JP3718591B2 - ベッド装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は駆動機構によって床板を起伏させることができる構造のベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
病人や老人などのように自力で上半身を起すことができない利用者や病院用などのベッド装置としては、ベッドフレームを電動式の駆動機構によって上下駆動できるようにした構成のものが知られている。
【0003】
この種のベッド装置においては、上記駆動機構はリモートコントローラによって遠隔的に操作できるようにしている。つまり、上記リモートコントローラを片手に持って操作することで、上記駆動機構を作動させて床板を起伏させることができるようにしている。
【0004】
しかしながら、リモートコントローラを操作しているときには、一方の手をそれ以外の作業に使うことができないから、たとえば患者の身体を押さえるなどの介護をしながらリモートコントローラによってベッドフレームを上下動させなければならない場合、リモートコントローラの操作をしていない他方の手だけしか使うことができない。そのため、介護が片手作業となってしまうから、確実かつ十分に行うことができないということがあった。
【0005】
上記駆動機構を遠隔的に操作する他の手段としてフットスイッチが知られている。フットスイッチは、通常床面に設置され、このフットスイッチを足で踏んで操作することで床板を起伏させることができるようになっている。そのため、フットスイッチを用いれば、両方の手を患者の介護に使用できるから、その介護を確実かつ十分に行うことが可能となる。
【0006】
しかしながら、フットスイッチは床面に設置されているから、不用意に踏んで駆動機構を作動させてしまうということがあるばかりか、ベッド装置を移動させる場合にはその都度、フットスイッチを床面から取り外すなどのことしなければならないから、煩わしいということがあるばかりか、床面から取り外すのを忘れてベッド装置を移動させることで損傷させてしまうということもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ベッド装置に設けられた電動式の駆動機構をリモートコントローラによって操作する構成であると、その操作によって一方の手がふさがれてしまうから、上記駆動機構を作動させるときに、患者を片方の手だけでしか介護することができないということがあり、両方の手を使えるようにフットスイッチにすると、ベッド装置を移動させるときに不便であったり、床面から取り外すのを忘れて破損させてしまうことがあり、さらには不用意に作動させてしまうことなどがある。
【0008】
この発明は、ベッド装置を移動させるときにフットスイッチを持ち上げずにすむようにするとともに、上記フットスイッチが不用意に作動させられることもないようにしたベッド装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、電動式の駆動機構を備えたベッド装置において、
ベッドフレームと、
このベッドフレームの長手側に設けられるとともにベッドフレームの幅方向外方に向かって延出した載置部を有する取付け部材と、
この取付け部材の載置部上面に載置された上記駆動機構を作動せるためのフットスイッチとを具備し、
上記フットスイッチは、上面が開放した箱形状のベースと、このベースの上面を閉塞するとともに長手方向中途部が上記ベースに回動自在に支持されたカバーと、上記ベース内の長手方向両端部に設けられ上記カバーを左右方向に回動させることでそれぞれ作動する一対のスイッチと、上記カバーを上記スイッチを作動させない状態で弾性的に保持した弾性部材と、上記カバーが左右方向に回動するのを阻止することができるストッパ手段とから構成され、
上記ストッパ手段は、上記カバーの長手方向両端部に設けられた一対の第1の当接部と、上記カバーの長手方向に沿ってスライド自在に設けられているとともに両端部に一対の第2の当接部が設けられたスライダとを有し、
上記スライダをスライドさせてその一対の第2の当接部を第1の当接部に対向位置させることで、上記カバーの左右方向の回動を阻止することを特徴とする。
【0015】
請求項1の発明によれば、フットスイッチのカバーの回動を阻止できるストッパ手段を設けたことで、このストッパ手段によってスイッチを不用意に作動させるのを確実に防止することができる。
【0016】
