JP4143486B2 - 内装用化粧板及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、繊維材料からなる内装用化粧板及びその製造方法に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉱物質繊維や木質繊維を結合材(バインダー)と共に湿式抄造して成板した繊維板は、乾式で製造された繊維板よりも軽量でかつ低比重であることから、吸音性や断熱性に優れており、この繊維板は、従来より、主に天井板や内装下地材として広く用いられてきた。
【0003】
また、これらの繊維板は多孔質であることから、近年、その優れた吸着性能、調湿性能等がシックハウス症候群を予防する材料として注目を集めている。
【0004】
例えば、畳芯材料に脱臭機能や調湿機能を持たせるため、木質繊維を抄造してなる木質繊維板にゼオライト分散液を塗布、乾燥させたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
しかし、上記提案のものはあくまで畳芯用であるため、比重が0.1〜0.4で厚みは5mm以上あり、曲げ強度や表面硬さが不足して、内装仕上げ材としては不適切なものである。
【0006】
このように、抄造法により成板される繊維板の場合は、低比重であることから、逆に表面硬度が低くて曲げ強度も小さいため、内装の表面材としては天井材以外には使い難いのが現状である。
【0007】
【特許文献1】
特開2001―179717号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上記湿式抄造により成板(1次プレス)された繊維板に対しさらに熱圧プレス処理する2次プレスを行うことによって比重を上げ、硬度や強度を向上させることが試みられている。
【0009】
しかし、このように湿式抄造により成板された繊維板を熱圧して2次プレスする場合、その2次プレス時に発生する水蒸気等のガスでパンクが生じ易くなるのは避けられない。このため、プレス前に乾燥させて含水率を低くしておいたり、プレス条件を低温・長時間にしたりする必要があり、生産効率が悪くなるという問題がある。
【0010】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、湿式抄造により成板された繊維板を2次プレスする際にガスによりパンクの発生を抑制できるようにすることで、その繊維板を効率よく高比重化、高強度化、高硬度化し、かつその調湿・吸着性能をも向上させるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的の達成のため、この発明では、2次プレス前の基材にB型シリカゲルを添加しておくことで、そのB型シリカゲルにより、プレス時に発生するガスを瞬時に吸着させるようにした。
【0012】
具体的には、請求項1の発明では、内装用化粧板として、繊維材料、無機充填材、結合材及びB型シリカゲルが水に分散されたスラリーを抄造、脱水、成形してなる基材を備え、この材が熱圧プレス処理されて成形されていることを特徴とする。
【0013】
上記の構成によると、湿式抄造により成形(1次プレス)された基材(繊維板)にB型シリカゲルが添加されているので、その基材を2次プレスする際に発生する水蒸気等のガスは、上記添加されているB型シリカゲルによりスムーズに吸着される。このことで、湿式抄造により成板された基材であっても、そのパンク発生を抑制でき、その基材により内装用化粧板を生産することができる。
【0014】
また、プレス前の基材(繊維板)の含水率が高いままで2次プレスをしてもパンクを生じないことから、そのプレス前の前乾燥を簡略化することができ、2次プレスを高圧力化することもでき、化粧板の生産効率を上げることができる。
【0015】
そして、上記2次プレスのスムーズな実行によって、化粧板の比重を増大させて化粧板を高比重化することができ、曲げ強度や表面硬度を優れたものとし、その加工性も良くすることができ、化粧板の壁材や床材、家具の表面材等への適用が可能となる。
【0016】
さらに、化粧板中にB型シリカゲルが含まれるので、このB型シリカゲルの吸放湿性、吸着性により従来の繊維板よりもさらに調湿性能・吸着性を高めることができる。
【0017】
上記シリカゲルとしてはA型及びB型があるが、本発明ではB型に限定される。A型のシリカゲルは、吸湿しても加熱処理しないと放湿しないのに対し、B型のものは、常温で吸放湿(呼吸)する。尚、シリカゲル以外の他の無機系吸放湿材料では吸放湿容量が小さいために、使用できない。
【0018】
請求項2の発明では、上記スラリーに塩化カルシウムが添加されていることを特徴とする。こうして、塩化カルシウムを添加することで、化粧板の調湿性能がさらに向上する。
【0019】
請求項3及び4の発明は内装用化粧板の製造方法に関するものであり、請求項3の発明では、繊維材料、無機充填材、結合材及びB型シリカゲルを水に分散かつ混練してスラリーを生成する工程と、そのスラリーを抄造、脱水、成形して基材を形成する工程と、この基材を熱圧プレス処理する工程とを有すること特徴とする。このことで、上記請求項1の発明と同様の作用効果を奏する化粧板が容易に得られる。
【0020】
請求項4の発明では、上記スラリーを生成する工程で該スラリーに塩化カルシウムを添加することを特徴とする。このことで、上記請求項2の発明と同様の作用効果を奏することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
【0022】
(内装用化粧板の構成)
図1は本発明の実施形態1に係る内装用化粧板1を示し、この化粧板1は、繊維材料、無機充填材、結合材(バインダー)、及び、吸放湿材料としてのB型シリカゲルが水に分散されたスラリーを抄造、脱水、成形してなる基材を備え、この基材が熱圧プレス処理されて成形された繊維板からなる。
【0023】
上記繊維材料としては、例えばロックウール、スラグウール等の鉱物質繊維や、木材チップを蒸煮・解繊してなる木質繊維を用いることができる。化粧板1の曲げ強度を増すために、少量の化学繊維(例えばポリエステル等)や故紙パルプを添加してもよい。
【0024】
また、上記無機充填材とは、繊維板の表面硬さを向上させるために添加されるものであり、例えばパーライト、ベントナイト、セピオライト、アタパルジャイト、バーミキュライト、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、シラスバルーン、シリカ、クレー等を用いることができる。
【0025】
さらに、上記結合材としては、例えば澱粉、ポリビニルアルコール、フェノール、メラミン、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、イソシアネート類等を単独又は混合して使用することができる。特に、環境上又はコスト面から澱粉が好適である。
【0026】
上記スラリーに塩化カルシウムを添加することによって、この塩化カルシウムがB型シリカゲルに浸透・担持されて吸放湿性能がさらに向上する。尚、この塩化カルシウムは予めB型シリカゲルに担持させておいてもよい。
【0027】
上記B型シリカゲルは例えば粉末状のもので、その粒子径は20メッシュ以下が好ましい。粒子径が大きいと重量当たりの表面積が小さくなり、吸着や調湿の効率が悪くなるからである。また、化粧板1の表面の平滑性の面からも粒径が小さい方がよい。
【0028】
(内装用化粧板の製造方法)
そして、内装用化粧板1を製造する場合、まず、上記繊維材料、無機充填材、結合材及びB型シリカゲルの各材料を水に分散させてスラリーを生成し、通常の繊維板の製造方法である湿式抄造にて成板する。
【0029】
次いで、上記成板を減圧脱水してプレス成形(1次プレス)し、乾燥させたものをサンディングで厚さを調整して基材とする。
【0030】
尚、上記基材に対し必要に応じて下塗り塗装及び水打ちをしたものをプレス前原板とすることもできる。下塗り塗料としては例えば酢酸ビニル系樹脂塗料等が好適である。さらに、基材表面に、酢酸ビニル系樹脂塗料やアクリル樹脂系塗料等で上塗り塗装を行うこともできる。前処理を樹脂液等で行う場合には、下塗り塗装等は省略することができる。これらの処理はいずれも2次プレス(熱圧プレス)後の表面平滑性を向上させるためである。
【0031】
その後、例えば190〜400℃、10〜180秒のプレス条件で熱圧プレスにより2次プレスして、目的の内装用化粧板1が得られる。その後、必要に応じて塗装、シート状物の積層、切削等の装飾を施すことができる。そのとき、塗装の塗膜やシート状物は透湿性を有する必要がある。
【0032】
したがって、この実施形態においては、湿式抄造により成形された基材にB型シリカゲルが添加されているので、その基材を2次プレスする際に発生するガス(水蒸気等)は、上記添加されているB型シリカゲルにより吸着され、よってパンクを生じることなく内装用化粧板1を生産することができる。
【0033】
また、プレス前の基材の含水率が高いままで2次プレスをしてもパンクを生じないことから、そのプレス前の前乾燥を簡略化することができるとともに、2次プレスを高圧力化することもでき、化粧板の生産効率を高めることができる。
【0034】
そして、上記2次プレスの実行によって、化粧板1の比重を例えば0.4〜1.4(従来は比重0.2〜0.3)にして化粧板1を高比重化でき、化粧板1の曲げ強度や表面硬度を優れたものとし、その加工性も良くすることができ、壁材や床材、家具の表面材等への適用が可能となる化粧板1が得られる。
【0035】
さらに、化粧板1中にB型シリカゲルが含まれるので、従来の繊維板よりもさらに調湿性能・吸着性を高めることができる。
【0036】
また、上記スラリーに塩化カルシウムが添加されているので、さらに調湿性能が向上する。
【0037】
