JP4224308B2 - 円筒棒状ワークの熱処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、縦続配列した状態で供給される複数の円筒棒状ワークをピンチローラで挟んで順次熱処理部に搬入するように構成された円筒棒状ワークの熱処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建設機械の履帯に使用される連結ピンのような円筒棒状ワークに焼入もしくは焼入焼戻等の熱処理を施す熱処理装置では、縦続配列した状態で搬送されてくる複数の円筒棒状ワークをピンチローラもしくはそれに準ずる送り手段によって順次熱処理部に搬入するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10-204524号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記熱処理装置では、円筒棒状ワークをピンチローラが進行方向に押している間は、先行ワークも進行方向に同時に移動することになる。しかし、ワークの供給が停止されて、ピンチローラが最後に供給されたワークを送り出した後は、このワークおよびそれに先行するワークの搬送が停止することになる。
【0005】
すなわち、例えば、焼入処理を施す熱処理装置では、作業停止(作業中断時、作業終了時、ワーク機種変更時、投入ワークの不足時、設備トラブルの発生時、前工程機設備のトラブル発生時等において実行される)のためにワークの供給が停止された場合に、上記の搬送停止が発生する。この場合、最後に供給されたワークとそれに先行するいくつかのワークがピンチローラから焼入部の冷却ジャケットに至る区間に未処理ワークとして残されることになる。
【0006】
また、焼入部と焼戻部とを備えた熱処理装置において上記の搬送停止が発生すると、最後に供給されたワークとそれに先行するいくつかのワークがピンチローラから焼戻部の焼戻用コイルの出口に至る区間に未処理ワークとして残されることになる。
【0007】
上記の熱処理装置においては、未処理ワークの他にいくつかの処理完了ワークも残されるので、次の作業を開始する前に、これらのワークを識別するという面倒でかつ労力を伴う作業を実施なければならない。
また、未処理ワークの中には、再熱処理が可能なものと不可能なもの(破棄すべきもの)が混在することになるので、この識別作業も必要となる。
一方、次の作業サイクルにおけるワークの径が前の作業サイクルにおけるそれと異なる場合には、前の作業サイクルにおいて装置の中に残ったワークを全て装置の外に取り出す必要がある。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、作業停止のためにワークの供給が停止された場合でも、それまでに供給された全ての円筒棒状ワークに対して所定の熱処理を施すことが可能な円筒棒状ワークの熱処理装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、縦続配列した状態で供給される複数の円筒棒状ワークをピンチローラで挟んで順次熱処理部に搬入するように構成された円筒棒状ワークの熱処理装置において、前記ピンチローラによって移動させ得る形状を有する押し棒と、前記円筒棒状ワークの供給が停止された際に、前記押し棒を所定の待機位置から前記ピンチローラに向けて移送する押し棒移送手段と、を備えている。
【0010】
前記熱処理部は、前記円筒棒状ワークの周面に接して該ワークを回転させるワーク回転用ローラを有する。
前記押し棒移送手段の移送速度は、前記押し棒が最後に供給された円筒棒状ワークに対して前記ピンチローラの上流側で追いつくように設定される。
前記押し棒は、前記押し棒移送手段によって前記ピンチローラまで移動された後、該ピンチローラによってその先端部が該熱処理部から抜け出すまで移動される。
前記押し棒は、前記ワーク回転用ローラから与えられる回転力が前記ピンチローラに接した部分に伝達されることを回避するため、複数の分割ロッドを隣接する分割ロッド相互がその軸線を中心として相対回転し得るように連接した構成を有する、
【0011】
実施形態においては、前記熱処理部として、前記円筒棒状ワークに焼入れ処理を施す焼入部が設けられている。
【0012】
前記焼入部の下流側に位置して、該焼入部によって焼入れ処理された前記円筒棒状ワークに焼戻し処理を施す焼戻部と、前記焼戻部の上流側に位置して、前記焼入部から抜け出した前記押し棒を進行させるピンチローラと、をさらに備えることができ、この場合、前記押し棒はその先端部が前記焼戻部から抜け出すまで進行される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明に係る円筒棒状ワークの熱処理装置の実施の形態について説明する。
