JP4094126B2 - 希土類ドープ光ファイバ及びそれを用いた光ファイバ増幅器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光信号の直接増幅を行うための希土類ドープ光ファイバ及び光ファイバ増幅器に関し、特に、波長多重信号光の増幅を行なう場合に好適な希土類ドープ光ファイバ及びそれを用いた光ファイバ増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の光通信システムでは、光ファイバのコア部に希土類元素をドープした光増幅用ファイバ(希土類元素ドープファイバ)を用いて光信号の直接増幅を行う光ファイバ増幅器が広く利用されている。従来の光ファイバ増幅器としては、例えば、エルビウム(Er)をドープしたエルビウムドープファイバ(以下、EDFとする)に励起光を供給し、励起されたEDF内のエルビウムの誘導放出現象により光信号を増幅するものなどが知られている。
【0003】
また、光通信システムの大容量化を実現する方法として、1つの伝送路に波長の異なる複数の信号光を多重化して伝送する波長多重(WDM)光伝送システムが注目されている。このようなWDM光伝送システムの中継器として光ファイバ増幅器を使用すれば、WDM信号光を一括して増幅することが可能となり、簡素な構成による大容量かつ長距離の光伝送が実現される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光ファイバ増幅器をWDM光伝送システムで使用する場合には、光ファイバ増幅器への入力光パワーが大きくなるため、例えば4光波混合などの非線形光学現象による波形劣化が問題となる。
一般に、4光波混合は、光ファイバに入力される光パワーが一定の値を超えると発生するようになる。その発生の割合は、パワーの大きな光信号が伝送される光ファイバの長さに比例して高くなるとともに、その光ファイバの実効光伝送断面積が狭くなる程高くなる。従って、使用する光ファイバに応じて入力光パワーの上限値を設定することによって、4光波混合の発生を防ぐことは可能となる。
【0005】
例えば、長さが数10kmで実効光伝送断面積が50μm2 の分散シフトファイバ(DSF)をWDM光伝送システムにおいて使用した場合、4光波混合の発生を防ぐためには、分散シフトファイバへの入力光パワーを−5dBm以下に設定する必要がある。
上記の値を基に光ファイバ増幅器について考えてみると、光ファイバ増幅器に用いられるEDF等の光増幅用ファイバは、一般に、その長さが数10mで実効光伝送断面積が13μm2 程度である。このため、上記分散シフトファイバの場合と比較すると、長さが約1/1000倍となり、実効光伝送断面積が約1/4倍となる。従って、EDFにおける4光波混合が発生する割合は、分散シフトファイバの場合に対し、長さに関して約1/1000倍となり、実効光伝送断面積に関して約4倍となる。
【0006】
ここで、4光波混合の発生を防ぐための入力光パワーの上限値Pは、使用する光ファイバの長さL及び実効光伝送断面積Aeff について、次の(1)式に示すような関係があることが知られている。
P∝(Aeff /L)1/2 …(1)
上記(1)式の関係を用いて、EDFの場合の入力光パワーの上限値を推定すると、分散シフトファイバの場合の上限値よりも約12dB大きくなるので、EDFにおける上限値は+7dBm程度と考えられる。
【0007】
しかしながら、EDFを用いた光ファイバ増幅器がWDM光伝送システムの中継器として使用される場合には、EDF内で増幅されるWDM信号光のパワーが上記の上限値を超えてしまう可能性がある。即ち、EDF内では、図8に示すように、一端に入射されたWDM信号光がファイバ長手方向に伝搬されるのに伴って、その光パワーが増大していく。このため、入射端では光パワーが上限値以下であっても、出射端に到達する手前で光パワーが上限値を超えてしまうことがある。従って、信号光パワーが上限値を超えた地点から信号光出射端までの間を、WDM信号光が増幅されながら伝搬することで、4光波混合が発生してWDM信号光の波形が劣化するおそれがある。
【0008】
ところで、EDF内の4光波混合の発生は、(1)式の関係からも判断できるように、EDF長を短くすることによって抑えられる。ただし、同等の利得を保ったままEDF長を短くするためには、EDFの信号光に対する単位長さ当たりの吸収及び放射を大きくしなければならない。これを実現する方法としては、例えば、エルビウム濃度の高いEDFを用いたり、エルビウムドープ径の大きいEDFを用いることなどが考えられる。