さらに、請求項1の発明によれば、ストッパ手段を、フットスイッチのカバーに設けられた一対の第1の当接部と、一対の第2の当接部を有し、上記カバーに対してスライド自在に設けられたスライダとから構成したから、簡単な構成で確実に上記カバーの回動を阻止してスイッチが作動するのを防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図6は起床式のベッド装置1を示し、このベッド装置1は四隅部に設けられたストッパ付きのキャスタ2によって移動自在に形成されたベースフレーム3を有する。このベースフレーム3にはベッドフレーム4が電動式の上下駆動機構5によって上下動可能に設けられており、この上下駆動機構5は後述するフットスイッチ21によって駆動されるようになっている。
【0018】
上記ベッドフレーム4は矩形枠状をなしていて、その上面には床板6が載置されている。この床板6上には折り曲げ可能なマットレスMが載置されている。上記床板6は互いに回動自在に連結された複数の床部に分割されている。つまり、床板6は、上記ベッドフレーム4の長手方向中途部に固定された固定床部6aを有し、この固定床部6aの一端側には腰床部6bと背床部6cとが順次回動自在に連結されている。上記固定床部6aの他端側には第1の脚床部6dと第2の脚床部6eとが順次回動自在に連結されている。
【0019】
上記ベッドフレーム4の下面側には上記床板6を起伏駆動するための背上げ駆動機構11が設けられている。この背上げ駆動機構11は、側面に駆動モータ12が設けられた駆動ボックス13を有し、この駆動ボックス13の一端側と他端側とには上記駆動モータ12によって回動駆動される第1のアーム14と第2のアーム15とが設けられている。
【0020】
第1のアーム14の先端側には一対の第1のローラ16が所定間隔で回転自在に設けられ、これら第1のローラ16は上記背床部6cの下面に長手方向に沿って設けられたレール17に転動自在に係合している。したがって、上記第1のアーム14が起立方向に駆動されれば、その動きに連動して上記背床部6cが起立させられるようになっている。
【0021】
上記第2のアーム15の先端部には第2のローラ18が回転自在に設けられ、この第2のローラ18は上記第1の脚床部6dの下面に当接している。したがって、第2のアーム15が起立方向に駆動されれば、その動きに連動して第1の脚床部6dと第2の脚床部6eとがほぼへの字状になるよう駆動される。なお、第2の脚床部6eとベッドフレーム4とはリンク19によって連結され、このリンク19によって第2の脚床部6eは第1の脚床部6dに連動した状態で保持されるようになっている。
【0022】
上記ベースフレーム3の長手側には上記上下駆動機構5を作動させるためのフットスイッチ21が取付け部材22によって取り付けられている。つまり、この取付け部材22は図3に示すように上記ベースフレーム3の側部材3aにスライド自在に係合するほぼ逆U字状の係止部23aを有し、この係止部23aの一側下端には載置部23bが水平状態よりもわずかに下方に向かって傾斜した状態で延出されていて、この載置部23bの上面に上記フットスイッチ21が載置固定されている。
【0023】
上記係止部23aの高さ寸法は上記側部材3aの高さ寸法よりも大きく形成され、その下端部の両側間にはボルト24が挿通されている。係止部23aの一側外面にはナット25が設けられ、上記ボルト24はこのナット25に螺合されている。したがって、ボルト24を締め込むことで、係止部23aの幅寸法が狭くなるから、それによって取付け部材22を上記側部材3aに固定できるようになっている。
【0024】
なお、上記取付け部材22は側部材3aに対してスライド自在とせずに、溶接や接着テープによって上記側部材3aの所定の位置に固定するようにしてもよい。
【0025】
上記フットスイッチ21は、図4に示すように上面が開放した細長い箱形状をなしたベース31を有する。このベース31の上面はカバー32によって覆われている。このカバー32の内面の長手方向中途部には図5に示すように上記ベース31の内面に接合する一対の舌片33が垂設され、これら舌片33は上記ベース31の側壁に支軸34によって回動自在に連結されている。
【0026】
上記カバー32は周壁32aを有し、この周壁32aは上記ベース31の周壁31aの外面を覆っている。そのため、フットスイッチ21の上面に液体がかかっても、その液体がベース31の内部に浸入することがないようになっている。
【0027】
上記ベース31内には、図4に示すように、このベース31の支軸34が設けられた長手方向中央部を中心にして左右に対称に一対のマイクロスイッチ35(一方のみ図示)が所定間隔で配置されている。各マイクロスイッチ35にはアクチュエータ36の基端が枢着され、このアクチュエータ36の円弧状に形成された先端部は上記カバー32の内面に設けられた押圧子37に弾性的に当接している。この押圧子37によって上記アクチュエータ36を押圧することで、マイクロスイッチ35が作動するようになっている。
