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JP3705140B2 - エレベータの制御盤の取り付け構造 - Google Patents

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JP3705140B2
JP3705140B2 JP2001075073A JP2001075073A JP3705140B2 JP 3705140 B2 JP3705140 B2 JP 3705140B2 JP 2001075073 A JP2001075073 A JP 2001075073A JP 2001075073 A JP2001075073 A JP 2001075073A JP 3705140 B2 JP3705140 B2 JP 3705140B2
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健二 山添
博雄 福井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、かごをワイヤで吊り下げて昇降させるエレベータの制御盤の取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エレベータを動作させるための制御盤は、エレベータのかごの天井に取り付けられるものと、かご以外の場所に取り付けられるものとがある。エレベータのかご以外に取り付けられるものでは、制御盤を設置するための場所を別に確保しなければならず、しかも外観において見苦しくなるという問題がある。一方、かご天井に設置する場合は、かかる問題はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、かご天井には、通常、照明装置の一部がかご天井の上面に突出している場合が多く、そのため、照明装置と制御盤とをかご天井に設置した場合には、照明装置と制御盤の設置スペースが横に大きく広がり、作業者がかご天井の上に乗って、部品のメンテナンスや修理を行う場合にあっては、作業スペースが十分に確保できなかった。特に3〜4人乗りといった狭い天井スペースにあっては足の踏み場がなくなり、作業の妨げとなるという問題があった。また、かご上で点検等を行う作業者の安全対策も必要となる。
【0004】
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、制御盤をかご天井に設置したにもかからわず、作業者がかご天井の上で部品のメンテナンスや修理を行う際の作業スペースを確保でき、かご天井の限られたスペースの有効利用を図ることができると共に、部品点数の削減、及び省施工化を図ることができ、さらに制御盤の取付金具を利用してかごのスライド調整を行ったり、換気通路を形成できるようにしたエレベータの制御盤の取り付け構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るエレベータの制御盤の取り付け構造にあっては、かご1をワイヤ2で吊り下げて昇降させるエレベータにおいて、エレベータ昇降路9内にかご1を取り付けたかごプラットホーム11を昇降自在に配置し、かごプラットホーム11は、縦枠体11aと下横枠体11bとからなるL字状をしており、下横枠体11bにかご1が載設されていると共に、かご天井1aとかごプラットホーム11の縦枠体11aの上端部とが枠状をした連結部材12を介して連結されており、枠状をした連結部材12の内側に上方に制御盤8が配置された照明装置6が取付金具13を介してかご天井1aに取り付けられており、上記かご1の出入用ドア14とエレベータホールの各階出入用ドア15との距離を調整するためのかご調整手段16を備えており、このかご調整手段16は、照明装置6の取付金具13と連結部材12とが調整具17を介して連結され、上記連結部材12は、前枠12aと後枠12bと左右一対の連結片12cとが平面視矩形状に形成され、前枠12aと後枠12bの各一端部がかごプラットホーム11の縦枠体11aの上端部に固着され、左右の連結片12cがかご天井1aに固定されており、かご天井1aの左右方向Cに延びた取付金具13がかご天井1aの上面側に固定されており、調整具17は、取付金具13と連結部材12の相対位置を前後方向Bに向かって変化させることを特徴としており、このように構成することで、連結部材12を枠状に形成することで、連結部材12自体の強度が向上して、連結部材12によるかご振れ止め効果を向上させることができ、さらに枠状をした連結部材12の内側に制御盤8を配置することで、枠状をした強度の高い連結部材12を、制御盤8の保護材として有効利用できるようになる。また調整具17は、取付金具13と連結部材12の相対位置を前後方向Bに向かって変化させるので、調整具17の調整によって、かご天井1aの前後方向Bの位置を所望の位置に楽にスライドさせることが可能となる。
