JP2018194356A - デバイスの検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のデバイスに対し、複数のパターンを有す所定の検査を短時間で実行することができるデバイスの検査方法を提供する。【解決手段】テスタに並列に接続された複数のデバイスに対して、同時に所定のパターンの検査信号を入力して所定のパターンの検査を開始する第1工程と、所定のパターンにおいて不合格のデバイスが含まれているか否かを判定する第2工程と、第2工程において不合格のデバイスが含まれていると判定された場合に、複数のデバイスのそれぞれについて、所定のパターンを順次実行し、合格/不合格の判定を行う第3工程と、第3工程で不合格と判定されたデバイスを除外する第4工程とを有し、以降の検査を、除外されたデバイス以外のデバイスについて行う。【選択図】図6
Description
本発明は、デバイスの電気特性を検査するデバイスの検査方法に関する。
半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」とも記す)に形成された集積回路、半導体メモリなどのデバイスの電気的特性の検査は、プローブカードを有する検査装置を用いて行われる。プローブカードは、ウエハ上のデバイスの電極パッドに接触させらせる複数のプローブ(接触子)を備えている。そして、各プローブをウエハ上の各電極パッドに接触させた状態で、テスタから各プローブに電気信号を送ることにより、ウエハ上の電子回路の検査が行われる。
近時、ウエハの大型化にともない、一枚のウエハ上に形成されるデバイスの数が飛躍的に増加している。そのため、一つのテスタを複数の検査対象デバイス(以下、「DUT」とも記す)に接続して順次検査する方法では、すべてのDUTについて検査を完了するまでに長時間かかってしまうという問題があった。
そこで、特許文献1には、複数のDUTをテスタに並列に接続し、テスタからこれら複数のDUTに対して同時に試験信号を入力し、入力された試験信号に基づく複数のDUTからの応答信号の合成値に基づき、複数のDUTのうち1つ以上が不合格であるか否かの判定を行う技術が提案されている。
ところで、特許文献1の技術では、テスタによりDUTの検査を行って1つ以上の不合格DUTが存在することは検知可能であるが、合格/不合格の認識は1つしかないため、どのDUTが不合格であるかまでは認識できない。
このため、この技術を用いて複数の検査パターンを有する所定の検査を実行する場合、不合格のDUTもその検査を終了するまで複数の検査パターンを実行させる必要があり、結果としてトータルの検査時間が長くなってしまうことがある。
したがって、本発明は、複数のデバイスに対し、複数のパターンを有す所定の検査を短時間で実行することができるデバイスの検査方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点は、基板上に形成された複数のデバイスに対してテスタにより複数のパターンを含む電気的特性の検査を行うデバイスの検査方法であって、前記テスタに並列に接続された複数のデバイスに対して、同時に所定のパターンの検査信号を入力して所定のパターンの検査を開始する第1工程と、前記所定のパターンにおいて不合格のデバイスが含まれているか否かを判定する第2工程と、前記第2工程において不合格のデバイスが含まれていると判定された場合に、前記複数のデバイスのそれぞれについて、前記所定のパターンを順次実行し、合格/不合格の判定を行う第3工程と、前記第3工程で不合格と判定されたデバイスを除外する第4工程とを有し、以降の検査を、前記除外されたデバイス以外のデバイスについて行うことを特徴とするデバイスの検査方法を提供する。
上記第1の観点において、前記第2工程は、前記検査信号を前記複数のデバイスに対して入力した後の複数のデバイスの応答信号の合成値が所定の閾値に達するか否かにより不合格のデバイスを含むか否かを判定するものであってよい。この場合に、前記第2工程において、前記検査信号を送った後の時間を監視し、所定時間経過後に応答信号が閾値に達しない場合、または、検査信号を所定間隔で送り、その回数を監視し、所定回数経過後に応答信号が閾値に達しない場合、不合格のデバイスを含んでいると判定することができる。
上記第1の観点において、前記第3工程は、前記検査信号を前記複数のデバイスのうち所定のデバイスに対して入力した後の応答信号が所定の閾値に達するか否かにより、前記所定のデバイスの合格/不合格の判定を行うものであってよい。この場合に、前記第3工程において、前記複数のデバイスのうち所定のデバイスに前記検査信号を送った後の時間を監視し、所定時間経過後に応答信号が閾値に達しない場合、または、検査信号を所定間隔で送り、その回数を監視し、所定回数経過後に応答信号が閾値に達しない場合、前記所定のデバイスが不合格であると判定することができる。
前記第4工程の後、次のパターンの検査を、前記除外されたデバイス以外のデバイスについて行ってもよいし、前記所定のパターンの検査の残部を、前記除外されたデバイス以外のデバイスについて行ってもよい。
