JP4138466B2 - 自動二輪車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体フレームの一部が、前輪および操向ハンドルを操向可能に支承するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後下がりに延びるメインフレームとで構成され、前記車体フレームに、前記メインフレームの下方に配置されるエンジンが懸架され、該エンジンに供給される空気量を調節するスロットル弁がボディに回動可能に支承されるとともに前記スロットル弁に連なって前記ボディの側方に配置されるスロットルドラムにスロットルワイヤが巻掛け、連結される吸気量調節手段と、該吸気量調節手段に浄化空気を供給するようにして前記吸気量調節手段よりも前方に配置されるエアクリーナとが、前記エンジンの上方に配置される自動二輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘッドパイプから後下がりに延びるメインフレームの下方に配置されるエンジンの上方にスロットルボディが配置され、そのスロットルボディの前方斜め上にエアクリーナが配置される自動二輪車が、たとえば特許文献1等で既に知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−37165号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような自動二輪車では、その走行時に前輪が水や泥等を後方にはね上げる可能性があるが、はね上げられた水や泥がスロットルボディのスロットルドラム等にかかることは避けたい。そのために防水カバー等でスロットルボディを前方から覆うようにしたものもあるが、そのようにすると部品点数が増えてしまう。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、部品点数の増大を回避しつつ前輪ではね上げられる水や泥がスロットルドラムにかかるのを防止し得るようにした自動二輪車を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車体フレームの一部が、前輪および操向ハンドルを操向可能に支承するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後下がりに延びるメインフレームとで構成され、前記車体フレームに、前記メインフレームの下方に配置されるエンジンが懸架され、該エンジンに供給される空気量を調節するスロットル弁がボディに回動可能に支承されるとともに前記スロットル弁に連なって前記ボディの側方に配置されるスロットルドラムにスロットルワイヤが巻掛け、連結される吸気量調節手段と、該吸気量調節手段に浄化空気を供給するようにして前記吸気量調節手段よりも前方に配置されるエアクリーナとが、前記エンジンの上方に配置される自動二輪車において、前記エアクリーナのクリーナケースに、前記吸気量調節手段のうち少なくとも前記スロットルドラムを前方から覆う遮蔽板が一体に設けられ、前記エアクリーナからの浄化空気を導くコネクティングチューブを前記吸気量調節手段に接続するための固定用バンドに対応する位置で、前記遮蔽板に操作用開口部が設けられ、該操作用開口部を開閉可能とした蓋が前記遮蔽板に取付けられることを特徴とする。
【0007】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、エアクリーナのクリーナケースに一体に設けられる遮蔽板で、吸気量調節手段のうち少なくとも前記スロットルドラムが前方から覆われるので、部品点数が増大するのを回避しつつ、前輪ではね上げられる水や泥がスロットルドラムにかかるの防止することができる。さらにコネクティングチューブを吸気量調節手段に接続するための固定用バンドに対応する位置で、遮蔽板に操作用開口部が設けられ、該操作用開口部を開閉可能とした蓋が遮蔽板に取付けられるので、遮蔽板があるにもかかわらず、固定用バンドの締めつけおよび緩め操作を容易に行なうことができるようにして、整備時や組立時の作業性を向上することができる。
【0008】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記遮蔽板の下端には、工具挿入用の切欠きが設けられることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、車体フレームの一部が、前輪および操向ハンドルを操向可能に支承するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後下がりに延びるメインフレームとで構成され、前記車体フレームに、前記メインフレームの下方に配置されるエンジンが懸架され、該エンジンに供給される空気量を調節するスロットル弁がボディに回動可能に支承されるとともに前記スロットル弁に連なって前記ボディの側方に配置されるスロットルドラムにスロットルワイヤが巻掛け、連結される吸気量調節手段と、該吸気量調節手段に浄化空気を供給するようにして前記吸気量調節手段よりも前方に配置されるエアクリーナとが、前記エンジンの上方に配置される自動二輪車において、前記エアクリーナのクリーナケースに、前記吸気量調節手段のうち少なくとも前記スロットルドラムを前方から覆う遮蔽板が一体に設けられ、エアクリーナのクリーナケースに一体に設けられる遮蔽板で、吸気量調節手段のうち少なくとも前記スロットルドラムが前方から覆われることを特徴とし、かかる構成によれば、エアクリーナのクリーナケースに一体に設けられる遮蔽板で、吸気量調節手段のうち少なくとも前記スロットルドラムが前方から覆われるので、部品点数が増大するのを回避しつつ、前輪ではね上げられる水や泥がスロットルドラムにかかるの防止することができる。さらに前記エアクリーナに、前記スロットルドラムを側方から覆うスロットルドラムガードが取付けられるので、スロットルドラムに側方から水や泥等がかかるのを防止することができる。
