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JP4511265B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置 Download PDF

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JP4511265B2 JP2004197124A JP2004197124A JP4511265B2 JP 4511265 B2 JP4511265 B2 JP 4511265B2 JP 2004197124 A JP2004197124 A JP 2004197124A JP 2004197124 A JP2004197124 A JP 2004197124A JP 4511265 B2 JP4511265 B2 JP 4511265B2
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Description

本発明は内燃機関の排気浄化装置に関し、特に排気系にNOx吸収触媒を備えるものに関する。
内燃機関の燃焼室で燃焼する混合気の空燃比を理論空燃比よりリーン側に設定するリーンバーン運転を行うと、NOxの排出量が増加する傾向がある。そのため、機関の排気系にNOx吸収触媒を設け、NOxの排出量を低減する技術が、従来より知られている。排気系にNOx吸収触媒を備えた機関では、リーンバーン運転のみを長時間継続して行うと、NOx吸収触媒に吸収されたNOx量が飽和する。したがって、NOx吸収触媒に吸収されたNOxを還元するために、排気を還元雰囲気にして、吸収されたNOxを還元する必要がある。
特許文献1には、排気を還元雰囲気にする手法として、燃料を主噴射と、副噴射(ポスト噴射ともいう)とに分けて機関に供給する手法が示されている。ポスト噴射によるトルク変動を抑制するため、特許文献1に示された装置では、主噴射の実行タイミングを遅角させることが行われる。
また特許文献2には、排気を還元雰囲気にするために、機関に供給する燃料をポスト噴射を行わずに増量するとともに、機関の吸気制御弁を一定開度まで閉弁させることにより、吸気量を減少させ、さらに排気を吸気系に還流する手法が示されている。
特開2001−248471号公報 特許第2845103号公報
しかしながら、ポスト噴射は、膨張行程あるいは排気行程で行われるため、噴射された燃料が燃焼室から漏れだして、潤滑オイルを希釈し易いという課題がある。したがって、排気を還元雰囲気とするためのポスト噴射は、できるだけ頻度を低下させることが望まれている。
また特許文献2に示された手法では、燃焼安定性を確保するためにトルク変動が増加し易くなる場合、あるいは粒子状物質排出量が増加し易くなる場合があった。
本発明はこの点に着目してなされたものであり、ポスト噴射を適切に実行して、潤滑オイルの希釈化を最小限に抑制するとともに、トルク変動または粒子状物質排出量の増加を抑制することができる排気浄化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、内燃機関(1)の排気系(4)に設けられ、排気が酸化雰囲気にあるとき排気中のNOxを吸収し、排気が還元雰囲気にあるとき吸収したNOxを還元するNOx吸収触媒(16)を備える内燃機関の排気浄化装置において、前記NOx吸収触媒(16)に吸収されたNOxまたはSOxを還元して前記NOx吸収触媒の再生処理を行う再生時期を決定する再生時期決定手段(S50)と、前記機関の運転状態を検出する運転状態検出手段(26,27)と、前記再生時期において、前記運転状態検出手段により検出された運転状態が所定低負荷運転状態または所定高負荷運転状態であるときは、ポスト噴射により排気を還元雰囲気に変化させ、前記検出された運転状態が前記所定低負荷運転状態及び所定高負荷運転状態以外の運転状態であるときは、ポスト噴射を実行しないように制御する燃料噴射量制御手段(S72,S75,S76)とを備え、前記機関の燃焼変動を検出する燃焼変動検出手段(27,S74)とを備え、前記燃料噴射制御手段は、前記検出された運転状態が前記所定低負荷運転状態であるときは、検出した燃焼変動に応じて前記ポスト噴射を実行することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置において、前記排気系には、排気中の粒子状物質を捕集する粒子状物質フィルタ(11)が設けられ、前記燃料噴射制御手段は、前記検出された運転状態が前記所定高負荷運転状態であるときは、前記粒子状物質フィルタの温度(TDPF)に応じて前記ポスト噴射を実行することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、NOx吸収触媒の再生処理を行う再生時期において、機関運転状態が所定低負荷運転状態または所定高負荷運転状態であるときは、ポスト噴射により排気を還元雰囲気に変化させるように制御され、機関運転状態が所定低負荷運転状態及び所定高負荷運転状態以外の運転状態であるときは、ポスト噴射を実行しないように制御される。