JP3599065B2 - 部品の仮止め構造 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、バンパー等の部品を自動車のボディーに仮止めする場合などに好適に使用される部品の仮止め用クリップ及び該クリップを用いた部品の仮止め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の製造工程においてバンパーを自動車ボディーに組み付ける際、仮止め用のクリップを用いてバンパーをボディーの所定位置に仮止めし、この状態でボルト,ナット等を用いてバンパーをボディーに強固に固定する本締めを行うことにより、バンパーの取付作業性を向上させることが提案,実施されている。
【0003】
このような仮止め構造としては、図8に示したクリップaとスクリュービスbとを用いた仮止め構造が知られている(実開平5−28758号公報)。即ち、この仮止め構造は、図8(A)に示されているように、バンパーに嵌着固定されるクリップ本体cに弾性変形可能な断面Ω字状の嵌合部dを一体に設けたクリップaと、タッピングスクリューeの頭部に略球状の嵌入部fを設けたスクリュービスbとを用いるもので、図8(B)に示したように、上記クリップ本体cをバンパーgに嵌着固定してクリップaをバンパーに固定すると共に、上記スクリュービスbを自動車のボディーhに螺着し、スクリュービスbの嵌入部fをクリップaの嵌合部d内に嵌着させることにより、該クリップa及びスクリュービスbを介してバンパーgをボディーhに仮止めするものである。
【0004】
この場合、上記クリップaは、バンパーgに取り付けられた取付金iに嵌合させることによりバンパーgに固定され、また上記スクリュービスbは、ボディーhに、袋状に形成された合成樹脂製の取付具jを取り付け、この取付具jにタッピングスクリューeを捩じ込むことにより固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の仮止め構造は、クリップa、スクリュービスb、取付金i及び取付具jの4つの部品を必要とし、これらの部品をそれぞれ順次バンパーg及びボディーhに取り付けた後、バンパーgをボディーhに押し当てるようにしてクリップaとスクリュービスbとを嵌合させるものであり、部品点数及び組付け工数の点で改善が望まれる。
【0006】
また、上記スクリュービスbは、比較的煩雑な作業である捩じ込み作業により取り付けなければならず、バンパーgの組付け作業性を向上させるために行われる仮止め工程においては、このような煩雑な作業はできるだけ排除されることが望まれる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、少ない部品点数及び組付け工程で作業性よく容易にバンパー等の部品を仮止めすることができる部品の仮止め構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、各種物品の本体に該物品を構成する部品を取り付け固定する際に、その部品を上記本体に仮止めするための仮止め構造であって、基板の上面に一対の挟持片を互いに所定間隔離間した対向状態に突設すると共に、該基板の下面に1又は2以上の脚部を突設し、また上記一対の挟持片の少なくとも一方の内面に弾性変形可能な係止爪を突設すると共に、上記脚部の外周面に弾性変形可能なクリップ固定爪を突設し、かつ上記挟持片の基端部内面にそれぞれ弾性変形可能な押え片を互いに対向した状態に突設した仮止め用クリップを用い、このクリップの脚部を上記本体に設けたクリップ取付孔に圧入し、該クリップ取付孔の周縁部に上記脚部に設けられたクリップ固定爪を係合させて、上記クリップを上記本体に固定し、このクリップの両挟持片間に上記部品に一体に設けられた仮止め片を圧入し、該仮止め片に突設した係止凸部を上記挟持片に設けられた係止爪に係合させて、上記部品を上記クリップに取り付けることにより、該クリップを介して上記部品を上記本体に取り付けると共に、上記押え片を上記仮止め片の先端部に弾性的に当接させて取り付けられた部品にがたつきが生じることを防止し、更に上記仮止め片の一側端部に立壁を設けると共に、他側端部には立壁を設けず、部品を上記他側端部側へとスライドさせることにより、クリップとの係合状態を解除し得るように構成したことを特徴とする部品の仮止め構造を提供する。
【0011】
【作用】
本発明の部品の仮止め構造は、自動車のボディーにバンパーを取付ける場合など、各種物品の本体に該物品を構成する部品を取り付け固定する際に、その部品を本体に仮止めするためのものであり、上記特定の構成を有する仮止め用クリップを用いて仮止めを行うものである。
【0012】
