JP4517695B2 - エチレン系重合体およびその製造方法 - Google Patents
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溶融張力(MS)>4.0 × MFR(190℃、2.16kg荷重)−0.9
の関係を満たす。この関係を満たすエチレン系重合体は、成形加工時の加工性が著しく改良され、加工性改良のために従来用いていた高圧法低密度ポリエチレンの添加量を著しく削減できたり、場合によっては添加することなく十分な加工性を確保することができる。
式中、Gは周期表の15族または16族から選ばれる元素であり、具体的にはGが窒素原子であるアンモニウム化合物、リン原子であるホスホニウム化合物、酸素原子であるオキソニウム化合物またはイオウ原子であるスルホニウム化合物である。R9は同一でも異なっていてもよく、水素原子または炭素数1〜30の炭化水素基を含む置換基である。具体的な炭化水素基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、イソプロピル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、シクロヘキシルなどの炭素数1〜20のアルキル基;ビニル、プロペニル、シクロヘキセニルなどの炭素数1〜30のアルケニル基;フェニル、メチルフェニル、エチルフェニル、ビフェニル、ナフチルなどの炭素数6〜30のアリール基、ベンジル、フェニルエチルなどの炭素数7〜30のアリールアルキル基が例示される。少なくとも1つのR9は炭素数1〜30の炭化水素基であり、各々のR9は互いに結合していても良い。Gが15族のときにはn=3であり、Gが16族のときにはn=2である。[A]−は対アニオンであり、フッ素イオン、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン等のハロゲン化イオンあるいは硫酸イオン等の無機アニオンが例示されるが、これらに限定されるものではない。
で表される配位子であり、該配位子はM1と一緒にサンドイッチ構造を形成し、R3,R4は各々独立して下記一般式(7)、(8)、(9)または(10)
で表される配位子であり、該配位子はM1と一緒にサンドイッチ構造を形成し、R5は下記一般式(11)または(12)
で表され、R3およびR4を架橋するように作用しており、mは1〜5の整数である。]
で表される周期表第4族の遷移金属化合物である。
[式中、R10は各々独立して水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、アルキル基、アルコキシ基またはアリール基であり、かつR10の少なくとも1つはアルキル基である。]
これらの具体的な例としては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ(ノルマルプロピル)アルミニウム、トリ(イソプロピル)アルミニウム、トリ(ノルマルブチル)アルミニウム、トリ(イソブチル)アルミニウム、トリ(t−ブチル)アルミニウム、トリアミルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム、ジイソブチルアルミニウムハイドライド等の水素化ジアルキルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムクロライド、ジイソブチルアルミニウムクロライド、ジt−ブチルアルミニウムクロライド、ジアミルアルミニウムクロライド等のジアルキルアルミニウムハライド、メチルアルミニウムジクロライド、エチルアルミニウムジクロライド、イソブチルアルミニウムジクロライド、t−ブチルアルミニウムジクロライド、アミルアルミニウムジクロライド等のアルキルアルミニウムジハライド、ジエチルアルミニウムエトキサイド等のジアルキルアルミニウムアルコキシドが例示されるが、これらに限定されるものではない。これらのうち、好ましくはトリアルキルアルミニウムである。
[変性粘土化合物の調製]
脱イオン水4.8L、エタノール3.2Lの混合溶媒に、メチルジオクタデシルアミン;(C18H37)2(CH3)N 536gと37%塩酸83.3mLを加え、メチルジオクタデシルアミン塩酸塩溶液を調製した。この溶液に合成ヘクトライト(ラポナイトRD;ラポルテ社製)1000gを加えた後、溶液温度を60℃に昇温し、3時間反応させた。反応終了後、反応液をヌッチエでろ過し、ケークを5Lの水で洗浄した。ケークを電気オーブン中60℃で12時間乾燥させたところ、1250gの有機変性粘土化合物を得た。赤外線水分計で測定した含液量は0.8%であった。次に、この有機変性粘土化合物をジェットミルで粉砕し、平均粒径を6.0μmに調整した。
