JP4024348B2 - 向上した加工挙動を持たせた熱可塑加工可能ポリウレタン類の連続製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、熱可塑加工可能(thermoplastically processable)ポリウレタン類を連続的に製造する多段階方法に関し、ここでは、このポリウレタン類に、その軟質セグメント(flexible segments)を前以て長くしておくことで向上させた加工挙動を持たせる。
【0002】
熱可塑性ポリウレタンエラストマー類は長年に渡って知られていた。これらは、経済的に熱可塑加工可能であると言ったよく知られた利点に加えて高い品質の機械的特性を有することから、産業的に重要である。いろいろな化学構造成分を用いることを通して幅広く多様な範囲の機械的特性を得ることができる。例えばKunststoffe 68(1978)、819から825頁、またはKautschuk、Gummi、Kunststoffe 35(1982)、568から584頁などにTPU類、それらの特性および用途の調査が見られる。
【0003】
TPU類は、線状ポリオール類、主にポリエステルポリオール類またはポリエーテルポリオール類と有機ジイソシアネート類と短鎖ジオール類(鎖伸長剤(chain extenders))から合成される。また、触媒を添加して生成反応を助長することも可能である。その特性を調整する目的で構造成分を比較的幅広いモル比内で変化させることができる。ポリオール類と鎖伸長剤のモル比を1:1から1:12にすると成功裏に70ショアAから75ショアDの範囲の生成物がもたらされることが確認された。
【0004】
TPU類は連続的またはバッチ式に製造可能である。最もよく知られている産業的製造方法はベルト方法(英国特許第1 057 018号)および押出し加工機方法(ドイツ特許第1 964 834号および2 059 570号)である。
【0005】
加工挙動の改良で最も興味の持たれる要素は、射出成形品の場合、離型(release from the mould)が迅速なことであり、そして押出し加工品の場合、TPUが即座に溶融することと、溶融押出し加工機およびプロファイル押出し加工機内での安定性が高いことである。この離型挙動および安定性に関して、TPU類の形態、即ち固有の再結晶挙動が最も重要である。
【0006】
通常の方法で製造された製品の場合、加工挙動が向上した適当な形態が得られるのは、硬質セグメント(鎖伸長剤+ジイソシアネート)の割合を高くした時のみである。このようにすると、軟質セグメント(ポリオール+ジイソシアネート)の可動性が非常に制限されることから、寒冷時の柔軟性と流動挙動が悪化する。更に、その製品の硬度も同時に高くなる。
【0007】
この形態を変えようとしてポリオールの分子量を高くすると、相分離を起こす度合がより高くなり、かつ同時に硬質セグメントの割合が小さくなることから、機械的値が向上したとしても硬度が著しく低下する(Seefried他、J.Appl.Pol.Sci.19、2493、1975)。この理由で、向上した再結晶挙動は報告されていない。
【0008】
また、確立された製法において、構造成分を仕込む順を変えると形態が次第に影響を受ける。過去には、軟質セグメントで出来ているプレポリマーを経由させたルートが主に採用されていた。最も一般的な変法では、ポリオールを全体量のジイソシアネートと反応させている。第二段階で低分子量のジオールを用いて鎖伸長を起こさせている。この主な理由は、より良好な熱消散が達成されるようにポリオールの反応性と鎖伸長剤の反応性を均衡させることにある。まず最初に、反応性が低いポリオールとPUの反応を実施した後、より高い活性を示す短鎖ジオールと反応させている。そのプレポリマー段階では、ジイソシアネートが高いモル過剰量で用いられていることから、達成されるポリオール類の伸長度合は僅かのみである。形態学的に相分離が起こる度合がより高くなり、その結果として、機械的特性が高くなってしまう(Wilkes他、J.Appl.Pol.Sci.29、2695、1984)。この理由で、向上した再結晶度は報告されていない。
【0009】
Meisert他(ドイツ特許第2 248 382号)は別の軟質セグメントプレポリマー方法を記述している。ジイソシアネートを過剰量のポリオールと反応させている結果として、OH末端を有するプレポリマーが生じ、これを次の段階で鎖伸長剤および第一段階で用いたのとは異なるジイソシアネートと反応させている。このような手段を用いて、その発明者は、幅広くした溶融範囲を達成し、その結果として、通常の1段階反応の場合のフィルムよりも均質なフィルムを得ている。その実施例いずれにも再結晶度の向上は観察されなかった。
