JP3752412B2 - ベッド装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は自力によって上半身を起こしたり、寝返りを打つなどのことが困難な利用者に好適するベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、ベッド装置の利用者が病人や身体の不自由な老人などの場合、ベッド装置上で食事や読書などをするのに自力で上半身を起こすことができないことがあり、また衣服を交換したり、身体を拭いてもらうなどの介護を受ける際に介護者が自力で介護しやすいよう身体の向きを横向きに変えたり、寝返りを打って身体を介護者の方に近づけるなどのことができないことがある。
【0003】
そこで、そのような利用者のために床板体の一部を起上させて上半身を起こすための背上げ機能と、床板を幅方向に傾動させて利用者が自力あるいは介護者に補助してもらって身体を横方向に回転させ易くるための傾動機能とを備えたベッド装置が開発されている。
【0004】
上記背上げ機能は、ベッド装置の床板体の一部をベッドフレームに起伏可能に設けられた背上げ床部とし、この背上げ床部を背上げ駆動機構によって起伏駆動することで、利用者の上半身を起こすことができるようにしている。
【0005】
上記傾動機能は、床板体をベッドフレームの幅方向に傾動可能に設け、この床板体を傾動機構で幅方向に傾動し、この床板体とともに利用者の身体を横方向に傾けることで、介護者が容易に利用者の身体の横方向の向きを変えることができるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来、利用者の上半身を起こしたり、横方向の向きを変えることができるようにするためには、上述したように背上げ機構と、傾動機構との2つの駆動機構を備えなければならなかった。
【0007】
各駆動機構は、その機構を駆動するための駆動源をそれぞれ備えることになる。そのため、この機構を備えることで、ベッド装置の全体としての構造の複雑化や大型化を招いたり、2つの駆動源を備えることでコストの大幅な上昇を招くなどのことがあった。
【0008】
この発明は、背上げ機構と傾動機構とを一体化することで、これら両方の機構を1つの駆動源で駆動することができるようにしたベッド装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ベースフレームと、
このベースフレームの幅方向に沿って傾動可能に設けられた傾動フレームと、
この傾動フレームに設けられ少なくとも利用者の上半身に対応する部分がほぼ水平な状態から上昇方向に回動可能な背上げ床部に形成された床板体と、
上記背上げ床部を起伏駆動するとともにこの背上げ床部をほぼ水平に倒伏させた状態で上記傾動フレームを幅方向に傾動させる駆動機構を具備し、
上記駆動機構は、
上記傾動フレームに設けられた駆動源と、
上記傾動フレームの幅方向に沿ってスライド可能に設けられたスライド軸と、
中空状に形成され上記スライド軸に回転可能に外嵌され上記駆動源によって回転駆動される背上げ軸と、
この背上げ軸の軸方向両端部に基端部が回転可能に連結され先端部が上記背上げ床部の下面に位置する一対の背上げアームと、
上記背上げ軸に基端部が固着されこの背上げ軸が所定方向に回転したときに上記背上げアームを連動させて上記背上げ床部を起立方向に上昇させる一対の連動部材と、
上記背上げ軸の両端部に基端部が回転可能に連結され先端部を上記ベースフレーム側に設けられた受け部に当接させた一対の傾動アームと、
上記スライド軸の上記背上げ軸の軸方向両端から突出させた両端部に設けられ上記背上げ軸が上記所定方向と逆方向に回転したときに上記スライド軸のスライド位置に応じてどちらか一方が上記連動部材に押圧されることで一対の傾動アームのどちらか一方を下方へ回動させその先端部が上記請け部材に押圧される反作用で上記傾動フレームを幅方向に傾動させる一対の押圧部材と
を具備したことを特徴とするベッド装置にある。
【0010】
請求項2の発明は、ベースフレームと、
このベースフレームの幅方向に沿って傾動可能に設けられた傾動フレームと、
