JP3773360B2 - 膜分離合併浄化槽 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、膜分離装置を槽内に浸漬設置した膜分離合併浄化槽に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、膜を利用して有機性汚水、下水など(以下、汚水と称す)を処理する膜分離活性汚泥処理方法が知られており、この処理方法では通常、図5に示したように、汚水31を前処理設備32に導いて夾雑物や砂を除去した後に、流量調整槽33に導入して定流量で流出させ、生物処理槽34(曝気槽)に送って、活性汚泥により有機物質を分解除去し、必要に応じて脱窒素しながら、槽内の活性汚泥混合液35を膜分離装置36により固液分離し、膜透過水37を滅菌槽38に導いて消毒し、放流するようにしている。また、生物処理槽34内の活性汚泥濃度が著しく高くならないように、余剰汚泥39を連続または間欠で引き抜き、汚泥貯溜槽40に貯溜するようにしている。この膜分離活性汚泥処理方法は、処理水質が安定し、システムの維持管理も容易なことから、広く普及し始めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、汚水は流入変動するものであり、処理規模が小さくなるほど流入変動の影響が大きくなる。このため、たとえば小型合併浄化槽では、風呂の湯を抜くタイミングと洗濯とが重なるケースを想定して、日平均汚水量の6倍程度の時間当たり最大流入汚水量を設定している(ピーク係数6と称する)。
【0004】
また、流入変動の大きい排水処理設備では従来より、安定した生物処理効率を得るために、また活性汚泥と処理水とに固液分離する能力を最大限に発揮するために、24時間均等に生物処理するようにしている。上記した膜分離活性汚泥処理方法でも、膜設備を24時間運転とすることで膜面積を低減する意図もあって、24時間均等に生物処理するようにしている。
【0005】
これらの理由から、流量調整槽の容量は、ピーク係数の大小とそのピークの継続時間とを勘案して大きく設定しているのが現状である。
一方、小型合併浄化槽では、定期点検時に一定量の汚泥を汚泥貯溜槽へ引き抜き、引き抜いた汚泥の清掃を1回/6ヶ月〜1回/1年の頻度で行っている例が多く、そのために、非常に大きな汚泥貯溜槽容量が必要となっている。
【0006】
本発明は上記問題を解決するもので、流量調整槽や汚泥貯溜槽の容量を低減することができ、かつ水量変動に対応できる膜分離合併浄化槽を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の膜分離合併浄化槽は、流入原水を貯溜し、定流量で流出させる流量調整槽と、前記流量調整槽に連通して設けられ、流量調整槽より流入する原水を活性汚泥処理する生物処理槽と、前記生物処理槽の内部に浸漬設置され、槽内の活性汚泥混合液を固液分離して膜透過水を生物処理槽の外部へ導出する第1膜分離装置と、前記生物処理槽に汚泥移送系を介して連通して設けられ、生物処理槽から移送される汚泥を貯溜する汚泥貯溜槽と、前記汚泥貯溜槽の内部に浸漬設置され、槽内の汚泥を固液分離して膜透過水を汚泥貯溜槽の外部へ導出する第2膜分離装置と、前記第1膜分離装置および第2膜分離装置により導出された膜透過水を滅菌する滅菌手段と、流量調整槽内の原水を汚泥貯溜槽へ移送する原水移送系とを備えたものである。
【0010】
上記した請求項1記載の構成により、流量調整槽内の水位が所定の上限水位以下の時には、流量調整槽内の原水を所定の定流量で生物処理槽へ送り、活性汚泥処理し、前記所定の定流量に相応する活性汚泥混合液を第1膜分離装置により固液分離して、膜透過水を生物処理槽の外部へ導出し、滅菌手段によって滅菌した後、放流する。
【0011】
原水流入量の変動によって流量調整槽内の水位が所定の上限水位を越えた時には、流量調整槽内の原水を直接に汚泥貯溜槽へ移送し、汚泥貯溜槽内の汚泥を第2膜分離装置で固液分離することで濃縮することができる。
【0012】
このようにして、原水流入量の変動を汚泥貯溜槽で吸収する運転を行えるので、汚水の流入ピークに対応して流量調整槽容量を決める必要はなく、流量調整槽を従来よりかなり小さくできる。また、汚泥が濃縮されるので、汚泥貯溜槽容量は小さくてすみ、このことより逆に、汚泥濃縮によって生じる空間を流量調整槽として利用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1に示した第1実施形態における膜分離合併浄化槽は、流入する原水1を前処理する前処理設備2と、前処理設備2に原水供給系3を介して連通した流量調整槽4と、流量調整槽4に原水定流量供給系5を介して連通し、活性汚泥混合液6を貯溜する生物処理槽7と、生物処理槽7に汚泥移送系8を介して連通し、汚泥9を貯溜する汚泥貯溜槽10とを備えている。汚泥貯溜槽10の底部には汚泥引抜管10aが設けられている。
