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JP4003549B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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JP4003549B2
JP4003549B2 JP2002178561A JP2002178561A JP4003549B2 JP 4003549 B2 JP4003549 B2 JP 4003549B2 JP 2002178561 A JP2002178561 A JP 2002178561A JP 2002178561 A JP2002178561 A JP 2002178561A JP 4003549 B2 JP4003549 B2 JP 4003549B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固体撮像装置に係り、特に蓄積転送部を画素内に持ったCMOSイメージセンサと称する固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の固体撮像素子には、大きく分けてCCD方式とCMOSセンサ方式の2つがある。両者の違いは、光を電荷に変換するフォトダイオードではなく、フォトダイオードの電荷の情報を各受光素子の外に如何に伝えるかというところにある。すなわち、CCD方式は、フォトダイオードに発生した電荷を電荷転送素子(CCD:charge coupled device)により直接に外部へ転送する。一方、CMOSセンサ方式は、フォトダイオードに発生した電荷による電位の情報を、各フォトダイオードに対応して設けられたアンプを通して画素外部に出力する。
【0003】
これらCCD方式とCMOSセンサ方式の得失は次の通りである。まず、作成プロセスに関しては、CCD方式は特殊プロセスで作成することが必要で、専用ラインが必要となる。これに対し、CMOSセンサ方式は、通常のCMOS−LSIプロセスと殆ど同じプロセスで作成できるので、CMOS−LSI用のラインをそのまま使え、また、エリアセンサと他のCMOS回路を混在できるというメリットがある。
【0004】
次に、固定パターン雑音に関しては、CMOSセンサ方式は、CCD方式に比べて固定パターン雑音が大きいという問題点がある。固定パターン雑音は、主にアンプ用トランジスタのしきい値電圧のばらつきに起因している。更に、電源の数はCCD方式では、電荷転送を実行するために複数の電源が必要になるが、CMOSセンサ方式は単一電源でよく、CCD方式よりも電圧が低い。従って、消費電力は、CMOSセンサ方式の方がCCD方式よりも少ないというメリットがある。
【0005】
次に、上記のCMOSセンサ方式の固体撮像装置の画素構成について説明する。図11は従来の固体撮像装置の一例の構成図を示す。この従来の固体撮像装置は、最も一般的なCMOSセンサ方式の固体撮像装置、すなわちCMOSイメージセンサを示しており、フォトダイオード111〜133と、アンプ211〜233と、転送用スイッチ311〜333とが3行3列に配置された構成とされている。1個のフォトダイオード1ijと1個のアンプ2ijと転送用スイッチ3ij(i=1〜3、j=1〜3)とが1個の画素を構成している。ここでは、説明の簡単のために、3行3列の2次元に配置された9個の画素からなる構成であるが、画素数はこれに限定されるものではなく、また、画素が一列に並んだ一次元配置構成の場合もある。
【0006】
上記の各画素のうち、図示しない垂直シフトレジスタで各行の(水平方向に配置されている)複数の画素の動作が、各行毎に(通常は上の行から下の行に向かう)制御され、フォトダイオード111〜133により被写体入射光を別々に光電変換して得られた電荷を電位に変換し、アンプ211〜233によりそれぞれ増幅された各信号は、対応して設けられた転送用スイッチ311〜333を介して列単位でノイズキャンセラ4に供給され、ここでノイズキャンセル動作された後、図示しない水平シフトレジスタにより各列の信号が撮像信号として出力される。通常の水平シフト処理は、右の列から左の列方向に処理が進む。なお、行と列は逆に配置することも可能である。
【0007】
図12(A)は従来の固体撮像装置の1画素分の一例の等価回路図を示す。図12(A)に示す従来の固体撮像装置は、最も一般的な転送トランジスタ付きのCMOSイメージセンサの画素構成を示しており、フォトダイオードPD1個に、MOS型電界効果トランジスタ(以下、単にトランジスタという)4個から構成されている。
【0008】
これら4個のトランジスタは、フォトダイオードPDのN型層にソースが接続された転送用トランジスタMgxと、トランジスタMgxのドレインにソースが接続されたリセット用トランジスタMrstと、トランジスタMgxのドレインとトランジスタMrstのソースにゲートが接続された増幅用トランジスタMampと、増幅用トランジスタMampのソースにドレインが接続され、かつ、ソースが信号出力ライン8に接続された行選択用トランジスタMsel’であり、通常これらはいずれもnチャネルのFETである。
