JP3654612B2 - クリーンルーム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置等の製造が行われるクリーンルームにおいて、局所クリーン化を行えるクリーンルームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体装置は、クリーンルーム環境からの汚染により製品歩留りが低下するため、温湿度が制御されると共に通常数ミクロンレベルの異物が除去されたクリーンルーム内で製造されている。
【0003】
図9は従来のクリーンルームを示す図である。図において、1はクリーンルーム、2は外気を取り入れ温湿度を制御後クリーンルーム1にエアを供給する外調機である。クリーンルーム1は、外調機2からエアが供給される天井チャンバー3と、生産装置等が配置され作業が行われる作業ゾーン4と、動力供給設備や環境保全設備等が配置されたユーティリティゾーン7から構成されており、天井チャンバー3と作業ゾーン4の間には、天井チャンバー3のエアから数ミクロンレベルの塵埃等の異物を除去するHEPA(High Efficiency Particulate Air )フィルタあるいはULPA(Ultra Low Penetration Air )フィルタ等の天井フィルタ8が配置され、作業ゾーン4は、床面のグレーチィング10を介してユーティリティゾーン7と接し、ユーティリティゾーン7には、作業ゾーン4のエアをグレーチィング10を通して吸引し、ユーティリティゾーン7から天井チャンバー3にエアを循環させる循環ダクト11が配置されている。また、クリーンルーム1は、外気からの異物侵入を防止するために外気よりも陽圧状態としているが、ドアの開閉や装置からの排気等によりクリーンルーム1内の気圧が低下するため、常時クリーンルーム1内の気圧を検出し、外調機2の送風ファンの回転数を変化させて外気よりも一定値陽圧状態になるよう圧力をコントロールしている。
【0004】
半導体装置の高集積化によるパターンの微細化、膜厚の薄膜化に伴い、半導体装置が製造されるクリーンルーム内の空気に含まれる有機物や無機物からなるサブミクロンレベルのケミカルミスト、ガス等によるケミカル汚染も問題視されるようになった。特に、半導体装置の製造工程において、各製造装置間の搬送時や保管時における半導体ウェハのケミカル汚染が問題となっている。これは、製造装置は、窒素等の不活性ガスを直接導入したり種々のフィルタとファンを内蔵して独自のシステムにより装置内部の清浄度を高めているためである。ケミカル汚染の原因となるケミカルミストとしては、取り入れた外気に混入していた硫化系ガスや酸系ガス、クリーンルーム内の製造装置等で使用される薬品からの蒸発ガス、クリーンルームの壁のコンクリートや製造装置の塗装からの蒸発ガス等があり、以下に示すような悪影響を半導体装置に与えている。
1.半導体装置に用いられている金属等に腐食を生じさせ、半導体装置の信頼性を低下させる。特に、Al配線においては、腐食により配線抵抗が増加したり断線等が生じトランジスタ特性変化や機能喪失を発生させる。
2.CVD法による成膜においては、成膜面の汚染により成膜層の異常成長が生じパターン形成異常が発生し易くなる。
3.フッ素系ガスは表面状態を変質させ、ナトリウムイオンは酸化膜を増殖酸化させて酸化膜厚異常を生じさせ、トランジスタ特性を変化させる。
【0005】
図10は、クリーンルーム1の循環系にケミカルミストを除去できるケミカルフィルタ33a、33b、33cを配置した例を示している。33aはグレーチィング10の下に配置されたケミカルフィルタ、33bはユーティリティゾーン7から天井チャンバー3にエアを循環させる循環ダクト11に配置されたケミカルフィルタ、33cは天井フィルタ8に追加したケミカルフィルタである。ケミカルフィルタ33a、33b、33cの少なくともいずれか一個をクリーンルーム1内に配置することにより、作業ゾーン4からケミカルミストを除去している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のクリーンルームは以上のように構成されており、半導体装置の製造工程において、特に、各製造装置間の搬送時や保管時における半導体ウェハのケミカル汚染が問題となっているが、HEPAフィルタあるいはULPAフィルタでは、化学物質からの発生ガス等の空気中に含まれるケミカルミストを除去できず、また、クリーンルーム1のエアの循環系にケミカルミストを除去できるケミカルフィルタ33a〜33cを配置し、クリーンルーム1内の全てのエアをケミカルフィルタ33a〜33cを通過させて、クリーンルーム1の作業ゾーン4全体からケミカルミストを除去する方式では、空調設備のイニシャルコストおよびランニングコストが高くなるなどの問題があった。
