JP3945298B2 - 内燃機関の燃料噴射量制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の燃料噴射量制御装置に係り、特に内燃機関の吸気系に付着する燃料付着量に応じて燃料噴射量を決定する燃料噴射量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、吸気通路壁面等の吸気通路構成部材への燃料付着量を燃料挙動シミュレーションモデル(「燃料の動特性モデル」又は「燃料付着モデル」とも称呼される。)に基づいて推定し、推定した燃料付着量に応じて所定の空燃比を得るために噴射すべき燃料の量を決定する燃料噴射量制御装置が知られている(例えば、特許第2830461号を参照。)。この種の装置における前記モデルによれば、図3からも理解されるように、fi(k)だけの燃料量を噴射した後の燃料付着量fw(k+1)は下記数1により求められる。
【0003】
【数1】
fw(k+1)=R・fi(k)+P・fw(k)
【0004】
上記数1において、fw(k)はfi(k)だけの燃料量を噴射する前の燃料付着量、Pは吸気通路構成部材に既に付着していた燃料のうち一吸気行程を経た後に同吸気通路構成部材に付着したまま残留している燃料の割合(残留率)、Rは噴射された燃料のうち吸気通路構成部材へ直接付着する燃料の割合(付着率)である。
【0005】
一方、今回の燃料噴射量fi(k)のうち燃焼室(気筒)内に吸入される燃料量は(1−R)・fi(k)となり、既に付着している燃料の量(燃料付着量)fw(k)のうち燃焼室(気筒)内に吸入される燃料量は(1−P)・fw(k)となる。そこで、fc(k)を今回の吸気行程において燃焼室内に吸入される混合気の空燃比が所定の目標空燃比と一致するために必要な燃料量(要求燃料量)であるとすると、同混合気の空燃比を同目標空燃比とするためには、下記数2が成立するように今回の燃料噴射量fi(k)を求めればよいことになる。
【0006】
【数2】
fc(k)=(1−R)・fi(k)+(1−P)・fw(k)
【0007】
従って、実際には上記数2を変形した数3により今回の燃料噴射量fi(k)を求めればよい。
【0008】
【数3】
fi(k)={fc(k)−(1−P)・fw(k)}/(1−R)
【0009】
一方、燃料付着を考慮しなければ(即ち、燃料が吸気通路構成部材に付着しないと考えると)、今回の燃料噴射量fi(k)は要求燃料量fc(k)と等しくなるはずであるから、かかる燃料付着に基く燃料付着補正量fh(k)は下記数4により表される値となる。
【0010】
【数4】
fh(k)=fi(k)−fc(k)
【0011】
つまり、燃料付着補正量fh(k)は、要求燃料量fc(k)の燃料を噴射した場合、吸気通路構成部材へ燃料が付着することによって発生する同要求燃料量fc(k)に対する実際に前記燃焼室に吸入される燃料量の過不足分であると言う事ができる。そして、このような燃料付着補正量fh(k)分だけ要求燃料量fc(k)を補正した量を最終的に噴射すべき燃料量としてインジェクタから噴射することにより、燃焼室に吸入される混合気の空燃比を目標空燃比と一致させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の燃料噴射量制御装置においては、例えば、機関の経時変化に起因して燃料付着率R及び燃料残留率Pを常に精度良く求めることが困難である等の理由により、燃料付着量の推定誤差(従って、燃料付着補正量fh(k)の誤差)が不可避的に発生し、その結果、燃料付着補正量fh(k)が要求燃料量fc(k)に対して相対的に大きくなる場合、同燃料付着補正量fh(k)の誤差が実際の空燃比を目標空燃比に対して大きく変動させてしまい、ドライバビリティやエミッションが悪化するという問題がある。
【0013】
従って、本発明の目的は、燃料付着に基く補正(燃料付着補正量fh(k))の反映の仕方を工夫すること、具体的には、燃料付着補正量fh(k)の誤差が実際の空燃比に及ぼす影響が相対的に大きくなる運転状態において、同燃料付着補正量fh(k)を要求燃料量fc(k)に対して小さく反映させて最終的に噴射すべき噴射量を決定することにより、実際の空燃比が目標空燃比に対して大きく変動してしまうことを極力回避し、ドライバビリティやエミッションを良好に維持し得る内燃機関の燃料噴射量制御装置を提供することにある。なお、「燃料付着補正量fh(k)を小さく反映させる」ことは、同燃料付着補正量fh(k)を全く反映させない場合を含む。
