JP3910873B2 - 背上げ式ベッド装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は自力で起き上がることが困難な利用者などが利用するのに好適する背上げ式ベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、ベッド装置の利用者が自力で起き上がることが困難な場合、ベッドフレームに設けられる床板体を複数に分割し、そのうちの1つの利用者の上半身に対応する部分を背上げ床部とし、この背上げ床部を回動可能に設ける。
【0003】
上記ベッドフレームには背上げ機構を設け、この背上げ機構によって上記背上げ床部を起伏させることができるようにする。それによって、上記背上げ床部を背上げ機構により起上させれば、利用者は背上げ床部により上半身を起こすことができる。
【0004】
利用者が背上げ床部によって上半身を起こされるときや起こされた後で、上半身が側方に倒れる虞がある。そこで、特公平6−11281号公報に示されるベッドが提案されている。
【0005】
上記公報に示されたベッドは、背ボトム(背上げ床部)の枠体の両側に側枠体を設ける一方、背上げ機構の背上げリンク(背上げアーム)に連動リンクを介して上記側枠体の下面に当接して支持する側枠体リンクを連動可能に連結し、背ボトムの枠体の起伏に連動して側枠体リンクを介し側枠体を屈曲動作させるようにしている。
【0006】
したがって、ベッドの背上げ時や背上げ後に、利用者が側方に倒れるようなことがあっても、背上げとともに連動屈曲した側枠体によって利用者の身体を保持することができるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来構造のベッドによれば、背上げ時などに利用者の上半身が側方に倒れるのを防止することができる。しかしながら、背上げ時に側枠体を屈曲させるために、背ボトムを起上させる背上げリンクの他に、この背上げリンクに連動する連動リンク及びこの連動リンクに連動して上記側枠体を屈曲させる側枠体リンクを有する構成となっている。
【0008】
そのため、背上げ時に側枠体を屈曲させるために複数のリンクを用いなければならないため、構成の複雑化や部品点数の増大によるコストの上昇を招くということがあった。
【0009】
この発明は、背上げ床部の中央部の両側に屈曲可能に設けられた側部を、背上げ時に背上げ床部を起上させる背上げアームによって床板体の上面側に屈曲させることができるようにした背上げ式ベッド装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ベッドフレームと、
このベッドフレームに固定される固定床部及びこの固定床部に回動可能に連結された背上げ床部を有し、この背上げ床部が中央部及びこの中央部の幅方向両側に回動可能に連結された一対の側部とによって形成された床板体と、
駆動部、この駆動部によって回転駆動される回転軸及びこの回転軸の両端部に一端を連結した背上げアームを有し、この背上げアームを上記背上げ床部の下面に対向させて上記ベッドフレームに設けられた背上げ機構と、
上記背上げアームに設けられこの背上げアームを起立方向に回動させたときに上記背上げ床部の中央部の下面を押圧してこの背上げ床部を起立方向に回動上昇させる背上げローラと、
上記背上げ床部の上記側部の下面に上記床板体の幅方向と交差する長手方向に沿って設けられた突条部と、
上記背上げアームに設けられこの背上げアームを起立方向に回動させて上記背上げ床部を起上させたときに上記突条部を押圧して上記背上げ床部の側部を上記中央部に対して所定の角度で屈曲させる押し上げローラを具備し、
上記背上げ床部の中央部と側部とは、合成樹脂によって一体成形されるとともに、側部が中央部に対して上面側にだけ回動可能に連結され、上記突条部は上記側部と一体成形されていることを特徴とする背上げ式ベッド装置にある。
【0011】