【0009】
しかし、エルビウム濃度を高くすると、エルビウムイオン間のエネルギー交換が起こり、EDFの励起効率が低下する濃度消光が生じてしまう。なお、現状のEDFでは、エルビウム濃度の標準を500ppm程度としている。また、エルビウムドープ径を大きくすると、励起光のエネルギー密度が低く励起効果が小さい部分に、エルビウムがドープされることになるため、エルビウム濃度を上げた場合と同様に、EDFの励起効率低下を招くことになる。
【0010】
このように、4光波混合の発生を抑えるためにEDF長を短くすることと、EDFの増幅特性を劣化させないこととは相反するものであるため、その両方を同時に実現することは困難であった。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、WDM信号光の増幅を行う場合においても、励起効率の低下を抑えながら四光波混合の発生による波形劣化を低減させた希土類ドープ光ファイバ及びそれを用いた光ファイバ増幅器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の希土類ドープ光ファイバは、波長の異なる複数の信号光を含んだ波長多重信号光が入力され、少なくとも1つの励起光源からの励起光により励起される希土類ドープ光ファイバであって、信号光入射側に位置する第1の領域及び信号光出射側に位置する第2の領域を有し、前記第1の領域と前記第2の領域の境界は、前記第1の領域において四光波混合が発生しない位置であって、入射される信号光パワーが、使用する光ファイバの長さ及び実効光伝送断面積に基づいて算出される四光波混合の発生を防ぐための入力光パワーの上限値に達するまでの長さと等しくなるように設定され、前記第2の領域は、前記波長多重信号光に対する単位長さ当たりの吸収及び放射、並びに、コア径が、前記第1の領域よりも大きいことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の光ファイバ増幅器は、希土類元素をドープした希土類ドープ光ファイバと、励起光を発生する少なくとも1つの励起光源と、該励起光源からの励起光を前記希土類ドープ光ファイバに入力する少なくとも1つの合波部と、を備え、波長の異なる複数の信号光が多重化された波長多重信号光を一括して増幅する光ファイバ増幅器において、前記希土類ドープ光ファイバは、信号光入射側に位置する第1の領域及び信号光出射側に位置する第2の領域を有し、前記第1の領域と前記第2の領域の境界は、前記第1の領域において四光波混合が発生しない位置であって、入射される信号光パワーが、使用する光ファイバの長さ及び実効光伝送断面積に基づいて算出される四光波混合の発生を防ぐための入力光パワーの上限値に達するまでの長さと等しくなるように設定され、前記第2の領域は、前記波長多重信号光に対する単位長さ当たりの吸収及び放射、並びに、コア径が、前記第1の領域よりも大きいことを特徴とする。
【0013】
かかる構成の希土類ドープ光ファイバや光ファイバ増幅器では、励起光の供給により励起状態とされた希土類ドープ光ファイバの一端に波長多重信号光が入射されると、その信号光は、まず第1の領域内を通って境界位置に達する間に、例えば4光波混合等の非線形光学現象が発生可能な光パワーレベルまで増幅される。さらに、増幅された信号光は、第2の領域を通過することによって所要の光パワーまで増幅される。信号光が第2の領域を通過する際、その光パワーが大きいため四光波混合が発生するようになるが、第2の領域における波長多重信号光に対する単位長さ当たりの吸収及び放射、および、コア径が、前記第1の領域よりも大きな構造を備えることで、四光波混合が発生し難くなる。これによって四光波混合による信号光の波形劣化が低減されるようになる。
【0014】
第2の領域を非線形光学現象の発生を抑圧可能な構造とするためには、第2の領域は、波長多重信号光に対する単位長さ当たりの吸収及び放射が、前記第1の領域よりも大きくなるようにしてもよい。具体的には、第2の領域について、希土類元素のドープ濃度が第1の領域よりも高くなるようにしたり、希土類元素のドープ径が第1の領域よりも大きくなるようにしたりするのが好ましい。
【0015】
かかる構成とすることで、励起効率の低下を抑えながら第2の領域のファイバ長を短くすることができるため、非線形光学現象が発生し難くなる。
第2の領域の他の構造としては、モードフィールド径が第1の領域よりも大きくなるようにしてもよい。モードフィールド径を大きくすることによって、第2の領域内の光パワー密度が低くなるため、非線形光学現象が発生し難い構造となる。
