JP3708696B2 - 荷受台昇降装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷受台昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、荷受台昇降装置としては、例えば、実公平4−9219号公報記載のものに見られるように、車体後端にリンク機構を介して荷受台が昇降自在に設けられており、リンク機構を構成する2本の第1リンクと第2リンクの他端が車体後端側に枢支されるとともに、第1リンク及び第2リンクの一端が可動アームの上部と下部に枢支され、この可動アームの下端部に折り畳み自在に構成された荷受台が支持されている。
【0003】
そして、リンク機構を駆動装置により上下に回動させることで荷受台を地上と車体の後端底面との間で昇降させるように構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものでは、第1リンク及び第2リンクの両端を枢支するピン、可動アームに荷受台を枢支するピン、荷受台を折り畳み自在に構成するためのピンなど、複数のピンによって各部材が連結されているため、部品点数の増加を招くとともに、取付け作業に必要な工程も多くなりこの取付け作業に手間がかかるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、荷受台昇降装置を構成する各部材を連結するピンの共通化、詳しくは、リンク機構を荷受台に枢支するピンと荷受台を折り畳み自在に構成するピンとの共通化を図ることで、部品点数の減少を図るとともに、取付け作業を簡略化することのできる荷受台昇降装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の荷受台昇降装置は、荷箱の後端底面にリンク機構を介して荷受台が昇降自在に設けられた荷受台昇降装置において、前記荷受台は、基台と中間台と先端台との3段に折り畳み自在に構成され、中間台と隣接する基台の先端部両側に取付部材が固設され、この取付部材の上部と下部とに基台の側方に沿って配置された前記リンク機構を構成する上下2本のリンクの各先端部がピンによってそれぞれ枢支される一方、下方のリンクの先端部を取付部材の下部に枢支するピンによって基台と中間台とが折り畳み自在に連結されたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0008】
図1及び図2は、例えば格納式の荷受台昇降装置の構成を示している。
図において、1は、車輌の車枠上に搭載された荷箱で、該荷箱1の後端には荷受台昇降装置2が設けられている。
【0009】
荷受台昇降装置2は、荷箱1の後端底面下方に格納可能になされた格納式のもので、荷箱1の後端底面下方に固設された固定フレーム3と、この固定フレーム3に沿って荷箱1の前後方向にスライド自在なスライドフレーム4と、スライドフレーム4に昇降駆動手段5を介して昇降自在に設けられた荷受台6と、荷受台6を昇降駆動手段5とともにスライドフレーム4を介して荷箱1の後端底面下方に格納する格納位置と、荷受台6を昇降駆動手段5とともに荷箱1の後方に突出させる作業位置とに配置する格納手段7とで構成されている。
【0010】
前記固定フレーム3は、荷箱の底面下方の左右に設けられたガイドレール31と、これらガイドレール31の前端部を連結する連結部材32と、後端部を連結する連結部材33とで構成され、ガイドレール31は、その開口をそれぞれ内方に向けて配置されている。
【0011】
前記スライドフレーム4は、前記ガイドレール31にそれぞれ近接して対峙されたスライド板41と、これらスライド板41を連結する前後2本の連結部材42とで構成されている。
【0012】
上記スライドフレーム4のスライド板41の外側面には、ガイドローラ43が設けられており、このガイドローラ43が固定フレーム3のガイドレール31内に転動自在に嵌入されている。
【0013】
前記昇降駆動手段5は、スライドフレーム4のスライド板41の後端部に回動自在に軸支された回動軸51と、スライド板41の後端部と荷受台6との間に介装されたテンションアーム52及びコンプレッションアーム53と、回動軸51を回動駆動させる昇降シリンダ54とから構成されている。
【0014】
前記昇降シリンダ54は、基端部がスライドフレーム4の連結部材42の略中央部に固設された取付部材44に支持されるとともに、伸縮ロッド541が前記回動軸51にブラケット511を介して連結されており、伸縮ロッド541の伸縮動作により回動軸51を正逆両方向に回動させる。
【0015】