尚、上記実施形態は、単層の内装用化粧板1について説明しているが、この他、上記と同様にして湿式抄造により複数枚の湿潤マットを作製し、これらマットを重ね合わせて積層状態の基材とし、その基材を熱圧プレス処理して内装用化粧板を成形するようにしてもよく、その場合も上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0038】
【実施例】
次に、具体的に実施した実施例について説明する。
【0039】
(試験例1)
(1) 試験片
実施例1は、繊維材料(主成分)としてのロックウール及び故紙パルプと、無機充填材としてのパーライト、ベントナイトと、バインダーとしての澱粉と、吸放湿材料としてのB型シリカゲルとの材料を水に均一に分散混練してスラリーとし、通常の鉱物質繊維板の製造方法である湿式抄造にて成板し、減圧脱水してプレス成形し、さらに乾燥したものを基材とした。
【0040】
比較例1及び2は、上記実施例からB型シリカゲルを省き、その分、繊維材料としてのロックウールの比率を増加させたものを基材としている。
【0041】
上記実施例及び比較例1の基材を12mm厚さにサンディングし、下塗塗料を塗布してプレス前原板(基材)を得た。そして、このプレス前原板を水打ちして250℃にてHOT&HOT(熱圧プレス)にて2次プレスすることで、繊維板からなる試験片が得られた。そのときのプレス時間は15秒間で、クリアランスは9mm及び7mmとした。
【0042】
比較例2は、上記2次プレスを行わないものである。
【0043】
以上の実施例1及び比較例1,2の組成及び2次プレスの有無を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
(2) 物性評価
このようにして得られた試験片につき、曲げ強度、密度(比重)、硬度及び含水率について測定した。曲げ強度はJISA5905に従って測定した。
【0046】
一方、硬度については図2に示すような硬度測定試験装置を用いて測定した。すなわち、この試験においては、載置台10上に測定しようとする繊維板からなる試験片11を3枚重ねて載置し、その上面に先端部(下端部)が円弧面とされた治具12の該先端部を5mm/minの速度で押し付けて荷重を加え、その治具12の先端部が試験片11(繊維板)の表面から5mm深さまで凹んだときの最大荷重を測定した。これらの結果を表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】
また、図3に示すように、石膏ボード15上に1枚の試験片11(繊維板)を載置して、その上の所定高さh(h=200〜1500mm)から130gの鋼球16を試験片11表面に落下させ、それに伴い試験片11表面にできた凹部の深さを測定した。その結果を表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】
これらの結果を見ると、250℃で15秒で2次プレスしたとき、実施例1では所定の厚さとすることができたが、比較例1ではややプレス不足である。
【0051】
また、物性のうちの曲げ強度については、2次プレスを行った実施例1及び比較例1が比較例2よりも向上している。また、硬度についても同様にプレス品は向上している。さらに、鋼球落下試験についても、実施例1及び比較例1の方が比較例2に比べて向上している。従って、壁材としての物性は満足していることが判る。
【0052】
(3) 吸放湿性能評価
試験片(繊維板)の木口及び裏面をアルミテープにてマスキングし、25℃50%RHの条件下で24時間以上養生した。その養生後、雰囲気を25℃90%RHの増湿状態とし、24時間の経過後に再び25℃50%RHに戻し、試験片の吸放湿量を重量変化により測定した。その結果を図4に示す。
【0053】
この図4の結果から、繊維板中にB型シリカゲルを含む実施例1は、それを含まない比較例1,2に比べて、調湿性能が向上していることが判る。
【0054】
(試験例2)
上記試験例1の実施例1及び比較例1において、それぞれ繊維材料(主成分)としてのロックウールを木質繊維に変更するとともに、無機充填材を除いたインシュレーションボード(IB)を実施例2及び比較例3とした。これら実施例2及び比較例3に対し、試験例1と同様の吸放湿性能評価を測定したところ、図5に示す結果が得られた。この図5により、インシュレーションボードを主成分とする繊維板中にB型シリカゲルを含むことで、調湿性能・吸着性がさらに向上している。
【0055】
(試験例3)
(1) 試験片
実施例3は、繊維材料(主成分)としてのロックウールと、無機充填材としての水酸化アルミニウムと、バインダーとしての粉末フェノール・スターチと、吸放湿材料としてのB型シリカゲルとの材料を水中で攪拌し、凝集剤を添加して凝集させた後、抄造して2枚の湿潤マットを作製し、これらマットを重ね合わせて積層状態の基材とした。
【0056】
