JP3804453B2 - リクライニング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
リクライニング装置の一形式として、例えば、特開平8−253063号公報に示されているように、先端側に外歯を有する複数のポールと、内周側に内歯を有する円環状のラチェットと、各ポールをラチェットの内歯に対して進退可能に保持するホルダと、各ポールを受承し各ポールを前進方向に押圧してラチェットに噛合してロックするとともに任意の操作力により動作して各ポールに対する押圧力を解除して同ポールをラチェットから離間してロック解除するカム体を具備するリクライニング装置がある。
【0003】
当該形式のリクライニング装置においては、各ポールとラチェットのロック時にはラチェットとホルダの相対回転を規制し、かつ、各ポールとラチェットのロック解除時にはラチェットとホルダの相対回転を許容するもので、車両用シートを構成するシートクッションの後端部とシートバックの下端部間に配設されて、リクライニングシートを構成する。当該形式のリクライニング装置は、例えば、ラチェットをシートバックの下端部側に、ホルダをシートクッションの後端部側に取付られて、シートバックをシートクッションに対して前後方向に傾動可能に支持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、当該形式のリクライニング装置においては、リクライニングシートを構成するシートバックから回動方向に大きな荷重を受けた場合、ラチェットが周方向の大きな回動力を受け、この回動力はポールに対しては、半径方向とその垂直方向の分力として作用し、ポールでは半径内方向と周方向との移動が同時に生じて、ラチェットとポールとの噛合状態を解除(ロック解除)されるおそれがある。このため、当該形式のリクライニング装置においては、ポールのラチェットに対するロック時には、ポールとラチェットが強固な噛合状態を形成していることが必要である。
【0005】
しかしながら、従来のリクライニング装置においては、上記した公報に開示されているリクライニング装置のごとく、ポールは、その後端部の中央の1点の部位にて受承されているにすぎないため、ラチェットから周方向の大きな回動力を受けた場合には、カム体に対する受承部位を中心に周方向に揺動してラチェットとの噛合状態を不安定な状態にし、ポールはラチェットから容易に後退して離脱してロック解除されるおそれがある。
【0006】
従って、本発明の目的は、この種形式のリクライニング装置において、ポールを4個採用して各ポールをカム体にて3点で受承する3点支持構造を成立させることによって、ポールとラチェットが強固な噛合状態(ロック状態)を形成し得る構成として、ポールがラチェットから周方向の大きな回動力を受けた場合にもラチェットとの噛合状態が安定で、ラチェットから容易には離脱することがないようにすること、換言すれば、リクライニング装置の支持強度を一層高めることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明はリクライニング装置に関するもので、下記に示す形式のリクライニング装置を適用対象とするものである。すなわち、本発明は、先端側に外歯を有する複数のポールと、内周側に内歯を有する円環状のラチェットと、前記各ポールを進退可能に保持するホルダと、前記各ポールを受承し同ポールを前進方向に押圧して前記ラチェットに噛合してロックするとともに任意の操作力により動作して前記各ポールに対する押圧力を解除して同ポールを前記ラチェットから離間してロック解除するカム体を具備し、前記各ポールと前記ラチェットのロック時には同ラチェットと前記ホルダの相対回転を規制し、かつ、前記各ポールと前記ラチェットのロック解除時には同ラチェットと前記ホルダの相対回転を許容する形式のリクライニング装置を適用対象とするものである。
【0008】
しかして、本発明に係るリクライニング装置は、4個のポールを採用するリクライニング装置であり、前記各ポールは、先端側に外歯を有するポール本体と、同ポール本体の外歯形成部位とは反対の後端側の右側および左側から延びる長さの異なる長尺の第1の脚部および短尺の第2の脚部を備えた門形形状に形成されていて、前記ポール本体の後端側の前記両脚部の間には受承部を備え、前記カム体は外周縁の周方向の等間隔の4個所の部位に、前記各ポールと前記ラチェットとの噛合時に、前記第1の脚部、前記第2の脚部および前記受承部をそれぞれ受承する第1の受承カム部、第2の受承カム部および第3の受承カム部を対とする受承カム部を備え、前記カム体の軸中心と前記各受承カム部の頂部間の距離は前記第1の受承カム部、前記第2の受承カム部および前記第3の受承カム部の順に長く形成されており、前記各ポールは前記ホルダに90度間隔にて配置されて、前記各ポールの前記第2の脚部が前記回転カムの前記各ポールの前記ラチェットに対する噛合状態を構成する回転方向側に位置し、かつ、前記各ポールの前記第1の脚部が前記回転カムの前記各ポールの前記ラチェットに対する噛合解除状態を構成する回転方向側に位置して、互いに隣り合うポール同志の前記第1の脚部と前記第2の脚部が互いに隣り合っていることを特徴とするものである。かかる構成の当該リクライニング装置においては、下記のごとき種々の態様を採用することができる。
【0009】
すなわち、本発明に係るリクライニング装置の第1の態様は、前記ポールの受承部を、前記ポールと前記ラチェットの噛合時に前記カム体の前記第3の受承カム部に常時受承されるように構成する態様である。
【0010】
本発明に係るリクライニング装置の第2の態様は、前記ポールと前記ラチェットの噛合時に、前記ポールの両脚部と前記カム体の第1,第2の受承カム部との間には微小な隙間が存在しているように構成する態様である。
【0011】