即ち、本発明クリップを用いて仮止めを行う場合、まず本発明クリップの脚部を自動車ボディー等の物品本体に設けたクリップ取付孔に圧入して、本発明クリップを上記物品本体に固定する。この場合、上記脚部を上記クリップ取付孔に圧入すると、脚部の周面に設けられた弾性変形可能なクリップ固定爪がクリップ取付孔の内周縁に当接し、該クリップ固定爪が内側へと押圧されて内側へと弾性変形し、反対側に達したときに該クリップ固定爪が弾性復帰してクリップ取付孔の反対側周縁部に係合し、本発明クリップが物品本体に固定される。
【0013】
この状態で、バンパー等の部品に一体的に設けられた仮止め片を本発明クリップの両挟持片間に圧入して、バンパー等の部品を本発明クリップに取り付ける。この場合、上記仮止め片を本発明クリップの両挟持片間に圧入すると、該仮止め片に形成された係止凸部が上記挟持片の内面に突設された弾性変形可能な係止爪に当接し、該係止爪が内側へと押圧されて内側へと弾性変形し、上記係止凸部が通過したときに該係止爪が弾性復帰して係止凸部と係止爪とが係合し、本発明クリップにバンパー等の部品が係止される。
【0014】
これにより、本発明クリップを介して自動車ボディー等の物品本体とバンパー等の部品とが連結され、部品が本体に支持された状態で仮止めされる。そして、この状態のままボルト,ナット等を用いて部品と本体とを強固に連結固定するものである。
【0015】
このように、本発明クリップ及び該クリップを用いた仮止め構造によれば、クリップの脚部を自動車ボディー等の物品本体に形成したクリップ取付孔に圧入して該クリップを上記物品本体に取り付け、このクリップの両挟持片間にバンパー等の部品に一体的に設けた仮止め片を圧入するだけで、バンパー等の部品を自動車ボディー等の物品本体に仮止めすることができるので、少ない部品点数及び組付け工数で仮止めを行うことができ、しかも作業性よく安価に仮止めを行うことができる。
【0016】
即ち、仮止めされる部品側に仮止め片を一体的に設けるようにしてあるので、仮止めに要する部品は本発明の仮止め用クリップだけであり、また組付け工数は本発明クリップを自動車ボディー等の物品本体に固定する準備工程と、このクリップにバンパー等の部品に設けられた仮止め片を圧入する工程の2工程だけであり、しかも上記準備工程は本発明クリップの脚部を自動車ボディー等の物品本体に設けられたクリップ取付孔に圧入するだけの極めて簡単な作業により完了し、スクリューピンを捩じ込むような煩雑な作業を要することなく簡単に行うことができる。
【0017】
ここで、本発明の仮止め用クリップには、両挟持片の基端部内面にそれぞれ弾性変形可能な押え片が互いに対向した状態に突設されており、これにより両挟持片間に挿入された部品の仮止め片先端部にこれら押え片が弾性変形した状態で当接し、その弾発力により仮止めされた部品にかたつきが生じるのを効果的に防止することができるものである。更に、本発明の仮止め構造では、上記仮止め片の一側端部に立壁を設け、部品が一側方にスライドしても仮止め片とクリップとの係合状態が解除されることがなく、しかも仮止め片の他側端部には立壁が設けられていないので、部品を取り外す場合には、他側方へと部品をスライドさせることにより、クリップとの係合状態を容易に解除することができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例につき図面を参照して説明する。
図1〜6は、本発明の一実施例にかかる部品の仮止め用クリップを示すもので、このクリップ1は、図7に示した本発明の一実施例にかかる部品の仮止め構造により自動車のボディーhにバンパーgを仮止めするためのものである。
【0019】
上記クリップ1は、図1〜6に示されているように、平板状基板2の上面に第1挟持片3及び第2挟持片4からなる一対の挟持片を突設すると共に、該基板2の下面に第1脚部5及び第2脚部6の2つの脚部を突設したもので、これら基板2、挟持片3,4及び脚部5,6が合成樹脂により一体成型されたものである。
【0020】
上記第1,第2両挟持片3,4は、互いに所定間隔離間した対向状態で基板2の上面に突設されており、一方の第1挟持片3は幅広に形成されて基板2の一端から他端にかけて長さ方向に沿って突設されていると共に、他方の第2挟持片4は幅狭に形成されて基板2の長さ方向中間部に突設されている。
【0021】
上記第1挟持片3は、図3,4に示されているように、上端部が外側へと2段階に折曲されていると共に、該第1挟持片3の外面側には上記折曲上端部から基板2の上面に至る補強リブ3a,3bが一体に形成されている。また、該第1挟持片3の基端部幅方向中央には、図4に示されているようにコの字状のスリット7aが形成されており、図6に示されているように該スリット7aに囲まれた部分が内側へと折曲されて下端が自由端となった弾性変形可能な押え片8aが形成されている。
