JP3795392B2 - 制御・監視信号伝送システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御・監視信号伝送システムに関し、特に、制御部からの並列な制御信号を直列信号に変換して伝送して離れた位置にある機器の被制御部側で直・並列変換して機器を駆動し、機器の状態を検出するセンサ部の監視信号を並・直列変換して制御部側に伝送して直・並列変換を行って制御部へ供給し、電源信号を重畳したクロック信号に前記制御信号を重畳し、更にこれらに前記監視信号をも重畳する制御・監視信号伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
シーケンスコントローラ、プログラマブルコントローラ、コンピュータなどの制御部から制御信号を送信して離れた位置にある多数の被制御機器(例えば、モータ、ソレノイド、電磁弁、リレー、サイリスタ、ランプ等)を駆動制御するとともに各機器の状態を検出するセンサ部(リードスイッチ、マイクロスイッチ、押釦スイッチなどのオン、オフの状態)からの監視信号を伝送して制御部に供給することは広く自動制御の技術分野において用いられている。
【0003】
そのような技術において、制御部と被制御部の間および、制御部とセンサ部の相互の接続のために従来は電源線、制御信号線、アース線等の複数の線を用いて配線したため、近年の被制御装置の小型化に伴って機器の高密度な配置を行う上で配線作業が困難になり、配線スペースが少なくなり、コストがかかるという問題があった。
【0004】
この問題を解決するための方式として、「信号の直並列変換方式」(特願昭62−229978号)および「並列のセンサ信号の直列伝送システム」(特願昭62−247245号)の2つの発明がある。これらの方式によれば、電源を含むクロック信号の線路に、各クロック対応に1つ(1ビット)の制御信号(またはセンサ信号)を重畳することができるので、制御装置と被制御装置の間の伝送システムや、制御装置とセンサ装置の間の伝送システムの配線が少ない線路により実現することができた。
【0005】
更に、「制御・監視信号伝送方式」(特願平1−140826号)の発明によれば、親局に入力ユニットと出力ユニットを接続し、親局から電源に重畳したクロック信号を共通のデータ信号線に出力することにより制御部と被制御部およびセンサ部間の双方向の高速な信号伝送を、簡易な構成で実現することができた。即ち、少ない線路により構成することができ配線のコストが安価となり、ユニットの接続配置を簡単にすることができ、各ユニットに対するアドレスの割り付けを任意に行うことができ、従って、ユニットの追加、削除を必要な位置で自由に行うことができた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の構成によれば、制御部と被制御部およびセンサ部間の双方向の高速な信号伝送を実現することができた。しかし、制御部から被制御部への信号(以下、制御信号)とセンサ部から制御部への信号(以下、監視信号)とが、共通のデータ信号線に出力されるため、これらを同時に伝送することはできなかった。即ち、制御信号と監視信号とは、相互に排他的にしか伝送することができず、同時に双方向に伝送することはできなかった。従って、共通のデータ信号線における伝送の時間として、制御信号を伝送する期間と監視信号を伝送する期間とを別々に設ける必要があった。
【0007】
また、共通のデータ信号線上を伝送されるクロック信号に電源を重畳しているとはいっても、あくまでもクロックの伝送が主であるので、伝送できる平均電力は限られていた。従って、少しでも伝送できる平均電力を大きくすることができれば、2本(24V及び0V)の電力線を省略して、2本(D+及びD−)の共通のデータ信号線のみの区間を長くすることができ、被制御装置の小さな配線空間しかない箇所にも制御信号を伝送し監視信号を得ることができる。
【0008】
本発明は、伝送する平均電力の大きい電源を重畳したクロック信号に、所定のデューティ比の2値信号及び電圧信号からなる第1及び第2の制御信号を重畳し、電流信号からなる監視信号を重畳する制御・監視信号伝送システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の制御・監視信号伝送システムは、制御部と、各々が被制御部及び被制御部を監視するセンサ部を含む複数の被制御装置とからなり、複数の被制御装置に共通のデータ信号線を介して制御部からの制御信号を被制御部に伝送しかつセンサ部からの監視信号を制御部に伝送する。そして、制御部及びデータ信号線に接続される親局と、複数の被制御装置に対応して設けられデータ信号線及び対応する被制御装置に接続される複数の子局とを備える。
【0010】
本発明の制御・監視信号伝送システムは、前述の構成に加えて、更に、親局が、所定の周期のクロックに同期した所定のタイミング信号を発生するためのタイミング発生手段と、親局出力部と、親局入力部とを備える。親局出力部は、タイミング信号の制御下で、クロックの1周期毎に、制御部から入力される制御データ信号の各データの値に応じて、電源電圧以外のレベルであって電源電圧よりは小さく他の回路部分におけるハイレベル信号よりも大きいレベル(「高電位のロウレベル」)の期間とこれに続く電源電圧のレベルの期間とのデューティ比を変更することにより、制御データ信号を直列のパルス状電圧信号に変換して、データ信号線に出力する。親局入力部は、タイミング信号の制御下で、クロックの1周期毎に、データ信号線を伝送される直列のパルス状電圧信号に重畳された監視データ信号を検出することにより、直列の監視信号の各データの値を抽出して、これを監視信号に変換して、制御部に入力する。また、複数の子局が、各々、子局出力部と、子局入力部とを備える。子局出力部は、タイミング信号の制御下で、クロックの1周期毎に、直列のパルス状電圧信号の電源電圧以外のレベル(「高電位のロウレベル」)の期間とこれに続く電源電圧のレベルの期間とのデューティ比を識別することにより、制御データ信号の各データの値を抽出して、当該各データの値の中の当該子局に対応するデータを対応する被制御部に供給する。子局入力部は、タイミング信号の制御下で、対応するセンサ部の値に応じて監視データ信号を形成し、これを監視信号のデータの値として、直列のパルス状電圧信号の所定の位置に重畳する。
【0011】
本発明の制御・監視信号伝送システムによれば、制御部から被制御部への制御信号を所定のデューティ比の2値(電源電圧のレベルとこれ以外の「高電位のロウレベル」)信号とするとともに、センサ部から制御部への監視信号を電流信号の有無として検出する。これにより、クロック信号に制御信号及び監視信号を重畳すると共に、電力線を不要とすることができる。従って、制御部と被制御部およびセンサ部間の双方向の高速な信号伝送を実現することができると共に、制御信号と監視信号とを共通のデータ信号線に出力し、かつ、これらを同時に双方向に伝送することができ、その上で、電力線なしで子局に十分な電力を供給することができる。この結果、共通のデータ信号線において制御信号又は監視信号を伝送する期間を別々に設ける必要をなくすことができ、信号伝送の速度(レート)を従来の2倍に高速化することができ、また、伝送できる平均電力を大きくして電力線を省略し共通のデータ信号線のみの区間を長くすることができ、被制御装置の小さな配線空間にも制御信号を伝送し監視信号を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1、図3及び図4は本発明の基本構成図であり、図2は本発明の信号伝送説明図である。特に、図1は本発明の制御・監視信号伝送システムの構成を示し、図3はその親局の構成を示し、図4はその子局の構成を示す。
