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JPH07287641A - 光磁気ディスク装置の制御方法 - Google Patents

光磁気ディスク装置の制御方法

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Publication number
JPH07287641A
JPH07287641A JP10327794A JP10327794A JPH07287641A JP H07287641 A JPH07287641 A JP H07287641A JP 10327794 A JP10327794 A JP 10327794A JP 10327794 A JP10327794 A JP 10327794A JP H07287641 A JPH07287641 A JP H07287641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
data
model
optical disk
magneto
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10327794A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Senboku
和宏 千北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP10327794A priority Critical patent/JPH07287641A/ja
Publication of JPH07287641A publication Critical patent/JPH07287641A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーシャルROMフォーマットの光磁気ディ
スクの媒体初期化時の処理時間を短縮できる光磁気ディ
スク装置の制御方法を提供することを目的としている。 【構成】 媒体初期化時には、そのときに接続されてい
るホスト装置の機種に応じて、あらかじめ光磁気ディス
クに記録されているファイル管理情報を読み出し、その
読み出したファイル管理情報をR/W領域に記録するの
で、媒体初期化時の処理時間が大幅に短縮されるととも
に、ホスト装置がファイル管理情報を作成する処理を実
行する必要がなく、ホスト装置が実行する媒体初期化処
理の負担を大幅に低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録領域が、データを
書き込みできるR/W領域と、データを書き込みできな
いROM領域からなるパーシャルROMフォーマットの
光磁気ディスクを記憶媒体として用いる光磁気ディスク
装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク装置で記憶媒体として用
いる光磁気ディスクの形式の1つに、記録領域が、デー
タを書き込みできるR/W領域と、データを書き込みで
きないROM領域からなるパーシャルROMフォーマッ
トがある。
【0003】このようなパーシャルROMフォーマット
の光磁気ディスクを記憶媒体として用いる場合、この記
憶媒体をホスト装置が使用できるデータ形式に初期化す
る必要があり、従来、R/W領域を初期化した後、RO
M領域のデータを読み込み、このROM領域のデータを
アクセスするためのファイル管理情報を作成し、そのフ
ァイル管理情報をR/W領域に記録するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、ホスト装置でROM領域のデータを
読み込み、ファイル管理情報を作成する必要があるの
で、媒体初期化時の処理時間が長くなるという不都合を
生じていた。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、パーシャルROMフォーマットの光磁気ディ
スクの媒体初期化時の処理時間を短縮できる光磁気ディ
スク装置の制御方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録領域が、
データを書き込みできるR/W領域と、データを書き込
みできないROM領域からなるパーシャルROMフォー
マットの光磁気ディスクを記憶媒体として用いる光磁気
ディスク装置の制御方法において、上記光磁気ディスク