【0010】
さらに請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、スロットルボディである前記吸気量調節手段のボディには、前記エンジンに燃料を供給する燃料噴射弁の作動を制御するコントロールユニットが取付けられることを特徴とし、かかる構成によれば、燃料噴射弁の作動を制御するコントロールユニットの防水および防泥性を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0012】
図1〜図18は本発明の一実施例を示すものであり、図1は自動二輪車の全体側面図、図2は車体カバーを取外した状態での自動二輪車の前後方向中央部の斜視図、図3はエンジンおよび吸気系の側面図、図4は図3の4ー4線拡大断面図、図5は図3の5矢視拡大図、図6は図5の6−6線断面図、図7は図3の7矢視方向から見たエアクリーナの背面図、図8は図7の8−8線断面図、図9は図3の7矢視図、図10は吸気管および燃料噴射弁の平面図、図11は図10の11−11線断面図、図12は自動二輪車の後部縦断側面図、図13は図12の13−13線断面図、図14は図13の14−14線断面図、図15は燃料タンク、燃料ポンプおよびカバーの分解斜視図、図16は図13の16−16線拡大断面図、図17は図16の17−17線断面図、図18は図13の18−18線拡大断面図である。
【0013】
先ず図1において、この自動二輪車の車体フレーム20は、フロントフォーク24を操向可能に支承するヘッドパイプ21と、該ヘッドパイプ21から後下がりに延びるメインフレーム22と、メインフレーム22の後部に連設されて後上がりに延びる左右一対のリヤフレーム23…とを備え、前記フロントフォーク24の下端に前輪WFが軸支され、フロントフォーク24の上部にはバー状の操向ハンドル25が連結され、フロントフォーク24には、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ26が支持される。
【0014】
図2および図3を併せて参照して、メインフレーム22は、横断面四角形の角パイプから成るものであり、このメインフレーム22の中間部両側面にハンガプレート27…がそれぞれ固着され、メインフレーム22の後部両側面にピボットプレート28が固着される。
【0015】
メインフレーム22の下方には、たとえばシリンダ軸線をわずかに前上がりとしたエンジンEが配置されており、このエンジンEは、前記ハンガプレート27…およびピボットプレート28で支持されるようにして車体フレーム20に懸架される。
【0016】
前記ピボットプレート28には、リヤフォーク29の前端部が上下に夜動可能に支承されており、リヤフォーク29の後端に後輪WRが軸支される。また車体フレーム20におけるリヤフレーム23…およびリヤフォーク29間にはリヤクッション30が設けられる。
【0017】
前記エンジンEは、変速機MとともにパワーユニットPを構成するものであり、変速機Mの出力はチェーン31を介して後輪WRに伝達される。
【0018】
またエンジンEの上方には、吸気量調節手段としてのスロットルボディ32と、該スロットルボディ32よりも前方のエアクリーナ33とが配置されており、後輪WRの上方には、燃料タンク34が配置され、該燃料タンク34の前方に配置される収納ボックス35および前記燃料タンク34の上方が、たとえばタンデム型である乗車用シート36で開閉可能に覆われる。
【0019】
車体フレーム20には、該車体フレーム20、前記エンジンEの一部、スロットルボディ32、エアクリーナ33、燃料タンク34および収納ボックス35を覆う合成樹脂製の車体カバー38が取付けられており、この車体カバー38は、メインフレーム22の左右両側に配置されるフロントサイドカバー39…と、ライダーの脚部を前方から覆うようにして両フロントサイドカバー39…の前部に連なるレッグシールド40…と、ヘッドパイプ21を前方から覆うようにして両レッグシールド40…に連なるフロントトップカバー41と、ヘッドパイプ21を後方側から覆うとともにメインフレーム22を上方から覆うようにしてフロントトップカバー41に連なるメインフレームトップカバー42と、前記両フロントサイドカバー39…の下部に連なるアンダーカバー43…と、燃料タンク34および収納ボックス35を両側から覆うリヤサイドカバー44とで構成される。
【0020】
前記乗車用シート36は、収納ボックス35への物品の収納および取り出し、ならびに燃料タンク34への給油を可能とすべく、開閉可能としてリヤサイドカバー44の上部に配置され、後輪WRの後部上方を覆うリヤフェンダ45がリヤサイドカバー44に連設される。
【0021】
図4において、スロットルボディ32は、エンジンEに供給される空気量を調節するバタフライ型のスロットル弁46がボディ47に回動可能に支承されるとともに、スロットル弁46に連なってボディ47の側方に配置されるスロットルドラム48にスロットルワイヤ49が巻掛け、連結されて成るものである。
【0022】
ボディ47は、自動二輪車の前後方向に延びる吸気道50を有するものであり、吸気道50の中間部に配置されるスロットル弁46は、吸気道50を横切るようにしてボディ47に回動可能に支承される弁軸51に固定される。またスロットルドラム48は、自動二輪車の進行方向前方を向いた状態でボディ47の左側方に配置されるものであり、このスロットルドラム48が前記弁軸51の一端に固定される。しかもスロットルドラム48およびボディ47間には、前記スロットル弁46を閉じ側に付勢する戻しばね52が設けられ、自動二輪車のライダーが前記戻しばね52のばね力に抗して前記スロットルワイヤ49を牽引操作することにより、スロットル弁46が開き側に回動駆動される。
