JP3875492B2 - 情報記録媒体、情報記録装置、情報記録方法、情報再生装置、及び情報再生方法 - Google Patents
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Description
この発明は、高密度記録を特徴とするDVD(Digital Video Disk)などの情報記録媒体に関する。また、このような情報記録媒体に対して所定の情報を記録する情報記録装置及び情報記録方法に関する。さらに、このような情報記録媒体に記録された所定の情報を再生する情報再生装置及び情報再生方法に関する。
背景技術
近年、高密度記録を特徴とするDVDの研究開発が盛んに進められている。DVDには、大きく分けて、再生専用のDVD−ROMと、書き換え可能なDVD−RAMとがある。DVD−RAMには、リードインエリア、データエリア、及びリードアウトエリアが設けられている。さらに、データエリアには、ユーザデータが記録されるユーザエリア、及びユーザエリアに存在する欠陥エリアを補償するためのスペアエリアが設けられている。スペアエリアの位置及び記憶容量は、予め規格化されたフォーマットにより決定されている。そして、交替処理により、スペアエリアを利用して、欠陥エリアが補償されるようになっている。
ところが、上記したように、必ずしも必要でないスペアエリアの位置及び記憶容量が、予め規格化されたフォーマットにより決定されているため、スペアエリアの位置及び記憶容量が固定的なものとなり、データエリアの有効活用が阻害されるという問題があった。
発明の開示
この発明の目的は、上記した問題点に基づきなされたもので、下記の情報記録媒体、情報記録装置、情報記録方法、情報再生装置、及び情報再生方法を提供することにある。
(1)交替エリアとしてスペアエリアをデータエリア内に配置する場合、このスペアエリアの配置によるデータエリアの有効スペースの減少を抑制することが可能な情報記録媒体。
(2)交替エリアとしてスペアエリアをデータエリア内に配置する場合、このスペアエリアの配置によるデータエリアの有効スペースの減少を抑制することが可能な情報記録媒体に対して所定の情報を交替記録する情報記録装置及び情報記録方法。
(3)交替エリアとしてスペアエリアをデータエリア内に配置する場合、このスペアエリアの配置によるデータエリアの有効スペースの減少を抑制することが可能な情報記録媒体に交替記録された所定の情報を再生する情報再生装置及び情報再生方法。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
最初に、第1図を参照して、この発明に係る情報記録媒体としての光ディスク(DVD−RAMディスク)の概略について説明する。
第1図は、光ディスク上のリードインエリア、データエリア、及びリードアウトエリアなどの配置を示す図である。
図1に示すように、光ディスク1には、内周側から順に、リードインエリアA1、データエリアA2、及びリードアウトエリアA3が設けられている。リードインエリアA1には、エンボスデータゾーン、ミラーゾーン(無記録ゾーン)、及びリライタブルデータゾーンが設けられている。データエリアA2には、リライタブルデータゾーンが設けられており、このリライタブルデータゾーンには、複数のゾーン、ゾーン0〜ゾーンN(例えばN=34)が設けられている。リードアウトエリアA3には、リライタブルデータゾーンが設けられている。
リードインエリアA1のエンボスデータゾーンには、光ディスク1の製造時に、リファレンスシグナルやコントロールデータがエンボス記録される。リードインエリアA1のリライタブルデータゾーンには、ディスクの種類を識別するための識別データ、及び欠陥エリアを管理するための欠陥管理データなどが記録されている。なお、この欠陥管理データが記録されるエリアを、欠陥管理エリア(DMA:Defect Management Area)とする。リードアウトエリアA3のリライタブルデータゾーンには、リードインエリアA1のリライタブルデータゾーンに記録されたデータと同じデータが記録される。
リードインエリアA1に設けられたエンボスデータゾーンは、複数のトラックにより構成されており、各トラックは複数のセクタフィールドにより構成されている。また、このゾーンは、所定の回転速度で処理される。
リードインエリアA1に設けられたリライタブルデータゾーン及びデータエリアA2に設けられたリライタブルデータゾーンのゾーン0は、X個のトラックにより構成されており、各トラックはY個のセクタフィールドにより構成されている。また、このゾーンは、回転速度Z0(Hz)で処理される。
データエリアA2に設けられたリライタブルデータゾーンのゾーン1は、X個のトラックにより構成されており、各トラックは(Y+1)個のセクタフィールドにより構成されている。また、このゾーンは、回転速度Z1(Hz)で処理される(Z0>Z1)。
データエリアA2に設けられたリライタブルデータゾーンのゾーン2は、X個のトラックにより構成されており、各トラックは(Y+2)個のセクタフィールドにより構成されている。また、このゾーンは、回転速度Z2(Hz)で処理される(Z1>Z2)。
以下、データエリアA2に設けられたリライタブルデータゾーンのゾーン3〜ゾーンNは、夫々が、X個のトラックにより構成されている。そして、ゾーン3の各トラックは(Y+3)個のセクタフィールドにより構成されており、ゾーン4の各トラックは(Y+4)個のセクタフィールドにより構成されている。つまり、ゾーンNの各トラックは(Y+N)個のセクタフィールドにより構成されている。また、ゾーン3は、回転速度Z3(Hz)で処理され(Z2>Z3)、ゾーン4は、回転速度Z4(Hz)で処理される(Z3>Z4)。つまり、ゾーンNは、回転速度ZN(Hz)で処理される(Z(N−1)>ZN)。
リードアウトエリアA3に設けられたリライタブルデータゾーンは、複数のトラックにより構成されており、各トラックは(Y+N)個のセクタフィールドにより構成されている。また、このゾーンは、回転速度ZN(Hz)で処理される。
上記説明したように、光ディスク1の内周側のゾーンから順に、1トラックあたりのセクタフィールド数が増加するようになっており、且つ回転速度が低下するようになっている。つまり、光ディスク1は、ZCLV(Zone Constant Linear Velocity)方式が対象のディスクである。
続いて、第2図を参照して、DVD−RAMディスク上のセクタフィールドのフォーマットについて説明する。
第2図に示すように、1セクタフィールドは、2697バイトで構成されている。このセクタフィールドには、8−16変調により変調されたデータが記録される。8−16変調は、8ビットの入力符号系列を、16ビットの出力符号系列に変調する変調方式である。また、入力符号系列は入力ビットと呼ばれ、出力符号系列はチャネルビットと呼ばれる。因みに、1バイトは16チャネルビットと同じ意味である。
ここで、1セクタフィールドの内訳について説明する。1セクタフィールドは、128バイトのヘッダフィールドHF、2バイトのミラーフィールドMF、2567バイトのレコーディングフィールドRFで構成される。
ヘッダフィールドHFには、光ディスクの製造工程においてヘッダデータがエンボス記録される。このヘッダフィールドHFには、ヘッダデータの検出精度を向上させるためにヘッダデータが4重書きされている。つまり、このヘッダフィールドHFには、ヘッダ1フィールド、ヘッダ2フィールド、ヘッダ3フィールド、及びヘッダ4フィールドが含まれる。ヘッダ1フィールド及びヘッダ3フィールドは46バイトで構成されている。ヘッダ2フィールド及びヘッダ3フィールドは18バイトで構成されている。