請求項2の発明は、ベッドフレームと、
このベッドフレームに固定される固定床部及びこの固定床部に回動可能に連結された背上げ床部を有し、この背上げ床部が中央部及びこの中央部の幅方向両側に回動可能に連結された一対の側部とによって形成された床板体と、
駆動部、この駆動部によって回転駆動される回転軸及びこの回転軸の両端部に一端を連結した背上げアームを有し、この背上げアームを上記背上げ床部の下面に対向させて上記ベッドフレームに設けられた背上げ機構と、
上記背上げアームに設けられこの背上げアームを起立方向に回動させたときに上記背上げ床部の中央部の下面を押圧してこの背上げ床部を起立方向に回動上昇させる背上げローラと、
上記背上げ床部の上記側部の下面に上記床板体の幅方向と交差する長手方向に沿って設けられた突条部と、
上記背上げアームに設けられこの背上げアームを起立方向に回動させて上記背上げ床部を起上させたときに上記突条部を押圧して上記背上げ床部の側部を上記中央部に対して所定の角度で屈曲させる押し上げローラを具備し、
上記押し上げローラは、上記突条部に対して接触状態から非接触状態に退避可能に設けられていることを特徴とする背上げ式ベッド装置にある。
【0012】
請求項3の発明は、ベッドフレームと、
このベッドフレームに固定される固定床部及びこの固定床部に回動可能に連結された背上げ床部を有し、この背上げ床部が中央部及びこの中央部の幅方向両側に回動可能に連結された一対の側部とによって形成された床板体と、
駆動部、この駆動部によって回転駆動される回転軸及びこの回転軸の両端部に一端を連結した背上げアームを有し、この背上げアームを上記背上げ床部の下面に対向させて上記ベッドフレームに設けられた背上げ機構と、
上記背上げアームに設けられこの背上げアームを起立方向に回動させたときに上記背上げ床部の中央部の下面を押圧してこの背上げ床部を起立方向に回動上昇させる背上げローラと、
上記背上げ床部の上記側部の下面に上記床板体の幅方向と交差する長手方向に沿って設けられた突条部と、
上記背上げアームに設けられこの背上げアームを起立方向に回動させて上記背上げ床部を起上させたときに上記突条部を押圧して上記背上げ床部の側部を上記中央部に対して所定の角度で屈曲させる押し上げローラを具備し、
上記突条部は、長手方向一端部に上記側部の下面に対して次第に高さが高くなる傾斜部及びこの傾斜部に連続して上記側部の下面に対してほぼ同じ高さの平坦部とを有し、
上記押し上げローラは、上記背上げアームを起立方向に回動させるにつれて上記傾斜部から平坦部に沿って転接するとともに、上記背上げアームに折り曲げ可能に設けられた折り曲げ軸に回転可能に設けられ、
上記背上げ床部の側部を屈曲させないときには上記折り曲げ軸を折り曲げることで、上記押し上げローラが上記突条部に接触不能となる構成であることを特徴とする背上げ式ベッド装置にある。
【0016】
この発明によれば、背上げアームに背上げローラと押し上げローラとを設けたから、背上げ時には背上げ床部を起上させながら上記押し上げローラによって背上げ床部の中央部の両側に設けられた側部を屈曲させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の一実施の形態を説明する。
【0018】
図1はこの発明の背上げ式ベッド装置の分解斜視図であり、この背上げ式ベッド装置はベ−スフレ−ム1を備えている。このベ−スフレ−ム1はそれぞれ一対の長尺杆2と短尺杆3とを矩形枠状に配置し、これらの隣り合う端部を第1の連結部材4で連結して形成されている。上記長尺杆2と短尺杆3とは角筒状の部材が用いられている。
【0019】
上記第1の連結部材4は、下端にストッパ付きのキャスタ5が設けられ、上端には取付け部7が設けられている。この取付け部7には後述する上下駆動機構11の回動駆動される各一対の第1、第2のア−ム19a、19bの端部が枢支される。
【0020】
