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JP4118969B2 - 2液型水性塗料組成物 - Google Patents

2液型水性塗料組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2液型水性塗料組成物に関し、詳しくは耐候性、耐水性、耐久性に優れる塗膜を形成できる常温乾燥用の2液型水性塗料組成物に関する。本発明の組成物は、建築内外装、橋梁、船舶、自動車、車両などの塗装に適用可能である。
【0002】
【従来技術及びその課題】
一般に常温乾燥用水性塗料には、ビヒクル成分としてアクリル系共重合体エマルションが使用されている。該アクリル系共重合体エマルションは、塗装後のエマルション粒子同士の融着により成膜するものであり、かかる融着による造膜性を確保する点から、共重合体のガラス転移温度(Tg)を高く設計することが困難であった。このため、該アクリル系共重合体エマルションを用いた水性塗料による塗膜は、耐汚染性に劣り、耐水性についても脆弱さは否めなかった。
【0003】
これに対し本出願人は、該水性塗料のエマルションの造膜時の問題を解決するため、エマルション粒子間を比較的分子量の小さい架橋剤で架橋させることを提案し(特開平4−249587号公報)、これにより造膜性を補強し、耐汚染性、耐水性だけでなく、耐候性、初期乾燥性の確保も実現した。
【0004】
しかしながら該架橋剤による架橋反応は、塗料中の水分が蒸発しエマルション粒子同士の融着が起きてから始まるので、低温又は多湿の環境下では水分の蒸発が遅いため、架橋が進行せず不完全なために、得られる塗膜が白化したり所定の性能が得られないという問題があった。
【0005】
一方、特公平8−32851号公報にはイソシアネ−ト硬化の2液型の水性塗料が開示されている。かかる水性塗料では耐溶剤性、硬度に優れる塗膜が得られるが、造膜性の面からガラス転移温度(Tg)が0℃以上の共重合体を用いると常温で均一な膜ができないことがあるため、Tgが0℃以下の共重合体を用いざるをえない。Tgが低いと耐水性や耐汚染性に悪影響があり、常乾用塗料として実用的でなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記問題を解決すべく鋭意検討した結果、2液型のイソシアネート硬化塗料として特定のアクリル系共重合体エマルションと可塑剤及び/又は有機溶剤を含むベース塗料と、1分子中少なくとも2個以上のイソシアネート基を含有する化合物を含む特定の架橋剤を適用することで、特に低温及び多湿の環境下での架橋性を低下させることなく、耐汚染性、耐久性、耐水性などに優れた常温乾燥可能な水性塗料が得られることを見出し本発明を完成するに至った。
【0007】
即ち本発明は、水酸基価5〜100mgKOH/g、ガラス転移温度0〜80℃、重量平均分子量20,000〜400,000である水分散型共重合体(A)をビヒクル成分中に固形分で20重量%以上含有し、且つSP値(溶解性パラメ−タ−値)が7.4〜9.8である可塑剤及び/又は有機溶剤を樹脂固形分100重量部に対し1〜50重量部含有してなるベ−ス塗料(I)に、アルコキシポリアルキレングリコールとポリイソシアネート化合物との反応生成物(i)、ポリイソシアネート化合物にアルコキシポリアルキレングリコールとジアルカノールアミンとを反応させることにより得られる乳化剤と、ポリイソシアネート化合物との混合物( ii )、アルコキシポリアルキレングリコールとポリイソシアネート化合物との反応生成物であるプレポリマー、及びアミノ・ホルムアルデヒド樹脂とからなるポリウレタンアミノ樹脂共重合体( iii )及び上記反応生成物(i)又は混合物( ii )のポリイソシアネートと、片末端に水酸基又はアミノ基をもう片末端にアルコキシシリル基を有するシランカップリング剤との反応生成物( iv )から選ばれる1種の1分子中少なくとも2個以上のイソシアネ−ト基を含有する化合物を含む架橋剤(II)を、ベ−ス塗料(I)中に含まれる水酸基1モルに対して架橋剤(II)中に含まれるイソシアネ−ト基が0.2〜3.0モルとなるように使用直前に混合することを特徴とする2液型水性塗料組成物を提供するものである。