ヘッダ1フィールドには、36バイトのVFO(Variable Frequency Oscillator) 1、3バイトのAM(Address Mark)、4バイトのPID(Physical ID)1、2バイトのIED(ID Error Detection Code)1、1バイトのPA(Post Ambles)1が含まれている。
ヘッダ2フィールドには、8バイトのVFO2、3バイトのAM、14バイトのPID2、2バイトのIED2、1バイトのPA2が含まれている。
ヘッダ3フィールドには、36バイトのVFO1、3バイトのAM、4バイトのPID3、2バイトのIED3、1バイトのPA1が含まれている。
ヘッダ4フィールドには、8バイトのVFO2、3バイトのAM、4バイトのPID4、2バイトのIED4、1バイトのPA2が含まれている。
PID1、PID2、PID3、及びPID4には、セクタインフォメーション及び物理セクタナンバー(物理アドレス)が含まれている。VFO1及びVFO2には、PLL(Phase Locked Loop)処理のための連続的な繰返しパターン(100010001000…)が含まれている。AMには、PIDの位置を示すためのランレングス制限に違反する特殊なパターン(アドレスマーク)が記録されている。IED1、IED2、IED3、及びIED4には、PIDのエラーを検出するためのエラー検出符号が含まれている。PAには、復調に必要なステート情報が含まれており、ヘッダフィールドHFがスペースで終了するよう極性調整の役割も持つ。ミラーフィールドMFは、鏡面のフィールドである。
レコーディングフィールドRFは、主に、ユーザデータが記録されるフィールドである。レコーディングフィールドには、(10+J/16)バイトのギャップフィールド、(20+K)バイトのガード1フィールド、35バイトのVFO3フィールド、3バイトのPS(pre−synchronous code)フィールド、2418バイトのデータフィールド(ユーザデータフィールド)、1バイトのポストアンプルPA3フィールド、(55−K)バイトのガード2フィールド、および(25−J/16)バイトのバッファフィールドが含まれている。因みに、Jは0〜15、Kは0〜7の整数でランダムな値をとる。これにより、データ書始めの位置がランダムにシフトされる。その結果、オーバーライトによる記録膜の劣化を低減できる。
ギャップフィールドには、何も記録されていない。ガード1フィールドは、相変化記録膜特有の繰返しオーバーライトの始端劣化を吸収するための捨て領域である。VFO3フィールドは、PLLロック用のフィールドであるとともに、同一パターンの中に同期コードを挿入し、バイト境界の同期をとる役割も果たす。PSフィールドは、同期コードが記録されるフィールドである。
データフィールドは、データID、データIDエラー訂正コードIED(Data ID Error Detection Code)、同期コード、ECC(Error Collection Code)、エラー検出コードEDC(Error Detection Code)、2048バイトのユーザデータ等が記録されるフィールドである。データIDには、論理セクタナンバー(論理アドレス)が含まれる。データIDエラー訂正コードIEDは、データID用の2バイト(16ビット)構成のエラー訂正コードである。
ポストアンプルPA3フィールドは、復調に必要なステート情報を含んでおり、前のデータフィールドの最終バイトの終結を示すフィールドである。ガード2フィールドは、相変化記録媒体特有の繰り返し記録時の終端劣化がデータフィールドにまで及ばないようにするために設けられたフィールドである。バッファフィールドは、データフィールドが次のヘッダフィールドにかからないように、光ディスク1を回転するモータの回転変動などを吸収するために設けられたフィールドである。
続いて、PID1、PID2、PID3、及びPID4について具体的に説明する。これらPIDには、8ビットのセクタインフォメーションと、24ビットの物理セクタナンバーが含まれている。物理セクタナンバーには、セクタフィールドの絶対位置を示すアドレスデータが記録される。セクタインフォメーションには、2ビットのリザーブ、2ビットのPIDナンバー、3ビットのセクタタイプ、1ビットのレイヤーナンバーなどの情報が含まれる。リザーブは、無記録領域である。PIDナンバーには、PIDナンバーが記録される。例えば、ヘッダ1フィールド中におけるPIDナンバーにはPID1を示す“00”、ヘッダ2フィールド中におけるPIDナンバーにはPID2を示す“01”、ヘッダ3フィールド中におけるPIDナンバーにはPID3を示す“10”、ヘッダ4フィールド中におけるPIDナンバーにはPID4を示す“11”が記録される。
セクタタイプには、読み出し専用セクタ(Read only sector)であることを示す“000”、リザーブセクタ(Reserved)であることを示す“001”、“010”、又は“011”、ランド又はグルーブトラックの書き換え可能な先頭セクタ(Rewritable first sector)であることを示す“100”、ランド又はグルーブトラックの書き換え可能な最終セクタ(Rewritable last sector)であることを示す“101”、ランド又はグルーブトラックの書き換え可能な最終セクタの一つ手前のセクタ(Rewritable before last sector)であることを示す“110”、ランド又はグルーブトラックの書き換え可能なその他のセクタ(Rewritable other sector)であることを示す“111”が記録される。
レイヤーナンバーには、レイヤー1又は0を示す“1”又は“0”が記録される。
続いて、第3図〜第4図を参照して、DVD−RAMに記録されるデータの構造及びDVD−RAMから再生されるデータの構造について説明する。第3図は、ECCブロックデータの構造を概略的に示す図である。第4図は、第2図に示すデータフィールドに記録されるセクタデータのデータ構造を概略的に示す図である。
DVD−RAMには、データが記録されるトラックが形成されており、このトラックには所定単位のデータが記録されるセクタフィールドが複数形成されている。また、DVD−RAMには、ECCブロックデータと呼ばれるフォーマットのデータが記録されるようになっている。厳密に言うと、ECCブロックデータから生成される16個のセクタデータが、16個のセクタフィールドに分散記録されるようになっている。さらに言うと、一塊りのセクタデータは、第2図に示す2418バイトのデータフィールドに記録される。
第3図に示すように、ECCブロックデータは、データブロックDB(ユーザデータを含む)、ECC1、及びECC2で構成されている。
データブロックDBは、所定数の行及び列に沿って配列されたデータにより構成されており、このデータブロックDBは16個のデータユニットDUに分割することができる。さらに詳しく言うと、データブロックDBは、172(バイト数)×12(データユニットを構成する行数)×16(データブロックを構成するデータユニット数)のデータにより構成されている。データユニットDUは、172(バイト数)×12(データユニットを構成する行数)のデータにより構成されている。また、データユニットDUには、データID、データIDエラー訂正コードIED、エラー検出コードEDC、2048バイトのユーザデータ等が含まれている。データIDは、データユニットDUに含まれるユーザデータのスクランブルに利用される。エラー検出コードEDCは、データユニット内の一部のデータの集まりに含まれるエラーを検出するためのものである。
ECC1は、データブロックDBのうちの行方向(横方向)のデータに含まれるエラーを訂正するものである。さらに詳しく言うと、ECC1は、10(バイト)×12(データユニットDUを構成する行数)×16(データブロックDBを構成するデータユニットDUの数)のデータにより構成されている。
ECC2は、データブロックDBのうちの列方向(縦方向)のデータに含まれるエラーを訂正するものである。さらに詳しく言うと、ECC2は、{172(バイト)+10(バイト)}×16(データブロックDBを構成するデータユニットDUの数)のデータにより構成されている。このECC2は、通常は8バイトまでのエラーを訂正し、消失訂正時には16バイトまでのエラーを訂正するエラー訂正能力を有している。
続いて、第4図を参照して、セクタデータについて説明する。
一つのECCブロックデータから16個のセクタデータが生成される。一つのセクタデータは、データユニットDU、このデータユニットDUに対して付与されているECC1の一部、及びECC2の一部により構成されている。さらに詳しく言うと、セクタデータは、{172(バイト)+10(バイト)}×12(データユニットDUを構成する行数)+1(FCC2の1行分)のデータにより構成されている。
続いて、第12A図及び第12B図を参照して、欠陥管理エリアのデータ構造を説明する。
まず、第12A図を参照して、欠陥管理エリアのデータ構造について説明する。光ディスク上に、欠陥管理エリアは、全部で4つ設けられており、これら各々の欠陥管理エリアには、同じデータが記録される。4つの欠陥管理エリア(DMA1〜4)のうち、二つ(DMA1〜2)はリードインエリアに設けられ、残りの二つはリードアウトエリア(DMA3〜4)に設けられる。
欠陥管理エリア(DMA1〜4)には、エリアa0〜エリアa3が設けられている。エリアa0には、DDS(Disc Definition Structure)が格納される。エリアa1には、初期欠陥リスト(PDL:Primary Defect List)がエントリされる。エリアa2には、二次欠陥リスト(SDL:Secondary Defect List)がエントリされる。エリアa3には、スペアエリアリスト(SAL:Spare Area List)がエントリされる。
上記した以外に、第12B図に示すようなデータ構造のDMA(DMA1〜4)を採用するようにしてもよい。そのデータ構造とは、DMA(DMA1〜4)が、エリアa0〜エリアa2を含むデータ構造である(エリアa3は含まない)。上記同様に、エリアa0には、DDSが格納される。エリアa1には、初期欠陥リストがエントリされる。エリアa2には、二次欠陥リストがエントリされる。そして、エリアa0のDDS、エリアa1のPDL、及びエリアa2のSDLの少なくとも一つの空き領域に、SALがエントリされる。この場合、SALのためのエリアa3をわざわざ設ける必要がなくなる。
いずれにしても、光ディスク上のどこかの領域に、SALがエントリされることになる。
第5図は、初期欠陥リストのデータ構造の概略を示す図である。第6図は、二次欠陥リストのデータ構造の概略を示す図である。第7A図及び第7B図は、スペアエリアリストのデータ構造の概略を示す図である。
第5図に示すように、初期欠陥リストには、先頭から順に、エントリのタイプを示すエントリタイプが記録されるエリア、リザーブされたエリア、及び欠陥セクタ(欠陥があるセクタフィールドのことを指す)の物理セクタナンバーが記録されるエリアが含まれている。
第6図に示すように、二次欠陥リストには、先頭から順に、割り当てマーク(FRM)が記録されるエリア、リザーブされたエリア、欠陥ブロック中の先頭セクタ(欠陥ブロックを構成する16個のセクタフィールドのうちの先頭のセクタフィールドのことを指す)の物理セクタナンバーが記録されるエリア、リザーブされたエリア、及び交替ブロック中の先頭セクタ(交替ブロックを構成する16個のセクタフィールドのうちの先頭のセクタフィールドのことを指す)の物理セクタナンバーが記録されるエリアが含まれている。
第7A図の上段及び第7B図の上段に示すように、Iセクタデータ(=2028バイト)で構成されるスペアエリアリストには、順に、スペアエリアID(2バイト)、スペアエリアリストのエントリ数(1バイト)、リザーブ(7バイト)、先頭SALのエントリ(8バイト)、…、最終SALのエントリ(8バイト)が含まれる。先頭SALのエントリは1個目のエントリであり、最終SALのエントリは255個目のエントリである。つまり、スペアエリアリストには、第7A図の中段及び第7B図の下段に示すように、最大255個のスペアエリアがエントリされる(1セクタで255箇所のスペアエリアを管理することができる)。
第7A図の中段に示すように、各スペアエリアリストには、順に、属性データ(2バイト)、スペアエリアnのスタート位置のセクタの物理アドレスナンバー(3バイト)、及びスペアエリアnのレングスデータ(3バイト)が含まれる。
レングスデータの替わりに、スペアエリアnのエンド位置のセクタの物理アドレスナンバー(3バイト)としても良い。この場合、例えば、第7B図の下段に示すように、各スペアエリアリストには、順に、RSV(1バイト)、スペアエリアnのスタート位置のセクタの物理アドレスナンバー(3バイト)、RSV(1バイト)、スペアエリアnのエンド位置のセクタの物理アドレスナンバー(3バイト)が含まれるようにしてもよい。
スペアエリアnのスタート位置のセクタの物理アドレスナンバーとは、スペアエリアnのスタート位置を示すスタートアドレスのことを指す。スペアエリアnのレングスデータとは、スペアエリアnのデータ長を示すものである。つまり、スペアエリアnのスタート位置のセクタの物理アドレスナンバー、及びスペアエリアnのレングスデータから、スペアエリアnの配置場所及び容量を特定することができる。また、スペアエリアnのエンド位置のセクタの物理アドレスナンバーとは、スペアエリアnのエンド位置を示すエンドアドレスのことを指す。
属性データには、第7A図の下段に示すように、第1の属性データ(8ビット)としてのゾーンナンバー、第2の属性データ(1ビット)としてのPSA/SSA識別データ、第3の属性データ(2ビット)としての使用状況識別データ、及び5ビットのリザーブ(RSV)が含まれる。なお、第1の属性データは、ゾーン数に応じて増減するようにしてもよい。
第1の属性データは、スペアエリアnが配置されているゾーンナンバーを示す。スペアエリアnの配置先をアドレスで示すだけでなくゾーンナンバーで示すことにより、高速に最適スペアエリアを決定することが可能となる。同一ゾーン内で交替処理を完了させた方が、アクセス速度などの面で有利である。なお、交替処理に関しては、後に詳しく説明する。
第2の属性データは、PSA(Primary Spare Area)及びSSA(Supplementary Spare Area)のどちらに該当するかを示す。例えば、PSAをサーティファイ直後に割り当てるエリアとし、SSAをスペアエリアの空きがなくなったとき(スペアフルの状態のとき)にユーザエリア内に割り当てられるエリアとする。
