JP4239844B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents
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また、リテーナを利用してインフレータにインナーチューブを容易に固定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記インフレータは、下端にガス噴出口が設けられるシリンダータイプのインフレータであって、前記インナーチューブの上端開口部には該インナーチューブを前記インフレータに固定するための固定片が設けられていることを要旨とする。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1には、車室内に配置された左側のフロントシート21が示されている。このフロントシート21は腰掛部22と背もたれ部23とを備え、背もたれ部23の左側部にはサイドエアバッグ装置24が車室内の装着部としてのケース25内に収容された状態で埋設されている。このサイドエアバッグ装置24は、図示しない車両のボディサイド部に装備される左側ドアに対応して設けられている。なお、図面において左側のフロントシート21のみが示されているが、図示しない右側のフロントシートにも同様なサイドエアバッグ装置24が装備されている。本実施形態のサイドエアバッグ装置24では、図1を基準として車両前後方向を前後及び車両の上下方向を上下という。
車両のボディサイド部に他の車両が衝突することにより、ボディサイド部に所定値以上の衝撃が加わると、衝撃センサからの検出信号に基づき、制御回路から駆動電流がインフレータ26に出力される。そして、この駆動電流に基づく加熱により、インフレータ26のガス発生剤からガスが発生し、そのガスはガス噴出口31aから噴出される。このとき、図4に示すようにガス噴出口31aはインナーチューブ28に内挿されているため、噴出ガスはインナーチューブ28内に供給される。続いて、インナーチューブ28に供給された噴出ガスは、図4に矢印で示すようにインナーチューブ28内の上方及び下方に向かって流通する。下方に向かう噴出ガスは、インナーチューブ28内を通じて下端開口部39に直接到達する。一方、上方に向かう噴出ガスは、インフレータ26の外周面とインナーチューブ28の内周面との隙間を通じて上端開口部38に到達する。このとき、インナーチューブ28の上端開口部38は上部区画室34に配設されるとともに下端開口部39は下部区画室35に配設されている。従って、上部区画室34には、前部連通路36や後部連通路37を介して下部区画室35から噴出ガスが供給される以外に、上端開口部38からも噴出ガスが供給される。すなわち、上部区画室34への噴出ガスの供給は、前部連通路36や後部連通路37のみに依存することなく、インナーチューブ28の上端開口部38からも行われるため、その結果、上部区画室34における膨張展開の遅延が抑制される。
(1) このサイドエアバッグ装置24では、エアバッグ27には上部区画室34及び下部区画室35を連通する前部連通路36及び後部連通路37が設けられている。また、インナーチューブ28にはガス噴出口31aが内挿され、上端開口部38は上部区画室34に配設されるとともに下端開口部39は下部区画室35に配設されている。このように構成した場合、上部区画室34には、下部区画室35から前部連通路36や後部連通路37を介して噴出ガスが供給される以外に、上端開口部38からも噴出ガスが供給される。すなわち、上部区画室34への噴出ガスの供給は、前部連通路36や後部連通路37のみに依存することなく、インナーチューブ28の上端開口部38からも行われるため、その結果、上部区画室34における膨張展開の遅延が抑制される。従って、上部区画室34の膨張展開を有効に制御することができる。
(変形例)
なお、第1実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記テザー33に代えて、基布32a及び基布32bを隙間なく縫着することにより接合したシームを採用してもよい。また、基布32a及び基布32bを接合する接合部としてテザー33とシームを組み合わせて構成してもよい。
・ 前記インナーチューブ28は、エアバッグ27を構成する基布32a、32bと同一の材質から構成されているが、例えばシリコーン樹脂がコーティングされた織布等、エアバッグ27を構成する基布とは異なる基布を採用してもよい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(変形例)
なお、第3実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記細管54は、その上端を上端開口部52から突出させずに上端開口部52の内側に配置するように設けてもよい。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
Claims (5)
- ガス噴出口からガスを噴出するインフレータと、
噴出ガスにより車両のボディサイド部と搭乗者との間にて膨張展開するエアバッグと、
該エアバッグ内に設けられ、前記インフレータを内挿するインナーチューブと、
前記インフレータを車室内の装着部に固定するリテーナと、
を備えるサイドエアバッグ装置であって、
前記インフレータは、下端に前記ガス噴出口が設けられ、
前記エアバッグには上部区画室と、下部区画室と、前記各区画室を連通する連通路とが備えられ、
前記インナーチューブの上端開口部は前記上部区画室に配設されるとともに前記インナーチューブの下端開口部は前記下部区画室に配設され、
前記連通路を介して前記下部区画室から前記上部区画室に前記噴出ガスが流通可能に構成されるとともに、前記インフレータの外周面と前記インナーチューブの内周面との隙間を通じて噴出ガスが前記上端開口部から前記上部区画室に供給されており、
前記インフレータ及び前記インナーチューブは前記リテーナに内挿されることを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - 前記インナーチューブの上端開口部から前記上部区画室に供給される噴出ガスの供給量を、前記インナーチューブの下端開口部から前記下部区画室に供給される噴出ガスの供給量よりも少なくなるように構成することを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記インフレータは、下端に前記ガス噴出口が設けられるシリンダータイプのインフレータであって、該インフレータは前記インナーチューブに内挿され、前記ガス噴出口は前記インナーチューブの下端開口部側に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサイドエアバッグ装置。
- ガス噴出口からガスを噴出するインフレータと、
噴出ガスにより車両のボディサイド部と搭乗者との間にて膨張展開するエアバッグと、
を備えるサイドエアバッグ装置であって、
前記エアバッグには上部区画室と、下部区画室と、前記各区画室を連通する連通路とが備えられ、該連通路を介して前記下部区画室から前記上部区画室に前記噴出ガスが流通可能に構成され、
さらに、前記エアバッグ内にはインナーチューブが設けられ、
該インナーチューブにはガス噴出口が内挿され、前記インナーチューブの上端開口部は前記上部区画室に配設されるとともに前記インナーチューブの下端開口部は前記下部区画室に配設され、
前記インフレータの外面と前記インナーチューブの上端開口部における内面との隙間には、前記噴出ガスの流量を調整して前記上部区画室に直接供給する流量調整部材が設けられていることを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - 前記インフレータは、下端にガス噴出口が設けられるシリンダータイプのインフレータであって、前記インナーチューブの上端開口部には該インナーチューブを前記インフレータに固定するための固定片が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
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