【0009】
リセット用トランジスタMrstは、増幅用トランジスタMampのゲート電圧をリセットする。増幅用トランジスタMampは、フォトダイオードPDの発生した電荷による電圧の変動を増幅する。行選択用トランジスタMsel’は、出力する行を選択する。転送用トランジスタMgxは、フォトダイオードPDの電荷を増幅用トランジスタMampのゲートに転送する。
【0010】
次に、この従来装置の動作について説明する。図12に示す画素は最上行、最下行でない、どこか中間の行のある列の画素であるとする。まず、行選択用トランジスタMsel’、リセット用トランジスタMrstがそれぞれオフである状態から、図12(B)に示すようにリセット用トランジスタMrstのゲート電圧がハイレベルとされてリセット用トランジスタMrstがオンしたとすると、増幅用トランジスタMampのゲート電位Vpは、(Vdd−Vthrst)となる。
【0011】
ここで、VddはトランジスタMrst及びMampのドレインに印加される電源電圧、Vthrstはリセット用トランジスタMrstのしきい値電圧である。トランジスタMampのゲート電圧Vpを上記の電圧にするリセットは一定期間で行われ、その後トランジスタMrstのゲート電圧が図12(B)に示すようにローレベルとされてトランジスタMrstはオフされる。トランジスタMsel’がオフである期間T1では、出力信号線8には図12(E)に示すように、出力はない。
【0012】
続いて、行選択用トランジスタMsel’のゲート電圧が図12(C)に示すようにハイレベルとされ、トランジスタMsel’がオンとされると、ソースフォロワ回路である増幅用トランジスタMampが動作状態となり、そのゲート電圧VpからトランジスタMampのしきい値電圧Vthampを差し引いた(Vp−Vthamp)の値の電圧がトランジスタMampのソースから出力される。ノイズキャンセラ(図1の4)はこの値を記憶する。このときの信号出力ライン8への出力電位は図12(E)にT2で示す期間の一定電位である。
【0013】
続いて、行選択用トランジスタMsel’をオンした状態が継続している状態で、転送用トランジスタMgxのゲート電圧が図12(D)に示すように一定期間T3の間ハイレベルとなり、この期間T3の間トランジスタMgxがオンとなる。この期間T3では、フォトダイオードPDに被写体からの光を入射してフォトダイオードPDにより光電変換して得られた電荷がトランジスタMgxのソース、ドレインを通して増幅用トランジスタMampのゲートに転送される。転送後トランジスタMgxはオフとなる。
【0014】
これにより、トランジスタMampのゲート電圧はVsigだけ下がる。この結果、フォトダイオードPDは電荷が無くなり、リセットされる。一方、画素から出力信号ライン8への出力電位は、図12(D)に示すように、(Vp−Vsig−Vthamp)となる。期間T4の間ノイズキャンセラは、この値と前記期間T2で記憶した値の差をとり、信号成分Vsigを取り出す。
【0015】
期間T4経過後に行選択用トランジスタMsel’のゲート電圧が図12(C)に示すようにローレベルとされ、トランジスタMselがオフとされ、他の画素の処理が終わるのを待つ。その後、再び最初に戻り、行選択用トランジスタMsel’がオフの状態でリセット用トランジスタMrstがオンとされる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記の図12(A)に示した従来の固体撮像装置であるCMOSイメージセンサは、電荷蓄積部がないため、フレームシャッタ(時間的な揃った画像)ができない。また、増幅用トランジスタMampには基板効果があるために、信号出力が下がりロスを招いている。
【0017】
また、増幅用トランジスタMampのしきい値電圧の分Vthampだけ信号出力電位が低下するが、他のトランジスタMgx、Mrst、Msel’と同じ作り方をしているため、しきい値電圧が必要以上に大きく信号のダイナミックレンジを小さくし、その分信号のロスを招いている。更に、上記の従来装置では、行選択用トランジスタMsel’が増幅用トランジスタMampと信号出力ライン8との間にあるので、直列抵抗になって信号のロスを招いている。
【0018】
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、フレームシャッタが可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0019】
