JP3886723B2 - 物品取付具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁面構成部材の表面に手摺り等の物品を取付けるための物品取付具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
壁面構成部材の表面に手摺り等の物品を取付ける場合、壁面構成部材が例えば石膏ボードのように脆いものであると、壁面構成部材取付の表面側(物品が位置される側の面)から取付ねじ等によって物品の取付を行ったのでは、物品からの大きな荷重を支承することが不可能となり、採用できないものとなる。このため、壁面構成部材に開口部を形成して、アンカ片をこの開口部より挿通させて壁面構成部材の裏面側に配置して、壁面構成部材の裏面側に密着された状態のアンカ片によって物品からの荷重を支承させることが行われる。
【0003】
従来、開口部に挿通されるアンカ片を利用した物品取付具としては種々のものが提案されているが、壁面構成部材の表面側に配設される保持部材とアンカ片とを、壁面構成部材の開口部を挿通される取付ボルトを介して連結することにより、アンカ片と保持部材とで壁面構成部材を挟持するようにしたものがある。そして、取付ボルトを有するものの中には、アンカ片にあらかじめ取付ボルトの一端部が連結されて、取付ボルトの基端部を把持しつつアンカ片が壁面構成部材の開口部よりその裏面側へと挿通させる作業を行うようにしたものもある(特開2000−145089号公報参照)。
【0004】
物品の取付のためには、壁面構成部材の表面側には物品取付具、例えば保持部材等が大きく突出しないようにすることが望まれる。このような観点から、上記保持部材は、鉄板等の金属板を加工することにより、全体的に断面ハット状に形成されて、取付ボルトがスムーズに挿通される挿通孔が形成された円形の底壁部と、底壁部の外周縁部から伸びる円筒状の筒部と、筒部の端部に形成されたフランジ部とを有する。そして、筒部が壁面構成部材の開口部に嵌合されて、フランジ部が壁面構成部材の表面側に当接されることになる。そして、取付ボルトに螺合したロックナットを、上記底壁部に強く当接するように締め付けることにより、アンカ片と保持部材(のフランジ部)とによって壁面構成部材の挟持が行われる。
【0005】
上記保持部材は、薄いフランジ部のみが壁面構成部材の表面側に露出するのみであり、またロックナットは筒部内に収納された状態となり、全体的に壁面構成部材の表面側へは物品取付具が大きく突出しないことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近では、壁面構成部材に形成する開口部の直径を極力小さくすることが望まれる場合が多くなっている。この場合、保持部材のうち開口部に嵌合される筒部の直径が小さいものとなり、この結果、筒部内に収納されるロックナットと筒部内壁との隙間が小さいものとなる。このように、ロックナットの周囲の隙間が小さくなると、ロックナットを回転させて締め付けるための回転工具をロックナットに係合させることが難しくなり、この点において何らかの対策が望まれることになる。勿論、ロックナットを壁面構成部材の表面側に大きく露出した状態とすれば、ロックナットに対して回転工具を係合させることが可能となるが、この場合は、ロックナットが壁面構成部材の表面側に大きく突出してしまうことになる。
【0007】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、取付ボルトを介して連結されるアンカ片と保持部材とで壁面構成部材を挟持するものにおいて、壁面構成部材に形成される開口部の直径が小さい場合でも、物品取付具が壁面構成部材の表面側に大きく突出することがなく、しかも壁面構成部材を挟持させるための回転力を付与できるようにした物品取付具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあっては、基本的に、保持部材をロックナットとしての機能を兼用させるようにしてある。すなわち、保持部材を、壁面構成部材に形成された開口部に嵌合されると共に取付ボルトに螺合されるねじ孔を有する筒部と、筒部の端部外周に形成されたフランジ部とを有するものとしてある。そして、この保持部材を回転操作させるための回転治具を、保持部材と一体成形することができ、あるいは別体に形成することもできる。具体的には、本発明における物品取付具にあっては、保持部材と回転治具とを一体成形するものとして、次のような解決手法を採択してある。すなわち特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
壁面構成部材に形成された開口部より挿通されて該壁面構成部材の裏面側に配置されるアンカ片と該壁面構成部材の表面側に配設される保持部材とを、該開口部を挿通される取付ボルトを介して連結することにより、該アンカ片と該保持部材とで該壁面構成部材を挟持するようにした物品取付具であって、
前記アンカ片として、第1アンカ片と第2アンカ片とが設けられ、
前記第1アンカ片の基端部に前記取付ボルトの先端部が一体回転するように連結され、
前記第2アンカ片の基端部が、前記第1アンカ片よりも前記取付ボルトの基端部側において、該取付ボルトに対して螺合されることなく回転自在に嵌合され、
前記第1アンカ片と前記第2アンカ片とが、その各先端部側に向けて伸びる所定面をもって、互いに重ならない相対回転姿勢時において、前記壁面構成部材の裏面側に当接可能となるように設定され、
前記第1,第2アンカ片が前記壁面構成部材の裏面側に当接した状態で、該取付ボルトの基端部が該壁面構成部材の表面側に突出するように該取付ボルトの長さが設定され、
前記保持部材が、前記開口部に嵌合されると共に前記取付ボルトが螺合されるねじ孔を有する筒部と、該筒部の基端部外周に形成されて前記壁面構成部材の表面側に当接されるフランジ部とを有し、
前記保持部材の基端部側において、回転操作用の回転治具が設けられ、
前記回転治具は、前記取付ボルトよりも大径とされて該取付ボルトが挿通される挿通孔を有すると共に、所定以上のトルクを受けたときに破断される弱化部を介して前記保持部材に一体化されている、
ようにしてある。上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2〜請求項3に記載のとおりである。
【0009】
前記保持部材と回転治具とを別体に形成した場合として、次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項4に記載のように、
壁面構成部材に形成された開口部より挿通されて該壁面構成部材の裏面側に配置されるアンカ片と該壁面構成部材の表面側に配設される保持部材とを、該開口部を挿通される取付ボルトを介して連結することにより、該アンカ片と該保持部材とで該壁面構成部材を挟持するようにした物品取付具であって、
前記アンカ片として、第1アンカ片と第2アンカ片とが設けられ、
前記第1アンカ片の基端部に前記取付ボルトの先端部が一体回転するように連結され、
前記第2アンカ片の基端部が、前記第1アンカ片よりも前記取付ボルトの基端部側において、該取付ボルトに対して螺合されることなく回転自在に嵌合され、
前記第1アンカ片と前記第2アンカ片とが、その各先端部側に向けて伸びる所定面をも って、互いに重ならない相対回転姿勢時において、前記壁面構成部材の裏面側に当接可能となるように設定され、
前記第1,第2アンカ片が前記壁面構成部材の裏面側に当接した状態で、該取付ボルトの基端部が該壁面構成部材の表面側に突出するように該取付ボルトの長さが設定され、
前記保持部材が、合成樹脂により形成されて、前記開口部に嵌合されると共に前記取付ボルトが螺合されるねじ孔を有する筒部と、該筒部の基端部外周に形成されて前記壁面構成部材の表面側に当接されるフランジ部と、該フランジ部側の端面に形成されて回転工具が相対回転不能に係合される係合凹部とを有する、
ようにしてある。
【0010】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明によれば、ロックナットを兼用した保持部材は、フランジ部のみを壁面構成部材の表面側に露出させるだけでよく、壁面構成部材の表面側への突出量を小さいものとすることができる。また、保持部材と一体の回転治具を回転操作するという簡単な操作だけで、保持部材の壁面構成部材の表面側への圧接、つまりアンカ片(第1,第2アンカ片)と保持部材のフランジ部とによる壁面構成部材の挟持が行われることになる。そして、保持部材のフランジ部が壁面構成部材の表面側に当接した後の回転治具のさらなる回転によって、弱化部が自動的に破断されて、保持部材と回転治具との分離も自動的に行われることになる。
【0011】
また、第2アンカ片をその自重を利用して下方へ伸びる姿勢とする一方、第1アンカ片を取付ボルトの回転操作を利用して上方へ伸びる姿勢として、2つのアンカ片の伸び方向を大きく相違させて、より広い方向の荷重をしっかりと支承する上で好ましいものとなる。
【0012】
請求項2に記載された発明によれば、保持部材と回転治具とを連結している弱化部の破断後に、回転治具を取付ボルトの弱化部よりも基端部側に位置させた状態で回転治具に曲げ操作を行うことで、取付ボルトをその弱化部から破断して壁面構成部材の表面側からの突出長さを一気に短くすることができる。このことは、取付ボルトはその破断前の状態では壁面構成部材の表面側に大きく突出した十分の長さとしておくことができて、取付ボルトを把持しつつアンカ片を壁面構成部材の開口部を通してその裏面側に位置させる作業を容易に行う上で好ましいものとなる。
請求項3に記載された発明によれば、保持部材と回転治具とを射出成形によって安価かつ容易に形成することができる。
【0013】
請求項4に記載された発明によれば、回転治具が保持部材と別体である点を除いて、請求項1に対応した効果を得ることができる。また、回転治具を繰り返し使用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を示す図1〜図12において、物品取付具Mの構成要素についてまず説明すると、物品取付具Mは、第1アンカ片1と、第2アンカ片2と、取付ボルト3と、保持部材4とを有する。保持部材4は、後述するように、アンカ片と共働して壁面構成部材を挟持するためのロックナットを兼用したものとなっており、このような保持部材4は、施工時には、合成樹脂によって回転治具5とあらかじめ一体成形されている。この保持部材4と回転治具5との一体品を、以下の説明では、治具兼用部材JKとして説明することとする。物品取付具Mは、実施形態ではさらに、金属製のワッシャ6とスペーサ7とを有する。
【0015】
各アンカ片1と2は、それぞれ数mm厚の剛性に優れた金属材料(例えば鋼板)や合成樹脂(繊維強化された合成樹脂を含む−以下同じ)によって、全体的に細長くかつ湾曲された形状とされている。すなわち、各アンカ片1、2は、全体的に一方向に湾曲された形状とされ、特にその先端部側においては曲がりの度合いが強くなっていて、横方向に大きく曲げられている。そして、取付ボルト3を中心として両アンカ片1と2とを相対回転させて互いに重ね合わせたとき、幅方向においては互いにはみ出ないように整合されるように形状設定されている(ほぼ合同形状に設定)。
【0016】
第1アンカ片1の基端部には、特に図5に示すようにねじ孔1aが形成され、このねじ孔1aに取付ボルト3の先端部が螺合されている。そして、取付ボルト3の先端部に第1アンカ片1が螺合された状態において、取付ボルト3と第1アンカ片1とが仮固定されている。この仮固定は、第1アンカ片1と取付ボルト3とが一体回転するように、かつ所定以上の相対トルクが作用したときには固定解除されるように設定されている。このような仮固定を行うには、例えば、図5に示すかしめ(かしめ部分を符号k1で示す)によって得ることができる。
【0017】
第2アンカ片2は、取付ボルト3に対して、第1アンカ片1よりも取付ボルト3の基端部側において、第2アンカ片2の基端部(に形成された取付孔2a)が回転自在に嵌合されている。すなわち、第2アンカ片2は、取付ボルト3に対しては螺合されることなく自由に回転自在とされて、第1アンカ片1と取付ボルト3とに対してそれぞれ相対回転可能とされている。
【0018】
各アンカ片1、2は、図3、図4に示すように、壁面構成部材Hに形成された開口部11を通して壁面構成部材Hの裏面側に配設されるものであり、取付ボルト3を介して連結されたアンカ片1、2と保持部材4とで壁面構成部材Hを挟持して、アンカ片1、2の壁面構成部材Hへの取付完了状態となる。なお、この取付作業の点については後述する。
【0019】
