でき、かつ、ボール75を利用し、摩擦係数を所定の関係に設定しているので、ボール75等の摩耗が生じにくくなり、給油等も不要にできる。
また、単位時間当たりの吐出量は、モータ2Aの回転速度で設定できるので、モータ2Aのスピードコントローラによって正確にかつ容易に吐出量を制御することができ、取扱いの容易な液体吐出装置1にすることができる。
ここで、ケース体90の内周面には円周方向に連続する液供給溝91を形成されている。また、ケース体90には、液供給溝91に連通する吸入孔92と、吐出ポート33に連通する吐出孔93とが形成されている。さらに、シリンダブロック30とボール保持部材70との距離を小さくできるので連結ロッド44を設けられておらず、プランジャ部材40はオルダム継ぎ手を介して直接ボール保持部材70に連結している。
液回収部94は、シリンダ孔31の内周に沿って形成された円周溝およびこの円周溝と液供給溝91とを連通する連通孔とを備えて構成され、前記隙間から漏れた液体を円周溝および連通孔を介して液供給溝91に回収するものである。
液漏れ防止シール95は、シリンダ孔31の内周面に形成された円弧溝に配置されたOリング等のシール材で構成され、前記隙間をシールして液がシリンダブロック30から支持プレート37側に漏れることがないようにしている。
また、容器4を不要にできるので、液体吐出装置1に比べてより小さな液体吐出装置1Aとすることができる。
例えば、図13,14に示す液体吐出装置1Bのように、磁力を利用した継ぎ手を用いてもよい。液体吐出装置1Bでは、プランジャ部材40の一端に磁石ホルダ101を固定し、この磁石ホルダ101に2本の磁石102を取り付けている。なお、磁石102は、端部が磁石ホルダ101から突出されており、この突出した端面がN極およびS極となるように配置されている。
第2ボール保持部材112の端面には、2本の磁石114が埋設されている。この際、磁石114の端面は、第2ボール保持部材112の端面よりも凹んでおり、この凹部に前記磁石102が嵌るように構成されている。そして、2本の磁石114も、前記凹部に露出する面がN極およびS極となるように配置されている。
また、磁石102,114を利用して連結しているので、プランジャ部材40の着脱を容易にでき、洗浄時の取り外し、組立作業を容易に行うことができる。
さらに、磁石102,114を各2本設け、そのN極およびS極を異ならせているので、ボール保持部材70に対するプランジャ部材40の取付方向つまり開口42の向きを一定にでき、間違って組み立てる可能性もなく、より一層容易に組み立てることができる。
また、一定量の液体を無脈動で連続して吐出する必要がない液体吐出装置1の場合には、その吐出動作に応じたカム面20Aに設計すればよい。要するに、カム面20Aの形状は、液体吐出装置に要求される液体の吐出動作に応じて設計すればよく、このような液体吐出装置においても、シリンダ孔31に挿入されるプランジャ部材40を回転させながら軸方向に移動することで、小型でかつ高精度の吐出が行える液体吐出装置を実現できる。
また、これら以外の部分の形状、構造等も前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
ボール保持部材、72…歯、75…ボール、90…ケース体、101…磁石ホルダ、102,114…磁石、111…第1ボール保持部材、112…第2ボール保持部材。
Claims (5)
- 一端側が閉塞され、他端側が開口された3本のシリンダ孔を有するシリンダブロックと、
前記各シリンダ孔に前記他端側から挿入された3本のプランジャ部材と、
前記各プランジャ部材を各シリンダ孔に対して、その軸方向に往復駆動させながら前記軸方向中心軸を回転中心として回転させる駆動手段とを備えて構成され、
前記シリンダブロックは、一端側が各シリンダ孔の内周面に開口され、他端側がシリンダブロックの外面に開口された吸入ポートと、一端側が各シリンダ孔の内周面に開口され、他端側がシリンダブロックの外面に開口された吐出ポートとを備え、
前記各シリンダ孔の内周面には、吸入ポートおよび吐出ポートにそれぞれ連通された吸入側開口および吐出側開口がそれぞれ形成され、
前記各プランジャ部材は、プランジャ部材の側面に開口され、プランジャ部材の回転に伴い、前記吸入ポートに連通された吸入側連通状態、吸入ポートおよび吐出ポートのいずれとも連通されていないポート切替状態、前記吐出ポートに連通された吐出側連通状態、吐出ポートおよび吸入ポートのいずれとも連通されていないポート切替状態に順次切替可能な側面開口と、この側面開口に連通しかつ前記シリンダ孔の閉塞された一端側に対向するプランジャ部材の端面に開口された液体貯留空間とを備え、