【0013】
制御・監視信号伝送システムは、図1に示すように、制御部10と、各々が被制御部16及び被制御部16を監視するセンサ部17を含む複数の被制御装置12とからなる。制御部10は、例えばシーケンスコントローラ、プログラマブルコントローラ、コンピュータ等からなる。被制御部16とセンサ部17とを被制御装置12という。被制御部16は、被制御装置12を構成する種々の部品、例えば、アクチュエータ、(ステッピング)モータ、ソレノイド、電磁弁、リレー、サイリスタ、ランプ等からなる。センサ部17は、対応する被制御部16に応じて選択され、例えば、リードスイッチ、マイクロスイッチ、押釦スイッチ等からなり、オン、オフの状態(2値信号)を出力する。
【0014】
制御・監視信号伝送システムは、複数の被制御装置12に共通のデータ信号線を介して、制御部10の出力ユニット102からの制御信号を被制御部16に伝送し、かつ、センサ部17からの監視信号(センサ信号)を制御部10の入力ユニット101に伝送する。図1に示すように、制御部10に入出力される制御信号及び監視信号は、複数ビットのパラレル(並列)信号である。一方、データ信号線の上を伝送される制御信号及び監視信号は、シリアル(直列)信号である。親局(主局)13が、制御信号についての並列/直列変換を行い、監視信号についての直列/並列変換を行う。データ信号線は、第1及び第2データ信号線D+及びD−からなる。第1データ信号線D+と第2データ信号線D−との線間は、後述するように、電源電圧Vxの供給、クロック信号CKの供給、及び、制御信号及び監視信号の双方向の同時の伝送に用いられる。
【0015】
この例は、複数の子局11の各々への電源電圧Vxの供給のための電力線P(24Vの電力線及び0Vの電力線)及びローカル電源を備えていない。後述するように、複数の子局11の電源の供給はクロック信号に重畳された電源信号による。この電源信号の電力容量は、複数の子局11の各々が十分に動作しうるものとされる。
【0016】
このような信号伝送のために、図1に示すように、制御・監視信号伝送システムは、親局13と、複数の子局11とを備える。親局13は、制御部10及びデータ信号線に接続される。複数の子局11は、複数の被制御装置12に対応して設けられ、任意の位置でデータ信号線に接続され、また、対応する被制御装置12に接続される。複数の子局11は、各々、子局出力部14と子局入力部15とを備える。子局出力部14と子局入力部15を子局11という。子局出力部14及び子局入力部15は、各々、被制御部16及びセンサ部17に対応する。図1に示すように、子局入力部15及び子局出力部14に入出力される制御信号及び監視信号は、複数ビットのパラレル(並列)信号である。子局出力部14が制御信号についての直列/並列変換を行い、子局入力部15が監視信号についての並列/直列変換を行う。
【0017】
親局13は、図3に示すように、タイミング発生手段132と、親局出力部135と、親局入力部139とを備える。図3には親局入力部139及び親局出力部135は1個だけ示すが、親局入力部139は複数個即ちn個(n≧1)設けることができ、親局出力部135も同様に複数個即ちm個(m≧1)設けることができる。なお、これに対応して、子局出力部14はm個、子局入力部15はn個設けるようにしてもよい。
【0018】
親局13は、発振器(OSC)131、タイミング発生手段132、親局アドレス設定手段133を備える。タイミング発生手段132は、発振器131の出力する発振出力に基づいて、所定の周期のクロックCKに同期した所定のタイミング信号を発生する。即ち、タイミング発生手段132は発生したクロックCKに電源電圧VX を重畳する。このために、タイミング発生手段132は予め定められた一定のレベルの電源電圧Vxを発生するための電源手段1313を備える。例えば、デューティ比50%で、クロックCKの1周期の前半が「高電位のロウレベル」とされ、後半が電源電圧VX のレベルとされる。この電源電圧を含むクロックCKは、後述するように、レベル変換された上で、端子13a及び13bに出力され、第1データ信号線D+及び第2データ信号線D−に供給される。即ち、両者の間の相対的な電位差として出力される。
【0019】
タイミング発生手段132の出力する電源電圧を含むクロックCKは、実際には、親局出力部135に入力される。親局出力部135は、制御データ信号発生手段136、ラインドライバ137を備える。出力データ部134は、制御部10から入力される並列の制御データ信号を保持し、これを直列のデータ列に変換して出力する。制御データ信号発生手段136は、出力データ部134からの直列のデータ列の各データの値を電源電圧を含むクロックCKに重畳する。図示とは異なるが、出力データ部134は親局出力部135に含まれると考えてよい。制御データ信号発生手段136の出力は、出力回路であるラインドライバ137を介して、第1及び第2データ信号線D+及びD−の上に出力される。
【0020】
図2に示すように、親局出力部135は、タイミング信号の制御下で、クロックCKの1周期毎に、制御部10から入力される制御データ信号の各データの値に応じて、所定の電源電圧Vxのレベル以外のレベルの期間とこれに続く電源電圧Vxのレベルの期間とのデューティ比を変更することにより、制御データ信号を直列のパルス状電圧信号に変換して、データ信号線に出力する。
【0021】
電源電圧Vxのレベル以外のレベルは、電源電圧よりは(絶対値が)小さく他の回路部分におけるハイレベル信号よりも(絶対値が)大きいレベル、例えば「高電位のロウレベル」である。Vx=24Vの場合において、「高電位のロウレベル」は例えば19Vである。即ち、他の回路部分(例えばCMOS論理の回路部分)におけるCMOSハイレベル信号5Vよりも十分に大きい。クロック即ちパルス状電圧のハイレベルとロウレベルとの電位差Vsは5Vあるので、しきい値をその中間値(D−を基準レベルとすると21.5V)とすることにより、これらは十分に識別できる。換言すれば、電位差Vsは他の回路部分(例えばCMOS論理の回路部分)におけるCMOS論理振幅に等しい。従って、直列のパルス状電圧信号は、デューティ比50%で電位差Vsのクロックをそのままレベルシフトして、制御データ信号に応じてパルス幅変調したものと考えてよい。一方、このパルス幅変調され高電位で振幅制限されたクロックによれば、伝送される平均電力により実現される平均電源電圧は、図2に一点鎖線で示すように、およそ当該振幅の中心値である+21.5Vと言う非常に高い値となる。従って、前述のように電力線P等を省略しても、複数の子局11の各々が動作するのに十分な電力容量をこれらに伝送することができる。
【0022】
データ信号線上の直列のパルス状電圧信号をこのように変化させるには、2つの手段がある。第1の手段によれば、制御データ信号の値に応じて、第1データ信号線D+の電位は最高電位の電源電圧Vx=24Vと「高電位のロウレベル」である19Vとの間で振動させられ、第2データ信号線D−の電位はグランドレベルとされる。なお、第1データ信号線D+の電位を0Vと−5Vとの間で振動させ、第2データ信号線D−の電位を最低電位の−24Vとしてもよい。第2の手段によれば、制御データ信号の値に応じて、第1データ信号線D+の電位は最高電位のグランドレベルとされ、第2データ信号線D−の電位は最低電位の電源電圧Vx=−24Vと「高電位の(絶対値の大きい)ロウレベル」である−19Vとの間で振動させられる。なお、第1データ信号線D+の電位を最高電位の+24Vとして、第2データ信号線D−の電位を+5Vと0Vとの間で振動させてもよい。図6の波形図はこの例による。いずれによっても、第1及び第2データ信号線D+及びD−の間の相対的な電位差は、前述のようになる。
【0023】
なお、従来は、電源電圧Vxは同様に24Vであったが、制御信号を振幅変調した振幅が12Vと0Vの2値であった。このため、従来のクロックにより伝送される平均電力により実現される平均電源電圧は、12V以下と言う低い値となる。従って、従来は、電力線P等を省略してしまうと、全ての子局11を動作させることはできず、子局11の数を制限する他なかった。しかし、これは現実的ではないので、実際には、子局11の数を制限することなく、電力線P等を設けざるを得なかった。
【0024】
図2において、親局出力部135は、例えば、制御データ信号のデータの値が「0」の場合には、当該クロックの前の3/4周期を「高電位のロウレベル」とし、当該クロックの後の1/4周期を電源電圧Vxのレベルとする。また、「1」の場合には、当該クロックの前の1/4周期を「高電位のロウレベル」とし、当該クロックの後の3/4周期を電源電圧Vxのレベルとする。即ち、制御データ信号のデータの値に応じて、クロックのデューティ比が変更される。これにより、並列の制御データ信号を直列のパルス状電圧信号に変換して、データ信号線に出力する。従って、例えば制御データ信号のデータの値が「0011」の場合、制御データ信号発生手段136の出力は、図2のようになる(後述する監視データ信号を除いたものとなる)。なお、アドレスは、クロックCKの1周期毎に割り当てられる。
【0025】
一方、第1及び第2データ信号線D+及びD−の上の信号は、親局入力部139に取り込まれる。親局入力部139は、伝送ラインブリーダ電流回路1312、監視信号検出手段1311、監視データ抽出手段1310を備える。監視信号検出手段1311は、伝送ラインブリーダ電流回路1312とで、第1及び第2データ信号線D+及びD−の上の電流信号を取り込んで、これに重畳されている監視データ信号(電流信号)を検出して出力する。監視データ抽出手段1310は、この検出出力を、タイミング発生手段132からの電源電圧を含むクロックCKに同期させて(波形整形して)出力する。入力データ部138は、検出された監視データ信号からなる直列のデータ列を、並列の監視データ信号に変換して出力する。図示とは異なるが、入力データ部138は親局入力部139に含まれると考えてよい。
【0026】
図2に示すように、親局入力部139は、タイミング信号の制御下で、クロックCKの1周期毎に、データ信号線を伝送される直列のパルス状電圧信号に重畳された監視データ信号を、電流信号Is=(Ip+Iis)の有無として検出する。これにより、直列の監視信号の各データの値を抽出して、これを監視信号に変換して、制御部10に入力する。従って、例えば監視データ信号のデータの値が「0101」の場合、監視信号検出手段1311の出力(検出電流)は、図2のようになる。なお、後述するように、Ipは図5の伝送ラインブリーダ電流回路1312の定電流(20mA)、Ithは図5の監視信号検出手段1311のスレッシュホールド電流で35mA、Iis(30mA)は監視データ信号である。IthはIsとIpとの中間値とされる。
【0027】
以上のように、複数の子局11に分配されるべき制御信号を1個の親局13からシリアル信号(直列のパルス状電圧信号)としてデータ信号線上を伝送するので、当該分配の手段として、アドレスカウント方式が用いられる。即ち、子局11に送信(分配)すべき制御データ信号のデータの総数は、予め知ることができる。そこで、全ての制御データ信号のデータの各々に、1個のアドレスが割り当てられる。子局11は、直列のパルス状電圧信号からクロックCKを抽出してその数をカウントし、自局が受信すべき制御データ信号のデータに割り当てられた(1又は複数の)アドレスの場合に、その時点の直列のパルス状電圧信号のデータの値を、制御信号として取り込む。なお、親局13にも、エンド信号形成のために、最終アドレスが割り当てられる。
【0028】
アドレスのカウントのための最初及び最後を決定するために、各々、スタート信号及びエンド信号が形成される。親局13は、タイミング発生手段132により、直列のパルス状電圧信号の出力に先立って、スタート信号を形成して第1データ信号線D+に出力する。スタート信号は、制御信号と識別可能なようにクロックCKの1周期より長い信号とされる。また、親局アドレス設定手段133は、当該親局13に割り当てられたアドレスを保持する。親局13は、直列のパルス状電圧信号から抽出したクロックCKをカウントして予め自己に割り当てられたアドレスを抽出し、その時点でエンド信号を第1データ信号線D+に出力する。エンド信号は、クロックCKの1周期より長くスタート信号より短い信号とされる。
【0029】
子局出力部14は、図4に示すように、電源電圧発生手段(CV)140、ラインレシーバ141、制御データ信号抽出手段142、子局アドレス設定手段143、アドレス抽出手段144、出力データ部145を備える。
【0030】
電源電圧発生手段(CV)140は、一定レベルの電源電圧を、データ信号線から発生する。即ち、第1及び第2データ信号線D+及びD−の電圧を周知の手段により平滑し安定化することにより、安定化した出力Vcg(19V)及びVcp(24V)を得る。出力Vcg(19V)は、出力Vcp(24V)を基準電圧とした場合に、これに対して、5Vの電源電圧(Vccに相当する)となる。この電源電圧は、当該子局出力部14に付随する少消費電力の回路(例えば、LED表示回路)を電気的に駆動するため、及び、対応する被制御装置12の被制御部16を電気的に駆動するために用いられる。即ち、図示しないが、電源電圧発生手段140が被制御部16にその電源を供給する。
【0031】
入力回路であるラインレシーバ141は、第1及び第2データ信号線D+及びD−の上を伝送される信号を取り込んで制御データ信号抽出手段142に出力する。制御データ信号抽出手段142は、当該信号から制御データ信号を抽出して、アドレス抽出手段144及び出力データ部145に出力する。子局アドレス設定手段143は、当該子局出力部14に割り当てられた自局アドレスを保持する。アドレス抽出手段144は、子局アドレス設定手段143に保持された自局アドレスと一致するアドレスを抽出し、出力データ部145に出力する。出力データ部145は、アドレス抽出手段144からアドレスが入力されると、第1及び第2データ信号線D+及びD−の上を伝送される(直列)信号の中で当該時点で保持している1又は複数のデータの値を、並列の信号として対応する被制御部16に出力する。即ち、出力データ部145は、制御信号についての直列/並列変換を行う。
