JP4003662B2 - ガラリ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラリに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、内材に羽根材の嵌合孔を複数形成しておき、各羽根材の長手方向端を内材の嵌合孔に嵌め込み、羽根材を嵌めた内材を外材の内部に嵌合したガラリが開示されている。更に、このガラリでは、外材の内部に設けた当接部に羽根材を当接させることにより、弾性を持って羽根材を保持している。
【0003】
【特許文献1】
実開平3−117089号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に開示の技術では、内材に形成した嵌合孔に各羽根材の端の形状を一致させて、内材に羽根材を一つ一つ嵌め入れる必要があるので、組み立てに手間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、組み立てが容易なガラリの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、複数の羽根材と、羽根材の長手方向と直交する方向に配置した外材と、外材の長手方向にスライド自在に外材の内部に嵌合した内材とを備え、羽根材は長手方向と直交する方向の一側に一方の係止部を他側に他方の係止部を有しており、外材は一方の係止部に係合する係合溝を外材の長手方向に間隔をおいて複数有し、内材は他方の係止部に係合する係合溝を内材の長手方向に間隔をおいて複数有し、外材の係合溝と内材の係合溝との間に羽根材を挟着してあることを特徴とする。
【0006】
この請求項1に記載の発明では、ガラリの組み立ては、外材の内部に内材をスライド自在に嵌合し、外材の係合溝と内材の係合溝との間の間隔を広げておき、外材の係合溝と内材の係合溝との間で、各羽根材の一方の係止部を外材の係合溝に係止した後、内材の係合溝と外材の係合溝との間の間隔を狭める方向に内材をスライドして、他方の係止部を内材の係合溝に係止する。これにより複数の羽根材が内材の係合溝と外材の係合溝とにより同時に挟着される。
本発明では、各羽根材を嵌合孔に嵌め入れたりネジ止めする必要がないので、ガラリの組み立てが容易にできる。
また、ガラリの組み立て後に、羽根材が損傷した場合等には、外材に対して内材をスライドして羽根材の挟着を解除することにより、羽根材の交換やメンテナンスが容易にできる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態にかかるガラリの図であり、(a)は図2のA−A断面図において窓枠を除いて示した図であり、(b)は(a)に示す羽根材の保持具を上から見た平面図であり、(c)は内材を抜き出して示す側面図であり、図2は本実施の形態にかかるガラリを用いたガラリ窓の正面図である。
ガラリ窓3には、枠5内に本実施の形態にかかるガラリ1が装着されている。
ガラリ1は、複数の羽根材7と、羽根材の保持具8とを備えており、保持具8は外材9と、内材11とから構成されている。
羽根材7は、上下方向に間隔をおいて複数配置されており、各羽根材7は長手方向を水平にしている。羽根材7には、幅方向(長手方向に交差する方向)の一側縁部(上側縁部)に一方の係止部21と他方の係止部17が羽根材7の長手方向に設けられている。
本実施の形態では、一方の係止部21は基板15の裏面から突設した突部であり、他方の係止部17は羽根材7の基板15の一側縁部(上側縁部)である。
外材9は、横断面が略コ字形状であり、コ字を形成する両側壁23、23に一方の係止部21の係合溝25が形成されている。係合溝25は外材9の長手方向に間隔をおいて複数形成されている。各係合溝25は、上向きに開いている。
内材11は外材9の内部に設けてあり、外材9の長手方向にスライド自在に嵌合されている。即ち、外材9の内部には案内溝32が形成されており、内材11には案内溝32に係合する突条34が形成されている。
内材11は外材9と同様に横断面が略コ字形状であり、その両側壁27に他方の係止部17に係合する係合溝29が内材11の長手方向に間隔をおいて複数形成されている。内材11の各係合溝29は下向きに開いている。
そして、各羽根材7の一方及び他方の係止部21、17は、一方の係止部21が外材9の係合溝25に上から係合して、他方の係止部17が内材11の係合溝29に下から係合して、一方及び他方の係止部21、17が外材9の係合溝25と、内材11の係合溝29とに上下方向から挟まれて、各羽根材7が挟着されている。
また、外材9と内材11とは、ネジ31により固定されてスライドできないようになっている。
【0008】
次に、本発明にかかるガラリ1の組み立て及び作用について説明する。ガラリ1の組み立ては、外材9の長手方向一端から内材11を内部に通して嵌合し、外材9に対して内材11をスライド自在に設けておく。また、外材の係合溝25と内材11の係合溝29との間の間隔を一方及び他方の係止部21、17の間隔よりも広くあけておく。
外材9の係合溝25と内材11の係合溝29との間に羽根材7の他方の係止部17を配置するとともに、外材9の係合溝25に一方の係止部21を係合する。
外材9の係合溝25と内材11の係合溝29との間の間隔は一方及び他方の係止部21、17の間の間隔よりも十分広くとっているので、外材9の係合溝25と一方の係止部21との係合が容易にできる。
そして、各羽根材7の一方の係止部21と他方の係止部17とを外材の係合溝25と内材の係合溝29との間に配置して、且つ一方の係止部21を外材9の係合溝25に係合したところで、内材11をスライドして内材11の係合溝27を他方の係止部17に係合し、一方及び他方の係止部21、17を外材の係合溝25と内材の係合溝29とで挟持する。
全ての羽根材7を外材9と内材11とに固定した後、外材9と内材11とをネジ31でスライドしないように固定する。
本実施の形態では、各羽根材7について、内材11の係合溝29と外材9の係合溝25との間に羽根材7の一方及び他方の係止部21、17を配置し、次に内材11を外材9に対してスライドするだけで、複数の羽根材7を同時に挟着できるので、ガラリ1の組み立てに時間がかからず、且つ組み立て作業が容易である。特に、羽根材7毎に羽根材の形状にあった嵌合孔に嵌合したり、ネジ固定しないので、組み立て作業性に優れる。
また、ガラリ1の組み立て後に、ネジ31を外して、外材9に対して内材11をスライドして各羽根材7の挟着を解除することにより、任意の羽根材7の交換も容易にできる。
【0009】
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、外材9と内材11との固定は、ネジ止めることに限らず、かしめ止めにより固定するものであってもよい。
羽根材7はその長手方向の両端部で、外材9と内材11とにより挟着することに限らず、更に、長手方向の中間部も外材9と内材11で挟着するものであってもよい。
ガラリ1は、ガラリ窓3に限らず、フェンス等に用いるものであってもよい。
羽根材7はその長手方向を左右にして設けることに限らず、羽根材7の長手方向を上下にして設け、外材9と内材11とをそれらの長手方向を左右にして設けてもよい。
図3に示すように、他方の係止部17は、基板15の裏面に基材15とは別に形成したものであってもよい。
【0010】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、内材の係合溝と外材の係合溝との間に羽根材の一方及び他方の係止部を配置し、次に内材をスライドするだけで、複数の羽根材を同時に挟着でき、各羽根材を一つづつ嵌合孔に嵌め入れたりネジ止めする必要がないので、ガラリの組み立てが容易にできる。
また、外材に対して内材をスライドして羽根材の挟着を解除することにより、羽根材の交換が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はガラリの図であり、(a)は図2のガラリ窓の枠を除いて示すA−A断面図であり、(b)は(a)に示すガラリを上から見た平面図であり、(c)は内材を抜き出して示す側面図である。
【図2】本実施の形態にかかるガラリを用いたガラリ窓の正面図である。
【図3】ガラリの変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ガラリ
7 羽根材
9 外材
11 内材
17 他方の係止部
21 一方の係止部
25 外材の係合溝
29 内材の係合溝
Claims (1)
- 複数の羽根材と、羽根材の長手方向と直交する方向に配置した外材と、外材の長手方向にスライド自在に外材の内部に嵌合した内材とを備え、羽根材は長手方向と直交する方向の一側に一方の係止部を他側に他方の係止部を有しており、外材は一方の係止部に係合する係合溝を外材の長手方向に間隔をおいて複数有し、内材は他方の係止部に係合する係合溝を内材の長手方向に間隔をおいて複数有し、外材の係合溝と内材の係合溝との間に羽根材を挟着してあることを特徴とするガラリ。
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JP2003045804A JP4003662B2 (ja) | 2003-02-24 | 2003-02-24 | ガラリ |
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JP2004257012A JP2004257012A (ja) | 2004-09-16 |
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2003
- 2003-02-24 JP JP2003045804A patent/JP4003662B2/ja not_active Expired - Fee Related
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