本発明に係るリクライニング装置の第3の態様は、前記ポールの脚部と前記カム体の受承カム部との間の前記隙間が、前記ポールと前記ラチェットの噛合時に前記ポールの噛合解除動作方向側の第1の脚部と前記カム体の第1の受承カム部間に存在しているように構成する態様である。
【0012】
本発明に係るリクライニング装置の第4の態様は、前記ポールが有する前記受承部が、同ポールのポール本体の中央部から噛合動作方向に偏倚しているように構成する態様である。
【0013】
本発明に係るリクライニング装置の第5の態様は、前記ポールの噛合動作方向側の脚部および受承部とこれらの脚部および受承部に対応する前記カム体の各受承カム部には、追い込み角を形成するように構成する態様である。
【0014】
【発明の作用・効果】
本発明に係るリクライニング装置においては、リクライニング装置を構成する各ポールを、先端側に外歯を有するポール本体と、同ポール本体の外歯形成部位とは反対の後端側の左側および右側から延びる長さの異なる長尺の第1の脚部および短尺の第2の脚部と、ポール本体の後端側の前記両脚部の間に受承部を備える構成とし、また、カム体を、その外周縁の周方向の等間隔の4個所の部位に、各ポールとラチェットとの噛合時に、各ポールの第1の脚部、第2の脚部および受承部をそれぞれ受承する第1の受承カム部、第2の受承カム部および第3の受承カム部を対とする受承カム部を備え、カム体の軸中心と各受承カム部の頂部間の距離を第1の受承カム部、第2の受承カム部および第3の受承カム部の順に長く形成している。
【0015】
本発明に係るリクライニング装置においては、各ポールおよびカム体をこのように構成して、各ポールをホルダに90度間隔にて配置して、各ポールの第2の脚部をカム体の各ポールのラチェットに対する噛合状態を構成する回転方向側に位置させ、かつ、各ポールの第1の脚部をカム体の各ポールのラチェットに対する噛合解除状態を構成する回転方向側に位置させて、互いに隣り合うポール同志の第1の脚部と第2の脚部が互いに隣り合うように配置すれば、4個のポールをカム体にて3点で受承する3点支持構造を構成することができる。当該リクライニング装置においては、当該3点支持構造に起因して、リクライニング装置の支持強度は一層高いものとなる。
【0016】
本発明に係るリクライニング装置において、上記した第1の態様を採用すれば、ポールとラチェットのロック時(噛合時)に、ポールの受承部を常時噛合させることにより、ポールはそのほぼ中央部でバランスよく外歯をラチェットに噛合させることができる。
【0017】
本発明に係るリクライニング装置において、上記した第2の態様を採用すれば、ポールとラチェットのロック時に、ポールの受承部は各脚部より優先してカム体の第3の受承カム部に受承されることから、ポールの外歯全体をラチェットに対してバランスよく噛合させることができる。
【0018】
本発明に係るリクライニング装置において、上記した第3の態様を採用すれば、ポールがラチェットから周方向に大きな回動力を受けた場合、この回動力よりポールがカム体側へ移動されることがあるが、その際には、アンロック動作側の第1の脚部がロック動作方向側の第2の脚部より先に当接することを防止している。これは、第1の脚部が第2の脚部より先にカム体の受承カム部に当接すると、カム体をアンロック動作方向に回転させるトルクが発生するため、カム体によるポールのラチェット方向への押圧力が弱められるからである。
【0019】
本発明に係るリクライニング装置において、上記した第4の態様を採用すれば、ポールの受承部はポール本体の後端側の中央部からカム体のロック動作方向に偏倚しているため、ポール本体のアンロック動作方向側にスペースを確保することができ、このため、カム体の第3の受承カム部がポールの受承部を受承していない領域を多くとることができ、カム体のロック動作のための回転角度を大きくできる。これにより、ポールの位置に対するカム体の回転方向における位置精度が低くても、ロック、アンロック動作を安定して行うことができる。
【0020】
本発明に係るリクライニング装置において、上記した第5の態様を採用すれば、ポールの前記脚部とカム体の前記受承カム部間に追い込み角を形成している。追い込み角は図9に符号θで示しており、同図において、符号1はカム体を示し、かつ、符号2はポールを示している。ポール2の前記脚部とカム体1の前記受承カム部間に追い込み角θを形成することで、カム体1をロック動作方向に動作させた場合、カム体1の回転とともに広角度範囲でポール2に押圧力を付与し続けることができ、カム体1の回転角に対するポール2の位置、および、ポール2の外歯とラチェットの内歯との間の寸法に誤差があっても、これに影響されることなく、ポールをラチェットに噛合させてロックを達成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一例に係るリクライニング装置の縦断面図、図2は当該リクライニング装置を分解した斜視図、図3および図4は当該リクライニング装置における一部の構成部材を取外した状態の正面図である。当該リクライニング装置は、車両用リクライニングシートを構成するもので、本出願人の先願に係る特願2000−313961号出願にて開示しているリクライニング装置と基本構成を同じくするものである。
【0022】
しかして、当該リクライニング装置は、固定円盤11、可動円盤12、支持軸13、操作レバー14、4個のスライドポール15(15A,15B,15C,15D)、回転カム16、操作アーム17、作動プレート18、アンロックプレート19、スパイラルスプリング21、および、セットプレート22にて構成されている。かかる構成において、固定円盤11は本発明におけるホルダに相当し、可動円盤12は本発明におけるラチェットを具備し、回転カム16および作動プレート18は本発明におけるカム体に相当する。
