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JP4090275B2 - キートップ取付構造 - Google Patents

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JP4090275B2
JP4090275B2 JP2002152681A JP2002152681A JP4090275B2 JP 4090275 B2 JP4090275 B2 JP 4090275B2 JP 2002152681 A JP2002152681 A JP 2002152681A JP 2002152681 A JP2002152681 A JP 2002152681A JP 4090275 B2 JP4090275 B2 JP 4090275B2
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島田  勉
義久 斉藤
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帝国通信工業株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可撓性を有するスイッチ基板等のフイルム板上にキートップを設置してなるキートップ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スイッチ基板上にキートップを設置してなるスイッチ機構は、例えば図5に示すように、基台100上にフイルム板製のスイッチ基板110を載置するとともに、スイッチ基板110に設けたスイッチ接点120の反転板121上にキートップ130を設置して構成されていた。ここでキートップ130はこれと一体成形されたヒンジ131を介して枠体135に連結されている。そしてキートップ130を押圧するとヒンジ131が撓むことで下降し、反転板121が反転してスイッチ接点120がオンする。
【0003】
しかしながら上記構造のスイッチ機構においては、ヒンジ131がモールド樹脂製なので、それが容易に撓むためには所定の長さが必要であり、このためスイッチ機構の小型化が図れないばかりか、ヒンジ131には耐久性が必要でそれほど薄くすることはできないので、スイッチ機構の薄型化にも限界があった。
【0004】
そこで図6に示すように、前記ヒンジ131を可撓性を有する樹脂フイルム製のヒンジ板137に代え、このヒンジ板137によってキートップ130と枠体135間を連結するように構成したスイッチ機構も考えられている。このように構成すれば、キートップ130と枠体135間の距離が短くてもヒンジ板137は容易に撓み、またその厚みも薄いので、スイッチ機構の小型・薄型化が図れる。
【0005】
しかしながらこのスイッチ機構においてはヒンジ板137が必要なので、部品点数が増加し、部品コストが増加してしまう。またさらなるスイッチ機構の小型・薄型化も要望されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、部品点数の減少と小型・薄型化が図れるキートップ取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため本発明にかかるキートップ取付構造は、可撓性を有するフイルム板に撓み部を設けるとともに、前記フイルム板を載置する固定側部材に前記フイルム板の撓み部の両側の部分を撓み部の中央が上方向に撓んで突出するように固定し、この撓み部の上方向に撓められて突出している途中の部分にキートップを取り付けることで、キートップをフイルム板に対して上下動自在に支持することを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記フイルム板にスイッチ接点を設け、前記撓み部に取り付けたキートップの押圧部を前記スイッチ接点に対向して設置することでスイッチ機構を構成したことを特徴とする。
【0009】
これによって、一枚のフイルム板で機械的なヒンジと電気的な回路基板とを共用して簡便に本構造を作ることができる。
【0010】
特に前記撓み部を前記スイッチ接点の両側部に設け、前記キートップを両撓み部に取り付けると共にこれらキートップの両取付部分の間に前記押圧部を設けることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかるキートップ取付構造を用いたスイッチ機構を示す分解斜視図である。同図に示すようにこのスイッチ機構は、固定側部材(以下「取付台」という)10上に、フイルム板20と反転板50とキートップ60とを取り付けて構成されている。以下各構成部品について説明する。
【0012】
取付台10は剛性を有する合成樹脂板製であり、その所定位置に4つの小突起状の固定部11,12,13,14を設けている。
【0013】
フイルム板20は可撓性を有する合成樹脂製のフイルム(例えばポリエチレンテレフタレートフイルム)21の上面にスイッチ接点Sを設け、またスイッチ接点Sの両側部に一対の撓み部31,37を設けて構成されている。スイッチ接点Sは中央の接点パターンS1とその周囲を囲むリング状の接点パターンS2とを具備して構成されている。両接点パターンS1,S2からはそれぞれ引出パターン23,27が引き出されている。引出パターン23の接点パターンS1から引き出された部分には絶縁パターン25が被せられている。撓み部31,37はフイルム21を略「コ」字状に切り欠くことで帯状に形成され、これによってその一端(先端)が自由端a1、他端(末端)が固定端a2となるように構成されている。各撓み部31,37の先端と中央部分にはそれぞれ小穴からなる取付部33,35,39,41が設けられている。一方フイルム21の撓み部31,37以外の所定位置にも小穴からなる取付部43,45が設けられている。
【0014】
反転板50はこの実施形態では可動接点板であり、弾性金属板をドーム形状に形成し、その外周辺が前記接点パターンS2上に載置される寸法に形成されている。
【0015】
キートップ60は合成樹脂を略円板状に成形して構成されており、その下面中央には前記反転板50を押圧する押圧部61が設けられ、押圧部61の両側には小突起状の固定部63,65が設けられている。
【0016】
そしてこのスイッチ機構を組み立てるには、まず反転板50をフイルム板20の接点パターンS2上に取り付ける。次にキートップ60をフイルム板20上に載置し、その際キートップ60に設けた両固定部63,65を両撓み部31,37に設けた取付部35,41に挿入してその裏面側で熱カシメして固定する。次にこのフイルム板20を取付台10上に載置し、取付台10の各固定部11,12,13,14をフイルム板20の各取付部33,39,43,45に挿入し、その先端を熱カシメすることで固定する。これによって図2に示すスイッチ機構が完成する。
