JP3586682B2 - クレンジング化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレンジング化粧料に関し、更に詳細には、透明で美麗な液状を呈し、優れたクレンジング力を有するとともに、水で濡れた皮膚に使用しても白濁を起こすことがないクレンジング化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水で洗い流して使用するか又はふき取って使用する化粧落とし用のクレンジング化粧料としては、油成分を配合したクリーム状、乳液状、ゲル状、溶液状の形態のものがあり、これらは非イオン界面活性剤で油成分及び水を乳化又は可溶化して製造されている。例えば、特許文献1が挙げられる。
【0003】
しかしながら、従来の油性クレンジング化粧料は、水で濡れた皮膚に使用すると、水の介在により、乳化物や懸濁物となって白濁して外観が悪くなるとともに、油性汚れに対するクレンジング力が著しく低下し、さらには使用感が悪くなることがあるため、特に浴室での使用には不向きであった。
【0004】
これまでに、安定な可溶化状態を得るための多くの研究がなされ、10〜20%程度の多価アルコールを添加したり、特定の界面活性剤を使用する等の方法が提案されているが、濡れた皮膚に使用することを想定した、オイルを主成分としたクレンジング化粧料については、未だ十分に満足できるものは提供されていない。例えば、特許文献2、特許文献3には、特定の非イオン界面活性剤と水酸基を有する水溶性化合物、液状油及び水を含有するクレンジング用組成物が提案されているが、これらのものは粘度が300mPa・s以上の組成物が大部分であり、油性メイク(特に油性マスカラ)に対するなじみや浮きが悪いという問題があった。また、浴室等で、濡れた皮膚に使用する場合には、水分の混入によって、しっかりとした液晶構造をとってしまうなど、増粘してメイクに対する洗浄力が大きく低下したり、白く濁って油性メイクに対する洗浄力が大きく低下するなど、十分な耐水性を備えているとは言えず、十分満足できるものではなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開平3−161428号公報
【特許文献2】
特開平4−5213号公報
【特許文献3】
特開平6−219923号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、透明な液状を呈し、多量の水が混入しても増粘や白濁を起こさず、クレンジング力の低下や外観及び使用感の悪さを生じない、耐水性のあるクレンジング化粧料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、有意な量の水が混入しても乳化や懸濁によって白濁したり、大きく増粘したりしない油性透明液状組成物が設計できれば、浴室や洗面台など手や顔が濡れた環境下で使用することができ、クレンジング力の低下及び外観や使用感の悪化が生じないクレンジング化粧料を提供することができること、そしてかかる組成物は特定の界面活性剤と油剤を組み合わせることにより達成できることを見出した。
【0008】
本発明は、次の成分(A)〜(E):
(A)IOBが0.75〜1.2で、かつHLB8.0未満のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル 2〜7重量%、
(B)IOBが1.1以上であって、ポリグリセリン脂肪酸エステル以外の非イオン界面活性剤 5〜30重量%、
(C)液体油成分 50〜85重量%、
(D)12重量%以下の水、
(E)IOBが0.6以下で炭素数18以下の高級アルコール若しくは高級脂肪酸、又はIOBが0.8以下のポリオキシエチレンモノアルキルエーテル 0.5〜15重量%
を含有する組成物であって、該組成物100重量部に対して50重量部の水を加えたときに白濁しない透明な液状クレンジング化粧料を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる成分(A)は、IOBが0.75〜1.2のポリグリセリン脂肪酸エステルである。IOBがこの範囲外のものでは、十分な耐水性を得ることができなかったり、洗い流し時にぬるつき感が肌に残りやすくなり、好ましくない。
ここで、IOBとは、有機概念図(藤田穆、有機化合物の予測と有機概念図、化学の領域 Vol.11,No.10(1957)719−725)に基づき求められる無機性値及び有機性値の比(Inorganic Organic Balance)を表わすもので、次式により求められる。
【0010】
【数1】
【0011】
IOBが0.75〜1.2のポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、グリセリンの重合度が2〜6のポリグリセリンと脂肪酸とのエステルが好ましく、特に炭素数12〜18の脂肪酸と重合度2のポリグリセリンとのモノエステルが好ましい。
成分(A)のポリグリセリン脂肪酸エステルは、2種以上を用いることもでき、全組成中に1〜15重量%、特に2〜7重量%含有するのが、十分な耐水性が得られるとともに、使用感が良好であるので好ましい。
【0012】