【0032】
図2に示すように、子局出力部14は、タイミング信号の制御下で、クロックCKの1周期毎に、直列のパルス状電圧信号の電源電圧のレベル以外のレベル(「高電位のロウレベル」)の期間とこれに続く電源電圧Vxのレベルの期間とのデューティ比を識別する。これにより、制御データ信号の各データの値を抽出して、当該各データの値の中の当該子局に対応するデータを対応する被制御部16に供給する。例えば、当該クロックCKの前の3/4周期が「高電位のロウレベル」の場合には、元の制御データ信号のデータの値として「0」が、1/4が「高電位のロウレベル」の場合には、元の制御データ信号のデータの値として「1」が、各々、抽出される。従って、例えば直列のパルス状電圧信号が図2のような場合、制御データ信号のデータの値「0011」が抽出される。そして、子局出力部14は、当該各データの値の中の当該子局11に対応するデータを対応する被制御部16に供給する。
【0033】
一方、子局入力部15は、図4に示すように、電源電圧発生手段(CV)150、ラインレシーバ151、制御データ信号抽出手段152、子局アドレス設定手段153、アドレス抽出手段154、入力データ部155、監視データ信号発生手段156、ラインドライバ157を備える。
【0034】
電源電圧発生手段150乃至アドレス抽出手段154は、図4からも判るように、電源電圧発生手段140乃至アドレス抽出手段144とほぼ同一の構成であり、ほぼ同一の動作をする。電源電圧発生手段150は、前述の電源電圧発生手段140と同様に、当該子局入力部15を構成する回路を電気的に駆動し、対応する被制御装置12のセンサ部17を電気的に駆動する一定レベルの電源電圧、即ち、出力Vcg(19V)及び出力Vcp(24V)を、第1及び第2データ信号線D+及びD−から発生する。
【0035】
入力データ部155は、対応するセンサ部17から入力された1又は複数の(ビットの)データの値からなる監視信号を保持する。入力データ部155は、アドレス抽出手段154からアドレスが入力されると、保持している1又は複数のデータの値を、予め定められた順に直列の信号として監視データ信号発生手段156に出力する。即ち、入力データ部155は、監視信号についての並列/直列変換を行う。監視データ信号発生手段156は、監視信号のデータの値に応じて、監視データ信号を出力する。監視データ信号発生手段156の出力する監視データ信号は、出力回路であるラインドライバ157により、第1及び第2データ信号線D+及びD−の上に出力される。従って、監視データ信号は、その時点で、第1及び第2データ信号線D+及びD−の上に出力されている制御信号のデータの値に重畳される。即ち、監視データ信号は、直列のパルス状電圧信号の当該子局11に対応するデータの位置に重畳される。換言すれば、同一アドレスの制御信号のデータの値に、同一アドレスの監視信号のデータの値が重畳される。
【0036】
図2に示すように、子局入力部15は、タイミング信号の制御下で、対応するセンサ部17の値に応じて、電源電圧と異なる2値レベルからなる監視データ信号を形成し、これを監視信号のデータの値として、直列のパルス状電圧信号の所定の位置に重畳する。例えば、監視データ信号のデータの値が「1」の場合には、当該クロックCKの1周期において所定の位置に、監視データ信号が形成されて重畳され、「0」の場合には監視データ信号が形成されず重畳されていない。従って、例えば監視データ信号のデータの値が「0101」の場合、ラインドライバ157による監視データ信号の重畳の結果、前述のように、監視信号検出手段1311の出力(検出電流)は、図2のようになる。
【0037】
以下、図5乃至図10により、この例の具体的な構成及び動作について、制御部10からの制御信号の出力から制御部10への監視信号の入力までを、順を追って説明する。図5は親局13の一例の構成図である。図6は図5の親局13における波形図である。図7は子局出力部14の一例の構成図である。図8は図7の子局出力部14における波形図である。図9は子局入力部15の一例の構成図である。図10は図9の子局入力部15における波形図である。また、この例における双方向伝送の波形は図2に示すものになる。
【0038】
最初に、親局出力部135について説明する。図5及び図6において、タイミング発生手段132が、スタート信号ST、所定の数のクロックCK、エンド信号ENDを出力する。スタート信号STは、例えば制御部10からの所定のコマンド(図示せず)の入力に従って、出力される(ハイレベルとされる)。なお、同様に、制御部10からの所定の他のコマンド(図示せず)の入力により、タイミング発生手段132が停止される。スタート信号STは、クロックCKとの区別のために、その出力の期間が5t0とされる。t0はクロックCKの1周期の時間である。クロックCKは、発振器131からの発振出力を分周して、所定の周期に形成する。クロックCKは、出力Dckに示すように、スタート信号STに連続して、この後にその立ち下がりに同期して出力が開始され、所定の数(アドレスの数)だけ出力される。このために、タイミング発生手段132はカウント手段(図示せず)を備える。即ち、カウント手段はスタート信号STの立ち上がりでカウントを開始する。カウント手段のカウント出力が所定の値となったら、クロックCKの出力は停止される。エンド信号ENDは、所定の数(アドレスの数)のクロックCKを検出して、その後これに連続して、出力される。このために、タイミング発生手段132は比較手段を備える(図示せず)。即ち、比較手段は、カウント手段のカウント出力とアドレス設定手段133に設定されたアドレスとを比較し、両者が一致した場合に所定の期間、エンド信号ENDを出力する。エンド信号ENDは、クロックCKとの区別のために、その出力の期間が1.5t0とされる。エンド信号ENDにより、カウント手段はリセットされる。また、エンド信号ENDの終了に同期して、再度、スタート信号STが出力され、同一の動作が繰り返される。1回の伝送周期(1個のスタート信号STからその直後のエンド信号ENDまで)において伝送されるデータ数に対応した数値がアドレスの最大値であり、親局13のアドレスである。1個のデータが、1クロックに対応する。
【0039】
例えばアドレス(即ち、前述の制御信号のデータの数)が0〜31番地までとすると、32ビットのパラレルデータである制御信号OUT0〜OUT31(OUT0p〜OUT31p)が、出力ユニット102から出力データ部134に入力される。この場合、出力データ部134は、32ビットのシフトレジスタからなり、スタート信号STの立ち下がりを契機として、クロックCKに同期して制御信号OUT0〜OUT31をシフトし、この順に出力Dopsとして出力する。なお、アドレスは0〜63、127、255、・・・であってもよい。制御信号OUT0〜OUT31の入力は、例えばスタート信号STに同期して切り換えられる(更新される)。最大のアドレス(31番地)がアドレス設定手段133に設定される。これにより、制御信号の31番地のデータの処理の終了に合わせて、エンド信号ENDが信号線Pckに出力される。なお、アドレス設定手段133は、図5に示すように、重み付けられたスイッチを左から5桁分だけ閉じることにより、ハイレベル信号「111110」が形成され、31番地が設定される(他においても同様である)。
