JP3646295B2 - 内焦式望遠レンズ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は内焦式望遠レンズに関し、さらに詳細には一眼レフレックスカメラや電子スチルカメラなどに好適な内焦式望遠レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一眼レフレックスカメラや電子スチルカメラなどに用いられるこの種の望遠レンズでは、焦点合わせ(合焦)の際に光軸に沿って移動するフォーカシングレンズ群の有効径が大きい。また、焦点合わせをする際のフォーカシングレンズ群の移動距離、すなわちフォーカシング移動量が大きい。
本明細書において、あるレンズ群を光軸に対して偏心させて、合焦動作、手振れ等に起因する像位置の変動を補正することを「防振補正」という。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の望遠レンズでは、フォーカシングレンズ群の有効径が大きいため、焦点合わせ用の駆動金物が径方向に増大する。また、特に倍率を上げて撮影するような場合には、すなわちフォーカシング移動量が非常に大きくなる。このため、フォーカシング用の機構が大型化し、オートフォーカス駆動用モーターの負担が大きくなるという不都合があった。
また、EDレンズなど傷つき易い硝子材料の保護を目的として、第1レンズ群の最も物体側にフィルター硝子を取り付ける場合が多い。その結果、重量増加やコスト増加を招いてしまう。
【0004】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、優れた光学性能を維持しつつ、フォーカシングレンズ群の有効径が小さく、且つフォーカシング移動量の小さい内焦式望遠レンズを提供することを目的とする。また、第1レンズ群の最も物体側にフィルター硝子を取り付ける必要のない内焦式望遠レンズを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明においては、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とを備え、前記第1レンズ群G1と前記第2レンズ群G2とがほぼアフォーカル系を形成し、前記第2レンズ群G2を光軸に沿って移動させて合焦を行う内焦式望遠レンズにおいて、
前記第1レンズ群G1は、物体側から順に、正屈折力の前群G11と、正屈折力の後群G12とからなり、
前記第1レンズ群G1中の前記前群G11は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と正レンズとの接合レンズであり、
前記第1レンズ群G1中の前記前群G11と前記後群G12との光軸上の間隔は固定であり、
前記第1レンズ群G1の焦点距離をf1とし、前記第2レンズ群G2の焦点距離をf2とし、前記第3レンズ群G3の焦点距離をf3とし、レンズ全系の焦点距離をFとし、前記負メニスカスレンズL11の屈折率をNaとし、前記負メニスカスレンズL11の物体側の面の曲率半径をRaとし、前記負メニスカスレンズL11の像側の面の曲率半径をRbとし、前記負メニスカスレンズL11のアッベ数をνaとしたとき、
0.7<|f1・f3/(f2・F)|<1.3
0.05<|f2|/f1<0.55
1.65<Na
30<νa<58
−1.0<(Rb−Ra)/(Rb+Ra)<−0.05
の条件を満足することを特徴とする内焦式望遠レンズを提供する。
【0006】
本発明の好ましい態様によれば、前記第1レンズ群G1中の前群G11の焦点距離をf11とし、前記第1レンズ群G1中の後群G12の焦点距離をf12としたとき、
0.2<f11/f12<2.5
の条件を満足する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の望遠レンズは正負正の3群構成であり、負屈折力の第2レンズ群G2の光軸方向移動によって合焦を行なう基本構成を有する。このようなフォーカシング方式では、被写体に対する第1レンズ群G1の結像による像点の近傍に第2レンズ群G2の物体側焦点を常に合致させるように、第2レンズ群G2を光軸に沿って移動させている。したがって、第3レンズ群G3に入射する光線は常に光軸にほぼ平行となり、全光学系の像点は常に一定の位置となる。
【0008】
以上のことから、薄肉系の屈折力の配置を考えれば、厚肉系のフォーカシング移動量を一義的に決定することができる。したがって、フォーカシングレンズ群である負屈折力の第2レンズ群G2の合焦時における移動量(フォーカシング移動量)を少なくするという本発明の目的を達成するには、物点の移動量に対する焦点距離f1を有する第1レンズ群G1による像点の移動量を小さくすれば良いことになる。
【0009】
第1レンズ群G1を薄肉レンズと考えて焦点距離をf1とし、物点距離をaとし、像点距離をbとしたとき、レンズの結像の関係式として次の式(A)に示すような関係が成立する。
1/a+1/b=1/f1 (A)
式(A)を変形すると、次の式(B)に示す関係が得られる。
f1=a/(a/b+1) (B)
【0010】
次に、縦倍率αは、次の式(C)で表される。
α=(−b/a)2 =b2 /a2 (C)
式(C)を変形すると、次の式(D)に示す関係が得られる。
b=aα1/2 >0 (D)
【0011】