この傾動フレームに設けられ少なくとも利用者の上半身に対応する部分がほぼ水平な状態から上昇方向に回動可能な背上げ床部に形成された床板体と、
上記背上げ床部を起伏駆動するとともにこの背上げ床部をほぼ水平に倒伏させた状態で上記傾動フレームを幅方向に傾動させる駆動機構を具備し、
上記駆動機構により傾動される上記傾動フレームの傾動方向をその幅方向一端側を上昇させて他端側を下降させる方向または他端側を上昇させた一端側を下降させる方向のいずれかに切り換える切り換え機構を有し、
上記切り換え機構は、上記スライド軸をスライドさせることで、一対の押圧部材のうちの上記連動部材の回動に連動して上記傾動アームを下方へ回動させる一方の押圧部材を選択する操作部材を有することを特徴とするベッド装置にある。
【0013】
請求項1の発明によれば、1つの駆動機構によって背上げ床部の起伏駆動と、床板体が設けられた傾動フレームの幅方向への傾動駆動とを行なうことができる。
【0014】
請求項2の発明によれば、傾動フレームの傾動方向を切り換え機構によって切り換えることで、利用者の身体を傾ける向きを変えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】
図1はこの発明の一実施の形態を示すベッド装置の分解斜視図であり、このベッド装置はベースフレーム1を備えている。このベースフレームは4本の杆部材2が連結部材3によって矩形状に連結されている。各連結部材3にはキャスタ4が設けられ、このベースフレーム1を移動可能にしている。
【0017】
上記連結部材3には上方に突出した連結部5が形成され、この連結部5には上下駆動機構11を介して上下フレーム10が設けられている。
【0018】
上記上下駆動機構11は駆動源12を有する。この駆動源12には軸方向に沿って進退駆動される駆動軸13が設けられている。この駆動軸13の先端は連動杆14の中途部に設けられたブラケット15に枢着されている。上記連動杆14の一端と他端は、それぞれ回転軸16a、16bの中途部に設けられた第1のアーム17に枢着されている。
【0019】
一方の第1のアーム17の中途部には回転軸16aの周方向に対して上記第1のアーム17と所定の角度をなして第2のブラケット18が設けられ、この第2のブラケット18に上記駆動源12が回動可能に取付けられている。なお、他方の第1のアーム17に対して上記連動杆14の端部は連動部材20を介して枢着されている。
【0020】
一方の回転軸16aの両端部には第2のアーム19aの一端が固着され、他方の回転軸16bの両端には第2のアーム19aの中途部が固着されている。各第2のアーム19a、19bの他端は上記ベースフレーム1の連結部材3に設けられた連結部5に図示しないピンによって回動可能に連結されている。
【0021】
したがって、駆動源12によって駆動軸13が突出方向に駆動されれば、連動杆14が矢印方向へ移動するから、それによって一対の回転軸16a,16bが同図に矢印で示す方向へ回転し、その回転に上記第2のアーム19a,19bが連動するようになっている。
【0022】
上記上下フレーム10は上記上下駆動機構11によって上下駆動される。この上下フレーム10は4本の杆部材21が連結部材22によって矩形枠状に連結されてなる。長尺な一対の杆部材21の長手方向中途部にはそれぞれ一対の受け部材23が所定間隔で設けられている。この受け部材23は板材をクランク状に折曲してなり、上下フレーム10の内部に位置する一端部は水平な受け部24となっている。
【0023】
長尺な一対の杆部材21の長手方向の上記受け部材23よりも外端側にはそれぞれ連結ブラケット25が垂設され、さらにこれら連結ブラケット25の長手方向外方には後述する傾動フレーム31を傾動可能に支持する支軸26を有する支持ブラケット27が設けられている。
【0024】
そして、上記上下フレーム10は、長手方向一端側に設けられた一方の一対の連結ブラケット25を一方の第2のアーム19aに設けられた回転軸16aの両端に回動可能に連結し、他方の一対の連結ブラケット25を他方の第2のアーム19bの端部に設けられた管部材29に回動可能に連結している。
【0025】
したがって、上下駆動機構11の駆動源12によって駆動軸13が駆動されて一対の回転軸16a、16bが矢印方向に回転駆動されると、各一対のアーム19a,19bが起立方向に回動するから、それによって上下フレーム10が上昇方向に駆動されることになる。