【0040】
出力Dopsは、制御信号OUT0〜OUT31のデータ値に応じて、1クロック毎に、ハイレベル(又は「1」)又はロウレベル(又は「0」)とされる。これにより、例えば、「0011・・・」のように出力される。出力Dopsは、制御データ信号発生手段136に入力される。スタート信号ST、エンド信号ENDも制御データ信号発生手段136に入力される。
【0041】
タイミング発生手段132は、発振器131の発振出力を分周することにより、クロックCKの周波数f0の4倍の周波数(4f0)のクロック4CKを形成する。制御データ信号発生手段136は、クロック4CKをカウンタ(図示せず)によりカウントし、制御信号OUT0〜OUT31の値(信号Dops)が「1」の場合、第1データ信号線D+上には、最初の1個のクロック4CKの周期のみ「高電位のロウレベル」を出力し、残りの3個のクロック4CKの周期にはハイレベルVxを出力する。逆に、「0」の場合、最初の3個のクロック4CKの周期には「高電位のロウレベル」を出力し、残りの1個のクロック4CKの周期のみハイレベルVxを出力する。これにより、制御データ信号発生手段136は、クロックCKを制御信号OUT0〜OUT31に基づいて(PWM)変調する。
【0042】
伝送ラインブリーダ電流回路1312は、図示のように接続されたトランジスタT1及びT2と抵抗R1〜R4からなる。これにより、伝送ラインブリーダ電流回路1312は、親局13内で定電流Ipを供給する。定電流Ipの値は、抵抗R1〜R4の値を適当に設定することにより、例えば20mA(ミリアンペア)とされる。このように、親局13側において定電流Ipを流すことにより、第1及び第2データ信号線D+及びD−の両端に終端抵抗を接続する必要がなく、また、データ信号線の浮遊容量の影響による伝送波形のなまりを防止することができる。
【0043】
なお、伝送ラインブリーダ電流回路1312には、外部から電源電圧Vx=24Vが供給される。この外部電圧の値は、振幅Vs(この例では5V)以上であればよく、例えば12V〜24Vの範囲の電位であればよい。
【0044】
制御データ信号発生手段136の出力は、2値(5Vのハイレベルと0Vのロウレベル)の信号であり、1本の信号線Pckに出力される。信号線Pckに出力された信号は、ラインドライバ137に入力され、第1及び第2データ信号線D+及びD−に出力される。ラインドライバ137は、後述の充電電流を供給するための大きなトランジスタTdにより構成され、低インピーダンスな駆動を可能とする。ラインドライバ137は、その出力の振幅がツェナーダイオードZD1(4.5Vの降伏電圧)により0V〜5Vに制限され、信号線Pckの反転信号を第2データ信号線D−上に出力する。第1データ信号線D+には、電源電位Vx=24Vが供給される。従って、第1及び第2データ信号線D+及びD−上の間の信号は、2値(レベルVxと「高電位のロウレベル」)の信号である。第1及び第2データ信号線D+及びD−上の間に、スタート信号STは電源電位Vxのレベルの信号として出力され、エンド信号ENDは「高電位のロウレベル」の信号として出力される。
【0045】
次に、子局出力部14について説明する。図7及び図8において、第1データ信号線D+上の信号は、主としてラインレシーバ141に入力される。電源電圧発生手段140は、DC(直流)−DCコンバータであり、第1及び第2データ信号線D+及びD−の電圧を周知の手段により平滑し安定化することにより安定化した出力Vcg(19V)を得ると共に、ダイオードD0及びコンデンサC0により出力Vcp(24V)を形成する。なお、第1及び第2データ信号線D+及びD−上のパルス幅変調されたクロックの周期は、出力Vcpが十分に24Vを維持できるようにされる。また、子局出力部14(及び子局入力部15)は、出力Vcg(19V)と出力Vcpとの間で動作する。
【0046】
ラインレシーバ141は、抵抗値が等しい分割抵抗R1及びR2とバッファ回路Bとからなる。ラインレシーバ141は、第1及び第2データ信号線D+及びD−の間の電位差、正確には、前述のパルス状電圧のハイレベルとロウレベルの電位差Vsを検出し、これを分割抵抗R1及びR2により2分割した信号を、バッファ回路Bから出力する。即ち、第1及び第2データ信号線D+及びD−の間の電位差が24Vの場合、第1データ信号線D+の24Vの電位によりダイオードD0がオンして、コンデンサC0が当該電位差に充電され、出力Vcp=24Vが抵抗R1の一端に与えられ、一方、抵抗R2の一端にも第1データ信号線D+の24Vが与えられる。従って、抵抗R1及びR2の両端の間の電位差は無い。一方、前記電位差が19Vに変化した場合、ダイオードD0がオフし、第2データ信号線D−の電位を基準としたVcpの電位はコンデンサC0により24Vを維持する。一方、抵抗R2の一端である第1データ信号線D+の19Vが与えられる。従って、抵抗R1及びR2の両端の間に5Vの電位差が与えられ、これを2分割した値がバッファ回路Bに入力される。なお、全体的な電位のシフトによるものであり、基準電位である出力Vcp(24V)と出力Vcg(19V)との関係が変動するものではない。
【0047】
このように、子局11の回路は、第1及び第2データ信号線D+及びD−の間に、コンデンサC0が並列に挿入され、コンデンサC0のD+側端子と信号線D+との間にダイオードD0が挿入されているに等しい。従って、信号線D+及びD−の間の電位差が電源電位Vx=24Vの期間においては、信号線D+からダイオードD0を介して信号線D−へ充電電流が流れて、コンデンサC0を充電すると共に、子局11及び被制御装置12の回路を駆動する。前記電位差が(Vx−Vs)=19Vの期間においては、ダイオードD0がオフして信号線D+から信号線D−へコンデンサC0への充電電流は流れない。(Vx−Vs)の期間において、コンデンサC0が放電して子局11及び被制御装置12の回路を駆動すると共に、後述するように、例えば監視データ信号が例えば「1」の場合に、電流信号を重畳する。即ち、監視データ信号の「1」である電流Iisを信号線D−へ出力する。
【0048】
クロックCKが重畳された制御信号out0〜out31(直列のパルス状電圧信号)を考えると、バッファ回路Bは、前記電位差が24Vの場合にハイレベル信号を出力し、これ以外の場合にロウレベル信号を出力する。これが信号doである。即ち、復調された制御信号のデータの値である。これは、位相変調されたクロックCKを含むと考えてよい。ラインレシーバ141の出力に基づいて形成された信号do等が、プリセット加算カウンタ1432及びシフトレジスタ144に入力される。信号doの波形は、図8に示すように、制御信号out0〜out31に基づいて(PWM)変調されたクロックCKの波形となる。なお、信号doのハイレベル信号の値は5Vである。