ここで、合焦時において、物点が特定の場所から移動するために物点距離aが変化することになる。しかしながら、ある物点距離aに対して合焦している場合すなわち物点距離a=一定とした場合、第2レンズ群G2のフォーカシング移動量すなわち物点の移動量に対する第1レンズ群G1による像点の移動量を少なくするためには、縦倍率αを小さくすればよい。
【0012】
ここで、式(B)に式(D)を代入して、次の式(E)に示す関係が得られる。
f1=a/(1/α1/2 +1) (E)
こうして、式(E)より、縦倍率αが小さくなると焦点距離f1も小さくなることがわかる。したがって、第1レンズ群G1の焦点距離f1を小さくすれば、フォーカシング移動量を小さくすることができる。
【0013】
また、第2レンズ群G2を薄肉レンズと考えて焦点距離をf2としたとき、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とでほぼアフォーカル系を形成することから第3レンズ群G3の焦点距離f3が一定となり、次の式(F)に示す関係が成立する。
f1/f2=一定 (F)
【0014】
したがって、式(F)より、第1レンズ群G1の焦点距離f1が小さくなると第2レンズ群G2の焦点距離f2も必然的に小さくなる。しかしながら、第1レンズ群G1と第2レンズ群2との合成屈折力が強すぎると、レンズ全長の短縮化にはつながるが、光学系全体としての収差が悪化してしまう。
【0015】
そこで、本発明では、上述の考察に基づいて、フォーカシングレンズ群である第2レンズ群G2の有効径およびフォーカシング移動量を小さくし、且つ良好なる光学性能(収差特性)を得るための条件を見い出した。
以下、本発明の各条件式について説明する。
【0016】
本発明の望遠レンズでは、第1レンズ群G1が物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11を最も物体側に有し、次の式(1)乃至(5)を満足する。
0.7<|f1・f3/(f2・F)|<1.3 (1)
0.05<|f2|/f1<0.55 (2)
1.65<Na (3)
30<νa<58 (4)
−1.0<(Rb−Ra)/(Rb+Ra)<−0.05 (5)
【0017】
ここで、
f1:第1レンズ群G1の焦点距離
f2:第2レンズ群G2の焦点距離
f3:第3レンズ群G3の焦点距離
F :レンズ全系の焦点距離
Na:負メニスカスレンズL11の屈折率
Ra:負メニスカスレンズL11の物体側の面の曲率半径
Rb:負メニスカスレンズL11の像側の面の曲率半径
νa:負メニスカスレンズL11のアッベ数
【0018】
条件式(1)は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とで形成されるほぼアフォーカル系のアフォーカルの程度について適切な範囲を規定している。
条件式(1)の上限値および下限値で規定される範囲を逸脱すると、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との合成屈折力が強くなり、近距離合焦による球面収差変動が大きくなるので好ましくない。
【0019】
条件式(2)は、第1レンズ群G1の屈折力と第2レンズ群2の屈折力との比について適切な範囲を規定している。
条件式(2)の上限値を上回ると、フォーカシングレンズ群である第2レンズ群G2の有効径が大きくなり、本発明の目的に反するので好ましくない。
逆に、条件式(2)の下限値を下回ると、近距離合焦による球面収差変動が大きくなるので好ましくない。また、g線(λ=435.6nm)に対する下コマ収差がマイナスに過剰となり、好ましくない。
なお、条件式(2)の下限値を0.1とし、上限値を0.45とすることがさらに好ましい。
【0020】
条件式(3)、(4)および(5)は、第1レンズ群G1の最も物体側に設けられた負メニスカスレンズL11に関する条件である。
条件式(3)の下限値を下回ると、球面収差の曲がりが大きくなるので、好ましくない。なお、条件式(3)の下限値を1.7とするのがさらに好ましい。
【0021】
条件式(4)の下限値を下回ると、2次の色収差が大きくなるので、好ましくない。
逆に、条件式(4)の上限値を上回ると、現在の硝子材料では条件式(3)の下限値を下回ってしまうので、好ましくない。
なお、条件式(4)の下限値を32とし、上限値を53とするのがさらに好ましい。
【0022】
条件式(5)の下限値を下回ると、最も物体側のレンズL11が物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズではなくなってしまう。
一方、条件式(5)の上限値を上回ると、負メニスカスレンズL11の負屈折力が弱すぎて、球面収差が補正不足となってしまう。
なお、条件式(5)の下限値を−0.8とし、上限値を−0.3とするのがさらに好ましい。
【0023】
また、本発明では、さらに良好な結像性能を得るとともにフォーカシング移動量を小さくするために、第1レンズ群G1が物体側から順に正屈折力の前群G11と正屈折力の後群G12とを有し、以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
0.2<f11/f12<2.5 (6)
ここで、
f11:第1レンズ群G1中の前群G11の焦点距離
f12:第1レンズ群G1中の後群G12の焦点距離
【0024】
条件式(6)は、光学系の全長の短縮化と良好な結像性能とのバランスを図るための条件であって、第1レンズ群G1中の前群G11の屈折力と後群G12の屈折力との比について適切な範囲を規定している。
条件式(6)の上限値を上回ると、光学系の全長が大きくなりすぎて好ましくない。
