[go: up one dir, main page]

JP4297359B2 - 可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部 - Google Patents

可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部 Download PDF

Info

Publication number
JP4297359B2
JP4297359B2 JP2004263481A JP2004263481A JP4297359B2 JP 4297359 B2 JP4297359 B2 JP 4297359B2 JP 2004263481 A JP2004263481 A JP 2004263481A JP 2004263481 A JP2004263481 A JP 2004263481A JP 4297359 B2 JP4297359 B2 JP 4297359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pooling
axial force
fluid transport
flexible fluid
outer periphery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004263481A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006077907A (ja
Inventor
徹 籠浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2004263481A priority Critical patent/JP4297359B2/ja
Publication of JP2006077907A publication Critical patent/JP2006077907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4297359B2 publication Critical patent/JP4297359B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

本発明は、可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部に関するものである。
図4は、例えば1MPa以上の高圧流体を輸送するのに好適な可撓性流体輸送管1の端部の段剥ぎ状態の斜視図を示したものである。
この可撓性流体輸送管1は、耐外圧座屈強度に優れ且つ耐蝕性も良好なステンレス製のインターロック管2の外周がプラスチック内管3で覆われ、このプラスチック内管3の外周が内圧補強鋼帯4の螺旋巻きによる内圧補強鋼帯巻回層5で覆われ、この内圧補強鋼帯巻回層5の外周が複数本の軸力補強金属条6をそれぞれ斜に螺旋巻きした軸力補強金属条巻回層7で覆われ、この軸力補強金属条巻回層7の外周がプラスチック等の外部シース8で覆われた構造になっている。インターロック管2は、薄いステンレステープのエッジを折曲げて、隣接するターンのエッジと噛み合わせた構造になっている。プラスチック内管3は、インターロック管2の外周にナイロン等のプラスチックを押出し被覆して形成されている。内圧補強鋼帯巻回層5は、内圧補強鋼帯4をショートピッチで密巻きして形成されている。軸力補強金属条巻回層7は、複数本の軸力補強金属条6をロングピッチで螺旋巻きして形成されている。外部シース8は、例えば耐水性や耐摩耗性に優れた半硬質ポリエチレン等のプラスチック素材を押出し被覆して形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような可撓性流体輸送管1は、図5に示すように、その端末がプラスチック内管3の外周で段剥ぎされ、その端末部分に布設用プーリング端末部9が接続されている。
この布設用プーリング端末部9は、先端にプーリングアイ10が形成されてプーリング部11aとなっているプーリングエンドボデイ11を備えている。このプーリングエンドボデイ11の後端部の中心には同心状に凹部11bが設けられている。この凹部11bには、インターロック管2とプラスチック内管3の重ね合わせ端部が該プラスチック内管3の外周を接触させて嵌められている。内圧補強鋼帯巻回層5の端部外周には、インナーシール押し金具12が嵌められている。プラスチック内管3とプーリングエンドボデイ11との間に介在されたインナーシール13がインナーシール押し金具12をプーリングエンドボデイ11に固定する圧力で圧縮されて、プラスチック内管3の端末が気密・液密に閉塞されている。即ち、インナーシール押し金具12の外周の一部には、周方向に沿ってフランジ部12aが突設され、このフランジ部12aを貫通するボルト14をプーリングエンドボデイ11に螺合することにより、このインナーシール押し金具12をプーリングアイ10の方向に移動させてインナーシール13を圧縮し、シールを行うようになっている。