[go: up one dir, main page]

JP3649299B2 - 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料 - Google Patents

水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP3649299B2
JP3649299B2 JP34559695A JP34559695A JP3649299B2 JP 3649299 B2 JP3649299 B2 JP 3649299B2 JP 34559695 A JP34559695 A JP 34559695A JP 34559695 A JP34559695 A JP 34559695A JP 3649299 B2 JP3649299 B2 JP 3649299B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
salt
meth
soluble thickener
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34559695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09157130A (ja
Inventor
和之 宮沢
文昭 松崎
利男 梁木
道広 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP34559695A priority Critical patent/JP3649299B2/ja
Publication of JPH09157130A publication Critical patent/JPH09157130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3649299B2 publication Critical patent/JP3649299B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は(メタ)アクリル酸またはその塩、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸またはその塩、架橋性単量体を共重合して得られる、もしくは得られた共重合体を更にアルカリ剤で中和して得られる、酸性下あるいは塩水溶液中においても粘度を低下させることの少ない水溶性増粘剤に関するものであり、例えば医薬品や化粧品を含む広汎な分野に利用できる。
【0002】
また、本発明は、上記水溶性増粘剤を配合した化粧料に関するものであり、例えば、皮膚や毛髪を含む広汎な化粧料に利用できる。
【0003】
【従来の技術】
医薬品および化粧品を含む広汎な分野で使用できる水溶性増粘剤としては、種々の多糖類、ゼラチンなどの天然高分子、ポリオキシエチレン、架橋ポリ(メタ)アクリル酸などの合成高分子、モンモリロナイト、シリカなどの無機鉱物などが挙げられる。特に、これらの中でも架橋ポリ(メタ)アクリル酸は安価で増粘効果が高く、少量でゲル化するため、医薬品および化粧品業界で高頻度で用いられている。
【0004】
また、特に化粧料においては、増粘剤あるいは安定化剤として上記の水溶性増粘剤を配合している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、架橋ポリ(メタ)アクリル酸はpH5以下の酸性下や塩の存在する水溶液中では、カルボキシル基の解離が抑えられ、粘度が極端に低下しゲル化しなくなる。このため、酸性条件や塩共存系が要求される処方では使えない。特に、使用性が重要なポイントを占める化粧品のゲル化剤としては、この特徴が致命的な欠点となることもある。例えば、pH5以下の酸性条件下では、増粘剤として用いられる架橋ポリ(メタ)アクリル酸は急激に粘度低下を起こすため、十分な粘度を保持するためにはその配合量を大幅に増やさなければならず、その結果、使用性が悪くなる。また、架橋ポリ(メタ)アクリル酸で増粘ゲル化させた化粧料を肌に塗布しようとすると、肌表面に存在する塩で水分を離してしまい、上滑り感のある使用性となってしまう。発汗直後の使用に際しては、特にこの上滑り感が顕著に現われる。
【0006】
本発明者らは、こうした事情にかんがみ、医薬品および化粧品を含めた広汎な分野で使用可能で、高い増粘効果やゲル化機能を有する物質を探すべく、鋭意研究を重ねた結果、(メタ)アクリル酸またはその塩、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸またはその塩、架橋性単量体を共重合して得られる、水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料が上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、(メタ)アクリル酸及びまたはその塩と、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸及びまたはその塩と、架橋性単量体とを、重合開始剤により、共重合して得られる、もしくは得られた共重合体を更にアルカリ剤で中和して得られる、酸性下あるいは塩水溶液中においても、粘度を低下させることの少ない水溶性増粘剤を提供するものである。
また、本発明は、(メタ)アクリル酸及びまたはその塩と、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸及びまたはその塩と、架橋性単量体とを、重合開始剤により、共重合して得られる、もしくは得られた共重合体を更にアルカリ剤で中和して得られる耐酸性、耐塩性を有する化粧品医薬品用水溶性増粘剤を提供するものである。
【0008】
また、本発明は上記水溶性増粘剤の(メタ)アクリル酸単位が45〜90モル%、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸単位が10〜55モル%含有され、更に架橋性単量体が0.001〜2.0モル%含有されることを特徴とする上記記載の耐酸性、耐塩性を有する化粧品医薬品用水溶性増粘剤を提供するものである。
【0009】
さらに、本発明は、上記記載の水溶性増粘剤を配合した耐酸、耐塩性に優れ、しかも使用性の良好な化粧料を提供するものである。
【0010】
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明において水溶性増粘剤として用いられる共重合体は、(メタ)アクリル酸及びまたはその塩と、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸及びまたはその塩と、架橋性単量体から得られる。(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸はその塩を使用しても良く、その塩を単独あるいは(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸と併用して共重合しても良い。
【0011】
(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸の塩としては、例えば、アルカリ金属、アンモニア、トリエチルアミン、トリエタノールアミン等の有機アミン塩を用いることが出来る。
【0012】
また、得られる共重合体の(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸単位をアルカリ剤で中和して本発明の水溶性増粘剤としても良い。
【0013】
共重合の重合方法としては、溶液重合法、乳化重合法、塊状重合法等の公知の重合法で重合すれば良い。
【0014】
重合開始剤としては、ラジカル重合を開始する能力を有するものであれば特に制限はないが、例えば、過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブチロニトリル、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等が挙げられる。
【0015】
なお、上記の方法で得られる共重合体は、酸性下、あるいは塩水溶液中においても粘度を低下させることの少ない水溶性増粘剤という本発明の効果を損なわない範囲で、(メタ)アクリル酸単位及び(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸単位以外に、他のビニルモノマーからなる単位を含んでも良い。
【0016】
本発明に使用する架橋性単量体は、一分子中に少なくとも2個の重合性二重結合を有し、(メタ)アクリル酸またはその塩、および(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸またはその塩またはその塩を溶かす反応溶媒に溶解し、しかも共重合性が良くて効率よく架橋構造を取り得ることが必須である。
【0017】
そのような架橋性単量体としては、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールメタクリレート、ジエチレングリコールアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、N,N'ーメチレンビスアクリルアミド、N,N'ーエチレンビスアクリルアミド、イソシアヌル酸トリアリル、ペンタエリスリトールジメタクリレートなどの中から選ばれた1種または2種以上を用いることができる。
【0018】
また、本発明の共重合体である水溶性増粘剤の(メタ)アクリル酸またはその塩の含有量は45〜90モル%、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸またはその塩の含有量は10〜55モル%が好ましい。本発明の水溶性増粘剤の粘性は強解離基であるスルホニル基に基づく静電的反発による分子鎖の延び、スルホニル基とカルボキシル基間あるいはカルボキシル基同士の水素結合による高分子網目構造の発達に起因しているが、(メタ)アクリル酸またはその塩の含有量が45モル%以下では上記の水素結合の形成が減少するため十分な粘度が得られない場合がある。また、(メタ)アクリル酸またはその塩の含有量が90モル%以上すなわち(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸またはその塩の含有量が10モル%以下ではスルホニル基に基づく静電的反発、スルホニル基とカルボキシル基間の水素結合が共に減少するため同じく粘度は減少する場合がある。
【0019】
本発明に用いられる架橋性単量体の使用量は、(メタ)アクリル酸またはその塩、および(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸またはその塩またはその塩の全モル数に対し、0.001〜2.0モル%が好ましい。0.001 モル%以下で調製された水溶性増粘剤はそのゲル化能力が低い場合がる。また、2.0モル%以上で調製された水溶性増粘剤は水中に分散した場合、弾性ゲル化するため、好ましい使用性が得られない場合がある。
【0020】
得られる水溶性増粘剤の分子量は10万〜500万で、加える架橋剤及び求められる粘度により調節する。
【0021】
次に、本発明で得られる化粧料は、上記水溶性増粘剤の1種または2種以上を配合して製造されるが、好ましい配合量は、0.01〜10重量%、さらに好ましくは、0.1〜5重量%である。
【0022】
なお、上記水溶性増粘剤を化粧料に配合する場合、酸性下、あるいは塩水溶液中においても粘度を低下させることの少ない化粧料を得るという本発明の効果を損なわない範囲で、水溶性増粘剤の(メタ)アクリル酸単位及び(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸単位以外に、他のビニルモノマーからなる単位を含んでも良い。
【0023】
本発明で得られる化粧料はその目的に応じて油性基材、界面活性剤、粉体、保湿剤、紫外線吸収剤、アルコール類、キレート剤、pH調製剤、防腐剤、酸化防止剤、増粘剤、薬剤、色素、香料、水等を発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0024】
本発明の化粧料の調製法は特に制限されないが、前記水溶性増粘剤を水に溶解したものを、水性基材として用いることにより、化粧水、美容液、染毛料などを調製出来る。また、油性基材と混合攪拌することにより、乳化化粧料を調製可能である。
【0025】
【実施例】
以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0026】
「実施例1:水溶性増粘剤の製造」
