JP3972646B2 - スイッチングトランス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチングトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のDC−DCコンバータとしては、例えば電気自動車やハイブリッドカーなどの車載用途に用いられる高圧バッテリーを電源とし、高圧バッテリーの高電圧を低電圧に変圧して低圧バッテリーに充電したり、負荷に電力を供給する絶縁型のDC−DCコンバータが提供されており、近年、出力容量が数百W〜数kWの大容量のものも提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した絶縁型のDC−DCコンバータにはスイッチングトランスが用いられるが、出力容量が数百W〜数kWと大容量の場合にはスイッチングトランスの巻線に大電流が流れるので、一次側及び二次側巻線に平角巻線を用いており、トランスが大型化するという問題があった。また、平角巻線をコアに巻回する作業の作業性が悪く、コストアップの要因になっていた。
【0004】
したがって、スイッチングトランスが大型で高価なものとなり、DC−DCコンバータ全体のコストアップを招き、形状や出力容量などの仕様変更にも容易に対応することができなかった。
【0005】
また、図17はスイッチングトランスを用いた従来の一石式のフォワードコンバータの回路図であり、このフォワードコンバータは、直流電源Eと、直流電源Eの出力端子間にスイッチング素子SWを介して一次巻線が接続されたスイッチングトランスAと、スイッチングトランスAの二次側の出力を平滑する平滑回路20と、平滑回路20の出力が供給される負荷21と、スイッチング素子SWのオン/オフを制御する駆動回路22とで構成される。
【0006】
平滑回路20は、スイッチングトランスAの二次巻線の巻始め側の端部にアノードが接続されたダイオードD1と、ダイオードD1のカソードと二次巻線の巻終わり側の端部との間に接続されたインダクタL1及びコンデンサC1の直列回路と、ダイオードD1及びインダクタL1の接続点にカソードが接続されると共に、二次巻線の巻終わり側の端部にアノードが接続されたダイオードD2とで構成される。尚、本回路は従来周知の回路構成であるから、その動作については説明を省略する。
【0007】
一石式のフォワードコンバータでは、スイッチング素子SWのオフ期間に、オン期間と逆方向の電流をスイッチングトランスAの一次巻線に流さなければ、スイッチングトランスAが磁気飽和を起こして、フォワードコンバータが動作しなくなるため、図17又は図18に示すようなリセット回路23をスイッチングトランスAの一次側に設けている。なお、図17に示す回路は、スイッチングトランスAの一次巻線の巻終わり側の端部にアノードが接続されたダイオードD3と、一次巻線の巻始め側の端部とダイオードD3のカソードとの間に接続されたコンデンサC2及び抵抗R1の並列回路とで構成されるスナバ回路を利用したリセット回路23である。また、図18に示す回路は、スイッチングトランスAの一次巻線と直列に設けた補助巻線とダイオードD3とで構成される一次巻線を利用したリセット回路23である。
【0008】
上述のように一石式のフォワードコンバータでは、スイッチングトランスAの磁気飽和を防止するためにリセット回路23を設ける必要があり、その分だけ回路構成が複雑になるという問題があった。
【0009】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、小型で安価なスイッチングトランスを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、磁性材料からなるコアと、一次巻線と、コアの孔に嵌め込まれた板金製の導電体からなる二次巻線と、前記コアの外側を覆って前記コアから漏洩する電磁ノイズをシールドするシールド部材とを備え、当該シールド部材を前記導電体と連続一体に形成したことを特徴とし、二次巻線を板金製の導電体で構成しているので、出力容量を大きくでき、しかも導電体をコアの孔に嵌め込んでいるだけなので、平角巻線をコアに巻回する場合に比べて組立の手間が簡単になり、コストダウンを図ることができる。しかも、シールド部材によりコアから漏出する電磁ノイズを抑制して、ノイズの低減を図ることができ、且つ、シールド部材は導電体と一体的に形成されているので、部品数が増えることは無く、組立の手間が増えるのを防止できる。