【0025】
逆に、条件式(6)の下限値を下回ると、近距離合焦による球面収差変動が大きくなるので好ましくない。また、g線の下コマ収差がマイナスに過剰となり、好ましくない。
なお、条件式(6)の下限値を0.3とし、上限値を2.0とすると、光学系の全長の短縮化と良好な結像性能とのバランスをさらに良好に図ることができる。
【0026】
また、本発明では、さらに良好な結像性能を得るとともにフォーカシング移動量を小さくするために、以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
0.35<f1/F<0.80 (7)
【0027】
条件式(7)は、第1レンズ群G1の焦点距離f1とレンズ全系の焦点距離Fとの比について適切な範囲を規定している。
条件式(7)の上限値を上回ると、第1レンズ群G1の焦点距離f1が大きくなり、光学系の全長が大きくなるとともにフォーカシング移動量も大きくなり、好ましくない。
【0028】
逆に、条件式(7)の下限値を下回ると、第1レンズ群G1の焦点距離f1が小さくなりすぎる。その結果、少ないレンズ枚数の構成のままで第1レンズ群G1の大口径化を図ろうとしても球面収差の補正不足となり、明るい光学系にすることが困難となる。同時に、正レンズ成分の中心厚を大きくしなければならず、光学系の重量が大きくなり好ましくない。
なお、条件式(7)の下限値を0.4とし、上限値を0.7とすると、さらに好ましい。
【0029】
また、第1レンズ群G1の屈折力があまり強いと、第1レンズ群G1自体の球面収差がマイナス方向に大きくなりすぎて、撮影光学系全体としての収差が悪化する。したがって、フォーカシング移動量を小さくするとともに良好な球面収差を得るために、以下の条件式(8)を満足することが好ましい。
0.2<Φ/f1<0.7 (8)
ここで、
Φ:第1レンズ群G1中の前群G11の物体側のレンズ面の有効径
【0030】
条件式(8)は、第1レンズ群G1の焦点距離f1に対する第1レンズ群G1中の前群G11の物体側のレンズ面の有効径Φの比を規定している。条件式(8)の上限値を上回ると、第1レンズ群G1の焦点距離f1が有効径に対して小さくなり、第1レンズ群G1自体の球面収差が高次の曲がりを伴ってマイナス方向に大きくなりすぎるので、収差補正が困難になる。また、二次の色の球面収差も大きくなる。
【0031】
逆に、条件式(8)の下限値を下回ると、第1レンズ群G1の焦点距離が大きくなり、フォーカシング移動量が大きくなる。その結果、レンズ全長が増大し、前述したように本発明の目的に反してしまう。
なお、条件式(8)の下限値を0.23とし、上限値を0.40とするとさらに好ましい。
【0032】
さらに、第1レンズ群G1が有する強い屈折力を分配するために、前群G11の像側に正レンズ成分の後群G12を配置している。前群G11に対する後群G12の位置は、後群G12のレンズ系をできるだけ小さくするために、前群G11からある程度離して配置するが、第1レンズ群G1が負担する明るさで決定される。これによって、第1レンズ群G1で発生する収差、特に球面収差を、前群G11と後群G12との2つの正レンズ群で担うことができる。また、各々のレンズ群が強い屈折力を有し、その球面収差の補正を行なったときに発生する球面収差の曲がりを抑えることができる。
【0033】
したがって、球面収差の曲がりに関しては、第1レンズ群G1中の後群G12と第2レンズ群G2と前記第3レンズ群G3との合成屈折力が正であることが好ましい。
そして、第1レンズ群G1中の前群G11および後群G12について言及すれば、さらに良好な収差特性を得るという観点、特に色補正の観点から、前群G11は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと正レンズとの接合レンズであることが好ましい。また、後群G12は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズであることが好ましい。これによって、第1レンズ群G1における球面収差を補正すると同時に、軸上の色収差および倍率の色収差の補正も良好に行なうことができる。
【0034】
また、本発明の望遠レンズでは、第3レンズ群G3を光軸に対して偏心させることにより、結像位置を変位させることが可能である。特に、手振れ等に起因する光学系の揺れを検出するブレ検出装置と、第3レンズ群G3を光軸に対して偏心駆動する駆動装置と、ブレ検出装置からの出力信号を演算処理して第3レンズ群G3を光軸に対して偏心駆動するための信号に変換する演算装置とを付設することにより、防振補正(手振れ等に起因する像位置の変動を補正すること)を行なうことが可能である。
【0035】
【実施例】
以下、本発明の実施例を、添付図面に基づいて説明する。
各実施例において、本発明の内焦式望遠レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とを備え、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とがほぼアフォーカル系を形成し、無限遠物体から近距離物体への合焦に際して第2レンズ群G2が光軸に沿って像側に移動する。
【0036】
そして、各実施例において、第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと正レンズとの接合レンズからなる前群G11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズからなる後群G12とから構成されている。
