JP4433291B2 - 車両用シート - Google Patents
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また、車室の内側(反扉側)に大きく移動すると、シートベルトの肩ベルトが「ずれて」外れという課題もある。このことは、車両が横転したときも、着座者はシートベルトの拘束状態から解放されてしまうことになり、好ましくない。
本発明は、側突の際の着座者の横方向の移動を阻止または抑制できる側突サポート機構を設けた車両用シートを提供するものである。
本発明は、座席シート2を有する車両用シートの背凭シート3の側部には、側突されたときまたは側突を予測したとき駆動手段15により前記背凭シート3の側面30の前端よりも前側に突出移動する側突サポート機構Sのサポート部25を設け、該サポート部25は、前記背凭シート3の骨格フレーム5に対して移動自在に設けた前後移動体8を、カバーまたはクッション材および表皮部材により被覆して構成すると共に、前記前後移動体8自体は変形せずに移動する構成とした車両用シートとしたものである。
本発明は、座席シート2を有する車両用シートの背凭シート3の側部の一部、または、前記背凭シート3の側部には、側突サポート機構Sのサポート部25を形成し、サポート部25は側突されたときまたは側突を予測したとき駆動手段15により背凭シート3の側面30の前端よりも前方に突出移動して車両用シート1の着座者Tの横方向の移動を阻止または抑制するように構成し、該サポート部25は、前記背凭シート3の骨格フレーム5に対して移動自在に設けた前後移動体8を、カバーまたはクッション材および表皮部材により被覆して構成すると共に、前記前後移動体8自体は変形せずに移動する構成とした車両用シートとしたものである。
本発明は、前記側突サポート機構Sは、背凭シート3の骨格フレーム5に固定したステー7に前方移動可能に前後移動体8を取付けて前記サポート部25を構成し、前記ステー7には駆動ギヤ17を有する駆動モータ15を設け、前後移動体8には駆動ギヤ17が噛合うラックギヤ19を設けることを特徴とした車両用シートとしたものである。
本発明は、前記側突サポート機構Sのステー7と前後移動体8には、夫々に前後方向に長い挿通孔10,11を上下に夫々形成し、該挿通孔10,11の夫々には係合部材12,13を挿通固定し、前後移動体8がステー7に対して挿通孔10、11と係合部材12,13により案内されて前方移動するように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記サポート部25は、少なくとも、車両の扉を基準に扉と反対側の、着座者の上腕部付近側方の背凭シート3に設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記背凭シート3の側面30は、平面視において、後側に至るに従い内側に位置するように傾斜させ、この傾斜面により形成される空間、または、背凭シート3の側面30の所定位置に形成した凹部31内にサポート部25を位置するように構成した車両用シートとしたものである。
請求項4の発明では、簡単な構成で駆動モータ15によりサポート部25を前方移動させられる。
請求項5の発明では、サポート部25は確実に前方移動する。
請求項6の発明では、サポート部25は着座者Tを支持すると共に、サポート部25に着座者Tの頭部が衝突するのも避けられ、好適である。
請求項7の発明では、車両用シート1に着座者Tが着座したときに邪魔にならず、クッション性を犠牲にしない。
前記背凭シート3の側部には、側方からの衝突である側突されたとき、車両用シート1の着座者Tの横方向の移動を阻止または抑制するように作用する側突サポート機構Sを設ける。側突サポート機構Sは、前記背凭シート3の側部の一部により構成してもよく、どのように設けるかは任意である。
側突サポート機構Sは、背凭シート3の骨格フレーム5の側部フレーム部6にステー7を固定する。ステー7には前後移動体8を前後方向に移動自在に取付ける。前後移動体8の取付構成は任意であるが、ステー7および前後移動体8の夫々には前後方向に長い挿通孔10、11を上下一対夫々形成し、挿通孔10、11の夫々にピンあるいはボルト等の係合部材12、13を挿通固定し、前後移動体8がステー7に対して挿通孔10、11と係合部材12、13により案内されて前後移動するようにする。
前後移動体8の外周は樹脂カバー20により包囲して、側突サポート機構Sのサポート部25を形成する。サポート部25は着座者Tを支持するために前方に移動すればよく、サポート部25自体の構成は任意であり、前後移動体8の外周にクッション材を設け、その外周を表皮部材で被覆してもよい。
26はVSC(車両安定制御システム)、27はECU(制御ユニット)である。