上記ベ−スフレ−ム1には上記上下駆動機構11が設けられる。この上下駆動機構11は図1に示すように駆動源12を有する。この駆動源12には駆動軸13が取付けられ、この駆動軸13は上記駆動源12によって軸方向に進退駆動されるようになっている。
【0021】
上記駆動軸13の先端は連動杆14の中途部に第1のブラケット15を介して枢着されている。上記連動杆14の一端と他端はそれぞれ回転軸16a、16bの中途部に設けられた第1のア−ム17に枢着されている。一方の第1のア−ム17の中途部には回転軸16aの周方向に対して上記第1のア−ム17と所定の角度で第2のブラケット18が設けられ、この第2のブラケット18に上記駆動源12が回動自在に取付けられている。なお、他方の第1のア−ム17に対して上記連動杆14の端部は連動部材20を介して枢着されている。
【0022】
一方の回転軸16aの両端部には上記第1のア−ム19aの一端が固着され、他方の回転軸16bの両端には上記第2のア−ム19bの中途部が固着されている。第1、2のア−ム19a、19bの他端は、上記第1の連結部材4に形成された取付け部7に図示しないピンによって回動可能に取付けられている。
【0023】
上記構成の上下駆動機構11によれば、駆動源12が作動して駆動軸13が突出方向に駆動されると、連動杆14が図1に矢印で示す方向に移動するから、それによって一対の回転軸16a、16bが同図に矢印で示す時計方向に回転する。回転軸16a、16bが回転すれば、その回転に上記第2のア−ム19a、19bが連動するようになっている。
【0024】
上記ベ−スフレ−ム1の上方には上記上下駆動機構11によって上下駆動されるベッドフレームとしての上下フレ−ム31が配置されている。この上下フレ−ム31は上記ベ−スフレ−ム1と同様、2本の長尺杆32と短尺杆33とを矩形枠状に配置し、それらの隣り合う端部を第2の連結部材34によって連結して形成されている。
【0025】
上記第2の連結部材34は、上下フレ−ム31の幅方向両側に突出していて、その突出端部には図3に示すようにボ−ド体としてのヘッドボ−ド柵37とフットボ−ド柵38との下端部が挿入保持される保持孔39が形成されている。つまり、上下フレ−ム31の幅方向両側に設けられた一対の第2の連結部材34の保持孔39に上記各ボ−ド柵37、38の保持される。
【0026】
図1に示すように、上記上下フレ−ム31の長尺杆32の長手方向両端部内面にはそれぞれ第3のブラケット41が垂設されている。上下フレーム31の長手方向一端部に設けられた一対の第3のブラケット41には一方の回転軸16aの両端が図示しないピンによって回転可能に支持され、長手方向他端部の一対の第3のブラケット41には他方の回転軸16bの両端が図示しないピンによって回転可能に支持されている。
【0027】
上記上下フレ−ム31には背上げ機構51が設けられる。この背上げ機構51は箱形状の駆動部52を有する。この駆動部52の一側には駆動源53が設けられ、長手方向一端部には第1の回転軸54、他端部には第2の回転軸55が設けられている。
【0028】
上記第1の回転軸54と第2の回転軸55との両端部は、上記上下フレーム31の一対の長尺杆2の内面に設けられた受け部56に回転可能に支持される。それによって、背上げ機構51は上記上下フレーム31に支持されている。
【0029】
上記第1の回転軸54の両端部にはそれぞれ背上げアーム61の基端部が固着されている。一対の背上げアーム61は扁平状の角パイプによって形成され、これらの先端部はたとえば帯板などの連結部材62によって連結されている。
【0030】
一対の背上げアーム61には、内側面の長手方向中途部と先端部とにそれぞれ背上げローラ63が回転可能に取付けられ、外面側の中途部と先端部とには押し上げローラ64が折り曲げ軸65を介して回転可能に取付けられている。
【0031】
上記折り曲げ軸65は、図6(a),(b)と図7(a),(b)に示すように上記背上げアーム61に折り曲げ可能に取付けられている。つまり、上記背上げアーム61には取付けピン66が幅方向に貫通して固着されている。背上げアーム61の外側面に突出した取付けピン66の頭部67の外周面にはおねじ68が形成されている。さらに、頭部67には一対の取付け片69(一方のみ図示)が突設され、これら取付け片69に上記折り曲げ軸65の基端部に形成された扁平部65aがピン71によって枢着されている。
【0032】
上記折り曲げ軸65の中途部にはカラー72がスライド可能に外嵌され、先端部には上記カラー72よりも大径な上記押し上げローラ64が回転可能に設けられている。上記カラー72の基端部の内周面にはめねじ73が形成されている。
【0033】
上記カラー72が図7(b)に示すように折り曲げ軸65に側にスライドさせたときには、この折り曲げ軸65はピン71を支点として取付けピン66に対して折り曲げ可能となっている。図7(a)に示すようにカラー72を取付けピン66側にスライドさせ、その基端部のめねじ73を取付けピン66のおねじ68に螺合させれば、このカラー72によって上記折り曲げ軸65がピン71を支点として回動不能、つまり折り曲げ不能に保持されるようになっている。
【0034】
図1に示すように、上記第2の回転軸55の両端部には脚上げアーム75の基端部が固着されている。この脚上げアーム75の先端部には脚上げローラ76が回転可能に取り付けられている。
【0035】
上記上下フレーム31の上面には床板体81が載置され、この床板体81の上面は図2と図3に示すようにマットレスMが載置される。マットレスMは屈曲可能な構造となっている。
【0036】
上記床板体81は上記上下フレーム31に固定された固定床部82を有する。この固定床部82の一側には腰上げ床部83と背上げ床部84とが順次回動可能に連結されている。上記固定床部82の他側には、第1の脚床部85と第2の脚床部86とが順次回動可能に連結されている。つまり、この実施の形態では、床板体81は5つの部分に分割されている。
【0037】
上記床板体81の5つの部分は、合成樹脂をブロー成形して中空状に形成されている。そのうちの背上げ床部84は、図4乃至図6に示すように中央部84a及びこの中央部84aの幅方向両側に薄肉部87によって回動可能に連結された一対の側部84bとが一体成形されている。
【0038】
上記薄肉部87は屈曲可能であるとともに、中央部84aと側部84bとの厚さ方向上端側を連結している。それによって、一対の側部84bは、床板体81の上面側には回動可能であるが、下面側には回動しない構造となっている。
【0039】
図4に示すように、一対の側部84bの下面には、背上げ床部84を成形する際に、背上げ床部84の回動の基端側となる一端部と、回動の先端側となる他端部とに、それぞれ一対の突条部88が床板体81の長手方向に沿って一体成形されている。
【0040】
上記突条部88は、背上げ床部84の先端側となる一端部が側部84bの下面に対して次第に高くなる傾斜部88aと、この傾斜部88aに連続するとともに側部84bの下面に対し全長にわたってほぼ同じ高さの平坦部88bとが形成されている。
【0041】
上記背上げアーム61が倒伏した状態において、この背上げアーム61の外側面に設けられた一対の押し上げローラ64は図5(a)に示すように、上記突条部88の傾斜部88aの下端部に接触しており、背上げアーム61が起立方向に回動すると、傾斜部88aを押圧しながら平坦部88bへ移行する。
【0042】
上記突条部88は背上げ床部84の側部84bと合成樹脂によって一体成形したが、帯状の板材を山形状に屈曲して側部84bの下面に取付け固定したり、押し上げローラ64が転動するガイド溝を有する部材を側部84bの下面に取付けるようにしてもよい。
【0043】
上記背上げ床部84の中央部84aの下面の幅方向両側には断面コ字状のガイドレール91が長手方向に沿って設けられている。このガイドレール91には上記背上げアーム61の内側面に設けられた一対の背上げローラ63が転動可能に係合している。