この実施の形態に係る円筒棒状ワークの熱処理装置は、ピン等の円筒棒状ワークを2列(図1の側面図では、一方の列のみが現れている)で連続的に送りながら、個々の列のワークに対して焼入処理および焼戻処理をそれぞれ施すものである。
【0014】
図1に示すように、この熱処理装置は、円筒棒状ワーク1の流れ方向(図1における右方向)に沿って、シュータ3、ワーク送り用コンベア5、上下一対のピンチローラ7a,7b、焼入部9、上下一対のピンチローラ11a,11b、焼戻部13、アフター冷却部15および排出シュータ17を順次配設し、かつ、上記シュータ3の下方に後述の押し棒(ハッチを付して示す)19を移送するための押し棒送り用コンベア21を配設した構成を有する。
【0015】
ピンチローラ7a,7bおよびピンチローラ11a,11bは、それぞれ個別の駆動原によって回転駆動される。また、上部のピンチローラ7a,11aは、それぞれシリンダ8,12によって昇降される。
【0016】
焼入部9は、焼入用加熱コイル91と、この加熱コイル91に隣接する冷却ジャケット92と、加熱コイル91の前後に位置して、ワーク1を軸線回りに接触回転させる回転用ローラ93,94と、これらのローラ93,94の上方にそれぞれ位置して回転等に伴うワーク1の跳ね上がりを防止する上押さえ部材95,96と、これらの上押さえ部材95,96をそれぞれ昇降させるシリンダ97,98と、散水防止カバー99とを備えている。
【0017】
上記焼戻部13は、焼戻用加熱コイル131を備え、アフター冷却部15は、コンベア151と散水防止カバー152とを備えている。
シュータ3は、支点3aを中心として傾斜下端部を昇降させるシリンダ31を備えている。
【0018】
上記押し棒19は、図6に示すような先頭部ロッド191、中間部ロッド192および後端部ロッド193を連結することによって構成されている。
先頭部ロッド191は、一方の端面が平坦に形成されるとともに、他方の端面に連結用凹溝191aが形成されている。中間部ロッド192は、一方の端面に連結用突起192aが形成されるとともに、他方の端面に連結用凹溝192bが形成されている。また、後端部ロッド193は、一方の端面に連結用突起193aが形成されるとともに、他方の端面が位置した側の端部に先細状のテーパ面193bが形成されている。
【0019】
先頭部ロッド191、中間部ロッド192および後端部ロッド193は、図7に示すように、上記凹溝191a、突起192a、凹溝192bおよび突起193aを介して相互に連結される。この例では、先頭部ロッド191と後端部ロッド193との間に中間部ロッド192を5本介在させることによって1本の押し棒19を構成している。
【0020】
先頭部ロッド191、中間部ロッド192および後端部ロッド193の径は、ワーク1の径と同一もしくはこの径よりも若干小さくなるように設定されている。また、先頭部ロッド191は、後続する中間部ロッド192の突起192aを中心として回転可能である。
押し棒19の長さは、ワーク1の搬送方向についての焼入部9の長さおよび焼戻部13の長さよりも大きく設定されている(図4、図5参照)。
【0021】
通常においては、図1に示したように、シリンダ31によってシュータ3の傾斜下端部が下降されている。また、シリンダ8によってピンチローラ7aが下降されるとともに、シリンダ12によってピンチローラ11aが下降され、更に、シリンダ97,98によって上押さえ部材95,96がそれぞれ下降されている。なお、上記シリンダ8,12,31,97,98等の制御は、図示していないコントローラによって実行される。
【0022】
図1の状態において、押し棒19は図示の待機位置で待機している。また、コンベア5上から降下するワーク1は、コンベア5によって進行方向に搬送された後、ピンチローラ7a,7bに咥え込まれて連続的に焼入部9に搬入される。焼入部9に搬入されたワーク1は、回転用ローラ93,94によって回転されながら焼入れ処理、つまり、加熱コイル91による高周波加熱処理および冷却ジャケット92による冷却処理を施される。
【0023】
焼入部9において焼入れ処理されたワーク1は、焼戻部13に搬入された後、焼戻用加熱コイル131による高周波加熱によって焼戻処理される。そして、焼戻部13から搬出される焼戻済みのワーク1は、アフター冷却部15のコンベア151によって移送されながら散水冷却され、ついで、シュータ17を介して排出される。
【0024】