【0026】
なお、図1に示すように、長尺な一対の杆部材21の外面には図示しない側柵を立位状態で支持する支持部材28が長手方向に所定間隔で設けられている。
【0027】
上記傾動フレーム31は図1と図2に示すように帯状部材32によって上記上下フレーム10とほぼ同じ大きさの矩形枠状に形成されている。この傾動フレーム31の長手方向両端部の両側には円弧状の係合孔33が形成されたそれぞれ一対の連結部材34が一端部を固定して設けられている。
【0028】
各一対の連結部材34の円弧状の係合孔33は、傾動フレーム31の幅方向内側に向かって湾曲している。各連結部材34の係合孔33には、上記上下フレーム10の支持ブラケット27に設けられた支軸26がスライド可能に係合している。それによって、上記傾動フレーム31は上下フレーム10に対して幅方向一端側と他端側との両方向に傾動可能となっている。
【0029】
上記傾動フレーム31の長手方向中途部には取付け杆35が幅方向に沿って架設されている。この取付け杆35の中途部にはブラケット36が設けられ、このブラケット36には、後述する床板体81の背上げ床部86を起伏駆動する背上げ用と、上記傾動フレーム31を幅方向に傾動させる傾動用とを兼ねた駆動機構41の駆動源42が設けられている。この駆動源42は図6(a),(b)に示すようにモータ42aと、このモータ42aによって駆動される駆動部42bとからなる。
【0030】
上記駆動部42bには駆動軸43が設けられ、この駆動軸43は軸方向に沿って進退駆動されるようになっている。この駆動軸43の先端は背上げ軸44の中途部に設けられたブラケット45に枢着されている。この背上げ軸44は図3に示すように中空状に形成され、その内部にはスライド軸46が回転可能かつ軸方向にスライド可能に挿通されている。このスライド軸46の両端部は、図4と図5に示すように上記傾動フレーム31の長手方向中途部の両側内面に設けられた第1の鞍型ブラケット47に回転可能に支持されている。
【0031】
上記背上げ軸44の両端部にはそれぞれ連動部材51が基端部を固着して設けられている。この連動部材51の先端部の外側面には押圧用舌片52が一体形成されている。
【0032】
図3乃至図5に示すように、上記背上げ軸44には、上記連動部材51よりも軸方向外方の両端部にそれぞれ一対のカラー53a,53bが回転可能に外嵌されている。軸方向内側に位置する一対の一方のカラー53aには背上げアーム55の基端部が連結固定され、外側に位置する一対の他方のカラー53bには第1の傾動アーム56の基端部が固着されている。
【0033】
上記背上げアーム55の基端部は上記連動部材51の押圧用舌片52の上方に位置し、先端部には図2に示すように一対の背上げローラ57が所定間隔で回転可能に設けられている。
【0034】
上記傾動フレーム31の内側面の長手方向中途部には、図2に示すように上記第1の鞍型ブラケット47と所定の間隔で離間して一対の第2の鞍型ブラケット58が設けられている。一対の第2の鞍型ブラケット58には両端部が回転可能に支持された従動軸59が架設されている。この従動軸59の両端部には脚上げアーム61が基端部を固着して設けられ、これら脚上げアーム61の外方には第2の傾動アーム62の基端部が回動可能に連結されている。上記脚上げアーム61の先端部にはローラ63が回転可能に設けられている。
【0035】
各2本の第1、第2の傾動アーム56、62の先端にはそれぞれ傾動ローラ64が回転可能に設けられている。各傾動ローラ64は上記上下フレーム10に設けられた各受け部材23の受け部24に当接している。
【0036】
上記傾動フレーム31の幅方向一端側と他端側とに位置する第1の傾動アーム56と第2の傾動アーム62との先端部は、それぞれ連動リンク65によって連結されている。それによって、傾動フレーム31の幅方向の一端側と他端側との第1の傾動アーム56の回動に第2の傾動アーム62が連動するようになっている。
【0037】
図3乃至図5に示すように、上記スライド軸46の上記ブラケット47から突出した端部には、連動アーム66の基端部が回転可能かつ軸方向にスライド不能に連結されている。この連動アーム66の先端部には軸線を傾動アーム31の幅方向に沿わせた押圧部材としての押圧軸67が基端部を連結して設けられている。
【0038】
上記押圧軸67は、上記第1の第1の傾動アーム56の中途部に貫通して設けられたブッシュ68に回転及びスライド可能に挿通されている。押圧軸67の上記ブッシュ68から突出した先端部は上記スライド軸46のスライドに応じて上記連動部材51の押圧用舌片52の下方に対向位置するようになっている。
【0039】
すなわち、図3に示すように、傾動フレーム31の幅方向をX方向とすると、上記スライド軸46を−X方向へスライドさせ、このスライド軸46の両端に連結された一対の連動アーム66を連動させることで、+X方向側に位置する押圧軸67の先端部が一方の連動部材51の押圧用舌片52の下方に対向位置する。逆に、スライド軸46を+X方向へスライドさせると、−X方向側に位置する押圧軸67が他方の連動部材51の押圧用舌片52の下方に対向位置することになる。
【0040】
上記押圧軸67は上記背上げ軸44の回転によって上記連動部材51が下方へ回動することで押圧用舌片52によって押圧される。押圧軸67が押圧用舌片52によって押圧されると、この押圧軸67が連動アーム66を下方へ回転させながら下方へ変位する。それによって、押圧軸67が挿通された第1の傾動アーム56が基端部を支点として下方へ回動し、これに第2の傾動アーム62が連動する。
【0041】
第1、第2の傾動アーム56の先端部に設けられた傾動ローラ64は上下フレーム10に設けられた受け部材23の受け部24に当接している。
【0042】
したがって、傾動フレーム31の幅方向一端側(+X方向)の第1、第2の傾動アーム56,62が下方へ回動すると、その反作用によって傾動フレーム31の幅方向一端側が上昇するから、この傾動フレーム31が上下フレーム10に対して幅方向一端側が高く、他端側が低く傾斜することになる。つまり、傾動フレーム31は幅方向に傾斜する。
【0043】
スライド軸46をスライドさせて幅方向他端側の第1、第2の傾動アーム56,62を下方へ回動させれば、その反作用によって傾動フレーム31の幅方向他端側が上昇するから、この傾動フレーム56を先ほどとは逆方向に傾動させることができる。
【0044】
図3と図4に示すように、上記スライド軸46の両端部にはそれぞれリンク71の一端が枢着されている。このリンク71の他端は操作部材としての操作レバー72の基端部から延出された突出部73に枢着されている。上記操作レバー72の基端部は上記傾動フレーム31の内側面に設けられた第1の鞍型ブラケット47の内面に突設された舌片74(図3に示す)にピン75によって枢着され、先端部は傾動フレーム31の幅方向外方に突出している。
【0045】
したがって、傾動フレーム31の幅方向一端側の操作レバー72を図3に実線で示す状態から鎖線で示すように矢印方向へ回動させれば、上記スライド軸46を図3の+X方向へスライドさせることができる。
【0046】
傾動フレーム31の幅方向一端側の操作レバー72を図3に鎖線で示す状態から実線で示す状態へ戻すか、幅方向他端側の操作レバー72を操作することで、上記スライド軸46を−X方向へスライドさせることができる。
【0047】
すなわち、上記操作レバー72は、スライド軸46をスライドさせることで、一対の押圧軸67のいずれか一方を選択的に連動部材51の押圧用舌片52に対向させて傾動フレーム31の傾動方向を切り換える切り換え機構を構成している。
【0048】
図1に示すように、上記傾動フレーム31上には上述した床板体81が載置されている。この床板体81は複数の床部に分割されている。つまり、床板体81は上記傾動フレーム31の長手方向中央部分に固定される固定床部82を有する。この固定床部82の一側には第1の脚床部83と第2の脚床部84とが順次回動可能に連結され、他側には腰床部85と背上げ床部86とが順次回動可能に連結されている。床板体81の上面には図8に鎖線で示す折り曲げ可能なマットレスMが載置され、このマットレスM上に利用者が仰臥することになる。
【0049】