比較例4〜6は、上記実施例3から吸放湿材料としてのB型シリカゲルを省き、その分、無機充填材としての水酸化アルミニウムの成分比を増加させたものを基材としている。
【0057】
上記実施例3及び比較例4〜6の基材を5mmのディスタンスバーを介して90℃の熱圧プレスで90秒間、熱圧締する1次プレスを行った後、150℃のドライヤーで5分間乾燥した。次いで、3.3mmのディスタンスバーを介して200℃の熱圧プレスで3分間、2次プレスし、厚さ3.3mmの2層構造の無機質板を得、これを試験片とした。尚、比較例4については上記2次プレスを行わないものとした。以上の実施例3及び比較例4〜6の組成及びプレス条件を表4に示す。
【0058】
【表4】
【0059】
(2) 物性評価
このようにして得られた試験片(繊維板)のうちの実施例及び比較例1,2につき、素板の表面平滑性、比重、曲げ強度、ショア硬度及びスプリングバックの有無について測定した。素板の表面平滑性及びスプリングバックの有無は目視で検査し、曲げ強度は試験例1と同様にJISA5905に従って、またショア硬度はJISZ2246に従ってそれぞれ測定した。これらの結果を表5に示す。
【0060】
【表5】
【0061】
(3) 吸放湿性能評価
実施例3及び比較例4,5の木口及び裏面をアルミテープにてマスキングし、25℃50%RHの条件下で24時間以上養生した。その養生後、雰囲気を25℃90%RHの増湿状態とし、24時間の経過後に再び25℃50%RHに戻し、試片の吸放湿量を重量変化により測定した。その結果を図6に示す。
【0062】
また、40℃15%RHの条件で24時間放置し、その後に30℃90%RHの条件で48時間放置したときの吸湿長さ変化率と、逆に、30℃90%RHの条件で48時間放置した後に40℃15%RHの条件で24時間放置したときの放湿長さ変化率とを測定したところ、表6に示す結果が得られた。
【0063】
【表6】
【0064】
上記表5、表6及び図6の結果を見ると、比較例6では乾燥時間が短くて基材の含水率が高いので、2次プレス時にパンクを招き、成板が不可能であった。また、比較例4ではプレス時のスプリングバックが生じている。さらに、曲げ強度及びショア硬度についてみると、実施例3及び比較例5が比較例4よりも優れている。また、吸放湿による寸法変化は実施例3が比較例4,5よりも優れている。
【0065】
よって、この試験例2においても、繊維板中にB型シリカゲルを含む実施例3は、それを含まない比較例4,5に比べて、調湿性能が向上していることが裏付けられた。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1又は3の発明によると、繊維材料、無機充填材及び結合材を水に分散したスラリーを抄造、脱水、成形して基材を形成し、この基材を熱圧プレスで2次プレス処理して内装用化粧板を成形する場合において、その基材にB型シリカゲルを添加したことにより、2次プレス時に発生する水蒸気等のガスを吸着させてパンクを生じさせずに効率よく内装用化粧板を生産でき、基材の2次プレス前の乾燥の簡略化及び2次プレスの高圧力化を図ることができるとともに、2次プレスによって化粧板を高比重化でき、よって、曲げ強度や表面硬度に優れ、加工性も良くて壁材や床材、家具の表面材等への適用が可能な内装用化粧板が有効に得られる。また、内装用化粧板中に含まれるB型シリカゲルにより、従来の繊維板よりもさらに調湿性能・吸着性の向上を図ることができる。
【0067】
請求項2又は4の発明によれば、スラリーに塩化カルシウムを添加したことにより、化粧板のより一層の調湿性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る内装用化粧板の断面図である。
【図2】硬度測定試験装置を概略的に示す図である。
【図3】鋼球落下試験装置を概略的に示す図である。
【図4】試験例1における吸放湿特性を示す図である。
【図5】試験例2における吸放湿特性を示す図である。
【図6】試験例3における吸放湿特性を示す図である。
【符号の説明】
1 内装用化粧板
Claims (4)
- 繊維材料、無機充填材、結合材及びB型シリカゲルが水に分散されたスラリーを抄造、脱水、成形してなる基材を備え、
上記基材が熱圧プレス処理されて成形されていることを特徴とする内装用化粧板。 - 請求項1の内装用化粧板において、
スラリーに塩化カルシウムが添加されていることを特徴とする請求項1の内装用化粧板。 - 繊維材料、無機充填材、結合材及びB型シリカゲルを水に分散かつ混練してスラリーを生成する工程と、
上記スラリーを抄造、脱水、成形して基材を形成する工程と、
上記基材を熱圧プレス処理する工程とを有すること特徴とする内装用化粧板の製造方法。 - 請求項3の内装用化粧板の製造方法において、
スラリーを生成する工程で該スラリーに塩化カルシウムを添加することを特徴とする内装用化粧板の製造方法。
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