【0049】
これに先だって、スタート信号STが同様に信号doのハイレベルとして検出されて、オンディレイタイマTonに入力される。当該遅延は3t0とされる。即ち、出力stの立ち上がりを3t0だけ遅延させ、立ち下がりは元の信号STに同期させる。従って、エンド信号ENDやクロックCKについては、ハイレベルの時間が短いので、出力stは現われない。出力stは、微分回路∂に入力され、出力Stの立ち上がりで微分信号がプリセット加算カウンタ1432及びシフトレジスタ(SR)144に入力され、そのリセット信号Rとして用いられる。これらには、信号do(従って、抽出されたクロックCK)も入力される。
【0050】
子局アドレス設定手段143の設定部1431には、当該子局出力部14に割り当てられたアドレス、例えば0〜3番地(図7は0番地を示す)が設定される。子局アドレス設定手段143のプリセット加算カウンタ1432は、出力stの立ち上がり微分信号によりリセットされた後、抽出されたクロックCKをその立ち上がりでカウントし、カウント値が設定部1431のアドレスと一致している間、出力dcを出力する。即ち、1個前のアドレスの周期におけるクロックCKの立ち上がりに同期してハイレベルとされ、当該アドレスの周期におけるクロックCKの立ち上がりに同期してロウレベルとされる。また、0番地については、出力stの立ち上がりに同期してハイレベルとされるので、図8のようになる。なお、アドレスが4番地の場合について、参考のために斜線を付して図示した。タイミングが1クロックづつずれているのが判る。出力dcはシフトレジスタ144に入力される。
【0051】
一方、信号d1が、信号doの入力されたオフディレイタイマToffにより出力される。オフディレイタイマToffは、オフ(ロウレベル)の期間のみを定められた遅延で出力する。即ち、入力doの立ち下がりを遅延させ、立ち上がりは元の入力doに同期させる。当該遅延は1/2t0とされる。従って、信号d1において、制御データ信号のデータの値が「1」の場合における当該クロックの前の1/4周期の「高電位のロウレベル」は、そのオフの時間が短いので、現われなくなる(ハイレベルのままとなる)。また、「0」の場合における当該クロックの前の3/4周期の「高電位のロウレベル」は、そのオフの時間が長いので、当該レベルの部分が残る。即ち、(3/4−1/2)=1/4の周期だけ、「高電位のロウレベル」が信号d1に現われる。
【0052】
シフトレジスタ144は、出力dcがハイレベルの期間中において、抽出されたクロックCKの立ち上がりに同期して、「1(又はハイレベル)」をシフトする。即ち、「1」が、シフトレジスタ144の単位回路Sr1〜Sr4において、この順にシフトされる。従って、シフトレジスタ144の出力dr1〜dr4が、当該クロックCKの周期において、その立ち上がりに同期して、順に(次周期の立ち上がりまで)ハイレベルとされる。出力dr1〜dr4は、各々、D型フリップフロップ回路FF1〜FF4にクロックとして入力される。
【0053】
出力データ部145であるフリップフロップ回路FF1〜FF4には、信号d1(即ち、復調された制御信号のデータの値)が入力される。従って、例えばフリップフロップ回路FF1は、出力dr1の立ち上がりに同期して、その時点の信号d1の値を取り込んで保持し、これを出力する。この場合、ロウレベルを出力する。他のフリップフロップ回路FF2〜FF4も、同様にして、その時点の信号d1の値を取り込んで保持し、これを出力する。これにより、アドレス0〜3番地の制御信号のデータの値「0011」が、信号out0〜out3として復調される。
【0054】
信号out0〜out3は、各々、反転された後、コンデンサC0にエミッタが接続された駆動用の大きなトランジスタT0〜T3を介して被制御装置12の被制御部16に出力O0〜O3として出力され、その負荷L0等を制御する。なお、前述のように、負荷L0等への電源が子局出力部14から供給される。
【0055】
次に、子局入力部15について説明する。図9及び図10において、図4から及び図7との比較から判るように、電源電圧発生手段150乃至アドレス抽出手段154は、電源電圧発生手段140乃至アドレス抽出手段144とほぼ同一の構成である。なお、割り当てられるアドレスは、例えば、子局出力部14と同一(即ち、この場合、0〜3番地)である。また、抽出される制御信号のデータの数(4個)と同一の数の監視信号のデータが入力される。
【0056】
入力データ部155は、割り当てられたアドレス0〜3番地と同一個数の4個(複数)の2入力ANDゲートと、これらの出力を受けるORゲートとからなる。4個のANDゲートの各々に、図9に示すように、アドレス抽出手段154であるシフトレジスタ154の出力dr1〜dr4が入力される。出力dr1〜dr4は、前述のように、当該クロックCKの周期において、その立ち下がりに同期して、順に(次周期の立ち下がりまで)ハイレベルとされる。従って、出力dr1〜dr4のハイレベルの期間中に、4個のANDゲートの各々が開いて、監視信号in0〜in3(スイッチSW0等で代表的に表されるセンサ部17の状態に依存する信号「0」又は「1」の入力にもとづく信号)が、この順に、ANDゲートを経て、ORゲートから出力される。監視信号in0〜in3は図7の制御信号out0〜out3に対応する。
【0057】
ORゲートの出力は、2入力NANDゲート1562に入力される。NANDゲート1562には、インバータINVの出力、即ち、信号doの反転信号が入力される。NANDゲート1562は監視データ信号発生手段156を構成する。監視信号in0〜in3は、例えば、出力dr1〜dr4のハイレベルの期間中に図10に示すような値「0101」を採る。従って、監視信号in0〜in3が出力されている期間中に、信号doの立ち下がりに同期してNANDゲート1562が開いて、値「0101」を採る監視信号in0〜in3が、出力dipとして出力される。
【0058】
出力dipは、ラインドライバ157を介して、レベル変換された後に第1及び第2データ信号線D+及びD−に出力される。ラインドライバ157は、トランジスタT1及びT2、ダイオードD、抵抗R3、R4及びRisからなる。出力dipは、トランジスタT1を介して、大きなトランジスタT2に入力される。即ち、監視データ信号が例えば「1」の場合、出力dipのロウレベルによりトランジスタT2がオンして、監視データ信号である電流Iisが第1及び第2データ信号線D+及びD−に流れる。これにより、監視データ信号の「1」である電流信号Iisを信号線D−へ重畳する。また、トランジスタT2は、抵抗R3、R4及びRisを適当に選択することにより、それを流れる電流が制限される。例えば、30mA(ミリアンペア)に制限される。
【0059】
以上から判るように、監視信号は、子局入力部15から、(抽出された)クロックdoの1周期において、第1及び第2データ信号線D+及びD−上に出力される(重畳される)。なお、この時、前述のように、第1及び第2データ信号線D+及びD−の間の電位差が(Vx−Vs)=19Vの期間においては、ダイオードD0がオフして信号線D+から信号線D−へコンデンサC0への充電電流は流れない。従って、親局13からの充電電流と監視データ信号とが衝突することはない。