【0037】
〔実施例1〕
図1は、本発明の第1実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
図1の内焦式望遠レンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の前群G11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の後群G12と、両凹レンズ、および両凸レンズと両凹レンズとの接合負レンズからなる第2レンズ群G2と、開口絞りS1と、両凸レンズ、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、および物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズからなる第3レンズ群G3と、視野絞りS2とから構成されている。
【0038】
図1は、無限遠合焦状態における各レンズ群の位置を示しており、近距離物体に対しては第2レンズ群G2を像側に移動させて合焦を行う。
また、第3レンズ群G3を光軸とほぼ直交する方向に適宜移動させることにより、光学系の振動等に起因する像位置の変動が補正されるようになっている。この際、手振れ等に起因する光学系の揺れがブレ検出装置1によって検出される。そして、演算装置2がブレ検出装置1からの出力信号を演算処理して第3レンズ群G3を光軸に対して偏心駆動するための信号に変換する。駆動装置3は、演算装置2からの信号に基づいて、第3レンズ群G3を所定量だけ光軸に対して偏心駆動する。
【0039】
次の表(1)に、本発明の実施例1の諸元の値を掲げる。表(1)において、Fはレンズ全系の焦点距離を、FNOはFナンバーを、βは撮影倍率を、Bfはバックフォーカスを、D0 は物体から第1レンズ面までの距離(物体距離)をそれぞれ表している。さらに、左端の数字は物体側からの各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を示している。
【0040】
【表1】
なお、像移動量の正の符号は像の移動が防振レンズ群である第3レンズ群G3の変位方向と同一方向であることを示す
【0041】
なお、本実施例において、第2レンズ群G2の有効径Φ2は29.7であり、フォーカシングレンズ群の有効径Φ2が小さいことがわかる。
また、物体から像面までの距離をRとすると、無限遠(R=∞)から至近距離(R=2500)への合焦に際する第2レンズ群G2の移動量は7.28であり、フォーカシング移動量が小さいことがわかる。
また、本実施例において、第1レンズ群G1の後群G12と第2レンズ群2と第3レンズ群G3とは、正の合成屈折力を有する。
【0042】
図2および図3は、それぞれ無限遠合焦状態における諸収差図および至近距離(R=2500)合焦状態における諸収差図である。各収差図において、FNOはFナンバーを、Yは像高を、NAは開口数を、dはd線(λ=587.6nm)を、CはC線(λ=656.3nm)を、FはF線(λ=486.1nm)を、gはg線(λ=435.6nm)をそれぞれ示している。
なお、非点収差を示す収差図において実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示している。また、球面収差を示す収差図において破線は正弦条件(サインコンディション)を示し、倍率色収差を示す収差図はd線を基準として示されている。
【0043】
さらに、防振補正時のコマ収差を示す収差図は、防振レンズ群である第3レンズ群G3の変位量が1mm(最大)のときの収差図である。
各収差図から明らかなように、本実施例では、無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘り防振補正時も含めて諸収差が良好に補正されていることがわかる。また、防振補正レンズ群G3の変位量は、1mm以下でも1mm以上でもよい。
【0044】
〔実施例2〕
図4は、本発明の第2実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
図4の内焦式望遠レンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の前群G11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の後群G12と、両凹レンズ、および物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと両凹レンズとの接合負レンズからなる第2レンズ群G2と、開口絞りS1と、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第3レンズ群G3とから構成されている。
図4は、無限遠合焦状態における各レンズ群の位置を示しており、近距離物体に対しては第2レンズ群G2を像側に移動させて合焦を行う。
【0045】
次の表(2)に、本発明の実施例2の諸元の値を掲げる。表(2)において、Fはレンズ全系の焦点距離を、FNOはFナンバーを、βは撮影倍率を、Bfはバックフォーカスを、D0 は物体から第1レンズ面までの距離(物体距離)をそれぞれ表している。さらに、左端の数字は物体側からの各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を示している。
【0046】
【表2】
【0047】
なお、本実施例において、第2レンズ群G2の有効径Φ2は30.5であり、フォーカシングレンズ群の有効径Φ2が小さいことがわかる。
また、物体から像面までの距離をRとすると、無限遠(R=∞)から至近距離(R=2500)への合焦に際する第2レンズ群G2の移動量は7.21であり、フォーカシング移動量が小さいことがわかる。
【0048】
図5および図6は、それぞれ無限遠合焦状態における諸収差図および至近距離(R=2500)合焦状態における諸収差図である。各収差図において、FNOはFナンバーを、Yは像高を、NAは開口数を、dはd線(λ=587.6nm)を、CはC線(λ=656.3nm)を、FはF線(λ=486.1nm)を、gはg線(λ=435.6nm)をそれぞれ示している。
なお、非点収差を示す収差図において実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示している。また、球面収差を示す収差図において破線は正弦条件(サインコンディション)を示し、倍率色収差を示す収差図はd線を基準として示されている。
各収差図から明らかなように、本実施例では、無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘り諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0049】
〔実施例3〕
図7は、本発明の第3実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
図7の内焦式望遠レンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の前群G11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の後群G12と、両凹レンズ、および物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと両凹レンズとの接合負レンズからなる第2レンズ群G2と、開口絞りS1と、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第3レンズ群G3とから構成されている。
図7は、無限遠合焦状態における各レンズ群の位置を示しており、近距離物体に対しては第2レンズ群G2を像側に移動させて合焦を行う。
【0050】
次の表(3)に、本発明の実施例3の諸元の値を掲げる。表(3)において、Fはレンズ全系の焦点距離を、FNOはFナンバーを、βは撮影倍率を、Bfはバックフォーカスを、D0 は物体から第1レンズ面までの距離(物体距離)をそれぞれ表している。さらに、左端の数字は物体側からの各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を示している。
【0051】
【表3】
【0052】
なお、本実施例において、第2レンズ群G2の有効径Φ2は30.6であり、フォーカシングレンズ群の有効径Φ2が小さいことがわかる。
また、物体から像面までの距離をRとすると、無限遠(R=∞)から至近距離(R=2500)への合焦に際する第2レンズ群G2の移動量は6.19であり、フォーカシング移動量が小さいことがわかる。
【0053】
図8および図9は、それぞれ無限遠合焦状態における諸収差図および至近距離(R=2500)合焦状態における諸収差図である。各収差図において、FNOはFナンバーを、Yは像高を、NAは開口数を、dはd線(λ=587.6nm)を、CはC線(λ=656.3nm)を、FはF線(λ=486.1nm)を、gはg線(λ=435.6nm)をそれぞれ示している。
なお、非点収差を示す収差図において実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示している。また、球面収差を示す収差図において破線は正弦条件(サインコンディション)を示し、倍率色収差を示す収差図はd線を基準として示されている。
各収差図から明らかなように、本実施例では、無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘り諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0054】
〔実施例4〕
図10は、本発明の第4実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
図10の内焦式望遠レンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の前群G11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の後群G12と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ、および両凹レンズからなる第2レンズ群G2と、開口絞りS1と、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第3レンズ群G3とから構成されている。
図10は、無限遠合焦状態における各レンズ群の位置を示しており、近距離物体に対しては第2レンズ群G2を像側に移動させて合焦を行う。
【0055】
次の表(4)に、本発明の実施例4の諸元の値を掲げる。表(4)において、Fはレンズ全系の焦点距離を、FNOはFナンバーを、βは撮影倍率を、Bfはバックフォーカスを、D0 は物体から第1レンズ面までの距離(物体距離)をそれぞれ表している。さらに、左端の数字は物体側からの各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を示している。
【0056】
【表4】
【0057】
なお、本実施例において、第2レンズ群G2の有効径Φ2は33.0であり、フォーカシングレンズ群の有効径Φ2が小さいことがわかる。
また、物体から像面までの距離をRとすると、無限遠(R=∞)から至近距離(R=4000)への合焦に際する第2レンズ群G2の移動量は21.24であり、フォーカシング移動量が小さいことがわかる。
また、本実施例において、第1レンズ群G1の後群G12と第2レンズ群2と第3レンズ群G3とは、正の合成屈折力を有する。
【0058】
図11および図12は、それぞれ無限遠合焦状態における諸収差図および至近距離(R=4000)合焦状態における諸収差図である。各収差図において、FNOはFナンバーを、Yは像高を、NAは開口数を、dはd線(λ=587.6nm)を、CはC線(λ=656.3nm)を、FはF線(λ=486.1nm)を、gはg線(λ=435.6nm)をそれぞれ示している。
なお、非点収差を示す収差図において実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示している。また、球面収差を示す収差図において破線は正弦条件(サインコンディション)を示し、倍率色収差を示す収差図はd線を基準として示されている。
各収差図から明らかなように、本実施例では、無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘り諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0059】
〔実施例5〕
図13は、本発明の第5実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
図13の内焦式望遠レンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の前群G11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の後群G12と、開口絞りS1と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ、および両凹レンズからなる第2レンズ群G2と、両凸レンズからなる第3レンズ群G3とから構成されている。
図13は、無限遠合焦状態における各レンズ群の位置を示しており、近距離物体に対しては第2レンズ群G2を像側に移動させて合焦を行う。
【0060】
次の表(5)に、本発明の実施例5の諸元の値を掲げる。表(5)において、Fはレンズ全系の焦点距離を、FNOはFナンバーを、βは撮影倍率を、Bfはバックフォーカスを、D0 は物体から第1レンズ面までの距離(物体距離)をそれぞれ表している。さらに、左端の数字は物体側からの各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を示している。
【0061】
【表5】
【0062】
なお、本実施例において、第2レンズ群G2の有効径Φ2は27.1であり、フォーカシングレンズ群の有効径Φ2が小さいことがわかる。
また、物体から像面までの距離をRとすると、無限遠(R=∞)から至近距離(R=4000)への合焦に際する第2レンズ群G2の移動量は21.61であり、フォーカシング移動量が小さいことがわかる。
【0063】
図14および図15は、それぞれ無限遠合焦状態における諸収差図および至近距離(R=4000)合焦状態における諸収差図である。各収差図において、FNOはFナンバーを、Yは像高を、NAは開口数を、dはd線(λ=587.6nm)を、CはC線(λ=656.3nm)を、FはF線(λ=486.1nm)を、gはg線(λ=435.6nm)をそれぞれ示している。
なお、非点収差を示す収差図において実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示している。また、球面収差を示す収差図において破線は正弦条件(サインコンディション)を示し、倍率色収差を示す収差図はd線を基準として示されている。
各収差図から明らかなように、本実施例では、無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘り諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0064】
〔実施例6〕
図16は、本発明の第6実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
図16の内焦式望遠レンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の前群G11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の後群G12と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと両凹レンズとの接合負レンズからなる第2レンズ群G2と、開口絞りS1と、両凸レンズからなる第3レンズ群G3とから構成されている。
図16は、無限遠合焦状態における各レンズ群の位置を示しており、近距離物体に対しては第2レンズ群G2を像側に移動させて合焦を行う。
【0065】
次の表(6)に、本発明の実施例6の諸元の値を掲げる。表(6)において、Fはレンズ全系の焦点距離を、FNOはFナンバーを、βは撮影倍率を、Bfはバックフォーカスを、D0 は物体から第1レンズ面までの距離(物体距離)をそれぞれ表している。さらに、左端の数字は物体側からの各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を示している。
【0066】
【表6】
【0067】
なお、本実施例において、第2レンズ群G2の有効径Φ2は41.7であり、フォーカシングレンズ群の有効径Φ2が小さいことがわかる。
また、物体から像面までの距離をRとすると、無限遠(R=∞)から至近距離(R=4000)への合焦に際する第2レンズ群G2の移動量は21.20であり、フォーカシング移動量が小さいことがわかる。
また、本実施例において、第1レンズ群G1の後群G12と第2レンズ群2と第3レンズ群G3とは、正の合成屈折力を有する。
【0068】
図17および図18は、それぞれ無限遠合焦状態における諸収差図および至近距離(R=4000)合焦状態における諸収差図である。各収差図において、FNOはFナンバーを、Yは像高を、NAは開口数を、dはd線(λ=587.6nm)を、CはC線(λ=656.3nm)を、FはF線(λ=486.1nm)を、gはg線(λ=435.6nm)をそれぞれ示している。
なお、非点収差を示す収差図において実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示している。また、球面収差を示す収差図において破線は正弦条件(サインコンディション)を示し、倍率色収差を示す収差図はd線を基準として示されている。
各収差図から明らかなように、本実施例では、無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘り諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0069】
〔実施例7〕
図19は、本発明の第7実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
図19の内焦式望遠レンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の前群G11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合正レンズからなる第1レンズ群G1の後群G12と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ、および両凹レンズからなる第2レンズ群G2と、開口絞りS1と、両凸レンズからなる第3レンズ群G3とから構成されている。
図19は、無限遠合焦状態における各レンズ群の位置を示しており、近距離物体に対しては第2レンズ群G2を像側に移動させて合焦を行う。
【0070】
次の表(7)に、本発明の実施例7の諸元の値を掲げる。表(7)において、Fはレンズ全系の焦点距離を、FNOはFナンバーを、βは撮影倍率を、Bfはバックフォーカスを、D0 は物体から第1レンズ面までの距離(物体距離)をそれぞれ表している。さらに、左端の数字は物体側からの各レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を示している。
【0071】
【表7】
【0072】
なお、本実施例において、第2レンズ群G2の有効径Φ2は36.5であり、フォーカシングレンズ群の有効径Φ2が小さいことがわかる。
また、物体から像面までの距離をRとすると、無限遠(R=∞)から至近距離(R=4000)への合焦に際する第2レンズ群G2の移動量は21.76であり、フォーカシング移動量が小さいことがわかる。
【0073】
図20および図21は、それぞれ無限遠合焦状態における諸収差図および至近距離(R=4000)合焦状態における諸収差図である。各収差図において、FNOはFナンバーを、Yは像高を、NAは開口数を、dはd線(λ=587.6nm)を、CはC線(λ=656.3nm)を、FはF線(λ=486.1nm)を、gはg線(λ=435.6nm)をそれぞれ示している。
なお、非点収差を示す収差図において実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示している。また、球面収差を示す収差図において破線は正弦条件(サインコンディション)を示し、倍率色収差を示す収差図はd線を基準として示されている。
各収差図から明らかなように、本実施例では、無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘り諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0074】
【効果】
以上説明したように、本発明の内焦式望遠レンズによれば、フォーカシングレンズ群の有効径Φおよびフォーカシング移動量を小さく抑えながらも、無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘り優れた結像性能を維持することができる。また、第1レンズ群の最も物体側にフィルターを取り付ける必要のない内焦式望遠レンズを実現することができる。
さらに、本発明の内焦式望遠レンズによれば、第1実施例に示すように、第3レンズ群G3を光軸に対して偏心させた防振補正時においても、無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘り優れた結像性能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
【図2】第1実施例の無限遠合焦状態における諸収差図である。
【図3】第1実施例の至近距離合焦状態における諸収差図である。
【図4】本発明の第2実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
【図5】第2実施例の無限遠合焦状態における諸収差図である。
【図6】第2実施例の至近距離合焦状態における諸収差図である。
【図7】本発明の第3実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
【図8】第3実施例の無限遠合焦状態における諸収差図である。
【図9】第3実施例の至近距離合焦状態における諸収差図である。
【図10】本発明の第4実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
【図11】第4実施例の無限遠合焦状態における諸収差図である。
【図12】第4実施例の至近距離合焦状態における諸収差図である。
【図13】本発明の第5実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
【図14】第5実施例の無限遠合焦状態における諸収差図である。
【図15】第5実施例の至近距離合焦状態における諸収差図である。
【図16】本発明の第6実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
【図17】第6実施例の無限遠合焦状態における諸収差図である。
【図18】第6実施例の至近距離合焦状態における諸収差図である。
【図19】本発明の第7実施例にかかる内焦式望遠レンズの構成を示す図である。
【図20】第7実施例の無限遠合焦状態における諸収差図である。
【図21】第7実施例の至近距離合焦状態における諸収差図である。
【符号の説明】
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G11 第1レンズ群の前群
G12 第1レンズ群の後群
Claims (7)
- 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とを備え、前記第1レンズ群G1と前記第2レンズ群G2とがほぼアフォーカル系を形成し、前記第2レンズ群G2を光軸に沿って移動させて合焦を行う内焦式望遠レンズにおいて、
前記第1レンズ群G1は、物体側から順に、正屈折力の前群G11と、正屈折力の後群G12とからなり、
前記第1レンズ群G1中の前記前群G11は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と正レンズとの接合レンズであり、
前記第1レンズ群G1中の前記前群G11と前記後群G12との光軸上の間隔は固定であり、
前記第1レンズ群G1の焦点距離をf1とし、前記第2レンズ群G2の焦点距離をf2とし、前記第3レンズ群G3の焦点距離をf3とし、レンズ全系の焦点距離をFとし、前記負メニスカスレンズL11の屈折率をNaとし、前記負メニスカスレンズL11の物体側の面の曲率半径をRaとし、前記負メニスカスレンズL11の像側の面の曲率半径をRbとし、前記負メニスカスレンズL11のアッベ数をνaとしたとき、
0.7<|f1・f3/(f2・F)|<1.3
0.05<|f2|/f1<0.55
1.65<Na
30<νa<58
−1.0<(Rb−Ra)/(Rb+Ra)<−0.05
の条件を満足することを特徴とする内焦式望遠レンズ。 - 前記第1レンズ群G1中の前群G11の焦点距離をf11とし、前記第1レンズ群G1中の後群G12の焦点距離をf12としたとき、
0.2<f11/f12<2.5
の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の内焦式望遠レンズ。 - 前記第1レンズ群G1の焦点距離をf1とし、レンズ全系の焦点距離をFとしたとき、
0.35<f1/F<0.80
の条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の内焦式望遠レンズ。 - 前記第1レンズ群G1の焦点距離をf1とし、前記第1レンズ群G1中の前記前群G11の物体側のレンズ面の有効径をΦとしたとき、
0.2<Φ/f1<0.7
の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の内焦式望遠レンズ。 - 前記第1レンズ群G1中の前記後群G12は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の内焦式望遠レンズ。
- 前記第1レンズ群G1中の前記後群G12と前記第2レンズ群G2と前記第3レンズ群G3との合成屈折力が正であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の内焦式望遠レンズ。
- 前記第3レンズ群G3を光軸に対して偏心させて、結像位置を変位させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の内焦式望遠レンズ。
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