機関の低負荷運転状態でポスト噴射を実行することにより、ポスト噴射を実行しない場合に比べて、トルク変動を低減することができる。また機関の所定高負荷運転状態でポスト噴射を実行することにより、ポスト噴射を実行しない場合に比べて、粒子状物質の排出量を低減することができる。さらに、所定低負荷運転状態及び所定高負荷運転状態以外ではポスト噴射を行わないことにより、潤滑オイルの希釈化を抑制することができる。また、機関の燃焼変動が検出され、機関運転状態が所定低負荷運転状態であるときは、検出した燃焼変動に応じてポスト噴射が実行されるので、所定低負荷運転状態において、燃焼変動が大きくなるほどポスト噴射量を増加させることにより、効果的に燃焼変動を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、機関運転状態が所定高負荷運転状態であるときは、排気系に設けられた粒子状物質フィルタの温度に応じてポスト噴射が実行される。粒子状物質フィルタに堆積した粒子状物質が燃焼可能な温度まで、粒子状物質フィルタの温度が高くなっているときは、排気中の粒子状物質量が若干増えても、粒子状物質の堆積量が増加することはない。したがって、所定高負荷運転状態において、粒子状物質フィルタの温度が高くなるほど、ポスト噴射量を減少させることにより、オイル希釈化をより効果的に抑制することができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関(以下「エンジン」という)及びその制御装置の全体構成を示す図である。エンジン1は、シリンダ内に燃料を直接噴射するディーゼルエンジンであり、各気筒に燃料噴射弁12が設けられている。燃料噴射弁12は、電子制御ユニット(以下「ECU」という)20に電気的に接続されており、燃料噴射弁12の開弁時期及び開弁時間は、ECU20により制御される。
エンジン1は、吸気管2、排気管4、及びターボチャージャ8を備えている。ターボチャージャ8は、排気の運動エネルギにより駆動されるタービン10と、タービン10により回転駆動され、吸気の圧縮を行うコンプレッサ9とを備えている。
タービン10は、複数の可変ベーン(図示せず)を備えており、可変ベーンのの開度(以下「ベーン開度」という)を変化させることにより、タービン回転数(回転速度)を変更できるように構成されている。タービン10のベーン開度は、ECU20により電磁的に制御される。より具体的には、ECU20は、デューティ比可変の制御信号をタービン10に供給し、これによってベーン開度を制御する。ベーン開度を増加させると、タービン10の効率が向上し、タービン回転数は増加する。その結果、過給圧が増加する。
吸気管2内の、コンプレッサ9の下流には吸気量を制御するスロットル弁13が設けられている。スロットル弁13は、アクチュエータ14により駆動され、アクチュエータ14は、ECU20に接続されている。スロットル弁13の開度THは、ECU20により制御される。
吸気管2は、スロットル弁13の下流側において各気筒に対応して分岐し、分岐した吸気管2のそれぞれは、2つの吸気ポート2A,2Bに分岐する。なお、図1には1つの気筒に対応する構成のみが示される。
エンジン1の各気筒には、2つの吸気弁(図示せず)及び2つの排気弁(図示せず)が設けられている。2つの吸気弁により開閉される吸気口(図示せず)は吸気ポート2A,2Bのそれぞれに接続されている。
また、吸気ポート2B内には、当該吸気ポート2Bを介して吸入される空気量を制限してエンジン1の燃焼室にスワールを発生させるスワール制御弁(以下「SCV」という)15が設けられている。SCV15は、電動モータ(図示せず)によって駆動されるバタフライ弁であり、その弁開度はECU20により制御される。
排気管4と、吸気管2のスロットル弁13の下流側との間には、排気を吸気管2に還流する排気還流通路5が設けられている。排気還流通路5には、排気還流量を制御するための排気還流制御弁(以下「EGR弁」という)6が設けられている。EGR弁6は、ソレノイドを有する電磁弁であり、その弁開度はECU20により制御される。EGR弁6には、その弁開度(弁リフト量)LACTを検出するリフトセンサ7が設けられており、その検出信号はECU20に供給される。排気還流通路5及びEGR弁6より、排気還流機構が構成される。EGR弁6は、デューティ比可変の制御信号により、弁開度LACTが、エンジン運転状態に応じて設定される弁開度指令値LCMDと一致するように制御される。