例えば、第2の属性データが“0”の場合にはPSAを示し、“1”の場合にはSSAを示す。光ディスク上の全領域、つまり、リードインエリアA1、データエリアA2、及びリードアウトエリアA3に設けられたセクタフィールドには、全て、物理アドレスが割り与えられている。これに対して、論理アドレスは、フォーマット処理後に決定し、PDLに登録された物理アドレスのセクタフィールド以外のセクタフィールドに与えられる。但し、PSAには、原則、論理アドレスは割り与えられない(交替処理に伴い割り与えられる場合を除く)。SSAは、論理アドレスが割り与えられた領域に設定される場合と、論理アドレスが割り与えられていない領域に設定される場合とがある。前者の場合、PSAと異なり、SSAに論理アドレスが割り与えられることになる。後者の場合、PSAと同様、SSAに論理アドレスが割り与えられないことになる。前者の場合、ホスト装置がSSAの位置を記憶しておく必要はなくなる。
論理アドレスが割り与えられたSSAに対してデータを記録する場合、注意が必要となる。通常、SSAには、交替処理に伴うデータの記録以外、データが記録されることはない。ところが、ディスクの最適化を行うツールによりディスク上のデータが再配置されるような場合、論理アドレスが割り与えられているSSAは再配置の対象となってしまい、この論理アドレスが割り与えられているSSAに対して交替処理に伴わないデータの記録がなされることがある。このような事態を防止するために、上記したような第2の属性データ(PSA/SSA識別データ)をスペアエリアリストに持たせることにより論理アドレスが割り与えられたSSAを識別可能とし、このようなSSAの再配置及びSSAに対して交替処理の伴わないデータの記録を禁止するようにした。厳密に言うと、SSAに対して、光ディスクドライブ及びホスト装置による交替処理に伴わないデータの記録を全て禁止する。
また、アドレス計算(論理アドレスの計算)のためにも、第2の属性データ(PSA/SSA識別データ)は必要とされる。上記説明したように、PSAには、論理アドレスは割り与えられていない。従って、PSAの前後に配置された正常なセクタフィールドの論理アドレスは、連続したものになっている。例えば、PSAの直前に配置された正常なセクタフィールドに論理アドレス(k)が割り与えられていれば、PSAの直後に配置された正常なセクタフィールドに論理アドレス(k+1)が割り与えれていることになる。これに対して、論理アドレスが割り与えられたSSAの前後に配置された正常なセクタフィールドの論理アドレスは、連続したものにはなっていない。例えば、論理アドレスが割り与えられたSSAの直前に配置された正常なセクタフィールドに論理アドレス(m)が割り与えられていれば、このSSAの先頭に配置された正常なセクタフィールドに論理アドレス(m+1)が割り与えられていることになる。また、このSSAの終端に配置された正常なセクタフィールドに論理アドレス(m+n+1)が割り与えられていれば、このSSAの直後に配置された正常なセクタフィールドに論理アドレス(m+n+2)が割り与えられていることになる。このような違いからアドレス計算の際にはPSA及びSSAを識別する必要がある。第2の属性データからPSA及びSSAを識別することができるので、正確にアドレス計算することができる。
第3の属性データは、スペアエリアnの使用状況を示すデータである。例えば、この第3の属性データが“00”の場合にはスペアエリアnが未使用であることを示し、“01”の場合にはスペアエリアnが一部使用中であることを示し、“11”の場合にはスペアエリアnが使用済み(空きなし)であることを示す。“10”は未定義(リザーブ)を示す。
ここで、第15図に示すフローチャートを参照して、第3の属性データを利用したスペアエリアに対する処理について説明する。例えば、ゾーンnにおいて交替処理が必要な場合を例に取り説明する。まず、第1及び第3の属性データに基づき、ゾーンnに配置された一部使用中のスペアエリアが検索される(ST10)。このとき、ゾーンnに配置された一部使用中のスペアエリアが見つかると(ST12、YES)、見つけられたスペアエリアにポインタがセットされる。なお、ポインタは、一つのゾーンにおいて二つ以上設定されないものとする。これは、処理を複雑にしないためである。ゾーンnに配置された一部使用中のスペアエリアが見つからない場合(ST12、NO)、未使用のスペアエリアが検索される(ST16)。このとき、ゾーンnに配置された未使用のスペアエリアが見つかると(ST16、YES)、見つけられたスペアエリアにポインタがセットされる。ゾーンnに配置された未使用のスペアエリアが見つからない場合(ST16、NO)、エラーとなり(ST22)、新規にSSAの割り当てが行われる。このとき、ゾーンnが優先的に割り当て先として選ばれる。換言すれば、使用済みのスペアエリア(フルの状態のスペアエリア)が配置されているゾーンが、優先的に割り当て先として選ばれる。このような所定の位置にスペアエリアを割り当てるために、ドライブ装置(ゾーンの概念有り)からホスト装置(ゾーンの概念無し)に対してSSAの割り当て位置を指定することができる。また、このような所定の位置にSSAを割り当てることにより、同一ゾーン内での交替処理を可能とすることができる。さらに、新規に割り当てられるSSAの容量は可変であり、例えば、1メガバイトの単位でSSAの割り当てが行われる。第15図に示すフローチャートを参照して説明したように、未使用のスペアエリアよりも、一部使用中のスペアエリアを優先的に選択することにより、スペアエリアが虫食い状態になるのを防止することができる。
続いて、光ディスクに対するデータの記録について説明する。第13図に示すように、光ディスク1に対するデータの直接的な記録は、ホスト装置3に接続された光ディスクドライブ2により行われる。ホスト装置3は、光ディスクドライブ装置2に対して各種指示を出す。例えば、ホスト装置3は、光ディスクドライブ装置2に対して、データ記録指示及び記録データを出力する。光ディスクドライブ装置2は、記録データを受け取りキャッシュしレスポンス(記録OKの場合はライトグッドのレスポンス、記録NGの場合はライトエラーのレスポンス)を返す。その後、光ディスクドライブ装置2により、キャッシュされた記録データが光ディスク1に記録される。例えば、記録データの記録先がゾーンnであるとする。また、この記録データをゾーンnに記録するには、交替処理が必要であるとする。さらに、このゾーンnに配置された全てのスペアエリアが使用済みであるとする(スペアフル)。このような場合には、光ディスクドライブ装置2はホスト装置3に対して、ライトエラーのレスポンスを返し、ホスト装置3に対してスペアフルを通知する。或いは、光ディスクドライブ装置2は、自己診断機能(S.M.A.R.T:Self−Monitoring Analysis and Reporting Technology)を利用して、スペアエリアの残容量をチェックし、ホスト装置3に対してスペアフルを通知する。光ディスクドライブ2からのスペアフルの通知は、ホスト装置3のOS(オペレイティングシステム)に属するデバイスドライバーで受け取られ、OSに通知される。これを受けたOSは、SSAの新規割り当ての指示を出す。
続いて、交替処理について説明する。交替処理には、スリッピング交替処理及びリニア交替処理がある。スリッピング交替処理は、初期欠陥に対する処理であり、セクタフィールドの単位で行われる交替処理である。リニア交替処理は、二次欠陥に対する処理であり、FCCブロックデータの単位で行われる交替処理である。なお、交替処理は、上記した初期欠陥及び二次欠陥以外にも、PID検知エラーのときにも行われます。詳細は、以下説明する。