前記テンションアーム52は、その一端部(基端部)が前記回動軸51の両端に当該回動軸51と一体に設けられるとともに、他端部(先端部)が荷受台6の途中部に設けられた取付部材61の上部にピン521(図2参照)によって枢支されている。よって、テンションアーム52は、回動軸51の回動に伴ってこの回動軸51を中心に上下方向に回動する。
【0016】
前記コンプレッションアーム53は、その一端部(基端部)が前記回動軸51よりも下方となるスライド板41の後端部にピン531(図2参照)により枢支されるとともに、他端部(先端部)が前記取付部材61の下部にピン532(図2参照)により枢支されている。
【0017】
このように回動軸51の両端と各ピン521、531、532とによってスライド板41の後端部と取付部材61との間に連結されたテンションアーム52、コンプレッションアーム53が平行リンク機構を構成している。
【0018】
前記荷受台6は、基台62と中間台63と先端台64との3段が折り畳み自在に構成されている。
【0019】
基台62の先端部(荷箱1に対して後方側)には、前述したようにテンションアーム52及びコンプレッションアーム53の他端部が枢支された取付部材61が固設されている。
【0020】
上記取付部材61は、図3及び図4に示すように、基台62の側板前端部621に当該側板前端部621から上方に突出した状態で溶接等によって固設されている。取付部材61の上部と下部には、取付孔611がそれぞれ形成されており、下部の取付孔611と対応する側板前端部621にも当該取付孔611と同じ大きさの取付孔622が同軸上に形成されている。つまり、取付部材61と側板前端部621とは、取付孔611と622とによって貫通されている。
【0021】
そして、取付部材61の上部の取付孔611を通じてテンションアーム52の他端部が前述したようにピン521により取付部材61に枢支されるとともに、取付部材61の下部の取付孔611及び側板前端部621の取付孔622を通じてコンプレッションアーム53の他端部が前述したようにピン532により取付部材61に枢支されている。
【0022】
また、中間台63の基端部は、前記ピン532によって基台62の先端部に枢支されている。つまり、一本のピン532を、基台62と中間台63との連結と、コンプレッションアーム53の他端部の枢支とに共用している。
【0023】
さらに、中間台63の先端部と先端台64の基端部とはピン65によって枢支されている。
【0024】
これら各ピン532、65によって枢支された基台62と中間台63と先端台64とは、先端台64を上方に回動させて中間台63上に折り畳み配置するとともに、先端台64を折り畳んだ中間台63を上方に回動させて基台62上へ折り畳み配置することで、基台62上に中間台63と先端台64とが全体として3段に折り畳んだ状態で配置される。
【0025】
また、基台62上から中間台63と先端台64とを、上述とは逆の動作で回動させることによって、中間台63及び先端台64が当該基台62から後方に延長した状態となり、これら基台62、中間台63及び先端台64が略同一平面上に配置される。
【0026】
さらに、前記先端台64の先端には、タイヤストッパ66が設けられている。タイヤストッパ66は、その基端部がヒンジ661を介して前記先端台64の先端に回動自在に設けられており、先端台64から後方に延長した略同一平面上で保持されるとともに、先端台64の先端部上に折り畳み自在に構成されている。
このタイヤストッパ66には、当該タイヤストッパ66が回動途中位置、つまり上方に所定角度で立設した位置で保持するフック67が設けられており、この位置でタイヤストッパ66を保持することで荷受台6上に搭載された物の落下を防止することができる。
【0027】
前記格納手段7は、前記スライドフレーム4を前記ガイドレール31に沿って前後に移動させるためのもので、固定フレーム3に固設された格納シリンダ71と、この格納シリンダ71の伸縮ロッド711の先端を通じて固定フレーム3とスライドフレーム4との間に張設されたワイヤ72とから構成されている。
【0028】
格納シリンダ71は、基端部が固定フレーム3に固設され、その伸縮ロッド711が前後方向に伸縮するように水平に配置されている。
【0029】
上記伸縮ロッド711の先端には左右一対の滑車712、713がそれぞれ独立して回転自在に設けられている。
【0030】
前記ワイヤ72は、図1に示すように、まず、一端が格納シリンダ71の近傍に止着され、途中部が格納シリンダ71に沿って略平行に伸縮ロッド711に設けられた一方の滑車712に下部から上部に巻回されて折り返された後、スライドフレーム4の前側の連結部材42にブラケットを介して設けられた折り返しローラ(図示省略)で再び後方側に折り返されてスライドフレーム4の後側の連結部材42にブラケットを介して設けられた折り返しローラ(図示省略)で前方側に折り返され、他方の滑車713に上部から下部に巻回されて再び後方に折り返された後、固定フレーム3の後端の連結部材33に止着されている。
