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JP4459675B2 - 自動車のピラー補強構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両衝突時の入力をエプロンメンバからピラー部材を介してドアベルトラインリインホースに伝達するようにした自動車のピラー補強構造に関する。
自動車においては、車両衝突時の入力をエプロンメンバからフロントピラーを介してドアベルトラインリインホースに伝達することにより車室への影響を回避するようにした構造が採用されている。また車両衝突時のフロントピラーの断面崩れを防止する観点から、フロントピラー内に該ピラー横断面を略閉塞するバルクヘッドを配設し、該バルクヘッドをフロントピラーの内壁に接合して補強する場合がある。
ところで、上記フロントピラー内にはアンテナやドレンホース等の車載部品が配索されることから、該車載部品を挿通するための開口部を上記バルクヘッドの中央部に形成する構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−20246号公報
しかしながら、上記従来のバルクヘッドの中央部に開口部を形成する構造を採用した場合には、衝突時の入力をドアベルトラインリインホースに効率良く伝達できず、所望の衝突性能が得られないという問題がある。即ち、前部車体構造によっては、衝突時の入力荷重がピラー部材の車外側より車内側に集中して伝わる場合があり、このためバルクヘッドの中央部開口によってピラー部材が変形して断面が崩れ易くなる。
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、ピラー部材内にアンテナやドレンホース等の車載部品を配索する場合の衝突性能への影響を防止できる自動車のピラー補強構造を提供することを目的としている。
本発明は、車両上下方向に延びる閉断面筒状のピラー部材に車両前方に延びるエプロンメンバの後端部を結合し、該ピラー部材の後側に上記エプロンメンバと略同じ高さ位置となるようにドアベルトラインリインホースを配設してなる自動車のピラー補強構造において、上記エプロンメンバの前側を車内側に入り込むように配設し、上記ピラー部材内に、上記エプロンメンバとドアベルトラインリインホースとの間に位置し、かつ該ピラー部材内を略閉塞するバルクヘッドを配設し、該バルクヘッドの車両前外側コーナ部に車載部品挿通部を形成したことを特徴としている。
本発明にかかるピラー補強構造によれば、ピラー部材内を略閉塞するように配設されたバルクヘッドの車両前外側のコーナ部に車載部品挿通部を形成したので、該挿通部を介してピラー部材内にアンテナ等の車載部品を配索することができる。
また衝突時の入力荷重に対する影響の比較的小さいバルクヘッドの車外側に車載部品挿通部を形成したので、入力荷重に対するバルクヘッド全体の剛性はそれほど低下することはなく、ピラー部材の変形による断面崩れを防止でき、衝突時の入力をドアベルトラインリインホースに効率良く伝達することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図7は、本発明の一実施形態による自動車のピラー補強構造を説明するための図であり、図1はフロントピラーのバルクヘッド部分の断面平面図、図2はバルクヘッドが配設されたフロントピラーの概略斜視図、図3はバルクヘッドの斜視図、図4,図5はフロントピラーの側面図,平面図、図6は自動車の車体の斜視図、図7は車両衝突時の入力経路を示す図である。
図において、1は本実施形態のピラー補強構造が採用された自動車の車体を示しており、これは車両上下方向に延びる左,右のフロントピラー2,2の上端部及び下端部にそれぞれ車両前後方向に延びるルーフレール3,3及びロッカパネル4,4を結合し、該フロントピラー2後方のルーフレール3とロッカパネル4との間にセンタピラー5を結合してフロントドア開口6を形成した概略構造を有しており、該フロントドア開口6にはフロントドア15が配設されている。
また上記左,右のルーフレール3の間にはルーフパネル8が配設され、上記左,右のフロントピラー2,2の上下方向中央部には車幅方向に延びるフロントカウル7が配設されている。
上記左,右のフロントピラー2には車両前方に延びるエプロンメンバ10の後端部10aが結合されており、該左,右のエプロンメンバ10,10の前端部にはアッパサイドメンバ11,11を介してラジエータサポート12が結合されている。さらに各エプロンメンバ10にはサスペンションタワー13の上端部が結合され、下端部はサイドメンバ14に結合されている。
車両平面から見たとき、上記左,右のエプロンメンバ10,10は、フロントピラー2から前側ほど内側に位置するように若干傾斜させて配設されている(図6及び図7(a)参照)。
上記フロントドア15内にはベルトラインLに沿うようにドアベルトラインリインホース17が配設されており、該ドアベルトラインリインホース17は車両前後方向に見たときに、上記フロントピラー2及びセンタピラー5に重なり合うように配置されている。
また、車両側方から見たとき、上記ドアベルトラインリインホース17及びエプロンメンバ10は略同じ高さ位置に、かつ車両前後方向に略直線をなすように直列配置されている。これにより車両衝突時の入力は、エプロンメンバ10からフロントピラー2を介してドアベルトラインリインホース17に伝達され、該ベルトラインリインホース17から車体後部に伝達されるようになっている。
上記フロントピラー2は、横断面ハット状のピラーアウタ20とこれの車内側開口を閉塞するピラーインナ21との間に該ピラーアウタ20に概ね沿うように形成された横断面ハット状のピラーリインホース22を配設するとともに、これらの前,後縁部2a,2b同士を溶接により接合し、これにより上下方向に延びる概ね角筒状の閉断面を形成した構造となっている。上記ピラーアウタ20の外側壁20aに上記エプロンメンバ10の後端部10aが溶接により接合されている。