【0006】
また上記かご天井1aに換気口18が設けられ、換気口18の上方に換気扇20が収納される換気通路21が設けられ、換気通路21の壁面を制御盤8の取付金具13の一部とこれに対向して配置されるカバー部材22とで形成したことを特徴とするのが好ましく、この場合、取付金具13を換気通路21の壁面の一部として利用でき、換気通路21の壁面の構成部品の数を削減できるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0008】
本実施形態の建物内には、図11〜図14に示すように、上下階にわたって連続するエレベータ昇降路9が形成してある。本例においては、エレベータ昇降路9内の上部に軸受け部材4や、モータ装置5からなる駆動装置30を配設した取付け基台3が配設してある。モータ装置5の回転軸(図示せず)は軸受け部材4にて軸支されている。回転軸には、かご11を吊り下げるためのワイヤ2を掛け回すためのシーブ23が取り付けられるものであり、シーブ23は一対の軸受け部材4間に配設されている。
【0009】
エレベータ昇降路9内には、図10に示すように、左右一対のかご用昇降レール7が立設され、このかご用昇降レール7に沿ってかごプラットホーム11が昇降自在に配置されている。
【0010】
かごプラットホーム11は、図3(b)に示すように、縦枠体11aと下横枠体11bとからなるL字状をしており、下横枠体11bにかご1が載設されている。縦枠体11aには、図14に示すように、ガイドローラ37と振れ止めガイド37aとが設けられ、かご用昇降レール7にガイドローラ37が転動自在となっていると共に、振れ止めガイド37aにて振れ止めしてある。
【0011】
かごプラットホーム11の縦枠体11aには、駆動装置30のシーブ23に掛け回されたワイヤ2の一端部が固着され、ワイヤ2の他端部は、つり合い重り32に固着されている。つり合い重り32に設けた昇降ガイド部材38が、かご用昇降レール7と平行に配置されたつり合い重りガイドレール10に沿って昇降自在となっている。なお図14中の19は、かご1の昇降速度が予め設定された速度を外れるとこれを検知してかご1の昇降を停止するためのガバナと称される調速機のロープであり、19aは調速機のロープ19とかごプラットホーム11とを連結するアームである。
【0012】
上記かご天井1aの上面には、図1、図2に示すように、かご天井1aの前後方向Bに延びた第1のハット形固定金具26がかご天井1aの左右両側にそれぞれ配置され、かご天井1aの左右方向Cに延びた第2のハット形固定金具27がかご天井1aの前後両側にそれぞれ配置されている。図1、図2に示す例では、第1のハット形固定金具26の上面と第2のハット形固定金具27の上面とが面一となるように両固定金具26,27を平面視井桁状に配置した状態で、両固定金具26,27がかご天井1aの上面に対して各々固着されている。
【0013】
上記かご天井1aは、連結部材12を介して、かごプラットホーム11の縦枠体11aに連結されている。
【0014】
連結部材12は、図5、図6に示すように、前枠12aと後枠12bと左右一対の連結片12cとが平面視矩形状に一体形成されていると共に、前枠12aと後枠12bの各一端部をかごプラットホーム11側にそれぞれ延出させてあり、その延出部分の先端部間を上記連結片12cと平行な固定片12dを介して連結してある。
【0015】
ここで、上記固定片12dは断面L字状をしており、図3に示すように、その垂直部分をかごプラットホーム11の縦枠体11aの上端部の側面に沿わせてボルト等で固着されている。これにより連結部材12はかごプラットホーム11と一体に昇降できるようになっている。
【0016】