各シリンダ孔における吸入側開口および吐出側開口は、前記3つのプランジャ部材のうちの1つのプランジャ部材の側面開口は各開口に連通せず、他の2つのプランジャ部材の側面開口が各開口にそれぞれ連通される状態と、
前記3つのプランジャ部材のうちの2つのプランジャ部材の側面開口が吸入側開口に連通し、他の1つのプランジャ部材の側面開口が吐出側開口に連通される状態と、
前記3つのプランジャ部材のうちの1つのプランジャ部材の側面開口が吸入側開口に連通し、他の2つのプランジャ部材の側面開口が吐出側開口に連通される状態とを、各プランジャ部材の回転に伴い切替可能に形成され、
前記駆動手段は、前記プランジャ部材の側面開口が吸入側連通状態にあるときには、前記プランジャ部材を回転させつつシリンダ孔の一端側から離れる方向に移動させ、前記プランジャ部材の側面開口が吐出側連通状態にあるときには、前記プランジャ部材を回転させつつシリンダ孔の一端側に近づく方向に移動させ、前記プランジャ部材の側面開口がポート切替状態にあるときには、前記プランジャ部材を軸方向には移動させないで回転させるとともに、
吸入側開口に1つのプランジャ部材の側面開口のみが連通されている場合には、そのプランジャ部材を自身の回転角度に対する移動量が一定となるようにシリンダ孔の一端側から離れる方向に移動させ、
吐出側開口に1つのプランジャ部材の側面開口のみが連通されている場合には、そのプランジャ部材を自身の回転角度に対する移動量が一定となるようにシリンダ孔の一端側に近づく方向に移動させ、
吸入側開口に2つのプランジャ部材の側面開口が連通されている場合には、各プランジャ部材をシリンダ孔の一端側から離れる方向に移動させるとともに、各プランジャ部材の回転角度に対する各プランジャ部材の移動量の合計が、前記1つのプランジャ部材の側面開口のみが吸入側開口に連通されている場合のプランジャ部材の移動量と同一となるように設定され、
吐出側開口に2つのプランジャ部材の側面開口が連通されている場合には、各プランジャ部材をシリンダ孔の一端側に近づく方向に移動させるとともに、プランジャ部材の回転角度に対する各プランジャ部材の移動量の合計が、前記1つのプランジャ部材の側面開口のみが吐出側開口に連通されている場合のプランジャ部材の移動量と同一となるように設定されていることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1に記載の液体吐出装置において、
前記シリンダブロックは略円柱状に形成され、
前記各シリンダ孔はシリンダブロックの中心軸を中心とする同心円上に等間隔で形成され、
前記吐出ポートはシリンダブロックの中心軸に沿って形成された1本の吐出孔と、この吐出孔と各シリンダ孔とを連通する連通孔とを備えて構成されていることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1または請求項2に記載の液体吐出装置において、
前記プランジャ部材の側面開口は、プランジャ部材の側面においてプランジャ部材の端部から所定距離離れた位置に形成され、側面開口の各プランジャ端部側にプランジャ部材の側面が残されていることを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の液体吐出装置において、
前記シリンダブロックは、吐出用の液を貯蔵可能な容器内に配置され、前記シリンダ孔およびプランジャ部材間から液が漏れた場合にその液を容器内に回収可能に構成されている液体吐出装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の液体吐出装置において、
前記駆動手段は、
モータと、このモータによって回転されるカムと、前記各プランジャ部材に連結されたカムフォロワとを備えて構成され、
前記カムは、その端面に形成された所定形状のカム面と、回転中心軸部分に設けられ前記カム面よりも突出された歯車とを備えて構成され、
前記カムフォロワは、一端側が前記各プランジャ部材と一体的に往復駆動および回転可能に連結され、他端側には前記カムの歯車と噛合可能でかつ歯車に対して軸方向に進退可能な歯車とが形成され、他端側端面には略半球状の凹部が形成されたカムフォロワ本体と、前記凹部に配置されて前記カム面に当接可能なボールとを有し、
前記カム面とボールとの摩擦係数に比べて、ボールと前記凹部との摩擦係数が小さく設定され、
前記モータによりカムを回転駆動すると、前記カムフォロワ本体は、カムの歯車に噛合することで回転され、かつ前記ボールに当接するカム面が回転移動することでカム面の形
状に応じて軸方向に進退駆動され、
前記プランジャ部材は、カムフォロワ本体と一体的に回転および進退駆動されることを特徴とする液体吐出装置。
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