5Lのフラスコに、[変性粘土化合物の調製]に従って合成した有機変性粘土化合物450g、ヘキサン1.4kgを加え、その後トリイソブチルアルミニウムのヘキサン20重量%溶液1.78kg(1.8モル)、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド5.26g(18ミリモル)を加え、60℃に加熱して1時間撹拌した。反応溶液を45℃に冷却し、2時間静置した後に傾斜法で上澄液を除去した。次に、トリイソブチルアルミニウムのヘキサン1重量%溶液1.78kg(0.09モル)を添加し、45℃で30分間反応させた。反応溶液を再度45℃に冷却し、2時間静置した後に傾斜法で上澄液を除去し、トリイソブチルアルミニウムのヘキサン20重量%溶液0.45kg(0.45モル)を加え、ヘキサンで再希釈して4.5Lとした。この反応溶液に、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド 0.66g(1.8ミリモル)を加え、100回転/分で一晩室温にて攪拌した。
内容積300Lの重合器に、ヘキサンを105kg/時、エチレンを30.0kg/時、水素20NL/時および得られた固体触媒を連続的に供給した。また、液中のトリイソブチルアルミニウムの濃度を0.93ミリモル/kgヘキサンとなるように、それぞれ連続的に供給した。重合温度は85℃に制御した。重合器で生成したポリマーを含むスラリーはフラッシュタンク、送液ポンプを経て、遠心分離器でポリマーとヘキサンに分離され、ポリマーを連続的に乾燥した。4時間毎に抜き出した乾燥ポリマーは約120kgであり、活性は19,950g/gcatであった。得られたポリマーはMFR1.09g/10分であった。この時、MFRの測定の際に押し出されるストランド表面は滑らかであり、良加工性を示した。得られたエチレン系重合体の物性について測定した値を表1に示す。
実施例1の触媒を用いて重合を行い、表1に記載のエチレン系重合体を得た。この時、得られたエチレン系重合体のそれぞれのMFRを測定する際に押し出されるストランド表面は滑らかであり、良加工性を示した。
[重合]
内容積300Lの重合器に、ヘキサンを105kg/時、エチレンを30.0kg/時、水素20NL/時、1−ブテンを1.3kg/時および実施例1で得られた固体触媒を連続的に供給した。また、液中のトリイソブチルアルミニウムの濃度を0.93ミリモル/kgヘキサンとなるように、それぞれ連続的に供給した。重合温度は85℃に制御した。重合器で生成したポリマーを含むスラリーはフラッシュタンク、送液ポンプを経て、遠心分離器でポリマーとヘキサンに分離され、ポリマーを連続的に乾燥した。4時間毎に抜き出した乾燥ポリマーは約120kgであり、活性は28,800g/gcatであった。得られたポリマーはMFR3.91g/10分であった。この時、MFRの測定の際に押し出されるストランド表面は滑らかであり、良加工性を示した。得られたエチレン系重合体の物性について測定した値を表1に示す。
実施例1の担持触媒の調製の際に、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド5.26g(18ミリモル)に代え、ビス(インデニル)ジルコニウムジクロライド7.06g(18ミリモル)を用い、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド 0.66g(1.8ミリモル)に代え、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル−2,7−ジ−t−ブチル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド 1.21g(1.8ミリモル)を用いた以外同様に触媒を調製した。
内容積300Lの重合器に、ヘキサンを105kg/時、エチレンを30.0kg/時、水素20NL/時、1−ブテンを0.6kg/時および実施例5で得られた固体触媒を連続的に供給した。また、液中のトリイソブチルアルミニウムの濃度を0.93ミリモル/kgヘキサンとなるように、それぞれ連続的に供給した。重合温度は85℃に制御した。重合器で生成したポリマーを含むスラリーはフラッシュタンク、送液ポンプを経て、遠心分離器でポリマーとヘキサンに分離され、ポリマーを連続的に乾燥した。4時間毎に抜き出した乾燥ポリマーは約120kgであり、活性は24,400g/gcatであった。得られたポリマーはMFR4.06g/10分であった。この時、MFRの測定の際に押し出されるストランド表面は滑らかであり、良加工性を示した。得られたエチレン系重合体の物性について測定した値を表1に示す。
[担持触媒の調製]