【0023】
前記ボディ47において前記スロットルドラム48とは反対側の側面すなわち右側面には、コントロールユニット53を収容するハウジング55が取付けられる。このハウジング55は、ボディ47に取付けられるハウジング本体56と、該ハウジング本体56の開口部を密閉する蓋板57とから成り、前記コントロールユニット53は、ハウジング本体56および蓋板57間に挟持される回路基板54上に図示しない電子回路が構成されて成るものである。
【0024】
前記回路基板54には、スロットル弁46の開度を検出するスロットルセンサ58が接続される。このスロットルセンサ58は、ハウジング本体56に回転可能に遊嵌される回転子59と、該回転子59から回路基板54側に向かって突出させた導電ブラシ60,60と、それらの導電ブラシ60,60を摺接させるようにして回路基板54にプリントされる抵抗体61とから成るものであり、回転子59は、弁軸51の他端に相対回転を不能としつつガタなく嵌合される。また回転子59は、弁軸51と同軸上で回路基板54を貫通して蓋板57に突設された支軸62に回転自在に支承される。このようなスロットルセンサ58によれば、スロットル弁46の開度が抵抗体61の両端間電圧として前記コントロールユニット53側で検出される。
【0025】
またスロットル弁46よりも上流側でボディ47には、吸気道50に開口する透孔63が設けられており、この透孔63を貫通して吸気道50に先端閉塞部を臨ませる薄肉の有底円筒状である検出筒64が、ハウジング本体56に一体に設けられる。
【0026】
前記検出筒64の先端閉塞部内面に密着するサーミスタ65と、検出筒64内で前記サーミスタ65から延出されて回路基板54に接続される端子66とで、吸気温センサ67が構成されており、コントロールユニット53は、吸気温の変化に伴ってサーミスタ65の抵抗値が変化するのに応じた電圧変化を検出するように構成される。しかも前記検出筒64内には吸気温センサ67の収容後に合成樹脂から成るポッティング剤68が充填される。
【0027】
このようにスロットルボディ47に取付けられているコントロールユニット53の回路基板54にスロットルセンサ58および吸気温センサ67が接続されるので、コントロールユニット53に、スロットルセンサ58および吸気温センサ67を接続するための配線を極めて短くすることができる。
【0028】
前記ハウジング55の上部は、ボディ47の上部を跨いでスロットルドラム48側まで延設されており、スロットルドラム48と同一側に開口するカプラ69が前記ハウジング55におけるハウジング本体56に一体に形成される。
【0029】
図3に注目して、エアクリーナ33が備える合成樹脂製のクリーナケース70は、メインフレーム22に支持される椀状のケース主体71と、該ケース主体71に対向して開口した椀状のカバー72とが、それら71,72の周縁部間に濾過ユニット73を挟持して相互に結合されて成るものであり、クリーナケース70内は、カバー72側に未浄化室74と、ケース主体71側に浄化室75とに区画される。
【0030】
クリーナケース70のケース主体71には、エアクリーナ33からの浄化空気をスロットルボディ32に導くためのコネクティングチューブ76が、その上流端を浄化室75内に突入させるようにして固定的に接続されており、このコネクティングチューブ76の下流端部には、スロットルボディ32のボディ47に一体に設けられた上流側接続筒47a(図4参照)が嵌合される。しかもコネクティングチューブ76のスロットルボディ32への接続状態を固定的に維持するための固定用バンド77がコネクティングチューブ76の下流端部に巻かれており、ねじ部材78により固定用バンド77を締めつけることにより、コネクティングチューブ76のスロットルボディ32への接続状態が固定的に維持される。
【0031】
図5〜図8を併せて参照して、エアクリーナ33のクリーナケース70におけるケース主体71の下部には、該エアクリーナ33の後方斜め下に配置されているスロットルボディ32のうち少なくともスロットルドラム48を前方から覆う遮蔽板79が一体成形により設けられており、前記スロットルボディ32においてハウジング55が備えるカプラ69もスロットルドラム48側に配置されるので、カプラ69も前記遮蔽板79で前方から覆われる。
【0032】
前記固定用バンド77に対応した位置で前記遮蔽板79には、たとえば円形の操作用開口部80が設けられており、遮蔽板79には、操作用開口部80を開閉可能として遮蔽板79の前面側に配置される蓋81が取付けられる。
【0033】
前記操作用開口部80から離れた位置で遮蔽板79には支持孔82が設けられており、ゴムから成る蓋81には、前記支持孔82に挿通される支軸83が、支持孔82への挿通時には先端側を縮径可能として一体に突設され、支軸83の先端には支持孔82の周囲で遮蔽板79の背面に弾発的に係合する複数の係合爪83a…が一体に設けられる。すなわち蓋81は、図5の実線で示すように操作用開口部80を閉鎖する位置と、図5の鎖線で示すように操作用開口部80を開放する位置との間で、前記支持孔82の軸線まわりに回動することを可能として遮蔽板79に取付けられる。
【0034】
ところで、前記支持孔82は、蓋81を外すことにより、遮蔽板79の内方側の部品の調整用として用いることも可能であり、たとえばスロットルボディ47に代えて気化器を用いる場合には、気化器のアイドル調整用工具の挿入孔として利用することができる。
【0035】
また蓋81には、操作用開口部80の閉鎖状態で操作用開口部80内に弾発的に嵌合するようにして周方向複数に分割された嵌合筒84が一体に突設されており、この嵌合筒84の先端に設けられた複数の係合爪84a…が操作用開口部80の周囲で遮蔽板79の背面に弾発的に係合することにより、蓋81による操作用開口部80の閉鎖状態が維持される。