【0016】
第2の領域の他の構造としては、比屈折率差が第1の領域よりも小さくなるようにしてもよい。比屈折率差を小さくすると実効光伝送断面積が大きくなり、非線形光学現象の発生が抑えられるようになる。
第2の領域の他の構造としては、波長分散が第1の領域よりも大きくなるようにしてもよい。波長分散の大きいファイバ内では非線形光学現象が発生し難いため、信号光の波形劣化が低減されるようになる。
【0017】
また、直列に接続された前段光ファイバ増幅部および後段光ファイバ増幅部を有し、前記後段光ファイバ増幅部に適用される後段用希土類ドープ光ファイバを伝播する信号光のパワーが非線形光学現象の発生し得るレベルに達している光ファイバ増幅器について、前記後段用希土類ドープ光ファイバに、上述したような各構造の希土類ドープ光ファイバを適用してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第1の実施形態に係る光ファイバ増幅器の構成を示すブロック図である。
図1において、本光ファイバ増幅器10は、例えば、希土類ドープ光ファイバとしてのエルビウムドープファイバ(EDF)1と、励起光を発生する励起光源2と、該励起光源2から出射される励起光をEDF1に供給する合波部としての合波器3と、を備えて構成される。
【0019】
EDF1は、エルビウム濃度の異なる第1、2の領域1A,1Bを有する。ここでは、領域1AがEDF1の長手方向に対して信号光入射側(図で左側)に位置し、領域1Bが信号光出射側(図で右側)に位置する。領域1Aには、例えば、エルビウム濃度を500ppmとし、モードフィールド径(MFD)を6μmとし、エルビウムドープ径を3μmとしたEDF素線などが用いられる。この領域1Aの素線は、従来の光ファイバ増幅器で一般に使用されているものと同様である。一方、領域1Bには、例えば、エルビウム濃度を1000ppmとし、モードフィールド径を6μmとし、エルビウムドープ径を3μmとしたEDF素線などが用いられる。
【0020】
上記各領域1A,1BのEDF素線間はスプライスまたは光コネクタ等によって接続され、これにより1本のEDF1が形成される。また、各領域1A,1Bの長さは、EDF1に入射された信号光パワーが、上述した4光波混合の発生を防ぐための入力光パワーの上限値Pに達するまでの長さに応じて設定される。具体的な設定については後述する。
【0021】
励起光源2は、EDF1内のエルビウムを励起可能な、例えば波長が0.98μm帯や1.48μm帯等の励起光を発生する公知の光源である。
合波器3は、励起光源2からの励起光を外部からのWDM信号光Sと合波してEDF1に送る。ここでは、励起光とWDM信号光SとがEDF1内を同一方向に伝搬する前方励起型とした場合の構成が示してある。
【0022】
上記のような構成の光ファイバ増幅器10では、励起光源2で発生した励起光が合波器3を介してEDF1に供給され、EDF1の各領域1A,1Bが励起状態とされる。そして、外部からのWDM信号光Sが光ファイバ増幅器10の入力ポートINに入射されると、その信号光Sが合波器3を介してEDF1の一端に送られる。
【0023】
ここでは、WDM信号光Sとして、例えば、1535nm〜1565nmの波長帯に32波の信号光が多重化された場合を考える。また、EDF1における増幅条件として、例えば、入力されるWDM信号光の最大パワーを−5dBmと想定し、増幅後の出力信号光パワーを12dBmと設定した場合を考える。なお、本発明におけるWDM信号光の設定は上記の場合に限られるものではない。
【0024】
図2は、EDF1内における信号光パワーの変化を長手方向について示した図である。
図2に示すように、EDF1の一端に入射された−5dBmのWDM信号光Sは、領域1Aを伝搬するのに伴って、励起されたエルビウムの誘導放出作用により増幅される。そして、入射端からおよそ11m付近のところまで到達した時点で、EDF1内の信号光パワーが7dBmに達する。上述したように、光パワーが7dBm(EDFにおける4光波混合の発生を防ぐ上限値)を超えると、EDF1内で4光波混合が発生するようになり、その発生の割合は、7dBm以上に増幅された信号光の伝搬するEDF長が長くなる程大きくなる。
【0025】