【0010】
ヨーロッパ特許第0 571 830号には、どのようにすれば標準的な方法に比較して向上した再結晶温度を有するTPUが簡単なバッチ方法で得られるかが記述されており、そこでは、1モルのポリオールと1.1から5.0モルのジイソシアネートを反応させた後、ジイソシアネートの残りに続いて鎖伸長剤を添加している。しかしながら、その結果として生じた生成物は、そのような製造方法が理由で、ピンホールを有するフィルムがもたらされ、従って押出し加工で用いるには不適切である。
【0011】
また、加工、特に実施例で与えられているジイソシアネート/ポリオールの比が1.5から2.0の時の加工において、溶融温度が高いことも欠点である。
【0012】
従って、硬度の範囲および寒冷時の挙動を充分に一定に保ちながら良好な溶融挙動を持たせると同時に再結晶度を向上させることによってTPUの加工性を改良する課題は今までのところまだ完全には解決されていなかった。
【0013】
軟質セグメントを前以て長くしておく新規な方法を正確に実施するとこの上に記述した要求を満足させることができることをここに見い出した。
【0014】
従って、本発明は、熱可塑加工可能ポリウレタン類に向上した加工挙動を持たせてそれを連続的に製造する方法を提供し、この方法は、多段階反応で、
A)500から5000の分子量を有する1種以上の線状ヒドロキシル末端(hydroxyl−terminated)ポリオール類a)と有機ジイソシアネートb)を、高せん断エネルギー(high shear energy)の混合装置内で、NCO:OH比が2.0:1から5.0:1になるような比率で連続的に混合し、
B)段階A)で生じさせた混合物を、>120℃の温度の反応槽内で、成分a)を基準にして>90%の変換率が達成されるまで連続的に反応させてイソシアネート末端プレポリマーを生じさせ、
C)段階B)で生じさせたプレポリマーを、段階A)からC)の全体で2.05:1から6:1のNCO:OH比が樹立されそして段階A)からF)の成分全部を含めた時に0.9から1.1のNCO:OH比が樹立されるように、成分b)の残りと混合し、
D)段階C)で生じさせた混合物を<190℃の温度に冷却し、
E)段階D)で生じさせた混合物を、60から500の分子量を有する1種以上のジオールおよび任意にトリオールおよび/またはジアミン鎖伸長剤c)と一緒に、連続的および強力に最大で5秒間混合し、そして
F)段階E)で生じさせた混合物を、段階B)で用いたのとは異なる反応槽内で、連続的に反応させて熱可塑性ポリウレタンを生じさせる、
ことを特徴とする。
【0015】
成分b)として用いるに適切な有機ジイソシアネート類は、例えば脂肪族、環状脂肪族、芳香脂肪族、複素環式および芳香族のジイソシアネート類、例えばJustus Liebigs Annalen der Chemie、562、75から136頁などに記述されている如きジイソシアネート類である。
【0016】
特に、下記の例を挙げることができる:脂肪族ジイソシアネート類、例えばヘキサメチレンジイソシアネートなど、環状脂肪族ジイソシアネート類、例えばイソホロンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1−メチル−2,4−および−2,6−シクロヘキサンジイソシアネートに加えて相当する異性体混合物、4,4’−、2,4’−および2,2’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートに加えて相当する異性体混合物、並びに芳香族ジイソシアネート類、例えば2,4−トリレンジイソシアネート、2,4−および2,6−トリレンジイソシアネート混合物、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートおよび2,2’−ジイソシアネートメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの混合物、液状のウレタン修飾4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート類および/または2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート類、4,4’−ジイソシアナトジフェニル−1,2−エタンおよび1,5−ナフチレンジイソシアネートなど。