成分(B)の非イオン界面活性剤は、IOBが1.1以上、好ましくは1.2〜2.0の水溶性のものである。IOBが1.1未満のものでは、十分な耐水性を得ることができないとともに、さっぱりとした洗い流し性も得られない。
【0013】
具体的には、ポリオキシエチレンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸ポリオキシエチレングリセリル(ポリオキシエチレン鎖を付加したグリセリンと脂肪酸のエステル)、モノ脂肪酸ポリオキシエチレングリセリン(モノ脂肪酸グリセリンにポリオキシエチレン鎖を付加した構造)、アルキルグルコシド、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられる。特に、ポリオキシエチレンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸ポリオキシエチレングリセリル、モノ脂肪酸ポリオキシエチレングリセリン、アルキルグルコシドが、低粘度かつ、耐水性に優れた組成物を作ることができ、好ましい。更に具体的には、ポリオキシエチレンモノラウレート(IOB=1.34)、モノヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレングリセリン(IOB=1.22)、アルキル鎖C9〜11で糖縮合度1〜2のアルキルグルコシド(IOB=1.84)が、口紅などの色物に対し、水分存在下(濡れた皮膚上でマッサージする時や洗い流し時)で良好な洗浄力を発揮するので好ましい。これらの成分を配合することにより、幅広いメイク汚れに対して優れた洗浄力を有する耐水性の高い油性クレンジング化粧料を得ることができる。
【0014】
成分(B)の非イオン界面活性剤は、2種以上を用いることもでき、全組成中に5〜30重量%、特に7〜16重量%含有するのが、十分な耐水性が得られるとともに、洗い流し性が良好であり好ましい。
【0015】
成分(C)の液体油成分は、25℃において流動性を示し、透明なものである。
かかる液体油成分としては、通常化粧料に使用されるものであれば特に制限されず、例えば流動パラフィン、流動イソパラフィン、ポリイソブテン、スクワラン等の炭化水素油;アルキル−1,3−ジメチルブチルエーテル等のエーテル油;パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、イソノナン酸トリデシル等のモノエステル油;トリ(2−エチルヘキサン酸)グリセリン、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリン等のトリエステル油;オリーブ油、ホホバ油、マカダミアナッツ油等の植物性油;デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油などを用いることができる。
【0016】
これらのうち、デカメチルシクロペンタシロキサン;炭素数20〜30で、かつ無機性値が75以下の油が、水を可溶化するのに効果的であり好ましい。ここで、無機性値とは、前記のIOBを求める際に用いる有機概念図により決定される値である。
炭素数20〜30で、かつ無機性値が75以下の油としては、例えば平均炭素数20〜30の流動パラフィン(例えば、カネダ社製、ハイコールK230;無機性値0、平均炭素数24等)、流動イソパラフィン(例えば、日本油脂社製、パームリームEX;無機性値0、平均炭素数21等)、スクワラン(無機性値0、平均炭素数30)、パルミチン酸イソプロピル(無機性値60、炭素数19)、イソノナン酸イソトリデシル(無機性値60、炭素数22)、2−エチルヘキサン酸セチル(無機性値60、炭素数24)、ヘキサデシル−1,3−ジメチルブチルエーテル(無機性値20、炭素数22)等が挙げられる。
【0017】
成分(C)の液体油成分は、2種以上を用いることもでき、全組成中に50〜85重量%、特に70〜85重量%含有するのが、油性メイクの洗浄力に優れており好ましい。また、その中でも特にデカメチルシクロペンタシロキサン;炭素数20〜30で、かつ無機性値が75以下の油を全組成中に40〜85重量%含有するのが好ましい。
【0018】
成分(D)の水は、全組成中に0〜12重量%、好ましくは2〜7重量%含有される。12重量%を超えると、半透明になったり、経時で相分離を起こすため好ましくない。
【0019】
本発明のクレンジング化粧料には、更に、成分(E)として、IOBが0.6以下の高級アルコール若しくは高級脂肪酸、又はIOBが0.8以下のポリオキシエチレンモノアルキルエーテルを含有できる。成分(E)を含有させることにより、成分(A)の配合量を減らした場合でも高い耐水性を維持することが可能となり、また、成分(A)を多量に配合した場合に生じ易い、洗い流し時の肌のぬるつきを低減することができる。
【0020】
このような高級アルコールとしては、炭素数18以下のもので、例えばミリスチルアルコール(IOB=0.36)、イソステアリルアルコール(IOB=0.29)、オレイルアルコール(IOB=0.28)等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、イソステアリン酸(IOB=0.56)等が挙げられる。