【0014】
【本発明の概要】
上記目的を達成するための本発明の特徴は、内燃機関の燃焼室に接続された吸気通路内に燃料を噴射する燃料噴射手段と、前記燃焼室に吸入される吸入空気量を表す値を取得する吸入空気量取得手段と、前記取得された吸入空気量を表す値に基いて前記燃焼室に吸入される混合気の空燃比を所定の値とするために必要な燃料量である要求燃料量を算出する要求燃料量算出手段と、前記要求燃料量の燃料を前記燃料噴射手段から噴射した場合、前記吸気通路を構成する部材へ燃料が付着することによって発生する同要求燃料量に対する実際に前記燃焼室に吸入される燃料量の過不足分を、前記吸気通路を構成する部材に既に付着していた燃料のうち一吸気行程を経た後に同吸気通路を構成する部材に付着したまま残留している燃料の割合である残留率及び前記燃料噴射手段から噴射される燃料のうち同吸気通路を構成する部材へ直接付着する燃料の割合である付着率を使用する燃料挙動モデルを用いることにより燃料付着補正量として算出する燃料付着補正量算出手段と、前記要求燃料量に前記燃料付着補正量を反映させることにより前記燃料噴射手段から噴射すべき燃料噴射量である最終燃料噴射量を決定する燃料噴射量決定手段とを備え、前記決定された最終燃料噴射量に応じた燃料を前記燃料噴射手段から噴射するように構成された内燃機関の燃料噴射量制御装置において、前記燃料噴射量決定手段は、前記要求燃料量に相当する量が所定量よりも小さいとき、同要求燃料量が同所定量より大きいときより、前記燃料付着補正量を前記要求燃料量に小さく反映させて前記最終燃料噴射量を決定するように構成されたことにある。
【0015】
これによれば、取得された吸入空気量を表す値に基いて前記燃焼室に吸入される混合気の空燃比を所定の値とするために必要な燃料量である要求燃料量が算出され、その要求燃料量の燃料をインジェクタ等の燃料噴射手段から噴射した場合、吸気通路を構成する部材へ燃料が付着することによって発生する同要求燃料量に対する実際に前記燃焼室に吸入される燃料量の過不足分(燃料付着補正量)が、吸気通路を構成する部材に既に付着していた燃料のうち一吸気行程を経た後に同吸気通路を構成する部材に付着したまま残留している燃料の割合である残留率及び燃料噴射手段から噴射される燃料のうち同吸気通路を構成する部材へ直接付着する燃料の割合である付着率を使用する燃料挙動モデルを用いることにより算出される。そして、前記要求燃料量に相当する量が所定量よりも小さいときは、同要求燃料量が同所定量よりも大きいときより、前記燃料付着補正量が前記要求燃料量に小さく反映されながら最終燃料噴射量が決定される。
【0016】
この結果、要求燃料量が所定量より小さい運転状態、即ち、燃料付着補正量の誤差が実際の空燃比に及ぼす影響が相対的に大きくなる運転状態においては、同燃料付着補正量が要求燃料量に相対的に小さく反映されて最終燃料噴射量が決定されるので、燃料付着補正量に含まれる誤差による実際の空燃比の大きな変動が抑制され、ドライバビリティやエミッションが良好に維持される。
【0017】
また、この場合において、前記燃料噴射量決定手段は、前記機関の吸気通路を構成する部材の温度が低いとき、同吸気通路を構成する部材の温度が高いときより、前記燃料付着補正量を前記要求燃料量に小さく反映させて前記最終燃料噴射量を決定するように構成されることが好適である。
【0018】
一般に、燃料付着量は吸気通路を構成する部材の温度が低いほどより多くなる。換言すると、吸気通路を構成する部材の温度が低いほど、燃料付着量及び燃料付着補正量には誤差が大きく含まれる。従って、上記構成のようにすれば、燃料付着補正量に含まれる誤差が最終燃料噴射量に大きく反映されないので、実際の空燃比の変動が抑制され、ドライバビリティやエミッションが一層良好に維持される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による内燃機関の燃料噴射量制御装置の実施形態について図面を参照しつつ説明すると、図1は、同燃料噴射量制御装置を火花点火式多気筒内燃機関10に適用したシステムの概略構成を示している。
【0020】