吸気管2には、吸気量GAIR(単位時間当たりにエンジン1に吸入される空気量)を検出する吸気量センサ21と、コンプレッサ9の下流側の過給圧BPAを検出する過給圧センサ22とが取り付けられており、これらの検出信号はECU20に供給される。
排気管4の、タービン10の下流側には、粒子状物質フィルタ(以下「DPF」という)11及びNOx浄化装置16が設けられている。DPF11は、排気中に含まれる炭素を主成分とする粒子状物質であるスート(soot)を捕集する。NOx浄化装置16は、NOxを吸収するNOx吸収剤及び酸化、還元を促進するための触媒(NOx吸収触媒)を内蔵する。DPF11には、DPF11の温度TDPFを検出するDPF温度センサ25が設けられており、その検出信号はECU20に供給される。
NOx浄化装置16は、燃料噴射量が吸気量に対して少なめに設定され、排気中の酸素濃度が比較的高く、還元剤(HC及びCO)濃度が酸素濃度より低い排気リーン状態においては(排気が酸化雰囲気にあるとき)、NOxを吸収する一方、逆に燃料噴射量が吸気量に対して多めに設定され、排気中の酸素濃度が比較的低く、還元剤濃度が酸素濃度より高い排気リッチ状態においては(排気が還元雰囲気にあるとき)、吸収したNOxを還元剤により還元し、窒素ガス、水蒸気及び二酸化炭素として排出するように構成されている。
NOx吸収剤のNOx吸収能力の限界、すなわち最大NOx吸収量まで、NOxを吸収すると、それ以上NOxを吸収できなくなるので、適時NOxを還元するために空燃比のリッチ化(NOx吸収触媒の再生処理)を実行する。この空燃比のリッチ化は、燃料噴射弁12から噴射される燃料量の増量と、主としてスロットル弁13による吸気量の減量とによって行われる。なお本実施形態では、空燃比をリッチ化するときにおける吸気量の調整は、スロットル弁13だけでなく、EGR弁6の開度、過給圧制御、及びSCV15の制御を併用して行われる。
DPF11の上流側には、比例型空燃比センサ(以下「LAFセンサ」という)23及び排気圧PEXを検出する排気圧センサ24が設けられている。LAFセンサ23は排気中の酸素濃度(空燃比)にほぼ比例した検出信号をECU20に供給する。排気圧センサ24は、排気圧PEXを示す検出信号をECU20に供給する。
さらに、エンジン1により駆動される車両のアクセルペダル(図示せず)の操作量(以下「アクセルペダル操作量」という)APを検出するアクセルセンサ26及びエンジン1のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置センサ27が設けられている。これらのセンサの検出信号は、ECU20に供給される。
クランク角度位置センサ27は、エンジン1の特定の気筒の所定クランク角度位置でパルス(以下「CYLパルス」という)を出力する気筒判別センサ、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位置で(4気筒エンジンではクランク角180度毎に)TDCパルスを出力するTDCセンサ及びTDCパルスより短い一定クランク角周期(例えば30度周期)でCRKパルスを発生するCRKセンサから成り、CYLパルス、TDCパルス及びCRKパルスがECU20に供給される。これらのパルスは、燃料噴射制御及びエンジン回転数(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。
ECU20は、各種センサからの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理ユニット(以下「CPU」という)、CPUで実行される各種演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶回路、燃料噴射弁12、EGR弁6、タービン10、アクチュエータ14などに制御信号を供給する出力回路等から構成される。
エンジン1は、通常は空燃比を理論空燃比よりリーン側に設定して運転され、上記NOx吸収触媒の再生処理を行うときは、燃料噴射量の増量及び吸気量の減量が行われる。
NOx吸収触媒の再生処理における吸気制御は、エンジン運転状態に応じて概略以下のように行われる。図2に示すように、エンジン回転数NE及びエンジン負荷に応じ、エンジン運転領域を、低負荷側から順に第1運転領域〜第4運転領域に分割し、第1及び第2運転領域では、SCV15の開度を比較的大きくし、スロットル弁13の開度を中程度まで絞り、EGR弁6の開度を比較的大きくし、過給圧は通常運転時と同様の設定とする。また第3及び第4運転領域では、SCV15の開度を比較的小さくし、スロットル弁13の開度を全閉に近くまで絞り、EGR弁6の開度はほぼ0とし、過給圧を比較的大きくする。
また燃料噴射制御は、概略以下のように行われる。第2及び第3運転領域では、パイロット噴射量及びメイン噴射量を通常運転時より増量し、ポスト噴射は実行しない。第1及び第4運転領域では、ポスト噴射を実行し、メイン噴射量の増量分の一部をポスト噴射により供給する。