上記背上げアーム55に設けられた一対の背上げローラ57は上記背上げ床部86の下面に床板体の長手方向に沿って設けられた断面コ字状のレール部材90(図8に示す)に転動可能に係合している。上記脚上げアーム61に設けられたローラ63は第1の脚床部83の下面に当接している。
【0050】
上記第2の脚床部84の下面には線材をほぼコ字状に折曲した保持部材88(図1に示す)の中途部が回動可能に係合保持されている。この保持部材88の両端部は傾動フレーム31の長手方向一端部に回動可能に支持されている。したがって、後述するごとく第1の脚床部83が上昇方向に回動し、それに第2の脚床部84が連動して上昇すると、その上昇状態が図8に示すように上記保持部材88によって保持されることになる。
【0051】
上記駆動源42が作動して駆動軸43が軸方向に進退駆動されると、この駆動軸43によって背上げ軸44が回動される。背上げ軸44が回動すると、この背上げ軸44に基端部を固定した連動部材51が連動する。この連動部材51の押圧用舌片52の上面に上記背上げアーム55の中途部下面が対向位置しているから、連動部材51が上昇方向に駆動されることで、上記背上げアーム55も上昇方向に回動する。
【0052】
それによって、床板体81の背床部86が起上方向に回動するから、利用者の上半身を起こすことができる。
【0053】
背上げアーム55が回動すると、その回動に脚上げアーム61が連動するようになっている。すなわち、図6(a),(b)に示すように、アーム55と脚上げアーム61とは連動手段91によって連結されている。この連動手段91は上記背上げ軸44に設けられた第1の舌片92aに一端が回動可能に連結された第1の連動部材92と、上記従動軸59に設けられた第2の舌片93aに一端が回動可能に連結された第2の連動部材93とを有する。第1の連動部材92と第2の連動部材93との他端はスライド可能に係合し、ストッパ94によってスライド不能に固定できるようになっている。
【0054】
ストッパ94によって第1の連動部材92と第2の連動部材93との他端をスライド不能に固定すれば、背上げアーム55の動きに脚上げアーム61が連動し、スライド可能な状態とすれば、背上げアーム55の動きに脚上げアーム61が連動しないようになっている。
【0055】
つまり、背床部86を起伏させた場合に、第1、第2の脚床部83、84を連動させるか否かを上記ストッパ94によって選択することができる。
【0056】
つぎに、上記構成のベッド装置の使用形態について説明する。
【0057】
図8はマットレスM上に仰臥した図示しない利用者の上半身を起こすために床板体81の背上げ床部86を起上させた状態を示している。背上げ床部86を起上させるためには、駆動源42のモータ42aを作動させ、駆動軸43を前進方向に駆動する。
【0058】
駆動軸42が駆動されると、ブラケット45を介して背上げ軸44が図4に矢印で示す方向へ回動するから、この回動に一対の連動部材51が連動する。つまり、連動部材51は上昇方向に回動することになる。
【0059】
連動部材51が上昇方向に回動すると、基端部を背上げ軸44に回動可能に連結し中途部を連動部材51と一体な押圧用舌片52の上面に位置させた背上げアーム55が起上方向に回動することになる。したがって、背上げアーム55に設けられた背上げローラ57が係合した床板体81の背上げ床部86が水平状態から上昇方向に起上することになる。
【0060】
このとき、連動手段91のストッパ94によって第1の連動部材92と第2の連動部材93とをスライド不能に固定すれば、背上げ床部86の回動上昇に第1の脚床部83と第2の脚床部84とが連動するから、利用者の脚部を持ち上げることができる。
【0061】
上記ストッパ94による上記第1の連動部材92と第2の連動部材93との固定状態を解除すれば、背上げ床部86を回動上昇させても、第1の脚床部83と第2の脚床部84とが連動しないから、脚部を持ち上げることなく、利用者の上半身だけを起こすことができる。
【0062】
図7(a),(b)は、床板体81を幅方向に傾動させた状態を示している。床板体31を傾動させるためには、この床板体31が載置された傾動フレーム31を駆動する。たとえば、背上げ床部86が起上した状態から傾動フレーム31を傾動させる場合には、まず、駆動源42を作動させて駆動軸43を後退方向に駆動する。それによって、連動部材51が倒伏方向へ回動するから、それに背上げアーム55が連動して上記背上げ床部86が倒伏方向へ回動することになる。
