JP4022859B2 - ドアロック制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両のエントリーシステムにおいて、ユーザが車両から離れると自動的にドアを施錠するオートロック機能を、使い勝手良くかつ低コストに実現するドアロック制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば車両のエントリーシステムとしては、ハンズフリーでドアの施錠や開錠を自動的に行ういわゆるスマートエントリーシステム(キーレスエントリーシステムの発展型であり、パッシブ又はハンズフリーエントリーシステムなどとも呼ばれる)が実用化されており、将来の普及が見込まれている。
これは、使用者が携帯可能な携帯機と、車両側に設置された本体機(この場合、車載機)とを有し、これらの間の双方向無線通信により認証コード(IDコード、又は鍵コードなどとも呼ばれる)の照合確認を自動的に行い、この照合結果が一致であることを必要条件として、前記本体機の制御により車両ドアの施錠機構の動作(解錠動作や施錠動作)を自動的に実現するものである。即ち基本的には、所定の携帯機を携帯したユーザが車両に接近し(本体機との通信可能エリアに入り)、本体機との通信が成立して前記照合確認(即ち、所定の携帯機であることの確認)がなされると、施錠状態にあるドアが自動開錠される。また、所定の携帯機を携帯したユーザが車両から離れて(本体機との通信可能エリアから出て)本体機との通信が成立しなくなると、開錠状態にあるドアが自動施錠されるようになっている。
ところが従来、上述の自動施錠の機能(オートロック機能)が働く通信可能エリアの大きさ(車両に設けられた本体機側アンテナからの通信可能距離)は、通常では一種類かつ一定値に固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、次のような問題があった。即ち、オートロック機能が働く上記通信可能エリアを狭く設定すると、例えば荷物の上げ下ろしや子供の乗降補助のために携帯機を携帯したユーザが車両の周辺を移動する際、当該ユーザが上記通信可能エリアに対し何度も出入りすることになって車両ドアの施錠又は開錠が不必要かつ頻繁に実行され、車両のバッテリが不必要に消耗するとともに、携帯機を所持していない他の搭乗者の乗降や他の作業者の荷物の上げ下ろし作業等を阻害する恐れがあった。また一方、上記通信可能エリアを十分広くすると、上述した問題は解消されるものの、かなり遠距離に離れないとオートロック機能が働かず、オートロック機能によって本当に施錠されたか否かがユーザの耳と目で確認し難くなり、ユーザが安心できないという問題があった。
【0004】
なお、上記問題を解決するために、例えばユーザの指定に応じて無線通信の送信出力又は受信感度を切り替えて上記通信可能エリアの大きさを変更することが提案されている。しかしこの場合、送信出力又は受信感度の調整のための余分な回路が必要になりコスト高になるという問題があった。
そこで本発明は、ユーザが離れると自動的にドアを施錠するオートロック機能を、使い勝手良くかつ低コストに実現するドアロック制御装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明によるドアロック制御装置は、使用者が携帯可能な携帯機と、ドア及びその施錠機構を含む物に搭載又は接続され、前記携帯機との間で無線通信を行って所定の携帯機であることを確認した上で、前記施錠機構の制御処理を実行する本体機とを有するドアロック制御装置であって、
前記携帯機から前記本体機への無線通信として、通信可能距離の比較的長いUHF波による無線通信が使用され、前記本体機から前記携帯機への無線通信として、通信可能距離の比較的短いLF波による無線通信が使用され、
前記施錠機構の施錠動作が自動的に実行されるオートロック機能が働く距離を、遠距離又は近距離の何れかにユーザが指定可能なオートロック距離指定手段が設けられ、
前記オートロック距離指定手段により近距離が指定されている場合には、前記LF波による無線通信が成立しなくなったことに基づいて前記本体機が前記オートロック機能を実行し、前記オートロック距離指定手段により遠距離が指定されている場合には、前記UHF波による無線通信が成立しなくなったことに基づいて前記本体機が前記オートロック機能を実行する構成としたものである。
【0006】