図3(a)は、ポスト噴射を実行しない場合に、エンジン回転数NEが比較的高い状態における、エンジンの出力トルクTRQOUTと、粒子状物質排出量Qsootとの関係を示す図である。この図から明らかなように、エンジンの出力トルク(負荷)TRQOUTが、第1閾値TRQ1を超えると、粒子状物質排出量Qsootが大幅に増加する。したがって、出力トルクTRQOUTが第1閾値TRQ1を超えるような高負荷運転領域では、ポスト噴射を実行することによりメイン噴射量を減少させることが望ましい。そこで、本実施形態では、最も高負荷側の第4運転領域ではポスト噴射を実行し、粒子状物質排出量Qsootを低減させるようにしている。
また図3(b)は、ポスト噴射を実行しない場合における、出力トルクTRQOUTと、燃焼変動(燃焼の不安定性)を示すPmi変動率RDPmiとの関係を示す図である。この図の横軸は、図3(a)に示す低負荷領域LRを拡大したものである。低負荷領域では、出力トルクTRQOUTが第2閾値TRQ2より小さくなると、Pmi変動率RDPmiが大幅に増加する。したがって、出力トルクTRQOUTが第2閾値TRQ2を下回るような低負荷運転領域では、ポスト噴射を実行することによりメイン噴射量を減少させることが望ましい。そこで、本実施形態では、最も低負荷側の第1運転領域ではポスト噴射を実行し、燃焼変動(燃焼の不安定化)を抑制している。
このようにポスト噴射を実行する運転領域を第1及び第4運転領域に限定することにより、ポスト噴射による燃料噴射量を低減し、潤滑オイルの希釈化を抑制することができる。
図4及び図5は、エンジン1の吸気量を制御する処理のフローチャートである。この処理は、TDCパルスに同期してECU20のCPUで実行される。
図4のステップS10〜S17が、タービン10のベーン開度を制御する過給圧制御(VNT制御)に対応し、ステップS21〜S27がEGR弁6の開度を制御する排気還流制御(EGR制御)に対応し、図5のステップS31〜S38がスロットル弁13の開度を制御するスロットル弁開度制御(DBW制御)に対応し、ステップS41〜45がSCV15の開度を制御するSCV開度制御(SCV制御)に対応する。
ステップS10では、検出される過給圧BPAと、目標過給圧BPCMDとの偏差ΔBPA(=BPA−BPCMD)を算出する。なお、目標過給圧BPCMDは、アクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて設定されたマップを検索して算出される。ステップS11では、偏差ΔBPAに応じて補正係数KBPAを算出する。補正係数KBPAは、偏差ΔBPAが大きくなるほどより小さな値に設定される。
ステップS12では、リッチ化フラグFRSPが「1」であるか否かを判別する。リッチ化フラグFRSPは、後述する図6の処理で設定されるフラグであり、NOx吸収触媒に吸収されたNOxを還元するための空燃比リッチ化(再生処理)を行うとき「1」に設定される。FRSP=0であって通常運転中であるときは、エンジン運転状態、具体的にはアクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて、第1ベーン開度マップ値VNTMAP1を算出し(ステップS13)、ベーン開度基本値VNTMAPを、第1ベーン開度マップ値VNTMAP1に設定する(ステップS14)。その後、ステップS17に進む。これにより、ベーン開度基本値VNTMAPは、通常運転に適した値に設定される。
ステップS12で、FRSP=1であって空燃比リッチ化運転中であるときは、エンジン運転状態、具体的にはアクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて、第2ベーン開度マップ値VNTMAP2を算出し(ステップS15)、ベーン開度基本値VNTMAPを、第2ベーン開度マップ値VNTMAP2に設定する(ステップS16)。その後、ステップS17に進む。第2ベーン開度マップ値VNTMAP2は、同一のエンジン運転状態においては、第1ベーン開度マップ値VNTMAP1より小さいな値(過給圧を低下させる値)に設定されている。これにより、ベーン開度基本値VNTMAPは、空燃比リッチ化運転に適した値に設定される。
ステップS17では、ベーン開度基本値VNTMAPに補正係数KBPAを乗算することにより、ベーン開度指令値VNTCMDを算出する。
タービン10のベーン開度は、このベーン開度指令値VNTCMDと一致するように制御される。
ステップS21では、ステップS12と同様にリッチ化フラグFRSPが「1」であるか否かを判別する。FRSP=0であるときは、エンジン運転状態、具体的にはアクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて、EGR制御の第1制御ゲインGEGR1を算出し(ステップS23)、制御ゲインGEGRを第1制御ゲインGEGR1に設定する(ステップS24)。その後、ステップS27に進む。これにより、EGR制御の制御ゲインGEGRは、通常運転に適した値に設定される。