【0063】
背上げ床部86がほぼ水平に倒伏した状態からさらに上記駆動軸43を後退方向に駆動すると、連動部材51の押圧用舌片52の下面に先端部を対向させた一方(傾動フレーム31の幅方向一端側とする)の押圧軸67が上記押圧用舌片52によって下方へ押圧される。
【0064】
上記押圧軸67が下方へ押圧されると、この押圧軸67が挿通された一方の第1の傾動アーム56が図6(a)に示すようにほぼ水平な状態から、図6(b)に示すように下方へ回動するから、その回動に傾動フレーム31の幅方向一端側に設けられた第2の傾動アーム62が連動リンク65によって連動し、下方へ回動する。
【0065】
傾動フレーム31の幅方向一端側に設けられた第1の傾動アーム56と第2の傾動アーム62とが下方へ回動すると、これらの先端に設けられた傾動ローラ64が受け部材23の受け部24を押圧するから、その反作用によって図7(a)、(b)に示すように傾動フレーム31の幅方向一端側が上昇することになる。つまり、床板体81が傾動フレーム31と共に幅方向一端側が上昇する方向に傾動することになる。
【0066】
このとき、傾動フレーム31の傾動は、傾動フレーム31に設けられた連結部材34の係合孔33に対して上下フレーム10に設けられた支軸26が相対的にスライドする。それによって、傾動フレーム31は円滑かつ確実に傾動することになる。
【0067】
このように、床板体81を傾動させれば、介護者はマットレスM上に仰臥した利用者の身体を床板体81の幅方向一端側から他端側へ容易に寝返りを打たせたり、仰臥状態から横向きにするなどの作業を軽い力で容易に行うことができる。
【0068】
一方、床板体81の傾動方向を図7(a)に示す状態とは逆方向にしたい場合には、駆動源42によって駆動軸43を後退方向に駆動する前に、図3に示す切り換え機構の操作レバー72を、実線の状態から鎖線の状態に切り換え操作する。それによって、傾動フレーム31の幅方向一端側の押圧軸67の先端部が押圧用舌片52の下面から外れた非対向位置になり、他端側の押圧軸67の先端部が押圧用舌片52の下面に対向位置することになる。
【0069】
その状態で上記駆動軸42を後退方向へ駆動すると、傾動フレーム31の幅方向他端側に設けられた第1の傾動アーム56が押圧軸67によって押圧されて下方へ回動するから、その回動に第2の傾動フレーム31の幅方向他端側の第2の傾動アーム62も連動する。
【0070】
したがって、第1、第2の傾動アーム56、62の先端に設けられた傾動ローラ64が受け部材23の受け部24を押圧しながら下方へ回動することになるから、その反作用によって傾動フレーム31は図7(a)に示す状態と逆方向である、幅方向他端側が上昇する方向へ傾動することになる。
【0071】
それによって、介護者は利用者の介護をする場合に、利用者の身体を傾動フレーム31の幅方向他端側から一端側へ容易に回転させることができる。
【0072】
すなわち、介護者は、マットレスM上に仰臥した利用者を介護する場合に、利用者の身体の右側あるいは左側のいずれを下にして横向きにした方が介護し易いよいかなどに応じて操作レバー72を操作すれば、傾動フレーム31の傾動方向を変え、利用者を所望する方向に容易に向きを変えたり、回転させることができる。
【0073】
この発明は上記一実施の形態に限定されるものでなく、種々変形可能である。たとえば、床板体の背上げ床部に第1、第2の脚床部を連動させるようにしたが、第1、第2の脚床部が背上げ床部に連動しなくても差し支えない。
【0074】
また、傾動フレームを上下フレームを介してベースフレームに設けるようにしたが、傾動フレームを上下動させる必要がないときには、上記傾動フレームをベースフレームに直接設けるようにすればよい。
【0075】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、1つの駆動機構によって背上げ床部の起伏駆動と、床板体が設けられた傾動フレームの幅方向への傾動駆動とを行なうことができる。
【0076】