この発明によれば、通信可能距離の異なる複数種類の無線通信(本体機から携帯機へのLF通信と、携帯機から本体機へのUHF通信)のうち、ユーザの指定に対応した通信可能距離を持つ無線通信が成立しなくなったことに基づいてオートロック機能が実行されるので、余分な回路を追加することなく、オートロック機能が働く距離(以下、オートロック距離という)、いいかえるとオートロック機能が働くエリアの大小が、ユーザの好みや状況に応じて選択可能となる。即ち、例えばユーザがドア近くで荷物の上げ下ろし等を行う場合には、オートロック距離を遠距離に指定しておけば、オートロック機能が不必要かつ頻繁に働くことを回避できる。一方、オートロック距離を近距離に指定しておけば、オートロック機能によって本当に施錠されたか否かをユーザが耳と目で容易に確認できる。したがって、既述した問題点を解消し、オートロック機能を使い勝手良くかつ低コストに実現できる。
【0007】
なおこの発明で、「ドア及びその施錠機構を含む物」とは、例えば車両や住宅を意味する。
また本発明では、携帯機から本体機への無線通信として、通信可能距離の比較的長いUHF波による無線通信(以下、UHF通信という)が使用され、本体機から携帯機への無線通信として、通信可能距離の比較的短いLF波による無線通信(以下、LF通信という)が使用され、オートロック距離指定手段によってオートロック距離が2段階(前記UHF通信に対応する遠距離と、前記LF通信に対応する近距離)の何れかに指定される。このため、各方向の通信において複数種類の無線通信を行う場合に比較して、通信に必要な回路等の構成が簡素になるのに加え、例えば次のような固有の利点がある。即ち、本体機からのLF波を利用して例えば携帯機を必要なときだけウェイクアップさせて携帯機の消費電力を節約できるとともに、携帯機に操作スイッチを設けて本体機への単方向通信により遠隔操作する場合の操作可能距離を十分遠距離とすることができる。
【0008】
またこの発明の好ましい態様としては、本体機が、オートロック距離指定手段により遠距離側が指定されている場合にのみ、前記施錠機構の動作をユーザに報知するアンサーバック動作を有効とする態様でもよい。この態様によれば、ユーザが近距離に居るのにアンサーバック動作が不必要に実行される問題が解消される。ここで、「アンサーバック動作」とは、例えばユーザの遠隔操作に対して指定の動作が実行されたことを報知すべく、車両のハザードランプやルームランプを点滅させたり、ホーンを鳴らすものである。また「遠距離側」とは、2段階のオートロック距離(遠距離と近距離)のうちの遠距離の指定を意味する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本形態例は、図1に示すように4ドアタイプの車両1のスマートエントリーシステムに本発明を適用した例である。
このシステムの制御装置は、図1に示すように、携帯機10と、車両1に搭載された車載機20(本体機)とを備える。車載機20のアンテナとしては、各ドアのドアノブに設置されたドアノブアンテナ22と、トランクのノブに設置されたトランクアンテナ23と、車室内の前部(運転席と助手席の間)と後部(後部座席中央)に設置された車室内アンテナ24とが設けられている。また運転席の前面には、オートロック距離の遠近(この場合、遠距離又は近距離)をユーザが指定するためのオートロック距離スイッチ30(オートロック距離指定手段)が設けられている。
【0010】
なお本例では、本体機20から携帯機10への通信にはLF帯の低周波を使用し、携帯機10から本体機20への通信にはUHF帯の高周波を使用する方式(LF−UHF相互通信方式)を採用している。この方式は将来、この種のエントリーシステムにおいて汎用的なものとなる可能性が高い。LF波は、通信可能距離が比較的短い(通常1〜2m)が、法規制による送信出力の制限が比較的緩いため、携帯機のバッテリ消費を節約するために本体機からの送信で携帯機のCPUを必要な時だけウェイクアップさせる(或いは、携帯機に電力伝送して携帯機の電力を賄う)ことが容易だからである。一方UHF波は、通信可能距離が比較的長く設定できるため(国内では通常5〜6m、米国では5〜10m程度に設定可能)、通常のキーレスエントリーとしての遠隔操作等がかなり離れた位置から可能になるとともに、高周波ゆえに各種情報(例えば、IDコードや車種コード、或いは遠隔操作の指令など)を本体機に送信することが容易に可能となるからである。
【0011】