【0007】
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、半導体装置製造工程において、半導体ウェハの搬送時や保管時のケミカル汚染を防止できると共に、必要に応じた空調管理を部分的に行えるクリーンルームを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わるクリーンルームは、外気の温湿度を制御すると共に、第一の除塵レベルに管理した第一の清浄度のエアを、外気よりクリーンルーム内が陽圧状態になるよう供給する外調機と、第一の清浄度のエアが外調機により供給される天井チャンバーと、天井チャンバーの第一の清浄度のエアを第二の除塵レベルの第二の清浄度のエアに清浄化する天井フィルタと、天井フィルタの上流側に配置され、エア中の所定の化学物質を所定の含有レベルまで除去するファンフィルタユニットと、天井フィルタにより第二の清浄度に管理されたエアが供給されると共に、所定領域にはファンフィルタユニットにより第二の除塵レベルの第三の清浄度に管理されたケミカルフリーエアが供給される作業ゾーンと、作業ゾーンのグレーチィング床下に位置し、動力供給設備および環境保全設備が配置されたユーティリティゾーンと、作業ゾーンからユーティリティゾーンに排気されるエアの温を調整し、ダクトを通してユーティリティゾーンから天井チャンバーにエアを循環させる空気循環設備とを備え、上記第三の清浄度に管理されたケミカルフリーエアは、所定の化学物質の所定含有レベルが1ppt〜1fの範囲とされるたものである。
【0009】
また、この発明に係わるクリーンルームは、外気の温湿度を制御すると共に、第一の除塵レベルに管理した第一の清浄度のエアを、外気よりクリーンルーム内が陽圧状態になるよう供給する外調機と、外気の温湿度を制御すると共に、第一の除塵レベルに管理し、エア中の所定の化学物質を所定の含有レベルまで除去した第四の清浄度のケミカルフリーエアを生成するケミカルフリーエアの生成装置と、第一の清浄度のエアが外調機により供給される天井チャンバーと、天井チャンバー内の所定領域に配置され、ケミカルフリーエアの生成装置から第四の清浄度のケミカルフリーエアが供給される導風カバーと、天井チャンバーの第一の清浄度のエアを第二の除塵レベルの第二の清浄度のエアに清浄化する第一の天井フィルタ、および上記第四の清浄度のケミカルフリーエアを第二の除塵レベルの第三の清浄度のケミカルフリーエアに清浄化する第二の天井フィルタと、第一の天井フィルタにより第二の清浄度に管理されたエアが供給されると共に、所定領域には導風カバー内に供給されたケミカルフリーエアが第二の天井フィルタにより第三の清浄度のケミカルフリーエアに清浄化され供給される作業ゾーンと、作業ゾーンのグレーチィング床下に位置し、動力供給設備および環境保全設備が配置されたユーティリティゾーンと、作業ゾーンからユーティリティゾーンに排気されるエアの温度を調整し、ダクトを通してユーティリティゾーンから天井チャンバーにエアを循環させる空気循環設備とを備え、上記第三および第四のケミカルフリーエアは、所定の化学物質の所定含有レベルが1ppt〜1fの範囲とされるものである。
また、ケミカルフリーエアの生成装置は、外調機から第一の清浄度のエアが供給され、上記第一の清浄度のエアから所定の化学物質を所定の含有レベルまで除去するケミカル除去装置である。
【0010】
また、第一の清浄度のエアは、外調機からユーティリティゾーンに供給されるものである。
また、作業ゾーンの所定領域のエア圧力は、作業ゾーンの他の領域のエア圧力より陽圧状態となるよう調整されているものである。
また、作業ゾーンの所定領域は、導入された第三の清浄度のケミカルフリーエアが内部を通過して外部へ排出される開口部を有した搬送装置および保管装置の設置部である。