また、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテルとしては、ポリオキシエチレン鎖(POE)の重合度が5以下のものが好ましく、例えばPOE(3.3)モノアルキルエーテル(C9〜11)(IOB=0.77)等が挙げられる。
【0021】
成分(E)は、2種以上を用いることもでき、高級アルコール、高級脂肪酸、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテルから選ばれる2種以上を組合わせて用いることもできる。成分(E)は、全組成中に0.5〜15重量%、特に2.1〜8重量%含有するのが、すすぎ時の感触に優れるので好ましい。
【0022】
また、本発明のクレンジング化粧料は、前記成分以外に、例えば非イオン界面活性剤の溶解性の微調節や使用感の向上のため、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類、エチルカルビトール等のグリコールエーテル類、エタノール等のアルコール類を含有させることができる。これらのアルコール系成分の含有量は、経時で相分離したりしない安定な透明の組成物にするため、5重量%以下、特に2重量%以下であるのが好ましい。
【0023】
さらに、粘度を調節するための、超微粒子シリカ、パルミチン酸デキストリン、有機性ベントナイト等の増粘剤;クエン酸、リン酸などの有機酸、無機酸;無機塩類、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、高分子ポリマー、殺菌剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、キレート剤、香料、色素、エキス類、薬効剤等も含有できる。
【0024】
本発明のクレンジング化粧料は、所定の成分を適宜混合することによって得られ、常温で固体の原料については一度溶解した後に、全成分を均一に混合することにより、容易に製造することができる。
【0025】
本発明のクレンジング化粧料は、該組成物100重量部に対して50重量部の水を加えたときに白濁しないものである。ここで、白濁とは、乳化や懸濁に起因するものであり、28〜30℃にて、濁度計(デジタル比色計 mini photo 5;10mmΦガラスセル;三紳工業社製)で波長530nmにおいて精製水をリファレンスにして測定した透過率を、酸化チタン(酸化チタンJA−C、粒径0.1〜0.5μm程度:テイカ社製)の0.02重量%懸濁水溶液の透過率と比較し、0.02重量%酸化チタン懸濁水溶液の透過率より低いものを白濁とする。
【0026】
また、本発明のクレンジング化粧料は、透明な液状のものである。透明とは、濁度計で波長530nmにおいて精製水をリファレンスにして測定した透過率が、0.001重量%酸化チタン懸濁水溶液の透過率より高い状態をいう(色素や粉体等の配合がある場合は、それらを含まない状態で測定して透明であれば、本発明の範囲に含まれるとする)。また、液状とは、25℃における粘度が1000mPa・s(B型粘度計、ローター2、30rpm)以下の状態をいう。25℃において該組成物の粘度は300mPa・s以下、特に100mPa・s以下であるのが好ましい。また、該組成物100重量部に対して50重量部の水を加えて混合していくとき、25℃における粘度が常に2000mPa・s以下であるのが好ましく、特に常に1000mPa・s以下であるのが好ましい。
【0027】
【実施例】
実施例1〜7、比較例1〜7
表1及び表2に示す組成のクレンジング化粧料を製造し、得られたクレンジング化粧料の外観、性状、メイク落ち、水を混合したときの透過率、メイク落ち、洗い流し性、及び総合評価について評価した。結果を表1及び表2に併せて示す。
【0028】
(製法)
<実施例1〜7>
成分(A)、(E)及びその他の成分を、成分(C)に加温して完全に溶解した後、成分(B)及び(D)を加えて均一に混合して、クレンジング化粧料を得た。
<比較例1〜7>
成分(A)、(E)及びその他の成分を、成分(C)に加温して完全に溶解した後、成分(B)及び(D)を加えて均一に混合して、クレンジング化粧料を得た。
【0029】
(評価方法)
(1)外観;
25℃において、濁度計(デジタル比色計 mini photo 5;10mmΦガラスセル;三紳工業社製)で波長530nmにおいて精製水をリファレンスにして透過率を測定し、0.001重量%酸化チタン懸濁水溶液の透過率より高いものを「透明」とし、0.001重量%酸化チタン懸濁水溶液の透過率より低く、0.02重量%酸化チタン懸濁水溶液の透過率より高いものを「半透明」とした。
【0030】
(2)性状;
25℃において、B型粘度計(ローター2、30rpm)で測定した粘度が、1000mPa・s以下のものを「液状」とした。
【0031】
(3)メイク落ち;
油性メイク落ち;マスカラ(メイベリン社製、ダイアルマスカラ)を前腕部に直径約1.5cmに薄く塗り、3時間放置して乾燥させた後、各クレンジング化粧料(又は水50重量部と混合したもの)約25mgをのせ、指で軽く30回マッサージした。その後、流水で洗い流し、マスカラの残り具合を目視で観察し、以下の基準で判定した。