ステップS21でFRSP=1であるときは、検出される吸気量GAIRが目標吸気量GACMDに収束した否かを判別する(ステップS22)。具体的には、吸気量GAIRと目標吸気量GACMDの偏差ΔGAIRの絶対値が、収束判定閾値ΔGATH以下か否かを判別する。ステップS22の答が肯定(YES)であるときは、前記ステップS23に進み、否定(NO)であるときは、エンジン運転状態、具体的にはアクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて、EGR制御の第2制御ゲインGEGR2を算出し(ステップS25)、制御ゲインGEGRを第2制御ゲインGEGR2に設定する(ステップS26)。その後、ステップS27に進む。第2制御ゲインGEGR2は、同一の運転状態においては、第1制御ゲインGEGR1より大きな値に設定される。これにより、EGR制御の制御ゲインGEGRは、空燃比リッチ化運転に適した値に設定される。
ステップS27では、吸気量GAIRに応じて、EGR弁6の弁開度指令値LCMDの設定し、実弁開度LACTが弁開度指令値LCMDと一致するように、EGR弁6に制御を行う。ステップS23〜S26で設定される制御ゲインGEGRは、このフィードバック制御の制御ゲインとして適用される。
図5のステップS31では、リッチ化フラグFRSPが「1」であるか否かを判別する。FRSP=0であるときは、スロットル弁13の目標開度THCMDを全開開度THMAXに設定する(ステップS32)。FRSP=1であるときは、エンジン運転状態、具体的にはアクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて、空燃比リッチ化運転用の目標開度マップ値THMAPを算出する。目標開度マップ値THMAPは、全開開度より小さな値に設定されている。
ステップS34では、ステップS22と同様に、吸気量GAIRが目標吸気量GACMDに収束したか否かを判別する。ステップS34の答が否定(NO)であるときは、前記ステップS10と同様に、検出される過給圧BPAと、目標過給圧BPCMDとの偏差ΔBPA(=BPA−BPCMD)を算出する(ステップS35)。
ステップS36では、偏差ΔBPAに応じて、補正量ΔTH1を算出する。補正量ΔTH1は、偏差ΔBPA及び吸気量GAIRに応じて予め設定されているΔTH1マップを検索することにより、または下記式(1)により、算出される。すなわち、補正量ΔTH1は、偏差ΔBPAが増加するほど、また吸気量GAIRが増加するほど、大きな値に設定される。
ΔTH1=Kth×ΔBPA×GAIR (1)
ここで、Kthは、スロットル弁13の形状によって決まる流量補正係数である。
ステップS37では、目標開度マップ値THMAPから補正量ΔTH1を減算することにより、目標開度THCMDを算出する。すなわち、空燃比リッチ化運転を行うときは、吸気量GAIRが目標吸気量GACMDに収束するまでの期間内は、目標開度THCMDが、目標開度マップ値THMAPを補正量ΔTH1だけ減少方向に補正した値に設定される。
ステップS34の答が肯定(YES)であって、吸気量GAIRが目標吸気量GACMDに収束したときは、下記式(2)により、目標開度THCMDを算出する(ステップS38)。
THCMD=(1−α)×THCMD(n−1)+α×THMAP (2)
ここで、αは0から1の間の値に設定される所定係数、THCMD(n−1)は、目標開度の前回算出値である。
式(2)により、目標開度THCMDは、目標開度マップ値THMAPに徐々に近づいていくように設定される。
スロットル弁13の開度THは、目標開度THCMDと一致するように制御される。
ステップS41では、リッチ化フラグFRSPが「1」であるか否かを判別する。FRSP=0であるときは、エンジン運転状態、具体的にはアクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて、第1目標SCV開度マップ値SCVMAP1を算出し(ステップS42)、目標SCV開度SCVCMDを、第1目標SCV開度マップ値SCVMAP1に設定する(ステップS43)。これにより、目標SCV開度SCVCMDは、通常運転に適した値に設定される。
ステップS41で、FRSP=1であるときは、エンジン運転状態、具体的にはアクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて、第2目標SCV開度マップ値SCVMAP2を算出し(ステップS44)、目標SCV開度SCVCMDを、第2目標SCV開度マップ値SCVMAP2に設定する(ステップS45)。第2目標SCV開度マップ値SCVMAP2は、同一のエンジン運転状態においては、第1目標SCV開度マップ値SCVMAP1より小さな値に設定される。これにより、目標SCV開度SCVCMDは、空燃比リッチ化運転に適した値に設定される。