【0036】
エンジンEにおけるヘッドカバー87に対応する部分で前記遮蔽板79の下端には、ヘッドカバー87を取り外してエンジンEにおける動弁装置のタペット調整等を行なう際に、レンチ等の工具86をヘッドカバー87に挿入するための切欠き79aが設けられる。
【0037】
またスロットルボディ32のスロットルドラム48を側方、この実施例では左側方から覆う合成樹脂製のスロットルドラムガード161が、前記エアクリーナ33に取付けられる。すなわちエアクリーナ33のクリーナケース70におけるケース主体71の背面左側には前記スロットルドラムガード161の上部をねじ部材162で締結するための取付けボス71aが一体に設けられ、前記遮蔽板79の左側下部には、前記スロットルドラムガード161の下部に設けられた略L字状の係合爪161aを係合せしめる矩形の係合孔163が設けられる。
【0038】
而して前記係合爪161aを係合孔163に係合しつつ前記遮蔽板79の背面に下部を当接させたスロットルドラムガード161の上部をねじ部材162で前記取付けボス71aに締結することで、スロットルドラムガード161がエアクリーナ33に取付けられる。
【0039】
またエンジンEにおけるシリンダヘッド88の下部には、シリンダヘッド88の排気ポート(図示せず)に連なる排気管164が接続されており、前記排気ポートから排気管164に流れる排気ガス中に新鮮な二次空気を供給するための管路165の下流端がヘッドカバー87に接続されており、該管路165の上流端はエンジンEに支持される二次空気制御弁166に接続される。また二次空気制御弁166はメインフレーム22に支持されたフィルタ167に接続される。
【0040】
前記フィルタ167には、該フィルタ167からメインフレーム22に沿って前方に延びる空気供給チューブ168の下流端が接続されており、該空気供給チューブ168の上流端はカバーエアクリーナ33の上方まで延出されており、車体カバー38内で大気に開放される。
【0041】
しかもエアクリーナ33のクリーナケース70におけるケース主体71の背面上部には、前記空気供給チューブ168の上流端寄りの部分を嵌合せしめる嵌合溝169が設けられるとともに、該嵌合溝169に嵌合された部分の空気供給チューブ168に上方から当接、係合する係合ピン170が一体に突設される。すなわち空気供給チューブ168の上流端寄りの部分は、嵌合溝169に嵌合するとともに上方から係合ピン170が当接、係合することでケース主体71の背面上部に保持されることになる。このため空気供給チューブ168を保持するための専用のクランパをメインフレーム22に取付ける必要がない。
【0042】
スロットルボディ32のボディ47が一体に備える下流側接続筒47b(図4参照)は、エンジンEにおけるシリンダヘッド88の上部に下流端が接続される吸気管89の上流端に接続される。
【0043】
図9〜図11を併せて参照して、吸気管89は、スロットルボディ32と、該スロットルボディ32の後方斜め下にあるシリンダヘッド88とを結ぶようにして略C字状に彎曲するように形成されており、この吸気管89は、その表面に焼き付けるようにしてゴムから成る被覆材90で被覆されており、該被覆材90に一体に設けられる接続筒部90aに前記スロットルボディ32の下流側接続筒47bを緊密に嵌合することにより、スロットルボディ32が吸気管89に接続される。
【0044】
吸気管89には、シリンダヘッド88内に燃料を噴射する燃料噴射弁91が取付けられ、該燃料噴射弁91の開閉作動は、前記スロットルボディ32のボディ47に取付けられたハウジング55内に収納、固定されるコントロールユニット53によって制御される。
【0045】
吸気管89にはシリンダヘッド88側に向けて開口した取付孔92が設けられており、先端を吸気管89内に臨ませるようにして燃料噴射弁91の先端部が取付孔92に気密に嵌合される。また燃料噴射弁91の後端部はキャップ93に液密に嵌合されており、このキャップ93が吸気管89に締結される。すなわち燃料噴射弁91は、吸気管89およびキャップ93間に挟まれるようにして吸気管89に取付けられる。
【0046】
前記キャップ93には、下流端を前記燃料噴射弁91の後端部内に連通させるようにして燃料供給路94が設けられており、この燃料供給路94の上流端に通じる入口側接続管95がキャップ93にフランジ結合される。
【0047】
前記キャップ93には、前記燃料供給路94の途中から分岐した戻り路96が設けられており、該戻り路96には圧力調整弁97が接続される。
【0048】
この圧力調整弁97の弁ハウジング98は、前記燃料噴射弁91に隣接した位置で該燃料噴射弁91と平行に配置されるものであり、弁ハウジング98の上端部が、前記戻り路96に液密に通じる接続管99をキャップ93との間に介在させて該キャップ93に取付けられる。すなわち圧力調整弁97は、キャップ93から側方に突出することがないようにして、キャップ93から下方に延びるように配置されている。
【0049】
また弁ハウジング98の下部には、弁ハウジング98との間にダイヤフラム100の周縁部を挟持するようにしてカバー101が結合されており、弁ハウジング98およびダイヤフラム100間には、前記戻り路96に通じる弁室102が形成され、ダイヤフラム100およびカバー101間にはばね室103が形成される。
【0050】
また弁ハウジング98には、キャップ93にフランジ結合された入口接続管95の下方で該入口接続管95と同一側に延びる戻り側接続管部104が一体に設けられており、該戻り側接続管部104に通じる円筒状の弁座部材105が、弁室102の中央部に臨んでダイヤフラム100側に一部を突出させるようにして嵌合、固着される。而してダイヤフラム100の中央部には前記弁座部材105の弁室102側の端部に着座可能な弁体106が多少の揺動を可能として保持されており、ばね室103には、前記弁室102側にダイヤフラム100を撓ませる側のばね力を発揮するようにしてカバー101およびダイヤフラム100間に縮設されるばね107が収容される。
