JP3820423B2 - 車両用ランプの取付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バンパに形成されたランプ開口にエスカッションを介してランプを配設するようにした車両用ランプの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車においては、例えば雨や霧のときの対向車,あるいは後続車からの視認を容易に行えるようにする観点から、車体の前端,もしくは後端にフォグランプを取付ける場合がある。
【0003】
このようなフォグランプの取付け構造として、従来、図7に示すものが一般的である。これは、バンパ50に形成されたランプ開口50aに、該ランプ開口縁の外周面を覆うようにエスカッション51を配設し、該エスカッション51を板金クリップ52の付勢力によりバンパ50に取付け固定する。またエスカッション51内にフォグランプ53を配置するとともに、該フォグランプ53をブラケット54に固定し、該ブラケット54を車体パネル55にボルト56により締め付け固定した構造のものである(例えば、実開平3−109946号公報,実開平4−39139号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の取付け構造では、エスカッション51はバンパ50に、フォグランプ53は車体パネル55にそれぞれ別々に取付けることから、組付け精度のばらつきによりフォグランプ53とエスカッション51との隙間sの偏差が大きくなり易く、見栄えが悪化するという問題がある。
【0005】
また上記従来構造では、エスカッションをバンパに取付けるための複数のクリップが必要であり、部品点数が増えるという問題もある。
【0006】
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、隙間偏差を小さくして見栄えの悪化を防止できるとともに、部品点数を低減できる車両用ランプの取付け構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車幅方向に延びるバンパにランプ開口を形成し、該ランプ開口の周縁部の外面を覆うようにエスカッションを配設し、該エスカッション内にランプを配設した車両用ランプの取付け構造において、上記エスカッションに係合爪を突出形成し、上記ランプを支持ブラケットに固定し、該支持ブラケットに係合片及び固定片を突出形成し、上記係合片に上記係合爪を嵌合させることにより上記エスカッションを支持ブラケットに直接取付け、上記固定片を上記バンパの上記エスカッションで覆われたランプ開口周縁の裏側にボルト締め固定したことを特徴としている。
【0008】
【発明の作用効果】
本発明に係る車両用ランプの取付け構造によれば、ランプが固定された支持ブラケットに係合片を形成し、該係合片にエスカッションの係合爪を嵌合させたので、エスカッションとランプとの組付け精度を高めることができ、両者の隙間偏差を小さくでき、見栄えを向上できる効果がある。
【0009】
また上記エスカッションを支持ブラケットに嵌合させて固定する構造あるので、従来のクリップを不要にでき、その分だけ部品点数を削減できる。
【0010】
本発明では、上記支持ブラケットに固定片を形成し、該固定片をバンパのエスカッションで覆われたランプ開口周縁の裏側にボルト締め固定したので、該バンパとエスカッション及びランプとの組付け精度を向上でき、この点からも見栄えを向上できる。しかも上記ボルトはエスカッションにより覆われているので、外方から見えることはなく、見栄えが悪化するということはない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図6は、本発明の一実施形態による車両用フォグランプの取付け構造を説明するための図であり、図1は支持ブラケットとエスカッションとの嵌合状態を示す分解斜視図、図2はフォグランプ周りの背面図、図3〜図6はそれぞれフォグランプ周りの断面図である。
【0012】
図において、1は自動車の車体後端に配設された車幅方向に延びる樹脂製リヤバンパであり、該リヤバンパ1は車体後端部を形成するロワバックパネル2に不図示のブラケットを介して支持されており、該ロワバックパネル2の下端にはリヤフロアパネル3の後端縁が接合されている(図5参照)。
【0013】
上記リヤバンパ1には矩形状のランプ開口1aが形成されている。このランプ開口1aには装飾用としての樹脂製エスカッション4が配設されており、該エスカッション4内にフォグランプ5が配設されている。
【0014】
このフォグランプ5は、大略碗状をなすランプ本体6の前面開口にレンズ7を配置するとともに、該レンズ7をランプ本体6のボス部6aにねじ9で固定し、該ランプ本体6にバルブ8を着脱可能に挿着した構造となっている。なお、10はランプ本体6に接続された電源ケーブルである。
【0015】
上記エスカッション4は上記ランプ開口1aの周縁部1bの外面を覆うように湾曲形成された矩形枠部4aと、該枠部4aから後方に突出する矩形筒体部4bとから構成されており、該筒体部4b内に上記フォグランプ5が配設されている。
【0016】
上記エスカッション4の筒体部4bの上壁4c及び下壁4dの両端部にはそれぞれ車体前方に延びる係合部17が一体形成されており、該各係合部17の先端部には係合爪17aが形成されている。
【0017】
上記フォグランプ5は板金製の支持ブラケット11に取付けられている。この支持ブラケット11は、上記ランプ本体6の後部を囲むように底壁11aに下壁11b,及び上壁11cを折り曲げ形成してなる縦断面大略コ状のものであり、上記下壁11bにランプ本体6がボルト12により調整可能に締め付け固定されている。
【0018】
上記支持ブラケット11の上壁11c及び下壁11bの両端部にはそれぞれ車体後方に延びる係合片13,13が一体形成されている。この各係合片13の先端部13aはそれぞれ上向き,下向きに折り曲げ形成されており、該先端部13aには係合孔13bが形成されている。
【0019】
また上記上壁11c及び下壁11bの中央部にはそれぞれ車体後方に延びる支持片14が一体形成されており、各支持片14の先端部14aはそれぞれ上向き,下向きに折り曲げ形成されている。
【0020】
上記支持ブラケット11の底壁11aの左, 右縁部にはそれぞれ車体後方に延びる固定片15が一体形成されている。この固定片15の先端部15aは左, 右に折り曲げ形成されており、該先端部15aにはネジ孔15bが形成されている。
【0021】
そして上記支持ブラケット11の各係合片13の係合孔13bには、上記エスカッション4の各係合部17の係合爪17aが嵌合されており、これによりエスカッション4は支持ブラケット11に取付け支持されている。
【0022】
また上記支持ブラケット11の各支持片14の先端部14aは上記リヤバンパ1のランプ開口周縁1bの外面に係合しており、該先端部14aはエスカッション4の枠部4aにより覆われている。
【0023】
さらに上記支持ブラケット11の各固定片15の先端部15aはリヤバンパ1のランプ開口周縁1bの内面に当接しており、該先端部15aはバンパ1の外側から螺着されたボルト16により該バンパ1に締め付け固定されている。このボルト16はエスカッション4の枠部4aの裏側に位置しており、該枠部4aにより覆われている。
【0024】
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態によれば、リヤバンパ1のランプ開口1aに配設されたエスカッション4に係合爪17aを形成し、フォグランプ5が固定された支持ブラケット11に係合孔13bを有する係合片13を形成し、該係合孔13bにエスカッション4の係合爪17aを嵌合したので、エスカッション4とフォグランプ5との組付け精度を高めることができ、両者4,5の隙間sの偏差を小さくでき、見栄えを向上できる。
【0025】
また上記エスカッション4とフォグランプ5との隙間sを調整する場合には、調整可能なフォグランプ5を少し動かすだけで済み、従来のエスカッションをクリップの付勢力に抗して行う場合に比べて調整作業が容易である。
【0026】
上記エスカッション4を支持ブラケット11に直接嵌合する構造あるので、従来のバンパに取付けるためのクリップを不要にでき、その分だけ部品点数を削減できる。
【0027】
本実施形態では、上記支持ブラケット11に固定片15を形成し、該固定片15の先端部15aをリヤバンパ1のランプ開口周縁1bのエスカッション4の裏側にボルト締め固定したので、リヤバンパ1とエスカッション4との組付け精度を向上でき、この点からも見栄えを向上できる。また上記固定片15のボルト16はエスカッション4の枠部4aにより覆われているので、外方から見えることはなく、見栄えが悪化するということはない。
【0028】
また上記支持ブラケット11に支持片14を形成し、該支持片14の先端部14aをリヤバンパ1の開口周縁1bの外面に係合したので、リヤバンパ1への支持強度を向上でき、支持ブラケット11のがたつきを防止できる。
【0029】
ここで、上記各支持片14の先端部14aをランプ開口周縁1bの内面に当接させてもよい(図5の二点鎖線参照)。この場合には、支持片14と係合片13とで前後方向の位置決めを確実に行うことができ、組付け精度をさらに高めることができる。
【0030】
なお、上記実施形態では、リヤバンパ1にフォグランプ5を配設した場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、フロントバンパにフォグランプを取付ける場合,あるいはバンパにシグナルランプ等を取付け場合にも適用でき、この場合にも上記実施形態と略同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による車両用フォグランプの取付け構造を説明するための分解斜視図である。
【図2】上記フォグランプ周りの正面図である。
【図3】上記フォグランプ周りの断面平面図である(図2のIII-III 線断面図) 。
【図4】上記フォグランプ周りの断面側面図である(図2のIV-IV 線断面図) 。
【図5】上記フォグランプ周りの断面側面図である(図2のV-V 線断面図) 。
【図6】上記フォグランプの固定片の断面図である(図2のVI-VI 線断面図) 。
【図7】従来の一般的なフォグランプ取付け構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 リヤバンパ
1a ランプ開口
1b ランプ開口周縁
4 エスカッション
5 フォグランプ
11 支持ブラケット
13 係合片
15 固定片
17a 係合爪
Claims (1)
- 車幅方向に延びるバンパにランプ開口を形成し、該ランプ開口の周縁部の外面を覆うようにエスカッションを配設し、該エスカッション内にランプを配設した車両用ランプの取付け構造において、上記エスカッションに係合爪を突出形成し、上記ランプを支持ブラケットに固定し、該支持ブラケットに係合片及び固定片を突出形成し、上記係合片に上記係合爪を嵌合させることにより上記エスカッションを支持ブラケットに直接取付け、上記固定片を上記バンパの上記エスカッションで覆われたランプ開口周縁の裏側にボルト締め固定したことを特徴とする車両用ランプの取付け構造。
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