前記スペーサ7は、例えば合成樹脂により形成されて、壁面構成部材Hの厚さの相違つまり開口部11の長さの相違に対応するもので、第2アンカ片2と保持部材4との間において、取付ボルト3に取付けられる。すなわち、壁面構成部材Hの厚さが厚いときにスペーサ7が用いられ、壁面構成部材Hの厚さが薄いときは使用されない。スペーサ7は、他の部材の取付状態にかかわらず取付ボルト3に対して取付、取外しを容易に行えるように、周方向に切欠部7aが形成されて、この切欠部7aを利用して取付ボルト3からの取外し、取付けが行われる。なお、切欠部7aの開口幅は取付ボルト3の直径よりも幾分小さくされて、取付、取外しの際は、弾性変形を利用して切欠部7aの開口幅を広げることにより行われる。なお、ワッシャ6は、アンカ片2が直接スペーサ7あるいは保持部材4に当接するのを防止するためのものである。
【0020】
取付ボルト3の途中には、大きな曲げ力を受けて破断されるように、部分的に小径とされた弱化部3aが形成されている(図1参照)。また、取付ボルト3の基端部には、図1、図2に示すように、ドライバ等の回転工具が係合可能なように径方向に伸びる溝部3dが形成されている。第1アンカ片1を180度回転させて配置させるには、溝部3dの回転位置や回転工具の回転位置によって目視して確認できる。
【0021】
前記保持部材4と回転治具5との一体品である治具兼用部材JKの詳細が、図6、図7に示される。保持部材4は、開口部11内に挿通される筒部4aと、筒部4aに形成されて取付ボルト3が螺合されるねじ孔4bと、筒部4aの一端部に形成されて開口部11の直径よりも大きな外径を有する円環状のフランジ部4cとを有する。回転治具5は、筒状の本体部5aを有して、本体部5aの内孔が、取付ボルト3がスムーズに挿通可能な貫通孔5bとされている。そして、本体部5aの外周には、周方向等間隔に、複数(実施形態では2個)の回転力付与用の突起部5cが形成されている。
【0022】
保持部材4と回転治具5とは、弱化部としての連結部8によって連結されている。連結部8は、薄肉状とされて、所定以上のトルクを受けて破断される弱化部を構成している。このような治具兼用部材JKは、合成樹脂による一体成形とされている(例えば射出成形)。連結部8を所定以上のトルクを受けて破断される弱化部として構成するには、連結部8を射出成形時にあらかじめ薄肉として形成する他、例えば、周方向において部分的に保持部材4と回転治具5とを連結されるように射出成形したり、射出成形後に連結部8の外周に機械加工によって溝部を形成して連結部8を薄肉にする等、適宜の手法が採択し得る。
【0023】
再び図1、図2において、各アンカ片1、2のうち、壁面構成部材Hの裏面側に臨む側となる面には、あらかじめ両面接着テープ9が貼り付けられており、この両面接着テープ9が図1、図2中ハッチングを施して示される。両面接着テープ9は、回転抵抗力付与手段および剥離防止手段となるもので、施工前の状態では、両面接着テープ9の一方の接着面がアンカ片1、2の所定面(壁面構成部材Hの裏面側を向くことなる面)にあらかじめ接着されており、他方の接着面は剥離紙9aによって覆われている。そして、施工直前に剥離紙9aがはがされて、他方の接着面が露出される(はがされた剥離紙が図1中一点鎖線で示される)。なお、両面接着テープ9は、その接着能力によって耐荷重性能を高めるものであるが、アンカ片によって十分な強度が得られる場合は、必ずしも設ける必要がない。
【0024】
次に、図8〜図15および図3、図4を参照しつつ、物品取付具Mの壁面構成部材Hに対する取付手法について説明するが、その取付前の準備として、両面接着テープ9の剥離紙9aがはがされる。また、治具兼用部材JKが、アンカ片1、2を開口部11内に挿通するときの邪魔とならないように、取付ボルト3の基端部側(アンカ片1、2とは反対側)に位置される(ただし保持部材4のねじ孔4bに取付ボルト3が螺合されている範囲)。
【0025】
上述の事前準備が完了した後、まず、図2に示すように2つのアンカ片1、2を互いに重なるようにした状態として、図8に示すように、アンカ片1、2をその先端部側から開口部11内に挿入させる。両アンカ片1と2とを重ね合わせたとき、第1アンカ片1の両面接着テープ9が第1アンカ片2に接触しないようにされる。この接触防止のために、例えば、第2アンカ片2をその基端部側(取付ボルト3側)から先端部側(自由端部側)に向かうにつれて徐々に第1アンカ片1から離間するようにわずかに傾斜させるようにしてもよく、逆に、第1アンカ片1をその先端部から基端部に向かうにつれて徐々に第2アンカ片2から徐々に離間するようにわずかに傾斜させるようにしてもよい。この他、両アンカ片1と2との間に薄いスペーサを介在させる等のことを行うこともできる。