図2の破線で示した曲線は、入射端から11mより先の部分にも領域1Aと同様のEDF素線を接続した場合(従来の光ファイバ増幅器で用いられるEDFと同様)を想定したときに、出力信号光パワーが12dBmとなるまでの変化を示したものである。このように、EDF1全体を同一の素線として所要の出力光パワーを得ようとすると、上限値を超えた大きなパワーの信号光がEDF1内を伝搬する距離が長くなるため、4光波混合による波形劣化が発生し易くなる。
【0026】
そこで、EDF1内の信号光パワーが7dBmに達する信号光入射端から約11mの部分を境界として、EDF1の素線をエルビウム濃度が高いものに変更することで、上限値を超えた大きなパワーの信号光がEDF1内を伝搬する距離を短くする。即ち、EDF1の入射端から約11mまでの部分を領域1Aとし、該11mから先の部分を領域1Bとする。領域1BのEDF素線は、領域1AのEDF素線に比べてエルビウム濃度が高いため、WDM信号光Sに対する単位長さ当たりの吸収及び放射が大きくなる。これにより、7dBmを超えた信号光パワーを所要の出力レベルまで増幅するのに必要なEDFの長さが、同一のEDF素線を用いた場合と比べて、ここでは約1/4程度に短縮される。従って、4光波混合の発生する割合が小さくなって、WDM信号光の波形劣化が低減されるようになる。
【0027】
このように第1の実施形態によれば、EDF1に入力されたWDM信号光Sのパワーが、4光波混合の発生を防ぐ上限値を超えると想定される地点を境界として、その境界よりも信号光出射端側のEDF素線を単位長さ当たりの吸収及び放射が大きいものとすることによって、同一のEDF素線でEDF1を構成したときに近い増幅特性を維持しながら4光波混合の発生を抑えることができる。従って、4光波混合による波形劣化の改善を図ったWDM光伝送システム用の光ファイバ増幅器を提供することが可能となる。
【0028】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態の光ファイバ増幅器は、上述した第1の実施形態で用いたEDF1について、領域1AのEDF素線に対して領域1BのEDF素線のエルビウムドープ径を大きくしたものである。図3には、各領域1A,1Bのファイバ断面及びエルビウムドープ状態を示す。
【0029】
具体的には、領域1A,1Bのモードフィールド径を6μmとし、領域1Aのエルビウムドープ径を3μm、領域1Bのエルビウムドープ径を5μmとする。また、エルビウムのドープ濃度は、領域1A,1Bともに500ppmとする。このような光ファイバ増幅器では、領域1Bの素線のエルビウムドープ径を広げたことで、伝搬する信号光のうちでエルビウムで吸収及び放射を受ける光の割合が増えるため、単位長さ当たりの吸収及び放射が増加する。
【0030】
従って、上述の図2と同様に、4光波混合の発生するレベルに達した信号光を増幅する光増幅用ファイバとして、図3に示した領域1Bの光ファイバを用いることで4光波混合の発生を抑圧することができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態の光ファイバ増幅器は、第1、2の実施形態で用いられるEDF1を組み合わせたものである。図4には、第3の実施形態で用いられるEDF1の各領域1A,1Bのファイバ断面及びエルビウムドープ状態を示す。
【0031】
具体的には、領域1A,1Bのモードフィールド径を6μmとし、領域1Aのエルビウムドープ径を3μm、領域1Bのエルビウムドープ径を5μmとし、領域1Aのエルビウムドープ濃度を500ppm、領域1Bのエルビウムドープ濃度を1000ppmとしたものである。
このようなEDF1を用いることで、領域1Bは、領域1Aよりもエルビウムドープ濃度が高く、かつ、エルビウムドープ径が広いため、領域1Bの長さを一層短くすることができる。従って、4光波混合の発生をより効果的に抑圧することができる。
【0032】
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態の光ファイバ増幅器は、上述したEDF1の領域1Bについて、そのEDF素線のモードフィールド径を、領域1AのEDF素線のモードフィールド径より大きくすることで、4光波混合の発生を抑えるようにしたものである。領域1Bに用いるEDF素線が異なること以外の第4の実施形態の構成は、第1の実施形態の構成と同様であるため、その説明を省略する。
【0033】
上記領域1BのEDF素線には、例えば、エルビウム濃度を500ppmとし、モードフィールド径を10μmとし、エルビウムドープ径を4μmとしたものが用いられる。なお、領域1AのEDF素線は、第1の実施形態の場合と同様である。図5には、各領域1A,1Bについて、ファイバ断面方向のエルビウムドープ状態を示しておく。