口紅メイク落ち;口紅(花王社製、オーブ ルージュライブリッシュRS415)を前腕部に直径約1.5cmに薄く塗り、3時間放置して乾燥させた後、各クレンジング化粧料(又は水50重量部と混合したもの)約25mgをのせ、指で軽く30回マッサージした。その後、流水で洗い流し、口紅の残り具合を目視で観察し、以下の基準で判定した。
◎:メイクの落ちが良好かつ浮きが早い。
○:メイクの落ちが良好。
○△:メイクの落ちがやや良好。
△:メイクの落ちがやや不良。
×:メイクの落ちが不良。
【0032】
(4)水と混合したときの透過率;
各クレンジング化粧料と水10重量部又は50重量部を混合した試料について、濁度計(デジタル比色計 mini photo 5;10mmΦガラスセル;三紳工業社製)で波長530nmにおいて精製水をリファレンスにして透過率を測定し、酸化チタン(酸化チタンJA−C、粒径0.1〜0.5μm程度:テイカ社製)の懸濁水溶液の透過率と比較して、以下の基準で評価した。
A:0.001重量%酸化チタン懸濁水溶液の透過率より高い。
B:0.008重量%酸化チタン懸濁水溶液の透過率より高く、0.001重量%酸化チタン懸濁水溶液の透過率より低い。
C:0.02重量%酸化チタン懸濁水溶液の透過率より高く、0.008重量%酸化チタン懸濁水溶液の透過率より低い。
D:0.02重量%酸化チタン懸濁水溶液の透過率より低い。
なお、本発明においては、手の平や顔面上の環境に相当する25〜35℃の範囲内に水分が自重の50重量%混入しても白濁しない領域を持つことが好ましく、測定は各クレンジング化粧料100重量部に精製水を10重量部又は50重量部混合したものを、28〜30℃に温度を調節してから均一に混合した直後に行った。
【0033】
(5)洗い流し性;
各クレンジング化粧料を約2g前腕部に塗布し、ぬるま湯で洗い流したときの洗い流し易さを評価した。
◎:ぬめり感がなくなり、洗い流しやすい。
○:洗い流しやすい。
△:洗い流しにくい。
×:いつまでも肌に油が残り、洗い流すことができない。
【0034】
(6)総合評価;
10人の専門評価パネラーが、各クレンジング化粧料を使用して評価した。まず、顔に口紅及び油性マスカラを塗布し、約3時間おいて乾燥させた。次に、一度よく濡らしてから軽く水をきった状態の手に、各クレンジング化粧料を約2gとり、鏡を見ながら顔全体に伸ばして、メイクとなじませた後、ぬるま湯で洗い流した。この時の外観、メイク落ち、洗い流し性の総合的な評価を以下の基準で行った。
◎:10人中8人以上が良いと答えた。
○:10人中6〜7人が良いと答えた。
△:10人中4〜5人が良いと答えた。
×:10人中3人以下が良いと答えた。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
実施例8〜9、比較例8〜12
表3に示す組成のクレンジング化粧料を実施例1〜7及び比較例1〜7と同様に製造し、同様に、得られたクレンジング化粧料の外観、性状、メイク落ち、水を混合したときの透過率、メイク落ち、洗い流し性、及び総合評価について評価した。また、クレンジング化粧料の粘度を、以下の方法により測定した。結果を表4に示す。
【0038】
粘度の測定;
25℃において、B型粘度計(ローター2、30rpm)で測定した。粘度計の針が振り切れる場合は、必要に応じてローター3、4を用いた。
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【発明の効果】
本発明のクレンジング化粧料は、透明で美麗な液状を呈し、水が混入されても使用中は可溶化状態を維持して白濁することがなく、クレンジング力が低下せず、使用感も良好である。水で濡れた皮膚にも使用することができ、特に浴室での使用に好適である。
Claims (4)
- 次の成分(A)〜(E):
(A)IOBが0.75〜1.2で、かつHLB8.0未満のポリグリセリンモノ脂肪酸エステル 2〜7重量%、
(B)IOBが1.1以上であって、ポリグリセリン脂肪酸エステル以外の非イオン界面活性剤 5〜30重量%、
(C)液体油成分 50〜85重量%、
(D)12重量%以下の水、
(E)IOBが0.6以下で炭素数18以下の高級アルコール若しくは高級脂肪酸、又はIOBが0.8以下のポリオキシエチレンモノアルキルエーテル 0.5〜15重量%
を含有する組成物であって、該組成物100重量部に対して50重量部の水を加えたときに白濁しない透明な液状クレンジング化粧料。 - 成分(A)のポリグリセリンモノ脂肪酸エステルが、グリセリンの重合度が2〜6のポリグリセリンと脂肪酸とのエステルである請求項1記載のクレンジング化粧料。
- 成分(A)のポリグリセリンモノ脂肪酸エステルが、炭素数12〜18の脂肪酸と重合度2のポリグリセリンとのエステルである請求項1記載のクレンジング化粧料。
- 成分(B)の非イオン界面活性剤が、ポリオキシエチレンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸ポリオキシエチレングリセリル、モノ脂肪酸ポリオキシエチレングリセリン及びアルキルグルコシドから選ばれる1種以上である請求項1〜3のいずれか1項記載のクレンジング化粧料。
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