【0022】
一方、上記第2挟持片4は、図3に示されているように、高さ方向中間部内面側に段差部9が形成されており、該段差部9から上方が薄肉に下方が厚肉に形成されている。これにより、該第2挟持片4と上記第1挟持片3との間に形成された間隙が上部は幅広に下部は幅狭になっており、下部の幅狭部分はバンパーgに一体に形成された仮止め片k(図7参照)の肉厚とほぼ同一の幅となっている。また、この第2挟持片4の厚肉に形成された下部の中央部は、図2に示されているように、外面側が刳り貫かれて部分的に薄肉になっており、該薄肉部分にコの字状のスリット7bが形成され、図6に示されているように該スリット7bに囲まれた部分が内側へと折曲されて下端が自由端となった弾性変形可能な押え片8bが上記第1挟持片3の押え片8aと対向した状態に形成されている。更に、この第2挟持片4の上部には、図2に示されているように、四角貫通穴10が形成されており、図6に示されているように該四角貫通穴10の内周縁上部から斜め内側に向けて弾性変形可能な係止爪11が突設されている。
【0023】
次に、上記第1,第2両脚部5,6は、互いに所定間隔離間して上記基板2の下面に一体に突設された四角筒状のものであり、第1脚部5が大径に第2脚部6がやや小径に形成されている。これら第1,第2両脚部5,6には、図2,4に示されているように、互いに対向する2側面にコの字状のスリット12,12が形成されており、これらスリット12,12に囲まれた部分に外方に向けて山形に突出する膨出部を設け、この部分が上端部が自由端となった弾性変形可能なクリップ固定爪13,13,13,13となっている。
【0024】
この仮止め用クリップ1を用いて、バンパーを自動車ボディーに仮止めする場合は、図7(A)に示したように、まず上記クリップ1の脚部5,6を自動車ボディーhに設けたクリップ取付孔に圧入して、クリップ1を自動車ボディーhに固定する。この場合、上記脚部5,6をボディーhのクリップ取付孔に圧入すると、脚部5,6の周面に設けられた弾性変形可能なクリップ固定爪13,13,13,13がクリップ取付孔の内周縁に当接し、該クリップ固定爪13,13,13,13が内側へと押圧されて内側へと弾性変形し、ボディーhの反対側に達したときに該クリップ固定爪13,13,13,13が弾性復帰してクリップ取付孔の反対側周縁部に係合し、クリップ1がボディーhに固定される。なお、図中mは、がたつき防止用のラバー製パッキンである。
【0025】
この状態で、図7(B)に示したように、バンパーgに一体的に設けられた仮止め片kをクリップ1の両挟持片3,4間に圧入して、バンパーgをクリップ1に取り付ける。この場合、上記仮止め片kをクリップ1の両挟持片5,6間に圧入すると、該仮止め片kに形成された係止凸部nが上記第2挟持片4の内面に突設された弾性変形可能な係止爪11に当接し、該係止爪11が内側へと押圧されて内側へと弾性変形し、上記係止凸部nが通過したときに該係止爪11が弾性復帰して係止凸部nと係止爪11とが係合し、クリップ1にバンパーgが係止される。
【0026】
これにより、クリップ1を介して自動車ボディーhとバンパーgとが連結され、バンパーgがボディーhに支持された状態で仮止めされる。そして、この状態のままボルト,ナット等を用いてバンパーgとボディーhとを強固に連結固定するものである。なおこの場合、バンパーgをボディーhに仮止めした状態で図7(B)中前後方向にスライドさせ、位置ずれを補正しながらボルト,ナット等を用いた本締め工程を行うことができる。
【0027】
このように、本実施例のクリップ1及び該クリップ1を用いた仮止め構造によれば、クリップ1の脚部5,6を自動車ボディーhに形成したクリップ取付孔に圧入して該クリップ1を自動車ボディーhに取り付け、このクリップ1の両挟持片3,4間にバンパーgに一体的に設けた仮止め片kを圧入するだけで、バンパーgを自動車ボディーhに仮止めすることができるので、少ない部品点数及び組付け工数で、しかも作業性よく安価に仮止めを行うことができる。
【0028】
即ち、仮止めされるバンパーg側に仮止め片kを一体的に設けるようにしてあるので、仮止めに要する部品は上記仮止め用クリップ1だけであり、また組付け工数は上記クリップ1を自動車ボディーhに固定する準備工程と、このクリップ1にバンパーgに設けられた仮止め片kを圧入する工程の2工程だけであり、しかも上記準備工程はクリップ1の脚部5,6を自動車ボディーhに設けられたクリップ取付孔に圧入するだけの極めて簡単な作業により完了し、スクリューピンを捩じ込むような煩雑な作業を要することなく簡単に行うことができる。