SCV15の開度は、この目標SCV開度SCVCMDと一致するように制御される。
図6及び図7は、燃料噴射弁12による燃料噴射量及び燃料噴射時期を制御する処理のフローチャートである。この処理は、TDCパルスに同期してECU20のCPUで実行される。
図6のステップS50では、NOx浄化装置16に吸収されたNOxを還元するための空燃比リッチ化(NOx吸収触媒の再生処理)を行う時期を決定する。具体的には、先ずアクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて、単位時間当たりのNOx排出量DQNOxを算出し、さらにNOx排出量DQNOxの積算値QNOxを算出する。そして、積算値QNOxが判定閾値QNOxTHに達したとき、リッチ化フラグFRSPが「1」に設定される。リッチ化フラグFRSPは、NOx吸収触媒の再生処理が終了すると、「0」に戻される。
図6のステップS51〜S55が、パイロット噴射制御に対応し、ステップS61〜S65がメイン噴射制御に対応し、図7がポスト噴射制御に対応する。
ステップS51では、リッチ化フラグFRSPが「1」であるか否かを判別する。
ステップS51でFRSP=0であって通常運転中であるときは、エンジン運転状態、具体的にはアクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて、第1パイロット噴射量Qpilot1及び第1パイロット噴射時期CApilot1を算出する(ステップS52)。次いでパイロット噴射量Qpilotを第1パイロット噴射量Qpilot1に設定するとともに、パイロット噴射時期CApilotを第1パイロット噴射時期CApilot1に設定する(ステップS53)。これにより、パイロット噴射量Qpilot及びパイロット噴射時期CApilotは、通常運転に適した値に設定される。
ステップS51でFRSP=1であってNOx吸収触媒の再生処理を行うときは、エンジン運転状態、具体的にはアクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて、第2パイロット噴射量Qpilot2及び第2パイロット噴射時期CApilot2を算出する(ステップS54)。次いでパイロット噴射量Qpilotを第2パイロット噴射量Qpilot2に設定するとともに、パイロット噴射時期CApilotを第2パイロット噴射時期CApilot2に設定する(ステップS55)。これにより、パイロット噴射量Qpilot及びパイロット噴射時期CApilotは、再生処理に適した値に設定される。同一のエンジン運転状態で比較すると、低負荷運転時は、第2パイロット噴射量Qpilot2は、第1パイロット噴射量Qpilot1より大きな値に設定され、第2パイロット噴射時期CApilot2は、第1パイロット噴射時期CApilot1より進角側に設定される。なお、高負荷運転時はパイロット噴射は行われない。
ステップS61では、ステップS51と同様の判別を行い、FRSP=0であって通常運転中であるときは、エンジン運転状態、具体的にはアクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて、第1メイン噴射量Qmain1及び第1メイン噴射時期CAmain1を算出する(ステップS62)。次いでメイン噴射量Qmainを第1メイン噴射量Qmain1に設定するとともに、メイン噴射時期CAmainを第1メイン噴射時期CAmain1に設定する(ステップS63)。これにより、メイン噴射量Qmain及びメイン噴射時期CAmainは、通常運転に適した値に設定される。
ステップS61でFRSP=1であってNOx吸収触媒の再生処理を行うときは、エンジン運転状態、具体的にはアクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて、第2メイン噴射量Qmain2及び第2メイン噴射時期CAmain2を算出する(ステップS64)。次いでメイン噴射量Qmainを第2メイン噴射量Qmain2に設定するとともに、メイン噴射時期CAmainを第2メイン噴射時期CAmain2に設定する(ステップS65)。これにより、メイン燃料噴射量Qmain及びメイン噴射時期CAmainは、再生処理に適した値に設定される。同一のエンジン運転状態で比較すると、第2メイン噴射量Qmain2は、第1メイン噴射量Qmain1より大きな値に設定され、第2メイン噴射時期CAmain2は、第1メイン噴射時期CAmain1より進角側に設定される。
図7のステップS71では、ステップS51と同様の判別を行い、FRSP=0であって通常運転中であるときは、直ちに本処理を出力する。すなわち、ポスト噴射は実行されない。