また、搬送装置は、作業ゾーンの天井に吊り下げられた天井走行方式の搬送装置で、被搬送体を保持する保持部と、駆動装置等が配置された駆動部と、保持部と駆動部を隙間を介して仕切るカバーと、駆動部に設けられた排気ダクトを備え、天井フィルタ部を通して供給されるエアを、保持部からカバーの隙間を通して駆動部の排気ダクトからユーティリティゾーンに排気するよう構成されているものである。
また、保管装置は、作業ゾーンのグレーチィング上に配置された半密閉構造を有する保管装置で、天井フィルタ部を通して供給されるエアを効率良く得るために天井フィルタ部の方向へ延長した側面と、複数の小径の穴を有した棚板を備え、天井フィルタ部を通して供給されたエアを棚板の穴を介してグレーチィング下に排気するよう構成されているものである。
【0011】
また、この発明に係るクリーンルームは、外気の温湿度を制御すると共に、第一の除塵レベルに管理した第一の清浄度のエアを、外気よりクリーンルーム内が陽圧状態になるよう供給する外調機と、外気の温湿度を制御すると共に、第二の除塵レベルに管理し、エア中の所定の化学物質および水分を所定の含有レベルまで除去した第5の清浄度のケミカルフリードライエアを生成するケミカルフリードライエアの生成装置と、ケミカルフリードライエアの生成装置からドライエアが供給される密閉構造を有した搬送装置および保管装置等が配置された作業ゾーンと、作業ゾーンのグレーチィング床下に位置し、動力供給設備や環境保全設備等が配置され、作業ゾーンおよび搬送装置や保管装置等の排出口からエアが排気されると共に外調機からエアが供給されるユーティリティゾーンと、ユーティリティゾーンのエアの温度を調整しダクトを通して天井チャンバーに循環させる空気循環設備と、天井チャンバー内に配置され、導入された第一の清浄度のエアを第二の清浄度のエアに清浄化して作業ゾーンに供給する天井フィルタとを備え、上記第五の清浄度のケミカルフリードライエアは、所定の化学物質の所定含有レベルが1ppt〜1fの範囲で、水分の含有レベルが1ppb以下とされるものである。
【0012】
また、搬送装置は、密閉構造の搬送路と、搬送路の天井部に設けられたケミカルフリードライエアの生成装置から供給されるドライエアの供給部と、搬送路内の上部に設けられた被搬送体を保持する保持部と、下部に設けられ駆動装置等が配置された駆動部と、保持部と駆動部を隙間を有して仕切るカバーと、駆動部に設けられた排気ダクトを備え、搬送路の天井部に配管を介して供給されたドライエアは、保持部からカバーの隙間を通って駆動部の排気ダクトからユーティリティゾーンに排気されるよう構成されているものである。
さらに、搬送路には、天井部に供給されたドライエアを搬送路内に均一に供給するために所定の間隔を開けて平行に設置された多数の小径の穴を有する整流板が設置されているものである。
さらに、搬送装置は、他の装置との接続部に、被搬送体の認識装置と、開閉自在なシャッターが設置された開口部と、ケミカルフリードライエアの生成装置から供給されるドライエアの吹き出し部を有する開口部上に搬送路壁から突出形成された庇部を備えているものである。
また、保管装置は、密閉構造の保管庫と、保管庫の天井部に設けられたケミカルフリードライエアの生成装置から供給されるドライエアの供給部と、複数の小径の穴を有した棚板と、底部に設けられた排気ダクトを備え、保管庫の天井部に配管を介して供給されたドライエアは、棚板の穴を通って排気ダクトからユーティリティゾーンに排気されるよう構成されているものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の一実施の形態であるクリーンルームを図について説明する。図1は本発明のクリーンルームを示す模式図である。
図において、1はクリーンルーム、2は外気を取り入れ温湿度を制御後クリーンルーム1にエアを供給する外調機、3は外調機2からエアが供給される天井チャンバー、4は製造装置や天井走行方式の搬送装置5および保管装置6等が配置され作業が行われる作業ゾーン、7は動力供給設備や環境保全設備等が配置されたユーティリティゾーン、8は天井チャンバー3と作業ゾーン4の間に設置されたHEPAフィルタあるいはULPAフィルタ等の天井フィルタで、天井チャンバー3のエアから数ミクロンレベルの塵埃等の異物を除去して作業ゾーン4に供給する。9はケミカルフィルタおよび送風ファンから構成されたファンフィルタユニットで、搬送装置5および保管装置6が配置された部分の上方にのみ天井フイルタ8に追加配置されている。10は作業ゾーン4床面のグレーチィング、11は作業ゾーン4のエアをユーティリティゾーン7に設けられた循環ファン12によりグレーチィング10を通して吸引し、ユーティリティゾーン7から天井チャンバー3にエアを循環させる循環ダクト、13は循環ダクト11に設置された循環エアの温調装置である。