携帯機10は、本体機20への無線通信のための手段としてUHF波(300〜3000MHz)を送信するUHF送信手段(内蔵アンテナや送信回路よりなるもの;図示省略)を有するとともに、本体機20からの無線通信(ウェイクアップ信号の受信含む)のための手段としてLF波(例えば、100〜200KHz)を受信するLF受信手段(内蔵アンテナや受信回路よりなるもの;図示省略)を有する。また携帯機10は、携帯機全体の制御処理を実現するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)を含む制御回路(図示省略)と、内蔵電池(図示省略)などを内部に備える。また、この携帯機10の操作表面には、例えば押しボタン式の操作部である施錠用スイッチと解錠用スイッチなど(図示省略)が設けられている。
ここで、携帯機10の制御回路は、認証コード等を記憶するための携帯機側記憶手段(例えば、E2PROM;図示省略)を有する。またこの制御回路は、LF受信手段により受信されるウェイクアップ信号をトリガとして、必要な時だけいわゆるスリープ状態から起動するように、例えば別個の回路によって起動制御される。また、施錠用スイッチ又は解錠用スイッチが操作されると、制御回路は必要に応じてスリープ状態から起動状態に移行して、このスイッチ操作を受け付ける。
【0012】
そして携帯機10は、起動状態において、以下のような制御を実行する機能を有する。
即ち、車載機20から無線送信されるリクエスト信号(いわゆるチャレンジングコードを含む信号)を受信すると、前記携帯機側記憶手段に登録された認証コードを含むアンサー信号をUHF送信手段により送信する機能を有する。なお本例では、上記リクエスト信号は前記ウェイクアップ信号と別個のものであるが、前記ウェイクアップ信号が上記リクエスト信号を兼ねる構成でもよい。
また、車載機20から送信されるオートロックモードの信号(後述する遠距離モード信号又は近距離モード信号)を受信した場合には、この信号に応じて定期通信の信号(以下、ACKという)をUHF送信手段により1回又は複数回送信する機能を有する(図4により後述する)。
また、施錠用スイッチ又は解錠用スイッチが操作されると、認証コードと施錠指令を含む信号、或いは認証コードと解錠指令を含む信号をUHF送信手段により所定回数送信する機能も有する。なお、このような信号が送信され、これが車載機20で受信されると、車載機20の後述するコントロールユニット21の制御によって照合確認がなされた上で車両1のドアを施錠又は解錠する動作が実行される。即ち本例の制御装置は、一般的なキーレスエントリーシステムの制御装置(単方向通信式のもの)と同じ機能をも備える。
【0013】
次に車載機20は、図1に示すように、コントロールユニット21と、前述したドアノブアンテナ22、トランクアンテナ23、及び車室内アンテナ24とを備える。ここで、ドアノブアンテナ22とトランクアンテナ23は、携帯機10に対してLF波を送信するLF送信手段としてのアンテナであり、その通信可能エリアALは各アンテナから例えば1〜2mの距離範囲となっている。また、車室内アンテナ24は、携帯機10からのUHF波を受信可能なUHF受信手段としてのアンテナであり、その通信可能エリアAUは車両1の中央から例えば5〜6mの距離範囲となっている。即ち、携帯機10を携帯したユーザが車両中央から例えば5〜6mの距離範囲内(通信可能エリアAU内)に接近すると、携帯機10から車載機20へのUHF通信が成立し、さらに車両に接近して例えばドアから1〜2mの距離範囲内(通信可能エリアAL内)に位置すると車載機20から携帯機10へのLF通信が成立する。
【0014】
ここでコントロールユニット21は、マイコンを含む制御回路(図示省略)と、前記LF送信手段としての送信回路(ドアノブアンテナ22やトランクアンテナ23からLF波を送信するための回路;図示省略)と、前記UHF受信手段としての受信回路(車室内アンテナ24を介してUHF波を受信するための回路;図示省略)と、電源回路(図示省略)などを備える。
このコントロールユニット21の制御回路は、認証コード等を記憶するための車載機側記憶手段(例えば、E2PROM;図示省略)を有する。なおこの制御回路は、車両1に設けられたドア開閉センサ(ドアの開閉を検出するセンサ;図示省略)やドアノブセンサ(ドアノブに手が接近したこと、或いはドアノブ内に手が差し込まれたことを検出するセンサ;図示省略)に接続されており、後述するように、これらセンサの出力をトリガとしてLF波の送信を含む動作を実行する構成となっており、これにより車載機20の消費電力が必要最小限に抑えられている。