【0034】
EDF1内の光パワーが7dBm以上となる領域1Bについて、EDF1のモードフィールド径を6μmから10μmへと大きくすることによって、領域1Bにおける光パワー密度が領域1Aにおける光パワー密度のおよそ1/3倍となるため、領域1Bでの4光波混合が起こり難くなる。また、ここでは、領域1Bにおけるエルビウムドープ径を3μmから4μmへと大きくしているため、領域1BのEDF素線長を長くしなくとも、信号光パワーを所要のレベルまで増幅することが可能である。
【0035】
このように第4の実施形態によれば、領域1Bのモードフィールド径を領域1Aよりも大きくすることでも、第1の実施形態の効果と同様に4光波混合の発生を抑えて信号光の波形劣化を低減することができる。
なお、ここでは領域1A,1Bの各エルビウムドープ径を異なるようにしているが、領域1A,1Bの各エルビウムドープ径を同じにし、領域1Bのモードフィールド径を領域1Aよりも大きくしただけでも、4光波混合の発生を抑圧する効果は得られる。さらに、上述した第1〜3の各実施形態と第4の実施形態を組み合わせて効果を上げることもできる。
【0036】
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態の光ファイバ増幅器は、上述したEDF1の領域1Bについて、そのEDF素線のコアとクラッドの比屈折率差を、領域1AのEDF素線の比屈折率差より小さくすることで、4光波混合の発生を抑えるようにしたものである。このためには、例えば、コアとクラッドの径は領域1A,1Bともに同じ構造にし、ドーパントとしてのゲルマニウム(Ge)の量を変えることで、比屈折率差を変える。また、領域1A,1Bの間でゲルマニウムの量を変えずに、領域1Bのファイバにフッ素(F)をさらにドープして比屈折率差を変えてもよい。なお、上述した第1〜3の各実施形態と第5の実施形態を組み合わせても構わない。
【0037】
上記領域1BのEDF素線には、例えば、比屈折率差を0.3%程度と小さくしたものが用いられる。なお、領域1AのEDF素線には、比屈折率差を1%以上とした一般的なEDF素線を用いるものとする。
EDF1内の光パワーが7dBm以上となる領域1Bについて、EDF1の比屈折率差を0.3%程度の小さな値とすることによって、領域1Bでの4光波混合が起こり難くなる。即ち、EDF1の比屈折率差を小さくすると、非線形屈折率が下がるとともに実効光伝送断面積Aeff が大きくなるため、上述した(1)式の関係からもわかるように、光パワーの上限値Pを増大させることになる。従って、領域1Bにおける4光波混合の発生が抑えられるようになり、信号光の波形劣化を低減することができる。
【0038】
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
第6の実施形態の光ファイバ増幅器は、上述したEDF1の領域1Bについて、そのEDF素線として高波長分散EDFを用いることで、4光波混合の発生を抑えるようにしたものである。領域1Bに高波長分散EDFを適用したこと以外の第6の実施形態の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。
【0039】
上記領域1BのEDF素線として用いられる高波長分散EDFは、領域1Aに用いられる通常のEDF素線と比べて、図6に示すように、コア部の屈折率を高くした部分の径を小さくしたものである。具体的には、高屈折率部分の径を2μm程度とした高波長分散EDFが領域1BのEDF素線として使用される。
光ファイバ内で発生する4光波混合は、波長分散が大きくなる程発生し難いことが知られている。このため、パワーの大きな信号光が伝搬する領域1Bに高波長分散EDFを適用することによって、4光波混合の発生が抑えられるようになり、信号光の波形劣化を低減することができる。ここで重要なのは、コア径を小さくするするとモードフィールド径も小さくなるため、モードフィールド径が小さくなったことによる4光波混合の増加よりも、波長分散による4光波混合の抑圧効果が大きくなるように高波長分散EDFの分散値を設定する必要がある。
【0040】
なお、上述した第1〜6の実施形態では、1段構成の光ファイバ増幅器として説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、2以上の光ファイバ増幅器を直列に接続した多段構成の光ファイバ増幅器等にも応用することが可能である。図7は、2段構成の光ファイバ増幅器に本発明を適用した場合の一例を示すブロック図である。