【0029】
ここで、本実施例の仮止め用クリップ1には、両挟持片3,4の基端部内面にそれぞれ弾性変形可能な押え片8a,8bを互いに対向した状態に突設してあるので、挟持片3,4間に挿入されたバンパーhの仮止め片k先端部にこれら押え片8a,8bが弾性変形した状態で当接し、その弾発力により仮止めされたバンパーgにがたつきが生じるのを効果的に防止することができる。更に、本実施例の仮止め用クリップ1には、大きさの異なる2つの脚部5,6が設けられているので、この脚部5,6に相応したクリップ取付孔を自動車ボディーhに形成しておくことにより、クリップ1の取り付け方向を自動的に規制することができ、逆方向に向けてクリップ1を取り付けてしまうような取付ミスの発生を確実に防止することができるものである。
【0030】
また、上記仮止め用クリップ1を用いた本実施例の仮止め構造によれば、バンパーhを取り外す際には、ボルト,ナット等による固定状態を解除した後、図7(B)中後方へとバンパーgをスライドさせることにより、容易に仮止め片kとクリップ1との係合状態を解除することができるものである。即ち、本実施例の仮止め構造では、図7に示されているように、仮止め片kの一側端部に立壁oを設け、バンパーgが図中手前側にスライドしても仮止め片kとクリップ1との係合状態が解除されないように構成されているが、この場合仮止め片kの他側端部(図中手前側)には立壁を設けないようにすることにより、バンパーhをスライドさせてクリップ1との係合状態を解除し得るように構成されている。
【0031】
なお、本発明の部品の仮止め構造は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば上記脚部は1つでも3つ以上でもよく、更に両挟持片3,4及び脚部5,6の形状や係止爪11、クリップ固定爪13の形成方法等は種々変更することができ、その他の構成についても本発明の要旨を逸脱しないかぎり適宜変更して差し支えない。また、本発明の仮止め構造は、上述のようにバンパーを自動車のボディーに仮止めする際に好適に使用されるが、用途はこれに限定されるものではなく、バンパー以外の部品を自動車ボディーに仮止めする場合にも好適に使用することができ、更に自動車以外の用途にも適宜応用することができるものである。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の仮止め構造によれば、少ない部品点数及び組付け工数で作業性よく容易にバンパー等の部品を自動車ボディー等の物品本体に仮止めすることができ、この場合、バンパー等の部品にがたつきが生じることを効果的に防止することができ、しかも部品を取り外す場合には、容易に両者の係合状態を解除することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる部品の仮止め用クリップを示す平面図である。
【図2】同仮止め用クリップを示す正面図である。
【図3】同仮止め用クリップを示す側面図である。
【図4】同仮止め用クリップを示す背面図である。
【図5】同仮止め用クリップを示す底面図である。
【図6】同仮止め用クリップを示す図4のA−A線に沿った断面図である。
【図7】同仮止め用クリップを用いて自動車のバンパーをボディーに仮止めする本発明の一実施例にかかる仮止め構造を示す概略断面図であり、(A)は仮止め用クリップを自動車ボディーに固定した状態、(B)は仮止めが完了した状態である。
【図8】従来の仮止め構造を示すもので、(A)は仮止めクリップを示す斜視図、(B)は該クリップを用いてバンパーを自動車ボディーに仮止めした状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 仮止め用クリップ
2 基板
3 第1挟持片
4 第2挟持片
5 第1脚部
6 第2脚部
8a,8b 押え片
11 係止爪
13 クリップ固定爪
g バンパー(部品)
h 自動車のボディー(物品本体)
k 仮止め片
n 係止凸部
【産業上の利用分野】
本発明は、バンパー等の部品を自動車のボディーに仮止めする場合などに好適に使用される部品の仮止め用クリップ及び該クリップを用いた部品の仮止め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の製造工程においてバンパーを自動車ボディーに組み付ける際、仮止め用のクリップを用いてバンパーをボディーの所定位置に仮止めし、この状態でボルト,ナット等を用いてバンパーをボディーに強固に固定する本締めを行うことにより、バンパーの取付作業性を向上させることが提案,実施されている。
【0003】