【0008】
以下、本発明について説明する。
【0009】
本発明においてベ−ス塗料(I)に用いられる水分散型共重合体(A)は、水酸基価5〜100mgKOH/g、好ましくは10〜50mgKOH/g、ガラス転移温度0〜80℃、好ましくは10〜60℃、重量平均分子量20,000〜400,000、好ましくは80,000〜300,000の共重合体であり、通常、水酸基含有モノマ−及びこれと共重合可能な他の不飽和モノマ−を含むモノマ−混合物を乳化剤の存在下で乳化重合させることにより得られる。
【0010】
該共重合体(A)の水酸基価が5mgKOH/g未満では架橋点が乏しく塗膜物性が不十分となり、一方100mgKOH/gを越えると初期耐水性が低下し、さらに塗料粘度が高くなるため塗装作業性も低下するので好ましくない。該共重合体(A)のガラス転移温度が0℃未満では形成膜の耐水性、耐汚染性に劣り、一方80℃を越えると造膜のための可塑剤や有機溶剤を過剰量必要とするため初期乾燥性が悪くなり形成膜にも経時でワレなどが発生しやすくなるので好ましくない。
【0011】
また該共重合体(A)の重量平均分子量が20,000未満では形成膜の耐候性、耐水性に劣り、一方400,000を越えると他の塗料成分との相溶性に劣り造膜性、硬化性が低下するので好ましくない。
【0012】
該共重合体(A)に用いられる水酸基含有モノマ−としては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−トなどのアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数1〜6のヒドロキシアルキルエステル;ヒドロキシエチルビニルエ−テルなどのヒドロキシアルキルビニルエ−テル類;エチレングリコ−ルなどのグリコ−ル(炭素数2〜20)やポリエチレングリコ−ルなどのポリエ−テルポリオ−ルと(メタ)アクリル酸などの不飽和カルボン酸との等モル付加物;ポリエチレングリコ−ルなどのポリエ−テルポリオ−ルと2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−トなどの水酸基含有モノマ−とのモノエ−テルなどが挙げられ、これらは1種又は2種以上適宜選択して使用できる。
【0013】
該共重合体(A)に用いられる他の不飽和モノマ−としては、例えばメチル(メタ)アクリレ−ト、エチル(メタ)アクリレ−ト、n−ブチル(メタ)アクリレ−ト、i−ブチル(メタ)アクリレ−ト、t−ブチル(メタ)アクリレ−ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ−ト、ラウリル(メタ)アクリレ−ト、イソボルニル(メタ)アクリレ−ト等のアクリル酸又はメタクリル酸の炭素数1〜24のアルキルエステル又はシクロアルキルエステル;(メタ)アクリル酸などの不飽和カルボン酸、スルホエチル(メタ)アクリレ−ト及びそのナトリウム塩もしくはアンモニウム塩;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ−ト、(メタ)アクリルアミド;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等のビニル芳香族化合物;酢酸ビニル、塩化ビニル、ビニルエ−テル、(メタ)アクリロニトリル;ビニルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン等のアルコキシシリル基含有モノマ−;パーフルオロブチルエチル(メタ)アクリレート、パーフルオロオクチルエチル(メタ)アクリレート等のパーフルオロアルキル(メタ)アクリレート;フルオロオレフィンなどが挙げられ、これらは1種又は2種以上適宜選択して使用できる。
【0014】
本発明において上記水分散型共重合体(A)は、ベ−ス塗料(I)のビヒクル成分中に固形分で20重量%以上、好ましくは50重量%以上、さらに好ましくは80重量%以上含有される。該含有量が20重量%未満では、耐水性や耐久性などの塗膜性能が十分得られないので好ましくない。