FRSP=1であってNOx吸収触媒の再生処理を行うときは、エンジン運転状態、具体的にはアクセルペダル操作量AP及びエンジン回転数NEに応じて、ポスト噴射量Qpost及びポスト噴射時期CApostを算出する(ステップS72)。ステップS73では、エンジン運転状態が所定低負荷領域、すなわち図2に示す第1運転領域にあるか否かを判別する。この答が肯定(YES)であるときは、エンジンの回転変動を示す回転変動パラメータMETRMを算出する(ステップS74)。具体的には、回転変動パラメータMETRMは、クランク角30°毎に出力されるCRKパルスの発生時間間隔CRMEの移動平均値MSMEを算出し、これを下記式(3)に適用することにより算出される。
METRM=|MSME(n)−MSME(n−1)|/KMSSLB
(3)
ここで、(n)及び(n−1)はそれぞれ今回値及び前回値を示すために付されたものであり、KMSSLBは、エンジン回転数NEに反比例するように設定される係数である。
ステップS75では、ステップS74で算出される回転変動パラメータMETRMに応じて燃焼安定性補正係数αpostを算出する。具体的には、回転変動パラメータMETRMと、所定閾値METRMX1及びMETRMX2(<METRMX1)とを比較し、METRM>METRMX1であるとき燃焼安定性補正係数αpostを所定量Dαだけ増加させ、METRM<METRMX2であるとき燃焼安定性補正係数αpostを所定量Dαだけ減少させる。ただし、燃焼安定性補正係数αpostは、0以上1以下となるようにリミット処理を施す。これにより、燃焼安定性補正係数αpostは、エンジンの回転変動が大きくなるほど、換言すれば燃焼が不安定化するほど、大きな値に設定される。
ステップS76では、下記式(4)によりステップS72で算出したポスト噴射量Qpostを補正するとともに、下記式(5)によりメイン噴射量Qmainをポスト噴射量Qpostだけ減量する。
Qpost=αpost×Qpost (4)
Qmain=Qmain−Qpost (5)
ポスト噴射量Qpostを燃焼安定性補正係数αpostで補正することにより、燃焼が不安定化するほど、ポスト噴射量Qpostが増量され、メイン噴射量Qmainが減量される。これにより、所定低負荷領域において、燃焼の不安定化を抑制することができる。
ステップS73で、エンジン運転状態が所定低負荷領域にないときは、所定高負荷領域、すなわち図2に示す第4運転領域にあるか否かを判別する(ステップS77)。この答が肯定(YES)であるときは、検出したDPF温度TDPFに応じて図8に示すβpostテーブルを検索し、DPF連続再生係数βpostを算出する(ステップS78)。βpostテーブルは、DPF温度TDPFが高くなるほど、DPF連続再生係数βpostが減少するように設定されている。ただし、DPF温度TDPFが第1所定温度T1(例えば250℃)以下であるときは、DPF連続再生係数βpostは、「1.0」に設定され、第2所定温度T2(例えば400℃)以上であるときは、「0」に近い所定値に設定される。DPF温度TDPFが第2所定温度T2以上であるときは、DPF11に堆積した粒子状物質が連続的に燃焼するので、粒子状物質の堆積量の増加を考慮する必要がなく、ポスト噴射量は最小限で足りる。DPF温度TDPFが、第2所定温度より低いときは、粒子状物質が連続的に燃焼するわけではないので、DPF温度TDPFが低下するほど、DPF連続再生係数βpostが増加するように設定される。これにより、所定高負荷領域における粒子状物質の排出量を効果的に抑制することができる。
ステップS79では、下記式(6)によりポスト噴射量Qpostを補正するとともに、前記式(5)によりメイン噴射量Qmainを補正する。
Qpost=βpost×Qpost (6)
ステップS77でエンジン運転状態が所定高負荷領域にないときは、ポスト噴射量Qpostを「0」に設定して(ステップS80)、本処理を終了する。したがって、エンジン運転状態が所定低負荷領域または所定高負荷領域のいずれにもないときは、すなわち図2の第2及び第3運転領域にあるときは、ポスト噴射は実行されない。
以上のように本実施形態では、ポスト噴射を実行する運転領域を最小限の範囲に限定したので、ポスト噴射を行うことによる潤滑オイルの希釈化を抑制することができる。また、第1運転領域においてポスト噴射を行うことにより、燃焼変動(燃焼の不安定化)を抑制することができ、第4運転領域においてポスト噴射を行うことにより、粒子状物質の排出量を抑制することができる。