実施例1の担持触媒の調製の際に、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド5.26g(18ミリモル)に代え、ビス(インデニル)ジルコニウムジクロライド7.06g(18ミリモル)を用い、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド 0.66g(1.8ミリモル)に代え、ジフェニルメチレン(3−トリメチルシリルシクロペンタジエニル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド 1.70g(2.7ミリモル)を用いた以外同様に触媒を調製した。
内容積300Lの重合器に、ヘキサンを105kg/時、エチレンを30.0kg/時、水素95NL/時および実施例6で得られた固体触媒を連続的に供給した。また、液中のトリイソブチルアルミニウムの濃度を0.93ミリモル/kgヘキサンとなるように、それぞれ連続的に供給した。重合温度は85℃に制御した。重合器で生成したポリマーを含むスラリーはフラッシュタンク、送液ポンプを経て、遠心分離器でポリマーとヘキサンに分離され、ポリマーを連続的に乾燥した。4時間毎に抜き出した乾燥ポリマーは約120kgであり、活性は17,200g/gcatであった。得られたポリマーはMFR2.04g/10分であった。この時、MFRの測定の際に押し出されるストランド表面は滑らかであり、良加工性を示した。得られたエチレン系重合体の物性について測定した値を表1に示す。
[重合]
内容積300Lの重合器に、ヘキサンを105kg/時、エチレンを30.0kg/時、水素95NL/時、1−ブテンを1.0kg/時および実施例6で得られた固体触媒を連続的に供給した。また、液中のトリイソブチルアルミニウムの濃度を0.93ミリモル/kgヘキサンとなるように、それぞれ連続的に供給した。重合温度は85℃に制御した。重合器で生成したポリマーを含むスラリーはフラッシュタンク、送液ポンプを経て、遠心分離器でポリマーとヘキサンに分離され、ポリマーを連続的に乾燥した。4時間毎に抜き出した乾燥ポリマーは約120kgであり、活性は25,450g/gcatであった。得られたポリマーはMFR2.02g/10分であった。この時、MFRの測定の際に押し出されるストランド表面は滑らかであり、良加工性を示した。得られたエチレン系重合体の物性について測定した値を表1に示す。
[重合]
内容積300Lの重合器に、ヘキサンを105kg/時、エチレンを30.0kg/時、1−ブテンを8.0kg/時および実施例6で得られた固体触媒を連続的に供給した。また、液中のトリイソブチルアルミニウムの濃度を0.93ミリモル/kgヘキサンとなるように、それぞれ連続的に供給した。重合温度は75℃に制御した。重合器で生成したポリマーを含むスラリーはフラッシュタンク、送液ポンプを経て、遠心分離器でポリマーとヘキサンに分離され、ポリマーを連続的に乾燥した。4時間毎に抜き出した乾燥ポリマーは約120kgであり、活性は12,900g/gcatであった。得られたポリマーはMFR1.17g/10分であった。この時、MFRの測定の際に押し出されるストランド表面は滑らかであり、良加工性を示した。得られたエチレン系重合体の物性について測定した値を表1に示す。
[担持触媒の調製]
5Lのフラスコに、実施例1に記載の[変性粘土化合物の調製]に従って合成した有機変性粘土化合物450g、ヘキサン1.4kgを加え、その後トリイソブチルアルミニウムのヘキサン20重量%溶液1.78kg(1.8モル)、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド5.26g(18ミリモル)を加え、60℃に加熱して1時間撹拌し、室温まで冷却して100回転/分で一晩室温にて攪拌した。
内容積300Lの重合器に、ヘキサンを105kg/時、エチレンを30.0kg/時、水素8NL/時および得られた固体触媒を連続的に供給した。また、液中のトリイソブチルアルミニウムの濃度を0.93ミリモル/kgヘキサンとなるように、それぞれ連続的に供給した。重合温度は85℃に制御した。重合器で生成したポリマーを含むスラリーはフラッシュタンク、ポンプを経て、遠心分離器でポリマーとヘキサンに分離され、ポリマーを連続的に乾燥した。4時間毎に抜き出した乾燥ポリマーは約120kgであり、活性は20,950g/gcatであった。得られたポリマーはMFR1.00g/10分であった。この時、MFRの測定の際に押し出されるストランド表面はメルトフラクチャーが発生し、加工性に問題が予想された。得られたポリマーの物性について測定した値を表1に示す。
[担持触媒の調製]