1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの含有量が96重量%以上のジフェニルメタンジイソシアネート異性体混合物を用いるのが好適であり、特に4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートおよび1,5−ナフチレンジイソシアネートを用いるのが好適である。この上で述べたジイソシアネート類は個別にか或は互いの混合物の形態で使用可能である。これらはまた15%以下の量(全ジイソシアネートを基準にして計算)のポリイソシアネートと一緒に使用可能であるが、ポリイソシアネートの量は、多くとも、結果として生じる生成物が熱可塑加工可能である程度のみである。その例は、トリフェニルメタン−4,4’,4”−トリイソシアネートおよびポリフェニルポリメチレンポリイソシアネート類である。
【0017】
成分a)として、500から5000の分子量を有する線状のヒドロキシル末端ポリオール類を用いる。これらは、これらの製造方法が原因でしばしば線状でない化合物を少量含有する。この理由で、これらはしばしば「実質的に線状であるポリオール類」とも呼ばれる。ポリエステルジオール類、ポリエーテルジオール類、ポリカーボネートジオール類またはそれらの混合物が好適である。
【0018】
適切なポリエーテルジオール類は、結合している活性水素原子を2つ有する出発分子とアルキレン基中の炭素原子数が2から4の1種以上のアルキレンオキサイドを反応させることで製造可能である。挙げることができるアルキレンオキサイド類は、例えばエチレンオキサイド、1,2−プロピレンオキサイド、エピクロルヒドリンおよび1,2−ブチレンオキサイドおよび2,3−ブチレンオキサイドなどである。好適には、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、および1,2−プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの混合物を用いる。このアルキレンオキサイド類は個別に使用可能であるか、互いを交互に使用可能であるか、或は混合物として使用可能である。適切な出発分子の例は、水、アミノアルコール類、例えばN−アルキルジエタノールアミン類、例えばN−メチルジエタノールアミンなど、およびジオール類、例えばエチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオールおよび1,6−ヘキサンジオールなどである。任意にまた出発分子の混合物も使用可能である。他の適切なポリエーテルオール類は、テトラヒドロフランの重合で生じるヒドロキシル含有生成物である。また、3官能のポリエーテル類も2官能ポリエーテル類を基準にして0から30重量%の量で使用してもよいが、この量は、多くとも、結果として生じる生成物が熱可塑加工可能であるような量である。この実質的に線状であるポリエーテルジオール類の分子量を好適には500から5000にする。これらは個別に使用可能でありそしてまた互いの混合物の形態でも使用可能である。
【0019】
適切なポリエステルジオール類は、例えば、炭素原子数が2から12、好適には炭素原子数が4から6のジカルボン酸と多価アルコール類から製造可能である。適切なジカルボン酸は、例えば脂肪族ジカルボン酸、例えばこはく酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸およびセバシン酸など、および芳香族ジカルボン酸、例えばフタル酸、イソフタル酸およびテレフタル酸などである。このジカルボン酸は個別にか或は混合物として使用可能であり、例えばこはく酸とグルタル酸とアジピン酸の混合物の形態で使用可能である。このポリエステルジオール類の製造では、任意に、上記ジカルボン酸の代わりに相当するジカルボン酸誘導体、例えばアルコール基中の炭素原子数が1から4のカルボン酸ジエステル、無水カルボン酸またはカルボン酸クロライドなどを用いる方が有利であり得る。多価アルコール類の例は、炭素原子数が2から10、好適には2から6のグリコール類、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,3−プロパンジオールおよびジプロピレングリコールなどである。必要とされる特性に応じて、この多価アルコール類は単独で使用可能であるか或は任意に互いを混合してもよい。また、上述したジオール類、特に炭素原子数が4から6のジオール類、例えば1,4−ブタンジオールおよび/または1,6−ヘキサンジオールなどと炭酸のエステル、ω−ヒドロキシカルボン酸、例えばω−ヒドロキシカプロン酸の縮合生成物、好適にはラクトン類、例えば任意に置換されていてもよいω−カプロラクトン類の重合生成物なども適切である。好適に用いるポリエステルジオール類は、エタンジオールのポリアジペート類、1,4−ブタンジオールのポリアジペート類、エタンジオール−1,4−ブタンジオールのポリアジペート類、1,6−ヘキサンジオール−ネオペンチルグリコールのポリアジペート類、1,6−ヘキサンジオール−1,4−ブタンジオールのポリアジペート類およびポリカプロラクトン類である。このポリエステルジオール類に500から5000の分子量を持たせ、そしてこれらは個別にか或は互いの混合物の形態で使用可能である。