第1に、スリッピング交替処理について説明する。なお、スリッピング交替処理では、スペアエリアのうちのPSAが交替先の対象となる。厳密に言うとスリッピング交替処理が行われる時点では、SSAは配置されていない。
光ディスクの出荷前には、光ディスク上におけるリライタブルデータゾーンに欠陥(=初期欠陥)がないか検証(サーティファイ)される。つまり、リライタブルデータゾーンに対して、データが正常に記録できるかが検証される。この検証は、セクタフィールドの単位で行われる。
検証中に、欠陥セクタ(=一次欠陥エリア:初期欠陥があるセクタフィールドのことを指す)が発見された場合、この欠陥セクタの物理セクタナンバーが、初期欠陥リストに記録される。さらに、この欠陥セクタには、論理セクタナンバーは付与されない。詳しく言うと、この欠陥セクタを飛ばして、この欠陥セクタの前後に配置されている正常セクタ(欠陥がないセクタフィールドのことを指す)に対してだけ、シリアルに論理セクタナンバーが付与される。つまり、欠陥セクタは、存在しないセクタとして見なされることになる。これにより、このような欠陥セクタに対して、ユーザデータの書き込み等は行われなくなる。上記した一連の処理が、スリッピング交替処理である。つまり、このスリッピング交替処理では、欠陥セクタがスリップされることになる。
さらに、第8図を参照して、スリッピング交替処理について説明する。
第8図に示すように、ユーザエリア(第12A図及び第12B図に示すユーザエリアUA)とスペアエリア(第12A図及び第12B図に示すスペアエリアSA)が存在しているとする(第8図に示すスペアエリアはPSAである)。このユーザエリアとスペアエリアは、第1図で説明したゾーン0〜ゾーンNのうちのどこかに存在しているものとする(具体例は後述する)。また、スペアエリアの存在位置は、第7A図及び第7B図に示すスペアエリアリストにより管理されている。
例えば、検証中に、欠陥セクタmと、欠陥セクタnが発見された場合、これら両欠陥セクタが、スペアエリアにより補償される。つまり、第8図の上段に示すユーザエリアを構成するセクタ数が、スペアエリアにより補償されることになる。また、上記説明したように、欠陥セクタm及び欠陥セクタnには、論理セクタナンバーは付与されない。さらに言うと、スペアエリアもスリッピング交替処理の対象エリアである。従って、スペアエリア中に、欠陥セクタが発見されれば、上記説明したスリップ交替処理により処理される。なお、欠陥セクタ、正常セクタにかかわらず、全セクタは、物理セクタナンバーを有している。
第2に、リニア交替処理について説明する。なお、リニア交替処理では、スペアエリアのうちのPSA及びSSAの両方が交替先の対象となる。
光ディスクの出荷後、ユーザデータの書き込みを行うときには、ユーザデータが正常に書き込まれたか否かの確認(ベリファイ)が行われる。ユーザデータが正常に書き込まれない状況を二次欠陥と称する。この二次欠陥の有無は、第3図に示すFCCブロックデータが記録された16個のセクタフィールド(FCCブロックフィールド)の単位で行われる。
欠陥ブロック(=二次欠陥エリア:二次欠陥があるFCCブロックフィールドのことを指す)が発見された場合、この欠陥ブロック中の先頭セクタの物理セクタナンバー、及びこの欠陥ブロックの交替先の交替ブロック(スペアエリア中に確保されるFCCブロックフィールドのことを指す)中の先頭セクタの物理セクタナンバーが二次欠陥リストに記録される。また、欠陥ブロック中の16個のセクタフィールドに付与された論理セクタナンバーが、そのまま、交替ブロック中の16個のセクタフィールドに付与される。これにより、欠陥ブロックに対して記録されるはずのデータは、交替ブロックに記録されることになる。以後、欠陥ブロックへのアクセスは、交替ブロックへのアクセスと見なされる。上記した一連の処理が、リニア交替処理である。つまり、このリニア交替処理では、欠陥ブロックがリニアに交替されることになる。
さらに、第9図を参照して、リニア交替処理について説明する。
第9図に示すように、ユーザエリア(第12A図及び第12B図に示すユーザエリアUA)とスペアエリア(第12A図及び第12B図に示すスペアエリアSA)が存在しているとする(第9図に示すスペアエリアはPSA又はSSAである)。このユーザエリアとスペアエリアは、第1図で説明したゾーン0〜ゾーンNのうちのどこかに存在しているものとする。また、スペアエリアの存在位置は、第7A図及び第7B図に示すスペアエリアリストにより管理されている。
例えば、ユーザデータの書き込みの際に、欠陥ブロックmと、欠陥ブロックnが発見された場合、これら両欠陥ブロックが、スペアエリアの交替ブロックにより補償される。また、上記説明したように、欠陥ブロックmを構成する16個のセクタフィールドに付与されていた論理セクタナンバーは、この欠陥ブロックmの交替先となる交替ブロックmを構成する16個のセクタフィールドに引き継がれる。同様に、欠陥ブロックnを構成する16個のセクタフィールドに付与されていた論理セクタナンバーは、この欠陥ブロックnの交替先となる交替ブロックnを構成する16個のセクタフィールドに引き継がれる。さらに言うと、スペアエリアもリニア交替処理の対象エリアである。従って、スペアエリア中に、欠陥ブロックが発見されれば、上記説明したリニア交替処理によって処理される。なお、欠陥ブロック、正常ブロックにかかわらず、ブロックを構成する全セクタフィールドは、物理セクタナンバーを有している。
続いて、上記したスリッピング交替処理及びリニア交替処理に対応したユーザデータの書き込み処理について説明する。
ユーザエリアに対するユーザデータの書き込みは、一次欠陥リスト及び二次欠陥リストに基づき行われる。つまり、あるセクタフィールドに対してユーザデータを書き込むとき、このセクタフィールドが一次欠陥リストにリストされた欠陥セクタに該当する場合には、この欠陥セクタをスリップして、この欠陥セクタの次に存在する正常セクタに対してユーザデータの書き込みが行われる。また、ユーザデータの書き込み先のブロックが、二次欠陥リストにリストされた欠陥ブロックである場合、この欠陥ブロックに対応した交替ブロックにユーザデータの書き込みが行われる。
続いて、光ディスクのフォーマットについて説明する。
パーソナルコンピュータ用の情報記憶媒体(ハードディスクや光磁気ディスクなど)のファイルシステムで多く使われるFAT(ファイルアロケーションテーブル)では、256バイトまたは512バイトを最小単位として情報記憶媒体へ情報が記録される。
それに対し、DVD−ビデオ、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RAM等の情報記憶媒体では、ファイルシステムとしてOSTAで策定されたUDF(ユニバーサルディスクフォーマット)及びISO13346が採用されている。ここでは2048バイトを最小単位として情報記憶媒体へ情報が記録される。ファイル管理方法としては、基本的にルートディレクトリを親に持ち、ツリー状にファイルを管理する階層ファイルシステムを前提としている。
第13図に示すように、光ディスク1に対するフォーマットは、ホスト装置3に接続された光ディスクドライブ2により行われる。ホスト装置3は、光ディスクドライブ装置2に対して各種指示を出す。光ディスクドライブ2は、ホスト装置3から送信される指示に従い各種動作を実行する。
例えば、第13図に示すように、ホスト装置3から光ディスクドライブ2に対してフォーマット実行の指示が送られると、光ディスクドライブ2はこの指示に従い光ディスク1をフォーマットする。つまり、光ディスク1には、ホスト装置3の指示に従った所定のフォーマットが施されることになる。このフォーマット時に、例えば、光ディスク1のリードインエリアA1に設けられた欠陥管理エリアに対して、初期欠陥リスト、二次欠陥リスト、及びスペアエリアリストが作成される。つまり、ホスト装置3から光ディスクドライブ2に対して、初期欠陥リスト、二次欠陥リスト、及びスペアエリアリストを作成するためのデータが送信される。光ディスクドライブ2は、これら各リストを作成するためのデータを格納し、この格納されたデータに従い各リストを光ディスク1の欠陥管理エリアに作成する。
スペアエリアリストに対する属性データなどの記録は、ホスト装置3から送信される指示に従い光ディスクドライブ2が実行する。スペアエリアリストに対する属性データなどの記録は、フィーマット時、サーティファイ時(初期欠陥の検証時)、及びライト時(ユーザデータの記録時)の少なくとも一つ以上のタイミングで行われるものとする。つまり、スペアエリアリストに対するスペアエリアの属性データなどの記録は、フォーマット時だけ、サーティファイ時だけ、ライト時だけに行うようにしてもよいし、フォーマット時とサーティファイ時、フォーマット時とライト時、サーティファイ時とライト時、フォーマット時とサーティファイ時とライト時に行うようにしてもよい。換言すれば、上記したようなタイミングで、ホスト装置3の指示に従い、スペアエリアが確保される。さらに、上記したタイミングに加えて、光ディスクドライブ3がスペアエリア不足の判断を下したタイミングでスペアエリアが確保される。まとめると、フォーマット時及びサーティファイ時に確保されるスペアエリアが上記したPSAであり、ライト時及びスペアエリア不足時に確保されるスペアエリアが上記したSSAである。
このように、フォーマット時だけでなく、サーティファイ時及びライト時にもスペアエリアが確保できると、仮に、スリッピング交替処理及びリニア交替処理によりフォーマット時に確保されたスペアエリア(PSA)が容量不足になった場合に、第14図に示すように、新たにスペアエリア(SSA)を追加することができる。スペアエリアの容量不足は、光ディスクドライブ2からホスト装置3に伝えられ、ホスト装置3からディスクドライブ2に対してスペアエリア追加の指示が出される。この指示を受けた光ディスクドライブ2は、この指示に従い光ディスク1に対してスペアエリア(SSA)を追加する。スペアエリア(SSA)が新規追加されると、ユーザエリアの容量はその分だけ減少する。
上記説明したように、情報記録媒体(光ディスク)は、スペアエリアリストを有することにより、任意の位置に任意の容量のスペアエリアを確保することができる。これにより、情報記録媒体の記憶容量を最大限に有効活用することができる。さらに、スペアエリアリストに含まれる属性データによりスペアエリアに対する適正処理が可能となる。簡単化のため、例えば追加スペア(SSA)位置を最終ゾーンの後ろから先頭方向に向かって伸ばしていくだけでも良い。この場合は追加スペア(SSA)位置の管理がより容易になり、スペアエリア管理用のSALのサイズを縮小することが可能である。
なお、光ディスクに対するサーティファイは、必ずしも行われるものではなく、省略される場合もある。また、前記したような階層ファイルシステム(ホスト装置3の指示によるスペアエリアリスト)と、光ディスクドライブ内で管理されているスペアエリアリストとの同期を取るために、デフラグ(再配置)を禁止とする場合もある。
続いて、スペアエリアの確保について説明する。
第10図に示すように、サーティフィケイション処理前は、ユーザエリア=4.7GB、スペアエリア=26MBである。サーティフィケイション処理後は、ユーザエリア=4.7GB、スペアエリア=26MB−m(欠陥エリアの合計サイズ)=nである。つまり、サーティフィケイション処理前及び処理後、共に、ユーザエリアは4.7GB確保される。
スペアエリアの確保のパターンには、例えば、第11A図〜第11E図に示すような5つのモデルが考えられる。勿論、これ以外にも様々なパターンが考えられる。これら5つのパターンは、スペアエリアリストに対して、スペアエリアnのスタート位置のセクタの物理アドレスナンバー及びレングスを格納することにより実現できる。或は、スペアエリアnのスタート位置のセクタの物理アドレスナンバー及びエンド位置のセクタの物理アドレスナンバーを格納することにより実現できる。
第11A図に示すモデル1は、ゾーン0だけにスペアエリア(容量n)を確保したものである。このモデル1の場合、ユーザエリアは4.7GB、スペアエリアの容量はn、スペアエリアのエントリ数は1ということになる。ゾーン0に容量nのスペアエリアを定義する情報をスペアエリアリストに持たせることにより、このモデル1を実現することができる。
第11B図に示すモデル2は、ゾーンNだけにスペアエリア(容量n)を確保したものである。このモデル2の場合、ユーザエリアは4.7GB、スペアエリアの容量はn、スペアエリアのエントリ数は1ということになる。ゾーンNに容量nのスペアエリアを定義する情報をスペアエリアリストに持たせることにより、このモデル2を実現することができる。
第11C図に示すモデル3は、ゾーン0及びゾーンNにスペアエリア(容量n/2)を確保したものである。このモデル1の場合、ユーザエリアは4.7GB、スペアエリアの容量はn(2×n/2)、スペアエリアのエントリ数は2ということになる。ゾーン0に容量(n/2)のスペアエリアを定義する情報、及びゾーンNに容量(n/2)のスペアエリアを定義する情報をスペアエリアリストに持たせることにより、このモデル3を実現することができる。
第11D図に示すモデル4は、ゾーン0、ゾーン1、ゾーン2、…、ゾーンN夫々にスペアエリアを確保したものである。このモデル4の場合、ユーザエリアは4.56GB、スペアエリアのエントリ数はN+1ということになる。ゾーン0〜N(全てのゾーン)に所定容量のスペアエリアを定義する情報をスペアエリアリストに持たせることにより、このモデル4を実現することができる。
第11E図に示すモデル5は、ゾーン0及びゾーンNにスペアエリアを確保したものである。また、ゾーン0に確保されるスペアエリアを固定サイズのPSAとし、ゾーンNに確保されるスペアエリアを可変サイズのSSAとする。ゾーン0に所定サイズ(固定サイズ)のPSAを定義する情報をスペアエリアリストに持たせ、ゾーンNに所定サイズ(可変サイズ)のSSAを定義する情報をスペアエリアリストに持たせる。これにより、モデル5を実現することができる。
上記したようなモデル1〜モデル5をスペアエリアの推奨モデルとして実現できるようにしてもよい。つまり、スペアエリアリストに対してスペアエリアのアドレスを記録する際に、光ディスクドライブ2からモデル1〜モデル5を実現するようなアドレス(推奨アドレス)を自動的に記録するようにしてもよい。
あるいは、光ディスクに、モデル1〜モデル5を実現するようなアドレス(推奨アドレス)をデフォルトデータとして持たせるようにしてもよい。そして、光ディスクドライブ2がモデル1〜モデル5のどれかを指定するだけで、簡単に、モデル1〜モデル5に示すようなスペアエリアが確保されるようにしてもよい。モデル1〜モデル5を実現するようなアドレス(推奨アドレス)の記録先は、リードインエリア(DMAなど)及びリードアウトエリアとなる。