【0031】
このようにワイヤ72を固定フレーム3とスライドフレーム4とに伸縮ロッド711に設けた滑車712、713を介して張設することで、格納シリンダ71による伸縮ロッド711の前後への伸縮動作に伴ってスライドフレーム4が前後に移動し、これによってスライドフレーム4とともに折り畳まれた荷受台6と昇降駆動手段5を荷箱の底面下方に格納する格納位置と図1及び図2に示す作業位置とに配置させることができる。
【0032】
次に、このように構成された格納式荷受台昇降装置の動作の概要について説明する。
【0033】
まず、車輌の走行時など、荷受台6による積荷の積卸しを行わない場合には、格納シリンダ71の伸縮ロッド711を縮退させて、スライドフレーム4を固定フレーム3の前端側に移動させることで、荷受台6及び昇降駆動手段5を荷箱1の後端底面下方の格納位置に配置している。
【0034】
そして、荷受台6により積荷の積卸しを行う場合には、格納シリンダ71の伸縮ロッド711を伸長させて、スライドフレーム4を固定フレーム3の後端側に移動させることで、荷受台6及び昇降駆動手段5を作業位置に配置する。これにより、荷受台6と昇降駆動手段5のリンク機構とは、荷箱1の後端から後方に突出した状態で配置される。
【0035】
次に、作業位置において折り畳まれている荷受台6の中間台63と先端台64とピン532、65を中心にして順次回動させることで、これら荷受台6を構成する基台62、中間台63及び先端台64を略同一平面上に且つ荷箱1の後端後方に延長配置する。
【0036】
そして、この状態で昇降駆動手段5の昇降シリンダ54を伸縮作動させることで、回動軸51を通じてテンションアーム52が上下に回動し、この回動動作に伴って荷受台6が地上と荷箱1の底面との間で昇降して積荷の積卸しを行う。
【0037】
なお、本実施の形態では、格納式の荷受台昇降装置について説明したが、格納式の荷受台昇降装置に限らず、リンク機構により昇降する全ての荷受台昇降装置に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、荷受台を基台と中間台と先端台との3段に折り畳み自在に構成し、中間台と隣接する基台の先端部両側に取付部材を固設し、この取付部材の上部と下部とに基台の側方に沿って配置されたリンク機構を構成する上下2本のリンクの各先端部をピンによってそれぞれ枢支する一方、下方リンクの先端部を取付部材の下部に枢支するピンによって基台と中間台とを折り畳み自在に連結したことで、下方リンクの先端部を取付部材を介して基台の先端部に枢支するピンと、基台と中間台とを折り畳み自在に連結するピンとの共通化を図ることができ、部品点数の減少を図るとともに、取付け作業を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】荷受台昇降装置の全体構成を示す平面図である。
【図2】荷受台昇降装置の全体構成を示す側面図である。
【図3】荷受台の基台に設けられた取付部材の構成を示す側面図である。
【図4】荷受台の基台に設けられた取付部材の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
52 テンションアーム
53 コンプレッションアーム
532 ピン
6 荷受台
61 取付部材
62 基台
63 中間台
64 先端台
Claims (1)
- 荷箱の後端底面にリンク機構を介して荷受台が昇降自在に設けられた荷受台昇降装置において、
前記荷受台は、基台と中間台と先端台との3段に折り畳み自在に構成され、中間台と隣接する基台の先端部両側に取付部材が固設され、この取付部材の上部と下部とに基台の側方に沿って配置された前記リンク機構を構成する上下2本のリンクの各先端部がピンによってそれぞれ枢支される一方、下方のリンクの先端部を取付部材の下部に枢支するピンによって基台と中間台とが折り畳み自在に連結されたことを特徴とする荷受台昇降装置。
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JP00246898A JP3708696B2 (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | 荷受台昇降装置 |
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JPH11192878A JPH11192878A (ja) | 1999-07-21 |
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