【0015】
搬送装置5は、天井走行方式を採用しており、半導体ウェハを収納したウェハキャリア14は、走行車輪15を有した保持部16に保持され、搬送路17内に設置された走行レール18上をリニアモータ19により駆動されて搬送される。20は保持部16の横揺れ防止車輪、21は走行車輪15、走行レール18、リニアモータ19等が設置された駆動部22を覆うカバーで、ウェハキャリア14の保持部16と駆動部22を小さな隙間を介して分離している。23は駆動部22に設置された排気ダクト、24は天井走行方式の搬送装置5の搬送路17を天井に固定する吊り具である。
保管装置6は、ウェハキャリア14を搬出入する開放部もしくは開閉扉(図示せず)を有し、上面は開放もしくはパンチィング板を用い、側面板24はファンフィルタユニットを通過したエアを効率良く得られる高さまで延長されている。25はパンチィング板を用いた棚板である。
【0016】
クリーンルーム1は、外気からの異物侵入を防止するために、ドアの開閉や装置からの排気等による気圧の低下を考慮し、常時クリーンルーム内の気圧を検出し外調機2の送風ファンの回転数を変化させて、外気よりも一定値陽圧状態になるよう圧力がコントロールされている。また、作業ゾーン4は、天井フィルタ8により塵埃等の異物が除去されたクリーンエアが供給されると共に、作業ゾーン4内のエアは、ユーティリティゾーン3に設けられた循環ファン12によりグレーチィング10下に吸引排気されるため、作業ゾーン4内はダウンフロとなっている。さらに、天井フィルタ8にケミカルフィルタおよび送風ファンから構成されるファンフィルタユニット9が追加配置された部分では、数ミクロンレベルの異物が除去されると共に、ケミカル汚染の原因となるケミカルミストが1ppt〜1fの濃度に制御されたクリーンなケミカルフリーエアが供給される。
【0017】
天井方向方式の搬送装置5が配置された部分の天井部にはファンフィルタユニット9が追加配置され、ファンフィルタユニット9を通過したクリーンなケミカルフリーエアのみが搬送路17に供給される。搬送路17内は、ケミカルミストを含有した作業ゾーン4内のエアが混入するのを防止するために、作業ゾーン4の他の領域よりも陽圧状態となるよう、ファンフィルタユニット9から送り出されるエアの量が調整されている。搬送路17に供給されたエアは、駆動部22を覆っているカバー21の隙間から駆動部22に吹き出され、駆動部22で生じた異物と共に排気ダクト23からグレーチィング10下のユーティリティゾーン7に排出される。
【0018】
また、保管装置6が配置された部分の天井部にもファンフィルタユニット9が追加配置され、ファンフィルタユニット9から供給されるクリーンなケミカルフリーエアを効率良く得られる高さまで延長された側面板24により、保管装置6内はクリーンなケミカルフリーエアのみが供給される。保管装置6内は、ケミカルミストを含有した作業ゾーン4内のエアが混入するのを防止するために、作業ゾーン4の他の領域よりも陽圧状態となるよう、ファンフィルタユニット9から送り出されるエアの量が調整されている。保管装置6に供給されたエアは、パンチィング板を用いた棚板25を通過してユーティリティゾーン3に設けられた循環ファン12によりグレーチィング10下に速やかに吸引排気される。
なお、外調機2から供給されるエアを、図1の点線で示すように、天井チャンバー3の代わりにユーティリティゾーン7に供給してもよい。
【0019】
この発明によれば、半導体ウェハの搬送装置5および保管装置6には、ケミカルフィルタによりケミカルミストが除去されたケミカルフリーエアが供給されるため、半導体ウェハの搬送時および保管時のケミカル汚染を防止できる。さらに、ケミカルフリーエアは、半密閉構造を有した搬送装置5および保管装置6にのみ供給されるよう構成されているため、空調設備のコストを押さえることができる。
【0020】
実施の形態2.