連結部材12の前枠12a、後枠12b及び左右の連結片12cは、かご天井1aに固定されている第1のハット形固定金具26及び第2のハット形固定金具27の上面に各々配置される。ここで、前枠12aと後枠12bは、それぞれ断面逆L字状をしており、図2に示すように、前後一対の第2のハット形固定金具27,27と平行に且つ第2のハット形固定金具27,27よりも内側に寄せて配置してある。
【0017】
連結部材12の左右の連結片12cは図5、図6に示すように、断面L字状をしており、その水平部分の前後2箇所には、かご天井1aの前後方向Bに長くなった長孔50がそれぞれ形成されており、一方、第1のハット形固定金具26の上面には、図8(a)に示すように、上記長孔50と対向する位置にボルト孔50aが形成され、その下方にはナット31が溶接等で固着されている。そして、図8(b)、(c)に示すように、ボルト32を長孔50からボルト孔50aを通してナット31に締め込むことによって、連結片12cを第1のハット形固定金具26に固定できるようにしている。
【0018】
このように連結部材12の左右の連結片12cを第1のハット形固定金具26を介してかご天井1aに固定することにより、かごプラットホーム11の縦枠体11aとかご1のかご天井1aとが連結部材12を介して互いに連結された状態となり、これにより、エレベータ昇降路9内でワイヤ2で吊り下げられているかご1を、連結部材12を介して、か
ご用昇降レール7に沿って昇降するかごプラットホーム11にて支持することができ、かごプラットホーム11によるかご1の振れ止め効果が得られるようになる。
【0019】
上記かご天井1aには、図2に示すように、かご天井1aの前後両側に配置される一対の取付金具13を介して、照明装置6及び制御盤8がそれぞれ取り付けられている。各取付金具13は、かご天井1aの左右方向Cに延びており、かご天井1aに固定されている第2のハット形固定金具27の上面に沿わせてそれぞれ配置されている。各取付金具13は、図4に示すように、下横片13bと縦片13aと上横片13cとで断面コ字状に形成されており、その下横片13bが第2のハット形固定金具27の上面に対してボルト35とナット36とを用いて固着されている。取付金具13は、後述のように照明装置6を支持する機能と、照明装置6の上方位置において制御盤8を支持する機能とを有していると共に、かご調整手段16としての機能、さらには換気通路21の壁面の一部としての機能をも併有している。
【0020】
上記照明装置6はその上部がかご天井1aの上面側に突出するようにして配置されている。本例では、枠状をした連結部材12の内側に照明装置6が配置されており、枠状をした強度の高い連結部材12にて保護されるようになっている。照明装置6は、照明取付け台40に吊り下げられており、図2、図4に示すように、照明取付け台40の一端部が、前側の取付金具13の縦片13aに固着され、照明取付け台40の他端部が、後側の取付金具13の縦片13aに固着されている。これにより、照明装置6は取付金具13を介してかご天井1a側に固定されている。
【0021】
照明装置6の上方には、エレベータの動作を制御するための制御盤8が配置されている。図2の例では、制御盤8を取り付ける制御盤取付け台41を照明装置6の上方に配置した状態で、制御盤取付け台41の一端部が、前側の取付金具13の上横片13c(図4)に固着され、制御盤取付け台41の他端部が、後側の取付金具13の上横片13cに固着されている。これにより、制御盤8は、照明装置6の上方に配置された状態で第1の取付金具13を介してかご天井1a側に固定されている。
【0022】
しかして、制御盤8と照明装置6とが上下方向Aに配列されることで、制御盤8が横方向に大きく広がることがなく、その分だけ横方向の配置スペースを狭めることができる。従って、3〜4人乗りという狭い天井スペースでも作業がしやすくなって作業スペースを確保でき、かご天井1aの限られたスペースの有効利用を図ることができる。
【0023】
しかも、制御盤8の取付金具13を断面コ字状に形成することで、取付金具13自体の強度が向上し、制御盤8の支持強度が向上する。さらに、連結部材12を枠状に形成することで、かご振れ止め用の連結部材12自体の強度が向上し、かごプラットホーム11とかご1との連結強度を向上させることができ、ひいてはかご振れ止め効果を向上させることができる。そのうえ、この枠状の連結部材12の内側に照明装置6を配置しているので、かご振れ止め用となる連結部材12を、照明装置6の保護材として有効利用できる。そのうえ制御盤8を取り付ける取付金具13を利用して、照明装置6を支持できるようになっているので、照明装置6を支持するための専用の部材が不要となり、これにより部品点数の削減、省施工化を図ることができる。