作業を停止する場合には、図示していないワーク供給装置によるシュータ3へのワーク1の供給が停止される。シュータ3上のワーク1が全て降下して、最後に供給されたワーク(以下、最終ワークという)の後端を図示していないセンサが検出すると、上記コントローラがシュータ昇降シリンダ31を縮退させるとともに、コンベア21を起動する。これにより、図2に示すように、シュータ3の下端部が水平な位置まで上昇されるとともに、押し棒19が前進を開始する。
【0025】
押し棒用コンベア21の移動速度は、ピンチローラ7a,7bの周速よりも大きく設定されている。具体的には、押し棒19が前記ピンチローラ7a,7bの上流側で最終ワークに追いつけ得る大きさに設定されている。図2は、押し棒19が進行方向に送られて最終ワーク1に追いついた状態を示している。
押し棒19がさらに前進して、ピンチローラ7a,7b間を通過する状態になると、このピンチローラ7a,7bから与えられる推力によって押し棒19が前進する。この結果、押し棒19は、最終ワーク1を押しながら焼入部9内に進入する。
【0026】
図3は、最終ワーク1が焼入用加熱コイル91の中を通っている状態を示している。このとき、押し棒50の先頭部ロッド191(図6参照)は、回転用ローラ93に接してワーク1と共に回転するので、押し棒50がワーク1の回転の妨げになることはない。
最終ワーク1が焼入用加熱コイル91を通過した時点で、センサS3が押し棒19の後端を検出する。そこで、上記コントローラは、センサS3が検出信号を出力した時点、もしくはその時点から所定の時間が経過した後に焼入用加熱コイル91への通電を停止する。
【0027】
押し棒19が焼入部9を貫通して、該押し棒19の先端がピンチローラ11aの直前位置に到達すると、センサS4が押し棒19の後端を検出する。そこで、コントローラは、センサS4が検出信号を出力した時点から所定の時間が経過した後に、つまり、図4に示すように、押し棒19の先端部がピンチローラ11a,11bに挟まれる位置まで移動する時間の経過後に、シリンダ97,98を縮退させ、かつシリンダ12を伸長させる。これにより、焼入部9の上押さえ部材95,96が上昇されるとともに、ピンチローラ11aが下降する。
【0028】
図4に示す状態では、最終ワーク1が焼戻部13内に進入している。その後、押し棒19は、図4に示す位置からピンチローラ11a,11bによって進行方向に送られ、その結果、焼戻部13内に位置するワーク1(図4に示す状態では、4個のワーク1が位置している)が順次該焼戻部13から搬出される。そして、この搬出された焼入焼戻完了ワーク1は、コンベア151およびシュータ17を介して排出される。
【0029】
図5は、押し棒19の先端部が焼戻部13を抜け出た状態、つまり、最終ワーク1を含む全てのワーク1が焼戻部13から搬出された状態を示している。この状態に至ると、センサS5によって押し棒19の後端が検出される。そこで、コントローラは、ピンチローラ11a,11bの回転を止めて、押し棒19の前進を停止させ、同時に焼戻用加熱コイル131の通電も停止させる。
【0030】
次に、コントローラは、ピンチローラ11a,11bを逆転作動して押し棒19を後退方向(図5における左方向)に移動させる。そして、押し棒19の後端をセンサS4が検出すると、つまり、押し棒1の後端部をピンチローラ7a,7bによって挟み得る状態になると、ピンチローラ7a,7bを逆転させる処理と、シリンダ8を伸張させて該ピンチローラ7a,7bを下降させる処理と、シリンダ12を縮退させてピンチローラ11aを上昇させる処理と、コンベア5,21を逆転作動させる処理とをコントローラが実行する。
【0031】
これにより、押し棒19は、ピンチローラ7a,7bに挟まれて引き続き後退移動される。そして、押し棒19が焼入部9から抜け出る位置まで後退して、その先端がセンサS7で検出されると、コントローラによって図における右側のシリンダ8が縮退されて、右側のピンチローラ7aが上昇する。
押し棒19が焼入部9から抜け出た後も右側のピンチローラ7aの加圧状態が継続された場合、押し棒19が右側のピンチローラ7a,7b間を抜け出た時点で右側のピンチローラ7aがシリンダ8の付勢力と重力とによって対向するピンチローラ7b側に急降下し、その結果、両ピンチローラ7a,7bに衝突による損傷を生じるおそれがある。上記右側のピンチローラ7aの上昇操作は、このようなおそれを無くすために実行される。
【0032】
右側のピンチローラ7aが上昇すると、左側のピンチローラ7aのみが押し棒19に推力を与えることになる。その後、押し棒19が左側のピンチローラ7a,7b間を抜け出る直前まで左行すると、該押し棒19の後端がセンサS2によって検出される。そこで、コントローラは、このセンサS2の検出信号に基づいて、左側のピンチローラ7aが上昇するように該当シリンダ8を縮退作動させる。この結果、押し棒19が左側のピンチローラ7a,7b間を抜け出た時点での該ピンチローラ7aの急降下が防止される。
