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JP3848837B2 - 新規な中間体、それを用いたマイクロライド系抗生物質の製造方法 - Google Patents

新規な中間体、それを用いたマイクロライド系抗生物質の製造方法 Download PDF

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JP3848837B2 JP2000583926A JP2000583926A JP3848837B2 JP 3848837 B2 JP3848837 B2 JP 3848837B2 JP 2000583926 A JP2000583926 A JP 2000583926A JP 2000583926 A JP2000583926 A JP 2000583926A JP 3848837 B2 JP3848837 B2 JP 3848837B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マクロライド(macrolide)系抗生物質として、広範な抗菌力を有する下記の式(I)で表されるクラリスロマイシン(clarithromycin)の新規な製造方法及びその合成に用いられる新規な中間体に関する。
【化1】
Figure 0003848837
(I)
【0002】
【従来の技術】
今まで知られている上記の式(I)で表される化合物の製造方法は、韓国特許公告第91−5898号、第91−7572号、第91−2142号、第95−9367号、第96−434号、韓国特許公開第90−18132号、第91−7953号の外にも多数の学術文献のJ. Antibiotics (Vol.46, No.4, 647(1993)), J. Antibiotics (Vol.46, No.7, 1163(1993)), J. Antibiotics (Vol.37, No.2, 187(1984)), Heterocycles (Vol.36, No.2, 243(1993))及び J. Antibiotics (Vol.43, No.3, 286(1990))等に開示されている。これらの製造方法は次の3つの方法で要約できる。
【0003】
(第1方法)
第1方法は韓国特許公告第91−5898号、第91−7572号等に紹介されている比較的初期の製造方法として、オキシムのOH−基の保護されたエリスロマイシン9−オキシム誘導体をカルボベンジルオキシ基(以下Cbz基という)を用いて3'−N,N−ジメチルアミノ基及び2'−OH基を保護した後、6−OH基にメチル化を行う方法があり、比較的に高価であるCbz-Clを過剰量使用しなければならないし、脱保護反応は水素反応を通して実施するものの、触媒毒により反応が完結しない等の短所があり、最後の段階で3'−N,N−ジメチルアミノ基のメチル基をメチル化反応により再生させなければならないので、工程が難しく長いという短所がある。この方法の反応式を下記に示す。
【化9】
Figure 0003848837
【0004】
(第2方法)
第2方法は韓国特許公告第91−2142号等に記載されている代表的な製造方法として、オキシムの−OH基の保護と共に3'−N,N−ジメチルアミノ基を同一基(例えば、ベンジル基)の4級塩で保護する方法は、上記の第1方法のように脱保護反応の際に水素を使用しなければならないし、その場合、触媒毒により反応が完結しない短所がある。この方法の反応式を下記に示す。
【化10】
Figure 0003848837
【0005】
(第3方法)
第3方法は韓国特許公告第95−9367号及び第96−434号等に開示されている方法であり、オキシムをベンジル誘導体及びケタール誘導体等を用いて保護し、2'−OH基と4''−OH基を置換シリル基を用いて保護した後、6−OH基をメチル化し、9−オキシムの保護基と2'−O−、4''−O−のトリメチルシリル基を同時に脱保護し、比較的に短い段階で所望の化合物を得る方法である。この場合、2'−OH、4''−OHのトリメチルシリル化の反応に使用される9−オキシム誘導体は塩でない(salt free)状態のものを用いることになっている。この方法の反応式を下記に示す。
【化11】
Figure 0003848837
【0006】