このような仮止め構造としては、図8に示したクリップaとスクリュービスbとを用いた仮止め構造が知られている(実開平5−28758号公報)。即ち、この仮止め構造は、図8(A)に示されているように、バンパーに嵌着固定されるクリップ本体cに弾性変形可能な断面Ω字状の嵌合部dを一体に設けたクリップaと、タッピングスクリューeの頭部に略球状の嵌入部fを設けたスクリュービスbとを用いるもので、図8(B)に示したように、上記クリップ本体cをバンパーgに嵌着固定してクリップaをバンパーに固定すると共に、上記スクリュービスbを自動車のボディーhに螺着し、スクリュービスbの嵌入部fをクリップaの嵌合部d内に嵌着させることにより、該クリップa及びスクリュービスbを介してバンパーgをボディーhに仮止めするものである。
【0004】
この場合、上記クリップaは、バンパーgに取り付けられた取付金iに嵌合させることによりバンパーgに固定され、また上記スクリュービスbは、ボディーhに、袋状に形成された合成樹脂製の取付具jを取り付け、この取付具jにタッピングスクリューeを捩じ込むことにより固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の仮止め構造は、クリップa、スクリュービスb、取付金i及び取付具jの4つの部品を必要とし、これらの部品をそれぞれ順次バンパーg及びボディーhに取り付けた後、バンパーgをボディーhに押し当てるようにしてクリップaとスクリュービスbとを嵌合させるものであり、部品点数及び組付け工数の点で改善が望まれる。
【0006】
また、上記スクリュービスbは、比較的煩雑な作業である捩じ込み作業により取り付けなければならず、バンパーgの組付け作業性を向上させるために行われる仮止め工程においては、このような煩雑な作業はできるだけ排除されることが望まれる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、少ない部品点数及び組付け工程で作業性よく容易にバンパー等の部品を仮止めすることができる部品の仮止め構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、各種物品の本体に該物品を構成する部品を取り付け固定する際に、その部品を上記本体に仮止めするための仮止め構造であって、基板の上面に一対の挟持片を互いに所定間隔離間した対向状態に突設すると共に、該基板の下面に1又は2以上の脚部を突設し、また上記一対の挟持片の少なくとも一方の内面に弾性変形可能な係止爪を突設すると共に、上記脚部の外周面に弾性変形可能なクリップ固定爪を突設し、かつ上記挟持片の基端部内面にそれぞれ弾性変形可能な押え片を互いに対向した状態に突設した仮止め用クリップを用い、このクリップの脚部を上記本体に設けたクリップ取付孔に圧入し、該クリップ取付孔の周縁部に上記脚部に設けられたクリップ固定爪を係合させて、上記クリップを上記本体に固定し、このクリップの両挟持片間に上記部品に一体に設けられた仮止め片を圧入し、該仮止め片に突設した係止凸部を上記挟持片に設けられた係止爪に係合させて、上記部品を上記クリップに取り付けることにより、該クリップを介して上記部品を上記本体に取り付けると共に、上記押え片を上記仮止め片の先端部に弾性的に当接させて取り付けられた部品にがたつきが生じることを防止し、更に上記仮止め片の一側端部に立壁を設けると共に、他側端部には立壁を設けず、部品を上記他側端部側へとスライドさせることにより、クリップとの係合状態を解除し得るように構成したことを特徴とする部品の仮止め構造を提供する。
【0011】
【作用】
本発明の部品の仮止め構造は、自動車のボディーにバンパーを取付ける場合など、各種物品の本体に該物品を構成する部品を取り付け固定する際に、その部品を本体に仮止めするためのものであり、上記特定の構成を有する仮止め用クリップを用いて仮止めを行うものである。
【0012】
即ち、本発明クリップを用いて仮止めを行う場合、まず本発明クリップの脚部を自動車ボディー等の物品本体に設けたクリップ取付孔に圧入して、本発明クリップを上記物品本体に固定する。この場合、上記脚部を上記クリップ取付孔に圧入すると、脚部の周面に設けられた弾性変形可能なクリップ固定爪がクリップ取付孔の内周縁に当接し、該クリップ固定爪が内側へと押圧されて内側へと弾性変形し、反対側に達したときに該クリップ固定爪が弾性復帰してクリップ取付孔の反対側周縁部に係合し、本発明クリップが物品本体に固定される。
【0013】