この内燃機関10は、シリンダブロック、シリンダブロックロワーケース、及びオイルパン等を含むシリンダブロック部20と、シリンダブロック部20の上に固定されるシリンダヘッド部30と、シリンダブロック部20にガソリン混合気を供給するための吸気系統40と、シリンダブロック部20からの排ガスを外部に放出するための排気系統50とを含んでいる。
【0021】
シリンダブロック部20は、シリンダ21、ピストン22、コンロッド23、及びクランク軸24を含んでいる。ピストン22はシリンダ21内を往復動し、ピストン22の往復動がコンロッド23を介してクランク軸24に伝達され、これにより同クランク軸24が回転するようになっている。シリンダ21とピストン22のヘッドは、シリンダヘッド部30とともに燃焼室25を形成している。
【0022】
シリンダヘッド部30は、燃焼室25に連通した吸気ポート31、吸気ポート31を開閉する吸気弁32、吸気弁32を駆動するインテークカムシャフトを含むとともに同インテークカムシャフトの位相角を連続的に変更する可変吸気タイミング装置33、可変吸気タイミング装置33のアクチュエータ33a、燃焼室25に連通した排気ポート34、排気ポート34を開閉する排気弁35、排気弁35を駆動するエキゾーストカムシャフト36、点火プラグ37、点火プラグ37に与える高電圧を発生するイグニッションコイルを含むイグナイタ38、及び燃料を吸気ポート31内に噴射するインジェクタ(燃料噴射手段)39を備えている。
【0023】
吸気系統40は、吸気ポート31に連通し同吸気ポート31とともに吸気通路を形成するインテークマニホールドを含む吸気管41、吸気管41の端部に設けられたエアフィルタ42、吸気管41内にあって吸気通路の開口断面積を可変とするスロットルバルブ43、及びスワールコントロールバルブ(以下、「SCV」と称呼する。)44を備えている。スロットルバルブ43は、DCモータからなるスロットルバルブアクチュエータ43aにより吸気管41内で回転駆動されるようになっている。
【0024】
SCV44は、前記スロットルバルブ43よりも下流で前記インジェクタ39よりも上流の位置にて前記吸気管41に対し回動可能に支持されるとともに、DCモータからなるSCVアクチュエータ44aにより回転駆動されるようになっていて、同SCVアクチュエータ44aにより回転駆動されたとき図示しないストレートポートを閉塞することで燃焼室25内にスワールを発生させるようになっている。
【0025】
なお、本明細書においては、インテークマニホールドを含む吸気管41、吸気ポート31、及び吸気弁32等を吸気通路を構成する部材(吸気通路構成部材)と称呼する。
【0026】
排気系統50は、排気ポート34に連通したエキゾーストマニホールド51、エキゾーストマニホールド51に接続されたエキゾーストパイプ52、及びエキゾーストパイプ52に介装された触媒コンバータ(三元触媒装置)53を備えている。
【0027】
一方、このシステムは、熱線式エアフローメータ61、吸気温センサ62、大気圧センサ(スロットルバルブ上流圧力力センサ)63、スロットルポジションセンサ64、SCV開度センサ65、カムポジションセンサ66、クランクポジションセンサ67、水温センサ68、空燃比センサ69、及びアクセル開度センサ81を備えている。
【0028】
エアフローメータ61は、吸気管41内を流れる吸入空気の質量流量Gaに応じた信号を出力するようになっている。吸気温センサ62は、吸入空気の温度を検出し、吸気温度THAを表す信号を出力するようになっている。大気圧センサ63は、スロットルバルブ43の上流の圧力(即ち、大気圧)を検出し、スロットルバルブ上流圧力Paを表す信号を出力するようになっている。
【0029】
スロットルポジションセンサ64は、スロットルバルブ43の開度(スロットル弁開度)を検出し、スロットル弁開度TAを表す信号を出力するようになっている。SCV開度センサ65は、SCV44の開度を検出し、SCV開度θivを表す信号を出力するようになっている。カムポジションセンサ66は、インテークカムシャフトが90°回転する毎に(即ち、クランク軸24が180°回転する毎に)一つのパルスを有する信号(G2信号)を発生するようになっている。クランクポジションセンサ67は、クランク軸24が10°回転する毎に幅狭のパルスを有するとともに同クランク軸24が360°回転する毎に幅広のパルスを有する信号を出力するようになっている。この信号は、エンジン回転速度NEを表す。