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸 7g(25.7モル%相当)を純水 7mlに溶解し、それにアクリル酸7g(73.8モル%相当)を加え、冷却後、N,N'ーメチレンビスアクリルアミド 0.1g(0.5モル%相当)を溶解させた。これに水酸化ナトリウム4.5gを純水13mlに溶解した溶液を冷却下で添加した後、更に過硫酸カリウム0.05gを加え溶解させた。一方、n−ヘキサン400mlにソルビタンモノステアレート2gを添加し、窒素気流下にて35℃まで昇温して溶解させた後、攪拌下、上記の水溶液を徐添し乳化させた。60℃まで昇温し、6時間反応させた後、室温まで冷却し、デカンテーションにより油層を除去した。水層をn−ヘキサン200mlにより数回洗浄し、沈殿物を分取後、真空乾燥して目的とする水溶性増粘剤である共重合体を得た。
【0027】
「実施例2:水溶性増粘剤の製造」
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸14.5g(50.2モル%相当)、アクリル酸 5g( 49.8モル%相当)及びN,N'ーメチレンビスアクリルアミド 4.3×10-3gを純水20mlに添加し、更に過硫酸カリウム0.05gを加え溶解させた。この溶液をn-ヘキサン200ml中に窒素気流下にて滴下し、60℃で一晩反応させた。デカンテーションによりnーヘキサンを除去した後、残った沈殿をメタノールに膨潤させて分取し、真空乾燥して目的とする水溶性増粘剤である共重合体を得た。
【0028】
「実施例3:水溶性増粘剤の製造」
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸2.2g(10.3モル%相当)、アクリル酸6.5g(87.8モル%相当)及びN,N'ーメチレンビスアクリルアミド0.3g(1.9モル%相当)を純水20mlに添加した後、更に過硫酸カリウム0.05gを溶解させた。一方、n−ヘキサン400mlにソルビタンモノステアレート2gを添加し、窒素気流下にて35℃まで昇温して溶解させた後、攪拌下、上記の水溶液を徐添し、60℃まで昇温して6時間反応させた。反応液を室温まで冷却し、デカンテーションによって油層を除去した。水層をnーヘキサン200mlにより数回洗浄し、沈殿物を分取後、真空乾燥して目的とする水溶性増粘剤である共重合体を得た。
【0029】
上記実施例1により得られた水溶性増粘剤の400MHz−NMR及びFT−IRチャートをそれぞれ図1及び図2に示す。400MHz−NMRは重水を溶媒として測定し、検出されたピークの化学シフトからアクリル酸単位のメチレン及びメチンプロトン、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸単位のメチル、メチレン及びメチンプロトンを確認した。
【0030】
FT−IRはKBr法にて測定し、3400cm-1付近及び1700cm-1、1412cm-1、1224cm-1にカルボン酸由来の吸収を、1192cm-1、1048cm-1、627cm-1にスルホン酸由来の吸収を確認した。
【0031】
次ぎに、実施例2で製造した水溶性増粘剤1%水溶液(実施例)及びハイビスワコー105(和光純薬社製)の1%水溶液(比較例)のpHを10N水酸化ナトリウム水溶液にて調節し、各pHにおける粘度をB型粘度計を用いて6rpm、25℃の条件で測定した。図3に粘度測定結果を示した。図3の結果より、実施例2で製造した水溶性増粘剤はどのpH領域においても安定に粘度を保持することがわかった。
【0032】
実施例2で製造した水溶性増粘剤1%水溶液(実施例)及びハイビスワコー105(和光純薬社製)の1%水溶液(比較例)を1N水酸化ナトリウム水溶液にてpH3に調節し、イオン強度0.01及び0.1における粘度をE型粘度計を用いて20rpm、25℃の条件で測定した。イオン強度は塩化ナトリウムを用いて調節した。「表1」に粘度測定結果を示した。実施例2で製造した水溶性増粘剤は比較例と比べて耐塩性に優れていることがわかった。
【0033】
【表1】
Figure 0003649299
【0034】
「化粧料の実施例及び比較例」
[実施例4、5、比較例1、2]
「表2」に、O/W型クリームである実施例4、5及び比較例1、2の処方とその評価結果を示す。水溶性増粘剤は実施例1で製造したものを配合した。「表2」から本発明の化粧料が、安定性及び使用性に優れていることがわかる。
【0035】
【表2】
Figure 0003649299
安定性(50℃1カ月)評価法
○:全く分離がみられない。
△:ごくわずかに油分が分離する。
×:著しい油分の分離が認められる。
安定性(0℃1カ月)評価法
○:変化なし。
△:ごくわずかにゲル化が見られる。
×:著しいゲル化が見られる。
使用性(とれ、べたつきのなさ)評価法
○:専門パネル10名中6名以上が良好と回答した。
△:専門パネル10名中4名以上が良好と回答した。
×:専門パネル10名中4名未満が良好と回答した。
【0036】
「実施例6、比較例3、4」
「表3」に酸性染毛料の処方を示す。水溶性増粘剤は実施例2で製造したものを使用した。調製法は常法に従った。得られた各試料の粘度及びpHは「表3」のとおりであり、ほぼ同程度であった。次にこれら各試料の安定性及び使用性を評価した結果、実施例6は良好であった。これに対し、比較例3は経時でゲル化し使用性に劣るものであった。また、比較例4は経時で粘度が低下し使用性に劣るものであった。
【0037】
【表3】
Figure 0003649299
【0038】
「実施例7」
「表4」にヘアジェルの処方を示す。水溶性増粘剤は実施例3で製造したものを使用した。常法により調製された実施例7はたれ落ちがない良好な使用性を示すヘアジェルであった。
【0039】
【表4】
Figure 0003649299
【0040】
【発明の効果】
本発明の水溶性増粘剤によれば、酸性下あるいは塩水溶液中においても粘度を低下させることの少ない耐酸性と耐塩性を有する水性の増粘ゲル化剤を提供できる。例えば、医薬品や化粧品を含む広汎な分野に利用できる。このような耐塩耐酸性のある合成高分子からなる水溶性増粘剤は、これまで、化粧品、医薬品を含む広汎な分野において存在しない。
【0041】
本発明の化粧料は、優れた耐酸性と耐塩性を有しており、体表面の塩によって引き起される粘度低下や離水現象が防げるため、上滑り感のない化粧料を提供できる。また、同時配合する薬物の安定pH領域が弱酸性であるため、通常では処方上pHの制限がある場合でも本化粧料は全く問題なく、優れた安定性と使用性を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた水溶性増粘剤の400MHz−NMRスペクトルである。
【図2】実施例1で得られた水溶性増粘剤のFT−IRスペクトルである。
【図3】実施例2で製造した水溶性増粘剤の各pHにおける粘度をB型粘度計を用いて6rpm、25℃の条件で測定した粘度測定結果である。