【0044】
上記背上げアーム61の内側面と外側面とに設けられた背上げローラ63と押し上げローラ64との軸芯は、図5(b)に示すようにほぼ同じ高さに設定されている。それによって、背上げ床部84がほぼ水平に倒伏した状態においては、その中央部84aと一対の側部84bとはほぼ水平となっている。
【0045】
上記上下フレーム31の第2の脚床部86と対応する部分には、線材をほぼコ字状に曲成した保持リンク92が両端を回動可能に連結して設けられている。この保持リンク92の中途部は上記第2の脚床部86の下面に回動可能に連結されている。
【0046】
なお、背上げ機構51の第1、第2の回転軸54,55のうち、脚上げアーム75が設けられた第2の回転軸55は、図示しない選択機構によって選択的に回転させることができるようになっている。それによって、第2の回転軸55を回転させずに、第1の回転軸54だけを回転駆動することで、脚上げを行わず、背上げだけを行なうことができる。
【0047】
このような構成のベッド装置によれば、背上げ機構51の駆動源53を作動させて背上げアーム61と脚上げアーム75とを起立方向に回動させると、ガイドレール91に係合した背上げローラ63がガイドレール91を介して背上げ床部84を押し上げるから、図3に示すように背上げ床部84が腰上げ床部83とともに起立方向に上昇する。
【0048】
背上げアーム61とともに脚上げアーム75も起立方向に回動するから、この脚上げアーム75に設けられた脚上げローラ76は第1の脚床部86を固定床部82との連結端を支点として上昇方向に押し上げる。それによって、第1の脚床部86に第2の脚床部86が連動して上昇し、その上昇状態が保持リンク92によって保持される。
【0049】
したがって、背上げ床部84により上半身が起こされた利用者Uは、への字状に屈曲した第1、第2の脚床部85.86によって脚部が屈曲保持されるから、臀部が前方へずれ動くことなく、上半身を起こした姿勢を楽に維持することができる。
【0050】
背上げ床部84を起立方向に回動させると、背上げアーム61に設けられた押し上げローラ64が背上げ床部84の一対の側部84bの突条部88の傾斜部88aに圧接し、この傾斜部88aから平坦部88bへと移動する。
【0051】
上記傾斜部88aは側部84bの下面に対して次第に高く傾斜している。そのため、背上げアーム61が回動するにつれて、押し上げローラ64が上記側部84bを押し上げることになるから、一対の側部84bは中央部84aとの連結された薄肉部87を変形させて床板体81の上面側へ屈曲する。
【0052】
上記側部84bを屈曲させれば、図2に示すようにマットレスMも弾性的に屈曲する。図2は背上げ機構51によって背上げだけを行ない、脚上げを行なわない状態を示している。
【0053】
したがって、マットレスM上に仰臥した利用者Uは、背上げ時や背上げ後に、上半身の両側が上面側に屈曲した側部84bによって保持されるから、自力で身体を保持することができないような状態であっても、側方へ倒れるのが防止される。
【0054】
背上げ時に、上記背上げ床部84の側部84bを押し上げる押し上げローラ64は、上記背上げアーム61に折り曲げ可能に設けられた折り曲げ軸65に設けられている。
【0055】
そのため、折り曲げ軸65を折り曲げれば、背上げ時に背上げ床部84の側部84bを上方へ屈曲させずに上昇させることができるから、利用者Uは選択的に利用することが可能となる。
【0056】
なお、介護者が利用者Uを支持しながら背上げを行なうような場合などには、介護者が利用者を支持しやすいように、一対の背上げアーム61のうちの、介護者側の一方の背上げアーム61に設けられた押し上げローラ64だけが突条部88に当たらないよう、折り曲げ軸65とともに折り曲げて使用することも可能である。図5(c)は一対の側部84bを屈曲させた状態を示し、図6(a)は一方の側部84bだけを屈曲させた状態を示している。
【0057】
このように、背上げアーム75に背上げローラ63と押し上げローラ64とを設けるとともに、背上げ床部84の側部84bの下面に傾斜部88aと平坦部88bとを有する突条部88を設けた。
【0058】
そして、背上げ時に上記背上げアーム75を上昇方向に回動させたときに、背上げローラ63が背上げ床部84の中央部84aを押し上げるだけでなく、押し上げローラ64によって上記突条部88を介して側部84bを屈曲させるようにした。
【0059】
そのため、背上げアーム61によって背上げ床部84の背上げと、側部84bの屈曲とを同時に行なうことができ、側部84bを屈曲させるための専用のリンク機構を必要としないから、少ない部品点数で、簡単な構成とすることができる。
【0060】
上記一実施の形態では床板体を5つの部分に分割したが、床板体は少なくとも上下フレームに固定される固定部と、この固定部に回動可能に連結される背上げ床部とを備えた構成であればよい。
【0061】
また、背上げ機構の回転軸に2本の背上げアームを設けたが、背上げアームを一本とし、この背上げアームに背上げローラ及び背上げ時に背上げ床部の一対の側部を屈曲させる押し上げローラを設けるようにしてもよい。
【0062】
上記押し上げローラを突条部に接触した状態から接触しない状態に退避させるために折り曲げ軸を用い、この折り曲げ軸を折り曲げるようにしたが、押し上げアームに押し上げローラを折り曲げ軸によって設ける代わりに、押し上げアームに折り曲げ不能な取付け軸を設け、この取付け軸に上記押し上げローラを上記突条部に接触する位置と、接触しない位置とにスライド可能かつ各位置で保持可能に設けるようにしてもよい。
【0063】
また、上記押し上げローラを上記取付け軸に取り外し可能に設け、取付け軸から取り外すことで、突条部と接触しないよう退避させるようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、背上げアームに背上げローラと押し上げローラとを設け、背上げ床部の中央部の両側に屈曲可能に連結された側部の下面には上記押し上げローラが当接する突条部を設けたから、背上げ時には上記押し上げローラによって背上げ床部の側部を押し上げて屈曲させることができる。
【0065】
そのため、背上げ時に側部を屈曲させるための専用のリンク機構を必要としないから、構成の簡略化や部品点数の減少などにより、コストの低減を図ることができる。
【0066】
さらに、突条部の傾斜部の傾斜角度や平坦部の高さを変えれば、背上げ床部を起上させたときに、その側部の屈曲角度を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の背上げ式ベッド装置の分解斜視図。
【図2】背上げ式ベッド装置を背上げした状態の斜視図。
【図3】背上げ式ベッド装置を背上げした状態の側面図。
【図4】背上げ床部の背上げ状態を示す斜視図。
【図5】(a)は背上げ床部の背上げ前の状態を実線で示す側面図、(b)は図5(a)のX−X線に沿う側面図、(c)は背上げ状態を示す側面図。
【図6】(a)は押し上げローラの一方を折り曲げ、他方を折り曲げない状態で背上げした側面図、(b)は押し上げローラが設けられた折り曲げ軸の斜視図。
【図7】(a)は折り曲げ軸を折り曲げ不能に保持した状態の一部断面した平面図、(b)は折り曲げ軸を折り曲げた状態の一部断面した平面図。
【符号の説明】
31…上下フレーム(ベッドフレーム)
51…背上げ機構
61…背上げアーム
63…背上げローラ
64…押し上げローラ
81…床板体
82…固定床部
84…背上げ床部
84a…中央部
84b…側部
87…薄肉部
88…突条部
88a…傾斜部
88b…平坦部
91…ガイドレール
Claims (3)
- ベッドフレームと、
このベッドフレームに固定される固定床部及びこの固定床部に回動可能に連結された背上げ床部を有し、この背上げ床部が中央部及びこの中央部の幅方向両側に回動可能に連結された一対の側部とによって形成された床板体と、