また、本発明の他の目的は、増幅用トランジスタの基板効果やしきい値電圧による信号のロスや直列抵抗として作用するための信号のロスを除去し得る固体撮像装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するため、被写体からの入射光を光電変換するフォトダイオードと、フォトダイオードで光電変換して得られる電荷を蓄積する電荷蓄積部と、電荷蓄積部から転送される電荷を電位変化に変換するフローティングディフュージョンに接続されて電位変化を増幅する増幅用トランジスタとを少なくとも備えている基板上に形成された各画素が、二次元マトリクス状に又は一次元ライン状に複数配列された固体撮像装置において、電荷蓄積部は、基板の所定領域にフォトダイオードからの電荷を一時的に蓄積する蓄積用ゲートと、フォトダイオードと蓄積用ゲートの間に設けられてフォトダイオードからの電荷を蓄積用ゲートの直下の所定領域へ転送する第1のスイッチ用ゲートと、蓄積用ゲートとフローティングディフュージョンの間に設けられて蓄積用ゲートの直下の所定領域に蓄積されている電荷をフローティングディフュージョンへ転送する第2のスイッチ用ゲートとからなり、オン状態の時にフローティングディフュージョンをリセット電位とする第1のリセット用トランジスタと、信号出力時にオンとされてフローティングディフュージョンをグランド電位に固定する画素選択用トランジスタとを設け、フローティングディフュージョンにゲートが接続され、ソースが信号出力ラインに接続されたソースフォロワ型の増幅用トランジスタを含む基板(ウェル)を、電荷蓄積部と第1のリセット用トランジスタと画素選択用トランジスタを含む基板(ウェル)と分離すると共に、増幅用トランジスタの基板と増幅用トランジスタのソースを接続した構成としたことを特徴とする。
【0021】
この発明では、電荷蓄積部を設けているので、同時刻に全画素のフォトダイオードで光電変換した被写体からの入射光に応じた電荷を、全画素の電荷蓄積部で同時に蓄積してから転送することができる。また、この発明では、増幅用トランジスタの基板をソースと接続しているため、増幅用トランジスタの基板電位がソース電位と同電位となり、増幅用トランジスタの基板効果を避けることができる。更に、この発明では、画素選択用トランジスタを電荷蓄積部と増幅用トランジスタの間に設けるようにしたため、増幅用トランジスタのソースと信号出力ラインの間に直列抵抗となる画素選択用トランジスタを接続しないようにできる。
【0022】
また、上記の目的を達成するため、本発明は増幅用トランジスタのしきい値電圧を、第1のリセット用トランジスタ及び画素選択用トランジスタのしきい値電圧よりも低く設定したことを特徴とする。この発明では、増幅用トランジスタのしきい値電圧を第1のリセット用トランジスタ及び画素選択用トランジスタのしきい値電圧よりも低く設定することができるため、出力画素信号のダイナミックレンジを大きくすることができる。
【0023】
更に、上記の目的を達成するため、本発明はフォトダイオードのN型層と所定のリセット電圧入力端子との間に、任意のタイミングでスイッチングされ、オン時にフォトダイオードをリセットする第2のリセット用トランジスタを接続したことを特徴とする。本発明は、フォトダイオードを任意のタイミングでリセットすることができる。
【0024】
また更に、本発明は、蓄積用ゲート周囲のフィールド酸化膜下に、電荷が供給されない時の蓄積用ゲートの直下の基板に形成される空乏層幅の最大値以上の深さで、かつ、蓄積用ゲートの直下の基板と同じ導電型の不純物領域を、イオン注入により形成したことを特徴とする。
【0025】
この発明では、蓄積用ゲートの直下の基板に形成される空乏層の広がりを上記の不純物領域により阻止することができ、上記の不純物領域を設けない時に生じることのある、隣接する素子への上記の空乏層の広がりによる基板電位の瞬間的な不安定な状態に起因するラッチアップを防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1(A)は本発明になる固体撮像装置の一実施の形態の1画素回路の等価回路図を示す。同図(A)に示す1画素回路10は、フォトダイオードPDのN型層と、増幅用トランジスタMampのゲートとの間に、蓄積用MOS型ゲートMccdと、蓄積用MOS型ゲートMccdを中央にして隣接配置された2つのスイッチ用MOS型ゲートMgx1及びMgx2からなる電荷蓄積部が設けられている。一方のMOS型ゲートMgx1がフォトダイオードPDに接続され、他方のMOS型ゲートMgx2がFD(フローティングディフュージョン)に接している。
【0027】
FDは電荷量を電位変化に変換する。また、リセット用トランジスタMrstは、ドレインが所定の電位の供給ライン(通常は電源電圧Vdd)に接続され、ソースがFDに接して設けられて、FDをリセット電位にする。また、画素選択用トランジスタMselは、ドレインがFDに、ソースがグランドに接続され、ゲートに画素選択用制御信号が印加されてスイッチング動作する。
【0028】
更に、増幅用トランジスタMampは、ゲートがFDに接続され、ドレインが所定の電位の供給ライン(通常は電源電圧Vdd)に接続され、ソースが信号出力ライン11に接続されており、そのソースとフローティング状態の基板とが接続され、基板効果が起こらないようにした構成とされており、また、ソースフォロワ回路を構成している。この増幅用トランジスタMampのしきい値電圧は、他のゲート又はトランジスタMccd、Mgx1、Mgx2、Mrst及びMselのしきい値電圧よりも低く設定されており、フローティングドレインの電位変化をより小さなロスで、信号出力ライン11に伝送する。