従来の情報記録媒体(DVD−RAM)においては、スペアエリアの位置及び記憶容量は、予め規格化されたフォーマットにより決定されていた。このため、スペアエリアが過剰になったり、足りなくなったりするなどの問題があった。
これに対して、この発明の情報記録媒体は、スペアエリアリストを有することにより、任意の位置に任意の容量のスペアエリアを確保することができる。つまり、スペアエリアの拡張及び縮小が自由に行え、情報記録媒体の用途に応じたスペアエリアを確保することができる。これにより、情報記録媒体の容量を有効に活用することができる。さらに、スペアエリアリストに属性データを持たせることにより、スペアエリアに対して適正な処理が行われるようにすることができる。
続いて、図16を参照して、上記説明した情報記録媒体に対してデータを記録したり、情報記録媒体に記録されたデータを再生したりする情報記録再生装置について説明する。
情報記録再生装置は、光ディスクドライブ2及びホスト装置3を備えている。ディスクドライブ2は、CPU21、メモリ22、光ピックアップ部23、フォーカスエラー検出部24、フォーカス制御部25、トラッキングエラー検出部26、トラッキング制御部27、ウォブル検出部28、データ記録処理部29、及びデータ再生処理部30などが設けられている。
CPU21は、ディスクドライブ2の各部を制御する。メモリ22には、所定のデータが格納される。光ピックアップ部23は、光ディスクに対して、再生用の光ビームを照射し、光ディスクからの反射光を検出する。データ再生処理部30は、光ピックアップ部23で検出された反射光の検出結果に基づき、光ディスクに記録されているデータを再生する。一方、データ記録処理部29は、ホスト装置3から提供される記録データから、ECCブロックデータを生成し、さらにこのECCブロックデータからセクタデータを生成する。光ピックアップ部23は、データ記録処理部29で生成されたセクタデータが反映された記録用の光ビームを照射して、光ディスクにデータを記録する。
フォーカスエラー検出部24は、光ピックアップ23で検出された反射光の検出結果に基づき、光ピックアップ23から照射される光ビームのフォーカスエラーを検出する。フォーカス制御部25は、フォーカスエラー検出部24により検出されたフォーカスエラー検出結果に基づき、光ピックアップ23から照射される光ビームのフォーカスを制御する。
トラッキングエラー検出部26は、光ピックアップ23で検出された反射光の検出結果に基づき、光ピックアップ23から照射される光ビームのトラッキングエラーを検出する。
トラッキング制御部27は、トラッキングエラー検出部26により検出されたトラッキングエラー検出結果に基づき、光ピックアップ23から照射される光ビームのトラッキングを制御する。
ウォブル検出部28は、光ディスク上のトラックのウォブルを検出して、ウォブルの検出結果をCPU21内の相対位置検出部21aに提供する。相対位置検出部21aは、ウォブルの検出結果に基づき、ウォブルをカウントして、光ディスク上における相対位置を検出する。
また、CPU21内の判定部21bは、データ再生処理部30により再生されたデータに基づき、欠陥セクタの判定及び欠陥ブロックの判定を行う。この判定部21bの判定結果に基づき、CPU21による各部の制御により、交替記録(スリップ交替処理及びリニア交替処理)が実行される。また、CPU21による各部の制御により、交替記録されたデータの再生が実行される。
図17のフローチャートを参照して交替記録処理について説明する。
判定部21bの判定により欠陥ブロックが検出された場合(ST31)、データ記録処理部29により欠陥管理エリアの二次欠陥リストに次のようにデータを記録する。つまり、欠陥ブロックの位置を示すアドレスデータ(欠陥ブロックのスタート位置のセクタの物理アドレスナンバー)、及びこの欠陥ブロックの交替先となるスペアエリアの中の交替ブロックの位置を示すアドレスデータ(交替ブロックのスタート位置のセクタの物理アドレスナンバー)を関連づけて欠陥管理エリアの二次欠陥リストに記録する(ST32)。
データ記録時には(ST33、YES)、データ再生処理部30により交替管理エリアの二次欠陥リストを再生する。この再生により得られる二次欠陥リストのアドレスデータに基づき、データ記録処理部29により欠陥ブロックに記録されるべき情報をこの欠陥ブロックの交替先となるスペアエリア中の交替ブロックに交替記録する(ST34)。
図18のフローチャートを参照して交替記録されたデータの再生処理について説明する。
まず、データ再生処理部30により交替管理エリアの一次欠陥リスト及び二次欠陥リストを再生する(ST41)。二次欠陥リストからは、交替管理エリアの二次欠陥リストに記録された欠陥ブロックの位置を示すアドレスデータ(欠陥ブロックのスタート位置のセクタの物理アドレスナンバー)、及びこの欠陥ブロックの交替先となるスペアエリアの中の交替エリアの位置を示すアドレスデータ(交替ブロックのスタート位置のセクタの物理アドレスナンバー)が再生される。
データ再生時には(ST42)、交替管理エリアの二次欠陥リストから再生されたアドレスデータに基づき、データ再生処理部30により欠陥ブロックの情報を再生するタイミングで、この欠陥ブロックの交替先となるスペアエリア中の交替ブロックの情報を再生する(ST43)。
上記説明した交替記録処理により、欠陥ブロックに記録されるべきユーザデータを、任意の位置に任意の容量で定義されたスペアエリア中の交替ブロックに記録することができる。また、上記説明した再生処理により、欠陥ブロックを再生するタイミングで、任意の位置に任意の容量で定義されたスペアエリア中の交替ブロックに記録されたユーザデータを再生することができる。
産業上の利用可能性
この発明によれば、下記の情報記録媒体、情報記録装置、情報記録方法、情報再生装置、及び情報再生方法を提供できる。
(1)交替エリアとしてスペアエリアをデータエリア内に配置する場合、このスペアエリアの配置によるデータエリアの有効スペースの減少を抑制することが可能な情報記録媒体。
(2)交替エリアとしてスペアエリアをデータエリア内に配置する場合、このスペアエリアの配置によるデータエリアの有効スペースの減少を抑制することが可能な情報記録媒体に対して所定の情報を交替記録する情報記録装置及び情報記録方法。
(3)交替エリアとしてスペアエリアをデータエリア内に配置する場合、このスペアエリアの配置によるデータエリアの有効スペースの減少を抑制することが可能な情報記録媒体に交替記録された所定の情報を再生する情報再生装置及び情報再生方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る光ディスク(DVD−RAM)上のデータ構造を示す概略図、
第2図は、第1図に示す光ディスク(DVD−RAM)上のセクタフィールドのフォーマットを示す概略図、
第3図は、第1図に示す光ディスクに記録されるECCブロックデータの構造を示す概略図、
第4図は、第2図に示すデータフィールドに記録されるセクタデータのデータ構造を示す概略図、
第5図は、初期欠陥リストエリアにエントリされる初期欠陥リストのデータ構造を示す概略図、
第6図は、二次欠陥リストエリアにエントリされる二次欠陥リストのデータ構造を示す概略図、