【0041】
図7の光ファイバ増幅器20は、2つの光ファイバ増幅部20a,20bが光アイソレータ4を介して直列に接続された構成である。信号光入射側に位置する前段の光ファイバ増幅部20aは、従来の光ファイバ増幅器と同様の構成であって、単一のEDF素線を用いたEDF1a、励起光源2a及び合波器3aから構成される。一方、後段の光ファイバ増幅部20bは、例えば、上述した第1の実施形態の光ファイバ増幅器と同様の構成とし、異なるEDF素線を用いた2つの領域1A,1Bを有するEDF1b、励起光源2b及び合波器3bから構成される。なお、図示しないが、光ファイバ増幅部20aの信号光入射端や光ファイバ増幅部20bの信号光出射端に光アイソレータを挿入してもよい。また、ここでは後段の光ファイバ増幅部20bのEDF1bが、2つの領域1A,1Bを有するものとしたが、これに限らずEDF1bを領域1Bだけで構成することも可能である。
【0042】
一般に、2段構成の光ファイバ増幅器では、入射された信号光を前段の光ファイバ増幅部20aで一旦増幅することで雑音特性の向上が図られ、その信号光を後段の光ファイバ増幅部20bで所要のパワーまで増幅して高出力化が図られる。従って、後段の光ファイバ増幅部20bを伝搬する信号光のパワーが4光波混合の発生を防ぐ上限値を超える可能性がある。具体例としては、前段の光ファイバ増幅部20aで信号光パワーが−10dBmから3dBmまで増幅され、後段の光ファイバ増幅部20bで信号光が3dBmから11dBmまで増幅されるような光ファイバ増幅器では、光レベルが後段の光ファイバ増幅部20bの途中で非線形光学効果の発生する7dBm近傍に達すると推定される。このような場合に上記のような構成の光ファイバ増幅器20を用いることで、4光波混合の発生を抑えることが可能となる。
【0043】
また、上述の各実施形態では、前方励起型の基本構成とした場合について説明したが、本発明は前方励起型の構成以外にも、励起光とWDM信号光とがEDF内を逆方向に伝搬する後方励起型や、励起光がEDFの両端から供給される双方向励起型の構成としても構わない。さらに、希土類ドープ光ファイバとしてEDFを使用するようにしたが、エルビウム以外の他の希土類元素をドープした公知の希土類元素ドープファイバを用いてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の希土類ドープ光ファイバ及び光ファイバ増幅器は、WDM信号光のパワーが、使用する光ファイバの長さ及び実効光伝送断面積に基づいて算出される四光波混合の発生を防ぐための入力光パワーの上限値に達する境界位置の前後に第1、2の領域を形成し、信号光出射側に位置する第2の領域は、波長多重信号光に対する単位長さ当たりの吸収及び放射、および、コア径が、第1の領域よりも大きな構造としたことによって、励起効率の低下を抑えながら四光波混合の発生を抑えることができる。従って、四光波混合によるWDM信号光の波形劣化を改善した希土類ドープ光ファイバ及び光ファイバ増幅器を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光ファイバ増幅器の構成を示すブロック図である。
【図2】同上第1の実施形態のEDF内における信号光パワーの変化を示した図である。
【図3】本発明の第2の実施形態で用いるEDFの各領域におけるエルビウムドープ状態を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施形態で用いるEDFの各領域におけるエルビウムドープ状態を示す図である。
【図5】本発明の第4の実施形態で用いるEDFの各領域におけるエルビウムドープ状態を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施形態で用いるEDFの各領域における屈折率の変化を示す図である。
【図7】2段構成の光ファイバ増幅器について本発明を適用した場合の構成例を示すブロック図である。
【図8】従来の光ファイバ増幅器についてEDF内における信号光パワーの変化を示した図である。
【符号の説明】
1,1a,1b…エルビウムドープファイバ(EDF)
1A,1B…領域
2,2a,2b…励起光源
3,3a,3b…合波器
10,20…光ファイバ増幅器
20a,20b…光ファイバ増幅部
IN…入力ポート
OUT…出力ポート
S…WDM信号光
Claims (14)
- 波長の異なる複数の信号光を含んだ波長多重信号光が入力され、少なくとも1つの励起光源からの励起光により励起される希土類ドープ光ファイバであって、