【0029】
次に、この1画素回路10の動作について、図1(B)〜(F)の電荷とポテンシャルの移動の様子を示すタイミングチャート、及び図2のタイミングチャートと共に説明する。まず、MOS型ゲートMccd、Mgx1及びMgx2がそれぞれオフである状態において、フォトダイオードPDに被写体からの入射光を光電変換して得られた電荷が発生し、図1(B)に模式的に示すようにフォトダイオードPDに入射光量に応じた量の電荷(電子)が蓄積される。
【0030】
続いて、図示しない制御回路からの制御信号により全画素のMOS型ゲートMgx1及びMccdに図2(A)、(B)に示すように時刻t1でそれぞれハイレベルの制御信号が供給されて、全画素のMOS型ゲートMgx1及びMccdがそれぞれ一斉にオンとされ、全画素のフォトダイオードPDに蓄積されていた電荷が全画素で対応するMOS型ゲートMgx1を通して、図1(C)に示すようにMOS型ゲートMccd直下に転送されて蓄積、保持される。これにより、フォトダイオードPDの蓄積電荷が一旦無くなる。
【0031】
フォトダイオードPDのすべての電荷がMOS型ゲートMccdの直下の基板領域に転送終了後、図1(D)に示すように、MOS型ゲートMgx1がオフとされ、フォトダイオードPDは入射光を光電変換して再び電荷の蓄積を開始する。一方、MOS型ゲートMccdはオンのままとなっており、そのゲート直下の基板領域に電荷を保持し続け、注目画素の処理が始まるまでこの状態で待機する。
【0032】
次に、画素選択用トランジスタMselのゲートに図示しない制御回路から図2(E)に示すように時刻t2でローレベルとなる制御信号が供給されて、トランジスタMselがオフとされ、FDは電気的に浮いた状態となる。そして、注目画素の処理が始まると、図2(D)に示すようにトランジスタMrstが時刻t3から所定時間だけオンとされ、FDはリセット電位Vrstになる。このFDのリセット電位VrstはトランジスタMampで増幅されてから信号出力ライン11へ出力される。このときの図2(F)に示す出力電位は、(Vrst−Vthamp)である。ただし、Vthampは増幅用トランジスタMampのしきい値電圧である。
【0033】
続いて、図示しない制御回路からMOS型ゲートMgx2へ、図2(C)に示すように時刻t4でハイレベルの制御信号が供給されてMOS型ゲートMgx2がオンとされ、図1(E)に模式的に示すように、MOS型ゲートMccdのゲート直下の基板領域に蓄積されていた電荷がMOS型ゲートMgx2の直下の基板領域へ転送開始され、次いでMOS型ゲートMccdへ図2(B)に示すように時刻t5でローレベルの制御信号が供給されてMOS型ゲートMccdがオフとされ、最後にMOS型ゲートMgx2へ印加されている制御信号が、図2(C)に示すように時刻t6でローレベルへ変化することにより、MOS型ゲートMgx2もオフとされて図1(F)に模式的に示すように電荷の転送が完了する。
【0034】
FDの電位は電荷量に応じて変化する。その変化がトランジスタMampによるソースフォロワ回路により増幅されて信号出力ライン11に出力される。このときの出力電位は(Vrst−Vthamp−Vsig)である。ただし、Vsigは、電荷量に応じたFDの電位である。
【0035】
その後、時刻t7でトランジスタMselが図2(E)に示すようにそのゲート制御信号がハイレベルとなりオンされることによりFDは0Vとなり、トランジスタMampのゲート電位は0Vとなるから、トランジスタMampはオフとなり、画素から信号出力ライン11への出力は無くなる。以下、上記と同様の動作が繰り返される。
【0036】
次に、この実施の形態における増幅用トランジスタMampの構成について更に詳細に説明する。増幅用トランジスタMampは、基板効果を避けるために、Pウェルが他の素子のPウェルと分離しており、ソースと繋がっている。また、トランジスタMampのしきい値電圧は、信号をよく伝送するように、他の素子よりも低くなるように調整してある。例えば、0.2V程度にする。
【0037】
この構成を得るための本実施の形態の素子構造断面図を図3に示す。同図において、このCMOSイメージセンサの基板14は、N型ウェハで構成されており、増幅用トランジスタMampの基板15はPウェルで、他の素子の基板(Pウェル)16とは分離されている。この基板15の濃度を他の基板16の濃度と異ならせることにより、しきい値電圧を変更できる。なお、図3において、基板14上の絶縁膜は図示を省略してある。
【0038】
また、基板16内のN-拡散層17はフォトダイオードPDを構成しており、N拡散層18及び19はトランジスタMrstのソース及びドレイン、N拡散層20及び21はトランジスタMselのドレイン及びソースを構成している。また、基板15内のN拡散層22及び23は増幅用トランジスタMampのドレイン及びソースを構成しており、基板15内のP拡散層24はバックゲートを構成している。すなわち、増幅用トランジスタMampのソースであるN拡散層23とフローティング状態の基板を構成しているP拡散層24とが電極31で接続され、基板効果が起こらないような構造とされている。