【0026】
図8の状態から、2つのアンカ片1、2をねじり込むようにしてさらに開口部11内に深く挿入していく。この挿入の際、アンカ片1、2の湾曲形状設定によって、アンカ片が直線の場合に比して、壁面構成部材Hの裏面側に小さな間隔しかなくても挿入が可能である。このようにして2つのアンカ片1、2の開口部11内への挿通が進んで、やがてアンカ片1、2は、図9に示すように、完全に開口部11を通り抜けることになり、このときの壁面構成部材Hの表面側の様子が図10に示される。
【0027】
物品取付具Mから手を離しても、保持部材4のフランジ部4cが開口部11の外周縁部に当接されて(係止されて)、物品取付具Mが壁面構成部材Hの裏面側において落下してしまうという事態は生じない。物品取付具Mから手を離した自由状態では、各2アンカ片1、2は、重力によってその先端部が下方を向く回転姿勢位置となる。
【0028】
両アンカ片1、2の先端部が下方を向いた回転姿勢位置状態から、取付ボルト3の基端部側を回転操作して、第1アンカ片1を回転させて、図11に示すように、第2アンカ片2とは反対の上方へ向けて第1アンカ片1が伸びる回転姿勢位置状態とする。この状態で、一旦取付ボルト3を壁面構成部材Hの表面側へ引っ張ることにより、各アンカ片1、2の両面接着テープ9を壁面構成部材Hの裏面側に圧接させる。これにより、各アンカ片1、2の回転姿勢位置が位置決めされる。
【0029】
次に、治具兼用部材JKを、その突起部5cを利用して手動によって回転させて、アンカ片1、2に徐々に近づけていき、その保持部材4の筒部4aが開口部11内に挿入されるようにする。やがて、保持部材4のフランジ部4cが開口部11の周縁部に当接する。フランジ部4cが開口部11の周縁部に当接した状態から、図12に示すようにさらに強く治具兼用部材JKを回転させると、その連結部8が破断されて、保持部材4と回転治具5とが分離される。このとき、第1アンカ片1と取付ボルト3との仮固定は解除されないままである。
【0030】
保持部材4から分離された回転治具5を、取付ボルト3から引き抜く方向に移動させて、図13に示すように、取付ボルト3の弱化部3aよりもさらに手前側にまで移動させる。この図13の状態から、回転治具5に、取付ボルト3とほぼ直交する方向の曲げ力を与えると、弱化部3aが破断されて、取付ボルト3の一部が回転治具5と共に壁面構成部材Hから分離される。取付ボルト3の弱化部3aが破断された直後の状態の断面図が図3である。
【0031】
この後、図14に示すように、取付ボルト3に対して、物品取付用となる連結具21が、スペーサ22を介して袋ナット23によって取付けられる。すなわち、連結具は、全体的に薄い円筒状とされて、その外周面21aに手摺り等の物品を固定するためのねじ部が形成されると共に、その内孔に取付ボルト3が貫通されるようになっている。
【0032】
袋ナット23を締め付けていくと、取付ボルト3に対する袋ナット23の螺合進行はすぐにとまり、袋ナット23に付与される締め付け力(回転力)は、保持部材4および第1アンカ片1に対する取付ボルト3の回転力として作用する。袋ナット23に対する大きな締め付け力付与により、取付ボルト3と第1アンカ片1との仮固定が解除される。さらなる袋ナット23への締め付け力付与により、取付ボルト3は、第1アンカ片1のねじ孔1aに対する螺合が進行して、壁面構成部材Hに対して奥深くねじ込まれて、取付ボルト3の壁面構成部材Hからの突出量が徐々に小さくされていく。連結具の外周縁部が保持部材4のフランジ部4cの外側において壁面構成部材Hの表面側に強く押圧(着座)される取付状態となると、連結具の取付完了状態とされ、この取付完了状態での断面図が図4に示される(袋ナット23による連結具21の締め付けトルクは、例えば10〜13kgm)。
【0033】
以上の取付完了状態において、アンカ片1、2は連結具21により壁面構成部材Hに強固に固定され、加えて、保持部材4の筒部4aが開口部11に嵌合されることによって、開口部11における取付ボルト3との隙間を埋め、取付ボルト3の荷重を開口部11の端面でも受けることができ、荷重支承能力がより高められる。
【0034】
ここで、図4を参照しつつ、連結具21を利用した物品としての手摺り35を固定する一例について説明する。手摺り35は、その端部にフランジ部35aを有し、このフランジ部35aに抜け止めされた状態で固定具36が手摺り35の端部に回転自在に嵌合されている。固定具36は、キャップ状に形成されて、その内面に雌ねじ部36aが形成されており、この雌ねじ部36aが、連結具21の外周に形成された雄ねじ部21aに螺合される。なお、手摺り35のうち少なくともフランジ部35a側の端部は筒状とされて、固定具36を連結具21に奥深く螺合させたときに、袋ナット23が手摺り35内に挿入状態とされる。
【0035】
図16は本発明の別の実施形態を示すもので、アンカ片1、2のうち、壁面構成部材Hの裏面側に臨む面に、先端が鋭利な爪部25を形成した場合を示す。この爪部25は、第1アンカ片1と保持部材4とで壁面構成部材Hを挟持する力によって、壁面構成部材Hの裏面側に食い込んで、アンカ片1、2の回転を強く規制することとなる。なお、このような爪部25は、1つのアンカ片に対して複数設けることもできるが、極力アンカ片1、2の先端部側に設けるのが、回転規制を効果的に行う上で好ましいものとなる。
【0036】
図17も本発明の別の実施形態を示すもので、取付ボルト3の基端部側を拡大して示してあるが、取付ボルト3の外周面に形成されたねじ部は簡略化のために描かれていない。この図17の例では、取付ボルト3の基端面に、係合凹部としての六角形状の係合孔41を取付ボルト3の軸線方向に伸ばして形成してあり、この係合孔41に六角レンチ等の回転工具が取付ボルト3の軸線回りに相対回転不能に係合されるようにしてある。そして、袋ナットの代わりに、取付ボルト3には通常の六角ナット42を螺合させて、このナット42によって連結具21の締め付けを行うようにしてある。本実施形態では、係合孔41に回転工具を係合させて、あらかじめ取付ボルト3の壁面構成部材Hの表面側からの突出長さを短くした後(第1アンカ片1と取付ボルト3との仮固定解除)、ナット42による連結具21の締め付けが行われる。
【0037】
図18、図19も本発明の別の実施形態を示すものである。本実施形態では、保持部材4Aと回転治具5Aとを互いに別体に形成したものであり、それぞれ合成樹脂を射出成形することにより形成されている。保持部材4Aは、保持部材4に相当するもので、保持部材4に対応する構成要素には同一符号を付してある。すなわち、筒部が符号4aで示され、取付ボルト3が螺合されるねじ孔が符号4bで示され、フランジ部が符号4cで示される。このような、保持部材4Aは、そのフランジ部4c側の端面4dが平坦面とされているが、この端面4dには、係合凹部52が形成されている。係合凹部52は、ねじ孔4bを中心にして周方向等間隔に複数個形成されている(実施形態では2個形成)。
【0038】
一方、回転治具5Aは、回転治具5に相当するもので、回転治具5に対応する構成要素には同一符号を付してある。すなわち、本体部が符号5aで示され、取付ボルト3がスムーズに挿通される貫通孔(挿通孔)が符号5bで示され、突起部が符号5cで示される。このような回転治具5Aの一端面には、前記係合凹部に嵌合可能とされた複数の係合突起部53を有する。本実施形態では、回転治具5Aによる保持部材4Aの回転操作が、挿通孔5bに取付ボルト3を挿通させて、係合突起部53を係合凹部52に嵌合させた状態で行われる。
【0039】
図20、図21も本発明の別の実施形態を示すものである。本実施形態では、アンカ片61(アンカ片1、2対応)が、一本のみ用いられて、その形状はほぼまっすぐな細長板状とされている。このアンカ片61の基端部に、取付ボルト3の先端部が一体化されている(螺合なしで、溶接等による完全一体化)。なお、保持部材や回転治具は、図6、図7に示す一体型や、図18、図19に示す別体型のいずれであってもよい(このことは以下の別の実施形態についても同じ)。本実施形態では、アンカ片61が、取付ボルト3に対する連結端部とは反対側の端部から開口部11に挿通される。また、本実施形態では、大きな荷重が作用する方向とは反対方向に、アンカ片61が長く伸びるようにその姿勢位置が設定される(例えば取付ボルト3を介して下方向への大きな荷重が作用するような物品取付状態のときは、図21に示すようにアンカ片61が開口部11を境にして上方向に長く伸びる姿勢位置に設定される)。