そのため、ベッド装置の構成を簡略化することができるから、それによって小型化や軽量化、さらにはコストの低減を図ることができる。
【0077】
請求項2の発明によれば、傾動フレームの傾動方向を切り換え機構によって切り換え、床板体の傾動方向を変えることができる。
【0078】
そのため、利用者の身体の右側あるいは左側のいずれを下にして横向きにするかなどに応じて傾動フレームの傾動方向を変えることができるため、介護者は利用者の身体の向きを容易に変えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示すベッド装置の分解斜視図。
【図2】同じく上下フレームと傾動フレームとを示す分解斜視図。
【図3】同じく傾動フレームの幅方向一端部に設けられた切り換え機構を拡大した平面図。
【図4】同じく背上げ軸の端部に設けられた切り換え機構の斜視図。
【図5】同じく傾動フレームの切り換え機構が設けられた部分の幅方向全体を示す平面図。
【図6】同じく第1の傾動アームと第2の傾動アームとの動きを説明するための側面図。
【図7】(a)は同じく傾動フレームを傾動させた状態を示すベッド装置の縦断面図、(b)は同じく傾動フレームを傾動させた状態を示すベッド装置の図7(a)と異なる部分の縦断面図。
【図8】同じくベッド装置の背上げ床部を起上させた状態の側面図。
【符号の説明】
1…ベースフレーム
24…受け部
31…傾動フレーム
41…駆動機構
42…駆動源
44…背上げ軸
46…スライド軸
51…連動部材
55…背上げアーム
56…傾動アーム
67…押圧軸(押圧部材)
72…操作レバー(操作部材)
81…床板体
86…背上げ床部
Claims (2)
- ベースフレームと、
このベースフレームの幅方向に沿って傾動可能に設けられた傾動フレームと、
この傾動フレームに設けられ少なくとも利用者の上半身に対応する部分がほぼ水平な状態から上昇方向に回動可能な背上げ床部に形成された床板体と、
上記背上げ床部を起伏駆動するとともにこの背上げ床部をほぼ水平に倒伏させた状態で上記傾動フレームを幅方向に傾動させる駆動機構を具備し、
上記駆動機構は、
上記傾動フレームに設けられた駆動源と、
上記傾動フレームの幅方向に沿ってスライド可能に設けられたスライド軸と、
中空状に形成され上記スライド軸に回転可能に外嵌され上記駆動源によって回転駆動される背上げ軸と、
この背上げ軸の軸方向両端部に基端部が回転可能に連結され先端部が上記背上げ床部の下面に位置する一対の背上げアームと、
上記背上げ軸に基端部が固着されこの背上げ軸が所定方向に回転したときに上記背上げアームを連動させて上記背上げ床部を起立方向に上昇させる一対の連動部材と、
上記背上げ軸の両端部に基端部が回転可能に連結され先端部を上記ベースフレーム側に設けられた受け部に当接させた一対の傾動アームと、
上記スライド軸の上記背上げ軸の軸方向両端から突出させた両端部に設けられ上記背上げ軸が上記所定方向と逆方向に回転したときに上記スライド軸のスライド位置に応じてどちらか一方が上記連動部材に押圧されることで一対の傾動アームのどちらか一方を下方へ回動させその先端部が上記請け部材に押圧される反作用で上記傾動フレームを幅方向に傾動させる一対の押圧部材と
を具備したことを特徴とするベッド装置。 - ベースフレームと、
このベースフレームの幅方向に沿って傾動可能に設けられた傾動フレームと、
この傾動フレームに設けられ少なくとも利用者の上半身に対応する部分がほぼ水平な状態から上昇方向に回動可能な背上げ床部に形成された床板体と、
上記背上げ床部を起伏駆動するとともにこの背上げ床部をほぼ水平に倒伏させた状態で上記傾動フレームを幅方向に傾動させる駆動機構を具備し、
上記駆動機構により傾動される上記傾動フレームの傾動方向をその幅方向一端側を上昇させて他端側を下降させる方向または他端側を上昇させた一端側を下降させる方向のいずれかに切り換える切り換え機構を有し、
上記切り換え機構は、上記スライド軸をスライドさせることで、一対の押圧部材のうちの上記連動部材の回動に連動して上記傾動アームを下方へ回動させる一方の押圧部材を選択する操作部材を有することを特徴とするベッド装置。
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