信号光入射側に位置する第1の領域及び信号光出射側に位置する第2の領域を有し、
前記第1の領域と前記第2の領域の境界は、前記第1の領域において四光波混合が発生しない位置であって、入射される信号光パワーが、使用する光ファイバの長さ及び実効光伝送断面積に基づいて算出される四光波混合の発生を防ぐための入力光パワーの上限値に達するまでの長さと等しくなるように設定され、
前記第2の領域は、前記波長多重信号光に対する単位長さ当たりの吸収及び放射、並びに、コア径が、前記第1の領域よりも大きいことを特徴とする希土類ドープ光ファイバ。 - 希土類元素をドープした希土類ドープ光ファイバと、
励起光を発生する少なくとも1つの励起光源と、
該励起光源からの励起光を前記希土類ドープ光ファイバに入力する少なくとも1つの合波部と、を備え、波長の異なる複数の信号光が多重化された波長多重信号光を一括して増幅する光ファイバ増幅器において、
前記希土類ドープ光ファイバは、信号光入射側に位置する第1の領域及び信号光出射側に位置する第2の領域を有し、
前記第1の領域と前記第2の領域の境界は、前記第1の領域において四光波混合が発生しない位置であって、前記希土類ドープ光ファイバに入射される信号光パワーが、使用する光ファイバの長さ及び実効光伝送断面積に基づいて算出される四光波混合の発生を防ぐための入力光パワーの上限値に達するまでの長さと等しくなるように設定され、
前記第2の領域は、前記波長多重信号光に対する単位長さ当たりの吸収及び放射、並びに、コア径が、前記第1の領域よりも大きいことを特徴とする光ファイバ増幅器。 - 前記第2の領域は、希土類元素のドープ濃度が前記第1の領域よりも高いことを特徴とする請求項2記載の光ファイバ増幅器。
- 前記第2の領域は、希土類元素のドープ径が前記第1の領域よりも大きいことを特徴とする請求項3記載の光ファイバ増幅器。
- 前記第2の領域は、モードフィールド径が前記第1の領域よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の光ファイバ増幅器。
- 前記第2の領域は、比屈折率差が前記第1の領域よりも小さいことを特徴とする請求項2記載の光ファイバ増幅器。
- 前記第2の領域は、波長分散が前記第1の領域よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の光ファイバ増幅器。
- 直列に接続された前段光ファイバ増幅部および後段光ファイバ増幅部を有し、前記後段光ファイバ増幅部に適用される後段用希土類ドープ光ファイバを伝播する信号光のパワーが非線形光学現象の発生し得るレベルに達している光ファイバ増幅器において、
前記後段用希土類ドープ光ファイバは、信号光入射側に位置する第1の領域及び信号光出射側に位置する第2の領域を有し、
前記第1の領域と前記第2の領域の境界は、前記第1の領域において四光波混合が発生しない位置であって、前記後段用希土類ドープ光ファイバに入射される信号光パワーが、使用する光ファイバの長さ及び実効光伝送断面積に基づいて算出される四光波混合の発生を防ぐための入力光パワーの上限値に達するまでの長さと等しくなるように設定され、
前記第2の領域は、前記波長多重信号光に対する単位長さ当たりの吸収及び放射、並びに、コア径が、前記第1の領域よりも大きいことを特徴とする光ファイバ増幅器。 - 前記後段用希土類ドープ光ファイバは、前記第2の領域の前記波長多重信号光に対する単位長さ当たりの吸収及び放射が前記第1の領域よりも大きいことを特徴とする請求項8記載の光ファイバ増幅器。
- 前記後段用希土類ドープ光ファイバは、前記第2の領域の希土類元素のドープ濃度が前記第1の領域よりも高いことを特徴とする請求項9記載の光ファイバ増幅器。
- 前記後段用希土類ドープ光ファイバは、前記第2の領域の希土類元素のドープ径が前記第1の領域よりも大きいことを特徴とする請求項9または10記載の光ファイバ増幅器。
- 前記後段用希土類ドープ光ファイバは、前記第2の領域のモードフィールド径が前記第1の領域よりも大きいことを特徴とする請求項8記載の光ファイバ増幅器。
- 前記後段用希土類ドープ光ファイバは、前記第2の領域の比屈折率差が前記第1の領域よりも小さいことを特徴とする請求項8記載の光ファイバ増幅器。
- 前記後段用希土類ドープ光ファイバは、前記第2の領域の波長分散が前記第1の領域よりも大きいことを特徴とする請求項8記載の光ファイバ増幅器。
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