【0028】
上記ベース31内の上記マイクロスイッチ35よりも端部側にはそれぞれ弾性部材としてのコイルばね38が設けられている。このコイルばね38は上記カバー32を上記マイクロスイッチ35を作動させない中立状態で弾性的に保持している。したがって、上記カバー32を上記コイルばね38の付勢力に抗して回動させることで、左右どちらか一方のマイクロスイッチ35を作動させることができるようになっている。
【0029】
上記カバー32の上面は、長手方向中央部から両端部に行くにつれて上方に向かって傾斜しており、その傾斜によって長手方向両端部の内面とベース31の上端面との間には図4に寸法dで示す隙間が形成されている。したがって、カバー32は上記隙間dの分だけ左右方向に回動させることができるようになっており、それ以上回動させることができないから、上記カバー32を回動させすぎてマイクロスイッチ35を損傷させるのを防止できる。
【0030】
上記フットスイッチ21のカバー32の一端側を押圧してこのカバー32を図3に矢印Aで示す方向へ回動させて一方のマイクロスイッチ21をオンにすれば、上記上下駆動機構5が作動してベッドフレーム4が上昇方向へ駆動され、上記カバー32の他端側を押圧してカバー32を矢印Bで示す方向へ回動させ、他方のマイクロスイッチ35をオンにすれば、上記上下駆動機構5によって上記ベッドフレーム4を下降方向へ駆動できるようになっている。
【0031】
なお、上記上下駆動機構5は図6に示すようにカバー32を押圧して回動させ、マイクロスイッチ35をオン状態にしているときにだけ作動し、カバー32の押圧状態を解除すると、その作動は停止するようになっている。
【0032】
上記フットスイッチ21のベース31は、取付け部材22の載置部23bに載置され、ねじ(図示せず)によって固定されている。上記ベース31の下端部の一側には図3と図4に示すように飾り壁31aが垂設され、この飾り壁31aは上記載置部23bの端面を覆っている。それによって、載置部23bの端面が露出しないから、外観的に体裁がよくなっている。
【0033】
上記上下駆動機構5は、上記ベースフレーム1に上記ベッドフレーム4を上下動自在に連結したリンク41及びこのリンク41を矢印方向に回動させるための駆動源42とからなり、この駆動源42が上記フットスイッチ21によって作動させることができるようになっている。
【0034】
上記フットスイッチ21にはそのカバー32の回動を阻止してマイクロスイッチ35をオンさせないようにするストッパ手段51が設けられている。このストッパ手段51は図7(a),(b)と図8(a),(b)とに示すように、上記カバー32の側壁内面の長手方向両端部に設けられた一対の第1の当接部52と、上記取付け部材22の載置部23bの上面と上記ベース31の下面とに挟まれこのベース31に対してスライド自在に設けられたスライダ53とから構成されている。
【0035】
上記スライダ53は帯状鋼板からなり、その長手方向両端部の幅方向一側には上記一対の第1の当接部52とほぼ同じ間隔で一対の第2の当接部54が折曲形成されているとともに、中途部の幅方向他側には操作用の摘み55が折曲形成されてなる。
【0036】
図7(a),図8(a)に示すように、上記ベース31の側壁外面の長手方向両端部には一対の支持片56がそれぞれ突設されている。上記ベース31は、支持片56が設けられた側壁を上記取付け部材22の係止部23a側に向けて載置部23bに取り付けられている。
【0037】
各支持片56には長手方向に沿うガイド孔57が形成されていて、このガイド孔57に上記スライダ53の一対の第2の当接部54がスライド自在に挿入されている。つまり、スライダ53は支持片56と載置部23aとの間にスライド自在に設けられ、上記載置部23aの上面には上記スライダ53のスライドを円滑にするための樹脂製シート58が介装されている。
【0038】
図7(a)に示すように、上記スライダ53を第2の当接部54がガイド孔57の一端側に当接するまで矢印Zで示す方向へスライドさせると、一対の第2の当接部54が上記カバー32に設けられた一対の第1の当接部52に対向位置する。それによって、上記カバー32は支軸34を支点とする回動が阻止されるロック状態となる。
【0039】
図8(a)に示すように、第2の当接部54がガイド孔57の他端側に当接するよう、上記スライダ53を矢印Zと逆方向へスライドさせると、一対の第2の当接部54がカバー32の第1の当接部52と非対向状態になるから、上記カバー32は支軸34を支点として回動可能なフリー状態となる。
【0040】
上記カバー32を回動させることができれば、ベース31に内蔵されたマイクロスイッチ35をオンさせることができるから、上下駆動機構5を作動させてベッドフレーム4を上下動させることができる。