【0040】
図22も本発明の別の実施形態を示すものである。本実施形態では、取付ボルト3の先端部に、先端面に開口されると共に軸方向に長く伸びるスリット71が形成される。また、アンカ片72は、このスリット71内に挿通可能な厚さとされて、その一端部がピン73によって取付ボルト3に対して回動自在に連結されている。本実施形態では、アンカ片72を開口部11に挿通するときは、図22の二点鎖線で示すように、アンカ片72が取付ボルト3の軸方向に伸びるような姿勢で行われる。アンカ片72は、開口部11を通過されると、ピン73を中心として図中矢印で示すように揺動されて、壁面構成部材Hの裏面側に当接可能とされる。本実施形態では、アンカ片72を開口部11に挿通するときに、取付ボルト3とほぼ同一軸線上に伸びて取付ボルト3と共に全体としてほぼ一直線状の状態で行うことが可能なので、開口部11の直径を極めて小さくすることができる。
【0041】
以上実施形態について説明したが、物品としては、手摺りに限らず、照明器具等の各種電気製品等、壁面構成部材Hへの取付を行うことが要求される種々のものとすることができる。また、アンカ片と取付ボルトとの仮固定位置(取付ボルト3が螺合されるねじ孔1aの形成位置)は、アンカ片の端部に限らず、アンカ片の長手方向ほぼ中間部に設定する等、適宜選択できるものである。勿論、アンカ片の形状は、開口部11を挿通可能な適宜の形状を選択できる。さらに、両面接着テープ9に代えて、接着剤、特に速乾性の2液硬化型の接着剤を用いることもできる。取付ボルト3を利用した物品の固定手法は、実施形態に示すような連結具21を利用する場合に限らず、例えば、ブラケットやハンガー金具のような物品の固定面を直接ロックナットと固定する等、適宜の手法を選択できるものである。図1等に示す2つのアンカ片を用いる実施形態において、第1アンカ片1と取付ボルト3とを仮固定しないで、完全固定するようにしてもよい(取付ボルト3の螺合をすすめることによる取付ボルト3の壁面構成部材H表面側からの突出長さの調整なし)。本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供すること、および本発明の主要構成要素となる部品の提供をも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、物品取付具の分解斜視図。
【図2】図1の組立図。
【図3】アンカ片と保持部材とで壁面構成部材を挟持した直後の状態を示す断面図。
【図4】図3の状態から、袋ナットを利用して、取付ボルトの壁面構成部材からの突出長さを短くしたときの断面図。
【図5】アンカ片と取付ボルトとの仮固定の一例を示す要部断面図。
【図6】保持部材と回転治具とを兼用した治具兼用部材の一例を示す断面図。
【図7】図6の左側面図。
【図8】アンカ片と保持部材とによって壁面構成部材を挟持するまでの作業手順を示す斜視図。
【図9】アンカ片と保持部材とによって壁面構成部材を挟持するまでの作業手順を示す斜視図。
【図10】アンカ片と保持部材とによって壁面構成部材を挟持するまでの作業手順を示す斜視図。
【図11】アンカ片と保持部材とによって壁面構成部材を挟持するまでの作業手順を示す斜視図。
【図12】アンカ片と保持部材とによって壁面構成部材を挟持するまでの作業手順を示す斜視図。
【図13】アンカ片と保持部材とによって壁面構成部材を挟持するまでの作業手順を示す斜視図。
【図14】アンカ片と保持部材とで壁面構成部材を挟持した状態から、連結具を袋ナットを利用して固定する手順を示す斜視図。
【図15】アンカ片と保持部材とで壁面構成部材を挟持した状態から、連結具を袋ナットを利用して固定する手順を示す斜視図。
【図16】アンカ片に形成された爪部の一例を示す要部斜視図。
【図17】本発明のさらに別の実施形態を示すもので、取付ボルトの基端部側の拡大斜視図。
【図18】保持部材と回転治具とを別体に形成したときの実施形態を示す斜視図。
【図19】図18の保持部材と回転治具とを一体回転するように係合させた状態を示す側面断面図。