前記第3工程は、一つのデバイスのみを前記テスタに接続し、他のデバイスは未接続にした状態で行うことができる。
本発明の第2の観点は、基板上に形成された複数のデバイスに対してテスタにより複数のパターンを含む電気的特性の検査を行うデバイスの検査方法であって、前記テスタに並列に接続された複数のデバイスに対して、同時に所定のパターンの検査信号を入力して所定のパターンの検査を開始する第1工程と、前記所定のパターンにおいて不合格のデバイスの個数を把握する第2工程と、前記第2工程において一つ以上の不合格のデバイスが検出された場合に、前記複数のデバイスのそれぞれについて、前記所定のパターンを順次実行し、合格/不合格の判定を行う第3工程と、前記第3工程で不合格と判定されたデバイスを除外する第4工程とを有し、前記第3工程は、不合格と判定された個数が前記第2工程で把握された個数になった時点で終了し、以降の検査を、前記除外されたデバイス以外のデバイスについて行うことを特徴とするデバイスの検査方法を提供する。
上記第2の観点において、前記第2工程は、前記検査信号を前記複数のデバイスに対して入力した後の複数のデバイスの応答信号の合成値を予め設定された閾値と比較し、前記閾値に達しない場合は、前記複数のデバイスの一つ以上が不合格であると判定するとともに、前記閾値とは異なる新たな閾値を設定すること、前記新たな閾値を使用して、前複数のデバイスに対して前記テスタから同時に前記検査信号を入力すること、および、前記検査信号に基づく前記応答信号の前記合成値に基づき前記複数のデバイスの一つ以上が不合格であるかを判定することを繰り返し実行することにより、不合格のデバイスの個数を検出することができる。
本発明によれば、所定のパターンの検査を開始した後、所定のパターンにおいて不合格のデバイスが含まれているか否かを判定し、不合格のデバイスが含まれていると判定された場合に、複数のデバイスのそれぞれについて、所定のパターンを順次実行し、合格/不合格の判定を行い、不合格と判定されたデバイスを除外して、以降の検査を行うので、複数のパターンを有す所定の検査を短時間で実行することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<検査装置>
図1は、本発明の検査方法の実施に用いられる検査装置の一例の概略構成を示す断面図である。図1において、検査装置100は、ウエハWを搬送する搬送領域を形成するローダー室1と、複数の検査対象デバイス(DUT)10(図1では図示せず)が形成されたウエハWを収容する検査室2と、各DUT10に電気信号を送るとともに、DUT10からの応答信号を受信してウエハW上のDUT10の電気的特性検査を行うテスタ3と、これら検査装置100の各構成部を制御する制御部4を備えている。
<検査装置>
図1は、本発明の検査方法の実施に用いられる検査装置の一例の概略構成を示す断面図である。図1において、検査装置100は、ウエハWを搬送する搬送領域を形成するローダー室1と、複数の検査対象デバイス(DUT)10(図1では図示せず)が形成されたウエハWを収容する検査室2と、各DUT10に電気信号を送るとともに、DUT10からの応答信号を受信してウエハW上のDUT10の電気的特性検査を行うテスタ3と、これら検査装置100の各構成部を制御する制御部4を備えている。
検査室2は、ウエハWを載置した状態で、ウエハWをX、Y、Z及びθ方向に移動させる駆動部(図示せず)を有する載置台11と、載置台11の上方に配置されたホルダ12と、このホルダ12に支持され、支持基板13aと複数のプローブ(接触子)13bとを有するプローブカード13と、複数のプローブ13bとウエハWに形成された複数のDUT10の電極パッド(図示せず)との位置合わせを行うアライメント機構14とを備えている。プローブカード13は、多数の接続端子を有する接続リング21およびインターポーザ(パフォーマンスボード)22、テストヘッド(図示せず)を介してテスタ3と電気的に接続されている。テスタ3は、パターンジェネレータ31とコンパレータ32とを備えている。
図2に示すように、パターンジェネレータ31およびコンパレータ32と複数のDUT10とは、信号入出力回路33により電気的に接続されている。なお、図2の信号入出力回路33は一例であってこれに限定されるものではない。
パターンジェネレータ31は、DUT10を検査するための試験信号を生成する。パターンジェネレータ31と複数のDUT10との間は、途中で複数に分岐した入力ライン41によって接続されている。
コンパレータ32は、パターンジェネレータ31から送られた試験信号に応答して、複数のDUT10からそれぞれ出力された応答信号、または、複数のDUT10からの応答信号を一つに合成した信号(合成応答信号)を、閾値と比較する。コンパレータ32には、共通出力ライン51および各DUT10からの個別出力ライン52によって接続されており、各DUT10から出力された応答信号は、個別出力ライン52および共通出力ライン51を通ってコンパレータ32に送られる。
信号入出力回路33は、入力ライン41と、共通出力ライン51と、複数の個別出力ライン52と、リレースイッチ部53と、抵抗素子54とを備えている。信号入出力回路33は、テスタ3、プローブカード13の支持基板13a、および、インターポーザ(パフォーマンスボード)22のいずれかに実装されていればよい。
入力ライン41は、途中で、複数のDUT10に対応して分岐しており、パターンジェネレータ31と複数のDUT10とを並列に接続している。パターンジェネレータ31で生成した試験信号は、入力ライン41を介して複数のDUT10に伝送される。なお、入力ライン41には、パターンジェネレータ31と複数のDUT10との接続/非接続を切り替えるためのリレースイッチ部等が設けられていてもよい。
各個別出力ライン52には、リレースイッチ部53と、抵抗素子54が直列に設けられている。なお、リレースイッチ部53と抵抗素子54との配列順序は問わない。
リレースイッチ部53は、コンパレータ32と複数のDUT10との接続/非接続を切り替えるためのものである。各DUT10からの応答信号を一つに合成する場合には、すべてのリレースイッチ部53が接続状態(ON)にされる。各DUT10からの応答信号を個別にコンパレータ32に送る場合には、一つの個別出力ライン52のリレースイッチ部53のみを接続状態(ON)にして、他の個別出力ライン52のリレースイッチ部53は非接続状態(OFF)にする。なお、コンパレータ32と複数のDUT10との接続/非接続の切り替えは、リレースイッチ部53に限らず、トランジスタ等他の切り替え手段を用いてもよい。
抵抗素子54は、応答信号を選別する作用を有するとともに、各個別出力ライン52に接続された共通出力ライン51におけるインピーダンスを調節するために、各DUT10の内部抵抗(出力インピーダンス)よりも大きな抵抗を有している。
なお、テスタ3は、所定個数ずつのDUT10を検査するパターンジェネレータ31とコンパレータ32の組を複数有していてもよい。
制御部4は、検査装置100の各構成部、例えば、テスタ3のパターンジェネレータ31およびコンパレータ32、載置台11の駆動部、アライメント機構14、リレースイッチ部53等を制御する。制御部4は、典型的にはコンピュータである。図3は、図1に示した制御部4のハードウェア構成の一例を示している。制御部4は、主制御部101と、キーボード、マウス等の入力装置102と、プリンタ等の出力装置103と、表示装置104と、記憶装置105と、外部インターフェース106と、これらを互いに接続するバス107とを備えている。主制御部101は、CPU(中央処理装置)111、RAM(ランダムアクセスメモリ)112およびROM(リードオンリメモリ)113を有している。記憶装置105は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に対する情報の記録および読み取りを行うようになっている。記憶媒体としては、例えばハードディスク、光ディスク、フラッシュメモリのような半導体メモリ等を挙げることができる。記憶媒体には、本実施形態に係る検査方法を行うためのレシピ等が記憶されている。
制御部4では、CPU111が、RAM112を作業領域として用いて、ROM113または記憶装置105の記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより、検査装置100においてウエハW上に形成されたDUT10に対する検査を実行させる。
図4は、制御部4の機能ブロック図であり、パターンジェネレータ31と、コンパレータ32と、リレースイッチ部53との関係も示している。図4に示すように、制御部4は、信号制御部121と、判定部122と、閾値設定部123と、開閉制御部124とを備えている。これらは、CPU111が、RAM112を作業領域として用いて、ROM113または記憶装置105に格納されたソフトウェア(プログラム)を実行することによって動作する。なお、例えばFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)などを利用して、信号制御部121、判定部122及び閾値設定部123と同様の機能をプローブカード13、または、インターポーザ(パフォーマンスボード)22に持たせてもよい。また、制御部4は、他の機能も有しているが、詳細な説明は省略する。
信号制御部121は、パターンジェネレータ31による試験信号の生成を制御する。具体的には、信号制御部121は、パターンジェネレータ31に対して、パターンジェネレータ31で生成するクロック信号およびデータ信号の種類、生成/停止などの指令を含む制御信号を送る。
判定部122は、コンパレータ32から、閾値と合成応答信号との比較情報を取得し、該比較情報に基づき、複数のDUT10のうち、不合格のものがあるか否かを判定する。また、判定部122は、コンパレータ32から、閾値と各応答信号との比較情報を取得し、各DUT10の合格/不合格を判定する。
閾値設定部123は、コンパレータ32において、コンパレートを行うための閾値を設定する。