Claims (4)

  1. (メタ)アクリル酸及びまたはその塩と、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸及びまたはその塩と、架橋性単量体とを、重合開始剤により、共重合して得られる、もしくは得られた共重合体を更にアルカリ剤で中和して得られる水溶性増粘剤。
  2. (メタ)アクリル酸及びまたはその塩と、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸及びまたはその塩と、架橋性単量体とを、重合開始剤により、共重合して得られる、もしくは得られた共重合体を更にアルカリ剤で中和して得られる耐酸性、耐塩性を有する化粧品医薬品用水溶性増粘剤。
  3. 前記水溶性増粘剤の(メタ)アクリル酸単位が45〜90モル%、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸単位が10〜55モル%含有され、更に架橋性単量体が0.001〜2.0モル%含有されることを特徴とする請求項1または2記載の耐酸性、耐塩性を有する化粧品医薬品用水溶性増粘剤。
    水溶性増粘剤。
  4. 請求項1、2または3記載の水溶性増粘剤を配合し、耐酸性、耐塩性を有することを特徴とする化粧料。
JP34559695A 1995-12-08 1995-12-08 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料 Expired - Fee Related JP3649299B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34559695A JP3649299B2 (ja) 1995-12-08 1995-12-08 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34559695A JP3649299B2 (ja) 1995-12-08 1995-12-08 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09157130A JPH09157130A (ja) 1997-06-17
JP3649299B2 true JP3649299B2 (ja) 2005-05-18