複数本の各軸力補強金属条6の端末は、インナーシール押し金具12の外周に溶接部15でそれぞれ固定されている。溶接部15は、各軸力補強金属条6の長手方向に沿って所定の長さにわたって設けられている。外部シース8の端末の外周には、シースホルダー16が固定されている。シースホルダー16は、金属製でリング状をしていて、図示しないが周方向に複数のピースに分割され、各ピースの内面には外部シース8に食い込ませる複数の突起が突設され、各ピース間は連結ネジで連結される構造になっている。シースホルダー16を内鍔部17aで抜止め支持するアウターケース17が、インナーシール押し金具12と各軸力補強金属条6の溶接部15を包囲してプーリングエンドボデイ11にネジ結合部18で固定されている。アウターケース17とプーリングエンドボデイ11との重なり部分もシールリング19でシールされている。アウターケース17内には、エポキシ樹脂の如き熱硬化性の樹脂20が充填されて硬化されている。アウターケース17の後部では、内鍔部17aの後面に当たってアウターケース17と外部シース8との間をシールするアウターシール21が介在されている。アウターシール21の後部にはシール加圧リング22が配置され、アウターケース17の後部内周に螺合されたネジリング23の螺合でアウターシール21が加圧されるようになっている。
このような布設用プーリング端末部9は、各軸力補強金属条6の末端を外向きに折り返して引止めリングで引き止める構造に比べて、外径を小型にできる利点がある。このため既設の管路内への引き込みも、外径が小さいので容易に行うことができる。
特開平6−123385号公報(図3)
しかしながら、このような従来の布設用プーリング端末部9では、インナーシール押し金具12の外周に溶接部15で溶接されて固定されている各軸力補強金属条6にそれぞれ引張り張力が作用した際に、それぞれロングピッチで斜に螺旋巻きされている各軸力補強金属条6に、直線状に戻ろうとする移動力がインナーシール押し金具12の周方向に向かって発生し、この移動力で溶接部15の手前の各軸力補強金属条6が曲げられて、該溶接部15の近くで各軸力補強金属条6が破断される問題点があった。
また、従来の布設用プーリング端末部9では、樹脂20と外部シース8との接着力が弱く、且つシースホルダー16の外部シース8に対する固定力も十分ではないので、外部シース8に大きな張力が作用した際に、外部シース8の先端がアウターケース17から抜け出してしまう問題点があった。
本発明の目的は、引張り張力で各軸力補強金属条がその溶接部の近くで破断されるのを防止できる可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部を提供することにある。
本発明の他の目的は、大きな張力で外部シースの先端がアウターケースから抜け出してしまうのを防止できる可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部を提供することにある。
本発明は、インターロック管の外周がプラスチック内管で覆われ、該プラスチック内管の外周が内圧補強鋼帯巻回層で覆われ、該内圧補強鋼帯巻回層の外周が複数本の軸力補強金属条をそれぞれ斜に螺旋巻きした軸力補強金属条巻回層で覆われ、該軸力補強金属条巻回層の外周が外部シースで覆われている可撓性流体輸送管の端末が段剥ぎされ、
可撓性流体輸送管の段剥ぎされた端末に布設用プーリング端末部が接続され、
該布設用プーリング端末部は、先端がプーリング部となっているプーリングエンドボデイを備え、該プーリングエンドボデイの後端部にインターロック管とプラスチック内管の端部が嵌められ、内圧補強鋼帯巻回層の端部外周にインナーシール押し金具が嵌められ、プラスチック内管とプーリングエンドボデイとの間に介在されたインナーシールがインナーシール押し金具をプーリングエンドボデイに固定する圧力で圧縮されてプラスチック内管の端末が気密・液密に閉塞され、複数本の各軸力補強金属条の端末がインナーシール押し金具の外周に溶接部でそれぞれ固定され、外部シースの端末の外周にシースホルダーが固定され、該シースホルダーを抜止め支持するアウターケースがインナーシール押し金具と各軸力補強金属条の溶接部を包囲してプーリングエンドボデイに固定され、アウターケース内に樹脂が充填されて構成されている可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部を改良するものである。
本発明に係る可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部では、溶接部でインナーシール押し金具の外周に固定されている各軸力補強金属条にそれぞれ張力が作用した際に、それぞれ斜に螺旋巻きされている各軸力補強金属条が直線状に戻ろうとする移動を阻止する阻止金具がそれぞれインナーシール押し金具の外周に突設されている。
この場合、軸力補強金属条巻回層が内圧補強鋼帯巻回層の周方向に斜に並設されている複数本の各軸力補強金属条の間にスペーサ条をそれぞれ介在させて構成され、各阻止金具は各スペーサ条の切除箇所に設置されていることが好ましい。
また、アウターケース内の外部シースの表面が粗面に加工され、アウターケース内に充填された樹脂が粗面に接着されていることが好ましい。
さらに、シースホルダーがロックピンで外部シースに固定されていることが好ましい。
本発明に係る可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部では、各軸力補強金属条が溶接部でインナーシール押し金具の外周に固定されている箇所の手前で、各軸力補強金属条に沿わせて阻止金具をインナーシール押し金具の外周に突設したので、各軸力補強金属条にそれぞれ張力が作用した際に、それぞれ斜に螺旋巻きされている各軸力補強金属条が直線状に戻ろうとして、インナーシール押し金具の周方向に向かう移動力が発生するのを阻止金具でそれぞれ阻止することができる。このため、この移動力で溶接部の手前の各軸力補強金属条が曲げられて、該溶接部の近くで各軸力補強金属条が破断されるのを防止することができる。
また、軸力補強金属条巻回層を、内圧補強鋼帯巻回層の周方向に斜に並設されている複数本の各軸力補強金属条の間にスペーサ条をそれぞれ介在させて構成し、各阻止金具を各スペーサ条の切除箇所に設置すると、隣接する軸力補強金属条に邪魔されないで阻止金具を設置することができる。
また、アウターケース内の外部シースの表面を粗面に加工し、アウターケース内に充填した樹脂を粗面に接着すると、樹脂と外部シースとの接着力が向上し、外部シースに大きな張力が作用した際の該外部シースの先端のアウターケースからの引き抜けを抑制することができる。
さらに、シースホルダーがロックピンで外部シースに固定されていると、シースホルダーの外部シースに対する固定力が一層向上し、外部シースに大きな張力が作用した際の該外部シースの先端のアウターケースからの引き抜けを防止することができる。
図1及び図2は本発明に係る可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部の実施の形態の一例を示したもので、図1は本例の可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部の一部縦断側面図、図2は図1で溶接された軸力補強金属条とこれに並設された阻止金具との関係を示す要部平面図である。なお、図4や図5と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
本例の可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部では、軸力補強金属条巻回層7は内圧補強鋼帯巻回層5の周方向に斜に並設されている複数本の各軸力補強金属条6の間に図示しないがほぼ同じ太さでプラスチック製のスペーサ条がそれぞれ介在されて構成されている。このようにスペーサ条を使用すると、軸力補強金属条巻回層7の軽量化を図ることができる。これらスペーサ条は、本例では、各軸力補強金属条6を溶接部15で溶接する箇所では、先端側が切除されて存在しないようになっている。
溶接部15でインナーシール押し金具12の外周に固定されている各軸力補強金属条6にそれぞれ張力が作用した際に、それぞれ斜に螺旋巻きされている各軸力補強金属条6が直線状に戻ろうとする移動を阻止する阻止金具24がそれぞれインナーシール押し金具12の外周に突設されている。本例では、各阻止金具24はインナーシール押し金具12の外周に溶接されて突設されている。これら阻止金具24は、スペーサ条の先端の切除箇所に設置されている。各阻止金具24は、各軸力補強金属条6の側面に接触するようにして配置されている。各阻止金具24が各軸力補強金属条6の側面に接する面は、円弧状に面取りされていることが好ましい。
また、アウターケース17内の外部シース8の表面は、サンドペーパで擦って粗面8aに加工されている。アウターケース17内に充填された樹脂20は、外部シース8の粗面8aに接着されている。
さらに、シースホルダー16はこれを貫通して外部シース8に突き刺さるロックピン25により、外部シース8に固定されている。
このように各軸力補強金属条6が溶接部15でインナーシール押し金具12の外周に固定されている箇所の手前で、各軸力補強金属条6に沿わせて阻止金具24をインナーシール押し金具12の外周に突設しておくと、各軸力補強金属条6にそれぞれ張力が作用した際に、それぞれ斜に螺旋巻きされている各軸力補強金属条6が直線状に戻ろうとして、インナーシール押し金具12の周方向に向かう移動力が発生するのを阻止金具24でそれぞれ阻止することができる。このため、この移動力で溶接部15の手前の各軸力補強金属条6が曲げられて、該溶接部15の近くで各軸力補強金属条6が破断されるのを防止することができる。
また、軸力補強金属条巻回層7を、内圧補強鋼帯巻回層5の周方向に斜に並設されている複数本の各軸力補強金属条6の間にスペーサ条をそれぞれ介在させて構成し、各阻止金具24を各スペーサ条の切除箇所に設置すると、隣接する軸力補強金属条6に邪魔されないで阻止金具24を設置することができる。
また、アウターケース17内の外部シース8の表面を粗面8aに加工し、アウターケース17内に充填した樹脂20を粗面8aに接着すると、樹脂20と外部シース8との接着力が向上し、外部シース8に大きな張力が作用した際の該外部シース8の先端のアウターケース17からの引き抜けを抑制することができる。
さらに、シースホルダー16がロックピン25で外部シース8に固定されていると、シースホルダー16の外部シース8に対する固定力が一層向上し、外部シース8に大きな張力が作用した際の該外部シース8の先端のアウターケース17からの引き抜けを防止することができる。
このような可撓性流体輸送管1は、布設用プーリング端末部9で牽引することにより、地上、地中、洞道、水底、海底、海底中に、直接或いは既設の管路内に布設することができる。特に、既設の管路が老朽化等した場合には、この管路を保護材或いは布設ルートとしてその内に可撓性流体輸送管1を布設することができる。
軸力補強金属条6の従来例と本発明の固定構造での、軸力補強金属条6の破断強度の違いを実験により確認した際の条件を表1に示す。
Figure 0004297359
供試試料は、図3に示す単体試料とし、矢印方向にインナーシール押し金具12と軸力補強金属条6を引っ張る引張り試験を実施した。軸力補強金属条6はその傾斜角度θを75°として、溶接部15でインナーシール押し金具12に固定し、阻止金具24なしと、阻止金具24ありでその設置角度を75°,78°,82°との3通りに変えた4例で評価を行った。
表2は、4例で引張り試験をした際の軸力補強金属条6の破断荷重と破断箇所について示した。
Figure 0004297359
この結果、阻止金具24なしと、阻止金具24ありとで、破断荷重の差が確認された。阻止金具24なしでは、溶接部15の端部で軸力補強金属条6が破断し、破断荷重が他の例より低下している。阻止金具24ありでは、溶接部15から距離をおいた箇所で軸力補強金属条6が破断し、阻止金具24なしより破断荷重が上昇している。
また、阻止金具24の設置角度については、軸力補強金属条6の巻付け角度と同等か、それ以上であれば十分な強度を確保することができる。
軸力補強金属条6の巻付け角度以下の阻止金具24の設置角度については評価していないが、限られたスペース内に設置することを考慮すると、軸力補強金属条6の巻付け角度以下では阻止金具24の占有面積が大きくなるため余り好ましくない。
次に、外部シース8の先端のアウターケース17からの引き抜けについて評価した結果を表3に示す。評価は、シースホルダー16によるロックと、熱硬化性樹脂20の充填とを行った従来例と、シースホルダー16によるロックと、外部シース8の表面を粗面8aにして熱硬化性樹脂20の充填とを行った本発明例1と、シースホルダー16を3箇所でロックピン25で外部シース8に固定し、外部シース8の表面を粗面8aにして熱硬化性樹脂20の充填とを行った本発明例2について行った。評価は、既設管路を模擬したマイターベンド管(R1.5m、180°曲がり)とし、即ち、曲がり管となるように直線管をつなぎ合わせた管とし、このマイターベンド管の内面には溶接ビードを施し、凹凸状態を意図的に設置し、この中に可撓性流体輸送管1を引き込んだ際の引き込み張力と、外部シース8の状態を確認することにより行った。
Figure 0004297359
この結果、従来例では100kNにて抜けが発生したが、本発明例1では110〜120kNにて抜けが発生し、本発明例2では160kNにて抜けが発生しなかった。それ故、従来例に比べて本発明例1,2では抜け荷重が向上しており、布設張力を高くすることができることを確認した。
なお、洞道内布設等の場合には、樹脂20は場合によっては省略することもできる。
本発明に係る可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部の実施の形態の一例の一部縦断側面図である。 図1で溶接された軸力補強金属条とこれに並設された阻止金具との関係を示す要部平面図である。 軸力補強金属条の本発明の固定構造での破断強度の違いを実験するための単体試料の平面図である。 可撓性流体輸送管の段剥ぎ状態を示す斜視図である。 従来の可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部の一部縦断側面図である。
符号の説明
1 可撓性流体輸送管
2 インターロック管
3 プラスチック内管
4 内圧補強鋼帯
5 内圧補強鋼帯巻回層
6 軸力補強金属条
7 軸力補強金属条巻回層
8 外部シース
8a 粗面
9 布設用プーリング端末部
10 プーリングアイ
11 プーリングエンドボデイ
11a プーリング部
11b 凹部
12 インナーシール押し金具
12a フランジ部
13 インナーシール
14 ボルト
15 溶接部
16 シースホルダー
17 アウターケース
17a 内鍔部
18 ネジ結合部
19 シールリング
20 樹脂
21 アウターシール
22 シール加圧リング
23 ネジリング
24 阻止金具
25 ロックピン

Claims (4)

  1. インターロック管の外周がプラスチック内管で覆われ、前記プラスチック内管の外周が内圧補強鋼帯巻回層で覆われ、前記内圧補強鋼帯巻回層の外周が複数本の軸力補強金属条をそれぞれ斜に螺旋巻きした軸力補強金属条巻回層で覆われ、前記軸力補強金属条巻回層の外周が外部シースで覆われている可撓性流体輸送管の端末が段剥ぎされ、
    前記可撓性流体輸送管の段剥ぎされた端末に布設用プーリング端末部が接続され、
    前記布設用プーリング端末部は、先端がプーリング部となっているプーリングエンドボデイを備え、該プーリングエンドボデイの後端部に前記インターロック管と前記プラスチック内管の端部が嵌められ、前記内圧補強鋼帯巻回層の端部外周にインナーシール押し金具が嵌められ、前記プラスチック内管と前記プーリングエンドボデイとの間に介在されたインナーシールが前記インナーシール押し金具を前記プーリングエンドボデイに固定する圧力で圧縮されて前記プラスチック内管の端末が気密・液密に閉塞され、複数本の前記各軸力補強金属条の端末が前記インナーシール押し金具の外周に溶接部でそれぞれ固定され、前記外部シースの端末の外周にシースホルダーが固定され、前記シースホルダーを抜止め支持するアウターケースが前記インナーシール押し金具と前記各軸力補強金属条の前記溶接部を包囲して前記プーリングエンドボデイに固定され、前記アウターケース内に樹脂が充填されて構成されている可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部において、
    前記溶接部で前記インナーシール押し金具の外周に固定されている前記各軸力補強金属条にそれぞれ張力が作用した際に、それぞれ斜に螺旋巻きされている前記各軸力補強金属条が直線状に戻ろうとする移動を阻止する阻止金具がそれぞれ前記インナーシール押し金具の外周に突設されていることを特徴とする可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部。
  2. 前記軸力補強金属条巻回層が前記内圧補強鋼帯巻回層の周方向に斜に並設されている複数本の前記各軸力補強金属条の間にスペーサ条をそれぞれ介在させて構成され、前記各阻止金具は前記各スペーサ条の切除箇所に設置されている請求項1に記載の可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部。
  3. 前記アウターケース内の前記外部シースの表面が粗面に加工され、前記アウターケース内に充填された前記樹脂が前記粗面に接着されている請求項1または2に記載の可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部。
  4. 前記シースホルダーがロックピンで前記外部シースに固定されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部。
JP2004263481A 2004-09-10 2004-09-10 可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部 Expired - Fee Related JP4297359B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004263481A JP4297359B2 (ja) 2004-09-10 2004-09-10 可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004263481A JP4297359B2 (ja) 2004-09-10 2004-09-10 可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006077907A JP2006077907A (ja) 2006-03-23
JP4297359B2 true JP4297359B2 (ja) 2009-07-15

Family

ID=36157531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004263481A Expired - Fee Related JP4297359B2 (ja) 2004-09-10 2004-09-10 可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4297359B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2439147A (en) * 2006-06-16 2007-12-19 Wellstream Int Ltd Pipe or hose connector
JP5306877B2 (ja) * 2009-03-30 2013-10-02 古河電気工業株式会社 可撓管の端末構造
KR101509786B1 (ko) * 2009-09-28 2015-04-06 현대자동차주식회사 센서 포트 삽입형 실리콘 호스 및 그 제조방법
JP5367532B2 (ja) * 2009-10-26 2013-12-11 古河電気工業株式会社 補強条、流体輸送用可撓管、補強条の製造方法および流体輸送用可撓管の製造方法
JP5638861B2 (ja) * 2010-07-22 2014-12-10 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 可撓管の端末構造
CN104455856B (zh) * 2013-09-18 2016-04-06 天津市海王星海上工程技术股份有限公司 大口径复合软管注胶接头配件

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006077907A (ja) 2006-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7080860B2 (en) Fastening structure for end of hose with corrugated metal tube
US20150035276A1 (en) Polymer pipe connection assembly
US9217530B2 (en) Extended range tapping sleeve and gasket
US4176865A (en) Coupling for pipe
KR20050062437A (ko) 내압 복합관
JP4297359B2 (ja) 可撓性流体輸送管の布設用プーリング端末部
US6386594B1 (en) Connection element for a composite hose and process for connecting composite hose
JP2004514861A (ja) 接続フランジを備える可撓性ホース、およびこのホースを製造する方法
KR101003942B1 (ko) 관체 연결 장치
JP2009047302A (ja) 金属樹脂複合管の接続構造、及び該接続構造に用いる金属樹脂複合管
JP6050628B2 (ja) 管路の内張り構造
JP4743725B1 (ja) ライニング体及びそれを用いたライニング構造物
JP5989369B2 (ja) 可撓性管継手
JP5619637B2 (ja) 可撓管の端末構造
JP2019018430A (ja) 更生管の製管方法及び摩擦低減装置
JPH0736228Y2 (ja) 流体輸送管用端末金具
EP1162396B1 (en) Hose pipe
JP7590835B2 (ja) 管体の継手構造
JP4106694B2 (ja) 可撓性継手のリブ付管用締付けリング構造
CN213745346U (zh) 一种柔性接口钢承口环及插接组件
KR101057166B1 (ko) 다용도 배관 연결 장치
CN220118866U (zh) 一种法兰接头
KR102510309B1 (ko) 이중 실링구조를 구비하는 배관 연결 구조
JP5638861B2 (ja) 可撓管の端末構造
JP3839923B2 (ja) ゴムホースのフランジ部の構造及び可とう継手

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090317

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090409

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4297359

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140424

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees