JP4018254B2 - 電子部品の試験方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路素子などの各種電子部品(以下、単にICともいう。)をテストするための電子部品試験装置および電子部品の試験方法に関し、特にテストヘッド側の端子数が少なくてもICの同時測定個数を増加させ得る電子部品の試験方法および電子部品試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハンドラ(handler )と称される電子部品試験装置では、トレイに収納された多数のICを試験装置内に搬送し、各ICをテストヘッドに接続されたソケットの端子に押し付け、試験装置本体(テスタ、tester)に試験を行わせる。そして、試験を終了すると各ICをテスト工程から搬出し、試験結果に応じたトレイに載せ替えることで、良品や不良品といったカテゴリへの仕分けが行われる。
【0003】
従来のハンドラには、試験前のICを収納したり試験済のICを収納するためのトレイ(以下、カスタマトレイともいう。)と、ハンドラ内を循環搬送されるトレイ(以下、テストトレイともいう。)とが相違するタイプのものがあり、この種のハンドラでは、試験の前後においてカスタマトレイとテストトレイとの間でICの載せ替えが行われており、ICをソケットの端子に接触させてテストを行うテスト工程においては、ICはテストトレイに搭載された状態でテストヘッドに押し付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
こうしたハンドラでは、その処理速度または時間当たりの処理個数(試験装置のスループットをいう。)が大きければ大きいほど好ましいとされるが、図14にも示されるように、ICのテストタイムが長い仕様(たとえばメモりICに多い。)においては、テストヘッドのソケットに同時に押し付けられるICの個数、すなわち同時測定数にほぼ比例する。たとえば、同図に示されるようにテストタイムが長い領域では、32個のICを同時測定するハンドラに対して、64個のICを同時測定するものの方がスループットが約2倍になる。したがって、スループットを高めるためにはICの同時測定数を増加させれば良いことになる。
【0005】
ところが、ICの同時測定数を増加させるためには、テストヘッド側の端子数もそれに応じて増加させる必要があるので、従来のテストヘッドをそのまま使用することはできなかった。
【0006】
図13はテスト工程におけるテストヘッドの端子とソケットの端子との接続関係を模式的に表した図であり、従来のハンドラでは、一つのIC(DUT:Device Under Test )のドライバピンおよび入出力ピンに対して、テストヘッド側の端子もそれぞれ別個に設けられていた。したがって、ハンドラ側で実施できるICの同時測定数は、テストヘッド側の端子数によって制約を受け、換言すれば、このテストヘッド側の端子数がハンドラの同時測定数の限界を画していた。
【0007】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、テストヘッド側の端子数が少なくてもICの同時測定個数を増加させ得る電子部品の試験方法および電子部品試験装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1−1)上記目的を達成するために、本発明によれば、試験すべき電子部品にテスト信号を入力し、その応答出力信号に応じて前記電子部品の良否を判別する電子部品の試験方法において、複数の電子部品を、2以上の電子部品から構成される複数の電子部品群に分けた状態で、テストトレイに搭載する工程と、前記電子部品群を構成する電子部品の数に対応した数のICソケットから構成される複数のICソケット群を有するソケットボードに、前記電子部品を前記テストトレイに搭載した状態で押し付ける工程と、前記ソケットボードを通じて、各電子部品群を構成するそれぞれの電子部品に対して共通のテスト信号を入力し、その応答信号に応じて、当該テストに供された前記電子部品群全体の良否を判別する第1のテスト工程と、前記電子部品群を構成する電子部品の少なくとも一つに異常信号が確認された場合に、当該電子部品群を構成する全ての電子部品を再検査が必要なカテゴリに分類する、分類工程と、前記再検査が必要なカテゴリに分類された電子部品を、前記ソケットボードを構成する複数の前記ICソケット群のそれぞれに対して、1つの前記電子部品が押し付けられるように、テストトレイ上に再配列する、再配列工程と、前記ソケットボードに、前記再配列された電子部品を前記テストトレイに搭載した状態で押し付ける工程と、前記ソケットボードを通じて、前記再配列された電子部品に対して、互いに独立したテスト信号をそれぞれ入力し、その応答信号に応じて、当該テストに供された前記電子部品ごとの良否を判別する第2のテスト工程と、を有することを特徴とする電子部品の試験方法が提供される。
【0009】
本発明では、第1のテスト工程にて複数の電子部品からなる電子部品群に対して共通のテスト信号を用いてテストを実行し、その電子部品群全体の良否を判別する。このとき、電子部品群全体として正常な応答出力信号が得られたら、それが共通のテスト信号であるかどうかに拘わらず、電子部品群を構成する全ての電子部品が良品であるといえる。逆に、電子部品群全体として異常な応答出力信号が得られた場合には、その電子部品群を構成する電子部品の何れが良品で、何れが不良品であると特定することはできない。
【0010】
このため、本発明では第2のテスト工程が設けられている。すなわち、第2のテスト工程では、第1のテスト工程により不良品と判別された電子部品群を構成するそれぞれの電子部品に対して、共通のテスト信号を用いるのではなく、互いに独立したテスト信号をそれぞれ入力する。そして、その応答信号に応じて、当該テストに供された電子部品ごとの良否を判別する。これにより、不良と判別された電子部品群の、どの電子部品が良品で、どの電子部品が不良品であるかを判別することができる。
【0011】
これにより、一つのテストヘッド側の端子を用いて複数の電子部品を同時に試験することができ、テストヘッドの端子数を増加させなくても電子部品の同時測定数を増加させることができる。
【0012】
こうした電子部品の試験方法は、電子部品群に対して不良の判別結果がでたときだけ電子部品単位で個別に試験を行えばよいので、良品割合が高い場合に特に有効である。
【0013】
本発明に係るテスト信号の種類としては特に限定されず、たとえばメモり系ICにおいて、ドライバ端子から入力される番地指定信号の他、入力端子から入力される入力信号なども含む趣旨である。
【0014】
(1−2)上記発明において、第1のテスト工程にて共通に入力されるテスト信号の入力方式としては、特に限定されず、たとえば前記電子部品群のそれぞれの電子部品に対して、テストヘッドの共通端子から並列に入力される。
【0015】
またこれに代えて、第1のテスト工程にて共通に入力されるテスト信号の入力方式としては、前記電子部品群のそれぞれの電子部品に対して、テストヘッドの共通端子から選択的に入力される。
【0016】
前者の入力方式では、ソケット側の端子回路(たとえばソケットボード)を分割することで、一つのテストヘッド側の端子を用いて複数の電子部品を同時に試験することができ、後者の入力方式では、テストヘッド側の端子回路(たとえばパフォーマンスボード)を分割することで、一つのテストヘッド側の端子を用いて複数の電子部品を同時に試験することができる。何れの方式においても、ソケット側とテストヘッド側の何れか一方を変更すれば、他方はそのまま使用することができる。
【0017】
(1−3)なお、前記第1のテスト工程のテスト信号に、前記電子部品群のそれぞれの電子部品に対して互いに独立して入力される第2のテスト信号を含んでも良い。
【0018】
また、前記第1のテスト工程の応答出力信号に、前記電子部品群のそれぞれの電子部品から互いに独立して出力される応答出力信号を含んでも良い。
【0019】
本発明の要旨は、共通化可能なテスト信号をできる限り共通化することにより、テストヘッド側の端子数を増加させることなく同時測定数を増加させることにあり、その意味で、共通化できない、たとえば電子部品群の良否判別にも必須となるテスト信号までを共通化する趣旨ではない。
【0020】
(1−4)本発明の電子部品の試験方法において、第1および第2のテスト工程にて同時にテストされる電子部品数は、特に限定されずあらゆる数を含む趣旨である。特に請求項5記載の発明では、前記第1のテスト工程にてN個の電子部品が同時にテストされ、前記第2のテスト工程にてN/2個の電子部品が同時にテストされる(ただしNは自然数)。たとえば第1のテスト工程にて64個の電子部品が同時測定され、第2のテスト工程にて32個の電子部品が同時測定される。同様に、第1のテスト工程にて128個、32個、16個の電子部品を同時測定した場合には、第2のテスト工程にて64個、16個、8個の電子部品を同時測定する。これらの数は一つの電子部品群を構成する電子部品数に依存する。
【0027】
(2)本発明の電子部品の試験方法および電子部品試験装置において、電子部品群を構成する電子部品数は特に限定されず、二以上の全ての自然数が含まれる。また、第1および第2のテスト工程にて実行される電子部品の同時測定数は、16個,32個,64個,128個等々、大きければ大きいほどスループットが向上する点で好ましいといえるが、これらの数字に何ら限定されず、二以上の全ての自然数を含む趣旨である。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の電子部品試験装置1の実施形態を示す斜視図(便宜上その一部を破断して示す。)、図2は図1の II-II線に沿う断面図、図3は同試験装置1における電子部品(以下、単にICまたは被試験ICともいう。)の取り廻し方法を示す概念図である。なお、図3は本実施形態の電子部品試験装置1における被試験ICの取り廻し方法を理解するための図であって、実際には上下方向に並んで配置されている部材を平面的に示した部分もある。したがって、その機械的(三次元的)構造は図1を参照して説明する。
【0029】
まず、これら図1乃至図3を参照して本実施形態の電子部品試験装置の全体構成を概説する。本実施形態の電子部品試験装置1は、同図に示すように、被試験ICを取り廻すためのハンドラ1と、被試験ICが電気的に接触されるテストヘッド5と、このテストヘッド5にテスト信号を送り、被試験ICのテストを実行するテスタ6とから構成されている。
【0030】
このうちのハンドラ1は、テストヘッド5が装着されるチャンバ部100と、これから試験を行なう被試験ICを格納し、また試験済のICを分類して格納するIC格納部200と、被試験ICをチャンバ部100に送り込むローダ部300と、チャンバ部100で試験が行なわれた試験済のICを分類して取り出すアンローダ部400と、から構成されている。
【0031】
なお、以下の説明では、恒温槽を用いて被試験ICに温度ストレスを印加する、いわゆるチャンバ方式のハンドラ1を例に挙げて本発明を説明するが、本発明は被試験ICへの温度印加方式には何ら限定されず、その他のハンドラにも適用することができる。
【0032】
この電子部品試験装置1は、ICに高温または低温の温度ストレスを与えた状態でICが適切に動作するかどうかを試験(検査)し、当該試験結果に応じてICを分類する装置であって、こうした温度ストレスを与えた状態での動作テストは、試験対象となる被試験ICが多数搭載されたカスタマトレイKSTから当該電子部品試験装置1内を搬送されるテストトレイTSTに被試験ICを載せ替えて実施される。
【0033】
このテストトレイTSTは、ローダ部300で被試験ICが積み込まれたのちチャンバ部100に送り込まれ、当該テストトレイTSTに搭載された状態でチャンバ部100において各被試験ICが試験される。そして、試験済の被試験ICがアンローダ部400に運び出されたのち、当該アンローダ部400において各被試験ICは試験結果に応じたカスタマトレイKSTに載せ替えられる。
【0034】
チャンバ部100は、テストトレイTSTに積み込まれた被試験ICに目的とする高温又は低温の温度ストレスを与える恒温槽(ソークチャンバ)101と、この恒温槽101で熱ストレスが与えられた状態にある被試験ICをテストヘッドに接触させるテストチャンバ102と、テストチャンバ102で試験された被試験ICから、与えられた熱ストレスを除去する除熱槽(アンソークチャンバ)103とで構成されている。
【0035】
除熱槽103では、恒温槽101で高温を印加した場合は、被試験ICを送風により冷却して室温に戻し、また恒温槽101で例えば−30℃程度の低温を印加した場合は、被試験ICを温風またはヒータ等で加熱して結露が生じない程度の温度まで戻す。そして、この除熱された被試験ICをアンローダ部400に搬出する。
【0036】
チャンバ部100
図1に示すように、チャンバ部100の恒温槽101及び除熱槽103は、テストチャンバ102より上方に突出するように配置されている。ここで、テストトレイTSTは、ローダ部300で被試験ICを積み込み、恒温槽101に運び込まれる。図示は省略するが、恒温槽101には垂直搬送装置が設けられており、この垂直搬送装置によって、テストチャンバ102が空くまでの間、複数枚のテストトレイTSTが支持された状態で待機する。そして、この待機中に被試験ICに高温又は低温の温度ストレスが印加される。
【0037】
テストチャンバ102には、その中央にテストヘッド5が配置され、ICソケット510がテストチャンバ102内に対して下から臨むようにセットされる。そして、このセットされたテストヘッド5の上にテストトレイTSTが運ばれて、複数の被試験ICのそれぞれを複数のICソケット510に電気的に同時に接触させることにより試験が行われる。試験が終了したテストトレイTSTは、除熱槽103で除熱され、ICの温度を室温に戻したのち、アンローダ部400に排出される。
【0038】
また、ローダ部300とアンローダ部400との間には、図1に示すように基板105が差し渡され、この基板105にローラコンベアなどからなるテストトレイ搬送装置108が装着されている。この基板105上に設けられたテストトレイ搬送装置108によって、除熱槽103から排出されたテストトレイTSTは、アンローダ部400およびローダ部300を介して恒温槽101へ返送される。
【0039】
なお、本実施形態では、図4および図7に示すように、1つのテストトレイTSTに、たとえば4行×16列(合計64個)の被試験ICが搭載され、テストヘッド5に対して一度に接触せしめられる被試験ICは、1回目のテスト時には64個のICが同時測定され(図7参照)、再検査モード時には32個のICが同時測定される(図9参照)。この測定手順については後述する。
【0040】
この試験の結果は、テストトレイTSTに付された例えば識別番号と、テストトレイTSTの内部で割り当てられた被試験ICの番号で決まるアドレスに記憶される。なお、本発明では、こうした手順での試験方法に何ら限定されず、その他の手順で試験を行っても良い。
【0041】
テストチャンバ102におけるテストトレイTSTとテストヘッド5の構造は以下のようになっている。図5は図2のテストヘッド5を示す詳細断面図、図6は図5の VI-VI線に沿う断面図である。
【0042】
本実施形態のテストヘッド5は、テストヘッド本体501の上部に、コネクタ502aを介してベースボード502が装着されており、このベースボード502の上部に、Z軸方向に若干の上下動が可能なスペース柱502bを介してスペーシングフレーム503が設けられている。
【0043】
このスペーシングフレーム503の上部には、ソケットボードスペーサ504を介して、ソケットボード505が設けられ、さらにこの上部には、サブソケットボードスペーサ513を介してサブソケットボード511が設けられている。
【0044】
そして、ベースボード502とソケットボード505との間は、複数本の同軸ケーブル506によって接続され、ソケットボード505とサブソケットボード511との間は、中継ターミナル512によって接続されている。
【0045】
なお、図5はテストヘッド5をX軸方向に向かって見た断面図であり、同図ではY軸方向に2組のソケットボード505およびサブソケットボード511のみが示されているが、実際の4行×16列のテストヘッド5には、Y軸方向に4組のソケットボード505およびサブソケットボード511が設けられている。
【0046】
また、図6はテストヘッド5をY軸方向に向かって見た断面図であり、同図ではX軸方向に1組のソケットボード505およびサブソケットボード511のみが示されているが、実際の4行×16列のテストヘッド5には、X軸方向に8組のソケットボード505およびサブソケットボード511が設けられている。
【0047】
各サブソケットボード511の上部には、ICソケット510および必要に応じてソケットガイド514が設けられている。ICソケット510は、被試験ICの入出力端子に接触する複数のコンタクトピンを有し、サブソケットボード511の上面に形成されたランド等に接続される。また、ソケットガイド514は、被試験ICをICソケット510のコンタクトピンに接触させる際に、当該被試験ICを位置決めするためのガイドであり、場合によっては省略することもできる。
【0048】
IC格納部200
IC格納部200には、試験前の被試験ICを格納する試験前ICストッカ201と、試験の結果に応じて分類された被試験ICを格納する試験済ICストッカ202とが設けられている。
【0049】
試験前ICストッカ201及び試験済ICストッカ202は、図1に示すように、枠状のトレイ支持枠203と、このトレイ支持枠203の下部から侵入して上部に向って昇降可能とするエレベータ204とから構成されている。トレイ支持枠203には、カスタマトレイKSTが複数積み重ねられて支持され、この積み重ねられたカスタマトレイKSTがエレベータ204によって上下に移動される。
【0050】
そして、試験前ICストッカ201には、これから試験が行われる被試験ICが格納されたカスタマトレイKSTが積層されて保持される一方で、試験済ICストッカ202には、試験を終えた被試験ICが適宜に分類されたカスタマトレイKSTが積層されて保持されている。
【0051】
なお、これら試験前ICストッカ201と試験済ICストッカ202とは同じ構造とされているので、試験前ICストッカ201と試験済ICストッカ202とのそれぞれの数を必要に応じて適宜数に設定することができる。図1及び図3に示す例では、試験前ストッカ201に2個のストッカSTK−Bを設け、またその隣にアンローダ部400へ送られる空ストッカSTK−Eを2個設けるとともに、試験済ICストッカ202に8個のストッカSTK−1,STK−2,‥・,STK−8を設けて試験結果に応じて最大8つの分類に仕分けして格納できるように構成されている。つまり、良品と不良品の別の外に、良品の中でも動作速度が高速のもの、中速のもの、低速のもの、あるいは不良の中でも再試験が必要なもの等に仕分けされる。
【0052】
ローダ部300
上述したカスタマトレイKSTは、ローダ部300に運ばれ、当該ローダ部300において、カスタマトレイKSTに積み込まれた被試験ICが、ローダ部300に停止しているテストトレイTSTに積み替えられる。
【0053】
カスタマトレイKSTからテストトレイTSTへ被試験ICを積み替えるIC搬送装置としては、図1に示すように、基板105の上部に架設された2本のレール301と、この2本のレール301によってテストトレイTSTとカスタマトレイKSTとの間を往復する(この方向をY方向とする)ことができる可動アーム302と、この可動アーム302によって支持され、可動アーム302に沿ってX方向に移動できる可動ヘッド303とを備えたX−Y搬送装置304が用いられる。
【0054】
このX−Y搬送装置304の可動ヘッド303には、吸着ヘッドが下向に装着されており、この吸着ヘッドが空気を吸引しながら移動することで、カスタマトレイKSTから被試験ICを吸着し、その被試験ICをテストトレイTSTに積み替える。こうした吸着ヘッドは、可動ヘッド303に対して例えば8本程度装着されており、一度に8個の被試験ICをテストトレイTSTに積み替えることができる。
【0055】
なお、一般的なカスタマトレイKSTにあっては、被試験ICを搭載するために凹状に形成されたポケットが、被試験ICの形状よりも比較的大きく形成されているので、カスタマトレイKSTに格納された状態における被試験ICの位置は、大きなバラツキを持っている。したがって、この状態で被試験ICを吸着ヘッドに吸着し、直接テストトレイTSTに運ぶと、テストトレイTSTに形成されたIC収納凹部に正確に落し込むことが困難となる。
【0056】
このため、本実施形態の電子部品試験装置1では、カスタマトレイKSTの設置位置とテストトレイTSTとの間にプリサイサ305と呼ばれるICの位置修正手段が設けられている。このプリサイサ305は、比較的深い凹部を有し、この凹部の周縁が傾斜面で囲まれた形状とされているので、この凹部に吸着ヘツドに吸着された被試験ICを落し込むと、傾斜面で被試験ICの落下位置が修正されることになる。これにより、8個の被試験ICの相互の位置が正確に定まり、位置が修正された被試験ICを再び吸着ヘッドで吸着してテストトレイTSTに積み替えることで、テストトレイTSTに形成されたIC収納凹部に精度良く被試験ICを積み替えることができる。
【0057】
図1に示されるように、ローダ部300の基板105には、当該ローダ部300へ運ばれたカスタマトレイKSTが基板105の上面に臨むように配置される一対の窓部306,306が開設されている。また、図示は省略するが、窓部306のそれぞれには、当該窓部306に運ばれたカスタマトレイKSTを保持するための保持用フックが設けられており、カスタマトレイKSTの上面が窓部306を介して基板105の表面に臨む位置でカスタマトレイKSTが保持される。
【0058】
また、それぞれの窓部306の下側には、カスタマトレイKSTを昇降させるための昇降テーブルが設けられており、ここでは試験前の被試験ICが積み替えられて空になったカスタマトレイKSTを載せて下降し、この空トレイをトレイ移送アーム205の下側トレイ収納部に受け渡す。
【0059】
アンローダ部400
アンローダ部400にも、ローダ部300に設けられたX−Y搬送装置304と同一構造のX−Y搬送装置404,404が設けられ、このX−Y搬送装置404,404によって、アンローダ部400に運び出されたテストトレイTSTから試験済の被試験ICがカスタマトレイKSTに積み替えられる。
【0060】
また、アンローダ部400の基板105には、当該アンローダ部400へ運ばれたカスタマトレイKSTが基板105の上面に臨むように配置される一対の窓部406,406が二対開設されている。また、この窓部406のそれぞれにも、当該窓部406に運ばれたカスタマトレイKSTを保持するための保持用フックが設けられており、カスタマトレイKSTの上面が窓部406を介して基板105の表面に臨む位置でカスタマトレイKSTが保持される。それぞれの窓部406の下側には、カスタマトレイKSTを昇降させるための昇降テーブルが設けられており、ここでは試験済の被試験ICが積み替えられて満杯になったカスタマトレイKSTを載せて下降し、この満杯トレイをトレイ移送アーム205の下側トレイ収納部に受け渡す。
【0061】
ちなみに、本実施形態の電子部品試験装置1では、仕分け可能なカテゴリーの最大が8種類であるものの、アンローダ部400の窓部406には最大4枚のカスタマトレイKSTしか配置することができない。したがって、リアルタイムに仕分けできるカテゴリは4分類に制限される。一般的には、良品を高速応答素子、中速応答素子、低速応答素子の3つのカテゴリに分類し、これに不良品を加えて4つのカテゴリで充分ではあるが、たとえば再試験を必要とするものなどのように、これらのカテゴリに属さないカテゴリが生じることもある。
【0062】
このように、アンローダ部400の窓部406に配置された4つのカスタマトレイKSTに割り当てられたカテゴリー以外のカテゴリーに分類される被試験ICが発生した場合には、アンローダ部400から1枚のカスタマトレイKSTをIC格納部200に戻し、これに代えて新たに発生したカテゴリーの被試験ICを格納すべきカスタマトレイKSTをアンローダ部400に転送し、その被試験ICを格納すればよい。
【0063】
ただし、仕分け作業の途中でカスタマトレイKSTの入れ替えを行うと、その間は仕分け作業を中断しなければならず、スループットが低下するといった問題がある。このため、本実施形態の電子部品試験装置1では、アンローダ部400のテストトレイTSTと窓部406との間にバッファ部405を設け、このバッファ部405に希にしか発生しないカテゴリの被試験ICを一時的に預かるようにしている。
【0064】
たとえば、バッファ部405に20〜30個程度の被試験ICが格納できる容量をもたせるとともに、バッファ部405の各IC格納位置に格納されたICのカテゴリをそれぞれ記憶するメモリを設けて、バッファ部405に一時的に預かった被試験ICのカテゴリと位置とを各被試験IC毎に記憶しておく。そして、仕分け作業の合間またはバッファ部405が満杯になった時点で、バッファ部405に預かっている被試験ICが属するカテゴリのカスタマトレイKSTをIC格納部200から呼び出し、そのカスタマトレイKSTに収納する。このとき、バッファ部405に一時的に預けられる被試験ICは複数のカテゴリにわたる場合もあるが、こうしたときは、カスタマトレイKSTを呼び出す際に一度に複数のカスタマトレイKSTをアンローダ部400の窓部406に呼び出せばよい。
【0065】
トレイ移送アーム205
図1に示すように、被試験ICストッカ201及び試験済ICストッカ202の上部には、基板105との間において、被試験ICストッカ201と試験済ICストッカ202の配列方向の全範囲にわたって移動するトレイ移送アーム205が設けられている。本例では、被試験ICストッカ201および試験済ICストッカ202の直上(Y軸方向にずれることなく)にローダ部300およびアンローダ部400の窓306,406が設けられているので、トレイ移送アーム205もX軸およびZ軸方向にのみ移動可能になっている。ちなみに、IC格納部200とローダ部300またはアンローダ部400との位置関係によっては、トレイ移送アーム205をX軸、Y軸およびZ軸の全ての方向に移動可能としても良い。
【0066】
このトレイ移送アーム205は、カスタマトレイを左右に並べて保持するための一対のトレイ収納部を備え、ローダ部300およびアンローダ部400と被試験ICストッカ201および試験済ICストッカ202との間でカスタマトレイの移送を行う。
【0067】
次にテストチャンバ102におけるテスト手順を説明する。
図7および図8は1回目のテスト(第1のテスト工程)を説明するためのテストトレイTSTの平面図およびテストヘッド5とICソケット510との接続関係を示す概念図、図9および図10は再検査モード(第2のテスト工程)を説明するためのテストトレイTSTの平面図およびテストヘッド5とICソケット510との接続関係を示す概念図、図11は本発明のテストヘッド5とICソケット510との接続関係の他の実施形態を示す概念図、図12は本発明の試験方法の実施形態を示すフローチャートである。
【0068】
なお、図7および図9は図4に示すテストトレイTSTを模式的に示した図であり、図8および図10は図7および図9に示す複数の被試験ICのうちの一つの電子部品群を示した概念図である。
【0069】
まず、ハンドラ1の制御装置に再検査モードを入力したのち、1回目のテストを実行する(図12のステップ1〜2)。この1回目のテストでは、図7に示すようにテストトレイTSTに搭載された64個全ての被試験ICが同時に各ICソケット510に押し付けられてテストされる。
【0070】
このとき本実施形態では、図7に示すように、A1,A2,…,D15,D16の64個の被試験ICを、隣り合う2つの被試験ICを一つの電子部品群として取り扱う。同図の例では、実線で仕切られたA1とA2、A3とA4、…が同じ電子部品群とされる。図8は、こうして取り扱われる一つの電子部品群におけるテストヘッド5とICソケット510との端子の接続関係を示す図であり、図7では横同士の被試験ICを一つの電子部品群としているものを、配線関係を示す上で便宜上縦に並べて表現している。図8に示すように一つの電子部品群を構成する二つの被試験IC(A1,A2)は、同じソケットボード511に設けられた二つのICソケット510,510のそれぞれに同時に押し付けられる。
【0071】
ここで、テストヘッド5側からIC側へ送られる駆動信号は、テストヘッド5側の一つのドライバピン520から送出され、ソケットボード511の配線パターンにて並列に分岐されて、コンタクトピンを介して二つのIC(A1,A2)のドライバ端子530へそれぞれ入力する。また、テストヘッド5側からIC側へ送られる入力信号は、テストヘッド5側の二つの入力信号ピン521からそれぞれ送出され、ソケットボード511の配線パターンおよびコンタクトピンを介してIC(A1,A2)の入出力端子531へそれぞれ入力する。これら二つのIC(A1,A2)の入出力端子531,531に入力された入力信号は、同じ入出力端子531,531からそれぞれ読み出され、テストヘッド5側の二つの出力信号ピン522,522へ出力されてここからテスタ6へ送られる。
【0072】
この出力信号ピン522,522にて検出された出力信号を入力信号ピン521,521から入力された入力信号と比較することで、メモリ系ICであればその番地における機能が正常に動作したかどうかが判断される。ここで、一つの電子部品群を構成するICの少なくとも何れか一方に異常信号が確認されたら、その電子部品群の全てのICを再検査が必要なカテゴリに分類する。つまり、アンローダ部400にてカスタマトレイKSTに載せ替える際に再検査用カテゴリのカスタマトレイKSTに載せ替える。
【0073】
すなわち本実施形態では、一つのソケットボード511に二つのICをセットし、これらの駆動信号を共通化しているので、出力信号が正常である場合は、二つのICがともに良品であると判別することができるが、出力信号が異常である場合には、何れのIC(A1,A2)が不良品であるかを判別することはできない。
【0074】
そこで、上述した二つのICを一つの電子部品群とする1回目のテストを行うにあたり、出力信号に異常信号が生じた場合には、何れのIC(A1,A2)も再検査が必要なICとして分類する。そして、全ての被試験ICのテストが終了したら、図12のステップ3へ進んで再検査が必要な被試験ICが存在するかどうかを確認し、再検査ICが存在したら再検査を実行する(ステップ5)。なお、再検査の回数が所定回数N以上となったらそれ以上の再検査は行わず、処理を終了する。
【0075】
再検査工程では、再検査が必要とされる被試験ICが搭載されたカスタマトレイKSTをローダ部300に搬送し、これらの被試験ICを図9に示すようにテストトレイTSTに搭載する。すなわち、1回目のテストにおいては全てのポケットに被試験ICを搭載したが、再検査においては、上述した二つのIC(A1,A2)の何れのICが不良品かどうかを判別する必要があるので、ドライバピン520が共通化された一つのソケットボード511に一つのICが押し当てられるようにテストトレイTSTに搭載する。
【0076】
そして、図10に示すように、一つのソケットボード511には一つのIC(ここではA1)のみが押し当てられるので、ドライバピン520からの駆動信号は一つのIC(A1)に対して出力され、入力信号も出力信号も一つのIC(A1)に対してのみアクセスされるので、どのICが良品か不良品かを判別することができる。そして、この再検査を終了したICをその結果に応じたカテゴリに分類する。
【0077】
このように本実施形態の電子部品試験装置1では、一つのドライバピン520を二つのICソケット510に共通して使用できるので、テストヘッド5側の端子数を増加させなくてもICの同時測定数を増加させることが可能となる。特に近年のICは製造品質の管理が著しく向上したことにともなって良品率が高いので、二つのICの何れか一方が不良品となる確率もきわめて低い。
【0078】
したがって、本実施形態の試験方法によると、従来の試験方法に比べて再検査が必要なぶんだけ試験回数が一見増加するようにも見えるが、実際には再検査が必要なICの数量がきわめて少なく、逆に同時測定数を増やせるぶんだけスループットが向上することになる。
【0079】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【0080】
たとえば、テストヘッド5側のドライバピン520を共通化するに際し、上述した実施形態では図8に示すようにソケットボード511側で配線を並列にしたが、本発明はこれにのみ限定されず、図11に示すように構成することもできる。すなわち、図11では、テストヘッド5側の一つのドライバピン520に対し、テストヘッド5側に切替スイッチ523を設けてここで分岐し、ソケットボード511に対しては1対1で駆動信号線を結線する。そして、一方のIC(A1)に駆動信号を出力する際はテストヘッド5側の切替スイッチをIC(A1)側に切り替え、他方のIC(A2)に駆動信号を出力する際は同じく切り替えスイッチをIC(A2)側へ切り替える。
【0081】
このようにしても、一つのドライバピン520を二つのICソケット510に共通して使用できるので、テストヘッド5側の端子数を増加させなくてもICの同時測定数を増加させることが可能となる。
【0082】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、一つのテストヘッド側の端子を用いて複数の電子部品を同時に試験することができるので、テストヘッドの端子数を増加させなくても電子部品の同時測定数を増加させることができる。この結果、テストタイムが長い仕様に対しても、テストヘッドを汎用しながらスループットを高めることが可能となる。