【0039】
また、P拡散層16上には図示しない絶縁膜を介してMOS型ゲートMgx1、Mccd及びMgx2、トランジスタMrst及びMselの各ゲート電極25、26、27、28及び29が形成されている。他方、P拡散層15上には図示しない絶縁膜を介してトランジスタMampのゲート電極30が形成されており、更にトランジスタMampのN拡散層23とP拡散層24は電極31を介して信号出力ライン11に接続されている。更に、増幅用トランジスタMampのゲート電極30は、トランジスタMrst及びMselの各N拡散層18、20に共通接続されている。
【0040】
ここで、増幅用トランジスタMampの基板15の濃度を他の素子の基板16の濃度と異ならせることにより、増幅用トランジスタMampのしきい値電圧を、他のトランジスタMccd、Mgx1、Mgx2、Mrst及びMselのしきい値電圧よりも低く、例えば0.2V程度に設定されている。
【0041】
通常のトランジスタの場合、しきい値電圧を0.2V程度に低く設定すると、ゲート電圧を0Vのオフ状態にしてもリーク電流が流れる。従って、このような低いしきい値電圧は問題となる可能性がある。ところが、本実施の形態の回路構成では、増幅用トランジスタMampのソースが信号出力ライン11に接続されており、この信号出力ライン11は他の画素の同様の増幅用トランジスタのソースにも接続されている。
【0042】
ここで、信号出力ライン11上の画素信号は、1.0V〜3.5V程度が動作範囲であるので、信号出力ライン11に接続されている増幅用トランジスタMampのソースの電位は、上記の画素信号により少なくとも1V程度はあり、よって、増幅用トランジスタMampのしきい値電圧Vthampはこのソース電位の1V程度は嵩上げされるので、上記の0.2Vという低いしきい値は問題とはならない。
【0043】
一方、信号出力ライン11には(FDの電位−Vthamp)の電位が出力されるので、増幅用トランジスタMampのしきい値電圧Vthampが低いほど伝送される信号の範囲が広がるので有利となる。
【0044】
このように、この実施の形態では、Mgx1、Mccd及びMgx2からなる電荷蓄積部を設けているので、同時刻に全画素のフォトダイオードで光電変換した被写体からの入射光に応じた電荷を、全画素の電荷蓄積部で同時に蓄積してから転送することができることから、フレームシャッタによる時間的に揃った画像を得ることができる。
【0045】
また、この実施の形態では、増幅用トランジスタMampの基板電位がソース電位と同電位となる構成として、増幅用トランジスタMampの基板効果を避けるようにしたため、基板効果による信号出力の低下を防止でき、また、画素選択用トランジスタMselが増幅用トランジスタMampの間に設けられて、増幅用トランジスタMampのソースと信号出力ライン11の間に直列抵抗となる画素選択用トランジスタを接続しないようにできるため、従来に比べて出力信号のロスを大幅に低減することができる。
【0046】
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。図4は本発明になる固体撮像装置の他の実施の形態の1画素回路の等価回路図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。この実施の形態の1画素回路12は、フォトダイオードPDのN型層とVdd接続端子との間にリセット用トランジスタMpdrstのソース、ドレインを接続した点に特徴がある。
【0047】
図1に示した1画素回路10では、フォトダイオードPDのリセットは電荷(キャリア)を転送することにより行われているので、1フィールドに1回であり、露光時間は固定になってしまう。これではシャッター速度を自由にできない。これに対し、図4の実施の形態では、トランジスタMpdrstのゲートに所定レベルの制御信号を任意のタイミングで印加してトランジスタMpdrstをオンすることにより、電源電圧Vddがオン状態のトランジスタMpdrstのドレイン、ソースを介してフォトダイオードPDのN型層に印加されて、これをリセットする。
【0048】
これにより、この実施の形態では、フォトダイオードPDの蓄積電荷が転送し終わらなくても、トランジスタMpdrstをオンする任意のタイミングでフォトダイオードPDをリセットできるため、シャッター時間を自由に設定することができる。すなわち、被写体光量に応じてフォトダイオードPDの露光時間を調整することができる。
【0049】
なお、図1及び図4の各実施の形態において、MOSゲートMccdのゲート電位により、MOSゲートMccd直下の電荷が保持される部分の電位を自由に動かすことができる。
【0050】