実施の形態1では、天井フィルタ8とケミカルフィルタと送風ファンから構成されるファンフィルタユニット9を搬送装置5および保管装置6の上方に設置して、搬送装置5および保管装置6にケミカルフリーエアを供給したが、図2に示すように、搬送装置5および保管装置6を配置した部分の上方の天井チャンバー3部に導風カバー26を設け、導風カバー26の内側に、ケミカルフリーエアの生成装置27により、温湿度を制御すると共にケミカルミストを1ppt〜1fの濃度に制御したケミカルフリーエアを供給し、これを天井フィルタ8を通して搬送装置5と保管装置6に供給しても同様の効果が得られる。なお、導風カバー26に供給されるケミカルフリーエアの圧力は、クリーンルームに供給されるエアの圧力よりも大とする。また、搬送装置5および保管装置6の構造は実施の形態1に示したものと同じである。
なお、ケミカルフリーエアの生成装置27の代わりに、図3に示すように、外調機2から温湿度が制御されたエアを導入し、ケミカルミストを1ppt〜1fの濃度に制御するケミカル除去装置27aを用いてケミカルフリーエアを導風カバー26内に供給してもよい。
【0021】
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3を示すクリーンルーム、図5はクリーンルームに配置された搬送装置の側面断面図、図6は製造装置との接続部分の搬送装置の正面断面図である。図において、1はクリーンルーム、2は外気を取り入れ温湿度を制御後クリーンルーム1にエアを供給する外調機、3は天井チャンバー、4は製造装置や密閉構造の搬送路29を有する搬送装置5および保管装置6等が配置され作業が行われる作業ゾーン、7は動力供給設備や環境保全設備等が配置されると共に外調機2からエアが供給されるユーティリティゾーン、8は天井チャンバー3と作業ゾーン4の間に設置されたHEPAフィルタあるいはULPAフィルタ等の天井フィルタで、天井チャンバー3のエアから数ミクロンレベルの塵埃等の異物を除去して作業ゾーン4に供給する。10は作業ゾーン4床面のグレーチィング、11は作業ゾーン4のエアをユーティリティゾーン7に設けられた循環ファン12によりグレーチィング10を通して吸引し、ユーティリティゾーン7から天井チャンバー3にエアを循環させる循環ダクト、13は循環ダクト11に設置された循環エアの温調装置である。28は数ミクロンレベルの異物を除去すると共にケミカルミストを1ppt〜1fの濃度および水分濃度を1ppb以下に制御したケミカルフリードライエアを搬送装置5および保管装置6に供給するケミカルフリードライエアの生成装置、28aはケミカルフリードライエアの供給配管、30は製造装置との接続部に搬送路29から突出させて形成された庇で、ケミカルフリードライエアの吹き出し部を有する。31は製造装置との接続部に設けられた搬送路29のゲートシャッターである。
なお、搬送装置5および保管装置6の内部の構成は図1に示すものと同様であるので説明を省略する。
【0022】
クリーンルーム1は、外気からの異物侵入を防止するために、ドアの開閉や装置からの排気等による気圧の低下を考慮し、常時クリーンルーム内の気圧を検出し外調機2の送風ファンの回転数を変化させて、外気よりも一定値陽圧状態になるよう圧力がコントロールされている。また、搬送装置5および保管装置6からユーティリティゾーン7に排気されるエアがドライエアであるため、外調機2から供給されるエアをユーティリティゾーンに導入して、ユーティリティゾーン7内のエアの湿度を外調機2から供給されるエアの湿度をコントロールすることにより制御し、循環ダクト11を通して天井チャンバー3に循環する。また、作業ゾーン4は、天井フィルタ8により塵埃等の異物が除去されたクリーンエアが供給されると共に、作業ゾーン4内のエアは、ユーティリティゾーン7に設けられた循環ファン12によりグレーチィング10下に吸引排気されるため、作業ゾーン4内はダウンフロとなっている。
【0023】