のROM領域には、異なる機種に対応したアプリケーシ
ョンデータおよびそのアプリケーションデータをアクセ
スするときに当該機種で参照されるファイル管理情報が
それぞれ記録された複数の機種別データ領域が設けら
れ、ホスト装置から媒体初期化命令を入力すると、その
ときに接続されているホスト装置の機種に対応した上記
機種別データ領域からファイル管理情報を読み出し、そ
の読み出したファイル管理情報を光磁気ディスクのR/
W領域に記録するようにしたものである。
【0007】また、記録領域が、データを書き込みでき
るR/W領域と、データを書き込みできないROM領域
からなるパーシャルROMフォーマットの光磁気ディス
クを記憶媒体として用いる光磁気ディスク装置の制御方
法において、接続されるホスト装置の機種を設定する機
種設定手段を備えるとともに、上記光磁気ディスクのR
OM領域には、異なる機種に対応したアプリケーション
データおよびそのアプリケーションデータをアクセスす
るときに当該機種で参照されるファイル管理情報がそれ
ぞれ記録された複数の機種別データ領域が設けられ、ホ
スト装置から媒体初期化命令を入力すると、上記機種設
定手段に設定されているホスト装置の機種に対応した上
記機種別データ領域からファイル管理情報を読み出し、
その読み出したファイル管理情報を光磁気ディスクのR
/W領域に記録するようにしたものである。
【0008】また、前記複数の機種別データ領域に記録
されているデータのファイル属性は、書換不能属性に設
定するとよい。
【0009】
【作用】したがって、媒体初期化時には、そのときに接
続されているホスト装置の機種に応じて、あらかじめ光
磁気ディスクに記録されているファイル管理情報を読み
出し、その読み出したファイル管理情報をR/W領域に
記録するので、媒体初期化時の処理時間が大幅に短縮さ
れるとともに、ホスト装置がファイル管理情報を作成す
る処理を実行する必要がなく、ホスト装置が実行する媒
体初期化処理の負担を大幅に低減することができる。
【0010】また、ホスト装置の機種を設定する機種設
定手段を設けたので、例えば、媒体初期化時にホスト装
置に対して機種の問い合わせを行うような処理を実行す
る必要がなく、処理の負担を軽減することができる。
【0011】また、機種別データ領域に記録されている
データのファイル属性を書換不能属性に設定しているの
で、このデータ領域に対して、ホスト装置がデータ書換
処理を実行するような不合理な事態が生じることを防止
することができる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例にかかる光磁気
ディスクを示している。なお、以下の説明では、光磁気
ディスクの情報形式(記録フォーマット形式)として、
いわゆるISO規格に従ったものを用いる。
【0014】光磁気ディスク1には、同心円状に記録ト
ラックが多数形成されており、おのおのの記録トラック
は、図2(a)に示すように、25個のセクタに分割さ
れている。また、おのおののセクタは、同図(b)に示
すように、同期信号やそのセクタのアドレス(トラック
アドレスおよびセクタアドレス)などが記録されるヘッ
ダ部HDと、ユーザデータを記録可能な記録部DDから
なる。
【0015】また、記録部DDは、同図(c)に示すよ
うに、512バイトのユーザデータを記録できるデータ
領域DAと、データ領域DAに記録されているデータを
誤り訂正するための誤り訂正符号ECCが配置される誤
り訂正領域EAからなる。また、データ領域DAの最後
の部分には、任意のデータを記録可能なベンダユニーク
データVUと、ベンダユニークデータVUを含むデータ
領域DAのエラーを検出するための誤り検出符号CRC
が配置される領域が、512バイトのデータ記録可能な
領域の他に設定されている。なお、通常、ベンダユニー
クデータVUには、ユーザデータは記録されない。
【0016】図3(a)は、光磁気ディスク1における
トラックフォーマットの一例を示している。このフォー
マットは、ISO規格のトラックフォーマットである。
【0017】トラック番号「0」からトラック番号「9
999」までが、ドライブでデータ記録可能な領域に設
定されており、このうち、トラック番号「3」からトラ
ック番号「9996」までが、ユーザデータ領域に設定
されている。ここで、ユーザデータ領域には、データを
書き込むことができるR/W領域と、データを書き込む
ことができないROM領域を設定することができる。
【0018】例えば、アプリケーションプログラムを配
布するとき、ユーザデータ領域をR/W領域とROM領
域の2つの領域に分割し、アプリケーションプログラム
とそのアプリケーションプログラムが参照する固定的な
データをROM領域に記録しておき、R/W領域に、ユ
ーザがデータを書き込み可能なワークエリアを設定す
る。このように、部分的にROM領域が設定されている
光磁気ディスクを、パーシャルROMフォーマットの光
磁気ディスク、または、パーシャルROMディスクとい
う。
【0019】また、トラック番号「0」からトラック番
号「3」までの部分には、2つの欠陥管理領域DMA
1,DMA2が連続して配置され、また、トラック番号
「9997」からトラック番号「9999」までの部分
には、2つの欠陥管理領域DMA3,DMA4が連続し
て配置されている。
【0020】また、トラック番号「−1」とトラック番
号「10000」は、バッファトラックに設定されてお
り、トラック番号「−2」からトラック番号「−16」
の部分は、内周側制御用領域に設定され、トラック番号
「10001」からトラック番号「10015」の部分
は、外周側制御領域に設定されている。
【0021】ここで、4つの欠陥管理領域DMA1,D
MA2,DMA3,DMA4には、同一情報が記録さ
れ、いずれかの欠陥管理領域の内容が読み取れなくなっ
たときでも、他の欠陥管理領域の内容を読み取れるよう
にしている。すなわち、同一情報を複数分散配置するこ
とで、データエラーに強い状態を形成している。
【0022】欠陥管理領域DMA(DMA1,DMA
2,DMA3,DMA4)のフォーマットの一例を同図
(b)に示す。
【0023】欠陥管理領域DMAには、この光磁気ディ
スク1の状態および欠陥セクタの管理情報を参照するた
めのディスク構造管理表DDS、フォーマット時など、
ユーザデータを記録する前の段階で発見されている欠陥
セクタを登録するための一次欠陥管理表PDL、およ
び、ユーザデータを記録するときに発見されたセクタ
と、そのセクタの記録データを代替記録している代替セ
クタとの関係を登録するための二次欠陥管理表SDL
が、この順に配置される。これらのディスク構造管理表
DDS、一次欠陥管理表PDLおよび二次欠陥管理表S
DLは、それぞれ1セクタ分のデータ領域を占有する。
また、これらのディスク構造管理表DDS、一次欠陥管
理表PDLおよび二次欠陥管理表SDLは、ISO規格
のフォーマットに規定されている情報要素である。
【0024】ディスク構造管理表DDSの内容の一例を
図4(a)に示す。
【0025】このディスク構造管理表DDSは、このセ
クタがディスク構造管理表DDSを記憶していることを
表示するためのDDS識別子、光磁気ディスク1が部分
的ROM領域をもつか、あるいは、ディスク全体検査の
状態でフォーマットされたものであるか否かを表示する
ためのディスク初期状態情報、R/W領域に設定されて
いるグループ数を記憶するためのR/W領域グループ数
情報、R/W領域におけるグループ当たりのデータセク
タ数をあらわすR/W領域セクタ数情報、R/W領域に
おけるグループ当たりの代替セクタ数をあらわすR/W
領域代替セクタ数情報、ROM領域に設定されているグ
ループ数を記憶するためのROM領域グループ数情報、
ROM領域におけるグループ当たりのデータセクタ数を
あらわすROM領域セクタ数情報、ROM領域における
グループ当たりのパリティセクタ数をあらわすROM領
域パリティセクタ数情報、一次欠陥管理表PDLの開始
セクタ(トラック番号および(トラック内)セクタ番
号)をあらわすPDL開始位置情報、および、二次欠陥
管理表SDLの開始セクタをあらわすSDL開始位置情
報からなる。
【0026】一次欠陥管理表PDLの内容の一例を同図
(b)に示す。
【0027】この一次欠陥管理表PDLは、このセクタ
が一次欠陥管理表PDLを記憶していることを表示する
ためのPDL識別子、初期状態で生じている欠陥セクタ
数をあらわす欠陥セクタ数情報、および、おのおのの欠
陥セクタのセクタアドレス(トラック番号と(セクタ
内)セクタ番号)を記憶した欠陥セクタアドレス領域か
らなる。
【0028】二次欠陥管理表SDLの内容の一例を同図
(c)に示す。
【0029】この二次欠陥管理表SDLは、このセクタ
が二次欠陥管理表SDLを記憶していることを表示する
ためのSDL識別子、この二次欠陥管理表SDLの内容
の長さをバイト単位であらわすデータ長情報、この二次
欠陥管理表SDLに登録されている代替処理に関するエ
ントリ数をあらわすエントリ数情報、および、おのおの
の代替処理に関する欠陥セクタと代替セクタの関係をあ
らわすエントリ領域からなる。ここで、エントリ領域の
1つの要素(エントリ)は、欠陥セクタのセクタアドレ
スをあらわす欠陥セクタアドレスと、代替セクタのセク
タアドレスをあらわす代替セクタアドレスからなる。
【0030】さて、上述したように、光磁気ディスクを
用いてアプリケーションプログラムを配布・頒布する場
合、パーシャルROMフォーマットを適用すると、同一
記憶媒体中にアプリケーションプログラムデータとユー
ザが作成したデータを保存することができるので、記憶
媒体の活用効率がよい。
【0031】また、光磁気ディスクから直接アプリケー
ションプログラムを実行させた場合、ワーク領域を同一
の光磁気ディスクに設定することができるので、アプリ
ケーションプログラムをインストールする場合の手間が
軽減される。
【0032】一方、例えば、同一のアプリケーションプ
ログラムを複数の機種のパーソナルコンピュータに適用
させる場合、おのおのの機種で稼動するオペレーティン
グシステムが異なったり、同一オペレーティングシステ
ムが稼動する場合でも機種により異なるプログラムが必
要な場合、従来では、機種毎にアプリケーションプログ
ラムの製品パッケージを用意したり、あるいは、同一製
品パッケージ中に複数の機種に適用する配布ディスクを
複数組含ませるようにしており、複数種類の製品パッケ
ージを構成するためのコストや、複数組の配布ディスク
のためのコストが高いという事態を生じている。
【0033】そこで、例えば、複数機種に適用したアプ
リケーションプログラムを、同一の光磁気ディスクのR
OM領域に記録すれば、1つの製品パッケージを複数の
機種に適用できるとともに、必要となる配布ディスクも
1組(この場合は1枚)で済み、製品構成のコストを低
減できることが期待できる。
【0034】例えば、図5(a)に示すように、光磁気
ディスクのユーザデータ領域をR/W領域とROM領域
に分割し、R/W領域には、ワーク領域を設定するとと
もに、ROM領域には、複数の機種別データ領域、共通
データ領域、および、機種別データ領域をアクセスする
ためのROM領域登録管理情報の記録領域を設定する。
【0035】ROM領域登録管理情報は、同図(b)に
示すように、おのおのの機種別データ領域について、そ
の機種別データ領域に記録されているアプリケーション
プログラムが適用される機種をあらわす機種情報、その
機種別データ領域の先頭アドレス、および、機種別デー
タ領域のデータ長(セクタ数)からなる機種別管理情報
をまとめたものである。
【0036】また、おのおのの機種別データ領域には、
同図(c)に示すように、プログラムデータおよび参照
データなどからなるアプリケーションデータと、そのア
プリケーションデータを、対応する機種のパーソナルコ
ンピュータがアクセスするときに、その機種に対応した
オペレーティングシステムが参照するファイル管理情報
が記録される。
【0037】ここで、ファイル管理情報は、オペレーテ
ィングシステムに依存する所定のデータ構造をもち、ワ
ーク領域と、機種別データ領域をアクセスするための情
報が含まれる。また、この場合、ROM領域に記録され
る機種別データ領域のファイル管理情報、および、アプ
リケーションデータには、ファイル属性として、書換不
能属性(あるいは読出専用属性)が設定されている。
【0038】また、共通データ領域には、おのおのの機
種別データ領域に記録されているアプリケーションプロ
グラムが共通的に参照するデータなどが記録される。
【0039】図6は、本発明の一実施例にかかる光磁気
ディスク装置を示している。
【0040】同図において、制御部2は、この光磁気デ
ィスク装置の各部の動作を制御するためのものであり、
ドライブ機構回路部3は、光磁気ディスク1を回転駆動
するとともに光磁気ディスク1にデータを記録/再生/
消去する機構およびその制御/駆動回路からなる。
【0041】また、バッファメモリ4は、光磁気ディス
ク1に記録するデータ、および、光磁気ディスク1から
読み出したデータを一時的に保持するためのものであ
り、機種別スイッチ5は、この光磁気ディスク装置が接
続されるホスト装置の機種をあらわす機種データを記憶
するためのものであり、ホストインタフェース回路6
は、ホスト装置に接続して、そのホスト装置との間で記
録/再生データや制御データなどの種々のデータをやり
とりするためのものである。このホストインタフェース
回路6としては、例えば、周知のSCSI(Small
ComputerSystem Interfac
e;米国規格ANSI X3.131−1986)を適
用することができる。
【0042】図7は、ホスト装置から光磁気ディスク1
のフォーマット(初期化処理)が指令されたときに制御
部2が実行する処理例を示している。
【0043】まず、そのときにセットされている光磁気
ディスク1がパーシャルROMフォーマットのものであ
るかどうかを、ディスク構造管理表DDSの内容を参照
して調べる(判断101)。判断101の結果がYES
になるときには、判断101の結果がYESになるとき
には、光磁気ディスク1のR/W領域に設定されている
トラックのセクタについて、記録データを消去し、所定
ビットパターンからなるテストデータを記録し、その記
録したテストデータを再生して照合し、一致するかどう
かを調べるベリファイ動作を実行し、その検査結果を保
存する(処理102)。
【0044】次いで、処理102で保存した検査結果に
基づいて、上述したように、一次欠陥管理表PDLに記
録するデータを作成する(処理103)。また、二次欠
陥管理表SDLの初期化データを作成する(処理10
4)。この二次欠陥管理表SDLの初期化データは、上
述したデータで、エントリ数情報の値を0にセットした
ものである。
【0045】そして、そのときに作成した一次欠陥管理
表PDLおよび二次欠陥管理表SDLの内容を、上述し
た欠陥管理領域DMA1,DMA2,DMA3,DMA
4に記録する(処理105)。
【0046】次に、ROM領域の先頭からROM領域登
録管理情報を読み出し(処理106)、機種別スイッチ
5の機種データを読み込む(処理107)。そして、そ
のときに読み込んだ機種データと同一の内容が機種情報
に設定されている機種別管理情報を、ROM領域登録管
理情報から取り出し、その取り出した機種別管理情報に
含まれる先頭アドレスで指定されるセクタから、その機
種別データ領域のファイル管理情報を読み出して(処理
108)、その読み出したファイル管理情報をワーク領
域の先頭領域に記録する(処理109)。そして、光磁
気ディスク1の初期化処理が終了したことを、ホスト装
置に通知する(処理110)。
【0047】ここで、制御部2は、機種別スイッチ5で
設定可能な機種について、それぞれのファイル管理情報
を認識する機能を備えている。
【0048】このようにして、そのときに接続されてい
るホスト装置が利用可能な機種別データ領域をアクセス
するときに参照するファイル管理情報を、ワーク領域の
先頭領域に記録したので、これ以降、ホスト装置は、ワ
ーク領域のファイル管理情報を参照することで、この光
磁気ディスク1に記録されているアプリケーションデー
タのうち、アクセス可能なものを、適宜にアクセスする
ことができる。
【0049】また、判断101の結果がNOになるとき
には、光磁気ディスク1の全てのトラックのセクタにつ
いて、記録データを消去し、所定ビットパターンからな
るテストデータを記録し、その記録したテストデータを
再生して照合し、一致するかどうかを調べるベリファイ
動作を実行し(処理111)、その検査結果を保存する
(処理112)。
【0050】次いで、ディスク構造管理表DDSの初期
化データを作成する(処理113)。このとき、ディス
ク構造管理表DDSのデータ領域DAのユーザデータに
は、上述した形式のデータを配置する。
【0051】また、処理112で保存した検査結果に基
づいて、上述したように、一次欠陥管理表PDLに記録
するデータを作成する(処理114)。また、二次欠陥
管理表SDLの初期化データを作成する(処理11
5)。この二次欠陥管理表SDLの初期化データは、上
述したデータで、エントリ数情報の値を0にセットした
ものである。
【0052】そして、そのときに作成したディスク構造
管理表DDS、一次欠陥管理表PDLおよび二次欠陥管
理表SDLの内容を、上述した欠陥管理領域DMA1,
DMA2,DMA3,DMA4に記録する(処理11
6)。これで、光磁気ディスク1の初期化処理が終了し
たので、処理110に移行し、光磁気ディスク1の初期
化処理が終了したことを、ホスト装置に通知する。
【0053】以上のように、本実施例では、複数機種に
適用するアプリケーションプログラムを、1つの光磁気
ディスク1に記録することができるので、製品パッケー
ジの製造コストを低減することができる。
【0054】また、ホスト装置から初期化処理が指令さ