【0041】
図9に示すように、上記ベース31の底面には、その一側面に開放した収容凹部61が形成され、この収容凹部61にはほぼ三角形状に折り曲げられた板バネ62が一部をベース31の側面から突出させて収容されている。
【0042】
一方、上記スライダ53の一側面には第1の係合凹部63aと第2の係合凹部63bとが形成されている。このスライダ53を矢印Z方向へスライドさせて第1の当接部52が第2の当接部54に対向位置するロック状態にすると、上記ばね62は第1の係合部63aに係合してスライダ53を弾性的にスライド不能に保持する。同様に、スライダ53を第1の当接部52が第2の当接部54に非対向となるフリー状態にすると、上記ばね62が第2の係合部63bに係合して上記スライダ53を弾性的にスライド不能に保持する。つまり、スライダ53はロック状態とフリー状態とで自由にスライドするのが阻止されている。
【0043】
上記構成のベッド装置1によれば、ベッドフレーム4を上下動させる上下駆動機構5をフットスイッチ21によって作動させるようにした。そのため、ベッドフレーム4を上昇あるいは下降させながらマットレスM上に仰臥した患者を介護しなければならない場合、介護者は上記フットスイッチ21を足で操作することができるため、両方の手で患者を介護しながらベッドフレーム4を上下動させることができる。したがって、介護者は患者の介護を両方の手で確実に行いながらベッドフレーム4を上下動させることができる。
【0044】
上記フットスイッチ21をベースフレーム3に設けるようにしたことで、ベッド装置1を移動させる場合に上記フットスイッチ21を床面から取り外したり、ベッド装置1上に載せるなどのことをせずにすむ。
【0045】
上記フットスイッチ21は取付け部材22に形成された載置部23bの上面に設けられている。そのため、フットスイッチ21を作動させる場合、介護者は足を上げてカバー32の上面に載せ、そのカバー32の一端側を踏んで回動させなければならない。
【0046】
つまり、フットスイッチ21を作動させる場合、介護者はそのことを意識して足を持ち上げなければならないから、上記フットスイッチ21を、たとえば床面に置いた場合のように、不用意に踏んで作動させてしまうのを防止することができる。つまり、フットスイッチ21を取付け部材22の載置部23bの上面に設けるようにしたことで、安全性を向上させることができる。
【0047】
上記フットスイッチ21にはストッパ手段51が設けられている。このストッパ手段51はスライダ53を有し、このスライダ53をスライドさせることで、上記カバー32を回動不能なロック状態あるいは回動可能なフリー状態にすることができる。
【0048】
そのため、ベッドフレーム4を上下動させるときには上記ストッパ手段51をフリー状態とし、上下動させないときにはロック状態としておけば、上記フットスイッチ21を不用意に操作しても、カバー32が回動してマイクロスイッチ35が作動するということがないから、そのことによっても安全性を高めることができる。
【0049】
しかも、上記ストッパ手段51の操作はスライダ53をスライドさせるだけであるから、その操作も簡単であり、さらにスライダ53は取付け部材22に取付けられたフットスイッチ21の背面側、つまり後方側に設けられているから、そのスライダ53を不用意に操作するということも防止できる。
【0050】
上記フットスイッチ21はベース31とカバー32とから構成され、カバ−32はベース31の上面開口を閉塞している。そのため、フットスイッチ21の上面に液体をこぼすようなことがあっても、その液体が内部に浸入してその内部の電気部品を損傷させるようなことがない。
【0051】
ベース31に回動自在に設けられたカバー32によってマイクロスイッチ35を作動させるようにするとともに、上記カバー32が所定以上回動するのを規制するようにしたことで、カバー32を踏んでフットスイッチ21を作動させるときに、上記カバー32を回動させ過ぎてマイクロスイッチ21を損傷させるということを防止できる。
【0052】
しかも、フットスイッチ21はベース31とカバー32とが一体化された構成であるから、コンパクトであるばかりか、取付け部材22の載置部23bに対する取付けも、上記ベース31を上記載置部23bにねじ止め固定するだけであるから、容易に取り付けることができる。
【0053】
上記載置部23bは水平状態よりも下方へ向かってわずかに傾斜している。そのため、その上面に設けられたフットスイッチ21上に足を載せ易いから、上記フットスイッチ21の操作がし易い。なお、載置部23bは傾斜させず、ほぼ水平であっても差し支えない。
【0054】