【0030】
水温センサ68は、内燃機関10の冷却水の温度を検出し、冷却水温THWを表す信号を出力するようになっている。空燃比センサ69は、触媒コンバータ53に流入する排ガス中の空燃比A/Fに応じた信号を出力するようになっている。アクセル開度センサ81は、運転者によって操作されるアクセルペダル82の操作量Accpを表す信号を出力するようになっている。
【0031】
電気制御装置70は、互いにバスで接続されたCPU71、CPU71が実行するプログラム、マップ(テーブル)、定数等を予め記憶したROM72、CPU71が必要に応じてデータを一時的に格納するRAM73、電源が投入された状態でデータを格納するとともに同格納したデータを電源が遮断されている間も保持するバックアップRAM74、及びADコンバータを含むインターフェース75等からなるマイクロコンピュータである。インターフェース75は、前記センサ61〜69,81と接続され、CPU71にセンサ61〜69,81からの信号を供給するとともに、同CPU71の指示に応じて可変吸気タイミング装置33のアクチュエータ33a、イグナイタ38、インジェクタ39、スロットルバルブアクチュエータ43a、及びSCVアクチュエータ44aに駆動信号を送出するようになっている。
【0032】
(作動)
次に、上記のように構成された燃料噴射量制御装置の作動について説明する。CPU71は、特定気筒のクランク角が、その気筒の吸気上死点から所定クランク角度だけ前の角度(例えば、BTDC90°)になると、図2の燃料噴射制御ルーチンの処理をステップ200から開始し、ステップ205に進んで同特定気筒の燃焼室25に吸入される吸入空気量(重量)Qを、エアフローメータ61が検出している吸入空気量を示す値Gaを用いて下記数5に応じて求める。下記数5において、αは0〜1までの任意の係数である。
【0033】
【数5】
Q=α・Q+(1−α)・Ga
【0034】
次いで、CPU71はステップ210にて吸入空気量Qをエンジン回転速度NEで除した値に所定の係数k1を乗じて、前記吸気行程を迎えた気筒の燃焼室25に吸入される空気量KLを求め、続くステップ215にて空気量KLを所定の目標空燃比Abyfref(例えば、理論空燃比である14.7)で除することにより、同気筒の燃焼室25に吸入される混合気の空燃比を同所定の目標空燃比Abyfrefとするために必要な燃料量である要求燃料量fc(k)を算出する。
【0035】
次いで、CPU71はステップ220に進み、エンジン回転速度NE、空気量KL、及び冷却水温THWと燃料付着率Rとの関係を規定したROM72内に予め格納してあるマップfと、現時点のエンジン回転速度NE、上記求められら空気量KL、及び現時点で水温センサ68が検出している冷却水温THWとに基いて現時点における燃料付着率Rを求め、続くステップ225にて、同様に、エンジン回転速度NE、空気量KL、及び冷却水温THWと燃料残留率Pとの関係を規定したROM72内に予め格納してあるマップgと、現時点のエンジン回転速度NE、上記求められら空気量KL、及び現時点で水温センサ68が検出している冷却水温THWとに基いて現時点における燃料残留率Pを求める。
【0036】
なお、本例において、燃料付着率R及び燃料残留率Pは、冷却水温THWが小さいほど大きくなるように設定されている。冷却水温THWは吸気通路構成部材の温度を表す値として用いられていて、吸気バルブの温度や吸気管壁面温度(または、これらの温度の推定値)で置換することもできる。また、燃料付着率R、及び燃料残留率Pは、SCV開度センサ65が検出するSCV開度θiv、及び/又は可変吸気バルブのタイミングVTにも応じて求めるように構成してもよい。
【0037】
次に、CPU71はステップ230に進み、前記求めた燃料付着率R、燃料残留率P、及び本ルーチンを前回実施したときに求めた今回の燃料付着量f(k)(後述するステップ255を参照。)を、上記数1,数2から導出された上記数3に適用して今回の燃料噴射量fi(k)を暫定的に算出し、続くステップ235にて上記数4に従って燃料付着補正量fh(k)(=fi(k)−fc(k))を求める。
【0038】
次いで、CPU71はステップ240に進んで、要求燃料量fc(k)(要求燃料量fc(k)に対応した値)が所定値の閾値Thより小さいか否かを判定する。換言すると、燃料付着補正量fh(k)による補正を制限すべき状態(即ち、燃料付着補正量の誤差が実際の空燃比に及ぼす影響が相対的に大きくなる運転状態)となっているか否かを判定する。