【0023】
固定円盤11は、車両用シートのシートクッション側に取付けられるものであり、また、可動円盤12は、車両用シートのシートバック側に取付けられるものであって、固定円盤11と可動円盤12は互いに対向して重合されていて、可動円盤12側から嵌合されたセットプレート22の外周縁部をかしめることにより、一体的に結合されている。各スライドポール15、回転カム16、操作アーム17、作動プレート18、アンロックプレート19およびスパイラルスプリング21は、後述するように、固定円盤11と可動円盤12が形成する収容空間部に収容された状態で、これらの構成部材の中央部を貫通する支持軸13に直接的に、または構成部材を介して間接的に支持されている。支持軸13の外端部には、操作レバー14が取付けられている。
【0024】
当該リクライニング装置を構成する固定円盤11は、図2および図3に示すように、円盤本体11aの内側に段付きの円形凹所11bを備え、円形凹所11b内には、十字状に交差して縦横に延びるガイド溝11cが形成されている。ガイド溝11cは、円形凹所11bよりも一段と深く形成されていて、ガイド溝11cの各交差部の4カ所の外側角部が略三角形状を呈する受承壁部11dとなっている。各受承壁部11dは、円盤本体11aと同一の厚み寸法となっている。なお、円形凹所11bの中央部には、貫通孔11eが形成されているとともに掛止溝11fが形成されている。
【0025】
可動円盤12は、図2〜図4に示すように、円盤本体12aの内側に段付きの円形凹所12bを備え、円形凹所12bの外側大径部である円環状部の内周の全周面には内歯が形成されていて、円環状部がラチェット12cに形成されている。円盤本体12aは、固定円盤11の開口部側に重合された際には、その円形凹所11bに丁度嵌合する寸法に形成されている。また、円形凹所12bの中央部には固定円盤11の貫通孔11eに対向する貫通孔12dが形成されているとともに、円形凹所12bの周縁には左右一対の係合突起部12eが形成されている。
【0026】
各スライドポール15(15A,15B,15C,15D)は、その主要構成部は全て同一形状のもので、スライドポール15Aは特定の機能においてのみ他のスライドポール15B,15C,15Dとは相違する。従って、以下の各スライドポール15(15A,15B,15C,15D)の説明では、スライドポール15Aの特定の機能を説明する場合には、各スライドポール15B,15C,15Dと区別して説明するが、それ以外の場合には、総称してスライドポール15として説明する。
【0027】
スライドポール15は門形形状を呈するもので、図2〜図4に示すように、先端側に外歯15bを有するポール本体15aと、ポール本体15aの外歯15bとは反対側の後端(組付けた状態では径内方側)から延びる左右一対の脚部15c,15dを備えている。ポール本体15aの外歯15bは、可動円盤12のラチェット12cに噛合可能に構成されている。また、ポール本体15aの後端部における両脚部15c,15d間の部位には、組付けた状態において、後述する作動プレート18側へ突出する半円柱状のカムピン15eが形成されている。各スライドポール15においては、スライドポール15Aのカムピン15eのみが他のカムピン15eに比較してわずかに長く形成されている。
【0028】
ポール15における両脚部15c,15dは、互いに長さを異にするもので、ロック動作方向側(図示左側)の脚部15cは短い所定長さに形成されているとともに、アンロック動作方向側(図示右側)の脚部15dは長い所定長さに形成されている。従って、脚部15cは本発明における第2の脚部に該当し、かつ、脚部15dは本発明における第1の脚部に該当する。各脚部15c,15dの先端面は、内側内方へ延びる傾斜状を呈している。ポール本体15aの後端側の両脚部15c,15d間の端面の部位には、回転カム16に受承される受承部15fが形成されている。両脚部15c,15dおよび受承部15fは、後述する回転カム16の各受承カム部に受承されるものである。
【0029】
回転カム16は略円形状のプレートであって、図2〜図4に示すように、カム体16aの外周縁には3つの受承カム部、第1受承カム部16b、第2受承カム部16c、および第3受承カム部16dを一組とするカム部を、周方向に同一間隔を保持して4組備えている。各受承カム部16b,16c、16dは、径方向の高さを異にするもので、第1受承カム部16bから第2受承カム部16c、第3受承カム部16dの順に高くなっている。従って、第1受承カム部16bは本発明における第1の受承カム部に該当し、第2受承カム部16cは本発明における第2の受承カム部に該当し、かつ、第3受承カム部16dは本発明における第3の受承カム部に該当する。回転カム16を組付けた状態においては、図3に示すように、第1受承カム部16bはポール15の脚部15d(第1の脚部)を受承し、第2受承カム部16cはポール15の脚部15c(第2の脚部)を受承し、第3受承カム部16dはポール15の受承部15fを受承する。
【0030】
また、回転カム16においては、カム体16aの中央部に、後述する操作アーム17と略同一形状で同操作アーム17が嵌合可能な嵌合孔16eが形成されているとともに、カム体16aの回転中心を中心とする円周上に一定の周間隔を保持して4個の係合突起部16fが形成されている。各係合突起部16fは、組付けた状態において、後述する作動プレート18側へ突出する。
【0031】
操作アーム17は、図2〜図4に示すように、円筒状本体17aに外方へ突出する係合アーム部17bを備えているもので、回転カム16の嵌合孔16eと略同一形状を呈している。また、円筒状本体17aの内孔はスプライン状に形成されている。
【0032】
作動プレート18は円形状を呈するもので、図2〜図4に示すように、プレート本体18aの中央部には、円形状の貫通孔18bと、貫通孔18bの内周縁に周方向に一定間隔を保持して位置する4個の係合孔18cが形成されている。また、プレート本体18aの外周側部には、周方向に一定間隔を保持して位置する4個のカム溝18dが形成されている。各カム溝18dは、一端側から内径方向へ緩やかに延びて他端に至る略円弧状に形成されている。
【0033】
アンロックプレート19は、図2〜図4に示すように、略半円形の扇形状プレートであって、プレート本体19aの要部に貫通孔19bが形成されているとともに、外周縁側に外周縁に沿って延びる円弧状の長孔19cが形成されている。長孔19cは、図示左側から大幅孔部19c1、小幅孔部19c2、大幅孔部19c3の段付き孔に形成されている。長孔19cは、作動プレート18の各カム溝18dに対向し得るように位置している。
【0034】
スパイラルスプリング21は所定の巻き数を有するもので、図2に示すように、内端部21aは方形状に巻回されており、かつ、外端部21bは外方へ突出している。内端部21aは、操作アーム17の円筒状本体17aに丁度外嵌できる寸法に形成され、かつ、外端部21bは固定円盤11の掛止溝11fの一方に掛止し得る寸法に形成されている。
【0035】
セットプレート22は、図2に示すように、環状のプレート本体22aの外周縁部に筒部22bを備えているもので、固定円盤11と可動円盤12を互いに重合された状態において、可動円盤12側から固定円盤11の外周側に嵌合し得る寸法に形成されている。セットプレート22は、可動円盤12および固定円盤11に外嵌した状態で、図1に示すように、筒部22bの先端部をかしめて、固定円盤11および可動円盤12を互いに結合するようになっている。
【0036】
これらの各構成部材は、例えば下記の順序で組付けられて、図1に示す構造のリクライニング装置が構成される。すなわち、固定円盤11の貫通孔11eに支持軸13を貫通し、貫通した支持軸13上に、スパイラルスプリング21、操作アーム17、回転カム16、各スライドポール15、作動プレート18、アンロックプレート19、および可動円盤12をこの順序で組付け、次いで、セットプレート22を可動円盤12側から固定円盤11の外周に嵌合し、最後に、セットプレート22の筒部22bの先端部を図1に示すようにかしめる。これにより、リクライニング装置が完成する。
【0037】
この組付け状態においては、スパイラルスプリング21の外端部21bは固定円盤11の掛止溝11fの一方に掛止されていて、操作アーム17の筒状本体17aはスパイラルスプリング21の内端部21a内に挿入され、回転カム16は操作アーム17に外嵌していて、操作アーム17の係合アーム17bは回転カム16の嵌合孔16eに嵌合している。また、各スライドポール15は、固定円盤11のガイド溝11c内に半径方向へ摺動可能に配置されて受承壁部11dで周方向の移動を規制され、回転カム16の外周側に十文字状に位置している。
【0038】
スライドポール15において、脚部15cが回転カム16の第2受承カム部16cに受承され、脚部15dが回転カム16の第1受承カム部16bに受承され、受承部15fが回転カム16の第3受承カム部16dに受承されている。各スライドポール15は、この状態では、図3に示すように、その外歯15bが可動円盤12のラチェット12cの対向する各部位に噛合している。
【0039】
また、この組付け状態においては、作動プレート18は、各スライドポール15を挟んで回転カム16に対向して位置し、回転カム16の各係合突起部16fが作動プレート18の各係合孔18cに係合している。これにより、作動プレート18は回転カム16と周方向に連結し、回転カム16と一体回転可能である。また、作動プレート18は各スライドポール15の一側に位置し、各スライドポール15のカムピン15eが作動プレート18の各カム溝18dに臨んでいる。これにより、各スライドポール15のカムピン15eと作動プレート18の各カム溝18dは、各スライドポール15をスライド動作させるカム機構を構成している。
【0040】
また、この組付け状態においては、アンロックプレート19は、作動プレート18を挟んで各スライドポール15に対向して位置するとともに、可動円盤12の円形凹所12b内に位置している。アンロックプレート19は、この状態では、プレート本体19aの周方向の左右の各端部の先端縁が可動円盤12の各係合突起部12eに係合して、可動円盤12と周方向へ一体回転可能に連結している。各スライドポール15のうちの1個のスライドポール15Aのカムピン15eは、作動プレート18の各係合孔18cを通してアンロックプレート19の長孔19cに臨んでいる。これにより、スライドポール15Aのカムピン15eとアンロックプレート19の長孔19cは、スライドポール15Aをスライド動作させるカム機構を構成している。
【0041】
次ぎに、当該リクライニング装置の作動について、図3〜図8に基づいて説明する。図3および図4は、当該リクライニング装置の固定円盤11、支持軸13およびスパイラルスプリング21を省略した状態の正面図であり、図3は各スライドポール15が可動円盤12に設けたラチェット12cに噛合して、図示しないシートバックをシートクッションにロックさせている状態を示し、また、図4は、操作レバー14の回動操作により、各スライドポール15をラチェット12cから後退させてラチェット12cとの噛合状態が解除されている状態を示している。
【0042】
また、図5〜図8は、当該リクライニング装置の作動時の可動円盤12と、ラチェット12cと、各スライドポール15と、アンロックプレート19との動作の関連を示すもので、可動円盤12、ラチェット12c、各スライドポール15、およびアンロックプレート19以外の他の構成部材を省略した正面図である。
【0043】