【0020】
鎖伸長剤c)として、分子量が60から500のジオール類またはジアミン類、好適には炭素原子数が2から14の脂肪族ジオール類、例えばエタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールなどを用い、特に1,4−ブタンジオールを用いる。しかしながら、また、炭素原子数が2から4のグリコール類とテレフタル酸のジエステル、例えばビスエチレングリコールテレフタレートまたはビス−1,4−ブタンジオールテレフタレートなど、ヒドロキノンのヒドロキシアルキレンエーテル類、例えば1,4−ジ(β−ヒドロキシエチル)ヒドロキノンなど、エトキシル化ビスフェノール類、例えば1,4−ジ(β−ヒドロキシエチル)ビスフェノールAなど、(環状)脂肪族ジアミン類、例えばイソホロンジアミン、エチレンジアミン、1,2−プロピレンジアミン、1,3−プロピレンジアミン、N−メチルプロピレン−1,3−ジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミンなど、および芳香族ジアミン類、例えば2,4−トリレンジアミンおよび2,6−トリレンジアミン、3,5−ジエチル−2,4−トリレンジアミンおよび/または3,5−ジエチル−2,6−トリレンジアミン、そしてアルキルで主に一置換、二置換、三置換および/または四置換されている4,4’−ジアミノジフェニルメタン類なども適切である。また、上述した鎖伸長剤の混合物も使用可能である。その上、また、トリオール類をより少ない量で添加することも可能である。
【0021】
更にまた通常の一官能化合物を例えば連鎖停止剤または離型剤などとして少量添加することも可能である。挙げることができる例は、アルコール類、例えばオクタノールおよびステアリルアルコールなど、またはアミン類、例えばブチルアミンおよびステアリルアミンなどである。
【0022】
TPU類の製造では、任意に触媒および補助物質および/または添加剤の存在下、NCO基とイソシアネートに反応し得る基の合計、特に低分子量のジオール類/トリオール類およびポリオール類が有するOH基の当量比が0.9:1.0から1.1:1.0、好適には0.95:1.0から1.10:1.0になるような量で構造成分を反応させることができる。
【0023】
本発明に従う適切な触媒は、従来技術で知られる通常の第三級アミン類、例えばトリエチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチルモルホリン、N,N’−ジメチルピペラジン、2−(ジメチルアミノエトキシ)エタノール、ジアザビシクロ[2.2.2]オクタンなどばかりでなく、特に有機金属化合物、例えばチタン酸エステル、鉄化合物、錫化合物、例えば錫ジアセテート、錫ジオクトエート、錫ジラウレート、または脂肪族カルボン酸のジアルキル錫塩、例えばジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレートなどである。好適な触媒は有機金属化合物、特にチタン酸エステル、鉄化合物および錫化合物である。
【0024】
上記TPU成分および触媒に加えて、また、補助物質および/または添加剤を導入することも可能である。挙げることができる例には、滑剤、例えば脂肪エステル、それの金属石鹸、脂肪酸アミド、脂肪エステルアミドおよびシリコン化合物など、抗ブロッキング剤(antiblocking agents)、禁止剤、加水分解、光、熱および変色に対する安定剤、難燃剤、染料、顔料、無機および/または有機充填材、および補強材などが含まれる。使用する補強材は、特に繊維状の補強材、例えば無機繊維などであり、これらの製造は従来技術と同様であり、これらはまたサイズ(size)で処理されていてもよい。上述した補助物質および添加剤に関する更に詳細な情報を専門家用文献、例えばJ.H.SaundersおよびK.C.Frischの表題が「High Polymers」の専攻論文、XVI巻、Polyurethanes、パート1および2、Interscience Publishers(それぞれ1962年および1964年)、R.GaechterおよびH.Mueller著「Taschenbuch fuer Kunststoff−Additive」(Hanser Verlag、Munich、1990)またはドイツ特許出願公開第29 01 774号などに見ることができる。