【0039】
いま、要求燃料量fc(k)が所定値の閾値Thより大きいとして説明を続けると、CPU71はステップ240にて「No」と判定してステップ245に進み、係数(燃料付着補正量の反映率)Khの値を「1」に設定する。そして、CPU71は、ステップ250にて下記数6に従い最終燃料噴射量finjを決定する。
【0040】
【数6】
finj=fc(k)+kh・fh(k)=fc(k)+kh・(fi(k)−fc(k))
【0041】
現段階では、先のステップ245にて燃料付着補正量fh(k)の反映率khの値は「1」に設定されているから、上記数6により最終燃料噴射量finjは上記ステップ230にて求められた燃料噴射量fi(k)と等しくなる。換言すると、燃料が吸気通路構成部材に付着することに基く燃料付着量の補正量fh(k)は、要求燃料量fc(k)に対して反映率「1」でそのまま反映されて最終燃料噴射量finjが決定される。
【0042】
次いで、CPU71はステップ255に進み、上記数1の今回の燃料噴射量fi(k)に上記求めた最終燃料噴射量finjを代入して、今回の燃料噴射後における燃料付着量(即ち、次回の燃料噴射前の燃料付着量)fw(k+1)を求め、続くステップ260にて同次回の燃料付着量fw(k+1)を次回の本ルーチンの実行のために今回の燃料付着量fw(k)として格納する。そして、CPU71はステップ265にて上記ステップ250にて求めた最終燃料噴射量finjを吸気行程を迎える前記特定気筒に対応したインジェクタ39から噴射するように指示信号を出力し、ステップ295にて本ルーチンを一旦終了する。
【0043】
一方、要求燃料量fc(k)が所定値の閾値Thより小さい場合、CPU71はステップ240に進んだとき、同ステップ240にて「Yes」と判定してステップ270に進み、燃料付着補正量の反映率Khの値を「1」より小さい正の所定値Aに設定し、ステップ250にて上記数6に従い最終燃料噴射量finjを決定する。この結果、要求燃料量fc(k)が所定値の閾値Thより大きい場合よりも、燃料付着補正量fh(k)が要求燃料量fc(k)に対して小さく反映されて(反映率「A」で反映されて)最終燃料噴射量finjが決定される。
【0044】
その後、CPU71はステップ255〜265を実行して、次回の燃料付着量fw(k+1)を求め、これを今回の燃料付着量fw(k)として格納するとともに、上記決定した最終燃料噴射量finjの燃料を前記特定気筒に対応したインジェクタ39から噴射し、ステップ295にて本ルーチンを一旦終了する。このようなルーチンは、各気筒毎に独立して実行される。
【0045】
以上、説明したように、上記実施形態によれば、上記数1及び上記数2(その結果としての数3)により表された燃料挙動モデルを用いて燃料付着量と同燃料付着量に基く燃料付着補正量とを求めるとともに、減速時等のように要求燃料量fc(k)が小さくなるときは、要求燃料量fc(k)が大きいときに比べ、燃料付着補正量fh(k)を要求燃料量fc(k)に対して小さく反映させることで最終燃料噴射量finjを決定する。要求燃料量fc(k)が小さいときは、同要求燃料量fc(k)に対する燃料付着補正量fh(k)が大きくなり、従って、従来の燃料噴射量制御装置では、燃料付着補正量fh(k)に含まれる誤差が空燃比の大きな変動を招くところ、この実施形態の燃料噴射量制御装置においては、燃料付着補正量fh(k)の誤差が空燃比の変動として現れ難いので、ドライバビリティビリやエミッションの悪化を回避することが可能となる。
【0046】
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
【0047】
(第1変形例)
第1の変形例は、図4のフローチャートに示したように、上記実施形態で説明した図2のステップ240,ステップ245,及びステップ270をステップ405〜ステップ425に変更した点においてのみ上記実施形態と異なっている。
【0048】
即ち、CPU71はステップ205〜ステップ235を実行することにより、吸気行程を迎える気筒の燃焼室内に吸入されるであろう吸入空気量KLを推定し、これと目標空燃比Abyfrefとに基いて要求燃料量fc(k)を求め、次いで、燃料付着率Rと燃料残留率Pとを決定した後に今回の燃料噴射量fi(k)を暫定的に算出するとともに、燃料付着補正量fh(k)(=fi(k)−fc(k))を求める。