図5は、試験信号および応答信号と閾値の説明図である。パターンジェネレータ31は、クロック信号(CLK)およびデータ信号(DATA)を生成し、これらが試験信号として、各DUT10へ入力される。その結果、各DUT10からは、応答信号が出力される。合成応答信号または各応答信号のレベルに基づき、コンパレータ32で、閾値設定部123により設定された閾値と合成応答信号、または各DUTからの応答信号が比較される。
合成応答信号が閾値に達しなければ不合格のDUTが存在すると判定し、また、各DUTの応答信号が閾値に達しなければ、そのDUTが不合格であると判定する。例えば、コンパレータ32で比較を行う際の閾値THが3Vであるとすると、応答信号が3V未満であれば不合格と判定される。
このとき、DUTによって応答時間が異なるため、例えば、パターンジェネレータ31から検査信号を送った後の時間を監視し、所定時間経過後に応答信号が閾値に達しなければフラグを立てる。または、パターンジェネレータ31から試験信号を所定間隔で送り、その回数を監視し、所定回数経過後に応答信号が閾値に達しなければフラグを立てる。そして、判定部122はフラグが立ったことを認識したときに不合格と判定する。なお、この時の監視はソフトウェアおよびハードウェアのどちらで行ってもよい。
開閉制御部124は、合成応答信号により複数のDUT10のうち、不合格のものがあるか否かを判定するモードの場合に、複数のリレースイッチ部53に対し全て接続する指令を送り、各DUT10の合格/不合格を判定するモードの場合は、複数のリレースイッチ部53に対し、合格/不合格を判定するDUT10に対応するリレースイッチ部53が接続する指令を送る。
<第1の実施形態の検査方法>
次に、図6を参照しながら、検査装置100を用いて行われる本発明の第1の実施形態に係る検査方法について説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る検査方法を示すフローチャートである。
次に、図6を参照しながら、検査装置100を用いて行われる本発明の第1の実施形態に係る検査方法について説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る検査方法を示すフローチャートである。
本実施形態では、一つの検査が複数のパターンを有しており、これら複数のパターンの検査が連続して行われる。
まず、開閉制御部124からの指令により、リレースイッチ部53を全て閉じた状態で複数のDUT10に対して第1のパターンの検査信号を入力し、第1のパターンの検査を開始する(ステップ1)。このステップでは全てのDUT10に対して同じパターンの検査信号を同時に入力する。
まず、開閉制御部124からの指令により、リレースイッチ部53を全て閉じた状態で複数のDUT10に対して第1のパターンの検査信号を入力し、第1のパターンの検査を開始する(ステップ1)。このステップでは全てのDUT10に対して同じパターンの検査信号を同時に入力する。
次に、第1のパターンの途中で不合格のDUTが含まれているか否かを判定する(ステップ2)。このときの判定は、上述したように、閾値設定部123により設定された閾値と合成応答信号がコンパレータ32により比較される。このとき、例えば、パターンジェネレータ31から試験信号を送った後の時間を監視するか、またはパターンジェネレータ31から試験信号を所定間隔で送り、その回数を監視し、所定時間経過後に応答信号が閾値に達しない場合、または所定回数経過後に合成応答信号が閾値に達しない場合にフラグを立て、判定部122がフラグが立ったことを認識したときに不合格のDUTが含まれていると判定する。
ステップ2で不合格のDUTが含まれていると判定されたときに、個別DUT判定に移行する(ステップ3)。ステップ3の個別DUT判定では、図7に示すように、開閉制御部124によりリレースイッチ部53を一つON(他のリレースイッチ部53はOFF)にしてDUTの一つのみ有効にし(サブステップ1)、第1のパターンを順次実行し(サブステップ2)、合格/不合格の判定を全て(n個)のDUT10について行う(サブステップ3)。このときの判定においても、上述したように、閾値設定部123により設定された閾値と各DUT10の応答信号がコンパレータ32により比較される。このときも、例えば、パターンジェネレータ31から試験信号を送った後の時間を監視するか、またはパターンジェネレータ31から試験信号を所定間隔で送り、その回数を監視し、所定時間経過後に応答信号が閾値に達しない場合、または所定回数経過後に合成応答信号が閾値に達しない場合にフラグを立て、判定部122がフラグが立ったことを認識したときにそのDUTが不合格であると判定する。
次に、不合格DUTを通知する(ステップ4)。そして、不合格DUTを切り離して以降のパターンの検査から除外する(ステップ5)。このとき、不合格DUTの切り離しは、そのDUTのリレースイッチ部53をOFFにしたままとしてもよいし、ソフトウェア上でそのDUTを無効としてもよい。
次に、開閉制御部124からの指令により、リレースイッチ部53を全て閉じた状態で複数のDUT10に対して、第2のパターンの検査信号を入力し、次の第2のパターンの検査を開始する(ステップ6)。このとき、不合格DUTが切り離された場合は、残りのDUTについて行われる。