【0015】
そして、コントロールユニット21は、以下のような制御を実行する機能を有する。
即ち、施錠された状態のドアのドアノブに手が接近したこと(或いは差し込まれたこと)が検出されると、そのドアノブのドアノブアンテナ22を介してウェイクアップ信号を送信し、その後所定時間(携帯機10が起動するのに十分な時間)経過後にリクエスト信号を前記ドアノブアンテナ22を介して送信する。そして、このリクエスト信号の送信後に携帯機10からのアンサー信号をドアノブアンテナ22を介して受信すると、当該アンサー信号に含まれる認証コードが前記本体機側記憶手段に登録された認証コードに対応しているか否かを判定し、この判定結果が肯定的であれば照合確認がなされたとして、そのドアの施錠機構を開錠動作させる制御を実行する機能を有する。これにより、所定の携帯機10を携帯したユーザであれば、ドアノブに手をかけたときに施錠されたそのドアが自動開錠される(即ち、オートアンロック機能が実現される)。
また、コントロールユニット21は、オートロック距離スイッチ30によりオートロック距離が近距離に指定されている近距離オートロックモードでは、携帯機10へのLF通信が成立しなくなったことに基づいてオートロック機能を実行し、オートロック距離が遠距離に指定されている遠距離オートロックモードでは、携帯機10からのUHF通信が成立しなくなったことに基づいてオートロック機能を実行する制御機能を有する(図2乃至図3により後述する)。
また、コントロールユニット21は、オートロック距離スイッチ30により遠距離オートロックモードが指定されている場合にのみ、いわゆるアンサーバック動作を有効とする機能を有する。
【0016】
次に、オートロック機能のための制御処理を図2乃至図4により説明する。まず図2は、近距離オートロックモードの場合にコントロールユニット21の制御回路において、例えば周期的なタイマ割り込みによって開始される制御処理のフローチャートである。
処理が開始されると、まずステップS1で、ドア開閉センサの出力に基づき、運転席ドアが閉状態から開状態に変化したか判定される。そして、前記変化があればステップS2に進み、なければ1シーケンスの処理を終了する。
次いでステップS2では、ウェイクアップ信号を送信して携帯機10を起動状態にした後、近距離オートロックモードを示す信号(以下、近距離モード信号という。)を送信し、次のステップS3で、この近距離モード信号に対する携帯機10からの応答信号であるACK(後述する図4のステップS22で送信されるもの)を受信したか判定する。そして、ACKを受信した場合には、所定の携帯機が通信可能エリアAL内に存在するため、ステップS5に進みオートロック機能のための処理を進行する。一方、ACKを受信しない場合には、ステップS4の分岐処理によって、所定の受信待ち時間(例えば150msec)だけステップS3の判定を繰り返し、それでもACKを受信しない場合には、所定の携帯機が通信可能エリアAL内に存在しないので、オートロック機能の実行を取りやめるべく1シーケンスの処理を終了する。
【0017】
なお、このようにACKの返信を確認した上でオートロック機能の処理を進めるのは、例えば携帯機を持つユーザがいないのにオートロック機能が働いて、他の搭乗者の乗降が阻害されるのを回避するためである。また、図2の処理が開始される前提として、ウェイクアップ信号が既に送信されていて携帯機10が起動状態にある場合には、ステップS2でウェイクアップ信号を送信する必要はない。また、このオートロック機能の制御処理における携帯機10の照合確認は、例えば上記ACKに認証コードが含まれる構成とし、上記ステップS3(さらには後述するステップS7)において認証コードの照合も含めて判定する(即ち、受信した信号に含まれる認証コードが車載機側と不一致の場合にはACKを受信したと判定しないようにする)ことによって実現できる。
【0018】
次にステップS5では、全ドアが閉状態になっているか判定し、全て閉状態でなければこのステップS5を繰り返し実行し、全て閉状態の場合にはステップS6に進む。
次いでステップS6では、ステップS2と同様に、必要に応じてウェイクアップ信号を送信して携帯機10を起動状態にした後、近距離モード信号を送信し、次のステップS7で、この近距離モード信号に対するACKを受信したか否かを判定する。そして、ACKを受信した場合には、所定の携帯機が通信可能エリアAL内に存在し、ユーザが運転席ドアから離れていない状況であると推定されるため、ステップS9に進む。一方、ACKを受信しない場合には、ステップS8の分岐処理によって、所定の受信待ち時間(例えば150msec)だけステップS7の判定を繰り返し、それでもACKを受信しない場合には、ユーザが運転席ドアから離れた(即ち、携帯機10が通信可能エリアAL外に出て近距離モード信号のLF通信が不成立となった)と推定されるため、即座にオートロック動作を実行すべくステップS10に進む。
【0019】
一方ステップS9では、ステップS5で全ドアが閉状態になったと判定されてから所定の許容時間(例えば、30sec)が経過したか判定し、経過していればステップS10に進み、未経過であればステップS6に戻ってステップS6以降の処理を繰り返す。
そしてステップS10では、全ドア(トランク含む)の施錠機構を施錠動作させる制御信号を出力し、全ドアを自動的に施錠するオートロック動作を実行する。ステップS10を経ると1シーケンスの処理を終了する。
なお、ステップS10に処理が進んだ時点で、何れかのドアが開いているとき(即ち、ステップS5の判定が肯定的になった時点以降に何れかのドアが開けられてそのままになっていたとき)には、例えば全ドアが再び閉じるのを待って上記オートロックの動作を実行してもよいし、その時点では上記オートロック動作を実行しないでステップS5に戻ってもよい。
【0020】
次に図3は、遠距離オートロックモードの場合にコントロールユニット21の制御回路において、例えば周期的な割り込みによって開始される制御処理のフローチャートである。
処理が開始されると、まずステップS11で、前述のステップS1と同様に、運転席ドアが開状態に変化したか判定され、この変化があればステップS12に進む。
次いでステップS12では、前述のステップS2と同様に必要に応じてウェイクアップ信号を送信して携帯機10を起動状態にした後、遠距離オートロックモードを示す信号(以下、遠距離モード信号という)を送信し、次のステップS13で、この遠距離モード信号に対する携帯機10からの応答信号であるACK(後述する図4のステップS24で送信されるもの)を受信したか判定する。
【0021】
そして、このACKを受信した場合には、所定の携帯機が通信可能エリアAL内に存在するため、ステップS15に進みオートロック機能のための処理を進行する。一方、上記ACKを受信しない場合には、ステップS14の分岐処理によって、所定の受信待ち時間(例えば150msec)だけステップS13の判定を繰り返し、それでも上記ACKを受信しない場合には、前述のステップS4と同様に1シーケンスの処理を終了する。
なお、携帯機10の照合確認は、前述の近距離オートロックモードの場合と同様に、例えば上記ACKに認証コードが含まれる構成とし、上記ステップS13(さらには後述するステップS16)において認証コードの照合も含めて判定する構成でよい。
【0022】
次にステップS15では、前述のステップS5と同様に全ドアが全て閉じられたか判定し、全て閉じられた場合にはステップS16に進む。
次いでステップS16では、前述の遠距離モード信号に対する携帯機10からのその後の応答信号であるACK(後述する図4のステップS26で送信されるもの)を受信したか判定する。そして、このACKを受信した場合には、所定の携帯機が通信可能エリアAU内に存在し、ユーザが車両から遠く離れていない状況であると推定されるため、ステップS18に進む。一方、上記ACKを受信しない場合には、ステップS17の分岐処理によって、所定の受信待ち時間(例えば1sec;後述するステップS25の送信待ち時間に対応する時間)だけステップS16の判定を繰り返し、それでも上記ACKを受信しない場合には、ユーザが車両から遠く離れた(即ち、携帯機10が通信可能エリアAU外に出て上記ACKのUHF通信が不成立となった)と推定されるため、即座にオートロック動作を実行すべくステップS19に進む。
【0023】
一方ステップS18では、ステップS15で全ドアが閉状態と判定されてから所定の許容時間(例えば、30sec)が経過したか判定し、経過していればステップS19に進み、未経過であればステップS16に戻ってステップS16以降の処理を繰り返す。
そしてステップS19では、前述のステップS10と同様に全席を自動的に施錠するオートロック動作を実行する。ステップS19を経ると1シーケンスの処理を終了する。