ところで、図1及び図4に示した本発明の1画素回路10、12の構成の場合、ラッチアップが起る可能性がある。これについて、図3を図5に書き換えて説明する。図5中、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図5において、N型ウェハ基板14と増幅用トランジスタMampの基板(Pウェル)15とはPNPトランジスタTr1を形成している。一方、N型ウェハ基板14と、P拡散層(Pウェル)16と、トランジスタMselのソースを構成するGNDに接続されたN拡散層21とは、NPNトランジスタTr2を形成している。従って、これらはPNPN構造(寄生サイリスタ構造)となっている。
【0051】
一旦、上記のサイリスタがオン状態になると、過剰電流(ラッチアップ電流)が流れ、大規模集積回路(LSI)は全く動作しなくなるラッチアップと呼ばれる状態になる。通常、PウェルにはGNDが、Nウェル(N型基板)にはVddが接続されている。電位がPウェル15、16、Nウェル(N型基板14)の全面にわたって固定されていればラッチアップは起り難いが、上記の画素回路10、12の場合、電荷蓄積部MccdがPウェル16上に設けられているため、部分的に電位が不安定になり、このラッチアップが起り易い。
【0052】
それについて、図6〜図8を使って説明する。図6は図1の各素子、拡散層を画素内に配置した例の平面図を示す。ここでは、各素子の領域のみを示しており、具体的な配線、電極等は示していない。図7はこの画素を横に2つ並べたもので、増幅用トランジスタMampと、GNDに接続されたN型拡散層の横に、隣りの画素のMccdがくる。このとき、Mccdがオン状態になると、その周辺に空乏層の広がり41、42が発生し、その結果、Pウェルの電位が持ち上がり、前記サイリスタ構造がオン状態になり、ラッチアップ電流が図7に43で示すように流れる。
【0053】
これについて、更に図7の切断面Aでの断面図を図8に示して詳細に説明する。通常、CMOSプロセスの素子分離には、フィールド酸化膜と呼ばれる0.1〜1.0μm程度の厚さの酸化膜が用いられる。その酸化膜の下には、1E17〜5E18cm−3程度の濃度のP型不純物領域を設け、フィールド酸化膜上を走るポリシリコン電極によって反転層が形成されるのを防いでいる。最小分離幅は5V動作の素子の場合、0.3〜1.0μmといったところである。
【0054】
このような素子分離の設計ルール、プロセス条件は主にソース、ドレインを備えたC−MOS FETを対象としている。このような素子では、ゲート電極に電圧を加えると、ウェルに空乏層が広がるが、しきい値電圧以上になるとソースから電荷が供給され、反転層が形成される。その後、ゲート電圧をどんなに増やしても、反転層内の電荷量が増減するだけで、空乏層はそれ以上広がることはない。従って、C−MOS FETプロセスはこのような、ある空乏層が一定以上に広がらないことを前提にプロセスが決定される。
【0055】
ところが、前述した本発明の1画素回路10、12の場合、電荷蓄積用MOS型ゲートMccdに供給する電荷は、フォトダイオードPDで光電変換により発生した電荷であるが、その電荷量はPDに入射する光量に比例し、光がPDに入射しない場合は、電荷は0である。電荷が0で供給されない場合の時の空乏層幅は、電荷が供給される場合の時の空乏層幅よりも広がる。不純物濃度が一定であれば、空乏層幅はゲート電圧の平方根に比例する。
【0056】
従って、しきい値電圧が0.6Vのデバイスに5Vを印加すると、空乏層幅は最大約2.8倍に達する。通常、MOS型FETの空乏層幅は5Vプロセスで0.2〜0.4μm程度であるから、Mccdでは0.56〜1.12μmと大きく広がることになる。その結果、隣接素子のPウェルの電位に十分影響を与えることになる。
【0057】
その様子を示したのが、図8である。フィールド酸化膜51の下には通常反転を防止するために1E17〜3E18cm−3程度の濃度、厚さ0.1〜0.2μm程度のP型不純物領域52を設ける。この不純物領域52の不純物は、通常フィールド酸化前に基板表面に10〜50keV程度の低いエネルギーでイオン注入し導入するもので、フィールド酸化に従って拡散する。この不純物は、素子分離の役目も兼ねており、MOS型FETの空乏層が隣りの素子に達するのを防ぐが、キャリアの供給がない特殊な場合には、空乏層は基板深くで広がるため、隣りの素子付近まで空乏層が達する。なお、図8中、空乏層53はMccdのゲート電極26の下に電荷があるときの空乏層、空乏層54は電荷がないときの空乏層で、隣りの素子付近まで広がる。
【0058】
さて、基板の構造がこのような状況でMccdがステップ的にオンすると、特にMccdのゲート電極の下に電荷がない時のMccdの直下の空乏層が大きく広がると共に、ステップ的な電圧変化に特有の交流成分がPウェル16に発生し、空乏層近傍のPウェル電位は瞬間的に不安定な状態になり、寄生サイリスタがオンし、ラッチアップ状態になる。
【0059】