駆動部、この駆動部によって回転駆動される回転軸及びこの回転軸の両端部に一端を連結した背上げアームを有し、この背上げアームを上記背上げ床部の下面に対向させて上記ベッドフレームに設けられた背上げ機構と、
上記背上げアームに設けられこの背上げアームを起立方向に回動させたときに上記背上げ床部の中央部の下面を押圧してこの背上げ床部を起立方向に回動上昇させる背上げローラと、
上記背上げ床部の上記側部の下面に上記床板体の幅方向と交差する長手方向に沿って設けられた突条部と、
上記背上げアームに設けられこの背上げアームを起立方向に回動させて上記背上げ床部を起上させたときに上記突条部を押圧して上記背上げ床部の側部を上記中央部に対して所定の角度で屈曲させる押し上げローラを具備し、
上記背上げ床部の中央部と側部とは、合成樹脂によって一体成形されるとともに、側部が中央部に対して上面側にだけ回動可能に連結され、上記突条部は上記側部と一体成形されていることを特徴とする背上げ式ベッド装置。 - ベッドフレームと、
このベッドフレームに固定される固定床部及びこの固定床部に回動可能に連結された背上げ床部を有し、この背上げ床部が中央部及びこの中央部の幅方向両側に回動可能に連結された一対の側部とによって形成された床板体と、
駆動部、この駆動部によって回転駆動される回転軸及びこの回転軸の両端部に一端を連結した背上げアームを有し、この背上げアームを上記背上げ床部の下面に対向させて上記ベッドフレームに設けられた背上げ機構と、
上記背上げアームに設けられこの背上げアームを起立方向に回動させたときに上記背上げ床部の中央部の下面を押圧してこの背上げ床部を起立方向に回動上昇させる背上げローラと、
上記背上げ床部の上記側部の下面に上記床板体の幅方向と交差する長手方向に沿って設けられた突条部と、
上記背上げアームに設けられこの背上げアームを起立方向に回動させて上記背上げ床部を起上させたときに上記突条部を押圧して上記背上げ床部の側部を上記中央部に対して所定の角度で屈曲させる押し上げローラを具備し、
上記押し上げローラは、上記突条部に対して接触状態から非接触状態に退避可能に設けられていることを特徴とする背上げ式ベッド装置。 - ベッドフレームと、
このベッドフレームに固定される固定床部及びこの固定床部に回動可能に連結された背上げ床部を有し、この背上げ床部が中央部及びこの中央部の幅方向両側に回動可能に連結された一対の側部とによって形成された床板体と、
駆動部、この駆動部によって回転駆動される回転軸及びこの回転軸の両端部に一端を連結した背上げアームを有し、この背上げアームを上記背上げ床部の下面に対向させて上記ベッドフレームに設けられた背上げ機構と、
上記背上げアームに設けられこの背上げアームを起立方向に回動させたときに上記背上げ床部の中央部の下面を押圧してこの背上げ床部を起立方向に回動上昇させる背上げローラと、
上記背上げ床部の上記側部の下面に上記床板体の幅方向と交差する長手方向に沿って設けられた突条部と、
上記背上げアームに設けられこの背上げアームを起立方向に回動させて上記背上げ床部を起上させたときに上記突条部を押圧して上記背上げ床部の側部を上記中央部に対して所定の角度で屈曲させる押し上げローラを具備し、
上記突条部は、長手方向一端部に上記側部の下面に対して次第に高さが高くなる傾斜部及びこの傾斜部に連続して上記側部の下面に対してほぼ同じ高さの平坦部とを有し、
上記押し上げローラは、上記背上げアームを起立方向に回動させるにつれて上記傾斜部から平坦部に沿って転接するとともに、上記背上げアームに折り曲げ可能に設けられた折り曲げ軸に回転可能に設けられ、
上記背上げ床部の側部を屈曲させないときには上記折り曲げ軸を折り曲げることで、上記押し上げローラが上記突条部に接触不能となる構成であることを特徴とする背上げ式ベッド装置。
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