【0018】
生物処理槽7内の活性汚泥混合液6中には第1膜分離装置11が浸漬設置されており、汚泥貯溜槽10内の汚泥9中には第2膜分離装置12が浸漬設置されている。
【0019】
生物処理槽7,汚泥貯溜槽10の近傍には、第1膜分離装置11および第2膜分離装置12より導出された膜透過水13を滅菌する滅菌槽14が設けられている。滅菌槽14には放流路に至る放流管14aが開口している。
【0020】
また、流量調整槽4と生物処理槽7との間には、生物処理槽7内の活性汚泥混合液6の一部を流量調整槽4へ返送する返送系15が設けられている。
詳細には、前処理設備2はスクリーン2aと夾雑物や砂を貯溜する夾雑物貯溜槽2bとを有している。
【0021】
原水供給系3は、スクリーン透過側の夾雑物貯溜槽2bの内部で一端が開口し、他端が流量調整槽4の内部で開口した原水供給管3aと、この原水供給管3aに介装された原水供給ポンプ3bとからなる。
【0022】
原水定流量供給系5は、流量調整槽4の内部で一端が開口し、他端が生物処理槽7の内部で開口した原水供給管5aと、この原水供給管5aに介装された原水供給ポンプ5b,定流量弁5cとからなる。
【0023】
第1膜分離装置11、第2膜分離装置12はそれぞれ、図2に示したようなものであり、上下に配置した箱枠状の膜ケース16,散気ケース17の内部にそれぞれ、上下方向の平板状膜カートリッジ18を適当膜間隙(6〜10mm)をおいて配列し、槽外のブロワ19やコンプレッサなどの給気源に連通する散気装置20を配設している。
【0024】
膜カートリッジ18は、濾板18aの表裏各面に有機濾過膜18bを配置し、濾板18aと濾過膜18bとの間、および濾板18aの内部に形成された透過液流路に連通する透過液取出口18cを濾板18aに形成したものであり、各膜カートリッジ18の透過液取出口18cにチューブ21を介して連通する集水管22が膜ケース16に取り付けて設けられている。
【0025】
第1膜分離装置11の集水管22には膜透過水導出管23の一端が連通し、第2膜分離装置12の集水管22には膜透過水導出管24の一端が連通しており、これら膜透過水導出管23,24の他端はそれぞれ滅菌槽14の内部において開口している。ただし、膜透過水導出管23には吸引ポンプ23aが介装されていて、第1膜分離装置11において吸引濾過が行われるように構成されており、膜透過水導出管24の他端は膜カートリッジ22の上端よりやや高い位置で開口していて、第2膜分離装置12において重力濾過が行われるように構成されている。
【0026】
汚泥移送系8は、生物処理槽7内の下部で一端が開口し、他端が汚泥貯溜槽10の内部で開口した汚泥移送管8aと、この汚泥移送管8aに設けられた汚泥ポンプ(好ましくはエアリフトポンプ)8b,弁装置8cとからなる。
【0027】
返送系15は、生物処理槽7の内部で一端が開口し、他端が流量調整槽4の内部で開口した返送管15aと、この返送管15aに介装された返送ポンプ15bとからなる。
【0028】
流量調整槽4の内部には槽内の水位を検知する水位計25が設けられ、この水位計25と原水供給ポンプ5bと汚泥ポンプ8bとに電気的に接続した制御装置26が槽外に設けられており、この制御装置26によって、水位計25で所定上限水位HLを超えた水位が検知された時に原水供給ポンプ5bと汚泥ポンプ8bとが駆動されるように構成されている。
【0029】
10b,23b,24aは弁装置である。
上記した構成における作用を説明する。
原水1は前処理設備2に流入し、原水1中の夾雑物はスクリーン2aにより分離されるとともに砂等は沈降して残留し、夾雑物貯溜槽2bの流出端の原水が原水供給系3によって流量調整槽4へ送られる。
【0030】
流量調整槽4では、前処理設備2からの原水1と、生物処理槽7から返送系15を通じて返送される活性汚泥混合液6とが流入する状態において、水位計25によって槽内の水位が測定され、通常水位NLが検知された時には、制御装置26によって、原水供給ポンプ5bは所定の定流量Q0の原水を送り出すように制御され、汚泥ポンプ8bは停止状態に制御される。活性汚泥混合液6によって持ち込まれた硝酸態窒素や亜硝酸態窒素は槽内の非酸素供給条件下に生物還元され、窒素として流出していく。
【0031】
生物処理槽7では、流量調整槽4から原水が定流量Q0で流入し、上述したように槽内の活性汚泥混合液6の一部が流量調整槽4に返送され、散気装置20より曝気空気が噴出する状態において、原水中のBODが活性汚泥により酸化分解されるとともに、アンモニア態窒素が硝酸態窒素や亜硝酸態窒素に酸化される。
【0032】
このとき、第1膜分離装置11の膜ケース16,散気ケース17の内部において、曝気空気の気泡流とそれより生起された上昇液流とが膜カートリッジ18,18間の間隙を上向きに通過し、それにより濾過膜18bが膜面洗浄され、濃度分極が防止される状態において、吸引ポンプ23aより作用する吸引圧によって、槽内の活性汚泥混合液6が濾過膜18bの膜面で濾過される。膜面を透過した膜透過水13は透過水導出管23を通じて取り出され、滅菌槽14へ送られて、消毒された後に放流管14aを通じて放流される。
【0033】
水位計25によって所定の上限水位HLを超えた水位が検知された時には、制御装置26によって、原水供給ポンプ5bは定流量Q1(>Q0)の原水を送り出すように制御され、汚泥ポンプ8bはその流量増大に相応する生物処理槽7内の汚泥9を汚泥貯溜槽10へ移送するように制御される。
【0034】
汚泥貯溜槽10に移送された汚泥9は、第2膜分離装置12において、汚泥9自体の水頭を濾過駆動圧として濾過膜18bの膜面で重力濾過され、膜透過水13が滅菌槽14へ送られることによって濃縮される。液面が透過水導出管24の開口位置まで低下した時には重力濾過は自動的に停止する。
【0035】
このようにして、原水1の流入変動は汚泥貯溜槽10で吸収されることになり、一時的な流入ピークに対応する流量調整槽容量を設定する必要がないため、流量調整槽4の容量を従来より小さくできる。また、従来は1.5%程度で貯溜していた汚泥9を4%程度まで濃縮できるので、汚泥貯溜槽10の容量も小さくできる。また、水頭確保のために確保している空間を流量調整に利用できる。
【0036】
生物処理槽7内の底部に蓄積してくる汚泥9は適宜に手動によって汚泥移送系8により汚泥貯溜槽10へと移送し、汚泥貯溜槽10内で濃縮された汚泥9は適宜に汚泥引抜管10aを通じて引き抜けばよい。
【0037】
なお、原水定流量供給系5は、定流量弁5cを設けることなく、仮想線で示したようなオーバーフローによる返送管5dを設けておき、定流量弁5cを介するより多めの原水を生物処理槽7に供給し、生物処理槽7内の活性汚泥混合液6を返送管5dにより返送することで、生物処理槽7内への供給量を調整するようにしてもよい。
【0038】
図3に示した第2実施形態における膜分離合併浄化槽は、上述した第1実施形態における膜分離合併浄化槽とほぼ同様の構成を有している。ただし、流量調整槽4内の原水1を汚泥貯溜槽10へ移送する原水移送系27、すなわち、流量調整槽4の内部で一端が開口し、他端が汚泥貯溜槽10の内部で開口した原水移送管27aと、この原水移送管27aに介装された原水移送ポンプ27bとを有している。そして、制御装置26は、水位計25と原水移送ポンプ27bとに電気的に接続していて、流量調整槽4の所定上限水位HLを超えた水位で原水移送ポンプ27bを駆動するように構成されている。
【0039】
この構成によれば、水位計25によって所定の上限水位HLを超えた水位が検知された時には、制御装置26によって、原水移送ポンプ27bが駆動され、流量調整槽4内の原水1が原水移送管27aを通じて直接に汚泥貯溜槽10へ移送される。
【0040】
この場合も、原水1の流入変動が汚泥貯溜槽10で吸収されるので、流量調整槽4の容量を従来より小さくできる。
図4に示した第3実施形態における膜分離合併浄化槽は、上述した第2実施形態における膜分離合併浄化槽とほぼ同様の構成を有している。ただし、生物処理槽7は、原水供給管5aが開口する嫌気性条件下の脱窒部7aと、脱窒部7aに連通する硝化部7bとに区分され、硝化部7bに第1膜分離装置11が設置されている。そして、循環系28の循環管28aは硝化部7bの内部で一端が開口し、他端が脱窒部7aの内部で開口し、循環ポンプ28bを介装している。
【0041】
この構成によれば、原水1は嫌気性条件下の脱窒部7a、次いで硝化部7bに流入し、硝化部7b内の活性汚泥混合液6が返送管15aを通じて脱窒部7aへ返送されるので、窒素除去効果が高い。原水1の流入量の変動が汚泥貯溜槽10で吸収されるのは上記したものと同様である。
【0042】
上記したような、生物処理槽7を脱窒部7aと硝化部7bとに区分する構成を、第1実施形態における膜分離合併浄化槽に適用することもでき、それにより窒素除去効果を高めることができる。
【0043】