【0051】
このような圧力調整弁97では、ダイヤフラム100をばね室103側に付勢する弁室102側の液圧力が、ダイヤフラム100を弁室102側に付勢するばね室103側のばね力を超えると、ダイヤフラム100がばね室103側に撓んで弁体106が弁座部材105から離座し、弁室102に戻り路106を介して通じる燃料供給路94の液圧すなわち燃料噴射弁91への燃料供給圧が設定圧以上とならないように調整される。
【0052】
また圧力調整弁97は、上述のように燃料噴射弁91に隣接した位置に配置されているので、燃料噴射弁91および圧力調整弁97間を結ぶ燃料供給路94の長さを短くし、その燃料供給路94を流通する燃料が高温となるのを防止することができる。
【0053】
図12〜図14において、燃料タンク34は、下部タンク半体110および上部タンク半体111が相互に結合されて成るものであり、両タンク半体110,111の結合部全周には外側方に張りだす鍔部112が一体に形成される。この燃料タンク34は、車体フレーム20における両リヤフレーム23…に支持されるものであり、リヤフレーム23…には、前記燃料タンク34の前部を支持するためのステー113…と、前記燃料タンク34の後部を支持するための支持ボス114…とが設けられる。而して前記ステー113…上に乗せられた前記鍔部112が、ボルト115…およびウエルドナット116…によってステー113…に締結され、支持ボス114…上に乗せられた前記鍔部112が、ボルト117…によって支持ボス114…に締結される。
【0054】
ところで、燃料タンク34は後輪WRの上方に配置されるものであり、後輪WRとの干渉を避けるために燃料タンク34の底部すなわち下部タンク半体110の底部は、その左右方向中央部が上方に膨らむように形成される。すなわち燃料タンク34は、その左右方向両側部34L,34Rが中央部34Cよりも深くなるように形成されている。
【0055】
図15を併せて参照して、燃料タンク34内には、燃料ポンプ118が収容されるものであり、この燃料ポンプ118は燃料タンク34の上壁すなわち上部タンク半体111に取付けられる。
【0056】
燃料タンク34の左右いずれか一方側(この実施例では左側部34L)の上壁前部には、下方に凹んだ平坦なポンプ取付部119が設けられ、燃料タンク34の左右いずれか他方側(この実施例では右側部34R)の上壁前部には前下がりに傾斜したホース配置部120が設けられる。
【0057】
前記ポンプ取付部119には、燃料ポンプ118を燃料タンク34内に挿入するためのたとえば楕円状の挿入孔121が設けられる。すなわち燃料ポンプ118は、燃料タンク34の左右いずれか一方側(この実施例では左側部34L)に配置されることになる。
【0058】
燃料ポンプ118の下部には図示しないフィルタが接続されており、このフィルタを覆うフィルタチャンバー122が、該フィルタチャンバー122内に所定の液面レベルを保持するようにして燃料ポンプ118の下部に支持され、燃料タンク34内の燃料液面を検出するためのフロート123が、燃料ポンプ118に支持される。
【0059】
前記ポンプ取付部119の上面には、前記挿入孔121を囲むようにして楕円状に形成される取付板124が溶接される。この取付板124は、ポンプ取付部119に溶接される複数個たとえば6個の低位部124a…と、台形状に隆起した複数個たとえば6個の高位部124b…とが、周方向に交互に連なるように形成されており、各低位部124a…がポンプ取付部119の上面にそれぞれ溶接される。
【0060】
図16および図17を併せて参照して、前記各高位部124b…の下面には、それらの高位部124b…から上方に突出するようにしてボルト125…が溶接されており、前記挿入孔121を上方から塞ぐようにして燃料ポンプ118の上端に設けられた楕円形平板状の蓋板126の外周部に前記各ボルト125…が挿通され、それらのボルト125…に螺合したナット127…を締めつけることで蓋板126すなわち燃料ポンプ118がポンプ取付部119に取付けられることになる。
【0061】
しかもポンプ取付部119および前記蓋板126間には、ゴム製のガスケット128が介装されるものであり、このガスケット128は、前記取付板124の高位部124b…をそれぞれ配置するための開口部129…を有して楕円状に形成されており、前記各ボルト125…に螺合したナット127…の締めつけにより、取付板124の低位部124a…および蓋板126間で挟圧されるとともに取付板124の内、外でポンプ取付部119および前記蓋板126間に挟圧される。
【0062】
前記燃料ポンプ118の上端には略L字状に曲げられた吐出管130が接続されており、燃料ポンプ118は吐出管130から燃料を吐出する。また前記蓋板126には、該蓋板126を液密に貫通するとともに燃料ポンプ118の側方で燃料タンク34内の下部まで延出される戻り管131が固着されており、蓋板126の上方で戻り管131は、前記吐出管130と同様に略L字状に曲げられる。
【0063】
しかも蓋板126の上方で前記吐出管130および戻り管131は、右斜め前方に向いて平行に配置されており、吐出管130には、燃料ホース132の上流端が接続され、戻り管131には、上流端を前記圧力調整弁97の戻り側接続管部104に接続した戻りホース133の下流端が接続される。
【0064】