上記の反応式によるクラリスロマイシンの合成はエリスロマイシンAより約45〜50%程度の総収率で合成できると報告されている。上記の反応式からオキシムの保護基としてベンジル誘導体を用いる場合には、水素反応により脱保護反応を行わなければならないので、工程が難しくて長くなる短所がある。オキシムの保護基としてケタール誘導体を用いる場合に用いられるケタール誘導体は2〜3当量の過剰量を使用しなければならないし、反応時間も長くかかるという短所はあるが、脱保護反応の際に酸によりトリメチルシリル基と同時に除去できるとの長所がある。
【0007】
上記の3つの合成方法はいずれも生成した副生成物を除去するために、合成されたクラリスロマイシンをエタノールにて結晶化する精製段階を含むことになり、殆どの場合にこの段階で10〜20%位の収率低下をもたらすことになる。また、クラリスロマイシンに類似する性質の副生成物が存在する場合、副生成物の除去が大変難しいとの短所がある。
【0008】
従って、本発明では従来の問題点を解決し、より高い収率を得るために長い間研究し続けて来た結果、既存の文献にも知られおり、アントラニル酸より簡単に合成できる、下記の式を有する1,3−ベンゾジチオール2−イリウムテトラフルオロボレート(BDTF:1,3−benzodithiol-2-ylium tetrafluoroborate, Syn. Commun., 471(1976))がオキシムの保護基として適切に使用できるとの知見を得、これをオキシムの保護基として導入し、新しく簡単な工程によりクラリスロマイシンを高収率で製造できる方法を開発し本発明を完成した。
【化12】
Figure 0003848837
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
(発明の要約)
本発明はエリスロマイシンA9−オキシム又はその塩酸塩をBDTFと反応させ製造される、クラリスロマイシンの合成に用いられる下記の式(III)で表示されるエリスロマイシンA9−O−BDT(benzodithiol)中間体を提供することを目的とする。
【化13】
Figure 0003848837
(III)
(式中、Y1及びY2は水素原子又はトリメチルシリル基を表す。)
【0010】
更に、本発明は上記の式(III)(Y1及びY2はトリメチルシリル基)の化合物を、5〜10重量部のアセトンと、1〜5重量部の水との混合溶媒中で、結晶化させ、上記構造式(III)の化合物とアセトンとの比が2:1である組成の溶媒和物を提供する。
【0011】
更に、本発明は1,3−ベンゾジチオール2−イリウムテトラフルオロボレート(BDTF)1〜2当量を下記の式(II)のエリスロマイシンA9−オキシム又はその塩酸塩と非プロトン性非極性有機溶媒中で、1〜2当量のピリジン存在下で反応させ、オキシ基がベンゾジチオール(BDT)基で保護された下記の式(III)'のエリスロマイシンA9−O−BDTオキシム誘導体を合成する第1段階;
【化14】
Figure 0003848837
(II) (III)'
【0012】
上記第1段階で合成された構造式(III)'の化合物を塩化アンモニウム、ピリジン塩酸塩の存在下で3〜5当量のヘキサメチルジシラザン(HMDS)と反応させ、次の構造式(V)の2'−O−4''−O−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA9−O−BDTオキシム誘導体を合成する第2段階;
【化3】
Figure 0003848837
(III)' (V)
【0013】
上記第2段階で合成された構造式(V)の化合物を非プロトン性極性溶媒中で、強塩基の存在下で2〜3当量のヨードメタンと反応させ6−OH基にメチル化反応を行い、下記の式(VII)で表示される2'−O−4''−O−ビストリメチルシリル−6−O−メチル−エリスロマイシンA9−O−BDTオキシム誘導体を合成する第3段階;
【化16】
Figure 0003848837
Figure 0003848837
【0014】
上記第3段階で合成された構造式(VII)の化合物を脱保護反応させ、下記の式(I)、BDSAの化合物を合成する第4段階;及び
【化17】
Figure 0003848837
Figure 0003848837
【0015】
上記第4段階で合成した式(I)、BDSAの化合物を水と、水と混和し得る有機溶媒との混合溶媒中で、単に攪拌した後、濾過し下記の式(I)で表示される化合物を得る第5段階から成る下記の式(I)で表示されるクラリスロマイシンの製造方法を提供するためのものである。
【化18】
Figure 0003848837
Figure 0003848837
【0016】
(発明の詳細な記載)
本発明によると、上記式(II)で表示されるエリスロマイシンA9−オキシム又はその塩酸塩1当量に対しBDTF1.0〜2当量の量を非プロトン性非極性有機溶媒中で、1〜2当量のピリジンの存在下で反応させると、オキシム基が1,3−ベンゾジチオール2−イリウム(BDT)基で保護された上記の構造式(III)'のエリスロマイシンA9−O−BDTオキシム誘導体を合成できる(第1段階)。
【0017】
上記第1段階で合成された構造式(III)'の化合物を塩化アンモニウム、ピリジン塩酸塩の存在下で3〜5当量のヘキサメチルジシラザン(HMDS)と反応させると、上記式(V)の2'−O−4''−O−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA9−O−BDTオキシム誘導体を合成できる(第2段階)。
【0018】
本発明によると、上記の構造式(V)の化合物をDMSOまたはDMFのような非プロトン性極性溶媒を単独、またはTHFとの1:1の比率で混合した溶媒またはDMSOとTHF及びイソプロピルエーテル、t−ブチルメチルエーテル(TME)のような非極性有機溶媒を2:2:0.3の比率で混合した溶媒を上記化合物に対し5〜10倍用いて0〜2.5当量のEt3Nの存在下で−5〜5℃の温度で1〜3当量のNaH、アルコキシド、NaOH又はKOH等の強塩基の存在下でメチル化試薬でヨード化メタン(MeI)を2〜3当量用いて30分〜2時間反応させ、6−OH基にメチル化反応を行うことにより、式(VII)で表示される化合物を合成できる。
【0019】
本発明の方法によると、上記式(VII)の化合物を1〜3当量の蟻酸(HCO2H)と、4〜8当量のNaHSO3、Na2SO3、Na224、又はNa225とともに水とエタノールを1:1の割合で混合した溶媒5〜10重量部の中で4時間加熱還流し、脱保護反応をさせると、上記式(I)で表わされる、クラリスロマイシンの1,3−ベンゾジチオール2−スルホン酸(BDSA)塩を合成することができる。
【0020】
上記の式(I)のBDSA塩である上記式(I)BDSAは、HCOOHの存在下で保護基で用いたBDT基と脱オキシム化剤で用いたNaHSO3、Na2SO3、Na224、又はNa225との反応によって生成したBDSAがクラリスロマイシン3'−N,N−ジメチルアミノ基と塩を形成したものであり、脱保護反応が終了した後、温度を低くく常温にすると、反応溶媒中で、結晶化され析出するので、他の副生成物から目的化合物の分離が非常に容易になる。この場合、脱保護反応の順番はBDT基と脱オキシム化剤との反応が一番先に起り、保護されない状態のオキシムが形成され、次いで、脱オキシム化反応が起った後、最後にトリメチルシリル基が除去されてクラリスロマイシンが形成される。
【0021】
本発明の方法によると、上記式(I)BDSAは、水、又は水とメタノール、又はエタノールの混合溶液の中でK2CO3、Na2CO3、NaOH又はKOH等の無機塩基を用い中和反応によってBDSA基が除去されて上記式(I)で表わされる純粋なクラリスロマイシンが結晶で得られる。
【0022】
一方、本発明の他の方法によると、上記第1段階の代わりに上記式(II)で表わされるエリスロマイシンA 9−オキシム又はその塩酸塩にヘキサメチルジシラザン(HMDS)を加えて式(IV)の2'−0−4"−0−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA 9−オキシム誘導体を製造し、第2段階の代わりに式(IV)の2'−0−4"−0−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA 9−オキシム誘導体を非プロトン性有機溶媒(例えば、MC)の中でピリジンの存在下で1〜1.2当量のBDTFと反応させ殆ど定量的な収率で下記の式(V)で表わされる化合物を合成することができる。
【化19】
Figure 0003848837
Figure 0003848837
【0023】
上記式(V)の化合物は、1〜5重量部の水と5〜10重量部のアセトンとの混合溶媒、好ましくは3:10の割合で混合された溶媒中で、結晶化すれば、上記式(V)の化合物とアセトンが2:1の溶媒和物となっている結晶性溶媒和物を得ることができる。
【0024】
以下、本発明を実施例によって、より詳細に説明すれば、次の通りであるが、本発明が下記の実施例により限定されるものではない。
【0025】
実施例1
(1)2'−0−4"−0−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA 9−オキシムの製造
2リットルフラスコにエリスロマイシンA 9−オキシム塩酸塩(157g, 0.2mole)及び塩化アンモニウム(5.4g, 0.1mole)を入れ600mlのジメチルホルムアミドを添加した。これにヘキサメチルジシラザン(HMDS, 217ml, 1mole)をゆっくり加えた後、35〜40℃で3時間攪拌させた。これに水30mlを加え1時間攪拌した後、水600mlをさらに添加した。30分間攪拌した後、2N-NaOH150mlを加え、ジクロロメタン600mlを用いて抽出した後、水溶液層を2リットルのジクロロメタンを用いてもう一度抽出した。有機層を合わせた後、200mlの飽和食塩水を用いて洗滌し、無水MgSO4を用いて脱水した後、溶媒を減圧下で除去して泡状の目的化合物170.5g(収率:95.4%)を得た。
1H-NMR(CDCl3) δ0.16(s, 9H, -OTMS), 0.19(s, 9H, -OTMS)
【0026】
(2a)2'−O−4"−O−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA 9−O−BDTオキシムの製造
上記(1)で合成された2'−O−4"−O−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA 9−オキシム(8.93g, 10mmole)を40mlのジクロロメタンに溶解させた後、温度を20〜25℃に維持した状態でBDTF(2.52g, 1.05mmole)を添加した。ここにピリジン(1.13ml, 14mmole)をゆっくり加えた後、30分間攪拌した。50mlのMCと50mlの水を加えて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗滌し、無水MgSO4で脱水した後、濾過し乾燥し泡状の目的化合物10.25g(収率:98.0%)を得た。
1H-NMR(CDCl3) δ7.37(m, 2H), 7.11(m, 2H), 6.88(s, 1H), 3.28(s, 3H), 2.63(s. 6H), 0.16(s. 18H)
【0027】
(2b)2'−0−4"−0−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA 9−0−BDTオキシム:アセトン=2:1溶媒和物の製造
上記の泡状の目的化合物をアセトン102.5mlに溶解させ、水30.75mlをゆっくり添加した。生成した固体を氷浴で1時間攪拌した後、濾過し乾燥して2'−0−4"−0−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA 9−0−BDTオキシム:アセトン=2:1溶媒和物8.95g(水率:85.0%)を得た。
1H-NMR(CDCl3) δ7.37(m, 2H), 7.11(m, 2H), 6.88(s, 1H), 3.28(s, 3H), 2.63(s. 6H), 2.10(s. 6H), 0.16(s, 18H)
【0028】
(3)2'−0−4"−0−ビストリメチルシリル−6−0−メチル−エリスロマイシンA 9−0−BDTオキシムの製造
無水DMSO、無水THF及びTMEの2:2:0.3混合溶媒106mlにEt3N 1.39mlを入れ、前記(2a)及び(2b)で合成した2'−0−4"−0−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA 9−0−BDTオキシム10.45g(10mmole)を加え、温度を0℃にした。これにKOH 0.98g(15mmole)を加え、ヨード化メタン(1.87ml, 30mmole)を加えた。1時間攪拌し反応を完結させた後、100mlのへキサン及び100mlの水を順次加えて抽出した。有機層を約10%の塩水で洗滌し、無水MgSO4を加えて脱水した後、濾過した。溶媒を減圧下で除去して泡状の目的化合物を10.46g(収率:98.8%)を得た。
1H-NMR(CDCl3) δ7.05〜7.40(m, 4H), 6.89(s, 1H), 3.31(s, 3H), 2.63(s, 3H), 2.22(s. 6H), 0.17(s. 9H), 0.09(s, 9H)
【0029】
(4)1,3−ベンゾジチオール2−スルホン酸塩の製造
上記(3)で合成した2'−0−4"−0−ビストリメチルシリル−6−0−メチル−エリスロマイシンA 9−0−BDTオキシム10.60g(10mmole)にエタノール50mlと水50mlを添加した。これに蟻酸(0.57ml, 15mmole)及びNaHSO3(4.16g, 40mmole)を加え、2時間加熱還流させた。反応混合物にさらに0.19ml(0.5mmole)の蟻酸を添加した後、さらに2時間加熱還流した。反応が完結した後、反応溶液の温度を常温に下げ、生成した結晶を濾過、及び乾燥して目的化合物5.08g(収率:59.1%)を得た。
1H-NMR(CDCl3+DMSO-d6) δ7.18(m, 2H), 7.01(m, 2H), 5.61(s, 1H), 5.05(d, 1H), 4.89(d. 1H), 4.55(d. 1H), 3.97(m, 2H), 3.70(m, 5H), 3.40(m, 2H), 3.32(s, 3H), 3.02(s, 8H), 2.83(dd, 6H), 2.59(m, 1H), 2.34(d, 1H), 1.40〜1.95(m, 6H), 1.37(s, 3H), 1.10〜1.35(m, 26H), 0.85(t, 3H)
【0030】
(5)クラリスロマイシンの製造
上記(4)で製造された化合物9.82g(10mmole)をエタノール19.64mlと水49.1mlに入れて攪拌しながら2.76gのK2CO3を水49.1mlに溶解させゆっくり滴加した。生成された結晶をK2CO3 14Mgの溶解された水98.2mlに入れ5分間攪拌した後、結晶を濾過、乾燥して目的化合物7.14g(収率:95.5%)を得た。
1H-NMR(CDCl3) δ5.08(d, 1H), 4.93(d, 1H), 4.44(d, 1H), 4.02(m, 1H), 3.99(s. 1H), 3.78(m. 2H), 3.67(d, 1H), 3.33〜3.46(m, 2H), 3.34(s, 3H), 3.19(t, 2H), 3.06(s, 3H), 2.89〜3.02(m, 2H), 2,89(m, 1H), 2.58(m, 1H), 2.40(m, 2H), 2.29(s, 6H), 1.93(d, 1H), 1.40〜1.95(m, 6H), 1.42(s, 3H), 1.10〜1.35(m, 26H), 0.85(t, 3H)
【0031】
実施例2
上記実施例1の(2)でKOHの代わりに塩基としてNaHを用いて60%−NaH 0.8g(20mmole)添加することを除外しては実施例1と同様に実施した。この反応を通じて、2'−O−4"−O−ビストリメチルシリル−6−O−メチルエリスロマイシンA 9−O−BDTオキシム化合物10.33g(収率:97.5%)が生成された。
【0032】
実施例3
エリスロマイシンA 9−オキシム7.49g(10mmole)を40mlのMCに溶解させ、ピリジン1.13ml(14mmole)を加えた。ここに、BDTF 2.64g(11mmole)を室温で少量ずつ加え、常温で30分間攪拌した。反応が完結した後、40mlのMCと60mlの水を加えた後、抽出した。有機層は約10%の塩水で洗滌し、無水MgSO4を加えて脱水した後、濾過した。溶媒を減圧下で除去して泡沫状のエリスロマイシンA 9−O−BDTオキシム化合物を8.76g(収率:97.2%)を得た
1H-NMR(CDCl3) δ7.30(m, 2H), 7.13(m, 2H), 6.87(s, 1H), 3.30(s, 3H), 2.50(s. 6H)
【0033】
実施例4
記実施例3で製造されたエリスロマイシンA 9−O−BDTオキシム9.01g(10mmole)に塩化アンモニウム0.8g(15mmole)を入れ、27mlジメチルホルムアミドに入れ、ここにヘキサメチルジシラザン(8.44ml, 40mmole)をゆっくり加えた後、40〜50℃で5時間攪拌した。ここに水60mlとジクルロロメタン60mlを用いて抽出した後、水溶液層を20mlのジクルロロメタンを用いてもう一度抽出した。有機層を合わせた後、20mlの飽和塩水を用いて洗滌し、無水MgSO4を用いて脱水した後、溶媒を減圧下で除去して泡沫状の2'−O−4"−O−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA 9−O−BDTオキシム化合物9.53g(収率:91.2%)を得て、以下は前記実施例1の(3)以下と同様に実施した。
【0034】
実施例5
上記実施例1で(4)のNaHSO3の代わりにNa224(8.2g, 40mmole)を用いて1,3−ベンゾジチオール2−スルホン酸塩5.67g(収率:57.7%)を得ることを除外しては実施例1と同様に実施した。
【0035】
実施例6
前記実施例1の(4)のNaHSO3の代わりにNa225(7.84g, 40mmole)を用いる以外は実施例1と同様に実施し、1,3−ベンゾジチオール2−スルホン酸塩5.49g(収率:55.9%)を得た。
【0036】
実施例7
前記実施例1で(4)のNaHSO3の代わりにNa2SO3(5.04g, 40mmole)を用いる以外は実施例1と同様に実施し、1,3−ベンゾジチオール2−スルホン酸塩5.62g(収率:57.2%)を得た。
【0037】
本発明の効果として次のようものが挙げられる。
一つ、先行技術の場合では、オキシムの保護基としてベンジル誘導体等の使用すると脱保護の際に触媒を用いた水素化反応をしなければならないので、工程上の困難であるし、又、触媒毒で反応が完結しないという問題点がある。
【0038】
又、オキシムの保護基としてケタール誘導体を用いる場合、脱保護反応の際にトリメチルシリル基及びオキシムとともに同時に脱保護させることができる長所はあるが、ケタール誘導体の過剰量使用及び長時間反応の問題点がある。
【0039】
しかし、本発明ではオキシムの保護基としてアントラニル酸から簡単に合成できる1,3−ベンゾジチオール2−イリウム テトラフルオロボレイト(BDTF)を用いて容易に殆ど定量的にオキシムの保護反応を行うことができ、又、オキシムの保護基で用いられたBDT基は脱保護の際にトリメチルシリル基及びオキシムと同時に除去が可能であるので、工程を単純化させることができるため、エリスロマイシンAから短い段階の工程で約52%程度の総収率で式(I)で表わされる目的化合物を得ることができる。
【0040】
二つ、先行技術の場合は、脱保護反応の後、純粋なクラリスロマイシンを精製するためにエタノールの中での結晶化段階を必要とし、10〜20%程度の収率の低下をもたらすが、本発明では脱保護反応によって生成されたクラリスロマイシンと、保護基及び脱オキシ化剤との反応により生成されたBDSAとの塩の形成で、常温で冷却の際にこれらがすぐ結晶化して反応溶液の中で高い純度で分離が可能である。
【0041】
従って、中和反応によって塩を除去すれば、すぐ高純度及び高収率でクラリスロマイシンを得ることができ、精製工程も画期的に単純化することができる。
【0042】
三つ、先行技術のオキシムの保護基はオキシムの保護の役割、及びメチル基の導入に選択性を付与する役割のみをするが、本発明で使用するオキシムの保護基であるBDT基は上記の2つの役割以外にさらにNaHSO3、Na2SO3、Na224、Na225等の脱オキシム化剤との反応によりBDSA基を形成し、生成されたクラリスロマイシンとの塩を形成し反応溶液の中ですぐ結晶として析出されることによって、精製段階を画期的に簡略化することができるという効果を有する。

Claims (8)

  1. クラリスロマイシンの合成に用いられる下記の式:
    Figure 0003848837
    (III)
    (式中、Y1及びY2は、水素原子又はトリメチルシリル基である)
    で表されるエリスロマイシンA 9−O−BDT中間体。
  2. 請求項1に記載の式(III)(Y1及びY2はトリメチルシリル基である)で示される中間体を、5〜10重量部のアセトンと1〜5重量部の水との混合溶媒中で結晶化させて得られ得る、式(III)で示される中間体とアセトンとの比が2:1であることを特徴とする、請求項1記載の中間体の溶媒和物。
  3. (1)1、3−ベンゾジチオール2−イリウム テトラフルオロボレイト(BDTF)の1〜2当量の量を下記の式(II)のエリスロマイシンA 9−オキシム又はその塩酸塩と非プロトン性非極性有機溶媒中で1〜2当量のピリジン存在下で反応させ、オキシム基が1,3−ベンゾジチオール(BDT)基で保護された式(III)'のエリスロマイシンA 9−O−BDTオキシム誘導体を合成する第1段階;
    Figure 0003848837
    (2)上記第1段階で合成された構造式(III)'の化合物を塩化アンモニウム、ピリジン塩酸塩から選ばれた塩の存在下で3〜5当量のヘキサメチルジシラザン(HMDS)と反応させ、下記の構造式(V)の2'−O−4"−O−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA 9−O−BDTオキシム誘導体を合成する第2段階;
    Figure 0003848837
    (3)上記第2段階で合成された式(V)の化合物を非プロトン性極性溶媒中で強塩基の存在下2〜3当量のヨード化メタンと反応させ、6−OH基にメチル化反応を行って式(VII)で表わされる2'−O−4"−O−ビストリメチルシリル−6−O−メチルエリスロマイシンA 9−O−BDTオキシム誘導体を合成する第3段階;
    Figure 0003848837
    (4)上記第3段階で合成された式(VII)の化合物を脱保護させ、下記の式(I)BDSAの化合物を合成する第4段階;及び
    Figure 0003848837
    (5)上記第4段階で合成した式(I)BDSAの化合物を無機塩基の存在下で水又は水及び水と混和可能な有機溶媒との混合溶媒中で単に攪拌した後、濾過して下記の式(I)で表わされる化合物を合成する第5段階、
    を含むことを特徴とする下記の式(I)で表わされるクラリスロマイシンの製造方法。
    Figure 0003848837
  4. (1)エリスロマイシンA 9−オキシム又はその塩酸塩にヘキサメチルジシラザン(HMDS)を加え、下記の式(IV)の2′−O−4″−O−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA 9−オキシム誘導体を合成する第1段階;
    Figure 0003848837
    (2)式(IV)の2′−O−4″−O−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA 9−オキシム誘導体を非プロトン性有機溶媒中でBDTFとピリジンの存在下で反応させ、下記の化学式 (V)の2′−O−4″−O−ビストリメチルシリルエリスロマイシンA 9-O-BDTオキシム誘導体を合成する第2段階;
    Figure 0003848837
    (3)上記第2段階で合成された式(V)の化合物を非プロトン性極性溶媒中で強塩基の存在下で2〜3当量のヨード化メタンと反応させ、6−OH基にメチル化反応を行って式(VII)で表わされる2′−O−4″−O−ビストリメチルシリル−6−O−メチルエリスロマイシンA 9−O−BDTオキシム誘導体を合成する第3段階;
    Figure 0003848837
    (4)上記第3段階で合成された式(VII)の化合物を脱保護させ、下記の式(I)BDSAの化合物を合成する第4段階;及び
    Figure 0003848837
    (5)上記第4段階で合成した式(I)BDSAの化合物を無機塩基の存在下で水又は、水及び水と混合可能な有機溶媒との混合溶媒中で単純に攪拌した後、濾過して下記の式(I)で表わされる化合物を合成する第5段階;
    を含むことを特徴とする、下記の式(I)で表わされるクラリスロマイシンの製造方法。
    Figure 0003848837
  5. 第3段階の反応を、反応温度−5〜5℃でDMF又はDMSOのような非プロトン性極性溶媒の単独、又はTHFとの1:1混合溶媒、又は上記非プロトン性極性溶媒、THF、およびイソプロピルエーテル又はt−ブチルメチルエーテルのような非極性有機溶媒との2:2:0.3の割合で混合された溶媒を化合物に対し約5〜10培量用い、0〜2.5当量のEt3Nの存在下でKOH、NaH、NaOH又はアルコキシドの強塩基を約1.0〜3.0当量用い、メチル化試薬としてヨード化メタンを2〜3当量用いて30分〜2時間行うことを特徴とする、請求項3又は請求項4記載のクラリスロマイシンの製造方法。
  6. 第5段階で水と混和し得る有機溶媒として、メタノール又はエタノールを用いることを特徴とする、請求項3又は請求項4記載のクラリスロマイシンの製造方法。
  7. 前記第4段階の反応が、エタノール及び水の1:1混合溶媒5〜10重量部の中で1.0〜3.0当量の蟻酸と4〜8当量のNaHSO3、Na224、Na225、又はNa2SO3を用いて脱保護させ、常温に冷却し結晶化させることを特徴とする、請求項3又は請求項4記載のクラリスロマイシンの製造方法。
  8. 第5段階の反応が、上記式(I)BDSAの1重量部に対し水10〜20重量部又は水5〜10重量部とメタノール又はエタノール5〜10重量部とを1:1になるように混合し、上記式(I)BDSAの化合物を含有する溶液を製造し、1〜2重量部の無機塩基を水と混じる溶媒に対し3〜5重量部になるようにして水に溶解させ、これを上記式(I)BDSAの混合物を含有する溶液に滴加することによって中和させることを特徴とする、請求項3又は請求項4に記載のクラリスロマイシンの製造方法。
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