窒素除去の必要がない場合は、生物処理槽7内の活性汚泥混合液6を流量調整槽4に返送する構成を省略可能である。
なお、汚泥ポンプ8bとしてエアリフトポンプを使用すれば、活性汚泥混合液6の所定の液位で自動的に起動停止するので、制御装置によることなく運転可能である。
【0044】
第1膜分離装置11,第2膜分離装置12は、上記したタイプのものが重力濾過も行えるので好都合であり、通常は、第2膜分離装置12に、第1膜分離装置11の10〜30%の膜面積を持たせることで、上記したような濾過処理が可能となる。また、第2膜分離装置12を、ピーク流入時に増大する汚泥量を半日程度で濾過できる能力を持たせることで、ピーク流入が毎日ほぼ一定の時間に生じる処理系でも濾過処理が可能となる。しかしながら、両膜分離装置11,12とも吸引濾過を行うか、あるいは両膜分離装置とも重力濾過を行うようにしてもよく、管状セラミック膜や中空糸状膜等、他の形状や材料からなる膜を備えた種々のタイプの膜分離装置も使用できる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明の膜分離合併浄化槽によれば、流量調整槽と生物処理槽と汚泥貯溜槽とを順次連通させ、生物処理槽と汚泥貯溜槽の内部にそれぞれ第1および第2の膜分離装置を浸漬設置したことにより、原水流入量の増大時に、流量調整槽内から生物処理槽への原水供給量を増大し、それに相応する量の生物処理槽内の汚泥を汚泥貯溜槽に移送し、移送した汚泥を濃縮する運転が可能になる。その結果、汚水の流入ピークに対応して流量調整槽容量を決める必要がなくなり、流量調整槽を従来よりかなり小さくできるとともに、汚泥貯溜槽を従来より小さくすることができ、このことより逆に、汚泥濃縮によって生じる空間を流量調整槽として利用することが可能になる。
【0046】
また、流量調整槽内の原水を汚泥貯溜槽へ移送する原水移送系を設けることにより、原水流入量の変動を汚泥貯溜槽で吸収することができ、流量調整槽を従来よりかなり小さくできる。
【0047】
生物処理槽を原水が流入する脱窒部と脱窒部に連通する硝化部とに区分し、硝化部に第1膜分離装置を設置し、硝化部内の活性汚泥混合液の一部を脱窒部に循環する循環系を設けることにより、窒素除去率を高めることができる。
【0048】
生物処理槽内の活性汚泥混合液の一部を流量調整槽に返送する返送系を設けることにより、流量調整槽に脱窒機能を持たせることができ、処理水質の向上および生物処理槽容量の低減を図ることができる。
【0049】
汚泥貯溜槽内に重力濾過を行う第2膜分離装置を設置することにより、汚泥量に応じて自動的に濾過、濾過停止することができ、運転の容易化を図ることができるとともに、濾過水頭のための空間を流量調整槽として有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における膜分離合併浄化槽の概略全体構成を示した説明図である。
【図2】膜分離浄化槽に設置される膜分離装置の全体構成を示した斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態における膜分離合併浄化槽の概略全体構成を示した説明図である。
【図4】本発明の第3実施形態における膜分離合併浄化槽の概略全体構成を示した説明図である。
【図5】従来の膜分離合併浄化槽の概略全体構成を示した説明図である。
【符号の説明】
1 原水
4 流量調整槽
6 活性汚泥混合液
7 生物処理槽
7a 脱窒部
7b 硝化部
8 汚泥移送系
9 汚泥
10 汚泥貯溜槽
11 第1膜分離装置
12 第2膜分離装置
13 膜透過水
14 滅菌手段
15 返送系
27 原水移送系
28 循環系
Claims (1)
- 流入原水を貯溜し、定流量で流出させる流量調整槽と、前記流量調整槽に連通して設けられ、流量調整槽より流入する原水を活性汚泥処理する生物処理槽と、前記生物処理槽の内部に浸漬設置され、槽内の活性汚泥混合液を固液分離して膜透過水を生物処理槽の外部へ導出する第1膜分離装置と、前記生物処理槽に汚泥移送系を介して連通して設けられ、生物処理槽から移送される汚泥を貯溜する汚泥貯溜槽と、前記汚泥貯溜槽の内部に浸漬設置され、槽内の汚泥を固液分離して膜透過水を汚泥貯溜槽の外部へ導出する第2膜分離装置と、前記第1膜分離装置および第2膜分離装置により導出された膜透過水を滅菌する滅菌手段と、流量調整槽内の原水を汚泥貯溜槽へ移送する原水移送系とを備えたことを特徴とする膜分離合併浄化槽。
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