トンネル構造を有する搬送路29内には、ケミカルフリードライエアの生成装置28から供給配管28aを介して送られたケミカルフリードライエアが供給され、駆動部22を覆っているカバー21の隙間から駆動部22に吹き出され、駆動部22で生じた異物と共に排気ダクト23からグレーチィング10下のユーティリティゾーン7に速やかに吸引排気される。製造装置との接続部では、予め定められた工程に従いウェハキャリア14を検知することにより自動的にゲートシャッター31が開口すると共に庇30部分からケミカルフリードライエアの生成装置28から供給されたケミカルフリードライエアが吹き出し、製造装置との接続部においてウェハキャリアに収納された半導体ウェハがケミカル汚染されるのを防止する。
密閉構造を有する保管装置6には、ケミカルフリードライエアの生成装置28から供給配管28aを介して送られたケミカルフリードライエアが供給され、パンティング板を用いた棚板25の穴を通って排気ダクト23からグレーチィング10下のユーティリティゾーン7に速やかに吸引排気される。
【0024】
本実施の形態によれば、半導体ウェハの搬送装置5および保管装置6には、ケミカルミストおよび水分が所定レベル以下に制御されたケミカルフリードライエアが供給されるため、半導体ウェハの搬送時および保管時のケミカル汚染および水分による半導体ウェハ上の自然酸化膜形成を防止できる。さらに、ケミカルフリードライエアは、密閉構造を有した搬送装置6および保管装置6にのみ供給されるよう構成されているため、空調設備のコストを押さえることができる。
【0025】
実施の形態4.
図7および図8はこの発明の実施の形態4を示す搬送装置の正面断面図および側面断面図である。図において、32は搬送路29の上部に所定の間隔を開けて平行に設置された多数の小径の穴を有する一対の整流板である。なお、その他の構成は実施の形態3と同様であるので説明を省略する。
本実施の形態によれば、ケミカルフリードライエアの供給配管28aを介して供給されたケミカルフリードライエアを一対の整流板32に形成された小径の穴を通して搬送路29内に供給することにより、ケミカルフリードライエアの気流の方向を制御し、搬送路29内に均一にケミカルフリードライエアを供給することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、半導体装置製造工程において、半導体ウェハの搬送時や保管時のケミカル汚染を防止することにより、半導体装置の品質および歩留まりを向上させることができると共に、必要に応じた空調管理を部分的に行えるため、空調設備のコストを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるクリーンルームを示す模式図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるクリーンルームを示す模式図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるクリーンルームを示す模式図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるクリーンルームを示す模式図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるクリーンルームの搬送装置を示す側面断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるクリーンルームの搬送装置を示す正面断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態4によるクリーンルームの搬送装置を示す正面断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態4によるクリーンルームの搬送装置を示す側面断面図である。
【図9】 従来のこの種クリーンルームを示す模式図である。
【図10】 従来の他のクリーンルームを示す模式図である。
【符号の説明】
1 クリーンルーム、2 外調機、3 天井チャンバー、4 作業ゾーン、
5 搬送装置、6 保管装置、7 ユーティリティゾーン、
8 天井フィルタ、9 ファンフィルタユニット、10 グレーチィング、
11 循環ダクト、12 循環ファン、13 温調装置、
14 ウェハキャリア、15 走行車輪、16 保持部、17 搬送路、