上記フロントピラー2内にはバルクヘッド25が配設されている。このバルクヘッド25は、衝突時の入力をエプロンメンバ10からフロントピラー2を介してドアベルトラインリインホース17に有効に伝達するためのものであり、上記エプロンメンバ10とドアベルトラインリインホース17との間に位置し、かつフロントピラー2を略閉塞するように配置されている。
上記バルクヘッド25は、車外側に開口する断面コ字状の第1バルクヘッド26と、該第1バルクヘッド26内に配置され、車内側に開口する断面コ字状の第2バルクヘッド27とを接合することにより車両前後方向に延びる3つのボックス断面bを形成した構造となっている。
上記第1バルクヘッド26は、内側壁26aの上,下縁に車外側に延びる横側壁26b,26bを屈曲形成するとともに、該各横側壁26bの外縁に上,下フランジ部26c,26cを屈曲形成し、上記内側壁26aの後縁に後フランジ部26dを形成した構造となっている。
また第2バルクヘッド27は、外側壁27aの上,下縁に車内側に延びる横側壁27b,27bを屈曲形成するとともに、該各横側壁27bの内縁に上,下フランジ部27c,27cを屈曲形成し、外側壁27aの後縁に上記後フランジ部26dに当接するように延びる脚部27dを形成した構造となっている。
上記第1バルクヘッド26の上,下フランジ部26cは上記ピラーリインホース22にピラーアウタ20とともに溶接により接合されており、後フランジ部26dはピラーインナ21にボルト締め固定されている。
また第2バルクヘッド27の外側壁27aは上記ピラーリインホース22にピラーアウタ20とともに溶接により接合され、脚部27dは後フランジ部26dに溶接により接続されており、さらに上,下フランジ部27cは第1バルクヘッド26の内側壁26aとともにピラーインナ21にボルトで共締め固定されている。
そして上記バルクヘッド25の車両前外側コーナ部には車載部品挿通部30が上下方向に貫通するように形成されている。この部品挿通部30は、上記第1バルクヘッド26の各横側壁26b及び第2バルクヘッド27の各横側壁27bの前外端部分を切り欠いて形成されたものであり、車載部品挿通部30にはフロントピラー2の上端部に形成されたアンテナ挿入孔2dから挿入されたアンテナ31が挿通されている。
上記ピラーインナ21のバルクヘッド25の上側部分には、図4及び図5に示すように、アンテナガイド用ビード33が車外側に膨出形成されている。そして上記アンテナ31はビード33に当接した後、車外側に案内され、部品挿通部30内に挿通されている。即ち、車両側方から見て、フロントピラー2は上記バルクヘッド25が配設された略垂直に延びる下半部Aと、該下半部Aの上端から斜め上後方に傾斜して延びる上半部Bとからなっている。このため、上半部Bのアンテナ挿入孔2dから挿入したアンテナ31がフロントピラー2の屈曲部分で引っ掛かり易く、部品挿通部30内にスムーズに挿通することが困難な構造となっている。
これに対して、本実施形態では、ピラーインナ21の部品挿通部30に臨む部分にガイド用ビード33を膨出形成したので、アンテナ31をガイド用ビード33により引っ掛かることなく部品挿通部30に案内することができる。これにより作業者からは見えないフロントピラー2内でのアンテナ31の配索作業を容易に行うことができる。また上記ビード33はピラーインナ21の成形時のしわ取りとしても機能している。
本実施形態によれば、フロントピラー2内に該ピラー2を略閉塞するようにバルクヘッド25を配設し、該バルクヘッド25の車両前外側のコーナ部に車載部品挿通部30を形成したので、衝突時の入力荷重に対するバルクヘッド25の車内側の剛性を確保でき、フロントピラー2の変形による断面崩れを防止でき、衝突時の入力をドアベルトラインリインホース17に効率良く伝達することができる。特に、上述のように左,右のエプロンメンバ10の前側を車内側に入り込むように配設した車体構造とした場合には、図7(a),(b)に示すように、オフセット衝突時の入力荷重がエプロンメンバ10からフロントピラー2の車内側に集中し易いことから、このような車体構造を採用した場合に有効である。
また上記入力荷重に対する影響の比較的小さいバルクヘッド25の車体外側に車載部品挿通部30を形成したので、衝突性能に影響を与えることなくフロントピラー2内にアンテナ31を配索することができる。
本発明の一実施形態による自動車のピラー補強構造を説明するためのフロントピラーのバルクヘッド部分の断面平面図である。 上記バルクヘッドが配設されたフロントピラーの概略斜視図である。 上記バルクヘッドの斜視図である。 上記フロントピラーの側面図である。 上記フロントピラーの平面図である。 上記自動車の車体の斜視図である。 車両衝突時の入力経路を示す図である。
符号の説明
2 フロントピラー(ピラー部材)
10 エプロンメンバ
10a 後端部
17 ドアベルトラインリインホース
25 バルクヘッド
30 車載部品挿通部
31 アンテナ(車載部品)

Claims (1)

  1. 車両上下方向に延びる閉断面筒状のピラー部材に車両前方に延びるエプロンメンバの後端部を結合し、該ピラー部材の後側に上記エプロンメンバと略同じ高さ位置となるようにドアベルトラインリインホースを配設してなる自動車のピラー補強構造において、上記エプロンメンバの前側を車内側に入り込むように配設し、上記ピラー部材内に、上記エプロンメンバとドアベルトラインリインホースとの間に位置し、かつ該ピラー部材内を略閉塞するバルクヘッドを配設し、該バルクヘッドの車両前外側コーナ部に車載部品挿通部を形成したことを特徴とする自動車のピラー補強構造。
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