【0015】
ベ−ス塗料(I)のビヒクル成分として、必要に応じて併用される他の樹脂エマルションとしては、例えば、酢酸ビニルエマルジョン、アクリル樹脂エマルジョン、酢ビ−アクリルエマルジョン、エチレン−酢ビエマルジョン、シリコンアクリルエマルジョン、エポキシ樹脂エマルジョン、ウレタン樹脂エマルジョン、アルキド樹脂エマルジョン、ポリウレタンエマルジョンなどが挙げられ、また併用される水溶性樹脂としては、水溶性アクリル樹脂、ポリビニルアルコ−ル、天然もしくは合成ゴムラテックスなどが挙げられ、これらは1種又は2種以上適宜選択して使用できる。
【0016】
上記ベ−ス塗料(I)は、造膜助剤として、SP値(溶解性パラメ−タ−値)が7.4〜9.8である可塑剤及び/又は有機溶剤を含有してなる。SP値がこの範囲外では樹脂との相溶性に劣り塗料中で分離する場合があるので好ましくない。
【0017】
このような可塑剤としては、例えばジ−2−エチルヘキシルフタレ−ト、ジイソニルフタレ−ト、ジブチルフタレ−ト、ジイソデシルフタレ−トなどが挙げられ、有機溶剤としては、例えばテキサノ−ル、テキサノ−ルイソブチレ−ト、ブチルセロソルブ、プロピレングリコ−ルモノメチルエ−テル、ブチルカルビト−ル、アジピン酸ジイソプロピルなどのアルコ−ル系、エステル系、エ−テル系、炭化水素系溶剤が挙げられ、これらは1種又は2種以上適宜選択して使用できる。これらの含有量はベ−ス塗料(I)中に樹脂固形分100重量部に対して1〜50重量部、好ましくは10〜30重量部である。該含有量が1重量部未満では、造膜中に膜がワレたり均一な膜が得られず、一方50重量部を越えると乾燥性が低下し汚れやすくなるので好ましくない。
【0018】
上記ベ−ス塗料(I)は、さらに必要に応じて着色顔料や体質顔料などの顔料類;顔料分散剤、硬化触媒、消泡剤、増粘剤、防腐剤、凍結防止剤などの塗料用添加剤を含有してもよい。
【0019】
このうち硬化触媒としては、特に制限なく従来公知のものが使用でき、例えばトリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジエタノ−ルアミン、トリエタノ−ルアミンなどのアミン触媒;ジブチル錫ジラウレ−ト、ジブチル錫オキサイド、オクチル酸錫、ナフテン酸鉛、ナフテン酸コバルトなどが使用でき、また消泡剤としては、例えばポリエ−テル系、ポリシロキサンとポリエ−テルの共重合系、ポリシロキサンとケイ酸の縮合物系、金属石鹸系などが使用できる。
【0020】
本発明において架橋剤(II)は、1分子中少なくとも2個以上のイソシアネ−ト基を含有する化合物を含むものであり、(i)アルコキシポリアルキレングリコ−ルとポリイソシアネ−ト化合物との反応生成物、(ii)ポリイソシアネ−ト化合物にアルコキシポリアルキレングリコ−ルとジアルカノ−ルアミンとを反応させることにより得られる乳化剤と、ポリイソシアネ−ト化合物との混合物、(iii)アルコキシポリアルキレングリコ−ルとポリイソシアネ−ト化合物との反応生成物と、アミノ・ホルムアルデヒド樹脂とからなるポリウレタンアミノ樹脂共重合体、(iv)上記反応生成物(i)又は混合物(ii)のポリイソシアネートと片末端に水酸基又はアミノ基をもう片末端にアルコキシシリル基を有するシランカップリング剤との反応生成物から選ばれる1種である。
【0021】
該ポリイソシアネ−ト化合物としては、例えばテトラメチレンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ−ト、イソホロンジイソシアネ−トなどの脂肪族ジイソシアネ−ト;4・4´−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネ−ト)、イソホロンジイソシアネ−トなどの脂環族ジイソシアネ−ト;キシリレンジイソシアネ−ト、トリレンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、ポリフェニルメタンジイソシアネ−ト(以下ポリメリックMDI)などの芳香族ジイソシアネ−ト;及びこれらのイソシアヌレ−ト体やビュウレット体等の類似の化合物が挙げられ、これらは1種又は2種以上混合して使用できる。