【図20】本発明の別の実施形態を示すもので、アンカ片を開口部に挿通している途中の状態を示す側面一部断面図。
【図21】図20のアンカ片の取付完了状態を示す側面一部断面図。
【図22】本発明のさらに別の実施形態を示す一部断面斜視図。
【符号の説明】
1:第1アンカ片
1a:ねじ孔
2:第2アンカ片
3:取付ボルト
4:保持部材
4a:筒部
4b:ねじ孔
4c:フランジ部
4d:一端面
4A:保持部材(回転治具と別体)
5:回転治具
5a:本体部
5b:挿通孔
5c:回転操作部
11:開口部
21:連結具
23:袋ナット
52:係合凹部
53:係合突起部
61:アンカ片
71:スリット
72:アンカ片
73:ピン
M:物品取付具
H:壁面構成部材
JK:治具兼用部材
k1:仮固定部分
Claims (4)
- 壁面構成部材に形成された開口部より挿通されて該壁面構成部材の裏面側に配置されるアンカ片と該壁面構成部材の表面側に配設される保持部材とを、該開口部を挿通される取付ボルトを介して連結することにより、該アンカ片と該保持部材とで該壁面構成部材を挟持するようにした物品取付具であって、
前記アンカ片として、第1アンカ片と第2アンカ片とが設けられ、
前記第1アンカ片の基端部に前記取付ボルトの先端部が一体回転するように連結され、
前記第2アンカ片の基端部が、前記第1アンカ片よりも前記取付ボルトの基端部側において、該取付ボルトに対して螺合されることなく回転自在に嵌合され、
前記第1アンカ片と前記第2アンカ片とが、その各先端部側に向けて伸びる所定面をもって、互いに重ならない相対回転姿勢時において、前記壁面構成部材の裏面側に当接可能となるように設定され、
前記第1,第2アンカ片が前記壁面構成部材の裏面側に当接した状態で、該取付ボルトの基端部が該壁面構成部材の表面側に突出するように該取付ボルトの長さが設定され、
前記保持部材が、前記開口部に嵌合されると共に前記取付ボルトが螺合されるねじ孔を有する筒部と、該筒部の基端部外周に形成されて前記壁面構成部材の表面側に当接されるフランジ部とを有し、
前記保持部材の基端部側において、回転操作用の回転治具が設けられ、
前記回転治具は、前記取付ボルトよりも大径とされて該取付ボルトが挿通される挿通孔を有すると共に、所定以上のトルクを受けたときに破断される弱化部を介して前記保持部材に一体化されている、
ことを特徴とする物品取付具。 - 請求項1において、
前記取付ボルトには、前記アンカ片と保持部材とで前記壁面構成部材を挟持した状態で、前記保持部材よりも該取付ボルトの基端部側において、所定以上の曲げ力を受けて破断される弱化部が形成されている、
ことを特徴とする物品取付具。 - 請求項1において、
前記保持部材と回転治具とが、合成樹脂を射出成形することによる一体成形品とされている、
ことを特徴とする物品取付具。 - 壁面構成部材に形成された開口部より挿通されて該壁面構成部材の裏面側に配置されるアンカ片と該壁面構成部材の表面側に配設される保持部材とを、該開口部を挿通される取付ボルトを介して連結することにより、該アンカ片と該保持部材とで該壁面構成部材を挟持するようにした物品取付具であって、
前記アンカ片として、第1アンカ片と第2アンカ片とが設けられ、
前記第1アンカ片の基端部に前記取付ボルトの先端部が一体回転するように連結され、
前記第2アンカ片の基端部が、前記第1アンカ片よりも前記取付ボルトの基端部側において、該取付ボルトに対して螺合されることなく回転自在に嵌合され、
前記第1アンカ片と前記第2アンカ片とが、その各先端部側に向けて伸びる所定面をもって、互いに重ならない相対回転姿勢時において、前記壁面構成部材の裏面側に当接可能となるように設定され、
前記第1,第2アンカ片が前記壁面構成部材の裏面側に当接した状態で、該取付ボルトの基端部が該壁面構成部材の表面側に突出するように該取付ボルトの長さが設定され、
前記保持部材が、合成樹脂により形成されて、前記開口部に嵌合されると共に前記取付ボルトが螺合されるねじ孔を有する筒部と、該筒部の基端部外周に形成されて前記壁面構成部材の表面側に当接されるフランジ部と、該フランジ部側の端面に形成されて回転工具が相対回転不能に係合される係合凹部とを有する、
ことを特徴とする物品取付具。
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