本実施形態では、アクセルセンサ26及びクランク角度位置センサ27が運転状態検出手段に相当し、クランク角度位置センサ27が燃焼変動検出手段の一部を構成する。またECU20が、再生時期決定手段、燃料噴射量制御手段、燃焼変動検出手段の一部を構成する。具体的には、図6のステップS50が再生時期決定手段に相当し、図7のステップS72,S73,S75〜S80が燃料噴射量制御手段に相当し、同図のステップS74が燃焼変動検出手段の一部に相当する。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、燃焼安定性補正係数αpostをエンジン1の回転変動を示す回転変動パラメータMETRMに応じて算出するようにしたが、燃焼室内の圧力(筒内圧)PCYLを検出する筒内圧センサを少なくとも1つの気筒に設け、検出筒内圧PCYLから図示平均有効圧力Pmi及びその変動率RDPmiを算出し、Pmi変動率RDPmiに応じて、燃焼安定性補正係数αpostを設定するようにしてもよい。この場合、燃焼安定性補正係数αpostは、Pmi変動率RDPmiが増加するほど、増加するように設定する。なお、Pmi変動率RDPmiは、所定サンプル数の図示平均有効圧検出データの標準偏差を平均値で除算することにより算出される。
また上述した実施形態では、NOx吸収触媒に吸収されたNOxを還元するために空燃比リッチ化運転を行う場合に本発明を適用する例を示したが、例えばNOx吸収触媒がいわゆる硫黄被毒した場合において、SOxを除去するために、空燃比リッチ化運転(NOx吸収触媒の再生処理)を行うときに、本発明を適用してもよい。この場合、再生処理の実行時期は、例えば以下のように決定される。エンジン1の運転時間の積算値TOPACC(再生処理を実行したとき「0」にリセットされる)が所定積算運転時間TOPACTHに達したとき、あるいはエンジン1により駆動される車両の走行距離DRACC(再生処理を実行したとき「0」にリセットされる)が所定走行距離DRACTHに達したときが、再生処理の実行時期とされる。
また上述した実施形態では、図2に示す第1運転領域及び第4運転領域の両方で、ポスト噴射を実行するようにしたが、いずれか一方のみでポスト噴射を実行するようにしてもよい。
また本発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンなどの排気浄化装置としても適用が可能である。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。 機関回転速度(NE)及び機関負荷に応じた機関運転領域を示す図である。 機関出力トルク(TRQOUT)と、粒子状物質排出量(Qsoot)及びPmi変動率(RDPmi)との関係を示す図である。 吸気制御処理のフローチャートである。 吸気制御処理のフローチャートである。 燃料噴射制御処理のフローチャートである。 燃料噴射制御処理のフローチャートである。 図7の処理で参照されるテーブルを示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
12 燃料噴射弁
20 電子制御ユニット(再生時期決定手段、燃焼変動検出手段、燃料噴射量制御手段)
26 アクセルセンサ(運転状態検出手段)
27 クランク角度位置センサ(運転状態検出手段、燃焼変動検出手段)

Claims (2)

  1. 内燃機関の排気系に設けられ、排気が酸化雰囲気にあるとき排気中のNOxを吸収し、排気が還元雰囲気にあるとき吸収したNOxを還元するNOx吸収触媒を備える内燃機関の排気浄化装置において、
    前記NOx吸収触媒に吸収されたNOxまたはSOxを還元して前記NOx吸収触媒の再生処理を行う再生時期を決定する再生時期決定手段と、
    前記機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    前記再生時期において、前記運転状態検出手段により検出された運転状態が所定低負荷運転状態または所定高負荷運転状態であるときは、ポスト噴射により排気を還元雰囲気に変化させ、前記検出された運転状態が前記所定低負荷運転状態及び所定高負荷運転状態以外の運転状態であるときは、ポスト噴射を実行しないように制御する燃料噴射量制御手段と
    前記機関の燃焼変動を検出する燃焼変動検出手段とを備え、
    前記燃料噴射制御手段は、前記検出された運転状態が前記所定低負荷運転状態であるときは、検出した燃焼変動に応じて前記ポスト噴射を実行することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記排気系には、排気中の粒子状物質を捕集する粒子状物質フィルタが設けられ、前記燃料噴射制御手段は、前記検出された運転状態が前記所定高負荷運転状態であるときは、前記粒子状物質フィルタの温度に応じて前記ポスト噴射を実行することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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