18 走行レール、19 リニアモータ、20 横揺れ防止車輪、
21 カバー、22 駆動部、23 排気ダクト、24 吊り具、
25 側面板、25 棚板、26 導風カバー、
27 ケミカルフリーエアの生成装置、27a ケミカルミスト除去装置、
28 ケミカルフリードライエアの生成装置、28a 配管、29 搬送路、
30 庇、31 ゲートシャッター、32 整流板。
Claims (13)
- 外気の温湿度を制御すると共に、第一の除塵レベルに管理した第一の清浄度のエアを、外気よりクリーンルーム内が陽圧状態になるよう供給する外調機と、
上記第一の清浄度のエアが上記外調機により供給される天井チャンバーと、
上記天井チャンバーの上記第一の清浄度のエアを第二の除塵レベルの第二の清浄度のエアに清浄化する天井フィルタと、
上記天井フィルタの上流側に配置され、エア中の所定の化学物質を所定の含有レベルまで除去するファンフィルタユニットと、
上記天井フィルタにより第二の清浄度に管理されたエアが供給されると共に、所定領域には上記ファンフィルタユニットにより第二の除塵レベルの第三の清浄度に管理されたケミカルフリーエアが供給される作業ゾーンと、
上記作業ゾーンのグレーチィング床下に位置し、動力供給設備および環境保全設備が配置されたユーティリティゾーンと、
上記作業ゾーンから上記ユーティリティゾーンに排気されるエアの温度を調整し、ダクトを通して上記ユーティリティゾーンから上記天井チャンバーにエアを循環させる空気循環設備とを備え、
上記第三の清浄度に管理されたケミカルフリーエアは、所定の化学物質の所定含有レベルが1ppt〜1fの範囲とされることを特徴とするクリーンルーム。 - 外気の温湿度を制御すると共に、第一の除塵レベルに管理した第一の清浄度のエアを、外気よりクリーンルーム内が陽圧状態になるよう供給する外調機と、
外気の温湿度を制御すると共に、第一の除塵レベルに管理し、エア中の所定の化学物質を所定の含有レベルまで除去した第四の清浄度のケミカルフリーエアを生成するケミカルフリーエアの生成装置と、
上記第一の清浄度のエアが上記外調機により供給される天井チャンバーと、
上記天井チャンバー内の所定領域に配置され、上記ケミカルフリーエアの生成装置から第四の清浄度のケミカルフリーエアが供給される導風カバーと、
上記天井チャンバーの上記第一の清浄度のエアを第二の除塵レベルの第二の清浄度のエアに清浄化する第一の天井フィルタ、および上記第四の清浄度のケミカルフリーエアを第二の除塵レベルの第三の清浄度のケミカルフリーエアに清浄化する第二の天井フィルタと、
上記第一の天井フィルタにより第二の清浄度に管理されたエアが供給されると共に、所定領域には上記導風カバー内に供給されたケミカルフリーエアが第二の天井フィルタにより第三の清浄度のケミカルフリーエアに清浄化され供給される作業ゾーンと、
上記作業ゾーンのグレーチィング床下に位置し、動力供給設備および環境保全設備が配置されたユーティリティゾーンと、
上記作業ゾーンからユーティリティゾーンに排気されるエアの温度を調整し、ダクトを通して上記ユーティリティゾーンから上記天井チャンバーにエアを循環させる空気循環設備とを備え、
上記第三および第四のケミカルフリーエアは、所定の化学物質の所定含有レベルが1ppt〜1fの範囲とされることを特徴とするクリーンルーム。 - 上記ケミカルフリーエアの生成装置は、上記外調機から上記第一の清浄度のエアが供給され、上記第一の清浄度のエアから上記所定の化学物質を上記所定の含有レベルまで除去するケミカル除去装置であることを特徴とする請求項2記載のクリーンルーム。
- 上記第一の清浄度のエアは、上記外調機から上記ユーティリティゾーンに供給されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のクリーンルーム。
- 上記作業ゾーンの所定領域のエア圧力は、上記作業ゾーンの他の領域のエア圧力より陽圧状態となるよう調整されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のクリーンルーム。
- 上記作業ゾーンの所定領域は、導入された上記第三の清浄度のケミカルフリーエアが内部を通過して外部へ排出される開口部を有した搬送装置および保管装置の設置部であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載のクリーンルーム。
- 上記搬送装置は、上記作業ゾーンの天井に吊り下げられた天井走行方式の搬送装置で、被搬送体を保持する保持部と、駆動装置等が配置された駆動部と、上記保持部と上記駆動部を隙間を介して仕切るカバーと、上記駆動部に設けられた排気ダクトを備え、天井フィルタ部を通して供給されるエアを、上記保持部から上記カバーの隙間を通して上記駆動部の排気ダクトから上記ユーティリティゾーンに排気するよう構成されていることを特徴とする請求項6記載のクリーンルーム。
- 上記保管装置は、上記作業ゾーンのグレーチィング上に配置された半密閉構造を有する保管装置で、天井フィルタ部を通して供給されるエアを効率良く得るために上記天井フィルタ部の方向へ延長した側面と、複数の小径の穴を有した棚板を備え、上記天井フィルタ部を通して供給されたエアを上記棚板の穴を介してグレーチィング下に排気するよう構成されていることを特徴とする請求項6記載のクリーンルーム。
- 外気の温湿度を制御すると共に、第一の除塵レベルに管理した第一の清浄度のエアを、外気よりクリーンルーム内が陽圧状態になるよう供給する外調機と、
外気の温湿度を制御すると共に、第二の除塵レベルに管理し、エア中の所定の化学物質および水分を所定の含有レベルまで除去した第5の清浄度のケミカルフリードライエアを生成するケミカルフリードライエアの生成装置と、
上記ケミカルフリードライエアの生成装置からドライエアが供給される密閉構造を有した搬送装置および保管装置等が配置された作業ゾーンと、
上記作業ゾーンのグレーチィング床下に位置し、動力供給設備や環境保全設備等が配置され、上記作業ゾーンおよび上記搬送装置や保管装置等の排出口からエアが排気されると共に上記外調機からエアが供給されるユーティリティゾーンと、
上記ユーティリティゾーンのエアの温度を調整しダクトを通して天井チャンバーに循環させる空気循環設備と、
上記天井チャンバー内に配置され、導入された第一の清浄度のエアを第二の清浄度のエアに清浄化して上記作業ゾーンに供給する天井フィルタとを備え、
上記第五の清浄度のケミカルフリードライエアは、所定の化学物質の所定含有レベルが1ppt〜1fの範囲で、水分の含有レベルが1ppb以下とされることを特徴とするクリーンルーム。 - 上記搬送装置は、密閉構造の搬送路と、上記搬送路の天井部に設けられたケミカルフリードライエアの生成装置から供給されるドライエアの供給部と、上記搬送路内の上部に設けられた被搬送体を保持する保持部と、下部に設けられ駆動装置等が配置された駆動部と、上記保持部と上記駆動部を隙間を有して仕切るカバーと、上記駆動部に設けられた排気ダクトを備え、上記搬送路の天井部に配管を介して供給されたドライエアは、上記保持部から上記カバーの隙間を通って上記駆動部の排気ダクトから上記ユーティリティゾーンに排気されるよう構成されていることを特徴とする請求項9記載のクリーンルーム。
- 上記搬送路には、天井部に供給されたドライエアを上記搬送路内に均一に供給するために所定の間隔を開けて平行に設置された多数の小径の穴を有する整流板が設置されていることを特徴とする請求項10記載のクリーンルーム。
- 上記搬送装置は、他の装置との接続部に、被搬送体の認識装置と、開閉自在なシャッターが設置された開口部と、上記ケミカルフリードライエアの生成装置から供給されるドライエアの吹き出し部を有する上記開口部上に搬送路壁から突出形成された庇部を備えていることを特徴とする請求項10または11記載のクリーンルーム。
- 上記保管装置は、密閉構造の保管庫と、上記保管庫の天井部に設けられた上記ケミカルフリードライエアの生成装置から供給されるドライエアの供給部と、複数の小径の穴を有した棚板と、底部に設けられた排気ダクトを備え、上記保管庫の天井部に配管を介して供給されたドライエアは、上記棚板の穴を通って上記排気ダクトから上記ユーティリティゾーンに排気されるよう構成されていることを特徴とする請求項9記載のクリーンルーム。
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