以降は、上記ステップ2〜5と同様の手順で検査が行われる。そして、複数の検査パターンを順次実行する。
なお、ステップ2で合成応答信号が閾値に達して全てのDUTが合格と判定された場合は、ステップ3〜5を行わずに全てのDUTについて第2のパターンの検査が実行される。
従来は、複数の検査パターンを有する検査を実行する場合には、不合格DUTが含まれていても、複数の検査パターンを最後まで実行し、その後、不合格DUTの特定を行っていた。このため、一つの検査パターンに不合格DUTが含まれている場合には、次の検査パターンにおいて、不合格DUTも含めた全てのDUTについて合格/不合格のためのパターンを実行する必要あり、その際に、不合格DUTが含まれていることにより必ず上記所定時間または所定回数が経過するまで待たなくてはならない。これによりトータルの検査時間が長くなっていた。
これに対し、本実施形態においては、一つの検査パターにおいて不合格DUTが存在していると判定された場合に、各DUTについて個別DUT検査を実施して、不合格になったDUTを特定し、次の検査パターンを行う際に、その不合格DUTを除外するので、次の検査項目または次の検査パターンの検査を短時間で実行することができ、トータルの検査時間を短縮することができる。
<第2の実施形態の検査方法>
次に、第2の実施形態の検査方法について説明する。図8は第2の実施形態の検査方法を示すフローチャートである。
次に、第2の実施形態の検査方法について説明する。図8は第2の実施形態の検査方法を示すフローチャートである。
本実施形態においても、一つの検査が複数のパターンを有しており、これら複数の検査パターンが連続して行われる。
まず、開閉制御部124からの指令により、リレースイッチ部53を全て閉じた状態で複数のDUT10に対して第1のパターンの検査を開始する(ステップ11)。
まず、開閉制御部124からの指令により、リレースイッチ部53を全て閉じた状態で複数のDUT10に対して第1のパターンの検査を開始する(ステップ11)。
次に、第1のパターンの途中で不合格のDUTの個数を把握する(ステップ12)。
本実施形態においては、閾値設定部123は、多段階に複数の閾値を設定することが可能であり、閾値は、動的に変更され得る。例えば、判定部122(またはコンパレータ32)によって、第1の閾値と合成応答信号との比較情報から、複数のDUT10の中の1つ以上が不合格であると判定された場合、閾値設定部123は、第1の閾値とは異なる新たな閾値として、第2の閾値を設定することができる。このように閾値設定部123で複数の閾値を設定可能なことで、以下のように不合格DUTの個数を検出することができる。
閾値設定部123における閾値の設定方法について、上述の図5および新たな図9および図10を参照して説明する。上述した図5において、各DUT10の合格/不合格を判断する場合、パターンジェネレータ31がクロック信号(CLK)およびデータ信号(DATA)を生成し、これらが試験信号として、各DUT10へ入力される。その結果、各DUT10からは、応答信号が出力され、この応答信号のレベルに基づき、コンパレータ32で各DUT10の合否(PASS/FAIL)が判断される。例えば、コンパレータ32で比較を行う際の閾値THが3Vであるとすると、応答信号が3V以上であれば合格(PASS)、3V未満であれば不合格(FAIL)と判断される。このように、各DUT10からの個別応答信号には、閾値THを充足するPASS信号と、閾値THを充足しないFAIL信号とが含まれる場合がある。したがって、合成応答信号は、PASS信号だけから合成される場合と、FAIL信号だけから合成される場合と、PASS信号及びFAIL信号から合成される場合があり得る。
図9(a)、(b)、(c)は、上記ステップ12で得られる合成応答信号の大きさ(例えば電圧値)を示している。図10は、ステップ12における合成応答信号に対する閾値の設定例について説明する図面である。図9および図10では、便宜上、DUT10が3つの場合を例に挙げている。各DUT10に対して、パターンジェネレータ31からの入力される信号レベルおよび信号パターンは、同じ内容である。それに対して、各DUT10からの個別応答信号は、上記のとおり、合格(PASS)と不合格(FAIL)が含まれる可能性があり、すべてPASSの場合と、PASSとFAILが混在している場合では、1つに合成された合成応答信号が異なる値となる。
例えば、DUT10の応答信号の出力レベルがHi(PASS):3[V]及びLow(FAIL):0[V]の2値である場合、3個のDUT10の個別応答信号の出力レベルSDがすべてHiであれば、図9(a)に示すように、合成応答信号の出力レベルS0は、S0=3[V]となる。
また、3個のDUT10の中の2個のDUT10の個別応答信号の出力レベルがHiであり、1個のDUT10の個別応答信号の出力レベルがLowである場合、図9(b)に示すように、合成応答信号の出力レベルS1は2[V][=3[V]×(3−1)/3]となる。
さらに、3個のDUT10の中の1個のDUT10の個別応答信号の出力レベルがHiであり、2個のDUT10の個別応答信号の出力レベルがLowである場合、図9(c)に示すように、合成応答信号の出力レベルS2は1[V][=3[V]×(3−2)/3]となる。なお、DUT10の出力インピーダンスは、Hi:3[V]及びLow:0[V]で同じであるものとする。
つまり、n個のDUT10のすべてが、同じ出力レベルSD[V]のPASS信号を出力した場合、合成応答信号の出力レベルS0は、S0[V]=SD[V]×n/nとなる。また、n個のDUT10の中の1つのDUT10がFAIL信号を出力し、他のDUT10がPASS信号を出力した場合、合成応答信号の出力レベルS1は、S1[V]=SD[V]×(n−1)/nとなる。n個のDUT10の中の2つのDUT10がFAIL信号を出力し、他のDUT10がPASS信号を出力した場合、合成応答信号の出力レベルS2は、S2[V]=SD[V]×(n−2)/nとなる。
ステップ12では、例えば、合成応答信号の出力レベルを、コンパレータ32によって、順次、閾値TH1、TH2、TH3・・・と比較する。判定部122は、合成応答信号の出力レベルが閾値THを充足する場合は「全てのDUT10が合格である」と判定し、閾値THを充足しない場合は、「一つ以上のDUT10が不合格である」と判定する。
図10に示すように、1回目の判定では、使用する閾値TH1を、3つのDUT10の全てが合格(PASS)である場合の合成応答信号の出力レベルS0と、1つのDUT10が不合格(FAIL)である場合の合成応答信号の出力レベルS1との間に設定しておけばよい。これによって、合成応答信号の出力レベルが閾値TH1以上であれば、全てのDUT10が合格(PASS)であり、閾値TH1未満であれば、1つ以上のDUT10が不合格(FAIL)であると判断することができる。
また、2回目の判定では、使用する閾値TH2を、1つのDUT10が不合格(FAIL)である場合の合成応答信号の出力レベルS1と、2つのDUT10が不合格(FAIL)である場合の合成応答信号の出力レベルS2との間に設定しておけばよい。これによって、1回目の判定結果と合わせて、合成応答信号の出力レベルが閾値TH2以上であれば、2つのDUT10が合格(PASS)であり、1つのDUT10が不合格(FAIL)であると判断できる。また、合成応答信号の出力レベルが閾値TH2未満であれば、2つ以上のDUT10が不合格(FAIL)であると判断できる。
さらに、3回目の判定では、使用する閾値TH3を、2つのDUT10が不合格(FAIL)である場合の合成応答信号の出力レベルS2未満に設定しておけばよい。これによって、1回目及び2回目の判定結果と合わせて、合成応答信号の出力レベルが閾値TH3以上であれば、1つのDUT10が合格(PASS)であり、2つのDUT10が不合格(FAIL)であると判断できる。また、合成応答信号の出力レベルが閾値TH3未満であれば、3つのDUT10が不合格(FAIL)であると判断することができる。
1段階ずつ閾値レベルを下げて判定を行う場合、n個(nは2以上の正の整数)のDUT10に対して、N回目(ただし、Nは1以上の正の整数を意味する)の判定のために設定される閾値をTHN、N+1回目の判定で設定される閾値をTHN+1とすると、THN>THN+1の関係を有する。また、n個のDUT10の全てが合格である場合の合成応答信号の出力レベルS0に対し、N回目の判定のために設定される閾値THNは、次の式(1)によって表される関係を満たすことが好ましい。
S0×[n−(N−1)]/n≧THN>S0×(n−N)/n ・・・(1)
S0×[n−(N−1)]/n≧THN>S0×(n−N)/n ・・・(1)
このステップ12の具体的手順について図11を参照しながら、説明する。図11は、ステップ12の手順の一例を示すフローチャートである。ステップ12は、以下のサブステップ11〜14の処理を含む。
サブステップ11では、1回目の判定で用いる閾値TH1を設定する。この閾値TH1は、閾値設定部123によって設定される。上記式(1)より、n個のDUT10の全てが合格である場合の合成応答信号の出力レベルS0に対し、1回目の判定で設定される閾値TH1は、次の関係を満たすことが好ましい。
S0×n/n≧TH1>S0×(n−1)/n
S0×n/n≧TH1>S0×(n−1)/n
サブステップ12では、信号制御部121の指令に基づき、パターンジェネレータ31でクロック信号およびデータ信号を生成し、n個のDUT10の全てに対して、同じ検査信号を同時に入力する。
サブステップ13では、試験信号に応答して各DUT10から出力された応答信号の合成値(合成応答信号)を、コンパレータ32によって閾値TH1と比較する。この場合、リレースイッチ部53は全て接続状態(ON)に維持される。
次に、サブステップ14で、判定部122は、コンパレータ32から、閾値TH1と合成応答信号との比較情報を取得し、該比較情報に基づき、n個のDUT10のうち、1つ以上が不合格であるか否か、つまり、全てのDUT10が合格であるか否か、を判定する。