【0025】
TPUに添加可能な他の添加剤は熱可塑材、例えばポリカーボネート類およびアクリロニトリル−ブタジエン−スチレンのターポリマー類、特にABSなどである。他のエラストマー類、例えばゴム、エチレン−酢酸ビニルのコポリマー類、スチレン−ブタジエンのコポリマー類ばかりでなく、他のTPU類も同様に使用可能である。また、市販可塑剤、例えばホスフェート類、フタレート類、アジペート類、セバケート類およびアルキルスルホン酸エステル類なども添加に適切である。
【0026】
本発明に従う連続製造方法を下記の如く実施する。
【0027】
段階A)でプレポリマーを生じさせる時、本発明に従い、ジイソシアネートの一部b)とポリオールa)が有するNCO/OHの比が2.0:1から5.0:1、好適には2.05:1から3.0:1になるように、反応成分の量を選択する。これらの成分を高せん断エネルギーの装置に入れて連続混合する。例えば、ミキサーヘッド、好適には高速歯付きミキサーまたはノズルなどが使用可能である。
【0028】
段階B)では、反応槽、例えば管状反応槽内でプレポリマー反応を連続的に実施する。スタティックミキサー(static mixer)が備わっている管または長さ対直径の比が4:1以上の撹拌管(インラインミキサー)が好適である。
【0029】
特に好適な態様では、ノズル/スタティックミキサーが備わっている管から成る装置またはインラインミキサーで段階A)およびB)を実施する。
【0030】
本発明に従い、段階B)のプレポリマー反応を、これが実質的に完了する所まで行うべきである、即ちポリオールを基準にした変換率が90モル%以上になるまで反応させるべきである。この反応温度は120℃以上、好適には140℃から220℃である。
【0031】
段階C)では、ジイソシアネートb)の第二部分を急速混合で連続的に添加する。この目的で、好適には、管の中にスタティックミキサーが1個以上入っているものを用いる。しかしながら、また、ノズル、ミキサーヘッド、または押出し加工機の混合要素も使用可能である。
【0032】
C)で生じさせた混合物を、段階D)において、190℃未満の温度、好適には170℃未満の温度にまで冷却する。この目的で、再び、管(必要ならば冷却)を用いるのが適切であるか、或はコンベヤ要素が備わっている押出し加工機の冷却部分を用いるのも適切である。この冷却を、好適には、外部冷却二軸押出し加工機で実施する。
【0033】
段階E)では、この上で冷却したプレポリマー混合物に鎖伸長剤c)を5秒以内に添加する。この段階でも、また、高せん断エネルギーで運転する混合装置を用いるのが好適である。挙げることができる例は、ミキサーヘッド、ノズル、または混合容積が小さい高速スクリュー押出し加工機である。好適には、押出し加工機の混合要素を用いて強力混合を実施する。
【0034】
段階F)では、段階B)で用いたのとは異なる反応槽内で、反応混合物を連続的に反応させて熱可塑性ポリウレタンを生じさせる。高粘用反応槽がこの目的で用いるに特に適切である。挙げることができる例は、連続運転ニーダーおよび押出し加工機、例えばBussニーダー、単軸押出し加工機および二軸押出し加工機などである。二軸押出し加工機が好適である。反応温度は140℃から240℃である。
【0035】
本発明に従って生じさせたTPUは、射出成形品、フィルム、被膜材料または繊維に加工可能である。これは、射出成形用途の場合、溶融温度が低いことに加えて離型作業が大きく向上することを特徴とし、これによって、射出成形を実施する作業者はサイクル時間を短縮することができる。押出し加工品の場合、本発明に従って生じさせたTPUを用いると、優れた溶融挙動が得られることに加えて、管状フィルムの安定性が向上し、かつ均質性がより高いフィルムが得られる。
【0036】
以下の実施例では、この上に記述した発明に従う形態学的改善の尺度として、DSC(示差走査熱量計)測定の結果を示す。これに関連して、結晶温度Tcと再結晶度は相互に関係する(C.S. Schollenberger,Abstr. Pap. Am. Chem. Soc. 1979, 83;J.Foks他Eur. Pol. J. 25,31)。