【0083】
また本発明によれば、電子部品群に対して不良の判別結果がでたときだけ電子部品単位で個別に試験を行えばよいので、良品割合が高い製品に特に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品試験装置の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の II-II線に沿う断面図である。
【図3】図1に示す電子部品試験装置における電子部品の取り廻し方法を示す概念図である。
【図4】図1に示す電子部品試験装置で用いられるテストトレイを示す分解斜視図である。
【図5】図1のテストヘッドを示す詳細断面図である。
【図6】図5の VI-VI線に沿う断面図である。
【図7】本発明の試験方法(第1のテスト工程)を説明するためのテストトレイの平面図である。
【図8】本発明の試験方法(第1のテスト工程)を説明するためのテストヘッドとソケットとの接続関係を示す概念図である。
【図9】本発明の試験方法(第2のテスト工程)を説明するためのテストトレイの平面図である。
【図10】本発明の試験方法(第2のテスト工程)を説明するためのテストヘッドとソケットとの接続関係を示す概念図である。
【図11】本発明のテストヘッドとソケットとの接続関係の他の実施形態を示す概念図である。
【図12】本発明の試験方法の実施形態を示すフローチャートである。
【図13】従来の電子部品試験装置のテストヘッドとソケットとの接続関係を示す概念図である。
【図14】テストタイムとスループットとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…電子部品試験装置
100…チャンバ部
200…IC格納部
300…ローダ部
400…アンローダ部
5…テストヘッド
510…ICソケット
511…ソケットボード
520…ドライバピン
521…入力信号ピン
522…出力信号ピン
523…切替スイッチ
530…駆動信号端子
531…入出力端子
KST…カスタマトレイ
TST…テストトレイ
Claims (5)
- 試験すべき電子部品にテスト信号を入力し、その応答出力信号に応じて前記電子部品の良否を判別する電子部品の試験方法において、
複数の電子部品を、2以上の電子部品から構成される複数の電子部品群に分けた状態で、テストトレイに搭載する工程と、
前記電子部品群を構成する電子部品の数に対応した数のICソケットから構成される複数のICソケット群を有するソケットボードに、前記電子部品を前記テストトレイに搭載した状態で押し付ける工程と、
前記ソケットボードを通じて、各電子部品群を構成するそれぞれの電子部品に対して共通のテスト信号を入力し、その応答信号に応じて、当該テストに供された前記電子部品群全体の良否を判別する第1のテスト工程と、
前記電子部品群を構成する電子部品の少なくとも一つに異常信号が確認された場合に、当該電子部品群を構成する全ての電子部品を再検査が必要なカテゴリに分類する、分類工程と、
前記再検査が必要なカテゴリに分類された電子部品を、前記ソケットボードを構成する複数の前記ICソケット群のそれぞれに対して、1つの前記電子部品が押し付けられるように、テストトレイ上に再配列する、再配列工程と、
前記ソケットボードに、前記再配列された電子部品を前記テストトレイに搭載した状態で押し付ける工程と、
前記ソケットボードを通じて、前記再配列された電子部品に対して、互いに独立したテスト信号をそれぞれ入力し、その応答信号に応じて、当該テストに供された前記電子部品ごとの良否を判別する第2のテスト工程と、を有することを特徴とする電子部品の試験方法。 - 前記第1のテスト工程のテスト信号は、前記電子部品群のそれぞれの電子部品に対して、テストヘッドの共通端子から並列に入力されることを特徴とする請求項1記載の電子部品の試験方法。
- 前記第1のテスト工程のテスト信号は、前記電子部品群のそれぞれの電子部品に対して、テストヘッドの共通端子から選択的に入力されることを特徴とする請求項1記載の電子部品の試験方法。
- 前記第1のテスト工程のテスト信号は、前記電子部品群のそれぞれの電子部品に対して互いに独立して入力される第2のテスト信号を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電子部品の試験方法。
- 前記第1のテスト工程にてN個の電子部品が同時にテストされ、前記第2のテスト工程にてN/2個の電子部品が同時にテストされることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電子部品の試験方法(ただしNは自然数)。
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