【0011】
請求項2の発明では、請求項1記載の発明において、コアを複数備え、各コアに対応して設けた複数の導電体を電気的に接続する接続手段を設け、該接続手段を可撓性を有する導電材料で形成したことを特徴とし、可撓性を有する導電材料で接続手段を形成しているので、二次巻線の形状を所望の形状に形成することができ、スイッチングトランスの取付場所の自由度が向上するという利点がある。
【0012】
請求項3の発明では、請求項1記載の発明において、コアを複数備え、各コアに対応して設けた複数の導電体を電気的に直列に接続したことを特徴とし、複数のコアにそれぞれ取り付けられた二次巻線を直列接続することによって、新たにスイッチングトランスを作製することなく、巻線や出力容量(コア容量)などの電気的仕様の変更に容易に対応できる。
【0013】
請求項4の発明では、請求項1記載の発明において、コアを複数備え、各コアに対応して設けた複数の導電体を電気的に並列に接続したことを特徴とし、複数のコアにそれぞれ取り付けられた二次巻線を並列接続することによって、新たにスイッチングトランスを作製することなく、巻線や出力容量(コア容量)などの電気的仕様の変更に容易に対応できる。
【0014】
請求項5の発明では、請求項1記載の発明において、一次巻線を、導電性を有する成形材料により長尺の棒状に形成された導電部と、絶縁性を有する成形材料により形成され導電部の外側を被覆する外被部とで構成したことを特徴とし、一次巻線を樹脂成形により形成しているので、所望の形状の一次巻線を形成することができ、且つ、導電部の外側を外被部で覆っているので、外被部でコアと一次巻線との絶縁を図ることができる。
【0015】
請求項6の発明では、請求項1記載の発明において、コアを複数備え、複数のコアを隣接する別のコアとの間に隙間を開けた状態で配列し、各コアに対応して設けた一次巻線を電気的に直列に接続するとともに、各コアに対応して設けた複数の導電体を電気的に直列に接続したことを特徴とし、隣接するコアとの間に隙間を開けることによって漏れインダクタンスが発生するから、一次巻線とコアとの間に存在する浮遊キャパシタンスと漏れインダクタンスとで共振回路を構成することができる。また、このスイッチングトランスを用いて一次側と二次側との巻線方向が同じ方向になるような一石式のフォワードコンバータを構成する場合、一石式のフォワードコンバータでは、スイッチング素子のオフ期間において、スイッチングトランスの一次巻線にオン時と逆方向の電流を流すことにより、スイッチングトランスの磁気飽和を防止するリセット回路が必要になるが、複数のコアを配列する際に隣接するコアとの間に隙間を開けることによって漏れインダクタンスを発生させ、一次巻線とコアとの間に存在する浮遊キャパシタンスと漏れインダクタンスとで共振回路を構成しているので、共振現象によってスイッチング素子のオフ期間にオン期間と逆向きの電流が一次巻線に流れるから、別途リセット回路を設けることなくスイッチングトランスの磁気飽和を防止することができ、DC−DCコンバータの回路構成を簡略化できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】
(基本構成)
本発明に係るスイッチングトランスの基本構成を図1(a)(b)を参照して説明する。
【0018】
このスイッチングトランスAは、角孔状の貫通孔2が貫設された筒状の磁性材料からなるコア1と、互いに電気的に絶縁され、コア1の貫通孔2内にそれぞれ挿通される一次巻線3と二次巻線4とで構成される。
【0019】
一次巻線3は1本の導線からなり、コア1の貫通孔2を貫通させることによって、1ターンの一次巻線が構成される。
【0020】
また、二次巻線4は板金製の導電体からなり、貫通孔2の一つの内側面の略全面を覆うようにして貫通孔2の内部に挿通され、貫通孔2の両端から外側へそれぞれ突出する端子片4b,4cを一方向に折り曲げることによって断面コ字形に形成され、中央片4aを貫通孔2内に挿通した状態でコア1に取り付けられている。
【0021】
図2は上述したスイッチングトランスAの等価回路を模式的に示す図であり、コア1に対して一次巻線3と二次巻線4とが1ターンずつ巻回されている。このように、スイッチングトランスAでは、板金製の導電体をコア1の貫通孔2に挿通し、その両端部を折り曲げることによって、二次巻線4を形成しており、導電体をコア1の孔に嵌め込んでいるだけなので、平角巻線をコア1に巻回する場合に比べて組立が簡単で、製造コストを安価にでき、且つ、コア1の形状も簡単にできる。また、二次巻線4を板金製の導電体で構成しているので、二次巻線4の電流容量を平角巻線の場合と同等に大きくでき、大電流が流れる場合にも対応できる。
【0022】
尚、このスイッチングトランスAを高周波領域で使用するような場合には、コア1と二次巻線4とを絶縁する必要があるが、このような場合はコア1又は二次巻線4の何れかを予め絶縁コーティングしておけば良い。
【0023】
また、このスイッチングトランスAでは角筒状のコア1の貫通孔2に二次巻線4を嵌め込んでいるが、コア1及び二次巻線4の形状を上記の形状に限定する趣旨のものではなく、コア1の孔に板金製の導電体からなる二次巻線4を嵌め込んでいるのであれば、コア1や二次巻線4の形状はどのような形状でも良い。
【0024】
(参考例1)
本発明に係るスイッチングトランスの参考例1を図3(a)〜(d)を参照して説明する。
【0025】
上述の基本構成では導電材料の帯板の両端部を折り曲げることによって、中央片4aの両端部に、中央片4aと略直交する方向へ突出する端子片4b,4cが突設された断面コ字形の二次巻線4を形成しているが、本参考例では、図3(a)〜(d)に示すように、直方体を展開したような形状の板金(導電体)を図3(a)の破線B1に沿って略直角に折り曲げることにより形成される角筒部5aと、角筒部5aの一面の長手方向における一端部から連続一体に延設された端子片5bと、端子片5bが延設された面と対向する面における端子片5bと反対側の端部から連続一体に延設された端子片5cとで二次巻線5を構成している。ここで、角筒部5aの縦、横の寸法はコア1の貫通孔2よりも若干小さい寸法に形成されており、角筒部5aを貫通孔2に挿通すると、角筒部5aによって貫通孔2の内側面の略全面が覆われる。また、角筒部5aの全長はコア1の全長と略同じ寸法に形成されている。
【0026】
そして、この二次巻線5は、板金に折曲加工を施して角筒部5aを形成した状態で、コア1の貫通孔2内に挿通され(図3(b)参照)、貫通孔2の両端部から外側に突出する端子片5b,5cをそれぞれ外側に折り曲げることによって、コア1に嵌め込まれる(図3(c)参照)。そして、二次巻線5の角筒部5a内に、導電線からなる一次巻線3を挿通することにより、スイッチングトランスAが構成される(図3(d)参照)。
【0027】
本参考例においても、板金を折り曲げて形成した角筒部5aをコア1の貫通孔2に挿通し、角筒部5aの2つの面からそれぞれ連続一体に延設された端子片5b,5cを折り曲げることによって、二次巻線5を形成しており、板金製の導電体からなる二次巻線5をコア1に嵌め込んでいるだけなので、コア1に平角巻線を巻回する場合に比べて組立が簡単で、製造コストを安価にでき、且つ、コア1の形状も簡単にできる。また、二次巻線5に板金製の導電体を用いているので、二次巻線5の電流容量を平角巻線の場合と同等に大きくでき、大電流が流れる場合にも対応できる。
【0028】
尚、このスイッチングトランスAを高周波領域で使用するような場合には、コア1と二次巻線5とを絶縁する必要があるが、このような場合はコア1又は二次巻線5の何れかを予め絶縁コーティングしておけば良い。
【0029】
また、本参考例では角筒状のコア1の貫通孔2に二次巻線5を嵌め込んでいるが、コア1及び二次巻線5の形状を上記の形状に限定する趣旨のものではなく、コア1の孔に板金製の導電体からなる二次巻線5を嵌め込んでいるのであれば、コア1や二次巻線5の形状はどのような形状でも良い。
【0030】
(参考例2)
本発明に係るスイッチングトランスの参考例2を図4(a)(b)を参照して説明する。
【0031】