当該リクライニング装置においては、操作レバー13の非操作時には、図3に示すように、各スライドポール15の各脚部15c,15dおよび受承部15fは、回転カム16の各受承カム部16c,16b,16dにて受承されていて、可動円盤12のラチェット12cの対向する部位に噛合している。回転カム16には、操作アーム17を介してスパイラルスプリング21のバネ力が作用していて、回転カム16はこの回転位置に保持され、この結果、各スライドポール15とラチェット12cの噛合状態が保持されている。この噛合状態は、当該リクライニング装置の可動円盤12を固定円盤11にロックして、シートバックのシートクッションに対するロック状態を構成し、シートバックのシートクッションに対する前後方向の回動を規制している。
【0044】
当該リクライニング装置における図3に示す噛合状態では、シートバックがシートクッションに対して最前方での傾動位置(初段ロック位置)にて起立している状態にあり、アンロックプレート19に唯一連結しているスライドポール15Aのカムピン15eはアンロックプレート19の長孔19cにおける大幅孔部19c1内にて、小幅孔部19c2との境界段部に位置している。
【0045】
この噛合状態にある当該リクライニング装置において、シートバックのシートクッションに対するロック状態を解除すべく操作レバー13を回動操作すると、操作アーム17は図3の図示時計方向に回動して回転カム16を同方向へ所定量回転させ、回転カム16は各スライドポール15を径内方へフリー状態にし、かつ、作動プレート18は回転カム16と一体に回転して各スライドポール15のカムピン15eを径内方へ押圧して、各スライドポール15をラチェット12cから後退させ、各スライドポール15のラチェット12cに対する噛合状態を解除させる。図4は、各スライドポール15がラチェット12cから後退して、その噛合状態を解除された状態を示している。
【0046】
各スライドポール15のラチェット12cに対する噛合が解除された状態では、可動円盤12は固定円盤11に対して時計方向および反時計方向へ回転可能であり、シートバックはシートクッションに対するロックが解除された状態にある。このため、シートバックはシートクッションに対して前後方向へ回動可能となり、シートバックをシートクッションに対する前後方向の傾斜角度を調整することができるとともに、シートバックをシートクッション上に略水平状態に倒伏させることができる。
【0047】
当該リクライニング装置において、シートバックをシートクッションに対して後方へ傾動させれば、図3に示す位置にある回転カム16は図示時計方向に回動し、所定量回動した回動位置にて操作レバー13の回動操作を解除すれば、支持軸13および操作アーム17はスパイラルスプリング21のバネ力で図示反時計方向へ回動して、回転カム16を同方向へ回動復帰させ、この回動復帰時には各スライドポール15をラチェット12cに対して前進させて噛合させる。これにより、可動円盤12は固定円盤11にロックされ、シートバックはシートクッションに対して所望の傾斜角度でロックされ、かつ、この傾斜状態を保持される。
【0048】
当該リクライニング装置においては、スライドポール15Aのカムピン15eは、可動円盤12が回動する間、アンロックプレート19の長孔19c内を移行するもので、カムピン15eがアンロックプレート19の長孔19cの大幅孔19c1内を移行する範囲内では、各スライドポール15をラチェット12cに対して噛合させ、かつ、これらの噛合状態を操作レバー13の回動操作により解除させることができて、シートバックのシートクッションに対する傾斜角度の任意の調整が可能である。この間の、可動円盤12、ラチェット12c、各スライドポール15、およびアンロックプレート19は、図5に示す状態から図6に示す状態の範囲となる。
【0049】
なお、図5は図3に対応する図面であり、図5の基線L1はシートバックの初段ロック位置を示し、図6の基線L3は最終段ロック位置を示していて、当該リクライニング装置では、シートバックの傾斜角度が基線L1〜基線L2の角度範囲θ1、および基線L2〜基線L3の角度範囲θ2の合計θ3の角度範囲で調整可能に設定されており、また、シートバックは基線L1であるシートバックの初段ロック位置にて略直立状態に設定されている。
【0050】
図3に示す噛合状態にある当該リクライニング装置において、シートバックをシートクッションに対して略水平状態に倒伏させる場合には、操作レバー13を回動操作して回転カム16および作動プレート18を図示時計方向へ所定量回転させる。これにより、各スライドポール15はラチェット12cから後退して、ラチェット12cとの噛合状態が解除される。これにより、可動円盤12は固定円盤11に対して回動可能となり、シートバックをシートクッションに対して前方へ回動させることができる。このシートバックの前方への回動により可動円盤12がアンロックプレート19を一体に反時計方向へ回動し、図4に示すように、スライドポール15Aのカムピン15eがアンロックプレート19の長孔19cにおける大幅孔部19c1から小幅孔部19c2に移行し、シートバックのさらなる前方への回動により、カムピン15eは小幅孔部19c2内を移行して最端部である大幅孔部11c3に移行する。
【0051】
スライドポール15Aのカムピン15eがアンロックプレート19の長孔19cにおける大幅孔部19c1から小幅孔部19c2に移行した際には、スライドポール15Aはカムピン15eを介して作動プレート18および回転カム16を図示時計方向へ押圧し、操作レバー13の回動操作が解除されている状態においても、全てのスライドポール15をラチェット12cに対して噛合解除状態に保持する。この押圧状態は、カムピン15eが長孔19cの小幅孔部19c2内に位置している間継続され、この間、可動円盤12はフリー状態にあって、シートバックをシートクッションに対して略水平状態になるまで、前方へ倒伏させることができる。この間の、可動円盤12、ラチェット12c、各スライドポール15、およびアンロックプレート19は、図5に示す状態から図7に示す状態を経て図8に示す状態となる。