ところで前記吐出管130および戻り管131の指向方向に沿う燃料タンク34の前端、すなわち左側前部に燃料ポンプ118が配置される燃料タンク34の右側前端の鍔部112には、燃料タンク34の前方に配置される収納ボックス35との間に燃料ホース132および戻りホース133を通すスペースを形成するための切欠き135が設けられており、燃料ホース132および戻りホース133は、吐出管130および戻り管131からホース配置部120上を経て前記切欠き135から下方に延出され、さらに収納ボックス35の後方で該収納ボックス35の左側に延びるように屈曲される。すなわち吐出管130および戻り管131に接続される燃料ホース132および戻りホース133は、収納ボックス35の後方では左側に開いた略U字状に彎曲配置されることになる。
【0065】
而して収納ボックス35の左側では、燃料ホース132および戻りホース133は並行して前方に延びるのであるが、燃料ホース132の下流端は、収納ボックス35の前部左側で一方のリヤフレーム23の前部に支持部材134で支持される高圧フィルタ136に接続され、高圧フィルタ136に上流端が接続される燃料ホース137が、燃料噴射弁91に燃料を供給すべくキャップ93の入口側接続管95に接続される。しかも前記高圧フィルタ136は、メインフレームトップカバー42を取り外すことで容易にメインテナンスを行なうことができる位置で前記支持部材134によってリヤフレーム23に支持されている。
【0066】
このように燃料ホース132および戻りホース133は、キャップ93および圧力調整弁97に接続されるものであり、燃料ポンプ118からの燃料は燃料噴射弁191の近傍の圧力調整弁97まで往復して循環するので、燃料ホース132および戻りホース133の下方にエンジンEが配置されていても燃料の温度が上昇するのを防止することができる。
【0067】
前記ポンプ取付部119およびホース配置部120は、燃料ポンプ118の上端、燃料ホース132および戻りホース133を覆うカバー138で上方から覆われるものであり、このカバー138は、前記燃料ポンプ118の蓋板126に固定される一対の支持部材139,139に締結される。すなわちカバー138は蓋板126に支持部材139,139を介して取付けられる。
【0068】
支持部材139,139は、燃料タンク34の挿入孔119を挟んで相互に反対側に配置されるものであり、燃料ポンプ118の蓋板126を取付板124に締結するための6組のボルト125…およびナット127…のうち一対ずつ2組のボルト125…およびナット127…によって蓋板126に締結され、蓋板126から上方に隆起するように形成される。
【0069】
しかも各支持部材139,139の上部内面には、ウエルドナット140,140が固着されており、支持部材139,139上に載置されたカバー138および支持部材139,139に挿通されるねじ部材141,141がウエルドナット140,140に螺合される。
【0070】
また燃料ポンプ118から離隔した位置であるカバー138の右端部は、燃料タンク34の右側前部を支持するようにして右側のリヤフレーム23に固着されたステー113に支持されるものであり、図18で示すように、燃料タンク34の右側前部の鍔部112とともに、ボルト115およびウエルドナット116によってステー113にとも締めされる。
【0071】
ところで、収納ボックス35の下部は、図12で示すように、両リヤフレーム23…の前部間に設けられる支持板142上に一対のマウント部材143…を介して支持され、収納ボックス35の後部の左右上端部は、図18で示すように、マウント部材144…を介してステー113…の前部に支持される。
【0072】
収納ボックス35の後部の左右上端に一体に設けられる支持鍔35a…およびステー113…の前部間にマウント部材144…がそれぞれ介装され、支持鍔35a…、該支持鍔35aの上面に当接する合成樹脂製のワッシャ149…およびマウント部材144…に金属製円筒状のカラー145…が挿通され、前記ワッシャ149…およびカラー145の上端に金属製ワッシャ148…が当接される。而してワッシャ148…に係合する係止頭部147a…を有するボルト147…が、ワッシャ148…およびカラー145…に挿通され、ステー113…の前部下面に固着されるウエルドナット146…に螺合する前記ボルト147…を締めつけることにより、収納ボックス35の後部左右上端がステー113…に支持される。
【0073】
乗車用シート36の前端は、収納ボックス35の前端中央上部にヒンジ150を介して開閉可能に支持されており、乗車用シート36を閉じたときに、該乗車用シート36の後部を受ける受け板151が両リヤフレーム23…の後部間に設けられ、乗車用シート36の底板36aの下面に固定される一対の弾性材153…が受け板151に当接される。また受け板151には、グラブレール152の両端が取付けられる。
【0074】
ところで、閉じた状態にある乗車用シート36にかかる荷重が比較的小さいときには、乗車用シート36の前後方向中間部が燃料タンク34に当接することはないのであるが、荷重が大きくなって乗車用シート36が下方に撓むときに、乗車用シート36の荷重を受けるためのシート荷重受け位置が前記ポンプ取付部199の周囲の複数箇所、この実施例では3箇所で燃料タンク34の上壁に設定されており、乗車用シート36の底板36aの下面に固定される3個の弾性材154A,154B,154Cが前記各シート荷重受け位置で燃料タンク34の上壁に当接可能である。なお、前記弾性材154Cを省略し、一対のシート荷重受け位置で弾性材154A,1454Bが燃料タンク34の上壁に当接するようにしてもよい。
【0075】
また燃料タンク34に燃料を供給するための燃料注入口(図示せず)が燃料タンク34の上壁の略中央部に設けられており、この燃料注入口を閉じる燃料注入キャップ155が燃料タンク34の上壁に着脱可能に取付けられる。
【0076】
次にこの実施例の作用について説明すると、エアクリーナ33のクリーナケース70に、スロットルボディ32のうち少なくともスロットルドラム48を前方から覆う遮蔽板79が一体に設けられるので、部品点数が増大するのを回避しつつ、前輪WRではね上げられる水や泥がスロットルドラム48にかかるのを防止することができる。