このような状況を防ぐためには、Mccdを他の素子から離したり、寄生サイリスタが起き難い配置に改めるということが考えられる。しかし、Mccdは画素の中で比較的大きな面積を占めるので、他の素子から離したり、配置を変えるのは困難である。そこで、従来の工程に加えて、Mccdが隣接素子に与える影響を軽減する工程が必要になる。
【0060】
そこで、本発明の他の実施の形態では、図9の断面図に示すように、従来のような単なる拡散ではなく、イオン注入により積極的にN型ウェハ基板14の深くに、かつ、Mccdのゲート電極26の周囲にP型不純物のガード領域55を形成する。これにより、ゲート電極26の下に電荷がない時の空乏層は図9に56で示すように、ガード領域55により広がりを阻止され、Mccdの影響を軽減することができる。
【0061】
このガード領域55の深さとしては、空乏層の広がりを考慮し、少なくとも0.4μm以上になるようにする。これは、前述したように、MOS FETの空乏層幅は、5Vプロセスで最大約0.4μmであるので、空乏層の広がりを防ぐためには、少なくともこれよりも深くする必要があるためである。
【0062】
このガード領域56は以下の工程を経て製造される。通常の工程を経て各素子をPウェル15及び16上に形成した後、フォトマスクでMccdのゲート電極26の周囲のフィールド酸化膜部分を選択し、この選択部分に対してイオン注入法を適用して、P型不純物として例えばホウ素(B)を加速エネルギー100keV、ドーズ量3E13cm−3の条件で1回目のイオン注入をした後、続いて、同じくBを加速エネルギー200keV、ドーズ量2E13cm−3の条件で2回目のイオン注入を行う。このような2回のイオン注入により、約0.7μmの深さまで、1E17cm−3以上のP型高不純物濃度のガード領域55をMccdのゲート電極26の周囲に形成することができる。
【0063】
このようなMccdの影響を閉じ込めるガード領域55は、図7の平面図に示すように、Mccdのゲート電極26の周囲のフィールド酸化膜上だけを選択して形成し、他のゲート電極Mgx1及びMgx2の電極25及び27、トランジスタMampのゲート電極30などは、特性を変えないように選択しないようにする必要がある。
【0064】
このような処理を行うことにより、Mccdに起因するラッチアップを防ぐことが可能となり、フレームシャッタ動作が可能な良質の画像を提供できる。
【0065】
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば各トランジスタはNチャネルのMOS型FETとして説明したが、電源電圧の方向を逆にすることにより、PチャネルのMOS型FETで構成することも可能であることは勿論である。なお、この場合、増幅用トランジスタMampの基板と他の素子の基板はいずれもNウェルとなる。
【0066】
また、上記の実施の形態では画素選択用トランジスタMselを有して、画素選択時にオンとするようにしているが、画素選択用トランジスタMselを設ける代わりにMOS型ゲートMgx2を画素選択時にオンとするようにしてもよい。更に、図9及び図10に示した他の実施の形態では、Pウェル16内にP型の高不純物濃度のガード領域55を形成したが、Mccdによる蓄積部がN型基板上に形成されているときには、N型の高不純物濃度のガード領域を形成すればよい。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電荷蓄積部を設けて同時刻に全画素のフォトダイオードで光電変換した被写体からの入射光に応じた電荷を、全画素の電荷蓄積部で同時に蓄積してから転送するようにしているため、CMOSイメージセンサでフレームシャッタによる同時刻の被写体画像を得ることができる。
【0068】
また、本発明によれば、増幅用トランジスタの基板電位がソース電位と同電位となる構成として、増幅用トランジスタの基板効果を避けるようにしたため、増幅用トランジスタの基板効果による信号出力の低下を防止でき、また、増幅用トランジスタのソースと信号出力ラインの間に直列抵抗となる画素選択用トランジスタを接続しないようにできるので、画素選択用トランジスタによる信号出力の低下を防止することができる。
【0069】
また、本発明によれば、増幅用トランジスタのしきい値電圧を第1のリセット用トランジスタ及び画素選択用トランジスタのしきい値電圧よりも低く設定することにより、出力画素信号のダイナミックレンジを大きくするようにしたため、従来に比べて出力画素信号の信号低下を防止することができる。
【0070】
更に、本発明によれば、オン時にフォトダイオードを任意のタイミングでリセットするリセット用トランジスタを接続するようにしたため、入射光量に応じてフォトダイオードの露光時間を調整することができ、自由なシャッター時間を得ることができる。
【0071】
更に、本発明によれば、蓄積用ゲートの直下の基板に形成される空乏層の広がりを、蓄積用ゲートの周囲のフィールド酸化膜の下に形成した不純物領域により阻止するようにしたため、上記の空乏層が隣接する素子にまで広がり、その結果、サイリスタ構造がオン状態になってラッチアップ電流が流れる現象を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の1画素回路の等価回路図とその説明用のポテンシャルと電荷の移動の様子を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態の1画素回路の動作説明用タイミングチャートである。
【図3】本発明の一実施の形態の画素構造を示す素子構造断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の1画素回路の等価回路図である。
【図5】図3におけるラッチアップが生じ易い寄生サイリスタ構造の説明図である。
【図6】図3の1画素回路の配置例を示す平面図である。
【図7】本発明の実施の形態における蓄積部の問題点を説明する図である。
【図8】図7の断面Aにおける断面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態の要部の断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態の要部の素子配置を示す平面図である。
【図11】固体撮像装置の一例の構成図である。
【図12】従来の固体撮像装置の一例の1画素回路の等価回路とその動作説明用タイミングチャートである。
【符号の説明】
10、12 1画素回路
11 信号出力ライン
15 増幅用トランジスタの基板(Pウェル)
16 他の素子の基板(Pウェル)
17 フォトダイオードを構成するN拡散層
18、19、20、21、22、23 N拡散層
24 P拡散層
25、26、27、28、29、30 ゲート電極
31 電極
41、42 空乏層の広がり
51 フィールド酸化膜
55 ガード領域
56 電荷がない時の空乏層
PD フォトダイオード
Mrst 第1のリセット用トランジスタ
Msel 画素選択用トランジスタ
Mamp 増幅用トランジスタ
Mgx1、Mgx2 スイッチ用MOS型ゲート
Mccd 電荷蓄積用MOS型ゲート
FD フローティングディフュージョン
Mpdrst 第2のリセット用トランジスタ

Claims (4)

  1. 被写体からの入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードで光電変換して得られる電荷を蓄積する電荷蓄積部と、前記電荷蓄積部から転送される電荷を電位変化に変換するフローティングディフュージョンに接続されて前記電位変化を増幅する増幅用トランジスタとを少なくとも備えている基板上に形成された各画素が、二次元マトリクス状に又は一次元ライン状に複数配列された固体撮像装置において、
    前記電荷蓄積部は、前記基板の所定領域に前記フォトダイオードからの電荷を一時的に蓄積する蓄積用ゲートと、前記フォトダイオードと前記蓄積用ゲートの間に設けられて前記フォトダイオードからの電荷を前記蓄積用ゲートの直下の前記所定領域へ転送する第1のスイッチ用ゲートと、前記蓄積用ゲートと前記フローティングディフュージョンの間に設けられて前記蓄積用ゲートの直下の前記所定領域に蓄積されている電荷を前記フローティングディフュージョンへ転送する第2のスイッチ用ゲートとからなり、
    オン状態の時に前記フローティングディフュージョンをリセット電位とする第1のリセット用トランジスタと、信号出力時にオンとされて前記フローティングディフュージョンをグランド電位に固定する画素選択用トランジスタとを設け、前記フローティングディフュージョンにゲートが接続され、ソースが信号出力ラインに接続されたソースフォロワ型の前記増幅用トランジスタを含む基板(ウェル)を、前記電荷蓄積部と前記第1のリセット用トランジスタと前記画素選択用トランジスタを含む基板(ウェル)と分離すると共に、前記増幅用トランジスタの基板と前記増幅用トランジスタのソースを接続した構成としたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記増幅用トランジスタのしきい値電圧を、前記第1のリセット用トランジスタ及び前記画素選択用トランジスタのしきい値電圧よりも低く設定したことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記フォトダイオードのN型層と所定のリセット電圧入力端子との間に、任意のタイミングでスイッチングされ、オン時に前記フォトダイオードをリセットする第2のリセット用トランジスタを接続したことを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 前記蓄積用ゲート周囲のフィールド酸化膜下に、電荷が供給されない時の前記蓄積用ゲートの直下の基板に形成される空乏層幅の最大値以上の深さで、かつ、前記蓄積用ゲートの直下の基板と同じ導電型の不純物領域を、イオン注入により形成したことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の固体撮像装置。
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