【0052】
なお、図7は図4に対応する図面であり、図7の基線L4はスライドポール15Aのカムピン15eがアンロックプレート19の長孔19cの大幅孔部19c1から小幅孔部19c2に移行した際のシートバックの回動位置を示し、シートバックを基線L1から基線L4に至る角度θ4だけ回動した時点で、スライドポール15Aのカムピン15eがアンロックプレート19の長孔19cの小幅孔部19c2に移行する。また、図8の基線L5はシートバックが前方へ最大限倒伏した回動位置を示し、基線L1から基線L5に至る角度θ5(但し角度θ4を含む)まで回動した時点で、シートバックが略水平に倒伏するように設定されている。
【0053】
シートバックをシートクッションに対して、前方へ略水平状態に倒伏させた状態では、図8に示すように、スライドポール15Aのカムピン15eはアンロックプレート19の長孔19cにおける小幅孔部19c2から最端部の大幅孔部19c3に移行する。スライドポール15Aのカムピン15eが長孔19cの大幅孔部19c3に移行した際には、スライドポール15Aの作動プレート18および回転カム16に対する図示時計方向への押圧力は消失し、回転カム16および作動プレート18はスパイラルスプリング21のバネ力により、図示反時計方向へ回動復帰して、各スライドポール15をラチェット12cに対して前進させて噛合する。これにより、可動円盤12は固定円盤11にロックされて、シートバックがシートクッションに対して略水平に倒伏した状態でロックされる。
【0054】
前方へ倒伏状態にあるシートバックを起立状態に復帰させるには、操作レバー13を回動操作して、図8に示す噛合状態にある各スライドポール15をラチェット12cから後退させて噛合解除し、シートバックを後方へ所定量回動させ、操作レバー13の回動操作を解除してさらに後方へ回動する。シートバックの後方への回動時には、スライドポール15Aのカムピン15eは、アンロックプレート19の長孔19cの小幅孔部19c2に移行しているため、可動円盤12は固定円盤11に対してフリー状態にあって、シートバックの後方への回動を許容する。
【0055】
当該リクライニング装置においては、シートバックが基線L4を経て基線L1に達すると、スライドポール15Aのカムピン15eは、アンロックプレート19の長孔19cの大幅孔部19c1に移行して、各スライドポール15の後退側への押圧が解除され、各スライドポール15はスパイラルスプリング21のバネ力にてラチェット12c側へ前進してラチェット12cに噛合する。これにより、シートバックは、基線L1である初段ロック位置にてシートクッションに対してロックされ、所定の傾斜角度にて起立状態に保持される。
【0056】
このように、当該リクライニング装置においては、アンロックプレート19を採用して、特定の1個のポールであるスライドポール15Aを、ラチェット12cとの噛合を解除する方向に後退させると、スライドポール15Aが作動プレート18および回転カム16を作動して、各スライドポール15をラチェット12cとの噛合を解除する方向に後退させ、ラチェット12cに対する噛合解除状態を形成するように構成している。
【0057】
このため、アンロックプレート19により、1個のスライドポール15Aのみを移動させれば、各スライドポール15のフリーゾーンを形成することができる。かかるフリーゾーンにおいては、スライドポール15Aのラチェット12cに対する噛合を解除する角度範囲と、隣接するスライドポール15B,15Dを噛合方向へ移動させるべき角度範囲とが平面視で重なる関係にあっても、フリーゾーンの設定が可能である。
【0058】
当該リクライニング装置は、シートクッションとシートバックのヒンジ部に取付けられて車両用リクライニングシートを構成するためのリクライニング装置であり、車両用リクライニングシートに適した下記のごとき設定となっている。
【0059】
すなわち、当該リクライニング装置においては、図5〜図8に示すように、(1)シートクッションに対するシートバックのなす角度が所定角度より大きい側(基線L1から基線L2,L3側)で各スライドポール15がラチェット12cに対して噛合可能でロック状態を構成し得るように、(2)シートクッションに対するシートバックのなす角度が所定角度より小さい側(基線L1から基線L4,L5側)で各スライドポール15がラチェット12cに対して噛合不能でロック状態を構成し得ないように、(3)シートクッションに対するシートバックのなす角度が最小値の位置(基線L5位置)では各スライドポール15がラチェット12cに対して噛合してロック状態を構成するように設定している。
【0060】
従って、当該リクライニング装置を使用した車両用リクライニングシートにおいては、シートバックをシートクッションに対して最小角度まで倒した状態(基線L5の回動位置)、換言すれば、略水平状態でロック状態を構成することができるようになっている。このため、シートバックが略水平状態でロックされている場合には、車両走行中に振動が加わっても、シートバックが不安定な状態に振動することを防止できる。また、シートバックはその背部が略水平状態でロックされて不安定な振動を防止されるため、シートバックの背部をテーブルとして利用することができる。
【0061】