【0060】
次に、親局入力部139について説明する。再び、図5及び図6において、第1及び第2データ信号線D+及びD−上に出力された監視信号が、監視信号検出手段1311に入力され検出され、その検出信号が反転されて、信号Diipとして出力される。信号Diipの波形は、監視データ信号(のみ)を含んだ波形となる。信号Diipにおいては、監視信号のデータのアドレス位置に対応する監視信号のデータが、当該制御信号のデータのアドレス位置から1個遅れたアドレス位置に存在する。
【0061】
親局入力部139は、監視信号検出手段1311として、第1及び第2データ信号線D+及びD−の上の電流変化を検出して出力する電流検出回路であるトランジスタT3、ツェナーダイオードZD1及びZD2、抵抗R5、R6及びR7を備える。降伏電圧が4.5VであるツェナーダイオードZD1と抵抗R5とにより、振幅が5V=Vsに制限される。トランジスタT3は、図5に示す電流Isを検出する。即ち、信号線D+及びD−の間の電位差が(Vx−Vs)=19Vの期間においては、前述のように、信号線D+から信号線D−へコンデンサC0への充電電流は流れず、監視信号検出手段1311へ検出電流Isが流れる。この時、監視データ信号が「1」の場合には、電流Iisが重畳されている。従って、監視データ信号の検出電流Isとして、(定電流Ip=20mA)+(電流Iis=30mA)=50mAが流れる。ツェナーダイオードZD2は35mA以上の電流が流れた場合に降伏する。これが電流Is検出のための閾値Ithである。従って、監視データ信号「1」による検出電流Is=50mAにより、トランジスタT3がオンする。監視データ信号が「0」の場合には、電流Iisが重畳されていないので、監視データ信号の検出電流Isとして、定電流Ip分(=20mA)が流れる。従って、ツェナーダイオードZD2は降伏せず、監視データ信号「0」により、トランジスタT3がオフする。
【0062】
監視データ信号「1」である検出電流Is(=50mA)は、コレクタ抵抗R7における電圧降下により電圧信号に変換され、監視データ抽出手段1310に入力される。検出電流Isにもとづいて、インバータINVにより信号Diipが形成され、監視データ抽出手段1310のRSフリップフロップFFに入力される。RSフリップフロップFFには、そのクロックとして、クロックCKからその1周期だけ遅延したクロックである信号Dickが、タイミング発生手段132から入力される。従って、フリップフロップFFの出力する信号Diisは、元のクロックCKから1周期だけ遅れたタイミングで、監視データ信号のみの値を、クロックCKの1/4周期又は3/4周期と等しい期間出力する信号となる。信号Diisは入力データ部138に入力される。
【0063】
入力データ部138は、32ビットのレジスタからなり、入力される信号Diisを所定の順に所定のビットに取り込んで、新たなデータの値が入力されるまでこれを保持し出力する。このために、クロックCKから1周期遅れたクロックである信号Dickが入力データ部138に入力される。これにより、元のクロックCKの次の1周期において、信号Diisが入力データ部138のレジスタに取り込まれる。従って、最終的には、アドレス0〜31番地までの32ビットのパラレルデータである監視信号IN0〜IN31(IN0i〜IN31i)が、直列/並列変換され、入力データ部138から入力ユニット101に入力される。これにより、監視信号が、例えば「0101・・・」のように入力される。
【0064】
以上、本発明をその実施の態様に従って説明したが、本発明は、その主旨の範囲内において、種々の変形が可能である。
【0065】
例えば、図11に示すように、親局13におけるラインドライバ137の構成を変更してもよい。なお、図11は親局13の構成の一部のみを示す。図11において、ラインドライバ137を構成するトランジスタTdをnpn型からpnp型トランジスタに変更すると共に、子局11(子局出力部14及び子局入力部15)における構成も、図示のように接続の極性を逆にした構成とする。このような構成によっても、前述と同様の効果が得られる。
【0066】
また、図12に示すように、子局出力部14の構成を変更してもよい。なお、図12は子局14の構成の一部のみを示す。図12において、データ信号線との正しい接続は実線で示す接続Aであるが、人為的なミスで点線で示す接続Bのように結線してしまう場合が考えられる。この場合、子局出力部14が電気的に破壊されたり、動作不能になることがある。そこで、子局出力部14に図示の構成の極性変換部146を設ける。極性変換部146において、全波整流器SRは、接続Bにより入力された信号を、接続Aにより入力された信号に等しい信号に変換する。これにより、接続の極性の順逆を問わずに、誤って接続Bのように結線してしまっても、子局出力部14を保護し、かつ、そのままで動作するようにすることができる。
【0067】
なお、これは、子局出力部14についてのみならず、子局入力部15についても同様に適用することができる。従って、図12には子局出力部14のみを示したが、子局入力部15にも同様の極性変換部を設けるようにしてもよい。
【0068】
また、図12において、ラインレシーバ141を図示の構成としてもよい。即ち、2入力ORゲート回路の2個の入力端子を、各々、第1及び第2データ信号線D+及びD−に接続する。これにより、データ信号線との接続が接続A又は接続Bのいずれであっても、制御データ信号を検出することができる。
【0069】
更に、例えば、以上の実施の形態においては、電源電圧を含むクロックに1個(1チャネル)の制御信号及び1個の監視信号を重畳したが、2個の制御信号及び1個の監視信号を重畳するようにしてもよい。即ち、多重化(2重化)した制御信号と(多重化しない)監視信号とを共通のデータ信号線に出力し、同時に双方向に伝送するようにしてもよい。また、2個の制御信号及び2個の監視信号を重畳するようにしてもよい。即ち、多重化(2重化)した制御信号と多重化(2重化)した監視信号とを共通のデータ信号線に出力し、同時に双方向に伝送するようにしてもよい。
【0070】
また、親局13にエラーチェック回路を設けてもよい。エラーチェック回路は、第1データ信号線D+を監視して、線路の状態(短絡など)をチェックする。エラーチェック回路の構成は、例えば特願平1−140826号に示すような構成とすればよい。
【0071】
更に、例えば特願平1−140826号に示すように、親局13の親局出力部135及び親局入力部139を複数個設け、特定の子局と対応させてもよい。この場合、親局出力部135と子局出力部14とは、それぞれm個(m≧1)ずつ設けられ、各々1対1の対応で関係付けられ、データ信号線に予め定められたシーケンスで接続される。他方、親局入力部139と子局入力部15は、それぞれn個(n≧1)ずつ設けられ、各々1対1の対応で関係付けられ、データ信号線に予め定められたシーケンスで接続される。各々の対応付けられた部分は、タイミング信号の制御下で逐次作動されて、関連する被制御部16に対する制御データ及びセンサ部17からの監視信号の伝送を行う。更に、このような構成を1群とし、複数の群を設けてもよい。各群における局の数は異なっていてもよい。