Family

ID=18377667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34559695A Expired - Fee Related JP3649299B2 (ja) 1995-12-08 1995-12-08 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3649299B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69934296T2 (de) * 1998-01-16 2007-07-05 Société d'Exploitation de Produits pour les Industries Chimiques-Seppic Verdickend wirkendes latex, verfahren zu dessen herstellung und anwendungen in der kosmetik
JP2000355614A (ja) * 1999-06-15 2000-12-26 Sumitomo Seika Chem Co Ltd カルボキシル基含有重合体組成物
DE50015912D1 (de) * 1999-07-15 2010-06-10 Clariant Produkte Deutschland Wasserlösliche Polymere und ihre Verwendung in kosmetischen und pharmazeutischen Mitteln
JP2003514003A (ja) 1999-11-19 2003-04-15 ソシエテ・デクスプロワタシオン・デ・プロデュイ・プール・レ・アンデュストリー・シミック・セピック 新規の反転ラテックスおよびその化粧品用としての使用
KR100690469B1 (ko) * 2000-02-22 2007-03-09 칼라 액세스, 인크. 겔화된 수성 화장용 조성물
JP4883844B2 (ja) 2001-04-05 2012-02-22 住友精化株式会社 カルボキシル基含有重合体粒子
CN1330731C (zh) * 2002-10-04 2007-08-08 东亚合成株式会社 水溶性增稠剂与液体状酸性洗涤剂
AU2003272928A1 (en) 2002-10-04 2004-04-23 Toagosei Co., Ltd. Water-soluble thickener and liquid acidic detergent
US7455848B2 (en) * 2002-12-18 2008-11-25 Nalco Company Skin care composition containing an anionic polymer
JP2007146064A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Shiseido Co Ltd ゲル組成物
JP4782025B2 (ja) 2007-01-19 2011-09-28 信越化学工業株式会社 シリコーン共重合体およびそれを含有する化粧料
KR100844181B1 (ko) * 2007-02-15 2008-07-04 애경정밀화학 주식회사 카르복시기 함유 중합체 제조용 조성물 및 이를 이용하여제조된 중합체
EP1961450A1 (en) * 2007-02-20 2008-08-27 Wella Aktiengesellschaft Dyes for keratinic fibers comprising a special anionic thickener
JP5669399B2 (ja) * 2010-01-07 2015-02-12 三菱鉛筆株式会社 水性化粧料
JP6548866B2 (ja) * 2014-02-10 2019-07-24 住友精化株式会社 弱酸性化粧料用増粘剤、及び当該増粘剤を配合してなる弱酸性化粧料
FR3113907B1 (fr) 2020-09-07 2023-05-05 Snf Sa Utilisation dans des compositions hydroalcooliques d’un copolymere obtenu par polymerisation par precipitation

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09157130A (ja) 1997-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3649299B2 (ja) 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料
JP3357388B2 (ja) 局部適用のための製品のための増粘剤
KR101293347B1 (ko) 알킬 변성 카복실기 함유 수용성 공중합체
JPS6012361B2 (ja) 共重合体の製造方法
JP2004512399A (ja) レオロジー改質性共重合体組成物
MXPA01006609A (es) Polimero amfolitico hidrofilico.
CN102099387A (zh) 两亲性支化聚合物及其作为乳化剂的用途
JP3695254B2 (ja) 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料
JP2004043785A (ja) 増粘剤及びこれを配合した化粧料
JP3681154B2 (ja) 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料
Akashi et al. Novel nonionic and cationic hydrogels prepared from N‐vinylacetamide
JPH08252447A (ja) 水溶性両親媒性高分子電解質からなる乳化剤、これを配合した乳化組成物及び乳化化粧料
JPH09227329A (ja) 香粧品基剤および外用香粧品
TWI287571B (en) Thickener, cosmetic preparation containing the same, and process for producing the same
CN105324457A (zh) 亲水性增稠剂和化妆品组合物
CN103865012A (zh) 梳状结构聚合物-多肽生物缀合物的制备
US6599979B2 (en) Carboxylated polymer composition
JP3221851B2 (ja) カチオン性基含有共重合体及び増粘剤
JP3644669B2 (ja) 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料
Guillaumont et al. Hydrophobically modified poly (N, N‐dimethylacryl‐amide): Synthesis, aqueous solution behaviour, and rheological properties in aqueous mixtures with hydrophobically modified poly (sodium acrylate)
CN103827153A (zh) 低粘度悬浮乙烯基共聚物
JPH09141080A (ja) 水溶性架橋型両親媒性高分子電解質からなる乳化剤、これを配合した乳化組成物及び乳化化粧料
Gramain et al. Polyacrylate graft polymers prepared by grafting of monomethoxypoly (ethylene oxide) homopolymers onto acrylic acid: Self‐gelling polymers
JP4698275B2 (ja) 化粧料用水溶性増粘剤
JPH0678395B2 (ja) 水溶性アクリル系共重合体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130225

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130225

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees