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JP4286749B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、電気接続箱に関する。
従来より、自動車に搭載される電気接続箱はエンジンルーム等に設置されることがあるため、洗浄による水の浸入によって回路基板或いはバスバーが短絡しないように対策が講じられてきた(特許文献1)。
このものは回路基板を収容するための枠体3の上面に、外部コネクタ接続用の取付部3cが一体的に設けられている。この取付部3cには上下に貫通する端子収容孔3dが設けられており、そこには、外部コネクタの備える端子と回路基板を接続するための接続端子(バスバー)13が収容されている。そのため、この端子収容孔3dを介して侵入した水分がバスバーを伝って電気接続箱内部の回路基板を浸水させる虞があった。
そこで、取付部3cから回路基板5に至る経路上においてバスバー13の外周に別部品11を液密状に嵌着し、これにより、バスバー13を伝う水滴分の経路を変えることで回路基板5を保護するようにしていた。
特開2003−348732公報
例えば、図8に示すようにヒューズボックス15の下方にこれとは別体に形成された接続箱本体17が配されるものにおいては、ヒューズボックス15と接続箱本体17に収容される回路基板との間を電気的に接続するバスバー18は、ヒューズボックス15の底壁から引き出された後、同底壁の下面15Aに沿う配索経路をとって接続箱本体17に引き込まれることがある。
係る場合に、ヒューズボックス15内に侵入した水滴はバスバー18を介してヒューズボックス15側から接続箱本体17側へ伝ってゆくが、こうした水滴が接続箱本体17の上面に貯まってしまうと、その部分で隣接するバスバー同士が短絡してしまう虞がある。そこで、短絡を未然に防止する方策としてバスバー18のうち底壁から引き出された部分18Aと、接続箱本体17との間に空隙を設けることが考えられるが、このような空隙19を設けると、バスバー18の支持が十分でなくなるためヒューズの取り替えの際に、図8の(b)に示すようにバスバー18のうち底壁から引き出された部分18Aが変形をきたす虞があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、バスバーをしっかりと支持した上で、短絡防止を行うことが可能な電気接続箱を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ヒューズ素子が脱着可能に収容されるヒューズボックスを、内部に回路構成体が収容される回路ケーシングに対して、前記回路ケーシングの上面に前記ヒューズボックスの下面を対向させるように上下に取り付けた構成であると共に、前記ヒューズ素子と前記回路構成体との間を電気的に接続する複数本のバスバーが、前記ヒューズボックスの底壁から引き出された後、前記回路ケーシング上面に対する対向面となる前記ヒューズボックスの下面に沿う配索経路をとって水平に折れ曲がりつつ、その後下方に折れて前記回路ケーシング内に引き込まれている電気接続箱であって、前記バスバーの内、前記ヒューズボックスの下面に沿って水平に折れ曲がった部分を曲げ部と定義したときに、前記回路ケーシングの上面に、前記バスバーの曲げ部から下降傾斜し当該バスバーの曲げ部の下面との間に排水空隙を形成する排水用斜面部を設けると共に、前記回路ケーシングの上面に設けられた前記排水用斜面部のうち前記曲げ部と対向する部分には、上面が前記各バスバーの曲げ部の下面に当接して各バスバーの曲げ部を個別に下支えする水平な支持面である支持板が設けられ、更に、同支持板前記支持面の幅は前記曲げ部の幅寸法よりも幅狭に形成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記支持板は板面が前記バスバーの配索方向に沿ところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記支持板は前記曲げ部のうち前記ヒューズボックスの下面に沿う部分のほぼ全長に亘って形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記回路ケーシングにはコネクタハウジングが横並びに配されるとともに、その対向面間に位置して前記排水空隙が形成されたものにおいて、前記対向面間には一端側が前記排水空隙に連なり他端が前記コネクタハウジング或いは前記回路ケーシング外に開放する排水延長溝が設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、回路ケーシングの上面の排水用斜面部には支持板が設けられているから、バスバーをしっかりと支持することが出来る。また、支持面の幅は各バスバーの幅寸法より狭い設定とされているから、バスバーを伝う水滴は支持面上に留まることなく排水され、バスバーの短絡防止を行うことが出来る。
請求項2の発明によれば、排水性が高まり、短絡防止がより確実となる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、バスバーは支持板によってその全長(下面に沿う部分の全長)に亘って支えられるから、支持がより強固なものとなる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、水滴は排水延長溝を通って、電気接続箱の外に確実に排水される。
本発明の一実施形態を図1ないし図7によって説明する。
図1に示す20は自動車に使用される電気接続箱であって、バッテリ等の電源と電気的負荷との間に介設され、電源から供給される電力を各電装品に分配・供給するとともに、これら電力供給の切り替え等の制御を行うものである。電気接続箱20は回路構成体31を内部に収容するケーシング(本発明の回路ケーシングに相当する)21、ヒューズボックス70、アッパーコネクタ(本発明のコネクタハウジングに相当する)90を主体として構成され、例えば、エンジンルーム内に縦向きに(図1に示す向き)配置される。
回路構成体31は回路基板33と、回路基板33の表面に形成された回路パターン(図示せず)に実装される電子部品32と、回路基板33の裏面に沿って配されて電源(図示せず)に接続される金属板材からなる基板用バスバー41とから構成されている。尚、回路基板33と基板用バスバー41とは、絶縁性を有する接着剤(図示せず)を介して一体化されている。また、ここでいう接着剤には接着シートが含まれるものとする。
ケーシング21は合成樹脂製の枠体35、枠体35の外形と概ね同じ形状とされた金属製(例えば、アルミニウム合金)の放熱板39並びにカバー61から構成されている。枠体35は、回路基板33の外形に沿った形状であって、全周に亘って切れ目無く連続して回路基板33を包囲するようになっている。また、詳細には後述するが、枠体35の上部(図1に示す上部)にはヒューズボックス70が取りつけられている。
カバー61は放熱板39と同じく枠体35の外形と概ね同じ形状とされる。図4に示すようにカバー61並びに放熱板39は枠体35の左右両側に対向するように位置して枠体35内に回路構成体31を収容させた状態で、枠体35の開口面を閉止するようになっている。また、図1に示すようにカバー61の上部の左右両縁には座部64が設けられており、カバー61は枠体35に対して例えば、ねじ締め等によってヒューズボックス70と共締めされるようになっている。
ヒューズボックス70は合成樹脂製であって上方に開口する箱型をなす。図4に示すように、ヒューズボックス70の内部は区画壁71Aによって、複数のヒューズ室72に区画されている。各ヒューズ室72の底壁には各ヒューズ室72を連通する端子挿通孔75A、75Bが同図のS方向に一対設けられており、右側の端子挿通孔75Aには基板用バスバー41が、左側の端子挿通孔75Bにはコネクタ用バスバー100がそれぞれ挿通されるようになっている。
まず、基板用バスバー41から説明すると、基板用バスバー41の上端部分はクランク状に屈曲され(水平方向に折り曲げられた部分を曲げ部41Aとする)て図示上方に立ち上げられている。この立ち上げられた部分がヒューズ端子接続部42とされており、端子挿通孔75Aに挿通される。尚、曲げ部41Aはヒューズボックス70とカバー61との対向面(ヒューズボックス70の下面76、カバー61の上面62)間にあって、両面に沿うように配される。
一方、コネクタ用バスバー100は図6に示すように、タブ101とヒューズ端子接続部105との間を連結部103を介して前後に繋いで形成され、ヒューズ端子接続部105が、端子挿通孔75Bに挿通されるようになっている。
そして、図4に示すように、これら端子挿通孔75A、75Bの間に位置して仕切壁73と、仕切壁73の両側に抜止め片74が設けられている。この抜止め片74は図示上方に向かって片持ち状に伸び、その先端部分にはロック爪74Aが設けられている。このロック爪74Aは、各ヒューズ端子接続部42、105が図4に示す正規差し込み位置まで挿入されたときには各ヒューズ端子接続部42、105に形成されるロック孔109に係止してヒューズ端子接続部42を抜止めするようになっている。
ヒューズボックス70の上面からは各ヒューズ室72に対して、ヒューズHが挿入されるようになっている。ヒューズHは一対のヒューズ端子Tを備えており、挿入状態においては各ヒューズ端子Tが基板用バスバー41並びにコネクタ用バスバー100のヒューズ端子接続部42、105にそれぞれ接続されるようになっている。
また、ヒューズボックス70における幅方向の中央部分からは、図1に示すように下向きにロックアーム78が形成されている。このロックアーム78は、次述するアッパーコネクタ90に形成されるロック受け部に対して係止して、アッパーコネクタ90をロック状態に保持するように機能する。
アッパーコネクタ90は合成樹脂製であって横長角筒状をなすとともに、前方から相手側ハウジングを嵌合可能とされたフード部が形成されている。図4に示すように、アッパーコネクタ90はヒューズボックス70の下部において、同フード部を下に向けた状態(開口を下に向けた状態)で、カバー61と向かい合うように配置されている。そして、アッパーコネクタ90の上面(ヒューズボックス70の下面76と向かい合う面)91には各フード部に連なる受け入れ孔(図示せず)が上下に貫通しており、そこへは前述したコネクタ用バスバー100のタブ101が貫通されるようになっている。
また、図1に示すように、アッパーコネクタ90のうち左右方向の中央部分は他の部分に比べて下方への張りだし量が多くなっており、延設部93が形成されている。
ところで、ヒューズボックス70は上面が開口しているから、そこへは水滴が侵入することがあるが、侵入した水滴はヒューズ室72の底側に集まり、その後、基板用バスバー41或いはコネクタ用バスバー100を伝ってゆく。
一方、本実施形態において基板用バスバー41及びコネクタ用バスバー100はヒューズボックス70の下面76から引き出された後、クランク状に屈曲して同下面76に沿う配索経路をとっているが、屈曲した部分(曲げ部41A、連結部103)の下方にはカバー61並びにアッパーコネクタ90が位置している(図4参照)。そのため、水滴が基板用バスバー41或いはコネクタ用バスバー100を伝う過程で、カバー61並びにアッパーコネクタ90の上面62、91に留まってしまい、そこで、隣接する基板用バスバー41同士或いはコネクタ用バスバー100同士が短絡する虞がある。
そこで、本実施形態では、基板用バスバー41の曲げ部41Aとカバー61の上面62との間並びにコネクタ用バスバー100の連結部103とアッパーコネクタ90の上面91との間に排水空隙を設けることとしている。
より具体的に図4を参照して説明すると、アッパーコネクタ90の上面91には段差96が設けられるとともに、その下端からはカバー61側に向かって下降傾斜するコネクタ側排水用斜面部94が形成されている。コネクタ側排水用斜面部94の終端はアッパーコネクタ90の側面(カバー61に対する対向面)90Aに達している。これにより、連結部103とコネクタ側排水用斜面部94との間に、排水空隙が形成される。
一方、カバー61の上面62にはカバー側排水用斜面部67が設けられている。カバー側排水用斜面部67は図4に示すP部(基板用バスバー41の曲げ部41Aが枠体35の内側から外側に引き出される部分)を始端として、そこからアッパーコネクタ90に向かって下降傾斜し、終端はカバー61の壁面(アッパーコネクタに対する対向面)61Aに達している。これにより、曲げ部41Aとカバー側排水用斜面部67との間に、排水空隙が形成される。
これら両排水用斜面部67、94は互いに対向するようになっているが、カバー側排水用斜面部67の方が傾斜角度が大きくとってあり(約45度の勾配)、その下端がコネクタ側排水用斜面部94の下端に比べて下方に位置している。
また、カバー側排水用斜面部67は、図3におけるC区間に亘って形成されているが、このうちE区間においては図5に示すように斜面(カバー側排水用斜面部67)の下端67Bがアッパーコネクタ90の下方に開放されているのに対して、図3におけるD区間においては図4に示すように斜面の下端67Bがアッパーコネクタ(延設部93)の対向面によって閉じられている。そのため、同部分における排水性を担保するために、カバー側排水用斜面部67のうちアッパーコネクタ90の延設部93と対向する位置には排水延長溝69が形成されている。
排水延長溝69はその上端がカバー側排水用斜面部67の下部に連なるとともに、下向きにまっすぐ延びており、下端には排出部69Bが形成されている。排出部69Bはアッパーコネクタ90側に向かって下降傾斜するとともに、その下端部分が延設部93の下方に開放している。また、排水延長溝69の溝深さは溝面69Aが図4における左右方向に関して、曲げ部41Aの先端部分にほぼ揃うような深さ寸法とされている。
また、排水延長溝69の幅寸法(図3に示すF区間の幅)はアッパーコネクタ90の延設部93の幅寸法(図3に示すD区間の幅)よりやや狭い幅寸法とされている。このような設定としたのは、カバー61の壁面のうち排水延長溝69の周縁部分の壁面によって延設部93を受けるためであって、仮に、排水延長溝69の幅寸法を延設部93に比べて大きくとると、延設部93が溝内に嵌まり込んでしまう。
また、カバー側排水用斜面部67には図2に示すように支持板68が複数個並設されている。各支持板68は板面が基板用バスバー41における曲げ部41Aの配索方向に沿った三角形状をなすとともに、各曲げ部41Aと対向する位置に配されている。そして、支持板68のうち曲げ部41Aと対向する側の片は曲げ部41Aに対する支持面68Aとなっている。支持面68Aは基板用バスバー41の曲げ部41Aに倣った水平面とされており、曲げ部41Aのうち枠体35から露出される部分(図4におけるP部より左側に位置する部分)のほぼ全長に亘って接して、同曲げ部41Aを下支えするようになっている。尚、基板用バスバー41における曲げ部41Aの配索方向とは図4における左右方向のことである。
このような構成とすることで、基板用バスバー41の変形防止が図られる。すなわち、ヒューズHを交換する場合などには、基板用バスバー41の曲げ部41AにはヒューズHを介して下向きの押し込み力が作用するが、上記構成であれば支持板68によって曲げ部41Aをしっかりと支えることが出来るから、曲げ部41Aに下向きの押し込み力が作用しても同部分が変形することがない。
また、これら各支持板68の板厚寸法は図7に示すように、基板用バスバー41の曲げ部41Aの並び方向に関する幅寸法に比べて小さく設定されており、組み付け時においては、各支持板68が各曲げ部41Aの幅寸法内にあって、各曲げ部41Aの中央部分を支えている。尚、支持板68の板厚寸法が基板用バスバー41の曲げ部41Aの並び方向に関する幅寸法に比べて小さく設定されていることが、本発明の同支持突部のうち前記バスバーに対する支持面の幅は前記各バスバーの幅寸法よりも幅狭に形成されているに相当する。
本実施形態の作用効果について説明する。
ヒューズHの交換作業はボンネットを空けた状態で行うことから、例えば降雨時に交換作業を行うとヒューズボックス70のヒューズ室72内に水滴が侵入する場合がある。ヒューズ室72内に侵入した水滴は、ヒューズ室72に設けられる挿通孔75A、75Bを通じてヒューズボックス70の下面76側にしみ出す。その後、水滴は基板用バスバー41側にあっては同バスバー41の曲げ部41Aを伝ってカバー61側へ徐々にしみ出してゆき、コネクタ用バスバー100にあっては同バスバー100の連結部103を伝ってアッパーコネクタ90側にしみ出してゆく。やがて、水滴はカバー側排水用斜面部67、或いはコネクタ側排水用斜面部94の始端に達する。それ以降、水滴は各排水用斜面部67、94の斜面に沿って下方に流れてゆく。
その後、図3に示すE区間内にある水滴は、カバー側排水用斜面部67の下端67Bからアッパーコネクタ90の下方へ直接排水される。
一方、水滴のうち図3に示すD区間内を伝うものは排水延長溝69を経由して、排出部69Bからアッパコネクタ(延設部93)の下方へ排水される。
仮に排水延長溝69がなければ、D区間内においてはカバー側排水用斜面部67全体が延設部93によって覆われてしまっているから、水滴はカバー側排水用斜面部67の下端に至った後、そこに留まってしまい、排水の信頼性に欠けるものとなる。しかし、先に述べたように排水延長溝69が設けられていれば、カバー側或いはコネクタ側排水用斜面部67、94を伝う水滴を確実に装置外へ排出することが出来る。加えて、排水延長溝69の下端には側方に下降傾斜する排出部69Bが形成されているから、更に、排水性に優れるものとなる。このような排水性が担保されることで、バスバーの短絡防止を確実に行うことが出来る。
また、ヒューズHの取り替えを行う際に、基板用バスバー41並びにコネクタ用バスバー100にはヒューズHを介して下向きの押し込み力が作用する。特に、基板用バスバー41にあっては、図4に示すように曲げ部41Aの長さが連結部103の全長に比べて長く同図におけるP部には強い力が加わる。しかし、支持板68が各基板用バスバー41の曲げ部41Aをその全長に亘って支えているから上記押し込み力に十分抗することが出来る。
そして、この支持板68の板厚は基板用バスバー41の板幅に比べて狭く設定されており、組み付け状態においては曲げ部41Aの幅寸法内にある。そのため、基板用バスバー41を伝う水滴は支持板68に達すると、その後、支持板68の側面を伝って下方に流れてゆくこととなる。従って、支持板68が排水の妨げ(支持面68A上に水滴が留まることがない)となることもない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態では基板用バスバー41を支持板(一定の板幅のもの)68によって支持したが、基板用バスバー41を下支え可能で、かつその支持面68Aの幅が基板用バスバー41の幅より狭いものであればよく、例えば、支持面68Aからカバー側排水用斜面部67に向けて板幅が徐々に広くなるものであってもよい。
(2)本実施形態ではカバー側排水用斜面部67にのみ支持板68を設けたが、コネクタ側排水用斜面部94に支持板68を設けてコネクタ用バスバー100を支持してもよい。
本発明の一実施形態に係る電気接続箱の正面図 カバーの斜視図 電気接続箱の部分拡大図 図3におけるA−A線断面図 図3におけるB−B線断面図 コネクタ用バスバーの斜視図 支持片が基板用バスバーを下支えしている状態を示す斜視図 従来例の側面図
符号の説明
20…電気接続箱
21…ケーシング(回路ケーシング)
41…基板用バスバー
41A…曲げ部
68…支持板
70…ヒューズボックス

Claims (4)

  1. ヒューズ素子が脱着可能に収容されるヒューズボックスを、内部に回路構成体が収容される回路ケーシングに対して、前記回路ケーシングの上面に前記ヒューズボックスの下面を対向させるように上下に取り付けた構成であると共に、
    前記ヒューズ素子と前記回路構成体との間を電気的に接続する複数本のバスバーが、前記ヒューズボックスの底壁から引き出された後、前記回路ケーシング上面に対する対向面となる前記ヒューズボックスの下面に沿う配索経路をとって水平に折れ曲がりつつ、その後下方に折れて前記回路ケーシング内に引き込まれている電気接続箱であって、
    前記バスバーの内、前記ヒューズボックスの下面に沿って水平に折れ曲がった部分を曲げ部と定義したときに、
    前記回路ケーシングの上面に、前記バスバーの曲げ部から下降傾斜し当該バスバーの曲げ部の下面との間に排水空隙を形成する排水用斜面部を設けると共に、
    前記回路ケーシングの上面に設けられた前記排水用斜面部のうち前記曲げ部と対向する部分には、上面が前記各バスバーの曲げ部の下面に当接して各バスバーの曲げ部を個別に下支えする水平な支持面である支持板が設けられ、更に、同支持板前記支持面の幅は前記曲げ部の幅寸法よりも幅狭に形成されていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記支持板は板面が前記バスバーの配索方向に沿うことを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記支持板は前記曲げ部のうち前記ヒューズボックスの下面に沿う部分のほぼ全長に亘って形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記回路ケーシングにはコネクタハウジングが横並びに配されるとともに、その対向面間に位置して前記排水空隙が形成されたものにおいて、
    前記対向面間には一端側が前記排水空隙に連なり他端が前記コネクタハウジング或いは前記回路ケーシング外に開放する排水延長溝が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電気接続箱。
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