本参考例では、参考例1で説明したスイッチングトランスAのコア1を4個、各コア1に設けた貫通孔2が互いに連通し、且つ、各貫通孔2に挿通された二次巻線5の一方の端子片5bが図4(a)中の左上側に位置すると共に、他方の端子片5cが同図中の右下側に位置するように配列する。そして、左側の2個のコア1,1にそれぞれ取り付けられた二次巻線5,5の各一対の端子片5b,5cは、コア1の上下面で折り返され、導電材料からなる接続板6,7を介して電気的に接続されている。同様に、右側の2個のコア1,1にそれぞれ挿通された二次巻線5,5の各一対の端子片5b,5cも、コア1の上下面で折り返され、導電材料からなる接続板6,7を介して電気的に接続されている。そして、4個のコア1の上下両面に固定ベース8,9をそれぞれ取り付け、4個のコア1を1列に並べた状態で固定する。尚、固定ベース8には各接続板6,6の表面を露出させる窓孔8a,8aが開口している。また、固定ベース9にも各接続板7,7に対応する部位に窓孔9a,9aが開口しており、接続板7,7を窓孔9a,9a内に挿通した状態で固定ベース9に取り付けられる。
【0032】
このように、複数個のコア1にそれぞれ挿通された複数個の二次巻線5の端子片5b,5cを接続板6、7を介して互いに接続することにより、スイッチングトランスAの二次側の出力容量(コア容量)を大きくできる。また、コア1とコア1に対応して設けた一次巻線3及び二次巻線5とを一つのトランスユニットとして、各トランスユニットの二次巻線5の端子片5b,5cを互いに接続することによって、スイッチングトランスの出力容量を変化させることができ、所望の出力容量が得られるように接続するユニットの数を変更すれば、出力容量の変更などにも容易に対応できる。
【0033】
尚、本参考例では参考例1で説明したスイッチングトランスAを例に説明を行ったが、基本構成で説明したスイッチングトランスAを複数個並べ、各コア1に設けた二次巻線4の端子片4b,4cを互いに接続することによって、出力容量を変化させることができ、また接続するユニットの数を変更することによって、形状や出力容量などの仕様の変更にも容易に対応できる。
【0034】
(実施形態1)
本発明に係るスイッチングトランスの一実施形態を図5及び図6を参照して説明する。
【0035】
本実施形態では、参考例1で説明したスイッチングトランスAにおいて、コア1の外側を覆ってコア1から漏洩するノイズをシールドするシールド部5e(シールド部材)を、二次巻線5と連続一体に設けている。
【0036】
二次巻線5は、略平板状の板金を図6中の破線B2に沿って略直角に折り曲げることにより形成され、コア1に設けた貫通孔2の内面に沿って取り付けられる角筒部5aと、角筒部5aの一面の長手方向における一端部に連結片5dを介して連結され、同図中の破線B3に沿って略直角に折り曲げることにより筒状に形成され、コア1の表面に沿って配置されるシールド部5eと、角筒部5aの一面の長手方向における他端部から連続一体に延設された端子片5bと、コア1に取り付けた状態で端子片5bが延設された角筒部5aの面に対し貫通孔2を挟んで反対側に位置するシールド部5eの面の端子片5b側の端部から連続一体に延設された端子片5cとで構成される。
【0037】
この二次巻線5をコア1に取り付ける場合は、板金を破線B2に沿って略直角に山折りすることにより角筒部5aを形成した後、破線B4に沿って略直角に谷折りし、さらに破線B3に沿って谷折りすることによりシールド部5eを形成する。そして、角筒部5aを貫通孔2内に挿通するとともに、シールド部5eをコア1の外側に被せるようにして、二次巻線5をコア1に取り付けた後、角筒部5aの一面から連続一体に延設された端子片5bを破線B5に沿って谷折りするとともに、シールド部5eの一面から連続一体に延設された端子片5cを破線B6に沿って山折りし、角筒部5aの内部に導電線からなる一次巻線3を挿通することによって、スイッチングトランスAの組立が完了する。
【0038】
ところで、基本構成および参考例1、2で説明したスイッチングトランスではコア1を磁性材料により角筒状に形成しているが、コア1の形状を上記の形状に限定するものではなく、図7に示すように断面コ字形のC形コア10と、C形コア10の両脚片10aの先端間に橋架される平板状のI形コア11とを貼り合わせてコア1を形成しても良い。このように、C形コア10とI形コア11とでコア1を構成した場合、C形コア10とI形コア11との接合部位にできるギャップから電磁ノイズが漏洩するが、本実施形態ではシールド部5eでコア1の外側を覆っているので、C形コア10とI形コア11との間のギャップから漏洩する電磁ノイズをシールドすることができる。
【0039】
なお、本実施形態のスイッチングトランスAにおいても、参考例2と同様、図8に示すように、複数個(例えば4個)のコア1を、各コア1に設けた貫通孔2が互いに連通するように配置し、左側の2個のコア1,1にそれぞれ取り付けられた二次巻線5,5の各一対の端子片5b,5cを接続板6,7を介してそれぞれ電気的に接続するとともに、右側の2個のコア1,1にそれぞれ取り付けられた二次巻線5,5の各一対の端子片5b,5cを接続板6,7を介してそれぞれ電気的に接続し、4個のコア1の上下両面に固定ベース8,9を取り付けることによって、複数のトランスユニットを電気的に接続しても良く、所望の出力容量が得られるように接続する二次巻線5の数を変更すれば、出力容量などの電気的仕様の変更にも容易に対応できる。
【0040】
(実施形態2)
本発明に係るスイッチングトランスの一実施形態を図9を参照して説明する。
【0041】
上述した実施形態1のスイッチングトランスAでは、二次巻線5が取り付けられた複数個のコア1を剛体の固定ベース8,9に固定して接続しているのに対して、本実施形態では接続手段としての固定ベース8’,9’をエラストマー等の可撓性及び導電性を有する合成高分子材料で形成しており、この固定ベース8’,9’に各二次巻線5の端子片5b,5cを電気的且つ機械的に接続し、各二次巻線5の間を電気的に接続している。
【0042】
このように、固定ベース8’,9’をエラストマー等の可撓性を有する高分子材料で形成しているので、図9に示すように、固定ベース8’,9’に力を加えて、固定ベース8’,9’を撓ませることができ、所望の形状に変形させた状態で使用することができる。したがって、スイッチングトランスAの取付場所の形状に合わせて、固定ベース8’,9’を変形させることができるから、取付場所の自由度が高くなり、形状についての多様な仕様に対応できるという利点がある。
【0043】
尚、上述した参考例2のスイッチングトランスAにおいて、本実施形態と同様に、固定ベース8,9をエラストマーなどの可撓性を有する合成高分子材料で形成しても良く、上述と同様の利点が得られる。
【0044】
(参考例3)
本発明に係るスイッチングトランスの参考例を図10(a)(b)を参照して説明する。
【0045】
上述した参考例2のスイッチングトランスAでは、二次巻線5が取り付けられた2個のコア1を、各二次巻線5の端子片5b,5cを互いに電気的に接続することによってユニット化しているのであるが、この場合、図10(a)に示すように二次巻線5,5の上側の端子片5b,5bを接続板6を介して電気的に接続するとともに、下側の端子片5c,5cを接続板7を介して電気的に接続している。すなわち、2個の二次巻線5を並列的に接続しているので、図10(b)の原理図に示すように二次側の巻数をトランスユニットの連結数に応じて増やすことができ、コア容量もトランスユニットの連結数に応じて増やすことができる。したがって、トランスユニットの連結数を変更することによって二次側の巻線や出力容量(コア容量)などの仕様の変更にも容易に対応することができる。
【0046】
(参考例4)
本発明に係るスイッチングトランスの参考例を図11(a)(b)を参照して説明する。
【0047】
上述した参考例3のスイッチングトランスAでは、2個の二次巻線5を並列的に接続しているのに対して、本参考例では、図11(a)に示すように、2個のコア1,1にそれぞれ取り付けられた二次巻線5,5の下側の端子片5c,5cを接続板7を介して電気的に接続しており、2個の二次巻線5,5を直列的に接続している。したがって、図11(b)の原理図に示すように、1ターン当たりのコア容量をトランスユニットの連結数に応じて増やすことができ、トランスユニットの連結数を変更することによって、コア容量などの仕様の変更にも容易に対応することができる。
【0048】
(実施形態3)
本発明に係るスイッチングトランスの一実施形態を図12及び図13を参照して説明する。
【0049】
上述した各実施形態のスイッチングトランスAでは導線からなる一次巻線3を用いているが、本実施形態では、導電性を有する成形材料により長尺の棒状に形成された導電部3aと、絶縁性を有する成形材料により形成され導電部3aの外周面を被覆する外被部3bとで一次巻線3を構成しており、導電部3aと外被部3bとを同時成形することによって一次巻線3を作製している。尚、一次巻線3以外の構成は実施形態1、2および参考例1〜4と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、図示及び説明は省略する。また、図13(a)(b)では図示を簡単にするため、二次巻線5を省略して図示してある。
【0050】
一次巻線3を樹脂成形により作製する場合、一次巻線3の形状を任意の形状に形成することができ、例えば一次巻線3の形状を図13(a)に示すように直線形状としたり、図13(b)に示すようにS字状に蛇行するような形状に形成することができる。したがって、複数個のコア1を貫通孔2の貫通方向が略平行となるように配列して、各コア1の貫通孔2内に一次巻線3を挿通させるような場合にも、一次巻線3の形状自体をS字状に蛇行するような形状とすることによって、各コア1の貫通孔2に一次巻線3を通すだけで良く、組立作業の作業性が向上する。また、導電部3aと外被部3bとを同時成形することによって一次巻線3を作製しているので、一次巻線3を作製するのと同時に導電部3aの絶縁処理を行えるという利点がある。
【0051】
(参考例5)
上述した実施形態1〜3および参考例1〜4のスイッチングトランスを用いるDC−DCコンバータを図14〜図16を参照して説明する。
【0052】
図14は一石式のフォワードコンバータの基本的な回路構成を示す回路図であり、このフォワードコンバータは、直流電源Eと、直流電源Eの出力端子間にスイッチング素子SWを介して一次巻線が接続されたスイッチングトランスAと、スイッチングトランスAの二次側の出力を平滑する平滑回路20と、平滑回路20の出力が供給される負荷21と、スイッチング素子SWのオン/オフを制御する駆動回路22とで構成される。
【0053】
また平滑回路20は、スイッチングトランスAの二次巻線の巻始め側の端部にアノードが接続されたダイオードD1と、ダイオードD1のカソードと二次巻線の巻終わり側の端部との間に接続されたインダクタL1及びコンデンサC1の直列回路と、ダイオードD1及びインダクタL1の接続点にカソードが接続されると共に、二次巻線の巻終わり側の端部にアノードが接続されたダイオードD2とで構成され、コンデンサC1の両端間に負荷21が接続されている。尚、本回路は従来周知の回路構成であるから、その動作については説明を省略する。
【0054】
ところで、従来の一石式のフォワードコンバータでは、スイッチングトランスの磁気飽和を防止するために別途リセット回路を設けており、そのために回路構成が複雑になるという問題があった。
【0055】
そこで、本参考例ではスイッチングトランスAを、図15(a)に示すように、コア1と一次巻線3と二次巻線(図示せず)とをそれぞれ具備した複数のトランスユニットで構成しており、二次巻線が嵌め込まれた複数個(本参考例では例えば4個)のコア1を、隣接するコア1との間に隙間Gを開けた状態で、貫通孔2が連通するように一列に並べ、各コア1の貫通孔2に導線からなる一次巻線3を挿通している。そして、各コア1に嵌め込まれた二次巻線(図示せず)を直列的に接続するとともに、各コア1に設けられた一次巻線3を直列接続している。尚、図15(a)では図示を簡単にするため、二次巻線を省略して図示してある。
【0056】
ここで、複数個のコア1は隣接するコア1との間に隙間Gを開けた状態で一列に配列されているので、隣接するコア1の間に漏れインダクタンスが生じ、一次巻線3とコア1との間に存在する浮遊キャパシタンスと上述の漏れインダクタンスとで共振回路が構成される。したがって、図16に示すように、スイッチング素子SWのターンオフ時に共振電流が流れ、オン期間に流れる電流と逆方向の電流がスイッチングトランスAの一次側に一瞬流れるため、別途リセット回路23を設けることなく、スイッチングトランスAの磁気飽和を防止することができ、回路構成を簡略化できる。
【0057】