この状態で、バンパー等の部品に一体的に設けられた仮止め片を本発明クリップの両挟持片間に圧入して、バンパー等の部品を本発明クリップに取り付ける。この場合、上記仮止め片を本発明クリップの両挟持片間に圧入すると、該仮止め片に形成された係止凸部が上記挟持片の内面に突設された弾性変形可能な係止爪に当接し、該係止爪が内側へと押圧されて内側へと弾性変形し、上記係止凸部が通過したときに該係止爪が弾性復帰して係止凸部と係止爪とが係合し、本発明クリップにバンパー等の部品が係止される。
【0014】
これにより、本発明クリップを介して自動車ボディー等の物品本体とバンパー等の部品とが連結され、部品が本体に支持された状態で仮止めされる。そして、この状態のままボルト,ナット等を用いて部品と本体とを強固に連結固定するものである。
【0015】
このように、本発明クリップ及び該クリップを用いた仮止め構造によれば、クリップの脚部を自動車ボディー等の物品本体に形成したクリップ取付孔に圧入して該クリップを上記物品本体に取り付け、このクリップの両挟持片間にバンパー等の部品に一体的に設けた仮止め片を圧入するだけで、バンパー等の部品を自動車ボディー等の物品本体に仮止めすることができるので、少ない部品点数及び組付け工数で仮止めを行うことができ、しかも作業性よく安価に仮止めを行うことができる。
【0016】
即ち、仮止めされる部品側に仮止め片を一体的に設けるようにしてあるので、仮止めに要する部品は本発明の仮止め用クリップだけであり、また組付け工数は本発明クリップを自動車ボディー等の物品本体に固定する準備工程と、このクリップにバンパー等の部品に設けられた仮止め片を圧入する工程の2工程だけであり、しかも上記準備工程は本発明クリップの脚部を自動車ボディー等の物品本体に設けられたクリップ取付孔に圧入するだけの極めて簡単な作業により完了し、スクリューピンを捩じ込むような煩雑な作業を要することなく簡単に行うことができる。
【0017】
ここで、本発明の仮止め用クリップには、両挟持片の基端部内面にそれぞれ弾性変形可能な押え片が互いに対向した状態に突設されており、これにより両挟持片間に挿入された部品の仮止め片先端部にこれら押え片が弾性変形した状態で当接し、その弾発力により仮止めされた部品にかたつきが生じるのを効果的に防止することができるものである。更に、本発明の仮止め構造では、上記仮止め片の一側端部に立壁を設け、部品が一側方にスライドしても仮止め片とクリップとの係合状態が解除されることがなく、しかも仮止め片の他側端部には立壁が設けられていないので、部品を取り外す場合には、他側方へと部品をスライドさせることにより、クリップとの係合状態を容易に解除することができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例につき図面を参照して説明する。
図1〜6は、本発明の一実施例にかかる部品の仮止め用クリップを示すもので、このクリップ1は、図7に示した本発明の一実施例にかかる部品の仮止め構造により自動車のボディーhにバンパーgを仮止めするためのものである。
【0019】
上記クリップ1は、図1〜6に示されているように、平板状基板2の上面に第1挟持片3及び第2挟持片4からなる一対の挟持片を突設すると共に、該基板2の下面に第1脚部5及び第2脚部6の2つの脚部を突設したもので、これら基板2、挟持片3,4及び脚部5,6が合成樹脂により一体成型されたものである。
【0020】
上記第1,第2両挟持片3,4は、互いに所定間隔離間した対向状態で基板2の上面に突設されており、一方の第1挟持片3は幅広に形成されて基板2の一端から他端にかけて長さ方向に沿って突設されていると共に、他方の第2挟持片4は幅狭に形成されて基板2の長さ方向中間部に突設されている。
【0021】
上記第1挟持片3は、図3,4に示されているように、上端部が外側へと2段階に折曲されていると共に、該第1挟持片3の外面側には上記折曲上端部から基板2の上面に至る補強リブ3a,3bが一体に形成されている。また、該第1挟持片3の基端部幅方向中央には、図4に示されているようにコの字状のスリット7aが形成されており、図6に示されているように該スリット7aに囲まれた部分が内側へと折曲されて下端が自由端となった弾性変形可能な押え片8aが形成されている。
【0022】
一方、上記第2挟持片4は、図3に示されているように、高さ方向中間部内面側に段差部9が形成されており、該段差部9から上方が薄肉に下方が厚肉に形成されている。これにより、該第2挟持片4と上記第1挟持片3との間に形成された間隙が上部は幅広に下部は幅狭になっており、下部の幅狭部分はバンパーgに一体に形成された仮止め片k(図7参照)の肉厚とほぼ同一の幅となっている。また、この第2挟持片4の厚肉に形成された下部の中央部は、図2に示されているように、外面側が刳り貫かれて部分的に薄肉になっており、該薄肉部分にコの字状のスリット7bが形成され、図6に示されているように該スリット7bに囲まれた部分が内側へと折曲されて下端が自由端となった弾性変形可能な押え片8bが上記第1挟持片3の押え片8aと対向した状態に形成されている。更に、この第2挟持片4の上部には、図2に示されているように、四角貫通穴10が形成されており、図6に示されているように該四角貫通穴10の内周縁上部から斜め内側に向けて弾性変形可能な係止爪11が突設されている。