【0049】
次に、CPU71は、ステップ405にて要求燃料量fc(k)が所定の閾値Thより小さいか否かを判定し、要求燃料量fc(k)が所定の閾値Thより小さくなければ、ステップ410に進んで燃料付着補正量の反映率Khの値を「1」に設定してステップ250に進む。一方、要求燃料量fc(k)が所定の閾値Thより小さい場合、CPU71はステップ405にて「Yes」と判定してステップ415に進み、冷却水温THWが所定の閾値THWthより低いか否かを判定する。そして、冷却水温THWが所定の閾値THWthより低ければ、ステップ420にて燃料付着補正量の反映率Khに所定の値(第1の値)A1を設定し、冷却水温THWが所定の閾値THWthより高ければ、ステップ425に進んで燃料付着補正量の反映率Khに第1の値A1よりも大きく「1」より小さい所定の値(第2の値)A2を設定する。なお、ステップ415で使用する水温THWは、吸気通路構成部材の温度を表す値である。
【0050】
その後、CPU71はステップ250〜ステップ265を実行して最終燃料噴射量finjの燃料を噴射する。従って、CPU71はステップ250にて燃料付着補正量fh(k)を反映率Khで要求燃料量fc(k)に反映させて最終燃料噴射量finjを決定するので、要求燃料量fc(k)が所定の閾値Thより小さくなければ(即ち、所定の閾値Thより大きければ)、燃料付着補正量fh(k)が要求燃料量fc(k)に大きく(反映率「1」で)反映されて最終燃料噴射量finjが決定される。
【0051】
これに対し、要求燃料量fc(k)が所定の閾値Thより小さければ、冷却水温THWが閾値THWthより低いとき、燃料付着補正量fh(k)が要求燃料量fc(k)に最も小さく(反映率「A1」で)反映され、冷却水温THWが閾値THWthより高いとき、燃料付着補正量fh(k)が要求燃料量fc(k)に若干だけ小さく(反映率「A2」で)反映されて最終燃料噴射量finjが決定される。
【0052】
このように、第1変形例においては、減速時等であって要求燃料量fc(k)が小さいとき、冷却水温THWが低いほど燃料付着補正量fh(k)を要求燃料量fc(k)に対して小さく反映させることで最終燃料噴射量finjを決定する。一般に、冷却水温THWが低い機関冷間時ほど燃料付着量は大きくなるから、燃料付着補正量fh(k)の大きさは大きくなり、従って、同燃料付着補正量fh(k)に含まれる誤差も大きくなる。これに対し、上記第1変形例においては、機関冷間時には温間時(暖機後)に比べて燃料付着補正量fh(k)が最終燃料噴射量finjに反映され難いから、その誤差が空燃比の変動として一層現れ難いので、ドライバビリティビリやエミッションの悪化を回避することが可能となる。
【0053】
なお、ステップ415では冷却水温THWをパラメータとして用いているが、吸気バルブの温度や吸気管壁面温度(または、これらの温度の推定値)等の吸気通路構成部材の温度を代表するパラメータを同ステップ415で使用するパラメータとしてもよい。
【0054】
(第2変形例)
第2の変形例は、定常運転状態であっても要求燃料量fc(k)が小さいアイドル運転状態等の場合には、燃料付着補正量fh(k)による補正を制限することで、空燃比の荒れを回避しようとするもので、具体的には、図5のフローチャートに示したように、上記実施形態の図2のステップ240,ステップ245,及びステップ270をステップ505〜ステップ520に変更した点においてのみ上記実施形態と異なっている。
【0055】
即ち、CPU71はステップ205〜ステップ235を実行することにより、吸気行程を迎える気筒の燃焼室内に吸入されるであろう吸入空気量KLを推定し、これと目標空燃比Abyfrefとに基いて要求燃料量fc(k)を求め、次いで、燃料付着率Rと燃料残留率Pとを決定した後に今回の燃料噴射量fi(k)を暫定的に算出し、燃料付着補正量fh(k)(=fi(k)−fc(k))を求める。
【0056】
次に、CPU71は、内燃機関10がアイドル運転状態(定常運転状態)にあるか否かを判定するため、ステップ505にて吸入空気量KLの単位時間内の変化量ΔKLの絶対値が所定の閾値Thklより小さく、且つ、エンジン回転速度NEの単位時間内の変化量ΔNEの絶対値が所定の閾値Thneより小さいか否かを判定する。そして、これらの条件が共に成立しているとき、CPU71はステップ505にて「Yes」と判定してステップ510に進み、要求燃料量fc(k)に対する燃料付着量fh(k)の比が所定の閾値Thfhより大きいか否かを判定することで、燃料付着補正量fh(k)の空燃比に与える影響が大きいか否かを判定する。そして、CPU71は要求燃料量fc(k)に対する燃料付着補正量fhの比が所定の閾値Thfhより大きければ、ステップ515に進んで燃料付着補正量の反映率Khの値を0〜1までの所定の値「A」に設定する。
【0057】
これに対し、ステップ505にて「No」と判定されるとき、及びステップ510にて「No」と判定されるときは、ステップ520にて燃料付着補正量の反映率Khの値を「1」に設定する。そして、CPU71は、ステップ250にて上記数6に従い最終燃料噴射量finjを決定する。
【0058】
その後、CPU71はステップ255〜265を実行して、次回の燃料付着量fw(k+1)を求め、これを今回の燃料付着量fw(k)として格納するとともに、上記決定した最終燃料噴射量finjの燃料を噴射し、ステップ295にて本ルーチンを一旦終了する。
【0059】
以上、説明したように、第2変形例によれば、アイドル運転時のような定常運転時であって吸入空気量KLの変化量ΔKLの絶対値及びエンジン回転速度NEの変化量ΔNEの絶対値が小さいとき、且つ、要求燃料量fc(k)に対する燃料付着補正量fh(k)の比(fh(k)/fc(k))が大きいときは、燃料付着補正量fh(k)を要求燃料量fc(k)に対して小さく反映させて最終燃料噴射量finjを決定する。従って、燃料付着補正量fh(k)に含まれる誤差が空燃比の変動となり、しかも、定常運転時であって空燃比A/Fの変動がドライバビリティビリの悪化に直結し易い状態では、燃料付着補正量fh(k)による補正が制限されるので、ドライバビリティビリの悪化を回避することが可能となる。
【0060】
なお、上記ステップ505における吸入空気量KLの単位時間内の変化量ΔKLの絶対値が所定の閾値Thklより小さいか否かの判定は、スロットル弁開度TAの単位時間内の変化量ΔTAの絶対値が所定の閾値Thtaより小さいか否かの判定に置換してもよい。また、ステップ235とステップ510の間に吸入空気量KL(又は要求燃料量fc)が所定の閾値より小さいか否かを判定し、小さい場合にはステップ505に進み、そうでない場合にはステップ520に進むステップを追加してもよい。
【0061】
以上説明したように、本発明による内燃機関の燃料噴射量制御装置の実施形態とその変形例によれば、燃料挙動モデル(燃料付着モデル)に基いて燃料付着量fwが推定されるとともに、燃料の付着に伴う燃料補正量(燃料付着補正量)fhが求められ、特に、要求燃料量fcが小さくなる低吸入空気領域においては、高吸入空気領域に比べて、同燃料付着量fhが要求燃料量fcに小さく反映されて(或いは、制限されて)最終燃料噴射量finjが求められる。この結果、気筒の燃焼室25に吸入される混合気の空燃比の変動が大きくなることに起因するドライバビリティやエミッションの悪化を回避することが可能となる。
【0062】
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記実施形態及び変形例においては、要求燃料量fcが小さい場合を同要求燃料量fcに基いて判定していたが、吸入空気量KLに基いて判定してもよい。
【0063】
また、上記燃料噴射量制御装置は、吸気行程にある気筒の吸気弁32が閉じる前に同気筒に対して燃料を噴射しなければならないので、吸気弁32が閉じた時点で(即ち、吸気弁閉時に)同気筒内に吸入されているであろう吸入空気量(筒内吸入空気量)を予測する必要がある。一方、吸気弁閉時の吸気管圧力PMFWDは、燃焼室25に吸入されている空気量と比例関係にある。従って、吸気管圧力PMFWDを予測することができれば、実際の筒内吸入空気量を推定することができる。そこで、吸気弁閉時の吸気管圧力PMFWDを物理モデルに基いて予測・推定し、推定した吸気管圧力PMFWDを一気筒の排気量と空気密度の積で除することにより一気筒当たりの吸入空気量に相当する値KLFWDを求め、その値KLFWDに所定の係数を乗じることにより(或いは、値KLFWDを目標空燃比Abyfrefで除することにより)要求燃料量fcを決定するように構成してもよい。
【0064】
更に、上記燃料付着補正量fh(k)の反映率「A」及び「A1」は「0」でもよい。この場合、燃料付着に基く補正が禁止されることと等価である。また、上記燃料付着補正量fh(k)の反映率は、要求燃料量(吸入空気量)が小さくなるにしたがって連続的に小さくなるように構成してもよく、更に、吸気通路構成部材の温度が小さくなるにしたがって連続的に小さくなるように構成してもよい。また、第2変形例のステップ515を、第1変形例のステップ415〜ステップ425に置換してもよい。この場合、定常状態で低吸入空気領域において、吸気温度構成部材の温度が低いほど燃料付着補正量が小さく反映されて最終燃料噴射量が決定されることになり、空燃比の変動が一層効果的に抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による内燃機関の燃料噴射量制御装置を火花点火式多気筒内燃機関に適用したシステムの概略構成図である。
【図2】 図1に示したCPUが燃料噴射制御のために実行するプログラムを示したフローチャートである。
【図3】 図1に示した燃料噴射量制御装置による燃料付着量の推定方法を説明するために、インジェクタから噴射された燃料が吸気通路構成部材に付着する様子を概念的に示した図である。
【図4】 本発明の実施形態の第1変形例に係る燃料噴射量制御装置のCPUが燃料噴射制御のために実行するプログラムを示したフローチャートである。
【図5】 本発明の実施形態の第2変形例に係る燃料噴射量制御装置のCPUが燃料噴射制御のために実行するプログラムを示したフローチャートである。
【符号の説明】
10…火花点火式多気筒内燃機関、20…シリンダブロック部(エンジン本体部)、25…燃焼室、31…吸気ポート、32…吸気弁、33…可変吸気タイミング装置、39…インジェクタ、41…吸気管、70…電気制御装置、71…CPU。
Claims (2)
- 内燃機関の燃焼室に接続された吸気通路内に燃料を噴射する燃料噴射手段と、
前記燃焼室に吸入される吸入空気量を表す値を取得する吸入空気量取得手段と、
前記取得された吸入空気量を表す値に基いて前記燃焼室に吸入される混合気の空燃比を所定の値とするために必要な燃料量である要求燃料量を算出する要求燃料量算出手段と、
前記要求燃料量の燃料を前記燃料噴射手段から噴射した場合、前記吸気通路を構成する部材へ燃料が付着することによって発生する同要求燃料量に対する実際に前記燃焼室に吸入される燃料量の過不足分を、前記吸気通路を構成する部材に既に付着していた燃料のうち一吸気行程を経た後に同吸気通路を構成する部材に付着したまま残留している燃料の割合である残留率及び前記燃料噴射手段から噴射される燃料のうち同吸気通路を構成する部材へ直接付着する燃料の割合である付着率を使用する燃料挙動モデルを用いることにより燃料付着補正量として算出する燃料付着補正量算出手段と、
前記要求燃料量に前記燃料付着補正量を反映させることにより前記燃料噴射手段から噴射すべき燃料噴射量である最終燃料噴射量を決定する燃料噴射量決定手段とを備え、
前記決定された最終燃料噴射量に応じた燃料を前記燃料噴射手段から噴射するように構成された内燃機関の燃料噴射量制御装置において、
前記燃料噴射量決定手段は、前記要求燃料量に相当する量が所定量よりも小さいとき、同要求燃料量が同所定量より大きいときより、前記燃料付着補正量を前記要求燃料量に小さく反映させて前記最終燃料噴射量を決定するように構成されたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射量制御装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射量制御装置において、
前記燃料噴射量決定手段は、前記機関の吸気通路を構成する部材の温度が低いとき、同吸気通路を構成する部材の温度が高いときより、前記燃料付着補正量を前記要求燃料量に小さく反映させて前記最終燃料噴射量を決定するように構成されたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射量制御装置。
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