【0017】
図3は組み立てたスイッチ機構からキートップ60を取り外した状態を示す斜視図である。図3に示すように、両撓み部31,37は上方向に弧状に撓んだ状態で取付台10に固定されている。即ちフイルム板20は固定部13,14によって取付台10上に固定され、これによって両撓み部31,37の固定端a2,a2の取付台10上での位置は固定され、一方自由端a1,a1の固定位置を少し固定端a2,a2側にずらして固定することで、両撓み部31,37を上方向に撓めるようにしている。
【0018】
図4は図2に示すスイッチ機構のA−A断面図である。図4に示すようにキートップ60は撓み部31(37)によってフイルム板20に設けたスイッチ接点Sよりも少し上方に位置するように設置され、このときキートップ60の押圧部61は反転板50上に当接している。そしてキートップ60を押圧すれば撓み部31(37)が変形することで下降し、押圧部61が反転板50を押圧してこれを反転し、スイッチ接点Sの両接点パターンS1,S2間をオンする。キートップ60への押圧を解除すれば、撓み部31(37)の弾性復帰力と反転板50の弾性復帰力により、キートップ60は元の位置に自動復帰し、スイッチ接点Sはオフする。
【0019】
図7は本発明の他の実施形態にかかるキートップ取付構造を用いたスイッチ機構を示す分解斜視図、図8は組み立てたスイッチ機構を示す斜視図である。このスイッチ機構において前記スイッチ機構と同一又は相当部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。このスイッチ機構においても、固定側部材(以下「取付台」という)10上に、フイルム板20と反転板50とキートップ60とを取り付けて構成されている。
【0020】
この実施形態において前記実施形態と相違する点は、フイルム板20の構造である。即ちこの実施形態のフイルム板20では、可撓性を有する合成樹脂製のフイルム21に二つの面(スイッチ接点形成面28と撓み部形成面29)を設け、これら両面28,29を折り曲げ線K部分で折り曲げる構造に構成した点である。スイッチ接点形成面28には3つの小穴からなる取付部47,48,49が設けられ、撓み部形成面29にも3つの小穴からなる取付部51,52,53が設けられている。撓み部形成面29の内部には穴(切り欠きでも良い)54を設けることで、その両側の帯状部分を撓み部31,37としている。両撓み部31,37内には取付部35,41が設けられている。そして前記スイッチ接点形成面28の取付部47,48と取付部49間の間隔L1よりも、撓み部形成面29の取付部51,52と取付部53間の間隔L2の方が少し長くなるようにしている(L1<L2)。
【0021】
そして撓み部形成面29の下面側に前記実施形態と同様にしてキートップ60を取り付け、またスイッチ接点S上に反転板50を取り付け、取付台10上にスイッチ接点形成面28を載置して取付台10に設けた固定部11,12,13を取付部47,48,49に挿入し、さらに図8に示すようにスイッチ接点形成面28の上に撓み部形成面29を折り返して重ねて固定部11,12,13を取付部51,52,53に挿入して固定部11,12,13の先端を熱カシメすればこのスイッチ機構が完成する。このときL1<L2の関係があるので、撓み部31,37は上方向に撓む。
【0022】
このように構成すれば、キートップ60を取り付けるフイルム板20の外形寸法を更に小型化することができる。
【0023】
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施形態では撓み部を一対設けたが、一つ又は三つ以上設けても良い。
【0024】
また上記実施形態ではフイルム板20にスイッチ接点Sを設けることでフイルム板20をスイッチ基板として構成したが、フイルム板20には必ずしもスイッチ接点Sを設ける必要はなく、フイルム板20の下側に別途スイッチ基板等を配置することで、フイルム板20にはキートップ60を上下動自在に固定する保持機能だけを持たせても良い。また上記実施形態ではスイッチ接点S上に反転板50を設置してスイッチを構成したが、反転板50は場合によっては省略しても良い。その場合はキートップ60の押圧部61下面に導電層を設ける等してスイッチを構成する。またスイッチの構造によっては反転板50を可動接点板ではなく、クリック板として用いても良い。
【0025】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば以下のような効果を有する。
▲1▼フイルム板に設けた撓み部にキートップを固定するだけでキートップ取付構造が構成できるので、構造・組み立てが簡単であり、また部品点数の削減が図れる。
【0026】
▲2▼キートップの下部に撓み部が位置するので小型化が図れる。
【0027】
▲3▼撓み部はフイルム板の一部であり薄く形成できるので、薄型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるキートップ取付構造を用いたスイッチ機構を示す分解斜視図である。
【図2】スイッチ機構の斜視図である。
【図3】スイッチ機構からキートップ60を取り外した状態を示す斜視図である。
【図4】図4は図2に示すスイッチ機構のA−A断面図である。
【図5】従来のスイッチ機構を示す図である。
【図6】従来のスイッチ機構を示す図である。
【図7】本発明の他の実施形態にかかるキートップ取付構造を用いたスイッチ機構を示す分解斜視図である。
【図8】図7に示すスイッチ機構を組み立てた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 取付台(固定側部材)
11,12,13,14 固定部
20 フイルム板
21 フイルム
S スイッチ接点
S1,S2 接点パターン
23,27 引出パターン
31,37 撓み部
a1 自由端
a2 固定端
33,35,39,41,43,45 取付部
50 反転板
60 キートップ
61 押圧部

Claims (2)

  1. 可撓性を有するフイルム板に撓み部を設けるとともに、前記フイルム板を載置する固定側部材に前記フイルム板の撓み部の両側の部分を撓み部の中央が上方向に撓んで突出するように固定し、この撓み部の上方向に撓められて突出している途中の部分にキートップを取り付けることで、キートップをフイルム板に対して上下動自在に支持することを特徴とするキートップ取付構造。
  2. 前記フイルム板にはスイッチ接点を設け、前記撓み部に取り付けたキートップの押圧部を前記スイッチ接点に対向して設置することでスイッチ機構を構成したことを特徴とする請求項1記載のキートップ取付構造。
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