上記ベースフレーム3の側部材3aにスライド自在に係合した取付け部材22の係止部23aはほぼ逆U字状であって、この係止部23aはボルト24によって上記側部材3aから外れないように保持されている。そのため、取付け部材22を側部材3aに沿ってスライドさせるために、上記ボルト24を緩めても、取付け部材22が側部材3aから外れることがないから、上記取付け部材22の位置決めを容易、かつ確実に行うことができる。
【0055】
この発明は上記一実施の形態に限定されず、たとえばフットスイッチは上下駆動機構でなく、背上げ駆動機構を作動させる構成であってもよく、あるいは2つのフットスイッチを設け、一方は上下駆動機構、他方は背上げ機構をそれぞれ作動させるようにしてもよい。
【0056】
さらに、ベッドフレームあるいは床板を幅補横行に揺動させるローリング機構を有するベッド装置の場合、そのローリング機構をフットスイッチによって作動させるようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、フットスイッチのカバーの回動を阻止できるストッパ手段を設けるようにした。
そのため、このストッパ手段によってカバーの回動を阻止しておけば、スイッチを不用意に作動させるのを確実に防止することができるから、安全性の向上を計ることができる。
【0060】
さらに、請求項1の発明によれば、ストッパ手段を、フットスイッチのカバーに設けられた一対の第1の当接部と、上記カバーに対してスライド自在に設けられるとともに一対の第2の当接部を有するスライダとから構成した。
そのため、ストッパ手段を簡単で、しかも上記カバーの回動を確実に阻止してスイッチが作動するのを防止できる構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態のフットスイッチの取付け状態を示す平面図。
【図2】同じく正面図。
【図3】同じく側面図。
【図4】同じくフットスイッチの一部断面した正面図。
【図5】同じく図4のX−X線に沿う拡大断面図。
【図6】同じくベッド装置の側面図。
【図7】同じく(a)はスライダがロック状態にあるフットスイッチの側面図、(b)は同じく底面図。
【図8】同じく(a)はスライダがフリー状態にあるフットスイッチの側面図、(b)は同じく底面図。
【図9】同じくカバーのストッパ手段が設けられた部分を示す底面図。
【図10】同じくフットスイッチをストッパ手段が設けられた背面側から見た斜視図。
【符号の説明】
4…ベッドフレーム
5…上下駆動機構
21…フットスイッチ
22…取付け部材
23b…載置部
31…ベース
32…カバー
35…マイクロスイッチ
38…コイルばね(弾性部材)
51…ストッパ手段
52…第1の当接部
53…スライダ
54…第2の当接部
Claims (1)
- 電動式の駆動機構を備えたベッド装置において、
ベッドフレームと、
このベッドフレームの長手側に設けられるとともにベッドフレームの幅方向外方に向かって延出した載置部を有する取付け部材と、
この取付け部材の載置部上面に載置された上記駆動機構を作動せるためのフットスイッチとを具備し、
上記フットスイッチは、上面が開放した箱形状のベースと、このベースの上面を閉塞するとともに長手方向中途部が上記ベースに回動自在に支持されたカバーと、上記ベース内の長手方向両端部に設けられ上記カバーを左右方向に回動させることでそれぞれ作動する一対のスイッチと、上記カバーを上記スイッチを作動させない状態で弾性的に保持した弾性部材と、上記カバーが左右方向に回動するのを阻止することができるストッパ手段とから構成され、
上記ストッパ手段は、上記カバーの長手方向両端部に設けられた一対の第1の当接部と、上記カバーの長手方向に沿ってスライド自在に設けられているとともに両端部に一対の第2の当接部が設けられたスライダとを有し、
上記スライダをスライドさせてその一対の第2の当接部を第1の当接部に対向位置させることで、上記カバーの左右方向の回動を阻止することを特徴とするベッド装置。
Priority Applications (1)
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JP14766798 | 1998-05-28 | ||
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Publications (2)
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- 1998-07-03 JP JP18915298A patent/JP3718591B2/ja not_active Expired - Lifetime
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