第7A図は、スペアリストエリアにエントリされるスペアエリアリストのデータ構造の第1例を示す概略図、
第7B図は、スペアリストエリアにエントリされるスペアエリアリストのデータ構造の第2例を示す概略図、
第8図は、スリッピング交替処理の説明図、
第9図は、リニア交替処理の説明図、
第10図は、サーティファイ処理前及びサーテイファイ処理後のユーザエリア及びスペアエリアの容量変化を示す図、
第11A図〜第11E図は、スペアエリアの確保の一例であるモデル1〜5を示す図、
第12A図は、この発明に係る光ディスク(DVD−RAM)上のデータ構造、特に、欠陥管理エリア(DMA)のデータ構造の第1例を示す概略図、
第12B図は、この発明に係る光ディスク(DVD−RAM)上のデータ構造、特に、欠陥管理エリア(DMA)のデータ構造の第2例を示す概略図、
第13図は、ホスト装置からのフォーマットの指示を受けた光ディスクドライブが、フォーマットの指示に従い光ディスクをフォーマットする様子を示す図、
第14図は、スペアエリアの追加の説明図、
第15図は、目的のスペアエリアの検索を説明するフローチャート、
第16図は、この発明の情報記録装置及び情報再生装置に係る情報記録再生装置を示す概略図、
第17図は、交替記録処理を示すフローチャート、
第18図は、交替記録処理により交替記録されたデータを再生する再生処理を示すフローチャート。
Claims (9)
- 一つのゾーンは複数のセクタフィールドを含み、複数のゾーンを含むデータエリアを備えた情報記録媒体であって、
欠陥エリアを補償するためのスペアエリアを定義する情報を含むための欠陥管理エリアであって、前記データエリアに含まれる複数のゾーンのうちの、先頭ゾーンに容量固定のスペアエリアを定義する情報、及び最終ゾーンに容量可変のスペアエリアを定義する情報を含むための欠陥管理エリアと、
前記欠陥管理エリアに含まれるスペアエリアを定義する情報に基づき、前記データエリアの所定のゾーンに確保されたスペアエリアと、
を備えていることを特徴とする情報記録媒体。 - 前記スペアエリアを定義する情報は、前記スペアエリアのスタート位置を示すアドレスデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
- 前記スペアエリアを定義する情報は、前記スペアエリアのスタート位置のセクタフィールドを示すアドレスデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
- 前記容量可変のスペアエリアは、前記スペアエリアの空きがなくなったとき、割り当てられるエリアであることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
- 前記容量可変のスペアエリアは、最終ゾーンの後ろから先頭方向に向かって伸びるエリアであることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
- 一つのゾーンは複数のセクタフィールドを含み、複数のゾーンを含むデータエリアを備えた情報記録媒体に対して情報を記録する情報記録装置であって、
前記情報記録媒体は、
欠陥エリアを補償するためのスペアエリアを定義する情報を含むための欠陥管理エリアであって、前記データエリアに含まれる複数のゾーンのうちの、先頭ゾーンに容量固定のスペアエリアを定義する情報、及び最終ゾーンに容量可変のスペアエリアを定義する情報を含むための欠陥管理エリアと、
前記欠陥管理エリアに含まれるスペアエリアを定義する情報に基づき、前記データエリアの所定のゾーンに確保されたスペアエリアと、
を備え、
前記情報記録装置は、
欠陥エリアの位置を示すアドレスデータ、及びこの欠陥エリアの交替先となる前記スペアエリアの中の交替エリアの位置を示すアドレスデータを関連づけて前記欠陥管理エリアに記録する第1の記録手段と、
前記欠陥管理エリアに関連づけて記録された両アドレスデータに基づき、欠陥エリアに記録されるべき情報を、この欠陥エリアの交替先となる前記スペアエリア中の交替エリアに交替記録する第2の記録手段と、
を備えていることを特徴とする。 - 一つのゾーンは複数のセクタフィールドを含み、複数のゾーンを含むデータエリアを備えた情報記録媒体に対して情報を記録する情報記録方法であって、
前記情報記録媒体は、
欠陥エリアを補償するためのスペアエリアを定義する情報を含むための欠陥管理エリアであって、前記データエリアに含まれる複数のゾーンのうちの、先頭ゾーンに容量固定のスペアエリアを定義する情報、及び最終ゾーンに容量可変のスペアエリアを定義する情報を含むための欠陥管理エリアと、
前記欠陥管理エリアに含まれるスペアエリアを定義する情報に基づき、前記データエリアの所定のゾーンに確保されたスペアエリアと、
を備え、
前記情報記録方法は、
欠陥エリアの位置を示すアドレスデータ、及びこの欠陥エリアの交替先となる前記スペアエリアの中の交替エリアの位置を示すアドレスデータを関連づけて前記欠陥管理エリアに記録し、
前記欠陥管理エリアに関連づけて記録された両アドレスデータに基づき、欠陥エリアに記録されるべき情報を、この欠陥エリアの交替先となる前記スペアエリア中の交替エリアに交替記録することを特徴とする。 - 一つのゾーンは複数のセクタフィールドを含み、複数のゾーンを含むデータエリアを備えた情報記録媒体から情報を再生する情報再生装置であって、
前記情報記録媒体は、
欠陥エリアを補償するためのスペアエリアを定義する情報を含むための欠陥管理エリアであって、前記データエリアに含まれる複数のゾーンのうちの、先頭ゾーンに容量固定のスペアエリアを定義する情報、及び最終ゾーンに容量可変のスペアエリアを定義する情報を含むための欠陥管理エリアと、
前記欠陥管理エリアに含まれるスペアエリアを定義する情報に基づき、前記データエリアの所定のゾーンに確保されたスペアエリアと、
を備え、
前記情報再生装置は、
前記欠陥管理エリアに記録された欠陥エリアの位置を示すアドレスデータ、及びこの欠陥エリアの交替先となる前記スペアエリアの中の交替エリアの位置を示すアドレスデータを再生する第1の再生手段と、
前記第1の再生手段により再生された両アドレスデータに基づき、欠陥エリアから再生されるべき情報を、この欠陥エリアの交替先となる前記スペアエリア中の交替エリアから再生する第2の再生手段と、
を備えていることを特徴とする。 - 一つのゾーンは複数のセクタフィールドを含み、複数のゾーンを含むデータエリアを備えた情報記録媒体から情報を再生する情報再生方法であって、
前記情報記録媒体は、
欠陥エリアを補償するためのスペアエリアを定義する情報を含むための欠陥管理エリアであって、前記データエリアに含まれる複数のゾーンのうちの、先頭ゾーンに容量固定のスペアエリアを定義する情報、及び最終ゾーンに容量可変のスペアエリアを定義する情報を含むための欠陥管理エリアと、
前記欠陥管理エリアに含まれるスペアエリアを定義する情報に基づき、前記データエリアの所定のゾーンに確保されたスペアエリアと、
を備え、
前記情報再生方法は、
前記欠陥管理エリアに記録された欠陥エリアの位置を示すアドレスデータ、及びこの欠陥エリアの交替先となる前記スペアエリアの中の交替エリアの位置を示すアドレスデータを再生し、
前記再生された両アドレスデータに基づき、欠陥エリアから再生されるべき情報を、この欠陥エリアの交替先となる前記スペアエリア中の交替エリアから再生することを特徴とする。
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