【0077】
またスロットルボディ32のボディ47には、エンジンEに燃料を供給する燃料噴射弁91の作動を制御するコントロールユニット53が取付けられており、このコントロールユニット53も遮蔽板79で前方から覆われるので、コントロールユニット53の防水および防泥性も高めることができる。
【0078】
さらにスロットルボディ32のスロットルドラム48を側方(この実施例では左側方)から覆うスロットルドラムガード161がエアクリーナ33のクリーナケース70に取付けられるので、スロットルボディ32の側方から水や泥がスロットルドラムドラム48にかかるのを防止することができる。
【0079】
しかもエアクリーナ33からの浄化空気を導くコネクティングチューブ76をスロットルボディ32に接続するための固定用バンド77に対応する位置で、遮蔽板79に操作用開口部80が設けられ、操作用開口部80を開閉可能とした蓋81が遮蔽板79に取付けられているので、遮蔽板79があるにもかかわらず、操作用開口部80を通して前方から指を挿入して固定用バンド77を押さえ、遮蔽板79の側方から固定用バンド77の締めつけおよび緩め操作を容易に行なうことができるようにして、整備時や組立時の作業性を向上することができる。
【0080】
また燃料タンク34内に収容される燃料ポンプ118を取付けるためのポンプ取付部119が、下方に凹んで燃料タンク34の上壁に設けられ、そのポンプ取付部119がカバー138で上方から覆われるので、燃料ポンプ118への燃料ホース132および戻りホース133等の接続部がポンプ取付部119上に配置されていても、乗車用シート36との干渉が生じることを防止することができ、乗車用シート36の高さ設定の自由度を増大することができる。しかもカバー36によってポンプ取付部119が上方から覆われるので、燃料タンク34への給油等で乗車用シート36を開いたときに、前記接続部に誤って接触することを確実に防止するようにして燃料ポンプ118への接続部を保護することができるとともに、前記接続部がむき出しにならないようにして優れた外観を得ることができる。
【0081】
また燃料ポンプ118を燃料タンク34内に挿入するようにしてポンプ取付部119に設けられた挿入孔121を上方から塞ぐようにして燃料ポンプ118の上端に設けられる蓋板126がポンプ取付部119に取付けられ、蓋板126に支持部材139,139を介してカバー138が取付けられるので、カバー138を燃料タンク34側に固定するための特別の部材を不要として部品点数の低減を図ることができる。
【0082】
燃料ポンプ118から離隔したカバー138の右側前部は、燃料タンク34を支持して車体フレーム20のリヤフレーム23に設けられるステー113に、燃料タンク34との共締めで取付けられるので、カバー138を取付けるための専用の部品を不要として部品点数の低減を図ることができるとともに、カバー138を強固に支持することができる。
【0083】
また後輪WRの上方に配置される燃料タンク34の左右いずれか一側(この実施例では左側部34L)の前部に前記ポンプ取付部119および前記燃料ポンプ118が配置されるので、燃料ポンプ118を燃料タンク34の深い位置に配置することができる。すなわち後輪WRの上方に配置されていることに起因して燃料タンク34の左右方向中央部34Cが浅くなるのであるが、燃料タンク34の左右いずれか一側に燃料ポンプ118を配置することによって燃料タンク34の深い位置に燃料ポンプ118を配置することが可能となるのである。 また燃料タンク34の左右いずれか他側(この実施例では右側部34R)の前端部に、燃料ポンプ118側から延出される燃料ホース132および戻りホース133を、燃料タンク34の前方に配置される収納ボックス35の後部との間に通す切欠き135が設けられており、燃料ホース132および戻りホース133は、収納ボックス35の後方側で前記左右方向一側(この実施例では左側)を開放した略U字状をなすように彎曲して配置されている。これにより燃料タンク34の前方に収納ボックス35があるにもかかわらず、燃料ホース132および戻りホース133が強く曲がることを避けて緩く彎曲するようにして、燃料ホース132および戻りホース133をスムーズに配置することができる。
【0084】
さらにポンプ取付部119の周囲の複数箇所で燃料タンク34の上壁に、乗車用シート36を受けることを可能としたシート荷重受け位置が設定されており、大きな荷重の作用によって乗車用シート36が沈み込んでもポンプ取付部119の周囲の複数箇所で燃料タンク34の上壁に乗車用シート36の荷重が受けられることになるので、乗車用シート36の変形を抑え、カバー138に乗車用シート36側からの荷重が作用するのを回避することができる。
【0085】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0086】
たとえば上記実施例では吸気量調節手段としてスロットルボディ32を用いた場合について説明したが、吸気量調節手段として気化器を用いる場合にも本発明を適用可能である。
【0087】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、エアクリーナのクリーナケースに一体に設けられる遮蔽板で、吸気量調節手段のうち少なくとも前記スロットルドラムが前方から覆われるので、部品点数が増大するのを回避しつつ、前輪ではね上げられる水や泥がスロットルドラムにかかるの防止することができる。
【0088】