さらにまた、当該リクライニング装置においては、可動円盤12に係合突起部12eを形成するという簡単な構成により、アンロックプレート19をラチェット12cを備えた可動円盤12と回動方向に一体化できる利点があり、かつ、車種毎に異なるリクライニング装置のフリーゾーンを、アンロックプレート19を適宜変更する手段によって容易に対処し得る利点がある。なお、可動円盤12に設ける係合突起部12eについては、適宜の形状のものでよいとともに、係合突起部12eに相当する突起部または掛止部を1個設けるとともに、アンロックプレート19側に当該突起部または掛止部を掛止する掛止部または突起部を1個設け、この突起部をこの掛止部にて掛止して、アンロックプレート19を可動円盤12に回動方向に一体的に連結するようにしてもよい。
【0062】
当該リクライニング装置においては、車両用リクライニングシートを構成することにより上記したごとき種々の作用効果を奏するが、当該リクライニング装置においてはポール15を、先端側に外歯15bを有するポール本体15aと、ポール本体15aの外歯形成部位とは反対の後端側から延びる左右一対の脚部15c,15dを備えた門形形状に形成して、ポール本体15aの後端側の中間部に、回転カム16の第3受承カム部16dに受承される受承部15fを形成している。このため、ポール15とラチェット12cとの噛合時には、ポール15は回転カム16に対して、左右両脚部15c,15dと、両脚部15c,15dの中間部の受承部15fの3点で受承されることになる。
【0063】
これにより、ポール15がラチェット12cから周方向の大きな回動力を受けた場合、この回動力はポール15の全体に分散して、回転カム16における両脚部15c,15dおよび受承部15fを受承する3つの受承カム部、第1受承カム部16b、第2受承カム部16c、および第3受承カム部16dにて受承されることになる。このため、ポール15の回転カム16に対する支持状態は、ラチェット12cからの回動力が1点の受承部に局部的に集中する場合に比較して極めて安定したものとなり、ポール15がラチェット12cから大きな回動力を受けた場合にも、ポール15はラチェット12cから後退することがなくてラチェット12cとの噛合状態が安定であり、ポール15はラチェット12cから容易には離脱することがなくてロック解除されるようなことはない。
【0064】
当該リクライニング装置においては、ポール15を左右両脚部15c,15dを有する門形形状に形成して、基本的には、ポール15を両脚部15c,15dにて回転カム16に受承するものであるが、両脚部15c,15dの中間部に形成した受承部15fによっても回転カム16に受承する構成を採っているため、ラチェット12cから回動力を受けた場合でも、ポール本体15aの中間部が径内方に撓むことがなくて、ポール15とラチェット12cとの噛合状態は安定な状態に保持される。
【0065】
当該リクライニング装置においては、図3および図4に示すように、ポール15の両脚部15c,15dおよび受承部15fの全てを回転カム16の各受承カム部16b,16c,16dに常時受承される態様を採ることができるが、この態様に換えて、下記に示す変形した各態様を採ることができる。
【0066】
すなわち、本発明に係るリクライニング装置の第1の態様は、ポール15の受承部15fを、ポール15とラチェット12cのロック時に回転カム16の第3受承カム部16dに常時受承されるように構成する態様である。かかる態様では、ポール15とラチェット12cのロック時(噛合時)に、ポール15はそのほぼ中央部でバランスよく外歯15bをラチェット12cに噛合させることができる。
【0067】
本発明に係るリクライニング装置の第2の態様は、ポール15とラチェット12cのロック時に、ポール15の両脚部15d,15cとカム体の第1,第2受承カム部16b,16cとの間には微小な隙間が存在しているように構成する態様である。かかる態様では、ポール15とラチェット12cのロック時に、ポール15の受承部15fは各脚部15c,15dより優先して回転カム16の第3受承カム部16dに受承されることから、ポール15の外歯15b全体をラチェット12cに対してバランスよく噛合させることができる。
【0068】
本発明に係るリクライニング装置の第3の態様は、ポール15の脚部と回転カム16の受承カム部との間の隙間を、ポール15とラチェット12cのロック時にポール15のアンロック動作方向側の脚部15d(第1脚部)と回転カム16第1受承カム部16b間に存在させる態様である。かかる態様では、ポール15がラチェット12cから周方向に大きな回動力を受けた場合、この回動力よりポール15が回転カム16側へ移動されることがあるが、その際には、アンロック動作側の第1脚部15dがロック動作方向側の第2脚部15cより先に当接することを防止している。これは、第1脚部15dが第2脚部15cより先に回転カム16の第1受承カム部16bに当接すると、回転カム16をアンロック動作方向に回転させるトルクが発生するため、回転カム16によるポール15のラチェット12c方向への押圧力が弱められるからである。
【0069】
本発明に係るリクライニング装置の第4の態様は、ポール15が有する受承部15fを、ポール本体15aの中央部からロック動作方向に偏倚させる態様である。かかる態様では、ポール本体15aのアンロック動作方向側にスペースを確保することができ、このため、回転カム16の第3受承カム部16dがポール15の受承部15fを受承していない領域を多くとることができ、回転カム16のロック動作のための回転角度を大きくできる。これにより、ポール15の位置に対する回転カム16の回転方向における位置精度が低くても、ロック、アンロック動作を安定して行うことができる。
【0070】