【0023】
次に、上記第1,第2両脚部5,6は、互いに所定間隔離間して上記基板2の下面に一体に突設された四角筒状のものであり、第1脚部5が大径に第2脚部6がやや小径に形成されている。これら第1,第2両脚部5,6には、図2,4に示されているように、互いに対向する2側面にコの字状のスリット12,12が形成されており、これらスリット12,12に囲まれた部分に外方に向けて山形に突出する膨出部を設け、この部分が上端部が自由端となった弾性変形可能なクリップ固定爪13,13,13,13となっている。
【0024】
この仮止め用クリップ1を用いて、バンパーを自動車ボディーに仮止めする場合は、図7(A)に示したように、まず上記クリップ1の脚部5,6を自動車ボディーhに設けたクリップ取付孔に圧入して、クリップ1を自動車ボディーhに固定する。この場合、上記脚部5,6をボディーhのクリップ取付孔に圧入すると、脚部5,6の周面に設けられた弾性変形可能なクリップ固定爪13,13,13,13がクリップ取付孔の内周縁に当接し、該クリップ固定爪13,13,13,13が内側へと押圧されて内側へと弾性変形し、ボディーhの反対側に達したときに該クリップ固定爪13,13,13,13が弾性復帰してクリップ取付孔の反対側周縁部に係合し、クリップ1がボディーhに固定される。なお、図中mは、がたつき防止用のラバー製パッキンである。
【0025】
この状態で、図7(B)に示したように、バンパーgに一体的に設けられた仮止め片kをクリップ1の両挟持片3,4間に圧入して、バンパーgをクリップ1に取り付ける。この場合、上記仮止め片kをクリップ1の両挟持片5,6間に圧入すると、該仮止め片kに形成された係止凸部nが上記第2挟持片4の内面に突設された弾性変形可能な係止爪11に当接し、該係止爪11が内側へと押圧されて内側へと弾性変形し、上記係止凸部nが通過したときに該係止爪11が弾性復帰して係止凸部nと係止爪11とが係合し、クリップ1にバンパーgが係止される。
【0026】
これにより、クリップ1を介して自動車ボディーhとバンパーgとが連結され、バンパーgがボディーhに支持された状態で仮止めされる。そして、この状態のままボルト,ナット等を用いてバンパーgとボディーhとを強固に連結固定するものである。なおこの場合、バンパーgをボディーhに仮止めした状態で図7(B)中前後方向にスライドさせ、位置ずれを補正しながらボルト,ナット等を用いた本締め工程を行うことができる。
【0027】
このように、本実施例のクリップ1及び該クリップ1を用いた仮止め構造によれば、クリップ1の脚部5,6を自動車ボディーhに形成したクリップ取付孔に圧入して該クリップ1を自動車ボディーhに取り付け、このクリップ1の両挟持片3,4間にバンパーgに一体的に設けた仮止め片kを圧入するだけで、バンパーgを自動車ボディーhに仮止めすることができるので、少ない部品点数及び組付け工数で、しかも作業性よく安価に仮止めを行うことができる。
【0028】
即ち、仮止めされるバンパーg側に仮止め片kを一体的に設けるようにしてあるので、仮止めに要する部品は上記仮止め用クリップ1だけであり、また組付け工数は上記クリップ1を自動車ボディーhに固定する準備工程と、このクリップ1にバンパーgに設けられた仮止め片kを圧入する工程の2工程だけであり、しかも上記準備工程はクリップ1の脚部5,6を自動車ボディーhに設けられたクリップ取付孔に圧入するだけの極めて簡単な作業により完了し、スクリューピンを捩じ込むような煩雑な作業を要することなく簡単に行うことができる。
【0029】
ここで、本実施例の仮止め用クリップ1には、両挟持片3,4の基端部内面にそれぞれ弾性変形可能な押え片8a,8bを互いに対向した状態に突設してあるので、挟持片3,4間に挿入されたバンパーhの仮止め片k先端部にこれら押え片8a,8bが弾性変形した状態で当接し、その弾発力により仮止めされたバンパーgにがたつきが生じるのを効果的に防止することができる。更に、本実施例の仮止め用クリップ1には、大きさの異なる2つの脚部5,6が設けられているので、この脚部5,6に相応したクリップ取付孔を自動車ボディーhに形成しておくことにより、クリップ1の取り付け方向を自動的に規制することができ、逆方向に向けてクリップ1を取り付けてしまうような取付ミスの発生を確実に防止することができるものである。
【0030】