5Lのフラスコに、実施例1に記載の[変性粘土化合物の調製]に従って合成した有機変性粘土化合物450g、ヘキサン1.4kgを加え、その後トリイソブチルアルミニウムのヘキサン20重量%溶液1.78kg(1.8モル)、ビス(インデニル)ジルコニウムジクロライド7.06g(18ミリモル)を加え、60℃に加熱して1時間撹拌した。反応溶液を45℃に冷却し、2時間静置した後に傾斜法で上澄液を除去した。次に、トリイソブチルアルミニウムのヘキサン1重量%溶液1.78kg(0.09モル)を添加し、45℃で30分間反応させた。反応溶液を再度45℃に冷却し、2時間静置した後に傾斜法で上澄液を除去し、トリイソブチルアルミニウムのヘキサン20重量%溶液0.45kg(0.45モル)を加え、ヘキサンで再希釈して4.5Lとした。この反応溶液を100回転/分で一晩室温にて攪拌した。
内容積300Lの重合器に、ヘキサンを105kg/時、エチレンを30.0kg/時、水素8NL/時および得られた固体触媒を連続的に供給した。また、液中のトリイソブチルアルミニウムの濃度を0.93ミリモル/kgヘキサンとなるように、それぞれ連続的に供給した。重合温度は85℃に制御した。重合器で生成したポリマーを含むスラリーはフラッシュタンク、ポンプを経て、遠心分離器でポリマーとヘキサンに分離され、ポリマーを連続的に乾燥した。4時間毎に抜き出した乾燥ポリマーは約120kgであり、活性は19,950g/gcatであった。得られたポリマーはMFR34.4g/10分であった。この時、MFRの測定の際に押し出されるストランド表面はメルトフラクチャーを発生し、加工性に問題が予想された。得られたポリマーの物性について測定した値を表1に示す。
[重合]
内容積2Lの重合器に、ヘキサンを1.2L、メチルアルミノオキサン4ミリモル、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル−9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド 0.4マイクロモルを導入し、エチレンを1.2MPaとなるよう連続的に供給した。重合温度は80℃に制御し、1.5時間重合を行った。その結果、顆粒状のエチレン系重合体150gを得た。得られたポリマーは、MFRの測定ができない程高分子量成分であった。
比較例2で得られたエチレン系重合体と上記エチレン系重合体をそれぞれ90重量%、10重量%となるよう混合し、190〜200℃にて単軸押出機で混練を実施した。得られたブレンド混合物の結果を表1に示すが、得られた混練物には実質的に不溶な部分が混在し、溶融張力の測定やフィルムの成形は実施できなかった。
Claims (3)
- エチレン単独重合体、またはエチレンおよび炭素数3〜20のα−オレフィンからなる共重合体であって、
(1)密度が0.900〜0.975g/cm3であり、
(2)メルトフローレート(MFR、荷重2.16kg、温度190℃条件)が0.01〜100g/10分であり、
(3)ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)測定で求められるMw/Mn(Qw)が3.0以上であり、
(4)ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)測定で求められるMz/Mw≧(Mw/Mn+0.5)の関係を満たし、
(5)ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)測定で得られる分子量パターンから分子量100万g/モル以上の分子量成分がポリマー全重量の0.1〜5.0重量%であり、
(6)ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)測定で得られる分子量パターンから半値幅(Log(MH/ML)<1.1の関係を満たす
(ここで分子量パターンの半値幅は、GPCにおける分子量分布パターンのうち、最大ピークのピークトップ(最大頻度)周辺におけるスペクトルの広がり(分子量分布の度合い)を示し、スペクトル中の強度がピークトップ(最大頻度)の半分となっているところ(それぞれ高分子量側をMH、低分子量側をMLとする)でのGPCスペクトル線の幅を半値幅とする。)
ことを特徴とするエチレン系重合体。 - 変性粘土化合物(a)、異なる構造のシクロペンタジエニル配位子部位によりキレートされ、フルオレニル骨格のシクロペンタジエニル配位子部位を1つ有し、さらに架橋構造を有する遷移金属化合物を含む、少なくとも2種類の中心遷移金属がジルコニウムまたはハフニウム原子とした遷移金属化合物(b)および有機アルミニウム化合物(c)から成るオレフィン重合用触媒を用い、エチレンを単独重合、またはエチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとを共重合することを特徴とする請求項1に記載のエチレン系重合体の製造方法。
- 請求項2に記載のエチレン系重合体の製造を、単一の反応容器内で行うことを特徴とするエチレン系重合体の製造方法。
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