尚、直列的に接続された複数個のコア1の間に隙間Gを設ければ、隣接するコア1の間に漏れインダクタンスが生じるので、図15(b)に示すように、二次巻線の嵌め込まれた複数個(本参考例では例えば4個)のコア1を、隣接するコア1との間に隙間Gを開けた状態で、貫通孔2の貫通方向が略平行になるようにして一列に並べ、各コア1の貫通孔2内に導線からなる一次巻線3を挿通し、各コア1に取り付けられた二次巻線(図示せず)を直列的に接続しても良い。この場合も、上述と同様に、コア1の漏れインダクタンスと、コア1と一次巻線3との間の浮遊キャパシタンスとで共振回路が構成され、スイッチング素子SWのターンオフ時に、共振現象によってオン期間に流れる電流と逆方向の電流がスイッチングトランスAの一次側に一瞬流れるため、リセット回路23なしでもスイッチングトランスAの磁気飽和を防止できる。尚、図15(b)でも図示を簡単にするため、二次巻線を省略して図示してある。
【0058】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、磁性材料からなるコアと、一次巻線と、コアの孔に嵌め込まれた板金製の導電体からなる二次巻線と、前記コアの外側を覆って前記コアから漏洩する電磁ノイズをシールドするシールド部材とを備え、当該シールド部材を前記導電体と連続一体に形成したことを特徴とし、二次巻線を板金製の導電体で構成しているので、出力容量を大きくでき、しかも導電体をコアの孔に嵌め込んでいるだけなので、平角巻線をコアに巻回する場合に比べて組立の手間が簡単になり、コストダウンが図れるという効果がある。さらに、シールド部材によりコアから漏出する電磁ノイズを抑制して、ノイズの低減を図ることができ、且つ、シールド部材は導電体と一体的に形成されているので、部品数が増えることは無く、組立の手間が増えるのを防止できるという効果がある。
【0059】
請求項2の発明は、請求項1記載の発明において、コアを複数備え、各コアに対応して設けた複数の導電体を電気的に接続する接続手段を設け、該接続手段を可撓性を有する導電材料で形成したことを特徴とし、可撓性を有する導電材料で接続手段を形成しているので、二次巻線の形状を所望の形状に形成することができ、スイッチングトランスの取付場所の自由度が向上するという利点がある。
【0060】
請求項3の発明は、請求項1記載の発明において、コアを複数備え、各コアに対応して設けた複数の導電体を電気的に直列に接続したことを特徴とし、複数のコアにそれぞれ取り付けられた二次巻線を直列接続することによって、新たにスイッチングトランスを作製することなく、巻線や出力容量(コア容量)などの電気的仕様の変更に容易に対応できるという効果がある。
【0061】
請求項4の発明は、請求項1記載の発明において、コアを複数備え、各コアに対応して設けた複数の導電体を電気的に並列に接続したことを特徴とし、複数のコアにそれぞれ取り付けられた二次巻線を並列接続することによって、新たにスイッチングトランスを作製することなく、巻線や出力容量(コア容量)などの電気的仕様の変更に容易に対応できるという効果がある。
【0062】
請求項5の発明は、請求項1記載の発明において、一次巻線を、導電性を有する成形材料により長尺の棒状に形成された導電部と、絶縁性を有する成形材料により形成され導電部の外側を被覆する外被部とで構成したことを特徴とし、一次巻線を樹脂成形により形成しているので、所望の形状の一次巻線を形成することができ、且つ、導電部の外側を外被部で覆っているので、外被部でコアと一次巻線との絶縁を図ることができるという効果がある。
【0063】
請求項6の発明は、請求項1記載の発明において、コアを複数備え、複数のコアを隣接する別のコアとの間に隙間を開けた状態で配列し、各コアに対応して設けた一次巻線を電気的に直列に接続するとともに、各コアに対応して設けた複数の導電体を電気的に直列に接続したことを特徴とし、隣接するコアとの間に隙間を開けることによって漏れインダクタンスが発生するから、一次巻線とコアとの間に存在する浮遊キャパシタンスと漏れインダクタンスとで共振回路を構成することができるという効果がある。