また、上記仮止め用クリップ1を用いた本実施例の仮止め構造によれば、バンパーhを取り外す際には、ボルト,ナット等による固定状態を解除した後、図7(B)中後方へとバンパーgをスライドさせることにより、容易に仮止め片kとクリップ1との係合状態を解除することができるものである。即ち、本実施例の仮止め構造では、図7に示されているように、仮止め片kの一側端部に立壁oを設け、バンパーgが図中手前側にスライドしても仮止め片kとクリップ1との係合状態が解除されないように構成されているが、この場合仮止め片kの他側端部(図中手前側)には立壁を設けないようにすることにより、バンパーhをスライドさせてクリップ1との係合状態を解除し得るように構成されている。
【0031】
なお、本発明の部品の仮止め構造は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば上記脚部は1つでも3つ以上でもよく、更に両挟持片3,4及び脚部5,6の形状や係止爪11、クリップ固定爪13の形成方法等は種々変更することができ、その他の構成についても本発明の要旨を逸脱しないかぎり適宜変更して差し支えない。また、本発明の仮止め構造は、上述のようにバンパーを自動車のボディーに仮止めする際に好適に使用されるが、用途はこれに限定されるものではなく、バンパー以外の部品を自動車ボディーに仮止めする場合にも好適に使用することができ、更に自動車以外の用途にも適宜応用することができるものである。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の仮止め構造によれば、少ない部品点数及び組付け工数で作業性よく容易にバンパー等の部品を自動車ボディー等の物品本体に仮止めすることができ、この場合、バンパー等の部品にがたつきが生じることを効果的に防止することができ、しかも部品を取り外す場合には、容易に両者の係合状態を解除することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる部品の仮止め用クリップを示す平面図である。
【図2】同仮止め用クリップを示す正面図である。
【図3】同仮止め用クリップを示す側面図である。
【図4】同仮止め用クリップを示す背面図である。
【図5】同仮止め用クリップを示す底面図である。
【図6】同仮止め用クリップを示す図4のA−A線に沿った断面図である。
【図7】同仮止め用クリップを用いて自動車のバンパーをボディーに仮止めする本発明の一実施例にかかる仮止め構造を示す概略断面図であり、(A)は仮止め用クリップを自動車ボディーに固定した状態、(B)は仮止めが完了した状態である。
【図8】従来の仮止め構造を示すもので、(A)は仮止めクリップを示す斜視図、(B)は該クリップを用いてバンパーを自動車ボディーに仮止めした状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 仮止め用クリップ
2 基板
3 第1挟持片
4 第2挟持片
5 第1脚部
6 第2脚部
8a,8b 押え片
11 係止爪
13 クリップ固定爪
g バンパー(部品)
h 自動車のボディー(物品本体)
k 仮止め片
n 係止凸部
Claims (1)
- 各種物品の本体に該物品を構成する部品を取り付け固定する際に、その部品を上記本体に仮止めするための仮止め構造であって、
基板の上面に一対の挟持片を互いに所定間隔離間した対向状態に突設すると共に、該基板の下面に1又は2以上の脚部を突設し、また上記一対の挟持片の少なくとも一方の内面に弾性変形可能な係止爪を突設すると共に、上記脚部の外周面に弾性変形可能なクリップ固定爪を突設し、かつ上記挟持片の基端部内面にそれぞれ弾性変形可能な押え片を互いに対向した状態に突設した仮止め用クリップを用い、
このクリップの脚部を上記本体に設けたクリップ取付孔に圧入し、該クリップ取付孔の周縁部に上記脚部に設けられたクリップ固定爪を係合させて、上記クリップを上記本体に固定し、このクリップの両挟持片間に上記部品に一体に設けられた仮止め片を圧入し、該仮止め片に突設した係止凸部を上記挟持片に設けられた係止爪に係合させて、上記部品を上記クリップに取り付けることにより、該クリップを介して上記部品を上記本体に取り付けると共に、上記押え片を上記仮止め片の先端部に弾性的に当接させて取り付けられた部品にがたつきが生じることを防止し、更に上記仮止め片の一側端部に立壁を設けると共に、他側端部には立壁を設けず、部品を上記他側端部側へとスライドさせることにより、クリップとの係合状態を解除し得るように構成したことを特徴とする部品の仮止め構造。
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