また特に請求項1記載の発明によれば、コネクティングチューブを吸気量調節手段に接続するための固定用バンドに対応する位置で、遮蔽板に操作用開口部が設けられ、該操作用開口部を開閉可能とした蓋が遮蔽板に取付けられるので、遮蔽板があるにもかかわらず、固定用バンドの締めつけおよび緩め操作を容易に行なうことができるようにして、整備時や組立時の作業性を向上することができる。
【0089】
また特に請求項3記載の発明によれば、エアクリーナに、スロットルドラムを側方から覆うスロットルドラムガードが取付けられるので、スロットルドラムに側方から水や泥等がかかるのを防止することができる。
【0090】
また特に請求項4記載の発明によれば、スロットルボディである前記吸気量調節手段のボディには、燃料噴射弁の作動を制御するコントロールユニットが取付けられるので、そのコントロールユニットの防水および防泥性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の全体側面図である。
【図2】車体カバーを取外した状態での自動二輪車の前後方向中央部の斜視図である。
【図3】エンジンおよび吸気系の側面図である。
【図4】図3の4ー4線拡大断面図である。
【図5】図3の5矢視拡大図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】図3の7矢視方向から見たエアクリーナの背面図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】図3の9矢視図である。
【図10】吸気管および燃料噴射弁の平面図である。
【図11】図10の11−11線断面図である。
【図12】自動二輪車の後部縦断側面図である。
【図13】図12の13−13線断面図である。
【図14】図13の14−14線断面図である。
【図15】燃料タンク、燃料ポンプおよびカバーの分解斜視図である。
【図16】図13の16−16線拡大断面図である。
【図17】図16の17−17線断面図である。
【図18】図13の18−18線拡大断面図である。
【符号の説明】
20・・・車体フレーム
21・・・ヘッドパイプ
22・・・メインフレーム
25・・・操向ハンドル
32・・・吸気量調節手段としてのスロットルボディ
33・・・エアクリーナ
46・・・スロットル弁
47・・・ボディ
48・・・スロットルドラム
49・・・スロットルワイヤ
53・・・コントロールユニット
70・・・クリーナケース
76・・・コネクティングチューブ
77・・・固定用バンド
79・・・遮蔽板
80・・・操作用開口部
81・・・蓋
91・・・燃料噴射弁
161・・・スロットルドラムガード
E・・・エンジン
WF・・・前輪
Claims (4)
- 車体フレーム(20)の一部が、前輪(WF)および操向ハンドル(25)を操向可能に支承するヘッドパイプ(21)と、該ヘッドパイプ(21)から後下がりに延びるメインフレーム(22)とで構成され、前記車体フレーム(20)に、前記メインフレーム(22)の下方に配置されるエンジン(E)が懸架され、該エンジン(E)に供給される空気量を調節するスロットル弁(46)がボディ(47)に回動可能に支承されるとともに前記スロットル弁(46)に連なって前記ボディの側方に配置されるスロットルドラム(48)にスロットルワイヤ(49)が巻掛け、連結される吸気量調節手段(32)と、該吸気量調節手段(32)に浄化空気を供給するようにして前記吸気量調節手段(32)よりも前方に配置されるエアクリーナ(33)とが、前記エンジン(E)の上方に配置される自動二輪車において、
前記エアクリーナ(33)のクリーナケース(70)に、前記吸気量調節手段(32)のうち少なくとも前記スロットルドラム(48)を前方から覆う遮蔽板(79)が一体に設けられ、前記エアクリーナ(33)からの浄化空気を導くコネクティングチューブ(76)を前記吸気量調節手段(32)に接続するための固定用バンド(77)に対応する位置で、前記遮蔽板(79)に操作用開口部(80)が設けられ、該操作用開口部(80)を開閉可能とした蓋(81)が前記遮蔽板(79)に取付けられることを特徴とする自動二輪車。 - 前記遮蔽板(79)の下端には、工具(86)挿入用の切欠き(79a)が設けられることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
- 車体フレーム(20)の一部が、前輪(WF)および操向ハンドル(25)を操向可能に支承するヘッドパイプ(21)と、該ヘッドパイプ(21)から後下がりに延びるメインフレーム(22)とで構成され、前記車体フレーム(20)に、前記メインフレーム(22)の下方に配置されるエンジン(E)が懸架され、該エンジン(E)に供給される空気量を調節するスロットル弁(46)がボディ(47)に回動可能に支承されるとともに前記スロットル弁(46)に連なって前記ボディの側方に配置されるスロットルドラム(48)にスロットルワイヤ(49)が巻掛け、連結される吸気量調節手段(32)と、該吸気量調節手段(32)に浄化空気を供給するようにして前記吸気量調節手段(32)よりも前方に配置されるエアクリーナ(33)とが、前記エンジン(E)の上方に配置される自動二輪車において、
前記エアクリーナ(33)のクリーナケース(70)に、前記吸気量調節手段(32)のうち少なくとも前記スロットルドラム(48)を前方から覆う遮蔽板(79)が一体に設けられ、前記エアクリーナ(33)に、前記スロットルドラム(48)を側方から覆うスロットルドラムガード(161)が取付けられることを特徴とする自動二輪車。 - スロットルボディ(32)である前記吸気量調節手段のボディ(47)には、前記エンジン(E)に燃料を供給する燃料噴射弁(91)の作動を制御するコントロールユニット(53)が取付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車。
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