なお、ステップS19に処理が進んだ時点で、何れかのドアが開いているときには、例えば全ドアが再び閉じるのを待って上記オートロックの動作を実行してもよい。
【0024】
次に図4は、携帯機10の制御回路において、LF波が受信されると開始される制御処理のフローチャートである。なお、受信したLF波が単なるリクエスト信号であり、これに対して単純にアンサー信号を返信する制御(オートアンロック機能のための制御)は、この場合図4とは別のルーチンによって実現される。
処理が開始されると、まずステップS21で、受信された信号が近距離モード信号か否かを判定し、近距離モード信号であればステップS22に進み、そうでないときはステップS23に進む。
そしてステップS22では、前記ACKを1回送信し、1シーケンスの処理を終了する。
一方ステップS23では、受信された信号が遠距離モード信号か否かを判定し、遠距離モード信号であればステップS24に進み、そうでないときは1シーケンスの処理を終了する。
【0025】
そしてステップS24では、前記ACKを1回送信し、ステップS25に進む。ステップS25では、ステップS24で前記ACKを1回送信した時点からの経過時間が、所定の送信待ち時間(例えば、1sec)に到達したか否か判定し、到達していなければこのステップS25を繰り返して待機し、到達していればステップS26に進む。
次いでステップS26では、前記ACKを1回送信し、ステップS27に進む。ステップS27では、例えばステップS24で前記ACKを1回送信した時点からの経過時間が、所定の許容時間(例えば、30sec)が経過したか判定し、経過していれば1シーケンスの処理を終了し、未経過であればステップS25に戻ってステップS25以降の処理を繰り返す。
【0026】
以上説明した制御処理のうち、まず図4に示した携帯機側の処理によれば、以下のような動作が実現される。即ち、近距離モード信号が受信される度に、前記ACKが毎回1回だけ送信される(ステップS21,S22)。一方、遠距離モード信号が受信された場合には、前記送信待ち時間の間隔で前記ACKが繰り返し送信される動作が前記許容時間だけ継続される(ステップS23〜S27)。
そして、このような携帯機側の動作に対して、図2に示した車載機側の処理によれば、以下のような動作が実現される。
即ち、近距離オートロックモードにおいて運転席ドアが開けられると、近距離モード信号が送信されてこれに対する前記ACKが受信されたか判定され、既述したように所定の携帯機10の存在が確認される(ステップS1〜S4)。そして、その後ドアが全て閉じられると、近距離モード信号が再度送信されてこれに対する前記ACKが受信されたか判定する処理が繰り返され、前記ACKが受信されなくなると(即ち、近距離モード信号のLF通信が不成立になると)、ユーザが通信可能エリアAL外に離れたとして即座にオートロック動作が実行され、前記ACKが受信され続けている場合には、許容時間を経過した時点でオートロック動作が実行される(ステップS5〜S10)。
【0027】
また、図3に示した車載機側の処理によれば、遠距離オートロックモードにおいて運転席ドアが開けられると、遠距離モード信号が送信されてこれに対する前記ACKが受信されたか判定され、やはり所定の携帯機10の存在が確認される(ステップS11〜S14)。そして、その後ドアが全て閉じられると、携帯機10から許容時間だけ繰り返し送信される前述のACKが受信されたか判定する処理が繰り返され、このACKが受信されなくなると(即ち、前記ACKのUHF通信が不成立になると)、ユーザが通信可能エリアAU外に離れたとして即座にオートロック動作が実行され、上記ACKが受信され続けている場合には、許容時間を経過した時点でオートロック動作が実行される(ステップS15〜S19)。
【0028】
以上説明した本形態例の装置によれば、2種類の無線通信(車載機から携帯機へのLF通信と、携帯機から車載機へのUHF通信)のうちで、オートロック距離スイッチ30(オートロック距離指定手段)による指定に対応した無線通信(近距離オートロックモードではLF通信、遠距離オートロックモードではUHF通信)が成立しなくなったことに基づいてオートロック機能が実行される。このため、余分な回路を追加することなく、オートロック距離、いいかえるとオートロック機能が働くエリアの大小が、ユーザの好みや状況に応じて選択可能となる。したがって、既述した問題点を解消し、オートロック機能を使い勝手良くかつ低コストに実現できる。