【0037】
Perkin Elmer社のDSC−7を用いてDSC測定を実施する。TPU生成物を窒素雰囲気下20℃/分の速度で−70℃から260℃にまで加熱した後、40℃/分の速度で−70℃にまで冷却する。冷却段階における発熱ピークが再結晶を表す。
【0038】
【実施例】
実施例1から9
表中、本発明をいくつかの実施例で説明する。用いた製造方法を以下に記述する。
【0039】
TPUの製造方法 − 方法1
(本発明に従わないプレポリマー方法)
錫ジオクトエートを触媒として150ppm(ポリオールを基準)溶解させておいたポリオールを140℃に加熱した後、これを計量してZSK 83(Werner/Pfleiderer社)の第1ハウジングに連続的に送り込んだ。同じハウジングに4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(60℃)を全量導入した。1,4−ブタンジオールを第7ハウジングに連続的に送り込んだ。上記ZSK機の第13ハウジングを加熱して140℃から240℃に上昇させた。スクリューの回転速度を30回転/分にした。上記ZSK機内の反応成分の滞留時間が約1分になるように計量速度を調整した。
【0040】
スクリューの終点で熱溶融物がストランドとして排出され、これを水浴で冷却した後、粒状にした。
【0041】
TPUの製造方法 − 方法2
(軟質セグメントを前以て長くしておく)
錫ジオクトエートを触媒として150ppm(ポリオールを基準)溶解させておいたポリオールを150℃に加熱した後、これを計量して1500回転/分で作動しているインラインミキサーに連続的に送り込んだ。それと同時に、このインラインミキサーに、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(60℃)の第一部分をポンプ輸送した。このインラインミキサーの長さ対直径の比率は8:1であった。このインラインミキサー内で生じたプレポリマーは、約1分以内に、ポリエステルを基準にして99モル%の度合にまで反応した。
【0042】
スタティックミキサー(Zulzer社)を用いて、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの第二部分を上記プレポリマーに5秒以内に添加した。
【0043】
この反応混合物を計量して上記ZSK 83機の第1ハウジングに送り込むと、これが次に続くハウジングの中を通る間に、約140℃にまで冷却された。
【0044】
1,4−ブタンジオールを計量して第5ハウジングに入れると、この1,4−ブタンジオールは、第6ハウジングの下に位置する簡単な強力撹拌混合要素で上記プレポリマーに添加された。
【0045】
この反応成分はスクリューの最終部分の所で反応して、TPUが生じた。反応温度を150℃から220℃にした。スクリューの回転速度を300回転/分にした。
【0046】
スクリューの終点で熱溶融物がストランドとして排出され、これを水浴で冷却した後、粒状にした。
【0047】
TPUの製造方法 − 方法3
(軟質セグメントを前以て長くしておく)
この方法の実施は方法2と同様であった。プレポリマー成分の混合と生成をインラインミキサーで実施しないで、ノズル/スタティックミキサー(Sulzer社)を取り付けた管から成る装置組み合わせで実施し、その他は同じ条件下で実施した。
【0048】
ブローンフィルムの製造
Brabender社製の単軸押出し加工機である30/25D Plasticorder PL 2000−6機で粒状TPUを溶融(計量速度3kg/時;185−205℃)させてブローンフィルム用ヘッドに通して押出すことにより、管状フィルムを生じさせた。
【0049】
射出成形品の製造
Mannesmann社製の射出成形機であるD 60(32スクリュー)機で粒状TPUを溶融(組成物の温度、約225℃)させてロッドに成形した(成形温度40℃;ロッドサイズ:80x10x4mm)。
【0050】
【表1】
【0051】
NCO/OH比を2.0以上にして軟質セグメントを前以て長くしておく本発明に従う実施例は、標準的なプレポリマー方法に比較して、再結晶温度の顕著な上昇を示した。これによって、射出成形品の硬化がより迅速に起こりかつフィルムの安定性が向上する。本発明に従う製造方法を用いると、フィルムの均質性がより良好になる。
【0052】
NCO/OH比を2.0未満にして軟質セグメントを前以て長くしておいた場合には溶融温度が高くなり、その結果として、押出し加工機に圧力変動が起こることでフィルムの均質性と安定性の両方が再び悪化する。
【0053】