【0022】
上記ポリイソシアネ−ト化合物とアルコキシポリアルキレングリコ−ルとの反応生成物(i)は、残存イソシアネ−ト含量が20〜30重量%となるように反応せしめてなる水分散可能なポリイソシアネ−トであり、具体的には、上記ポリイソシアネ−ト化合物とアルコキシポリアルキレングリコ−ルとを、イソシアネ−ト基/水酸基の当量比が3〜30好ましくは10〜25程度となるよう反応させるのが適当である。該アルコキシポリアルキレングリコ−ルとしては、一般式R1 O−(R2 O)n −H(ここでR1 はアルキル基、R2 はアルキレン基、nは2〜100)で示されるものであり、例えばメトキシポリメチレンエ−テルグリコ−ル、メトキシポリエチレンエ−テルグリコ−ル、エトキシポリエチレンエ−テルグリコ−ル、エトキシポリブチレンエ−テルグリコ−ルなどが挙げられ、分子量が100〜4,000、好ましくは400〜2,000の範囲を有するものが使用できる。
【0023】
次いで上記ポリイソシアネ−ト化合物にアルコキシポリアルキレングリコ−ルとジアルカノ−ルアミンとを反応させることにより得られる乳化剤と、ポリイソシアネ−ト化合物との混合物(ii)は、水分散可能なポリイソシアネ−ト組成物であり、該乳化剤とポリイソシアネ−ト化合物とをイソシアネ−ト含量が3〜50重量%、好ましくは5〜30重量%となるように混合したものが適当であり、これらは一部反応させておいてもよい。
【0024】
該乳化剤は、ポリイソシアネ−ト化合物とアルコキシポリアルキレングリコ−ルとをイソシアネ−ト基/水酸基の当量比が3〜30、好ましくは10〜25程度となるよう反応させた後、未反応のポリイソシアネ−ト化合物を除去し、次いでジアルカノ−ルアミンをイソシアネ−ト基/アミノ基の当量比が0.5〜2、好ましくは0.8〜1.2程度となるよう反応させることにより得られる。該乳化剤の製造に用いられるアルコキシポリアルキレングリコ−ルは、上記(i)と同様のものが使用でき、該ジアルカノ−ルアミンとしては、例えばジメタノ−ルアミン、ジエタノ−ルアミン、ジイソプロパノ−ルアミン、ジエタノ−ルアニリン等が使用できる。
【0025】
次いでアルコキシポリアルキレングリコ−ルとポリイソシアネ−ト化合物との反応生成物と、アミノ・ホルムアルデヒド樹脂とからなるポリウレタンアミノ樹脂共重合体(iii)は、前記(i)で得られる反応生成物にアミノ・ホルムアルデヒド樹脂を、残存イソシアネ−ト含量が15〜30%となるように反応せしめて得ることができる。
【0026】
該共重合体(iii)の製造に用いられるアミノ・ホルムアルデヒド樹脂としては、例えばメラミン、尿素、ベンゾグアナミン、アセトグアナミンなどのアミノ化合物とホルムアルデヒドとの反応によって得られるものが使用でき、さらにこれをアルコ−ルによってエ−テル化したものも使用できる。エ−テル化に用いられるアルコ−ルはメタノ−ル、エタノ−ル、n−,i−プロパノ−ル、n−,i−,t−ブタノ−ルなどが挙げられる。
【0027】
次いで上記反応生成物(i)又は混合物(ii)のポリイソシアネートと片末端に水酸基又はアミノ基をもう片末端にアルコキシシリル基を有するシランカップリング剤との反応生成物(iv)は、上記(i)又は(ii)の水分散可能に親水化されたポリイソシアネ−トのイソシアネ−ト基にシランカップリング剤の水酸基又はアミノ基をイソシアネ−ト基/水酸基又はアミノ基の当量比が3〜30で反応させることにより得られ、残存イソシアネ−ト含量が3〜50重量%、好ましくは5〜30重量%であることが適当である。該含量が3重量%未満では、得られる塗膜の耐水性に劣り、一方50重量%を越えると架橋剤の水分散性が悪くなるので望ましくない。
【0028】
上記反応生成物(iv)の製造に用いられるシランカップリング剤としては、例えばN−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。また上記反応生成物(iv)の製造に用いられるアルコキシポリアルキレングリコ−ルは、上記(i)と同様のものが使用できる。