れると、光磁気ディスク装置は、ホスト装置に適用した
アプリケーションプログラムをアクセスするための準備
処理まで、自動的に行うので、ホスト装置側は、アプリ
ケーションプログラムを実行するためのそれ以上の初期
化処理を行わずに済み、ホスト装置側の処理の負担が大
幅に低減される。
【0055】また、ROM領域のデータファイルは、そ
のファイル属性が書換不能属性に設定されているので、
ホスト装置がその領域のデータファイルを消去して、新
たなデータファイルをその消去領域に登録しようとする
ような不合理な事態(エラーが発生する事態)が生じる
ことを防止することができる。
【0056】ところで、上述した実施例では、ROM領
域にROM領域登録管理情報を記録し、このROM領域
登録管理情報を参照することで、ホスト装置に適合する
機種別データ領域を判別できるようにしているが、この
機種別データ領域の判別は、次のような方法でも行うこ
とができる。
【0057】すなわち、まず、図8(a)に示すよう
に、ROM領域には、所定データ長SLの機種別データ
領域を複数設けるとともに、共通データ領域も同一のデ
ータ長SLに設定する。
【0058】そして、おのおのの機種別データ領域に
は、同図(b)に示すように、ファイル管理情報と、ア
プリケーションデータと、必要な空き領域を設ける。こ
こで、空き領域のデータサイズは、データ長SLから、
ファイル管理情報とアプリケーションデータのデータ長
をあわせた値を減じた値に相当する。
【0059】また、ROM領域の分割数は、ディスク構
造管理表DDSのROM領域グループ数情報に登録し、
分割した領域のデータ長SLは、ROM領域セクタ数情
報に登録する。
【0060】そして、この場合には、それぞれの機種別
データ領域の先頭セクタが、決まっているので、第1番
目の機種別データ領域から順に先頭セクタを見つけ、フ
ァイル管理情報を抽出し、それがホスト装置の機種に適
合するものであるかどうかを調べ、適合する場合には、
そのファイル管理情報をワーク領域の先頭領域に記録す
る。
【0061】また、上述した実施例では、ホスト装置の
機種データを、機種別スイッチ5により光磁気ディスク
装置に設定するようにしているが、例えば、光磁気ディ
スク装置をホスト装置のオペレーティングシステムに登
録(マウント)するときに、ホスト装置から機種データ
を光磁気ディスク装置に通知するようにしてもよい。あ
るいは、ホスト装置が光磁気ディスクに対して初期化処
理を指令するときに、機種データを通知するようにして
もよい。いずれにせよ、光磁気ディスクの初期化処理を
実行するまでの間に、光磁気ディスク装置がホスト装置
の機種を認識できる状態になっていればよく、ホスト装
置の機種の通知手段は、いかなるものでも適用すること
ができる。
【0062】なお、ホスト装置の機種によっては、同一
のホストインタフェース回路を用いた場合でも、特別な
インタフェース手順処理を必要とするものがあり、かか
るホスト装置にも接続しようとする光磁気ディスク装置
は、従来からホスト装置の機種データを設定する手段を
備えており、かかる装置では、本発明の機種設定手段と
して、その機種データ設定手段を流用することができ
る。
【0063】また、ホストインタフェース回路として
は、上述したSCSI以外にも、適宜なものを適用する
ことができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
媒体初期化時には、そのときに接続されているホスト装
置の機種に応じてあらかじめ光磁気ディスクに記録され
ているファイル管理情報を読み出し、その読み出したフ
ァイル管理情報をR/W領域に記録するので、媒体初期
化時の処理時間が大幅に短縮されるとともに、ホスト装
置がファイル管理情報を作成する処理を実行する必要が
なく、ホスト装置が実行する媒体初期化処理の負担を大
幅に低減することができるという効果を得る。
【0065】また、ホスト装置の機種を設定する機種設
定手段を設けたので、例えば、媒体初期化時にホスト装
置に対して機種の問い合わせを行うような処理を実行す
る必要がなく、処理の負担を軽減することができるとい
う効果も得る。
【0066】また、機種別データ領域に記録されている
データのファイル属性を書換不能属性に設定しているの
で、このデータ領域に対して、ホスト装置がデータ書換
処理を実行するような不合理な事態が生じることを防止
することができるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる光磁気ディスクを示
した概略図。
【図2】光磁気ディスクのトラックフォーマットの一例
を示した概略図。
【図3】光磁気ディスクの記憶領域の割り当ての一例を
示した概略図。
【図4】欠陥管理領域の一例を示した概略図。
【図5】本発明の一実施例にかかるユーザデータ領域の
分割態様の一例を示した概略図。
【図6】本発明の一実施例にかかる光磁気ディスク装置
の概略構成を示したブロック図。
【図7】初期化処理の一例を示したフローチャート。
【図8】本発明の他の実施例にかかるユーザデータ領域
の分割態様の一例を示した概略図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録領域が、データを書き込みできるR
    /W領域と、データを書き込みできないROM領域から
    なるパーシャルROMフォーマットの光磁気ディスクを
    記憶媒体として用いる光磁気ディスク装置の制御方法に
    おいて、 上記光磁気ディスクのROM領域には、異なる機種に対
    応したアプリケーションデータおよびそのアプリケーシ
    ョンデータをアクセスするときに当該機種で参照される
    ファイル管理情報がそれぞれ記録された複数の機種別デ
    ータ領域が設けられ、ホスト装置から媒体初期化命令を
    入力すると、そのときに接続されているホスト装置の機
    種に対応した上記機種別データ領域からファイル管理情
    報を読み出し、その読み出したファイル管理情報を光磁
    気ディスクのR/W領域に記録することを特徴とする光
    磁気ディスク装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 記録領域が、データを書き込みできるR
    /W領域と、データを書き込みできないROM領域から
    なるパーシャルROMフォーマットの光磁気ディスクを
    記憶媒体として用いる光磁気ディスク装置の制御方法に
    おいて、 接続されるホスト装置の機種を設定する機種設定手段を
    備えるとともに、 上記光磁気ディスクのROM領域には、異なる機種に対
    応したアプリケーションデータおよびそのアプリケーシ
    ョンデータをアクセスするときに当該機種で参照される
    ファイル管理情報がそれぞれ記録された複数の機種別デ
    ータ領域が設けられ、ホスト装置から媒体初期化命令を
    入力すると、上記機種設定手段に設定されているホスト
    装置の機種に対応した上記機種別データ領域からファイ
    ル管理情報を読み出し、その読み出したファイル管理情
    報を光磁気ディスクのR/W領域に記録することを特徴
    とする光磁気ディスク装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の機種別データ領域に記録され
    ているデータは、そのファイル属性が書換不能属性に設
    定されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の光磁気ディスク装置の制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000016329A1 (fr) * 1998-09-14 2000-03-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Support, dispositif et procede d'enregistrement d'informations, dispositif et procede de reproduction d'informations

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WO2000016329A1 (fr) * 1998-09-14 2000-03-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Support, dispositif et procede d'enregistrement d'informations, dispositif et procede de reproduction d'informations

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