本発明の特徴および態様は以下のとおりである。
【0054】
1. 熱可塑加工可能ポリウレタン類に向上した加工挙動を持たせてそれを連続的に製造する方法であって、多段階反応で、
A)500から5000の分子量を有する1種以上の線状ヒドロキシル末端ポリオール類a)と有機ジイソシアネートb)を、高せん断エネルギーの混合装置内で、NCO:OH比が2.0:1から5.0:1になるような比率で連続的に混合し、
B)段階A)で生じさせた混合物を、>120℃の温度の反応槽内で、成分a)を基準にして>90%の変換率が達成されるまで連続的に反応させてイソシアネート末端プレポリマーを生じさせ、
C)段階B)で生じさせたプレポリマーを、段階A)からC)の全体で2.05:1から6:1のNCO:OH比が樹立されそして段階A)からF)の成分全部を含めた時に0.9から1.1のNCO:OH比が樹立されるように、成分b)の残りと混合し、
D)段階C)で生じさせた混合物を<190℃の温度に冷却し、
E)段階D)で生じさせた混合物を、60から500の分子量を有する1種以上のジオールおよび任意にトリオールおよび/またはジアミン鎖伸長剤c)と一緒に、連続的および強力に最大で5秒間混合し、そして
F)段階E)で生じさせた混合物を、段階B)で用いたのとは異なる反応槽内で、連続的に反応させて熱可塑性ポリウレタンを生じさせる、
方法。
【0055】
2. 該ポリオールa)がポリエステル、ポリエーテル、ポリカーボネートまたはこれらの混合物である第1項の方法。
【0056】
3. 該ジオール鎖伸長剤がエチレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、1,4−ジ(β−ヒドロキシエチル)ヒドロキノン、1,4−ジ(β−ヒドロキシエチル)ビスフェノールAである第1項の方法。
【0057】
4. 該ジイソシアネートが、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート含有量が96重量%以上のジフェニルメタンジイソシアネート異性体混合物、特に4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートである第1項の方法。
【0058】
5. 段階A)およびB)をスタティックミキサーに連結しているノズル内でか或は長さと直径の比率が4:1以上の撹拌管内で実施する第1項の方法。
【0059】
6. 段階C)を1基以上のスタティックミキサー内で実施する第1項の方法。
【0060】
7. 段階D)、E)およびF)を2軸押出し加工機内で実施し、好適には強力混合スクリュー要素を段階E)で用いる第1項の方法。
Claims (4)
- 熱可塑加工可能ポリウレタン類に向上した加工挙動を持たせてそれを連続的に製造する方法であって、多段階反応で、
A)500から5000の分子量を有する1種以上の線状ヒドロキシル末端ポリオール類a)と有機ジイソシアネートb)を、ミキサーヘッドまたはノズルまたはスタティックミキサーを備えた管内でか或いは長さと直径の比率が4:1以上の撹拌管内で、NCO:OH比が2.0:1から5.0:1になるような比率で連続的に混合し、
B)段階A)で生じさせた混合物を、>120℃の温度の反応槽内で、成分a)を基準にして>90%の変換率が達成されるまで連続的に反応させてイソシアネート末端プレポリマーを生じさせ、
C)段階B)で生じさせたプレポリマーを、段階A)からC)の全体で2.05:1から6:1のNCO:OH比が樹立されそして段階A)からF)の成分全部を含めた時に0.9から1.1のNCO:OH比が樹立されるように、成分b)の残りと混合し、
D)段階C)で生じさせた混合物を<190℃の温度に冷却し、
E)段階D)で生じさせた混合物を、60から500の分子量を有する1種以上のジオールおよび任意にトリオールおよび/またはジアミン鎖伸長剤c)と一緒に、ミキサーヘッドまたはノズルまたは2軸押出し加工機内で、連続的に最大で5秒間混合し、そして
F)段階E)で生じさせた混合物を、段階B)で用いたのとは異なる反応槽内で、連続的に反応させて熱可塑性ポリウレタンを生じさせる、
方法。 - 段階A)およびB)をスタティックミキサーに連結しているノズル内でか或は長さと直径の比率が4:1以上の撹拌管内で実施する請求項1の方法。
- 段階C)を1基以上のスタティックミキサー内で実施する請求項1の方法。
- 段階D)、E)およびF)を2軸押出し加工機内で実施する請求項1の方法。
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