【0029】
上記(i)〜(iv)のうち架橋剤(II)としては、特に水分散時の安定性の面から親水性と疎水性のバランスのとれた(iv)が好適である。
【0030】
本発明の2液型水性塗料組成物は、上記ベ−ス塗料(I)及び架橋剤(II)からなり、これらはベ−ス塗料(I)中に含まれる水酸基1モルに対して架橋剤(II)中に含まれるイソシアネ−ト基が0.2〜3.0モル、好ましくは0.5〜2.5モルとなるように使用直前に混合して使用に供する。
【0031】
本発明組成物は、スプレ−塗装、ロ−ラ−塗装、刷毛塗り、浸漬など従来公知の方法で各種素材に塗装できる。塗布量は、特に制限はないが、一般には約50〜400g/m2 程度が適当である。
【0032】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。尚、「部」及び「%」はそれぞれ「重量部」及び「重量%」を示す。
【0033】
水分散型共重合体の製造例
製造例1
攪拌機、温度計、還流管、窒素導入管を備えた容量2リットルの4つ口フラスコに脱イオン水309部、Newcol707SF(日本乳化剤社製、アニオン界面活性剤、不揮発分30%)1.1部を加え窒素置換後攪拌しながら85℃に保った。この中に下記組成をエマルジョン化してなるプレエマルジョンのうち21部及び過硫酸アンモニウム0.32部を添加し、添加20分後から残りのプレエマルジョンを4時間かけて滴下した。
【0034】
脱イオン水 325 部
Newcol707SF 43.3〃
メチルメタクリレ−ト 39 〃
スチレン 78 〃
n−ブチルメタクリレ−ト 247 〃
2−エチルヘキシルメタクリレ−ト 247 〃
2−ヒドロキシエチルメタクリレ−ト 32.5〃
アクリル酸 6.5〃
過硫酸アンモニウム 1.3〃
滴下終了時から2時間85℃に保持した後、40℃に降温した。アンモニア水でpH8.5に調整し固形分50%、重量平均分子量150,000の水分散型共重合体(A)を得た。
【0035】
製造例2〜9
製造例1においてプレエマルジョンのモノマ−量及び触媒量を表1の通りとする以外は製造例1と同様の操作で水分散型共重合体(B)〜(I)を得た。
【0036】
【表1】
Figure 0004118969
【0037】
水性樹脂の製造例
製造例10
攪拌機、温度計、還流管、窒素導入管を備えた容量2リットルの4つ口フラスコにエチレングリコ−ルモノブチルエ−テルを650部仕込み、これを120℃に保持した中に、メチルメタクリレ−ト45.5部、スチレン130部、n−ブチルメタクリレ−ト208部、2−エチルヘキシルメタクリレ−ト208部、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−ト32.5部、アクリル酸26部、及びアゾビスイソブチロニトリル32.5部の混合物を4時間要して滴下し、滴下終了後2時間反応を続けて固形分50%、重量平均分子量6,000のアクリル共重合体溶液を得た。
【0038】
次いで得られたアクリル共重合体溶液100部に、該共重合体中のカルボキシル基に対して1.0当量のトリエチルアミンを加えて中和し、さらに脱イオン水を加えて固形分25%の水性樹脂(M)を得た。
【0039】
製造例11
製造例10において、モノマ−組成をメチルメタクリレ−ト78部、スチレン130部、n−ブチルメタクリレ−ト208部、2−エチルヘキシルメタクリレ−ト208部、アクリル酸26部の通りとする以外は製造例10と同様の操作で水性樹脂(N)を得た。
【0040】
架橋剤の作成
作成例1
攪拌機、温度計、還流管、窒素導入管を備えた4つ口フラスコに、数平均分子量550のメトキシポリエチレンエ−テルグリコ−ル41部と「タケネ−トD170HN」(武田薬品工業社製、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネ−トの三量体)504部を入れ、窒素置換後70℃で6時間反応させて水分散可能なポリイソシアネ−ト▲1▼を得た。イソシアネ−ト含量は22.9%、粘度1300cpsであった。
【0041】
作成例2
作成例1と同様のフラスコに、数平均分子量550のメトキシポリエチレンエ−テルグリコ−ル225部と1,6−ヘキサメチレンジイソシアネ−ト871部を入れ、窒素置換後70℃で6時間反応させた。得られた反応液を薄膜蒸留装置にかけ、未反応の1,6−ヘキサメチレンジイソシアネ−トを取り除き、メトキシポリエチレンエ−テルグリコ−ルを有するモノイソシアネ−ト化合物を得た。次いで同様の別フラスコに、ジエタノ−ルアミン37部を入れ、窒素置換後空冷しながら作成例1で得たメトキシポリエチレンエ−テルグリコ−ルを有するモノイソシアネ−ト化合物250部を反応温度が70℃を越えないように徐々に滴下した。滴下終了後、約1時間70℃で攪拌しイソシアネ−ト基が消失したことを確認し、乳化剤を得た。
【0042】
別フラスコにこの乳化剤42部と「タケネ−トD170HN」(武田薬品工業社製、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネ−トの三量体)358部を入れ、70℃で6時間攪拌することにより、水分散可能なポリイソシアネ−ト組成物▲2▼を得た。イソシアネ−ト含量は19.3%、粘度2000cpsであった。
【0043】
作成例3
作成例1と同様のフラスコに、「ミリオネ−トMR−200」(日本ポリウレタン工業社製、ポリメリックメチレンジイソシアネ−ト)970部を仕込み、次いで「MPG−081」(日本乳化剤工業社製、メトキシポリエチレングリコ−ル)30部を加えて昇温し、70℃で3時間反応させて、イソシアネ−ト含量29.4%の茶褐色透明のプレポリマ−を得た。さらに70℃に保持したままアミノ・ホルムアルデヒド樹脂80部を加え3時間反応させて水分散可能なポリウレタンアミノ樹脂共重合体▲3▼を得た。イソシアネ−ト含量は27.1%、粘度450cpsであった。
【0044】
作成例4
作成例1と同様のフラスコに、作成例2で得た乳化剤42部と「タケネ−トD170HN」(武田薬品工業社製、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネ−トの三量体)358部を入れ、さらにN−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン12部を入れ、70℃で6時間攪拌することにより、水分散可能なポリイソシアネ−ト▲4▼を得た。イソシアネ−ト含量は17.7%、粘度800cpsであった。
【0045】
実施例及び比較例
4リットルのステンレス容器に下記配合の原料を入れ、ディスパ−で30分間攪拌し、顔料分散ペ−ストを得た。
【0046】
上水 960部
「ノプコサントK」(サンノプコ社製、顔料分散剤) 48〃
「アデカノ−ルVH420」(旭電化社製、増粘剤) 16〃
「SNデフォ−マ−A63」(サンノプコ社製、消泡剤) 32〃
チタン白 3520〃
エタノ−ル 288〃
次に1リットルのステンレス容器に、表2に示す配合で、上記顔料ペ−ストや前記製造例で得た各水分散型共重合体などを攪拌しながら配合し、各ベ−ス塗料を作成した。
【0047】
得られたベ−ス塗料に、前記作成例で得た架橋剤▲1▼〜▲4▼を表2に示す組合せ及び配合量で配合し、攪拌して各水性塗料を得た。表2中の(注1)〜(注3)は下記の通りである。得られた各水性塗料を下記性能試験に供した。結果を表2に示す。
【0048】
(注1)造膜助剤a〜eは次の通りである。
【0049】
a:テキサノ−ル(SP値9.6)
b:ブチルセロソルブ(SP値8.9)
c:ジブチルフタレ−ト(SP値9.4)
d:アジピン酸ジイソプロピル(SP値7.5)
e:メチルセロソルブ(SP値10.8)
(注2)プライマルTT−935:ロ−ム・アンド・ハ−ス社製、増粘剤
(注3)スラオフS:武田薬品社製、防腐剤
(試験方法)
(1)混和性:ベ−ス塗料に、架橋剤を加えた混合直後と1時間後にそれぞれ150ミクロンのアプリケ−タ−でガラス板に塗装し、20℃・60%RHの雰囲気で1時間放置した。1時間後の塗膜外観を目視で評価した。
【0050】
◎:混合直後と1時間後のいずれも、ブツなど異常はみられない
○:混合直後ではブツがみられるが、1時間後では異常はみられない
×:混合直後と1時間後のいずれもブツみられる。均一な膜にならない
(2)乾燥性:(1)と同様にして得られた塗膜の乾燥性を指触で評価した。
【0051】
◎:完全硬化
○:半硬化(塗膜を指で押すと跡がつくがしばらくすると元にもどる)
×:指触乾燥以下(塗膜表面は乾燥しているが、内部が乾燥していない)
(3)屋外汚染性:スレ−ト板(90×300×6mm)に、「VPシ−ラ−白」(関西ペイント社製、溶剤型シ−ラ−)を塗布量100g/m2 になるようにロ−ラ−で塗装・乾燥したものを被塗板とし、この上に上記で得た各水性塗料(ベ−ス塗料に架橋剤を加え1時間放置)を塗布量が150g/m2 になるようにスプレ−で2回塗装し、常温で7日間乾燥して各試験塗板を作成した。
【0052】
この試験塗板を、平塚市内で南面に向かって塗面を上に30°に傾けて6ケ月屋外暴露試験に供し、試験後の塗面を目視と初期板との色差ΔEで評価した。
【0053】
◎:塗面に汚れがみられず、初期板とのΔEは5未満
○:塗面に汚れが僅かにみられるが、初期板とのΔEは5以上10未満
×:塗面に汚れが著しくみられ、初期板とのΔEは10以上
(4)耐候性:(3)と同様にして得られた試験塗板を、サンシャインウェザ−メ−タ−で1000時間促進耐候試験に供し、試験後の塗膜を目視と光沢保持率で評価した。光沢保持率(%)=(1000時間後の60°グロス)/(初期の60°グロス)×100
◎:塗膜にワレ、ハガレ、フクレがなく、光沢保持率が80%以上
○:塗膜にワレ、ハガレ、フクレが僅かにみられるか、または光沢保持率が60%以上80%未満
×:塗膜にワレ、ハガレ、フクレがみられるか、または光沢保持率が60%未満
(5)初期耐水性:前記ベ−ス塗料にさらに「ユニラント88青」(横浜化成社製、カラ−ペ−スト)5部を加えた後、架橋剤を加えて水性塗料とし、これを1時間後に150ミクロンのアプリケ−タ−でガラス板に塗装し、4時間放置した。次いで該塗板を水に30分間浸漬し、引上げ後の塗膜状態を目視で評価した。
◎:浸漬前と比べて変化なし
○:若干白っぽくなるが、30分以内にもとの色に戻る
×:かなり白くなり、30分たってもとの色に戻らない
【0054】
【発明の効果】
本発明組成物によれば、特に低温及び多湿の環境下でも架橋性を低下させることなく、耐候性、耐水性、耐久性に優れる塗膜を形成できる。
【0055】
【表2】
Figure 0004118969

Claims (1)

  1. 水酸基価5〜100mgKOH/g、ガラス転移温度0〜80℃、重量平均分子量20,000〜400,000である水分散型共重合体(A)をビヒクル成分中に固形分で20重量%以上含有し、且つSP値(溶解性パラメーター値)が7.4〜9.8である可塑剤及び/又は有機溶剤を樹脂固形分100重量部に対し1〜50重量部含有してなるベース塗料(I)に、アルコキシポリアルキレングリコールとポリイソシアネート化合物との反応生成物(i)、ポリイソシアネート化合物にアルコキシポリアルキレングリコールとジアルカノールアミンとを反応させることにより得られる乳化剤と、ポリイソシアネート化合物との混合物( ii )、アルコキシポリアルキレングリコールとポリイソシアネート化合物との反応生成物であるプレポリマー、及びアミノ・ホルムアルデヒド樹脂とからなるポリウレタンアミノ樹脂共重合体( iii )及び上記反応生成物(i)又は混合物( ii )のポリイソシアネートと、片末端に水酸基又はアミノ基をもう片末端にアルコキシシリル基を有するシランカップリング剤との反応生成物( iv )から選ばれる1種の1分子中少なくとも2個以上のイソシアネート基を含有する化合物を含む架橋剤(II)を、ベース塗料(I)中に含まれる水酸基1モルに対して架橋剤(II)中に含まれるイソシアネート基が0.2〜3.0モルとなるように使用直前に混合することを特徴とする2液型水性塗料組成物。
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