また、サポート部25は、座席シート2の座面から背凭シート3の上面の間の所定位置に位置すればよいが、実施例では車両用シート1の着座者Tの上腕部付近側方に設けると、側突時にシートベルトに拘束されにくい着座者Tの上半身をサポート部25が支持できて好適である。
また、背凭シート3の側面30は、平面視において、後側に至るに従い内側に位置するように傾斜させ、この傾斜面により形成される空間に側突サポート機構Sのサポート部25を位置させると、車両用シート1に着座者Tが着座したときに邪魔にならず、好適である。
また、背凭シート3の側面30の所定位置に凹部31を形成し、凹部31内にサポート部25を設けてもよい。
車両用シート1の背凭シート3の骨格フレーム5に固定したステー7に前後方向に移動自在に前後移動体8を取付けているから、車体の所望位置に設けた側突予測用のレーダー装置Lが側突を予測すると、駆動モータ15を作動させ、駆動ギヤ17とラックギヤ19の作用によって、ステー7に対して前後移動体8を前側移動させ、これにより、サポート部25が前方に移動する。
サポート部25は、前側に移動すると、背凭シート3の前面より前側に突き出すので、車両用シート1の着座者Tの横方向の移動を阻止または抑制する。
また、側突サポート機構Sは、車両用シート1の左右何れか一側または両側に設けるが、少なくとも、車両の扉を基準に扉と反対側の内側に設けると、シートベルトによる拘束が開放されたときでも、側突サポート機構Sにより着座者Tを支持できて、好適である。
Claims (7)
- 座席シート2を有する車両用シートの背凭シート3の側部の少なくとも一部は、側突されたときまたは側突を予測したとき駆動手段15により前記背凭シートの側面30の前端よりも前側に突出移動する側突サポート機構Sのサポート部25を形成し、該サポート部25は、前記背凭シート3の骨格フレーム5に対して移動自在に設けた前後移動体8を、カバーまたはクッション材および表皮部材により被覆して構成すると共に、前記前後移動体8自体は変形せずに移動する構成とした車両用シート。
- 座席シート2を有する車両用シートの背凭シート3の側部には、側突されたときまたは側突を予測したとき駆動手段15により前記背凭シート3の側面30の前端よりも前側に突出移動する側突サポート機構Sのサポート部25を設け、該サポート部25は、前記背凭シート3の骨格フレーム5に対して移動自在に設けた前後移動体8を、カバーまたはクッション材および表皮部材により被覆して構成すると共に、前記前後移動体8自体は変形せずに移動する構成とした車両用シート。
- 座席シート2を有する車両用シートの背凭シート3の側部の一部、または、前記背凭シート3の側部には、側突サポート機構Sのサポート部25を形成し、サポート部25は側突されたときまたは側突を予測したとき駆動手段15により背凭シート3の側面30の前端よりも前方に突出移動して車両用シート1の着座者Tの横方向の移動を阻止または抑制するように構成し、該サポート部25は、前記背凭シート3の骨格フレーム5に対して移動自在に設けた前後移動体8を、カバーまたはクッション材および表皮部材により被覆して構成すると共に、前記前後移動体8自体は変形せずに移動する構成とした車両用シート。
- 請求項1または請求項2または請求項3において、前記側突サポート機構Sは、背凭シート3の骨格フレーム5に固定したステー7に前方移動可能に前後移動体8を取付けて前記サポート部25を構成し、前記ステー7には駆動ギヤ17を有する駆動モータ15を設け、前後移動体8には駆動ギヤ17が噛合うラックギヤ19を設けることを特徴とした車両用シート。
- 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、前記側突サポート機構Sのステー7と前後移動体8には、夫々に前後方向に長い挿通孔10,11を上下に夫々形成し、該挿通孔10,11の夫々には係合部材12,13を挿通固定し、前後移動体8がステー7に対して挿通孔10、11と係合部材12,13により案内されて前方移動するように構成した車両用シート。
- 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5において、前記サポート部25は、少なくとも、車両の扉を基準に扉と反対側の、着座者の上腕部付近側方の背凭シート3に設けた車両用シート。
- 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6において、前記背凭シート3の側面30は、平面視において、後側に至るに従い内側に位置するように傾斜させ、この傾斜面により形成される空間、または、背凭シート3の側面30の所定位置に形成した凹部31内にサポート部25を位置するように構成した車両用シート。
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