また、このスイッチングトランスを用いて一次側と二次側との巻線方向が同じ方向になるような一石式のフォワードコンバータを構成する場合、一石式のフォワードコンバータでは、スイッチング素子のオフ期間において、スイッチングトランスの一次巻線にオン時と逆方向の電流を流すことにより、スイッチングトランスの磁気飽和を防止するリセット回路が必要になるが、複数のコアを配列する際に隣接するコアとの間に隙間を開けることによって漏れインダクタンスを発生させ、一次巻線とコアとの間に存在する浮遊キャパシタンスと漏れインダクタンスとで共振回路を構成しているので、共振現象によってスイッチング素子のオフ期間にオン期間と逆向きの電流が一次巻線に流れるから、別途リセット回路を設けることなくスイッチングトランスの磁気飽和を防止することができ、DC−DCコンバータの回路構成を簡略化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基本構成のスイッチングトランスを示し、(a)は外観斜視図、(b)は側面である。
【図2】 同上のスイッチングトランスの原理図である。
【図3】 参考例1のスイッチングトランスを示し、(a)は二次巻線部の展開図、(b)は二次巻線部をコアへ組み込む前の状態の説明図、(c)は二次巻線部をコアに組み込んだ状態の側面図、(d)は完成状態の外観斜視図である。
【図4】 参考例2のスイッチングトランスを示し、(a)は分解斜視図、(b)は外観斜視図である。
【図5】 実施形態1のスイッチングトランスに用いる二次巻線部をコアに組み込んだ状態の斜視図である。
【図6】 同上に用いる二次巻き線部の展開図である。
【図7】 同上に用いるコアの斜視図である。
【図8】 同上を複数個連結してブロック化した状態の外観斜視図である。
【図9】 実施形態2のスイッチングトランスの外観斜視図である。
【図10】 参考例3のスイッチングトランスを示し、(a)は外観斜視図、(b)はその原理図である。
【図11】 参考例4のスイッチングトランスを示し、(a)は外観斜視図、(b)はその原理図である。
【図12】 実施形態3のスイッチングトランスに用いる一次巻線の断面図である。
【図13】 (a)(b)は同上に用いる一次巻線をコアに挿通した状態の説明図である。
【図14】 一石式のフォワードコンバータの基本構成を示す回路図である。
【図15】 (a)(b)は同上に用いるスイッチングトランスのコアに一次巻線を挿通した状態の説明図である。
【図16】 同上に用いるスイッチングトランスの一次電流の波形図である。
【図17】 従来の一石式のフォワードコンバータの回路図である。
【図18】 従来の別の一石式のフォワードコンバータの回路ブロック図である。
【符号の説明】
A スイッチングトランス
1 コア
2 貫通孔
3 一次巻線
4 二次巻線
4a 中央片
4b,4c 端子片
Claims (6)
- 磁性材料からなるコアと、一次巻線と、前記コアの孔に嵌め込まれた板金製の導電体からなる二次巻線と、前記コアの外側を覆って前記コアから漏洩する電磁ノイズをシールドするシールド部材とを備え、当該シールド部材を前記導電体と連続一体に形成したことを特徴とするスイッチングトランス。
- 前記コアを複数備え、前記各コアに対応して設けた複数の前記導電体を電気的に接続する接続手段を設け、該接続手段を可撓性を有する導電材料で形成したことを特徴とする請求項1記載のスイッチングトランス。
- 前記コアを複数備え、前記各コアに対応して設けた複数の前記導電体を電気的に直列に接続したことを特徴とする請求項1記載のスイッチングトランス。
- 前記コアを複数備え、前記各コアに対応して設けた複数の前記導電体を電気的に並列に接続したことを特徴とする請求項1記載のスイッチングトランス。
- 前記一次巻線を、導電性を有する成形材料により長尺の棒状に形成された導電部と、絶縁性を有する成形材料により形成され前記導電部の外側を被覆する外被部とで構成したことを特徴とする請求項1記載のスイッチングトランス。
- 前記コアを複数備え、複数の前記コアを隣接する別のコアとの間に隙間を開けた状態で配列し、前記各コアに対応して設けた一次巻線を電気的に直列に接続するとともに、前記各コアに対応して設けた複数の前記導電体を電気的に直列に接続したことを特徴とする請求項1記載のスイッチングトランス。
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