【0033】
押し棒19が左側のピンチローラ7a,7b間を抜け出る直前まで左行した状態では、コンベア5の全域に押し棒19が載った状態にあるので、左側のピンチローラ7aが上昇しても、このコンベア5によって押し棒19を後退方向に安定に移動させることができる。
以後、押し棒19は、コンベア5,21によって後退移動される。そして、押し棒19の後端をセンサS1が検出すると、つまり、押し棒19が待機位置に戻ると、コントローラによってコンベア5,21が停止される。
上記したように、この実施の形態に係る円筒棒状ワークの熱処理装置によれば、作業停止時に、最終ワーク1まで熱処理を確実に施すことが可能になる。
【0034】
なお、上記実施の形態に係る円筒棒状ワークの熱処理装置は、熱処理部として焼入部9と焼戻部13とを設けているが、本発明は、熱処理部として焼入部と焼戻部のいずれか一方を設けた熱処理装置にも適用することができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明に係る円筒棒状ワークの熱処理装置によれば、作業停止のためにワークの供給が停止された場合でも、それまでに供給された全ての円筒棒状ワークに対して所定の熱処理を施すことが可能である。
したがって、作業停止時にワークが残存する従来の熱処理装置の問題点、つまり、作業停止後に、残存ワークを未処理ワークと処理完了ワークを識別する作業や、未処理ワークを再熱処理可能なものと不可なものに識別する作業を実施しなければならないという問題点を解消することができる。
また、作業停止時にワークが残存することを防止することができるので、次の作業サイクルにおけるワークの径が前の作業サイクルにおけるそれと異なる場合でも、残存ワークを取除く作業が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明係る熱処理装置の実施の形態を示す側面図である。
【図2】図1の装置において、押し棒が最終ワークに追いついた状態を示す側面図である。
【図3】図1の装置において、最終ワークが焼入用加熱コイルを通過している状態を示す側面図である。
【図4】図1の装置において、押し棒が焼戻部の入り口に到達した状態を示す側面図である。
【図5】図1の装置において、最終ワークが焼戻部から搬出された状態を示す側面図である。
【図6】押し棒の構成要素を示す側面図である。
【図7】図6に示す構成要素を連結して組み立てられた押し棒の側面図である。
【符号の説明】
1 円筒棒状ワーク
3 シュータ
5 ワーク送り用コンベア
7a,7b,11a,11b ピンチローラ
8,12,31,97,98 シリンダ
9 焼入部
13 焼戻部
15 アフター冷却部
17 排出シュータ
19 押し棒
21 押し棒送り用コンベア
91 焼入用加熱コイル
92 冷却ジャケット
93,94 回転ローラ
95,96 上押さえ
131 焼戻用加熱コイル
S1〜S7 センサ
Claims (3)
- 縦続配列した状態で供給される複数の円筒棒状ワークをピンチローラで挟んで順次熱処理部に搬入するように構成された円筒棒状ワークの熱処理装置において、
前記ピンチローラによって移動させ得る形状を有する押し棒と、
前記円筒棒状ワークの供給が停止された際に、前記押し棒を所定の待機位置から前記ピンチローラに向けて移送する押し棒移送手段と、を備え、
前記熱処理部は、前記円筒棒状ワークの周面に接して該ワークを回転させるワーク回転用ローラを有し、
前記押し棒移送手段の移送速度は、前記押し棒が最後に供給された円筒棒状ワークに対して前記ピンチローラの上流側で追いつくように設定され、
前記押し棒は、前記押し棒移送手段によって前記ピンチローラまで移動された後、該ピンチローラによってその先端部が該熱処理部から抜け出すまで移動され、
前記押し棒は、前記ワーク回転用ローラから与えられる回転力が前記ピンチローラに接した部分に伝達されることを回避するため、複数の分割ロッドを隣接する分割ロッド相互がその軸線を中心として相対回転し得るように連接した構成を有する、
ことを特徴とする円筒棒状ワークの熱処理装置。 - 前記熱処理部が、前記円筒棒状ワークに焼入れ処理を施す焼入部であることを特徴とする請求項1に記載の円筒棒状ワークの熱処理装置。
- 前記焼入部の下流側に位置して、該焼入部によって焼入れ処理された前記円筒棒状ワークに焼戻し処理を施す焼戻部と、
前記焼戻部の上流側に位置して、前記焼入部から抜け出した前記押し棒を進行させるピンチローラと、をさらに備え、
前記押し棒は、その先端部が前記焼戻部から抜け出すまで進行されることを特徴とする請求項2に記載の円筒棒状ワークの熱処理装置。
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