【0072】
更に、図示はしないが、親局13及び子局11における動作を、各々に設けたCPU(中央演算処理装置)において上述の各処理を実行する当該処理プログラムを実行することにより、実現してもよい。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、制御・監視信号伝送システムにおいて、制御信号を所定のデューティ比の2値(電源電圧のレベルとこれ以外の「高電位のロウレベル」)信号とするとともに、監視信号を電流信号の有無として検出する。これにより、クロック信号に制御信号及び監視信号を重畳すると共に、電力線を不要とすることができるので、双方向の高速な信号伝送を実現することができると共に、制御信号と監視信号とを共通のデータ信号線に出力し、かつ、これらを同時に双方向に伝送することができ、その上で、電力線なしで子局に十分な電力を供給することができる。この結果、共通のデータ信号線において制御信号又は監視信号を伝送する期間を別々に設ける必要をなくすことができ、信号伝送の速度を高速化することができ、また、伝送できる平均電力を大きくして電力線を省略し共通のデータ信号線のみの区間を長くすることができ、被制御装置の小さな配線空間にも制御信号を伝送し監視信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図である。
【図2】本発明の信号伝送説明図である。
【図3】本発明の基本構成図である。
【図4】本発明の基本構成図である。
【図5】親局の一例の構成図である。
【図6】図5の親局における波形図である。
【図7】子局出力部の一例の構成図である。
【図8】図7の子局出力部における波形図である。
【図9】子局入力部の一例の構成図である。
【図10】図9の子局入力部における波形図である。
【図11】本発明の他の基本構成図である。
【図12】本発明の他の基本構成図である。
【符号の説明】
10:制御部
11:子局
12:被制御装置
13:親局
14:子局出力部
15:子局入力部
16:被制御部
17:センサ部
D+:第1データ信号線
D−:第2データ信号線
Claims (11)
- 制御部と、各々が被制御部及び前記被制御部を監視するセンサ部を含む複数の被制御装置とからなり、
前記複数の被制御装置に共通のデータ信号線を介して前記制御部からの制御信号を前記被制御部に伝送しかつ前記センサ部からの監視信号を前記制御部に伝送する制御・監視信号伝送システムにおいて、
前記制御部及びデータ信号線に接続される親局と、
前記複数の被制御装置に対応して設けられ、前記データ信号線及び対応する被制御装置に接続される複数の子局とを備え、
前記親局が、
所定の周期のクロックに同期した所定のタイミング信号を発生するためのタイミング発生手段と、
前記タイミング信号の制御下で、前記クロックの1周期毎に、前記制御部から入力される制御データ信号の各データの値に応じて、電源電圧以外のレベルであって前記電源電圧よりは小さく他の回路部分におけるハイレベル信号よりも大きいレベルの期間とこれに続く前記電源電圧のレベルの期間とのデューティ比を変更することにより、前記制御データ信号を直列のパルス状電圧信号に変換して、前記データ信号線に出力する親局出力部と、
前記タイミング信号の制御下で、前記クロックの1周期毎に、前記データ信号線を伝送される前記直列のパルス状電圧信号に重畳された監視データ信号を検出することにより、直列の前記監視信号の各データの値を抽出して、これを前記監視信号に変換して、前記制御部に入力する親局入力部とを備え、
前記複数の子局が、各々、
前記タイミング信号の制御下で、前記クロックの1周期毎に、前記直列のパルス状電圧信号の電源電圧のレベル以外のレベルの期間とこれに続く前記電源電圧のレベルの期間とのデューティ比を識別することにより、前記制御データ信号の各データの値を抽出して、当該各データの値の中の当該子局に対応するデータを対応する前記被制御部に供給する子局出力部と、
前記タイミング信号の制御下で、対応する前記センサ部の値に応じて監視データ信号を形成し、これを前記監視信号のデータの値として、前記直列のパルス状電圧信号の所定の位置に重畳する子局入力部とを備える
ことを特徴とする制御・監視信号伝送システム。 - 請求項1において、
前記監視データ信号は、異なる電流2値レベルからなり、
前記親局入力部が、前記監視データ信号を電流信号として検出することにより、直列の前記監視信号の各データの値を抽出する
ことを特徴とする制御・監視信号伝送システム。 - 請求項1において、
前記親局出力部が、前記データ信号線を介して、前記子局出力部及び子局入力部に対して充電電流を送出する
ことを特徴とする制御・監視信号伝送システム。 - 請求項3において、
前記子局出力部及び子局入力部が、前記電源電圧以外のレベルの期間において、前記データ信号線を流れる当該充電電流を遮断する
ことを特徴とする制御・監視信号伝送システム。 - 請求項4において、
子局入力部が、前記電源電圧以外のレベルの期間において、前記データ信号線を流れる当該充電電流を遮断する期間中に、前記監視データ信号を出力する
ことを特徴とする制御・監視信号伝送システム。 - 請求項5において、
前記監視データ信号は、電流の有無からなる電流信号からなり、
前記親局入力部が、前記電源電圧以外のレベルの期間において、前記データ信号線間に流れるブリーダ電流と、前記監視データ信号である電流信号の電流との和のレベルを検出することにより、前記監視データ信号を検出する
ことを特徴とする制御・監視信号伝送システム。 - 請求項3において、
前記子局出力部及び子局入力部が、前記充電電流により充電される充電手段を備え、前記電源電圧以外のレベルの期間において、前記データ信号線を流れる当該充電電流を遮断すると共に、前記充電手段から放電する
ことを特徴とする制御・監視信号伝送システム。 - 請求項1において、
前記データ信号線が第1及び第2データ信号線からなり、
前記第2データ信号線を、最も低い電位、かつ、基準の電位とし、
前記第1データ信号線を、前記電源電圧以外のレベルと、前記電源電圧であって最も高い電位のいずれかのレベルとする
ことを特徴とする制御・監視信号伝送システム。 - 請求項1において、
前記データ信号線が第1及び第2データ信号線からなり、
前記第1データ信号線を、最も高い電位、かつ、基準の電位とし、
前記第2データ信号線を、前記電源電圧以外のレベルと、前記電源電圧であって最も低い電位のいずれかのレベルとする
ことを特徴とする制御・監視信号伝送システム。 - 請求項1において、
前記子局出力部及び子局入力部の各々が、前記データ信号線から取り込んだ信号を、前記データ信号線との接続の極性を問わないように信号を変換する
ことを特徴とする制御・監視信号伝送システム。 - 請求項10において、
前記子局出力部及び子局入力部の各々が、データ信号線の各々に接続されて当該データ信号線上を伝送される信号を取り込んで出力し、これらの出力を受けてその論理和を求める
ことを特徴とする制御・監視信号伝送システム。
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