【0024】
また本例では、かご1の出入用ドア14とエレベータホールの各階出入用ドア15との距離を調整するためのかご調整手段16が設けられている。このかご調整手段16は、図7に示すように、前記かご天井1aに固定された取付金具13の縦片13aと、かごプラットホーム11に連結された連結部材12の前枠12aと、これらを連結する調整具17とを備えており、調整具17は、取付金具13の縦片13aと連結部材12の前枠12aとを連結するボルト部17bと、ボルト部17bに螺合しているナット部17aとで構成される。最初に、連結部材12の連結片12cと第1のハット形固定金具26とを固定しているボルト32(図8(b))を緩めて、かご1をスライド可能な状態とし、その後、調整具17のナット部17a(図7)を回転操作することで、ボルト32が挿入されている長孔50(図8(b))の範囲内で前後方向Bに向かって、制御盤8の取付金具13と連結部材12との相対位置が変化させることができ、これにより、かご1が前後方向Bにスライド可能となり、例えば、かご1の出入用ドア14とエレベータホールの各階出入用
ドア15との距離L(図1)の調整が可能となる。
【0025】
なお、かご1を左右方向Cに調整する方法としては、図3に示すかご1の一側方に配置されているかごプラットホーム11の縦枠体11aの上端部の側面と、かご天井1aに連結される連結部材12の固定片12dとの間にスペーサ(図示せず)を介在させ、スペーサの厚みに応じて、かごプラットホーム11とかご1との相対位置を変化させるようにしてもよい。
【0026】
さらに、上記かご天井1aには、図9に示すように、換気口18が設けられており、換気口18の上方には換気扇20が収納される換気通路21が設けられている。換気通路21の壁面は、後側の取付金具13の縦片13aと、これに対向して配置される断面略Z字形をしたカバー部材22とで形成されている。このように取付金具13を換気通路21の壁面の一部として利用することで、換気通路21の壁面の構成部品の数を削減でき、換気通路21の構造の簡素化、部材の合理化が図られるという利点がある。
【0027】
本発明の他の実施形態を図15〜図18に示す。本例では、図15、図16に示すように、かご天井1aの外周に沿わせて安全柵61を設置すると共に、かご1の出入用ドア14を開閉するドア開閉装置ユニット60をかご天井1aに設置し、安全柵61の一部をドア開閉装置ユニット60にて構成した場合を示している。他の基本構成は、図1の実施形態と同様であり、異なる点だけを説明する。
【0028】
ドア開閉装置ユニット60は、かご天井1aの出入用ドア14側の一辺に沿って設置されている。本例のドア開閉装置ユニット60は、図17に示すように、出入用ドア14の上方に横フレーム65を取り付け、この横フレーム65の軸支部68に設けた上下一対のころ66,67を、ドア開閉装置ユニット60内の上レール69の上下両側に沿って走行自在に支持してあり、駆動モータ(図示せず)によって出入用ドア14が開閉されるようになっている。なお、ドア開閉装置ユニット60は図17の構造には限定されず、出入用ドア14の開閉機構を内蔵しているものであればよい。
【0029】
一方、かご天井1aに設置される安全柵61は、かご1上で点検等を行う作業者の安全を確保するためのものであり、図18に示すように、かご天井1aの四辺の上方に沿って横架される4本の柵部61a〜61dにて構成されている。本例では、出入用ドア14側に沿って配置されるドア開閉装置ユニット60が柵部61aを兼ねた構造となっている。
【0030】
かご天井1aの四隅には、柵取付金具70〜73がそれぞれ固定されている。4つの柵取付金具70〜73のうち出入用ドア14側の2つの柵取付金具70,71は、上記柵部61aを構成するドア開閉装置ユニット60の長手方向の両端部にそれぞれ一体に設けられている。この出入用ドア14側の2つの柵取付金具70,71は、かご天井1aにボルトにて固定されるボルト孔78を有する底板部74と、底板部74の外周の2辺から立設された平面視L字状をした立上り部75とからなり、立上り部75の一片75aがドア開閉装置ユニット60の側面に固着され、立上り部75の他片75bにより、上記出入用ドア14側の一辺と直交する辺に沿って設置される柵部61b,61cの一端部が支持されるようになっている。
【0031】
また、上記出入用ドア14側とは反対側に配置される2つの柵取付金具72,73は、ドア開閉装置ユニット60とは別体とされ、かご天井1aにボルトにて固定されるボルト孔78を有する底板部76と、底板部76の外縁部から立設された平面視L字状をした立上り部77とからなり、立上り部77の一片77aにより上記柵部61b,61cの他端部が支持され、立上り部77の他片77bにより上記出入用ドア14側とは反対側の辺に沿って設置される柵部61dの端部が支持されるようになっている。
【0032】
しかして、かご1上で点検等を行う作業者の安全を安全柵61によって確保できると共に、ドア開閉装置ユニット60の一部を安全柵61として利用しているので、簡単な構造で、安全柵61を設置できるようになり、従って、安全柵61の取り付け作業の手間を省いて省施工化を図ることができ、さらに安全柵61の部品点数を削減できるようになる。
【0033】
また、出入用ドア14側の柵取付金具70,71をボルトでかご天井1aに固定することで、これら柵取付金具70,71を介して安全柵61の支持とドア開閉装置ユニット60の固定とが行えるようになり、一層の省施工化を実現できる。さらに、図17に示すように、ドア開閉装置ユニット60の側面の上半部に柵取付金具70を一体に設け、ドア開閉装置ユニット60の側面の下半部をかごの前面垂下部1cにて支持してあるので、かご天井1aに対するドア開閉装置ユニット60の取り付けの安定性を高めることができるものである。
【0034】
【発明の効果】
上述のように請求項1記載の発明にあっては、かごをワイヤで吊り下げて昇降させるエレベータにおいて、エレベータ昇降路内にかごを取り付けたかごプラットホームを昇降自在に配置し、かごプラットホームは、縦枠体と下横枠体とからなるL字状をしており、下横枠体にかごが載設されていると共に、かご天井とかごプラットホームの縦枠体の上端部とが枠状をした連結部材を介して連結されており、枠状をした連結部材の内側に上方に制御盤が配置された照明装置が取付金具を介してかご天井に取り付けられており、上記かごの出入用ドアとエレベータホールの各階出入用ドアとの距離を調整するためのかご調整手段を備えており、このかご調整手段は、照明装置の取付金具と連結部材とが調整具を介して連結され、上記連結部材は、前枠と後枠と左右一対の連結片とが平面視矩形状に形成され、前枠と後枠の各一端部がかごプラットホームの縦枠体の上端部に固着され、左右の連結片がかご天井に固定されており、かご天井の左右方向に延びた取付金具がかご天井の上面側に固定されており、調整具は、取付金具と連結部材の相対位置を前後方向に向かって変化させるので、連結部材を枠状に形成することで、連結部材自体の強度が向上して、連結部材によるかご振れ止め効果を向上させることができ、さらに枠状をした連結部材の内側に制御盤を配置することで、枠状をした強度の高い連結部材を、制御盤の保護材として有効利用できるようになる。また、制御盤を保護するための専用の部材が不要となるため、部品点数の削減、省施工化を図ることができる。また調整具は、取付金具と連結部材の相対位置を前後方向に向かって変化させるので、調整具の調整によって、かご天井の前後方向の位置を所望の位置に楽にスライドさせることが可能となる。
【0035】
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、かご天井に換気口が設けられ、換気口の上方に換気扇が収納される換気通路が設けられ、換気通路の壁面を制御盤の取付金具の一部とこれに対向して配置されるカバー部材とで形成したので、取付金具を換気通路の壁面の一部として利用でき、換気通路の壁面の構成部品の数を削減できるようになり、換気通路の構造の簡素化、部材の合理化が図られる。
【0036】
また請求項3記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、かご天井の外周に沿わせて安全柵を設置すると共に、かごの出入用ドアを開閉するドア開閉装置ユニットをかご天井に設置し、安全柵の一部をドア開閉装置ユニットにて構成したので、ドア開閉装置ユニットの一部を安全柵として利用することができ、簡単な構造で、かご上で点検等を行う作業者の安全を確保するための安全柵を設置できるようになり、従って、安全柵の取り付け作業の手間を省いて省施工化を図ることができると共に、部品点数の削減を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の一例を示す平面図である。
【図2】 同上の側面図である。
【図3】 (a)は同上の連結部材とかごプラットホームの連結状態の説明図、(b)はかごプラットホームにかごを載設した状態の概略側面図である。
【図4】 同上の取付金具による制御盤の取付け台と照明取付け台の取り付け状態を説明する側面図である。
【図5】 同上の連結部材を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は背面図である。
【図6】 同上の図5(a)のE−E線断面図である。
【図7】 同上のかご調整手段の説明図である。
【図8】 同上の連結部材をハット形固定金具に取り付ける状態を示し、(a)は側面断面図、(b)はボルトをナットに締め込んだ状態の正面断面図、(c)は(b)のF−F線断面図である。
【図9】 同上の換気通路を説明する断面図である。
【図10】 同上のエレベータの基本構造を説明する概略斜視図である。
【図11】 同上の概略正面図である。
【図12】 同上の概略側面図である。
【図13】 同上のかご用昇降レールの配置を示す概略側面図である。
【図14】 同上の概略平面図である。
【図15】 本発明の他の実施形態の概略側面図である。
【図16】 同上の安全柵を示す側面図である。
【図17】 同上のドア開閉装置に柵取付金具を一体に設けた場合を説明する断面図である。
【図18】 同上の安全柵を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 かご
1a かご天井
2 ワイヤ
6 照明装置
7 制御盤
9 エレベータ昇降路
11 かごプラットホーム
11a 縦枠体
11b 下横枠体
12 連結部材
13 取付金具
14 出入用ドア
15 各階出入用ドア
16 かご調整手段
17 調整具
18 換気口
20 換気扇
21 換気通路
22 カバー部材
60 ドア開閉装置
61 安全柵
A 上下方向

Claims (3)

  1. かごをワイヤで吊り下げて昇降させるエレベータにおいて、エレベータ昇降路内にかごを取り付けたかごプラットホームを昇降自在に配置し、かごプラットホームは、縦枠体と下横枠体とからなるL字状をしており、下横枠体にかごが載設されていると共に、かご天井とかごプラットホームの縦枠体の上端部とが枠状をした連結部材を介して連結されており、枠状をした連結部材の内側に上方に制御盤が配置された照明装置が取付金具を介してかご天井に取り付けられており、上記かごの出入用ドアとエレベータホールの各階出入用ドアとの距離を調整するためのかご調整手段を備えており、このかご調整手段は、照明装置の取付金具と連結部材とが調整具を介して連結され、上記連結部材は、前枠と後枠と左右一対の連結片とが平面視矩形状に形成され、前枠と後枠の各一端部がかごプラットホームの縦枠体の上端部に固着され、左右の連結片がかご天井に固定されており、かご天井の左右方向に延びた取付金具がかご天井の上面側に固定されており、調整具は、取付金具と連結部材の相対位置を前後方向に向かって変化させることを特徴とするエレベータの制御盤の取り付け構造。
  2. かご天井に換気口が設けられ、換気口の上方に換気扇が収納される換気通路が設けられ、換気通路の壁面を制御盤の取付金具の一部とこれに対向して配置されるカバー部材とで形成したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御盤の取り付け構造。
  3. かご天井の外周に沿わせて安全柵を設置すると共に、かごの出入用ドアを開閉するドア開閉装置ユニットをかご天井に設置し、安全柵の一部をドア開閉装置ユニットにて構成したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御盤の取り付け構造。
JP2001075073A 2001-02-23 2001-03-15 エレベータの制御盤の取り付け構造 Expired - Lifetime JP3705140B2 (ja)

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