本発明に係るリクライニング装置の第5の態様は、ポール15のロック動作方向側の第2脚部15cおよび受承部15fとこれらの第2脚部15cおよび受承部15fに対応する回転カム16の第2,第3受承カム部16c,16dに、追い込み角θを設ける態様である。かかる態様では、回転カム16をロック動作方向に動作させた場合、回転カム16の回転とともに広角度範囲でポール15に押圧力を付与し続けることができ、回転カム16の回転角に対するポール15の位置、および、ポール15の外歯15bとラチェット12cの内歯との間の寸法に誤差があっても、これに影響されることなく、ポール15をラチェット12cに噛合させてロックを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係るリクライニング装置の縦断端面図である。
【図2】同リクライニング装置を分解して各構成部材の配置関係を示す斜視図である。
【図3】同リクライニング装置における一部の構成部材を取除いた、スライドポールがラチェットに噛合状態にある正面図である。
【図4】同リクライニング装置における一部の構成部材を取除いた、スライドポールがラチェットに対して非噛合状態にある正面図である。
【図5】同リクライニング装置の可動円盤、スライドポール、ラチェットおよびアンロックプレートの一の作動状態を示す正面図である。
【図6】同リクライニング装置の他の作動状態を示す正面図である。
【図7】同リクライニング装置のさらに他の作動状態を示す正面図である。
【図8】同リクライニング装置のさらに他の作動状態を示す正面図である。
【図9】ポールとカム体間の追い込み角を示す説明図である。
【符号の説明】
11…固定円盤、11a…円盤本体、11b…円形凹所、11c…ガイド溝、11d…受承壁部、11e…貫通孔、11f…掛止溝、12…可動円盤、12a…円盤本体、12b…円形凹所、12c…ラチェット、12d…貫通孔、12e…係合突起部、13…支持軸、14…操作レバー、15(15A,15B,15C,15D)…スライドポール、15a…ポール本体、15b…外歯、15c,15d…脚部、15e…カムピン、15f…受承部、16…回転カム、16a…カム体、16b…第1受承カム部、16c…第2受承カム部、16d…第3受承カム部、16e…嵌合孔、16f…係合突起部、17…操作アーム、17a…円筒状本体、17b…係合アーム部、18…作動プレート、18a…プレート本体、18b…貫通孔、18c…係合孔、18d…カム溝、19…アンロックプレート、19a…プレート本体、19b…貫通孔、19c…長孔、19c1…大幅孔部、19c2…小幅孔部、19c3…大幅孔部、21…スパイラルスプリング、21a…内端部、21b…外端部、22…セットプレート、22a…プレート本体、22b…円筒部。
Claims (6)
- 先端側に外歯を有する4個のポールと、内周側に内歯を有する円環状のラチェットと、前記各ポールを進退可能に保持するホルダと、前記各ポールを受承し同ポールを前進方向に押圧して前記ラチェットに噛合してロックするとともに任意の操作力により動作して前記各ポールに対する押圧力を解除して同ポールを前記ラチェットから離間して噛合を解除してロック解除するカム体を具備し、前記各ポールと前記ラチェットの噛合時には同ラチェットと前記ホルダの相対回転を規制し、かつ、前記各ポールと前記ラチェットの噛合解除時には同ラチェットと前記ホルダの相対回転を許容するリクライニング装置であり、前記ポールは、先端側に外歯を有するポール本体と、同ポール本体の外歯形成部位とは反対の後端側の右側および左側から延びる長さの異なる長尺の第1の脚部および短尺の第2の脚部を備えた門形形状に形成されていて、前記ポール本体の後端側の前記両脚部の間には受承部を備え、前記カム体は外周縁の周方向の等間隔の4個所の部位に、前記各ポールと前記ラチェットとの噛合時に、前記第1の脚部、前記第2の脚部および前記受承部をそれぞれ受承する第1の受承カム部、第2の受承カム部および第3の受承カム部を対とする受承カム部を備え、前記カム体の軸中心と前記各受承カム部の頂部間の距離は前記第1の受承カム部、前記第2の受承カム部および前記第3の受承カム部の順に長く形成されており、前記各ポールは前記ホルダに90度間隔にて配置されて、前記各ポールの前記第2の脚部が前記カム体の前記各ポールの前記ラチェットに対する噛合状態を構成する回転方向側に位置し、かつ、前記各ポールの前記第1の脚部が前記カム体の前記各ポールの前記ラチェットに対する噛合解除状態を構成する回転方向側に位置して、互いに隣り合うポール同志の前記第1の脚部と前記第2の脚部が互いに隣り合っていることを特徴とするリクライニング装置。
- 請求項1に記載のリクライニング装置において、前記ポールが有する受承部は、同ポールと前記ラチェットの噛合時に前記カム体の前記第3の受承カム部に常時受承されていることを特徴とするリクライニング装置。
- 請求項1に記載のリクライニング装置において、前記ポールと前記ラチェットの噛合時に、前記ポールの両脚部と前記カム体の第1,第2の受承カム部との間には微小な隙間が存在していることを特徴とするリクライニング装置。
- 請求項1に記載のリクライニング装置において、前記ポールと前記ラチェットの噛合時に前記ポールの噛合解除動作方向側の第1の脚部と前記カム体の第1の受承カム部間には微小な隙間が存在していることを特徴とするリクライニング装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載のリクライニング装置において、前記ポールが有する受承部は、同ポールのポール本体の中央部から噛合動作方向に偏倚していることを特徴とするリクライニング装置。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載のリクライニング装置において、前記ポールの噛合動作方向側の脚部および受承部とこれらの脚部および受承部に対応する前記カム体の各受承カム部には、追い込み角が形成されていることを特徴とするリクライニング装置。
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