また本形態例では、遠距離オートロックモードが指定されている場合にのみ、アンサーバック動作が有効になるため、ユーザが近距離に居るのにアンサーバック動作が不必要に実行される問題が解消される。
また本形態例では、所定の通信が成立している場合でも、前述した許容時間を経過すると強制的にオートロック動作を実行するので、防犯性が高い。
【0029】
なお、本発明は上記形態例に限定されるものでなく、各種の態様があり得る。
例えば、オートロック距離指定手段は、携帯機上の操作スイッチによって実現することもできる。例えば、携帯機上の操作スイッチをユーザが操作してモードを指定すると、通信可能な状態においてこの指定内容を示す信号が携帯機から本体機に適宜送信され本体機側にも設定される態様とすればよい。また、モードの指定状態を表示する表示部を車内や携帯機に設けてもよい。
また、上記形態例における許容時間(例えば、30sec)を可変とし、ユーザや工場の作業者等が設定変更できるようにしてもよい。
また本発明は、一般的なキーレスエントリーシステムの機能がないものであってもよい。
また本発明は、携帯機と本体機間の無線通信に基づきドア又はそれに類する物(例えば、金庫の蓋)の施錠制御を行う装置であれば、車両のエントリーシステム以外にも広く適用することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明のドアロック制御装置によれば、通信可能距離の異なる複数種類の無線通信(本体機から携帯機へのLF通信と、携帯機から本体機へのUHF通信)のうち、ユーザの指定に対応した通信可能距離を持つ無線通信が成立しなくなったことに基づいてオートロック機能が実行されるので、余分な回路を追加することなく、オートロック距離、いいかえるとオートロック機能が働くエリアの大小が、ユーザの好みや状況に応じて選択可能となる。したがって、既述した問題点を解消し、オートロック機能を使い勝手良くかつ低コストに実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両のスマートエントリーシステムの構成等を示す図である。
【図2】車載機の動作(近距離オートロックモード)を示すフローチャートである。
【図3】車載機の動作(遠距離オートロックモード)を示すフローチャートである。
【図4】携帯機の動作を示すフローチャートある。
【符号の説明】
1 車両(ドア及びその施錠機構を含む物)
10 携帯機
20 車載機(本体機)
21 コントロールユニット
30 オートロック距離スイッチ(オートロック距離指定手段)
Claims (2)
- 使用者が携帯可能な携帯機と、ドア及びその施錠機構を含む物に搭載又は接続され、前記携帯機との間で無線通信を行って所定の携帯機であることを確認した上で、前記施錠機構の制御処理を実行する本体機とを有するドアロック制御装置であって、
前記携帯機から前記本体機への無線通信として、通信可能距離の比較的長いUHF波による無線通信が使用され、前記本体機から前記携帯機への無線通信として、通信可能距離の比較的短いLF波による無線通信が使用され、
前記施錠機構の施錠動作が自動的に実行されるオートロック機能が働く距離を、遠距離又は近距離の何れかにユーザが指定可能なオートロック距離指定手段が設けられ、
前記オートロック距離指定手段により近距離が指定されている場合には、前記LF波による無線通信が成立しなくなったことに基づいて前記本体機が前記オートロック機能を実行し、前記オートロック距離指定手段により遠距離が指定されている場合には、前記UHF波による無線通信が成立しなくなったことに基づいて前記本体機が前記オートロック機能を実行することを特徴とするドアロック制御装置。 - 前記本体機は、前記オートロック距離指定手段により遠距離側が指定されている場合にのみ、前記施錠機構の動作をユーザに報知するアンサーバック動作を有効とすることを特徴とする請求項1に記載のドアロック制御装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002076558A JP4022859B2 (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | ドアロック制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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