サブステップ14で「n個のDUT10のうち、1つ以上が不合格である」(YES)と判定された場合は、再びサブステップ11に戻る。すなわち、再び、サブステップ11で閾値設定部123によって、新しい閾値として、2回目の判定で用いる閾値TH2が設定される。上記式(1)より、n個のDUT10の全てが合格である場合の合成応答信号の出力レベルS0に対し、2回目の判定で設定される閾値TH2は、次の関係を満たすことが好ましい。
S0×(n−1)/n≧TH2>S0×(n−2)/n
S0×(n−1)/n≧TH2>S0×(n−2)/n
サブステップ11で新しい閾値(例えば、2回目の判定で用いる閾値TH2)が設定されると、サブステップ12〜14の処理が実行され、2回目の判定が行われる。このようにして、サブステップ11〜14の処理が、サブステップ14で「n個のDUT10のうち、1つ以上が不合格ではない」(NO)と判定されるまで、ループ状に繰り返し実行される。なお、予め繰り返し回数の上限を設定しておき、上限に達した場合は、判定部122から、信号制御部121及び閾値設定部123へ中止信号を送出する。
サブステップ14で「n個のDUT10のうち、1つ以上が不合格ではない」(NO)と判定された場合は、ステップ12を終了する。
ステップ12では、不合格DUT10の個数がゼロの状態から1つずつ増加する場合の合成応答信号S0、S1、S2、・・・SN(ただし、Nは1以上の正の整数を意味する)に対応付けて閾値THを変更することによって、n個のDUT10の中で、不合格DUT10の個数を判定することができる。
すなわち、閾値THを変更しながら、上記サブステップ11〜14の手順を繰り返し実行することにより、n個のDUT10の中で、不合格となったDUT10の個数を自動的に判定することができる。
このようにステップ12を行った後、ステップ12で不合格となったDUT10の個数が1以上か否かを判定する(ステップ13)。不合格となったDUT10の個数が1以上の場合、第1の実施形態のステップ3と同様、個別DUT判定を行う(ステップ14)。このステップ14は、第1の実施形態のステップ3と同様に実行されるが、ステップ12において不合格DUTの個数がわかっているので、ステップ14において不合格DUTがその個数に達した時点でステップ14を終了することができる。つまり、図12に示すように、開閉制御部124によりリレースイッチ部53を一つON(他のリレースイッチ部53はOFF)にしてDUTの一つのみ有効にし(サブステップ15)、第1のパターンを順次実行し(サブステップ16)、合格/不合格の判定を不合格DUTが検出された個数になるまで行う(サブステップ17)。
その後、第1の実施形態のステップ4と同様に不合格DUTの通知を行い(ステップ15)、次いで、ステップ5同様、不合格DUTを切り離して以降の検査パターンから除外する(ステップ16)。
次に、開閉制御部124からの指令により、リレースイッチ部53を全て閉じた状態で複数のDUT10に対して次のパターンを開始する(ステップ17)。このとき、不合格DUTが切り離された場合は、残りのDUT10について行われる。
以降は、上記ステップ12〜16と同様の手順で検査が行われる。そして、複数の検査パターンを順次実行する。
なお、ステップ13で不合格DUTの数が0個と判定された場合は、ステップ14〜16を行わずに全てのDUT10について次のパターンの検査が行われる。
本実施形態では、一つの検査パターにおいて不合格DUTが存在していると判定された場合に、各DUTについて個別DUT検査を実施して、不合格になったDUTを特定し、次の検査パターンを行う際に、その不合格DUTを除外するので、次の検査項目または次の検査パターンの検査を短時間で実行することができるといった第1の実施形態と同様の効果が得られる他、ステップ14において、ステップ12で把握した不合格DUT10の個数に達した時点でそのステップを終了するので、第1の実施形態よりも全体の検査時間をより短縮できる可能性がある。
<他の適用>
以上、本発明の2つの実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明の検査方法は、READY信号/BUSY信号を出力するデバイスを一括して検査する場合であれば、デバイスの種類にかかわらず適用することができる。
以上、本発明の2つの実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明の検査方法は、READY信号/BUSY信号を出力するデバイスを一括して検査する場合であれば、デバイスの種類にかかわらず適用することができる。
また、上記実施形態においては、ステップ5の後、次のパターンの検査を、除外されたデバイス以外のデバイスについて行う例について示したが、ステップ5の後、検査を行っている所定のパターンの検査の残部を、除外されたデバイス以外のデバイスについて行ってもよい。
3;テスタ
4;制御部
10;被検査対象デバイス(DUT)
31;パターンジェネレータ
32;コンパレータ
33;信号入出力回路
41;入力ライン
51;共通出力ライン
52;個別出力ライン
53;リレースイッチ部
54;抵抗素子
100;検査装置
121;信号制御部
122;判定部
123;閾値制御部
124;開閉制御部
W;半導体ウエハ
4;制御部
10;被検査対象デバイス(DUT)
31;パターンジェネレータ
32;コンパレータ
33;信号入出力回路
41;入力ライン
51;共通出力ライン
52;個別出力ライン
53;リレースイッチ部
54;抵抗素子
100;検査装置
121;信号制御部
122;判定部
123;閾値制御部
124;開閉制御部
W;半導体ウエハ
Claims (10)
- 基板上に形成された複数のデバイスに対してテスタにより複数のパターンを含む電気的特性の検査を行うデバイスの検査方法であって、
前記テスタに並列に接続された複数のデバイスに対して、同時に所定のパターンの検査信号を入力して所定のパターンの検査を開始する第1工程と、
前記所定のパターンにおいて不合格のデバイスが含まれているか否かを判定する第2工程と、
前記第2工程において不合格のデバイスが含まれていると判定された場合に、前記複数のデバイスのそれぞれについて、前記所定のパターンを順次実行し、合格/不合格の判定を行う第3工程と、
前記第3工程で不合格と判定されたデバイスを除外する第4工程と
を有し、
以降の検査を、前記除外されたデバイス以外のデバイスについて行うことを特徴とするデバイスの検査方法。 - 前記第2工程は、前記検査信号を前記複数のデバイスに対して入力した後の複数のデバイスの応答信号の合成値が所定の閾値に達するか否かにより不合格のデバイスを含むか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のデバイスの検査方法。
- 前記第2工程において、前記検査信号を送った後の時間を監視し、所定時間経過後に応答信号が閾値に達しない場合、または、検査信号を所定間隔で送り、その回数を監視し、所定回数経過後に応答信号が閾値に達しない場合、不合格のデバイスを含んでいると判定することを特徴とする請求項2に記載のデバイスの検査方法。
- 前記第3工程は、前記検査信号を前記複数のデバイスのうち所定のデバイスに対して入力した後の応答信号が所定の閾値に達するか否かにより、前記所定のデバイスの合格/不合格の判定を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のデバイスの検査方法。
- 前記第3工程において、前記複数のデバイスのうち所定のデバイスに前記検査信号を送った後の時間を監視し、所定時間経過後に応答信号が閾値に達しない場合、または、検査信号を所定間隔で送り、その回数を監視し、所定回数経過後に応答信号が閾値に達しない場合、前記所定のデバイスが不合格であると判定することを特徴とする請求項4に記載のデバイスの検査方法。
- 前記第4工程の後、次のパターンの検査を、前記除外されたデバイス以外のデバイスについて行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のデバイスの検査方法。
- 前記第4の工程の後、前記所定のパターンの検査の残部を、前記除外されたデバイス以外のデバイスについて行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のデバイスの検査方法。
- 前記第3工程は、一つのデバイスのみを前記テスタに接続し、他のデバイスは未接続にした状態で行われることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のデバイスの検査方法。
- 基板上に形成された複数のデバイスに対してテスタにより複数のパターンを含む電気的特性の検査を行うデバイスの検査方法であって、
前記テスタに並列に接続された複数のデバイスに対して、同時に所定のパターンの検査信号を入力して所定のパターンの検査を開始する第1工程と、
前記所定のパターンにおいて不合格のデバイスの個数を把握する第2工程と、
前記第2工程において一つ以上の不合格のデバイスが検出された場合に、前記複数のデバイスのそれぞれについて、前記所定のパターンを順次実行し、合格/不合格の判定を行う第3工程と、
前記第3工程で不合格と判定されたデバイスを除外する第4工程と
を有し、
前記第3工程は、不合格と判定された個数が前記第2工程で把握された個数になった時点で終了し、
以降の検査を、前記除外されたデバイス以外のデバイスについて行うことを特徴とするデバイスの検査方法。 - 前記第2工程は、前記検査信号を前記複数のデバイスに対して入力した後の複数のデバイスの応答信号の合成値を予め設定された閾値と比較し、前記閾値に達しない場合は、前記複数のデバイスの一つ以上が不合格であると判定するとともに、
前記閾値とは異なる新たな閾値を設定すること、前記新たな閾値を使用して、前複数のデバイスに対して前記テスタから同時に前記検査信号を入力すること、および、前記検査信号に基づく前記応答信号の前記合成値に基づき前記複数のデバイスの一つ以上が不合格であるかを判定することを繰り返し実行することにより、不合格のデバイスの個数を検出することを特徴とする請求項9に記載のデバイスの検査方法。
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