JP3575866B2 - 接続器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、底面より多数のピン状若しくは球状電極が突出したICモジュール等の電気部品を着脱可能に搭載し該電気部品を回路基板と電気的に接続するための接続器に関する。
【0002】
【従来の技術】
底面より多数のピン状若しくは球状電極が突出したICモジュール等の電気部品を着脱可能に搭載し該電気部品を回路基板と電気的に接続するためのオープントップ形の接続器は、例えば特開平4−19979号に示されているように、上端部が開閉可能な多数のコンタクトピンを保持したベース部材と、該ベース部材に横方向に移動可能に支持され且つコンタクトピンの上端部に係止された移動板と、ベース部に対し上下動可能な操作部材とを備えており、該操作部材の押下げ力によって移動板を横方向に移動させることにより、コンタクトピンの上端部を該コンタクトピン自体の閉方向付勢力に抗して開動作させる構成となっている。そして、上端部が開放されたコンタクトピンに電気部品のピン状電極を上から挿入した後、コンタクトピン自体の付勢力によりコンタクトピンを閉動作させてピン状電極を挟持させることにより、電気部品にピン状電極とコンタクトピンとを電気的に接続するものである。なお、コンタクトピンとしては変位により電気部品のピン状若しくは球状電極に対し接離される構成のものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の接続器においては、操作部材の押下げ力によって移動板を横方向移動させるために、梃子の原理を利用したレバーが使用されている。したがって、コンタクトピンを開動作させるために必要な操作部材の押下げ力を梃子の原理によりある程度軽減させることができる。しかし、操作部材の押下げ量が増大するに従って、コンタクトピンの閉方向付勢力が増大するのに対し、梃子の原理を利用したレバーでは、操作部材の押下げ量が増大するに従って大きな操作力(押下げ力)が必要になるという欠点がある。
【0004】
したがって、本発明の目的は、上記欠点を解消し、コンタクトピンを変位させるための操作力を大きく軽減させることができる接続器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、変位可能な可動接続端子を有する複数のコンタクトピンを保持したベース部材と、前記ベース部材に横方向移動可能に保持され且つ前記コンタクトピンの可動接続端子に係止された移動板とを備えた接続器において、前記ベース部材と前記移動板とが互いに中間位置で回動自在に連結された一対のリンク部材からなるX字形リンク機構により連結されると共に、該X字形リンク機構により操作部材が上下動可能に支持され、前記一対のリンク部材の下端部は、その一方が前記ベース部材に対し回動可能に連結され、他方が前記移動板に対し回動可能に連結され、前記一対のリンク部材の上端部は、一方が前記操作部材に対し回動のみ可能な連結ピンを介して連結され、他方が前記操作部材に対し回動および横方向移動可能な連結ピンを介して連結されていることを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、変位可能な可動接続端子を有する複数のコンタクトピンを保持したベース部材と、前記ベース部材に横方向移動可能に保持され且つ前記コンタクトピンの可動接続端子に係止された移動板とを備えた接続器において、前記ベース部材と前記移動板とが互いに中間位置で回動自在に連結された一対のリンク部材からなるX字形リンク機構により連結されると共に、該X字形リンク機構により操作部材が上下動可能に支持され、前記一対のリンク部材の下端部は、その一方が前記ベース部材に対し回動可能に連結 され、他方が前記移動板に対し回動可能に連結され、前記一対のリンク部材の上端部は、一方が前記操作部材に対し回動のみ可能な連結ピンを介して連結され、他方が、前記操作部材に固定され且つ該リンク部材に対し回動およびその長手方向に移動可能な連結ピンを介して連結されていることを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、変位可能な可動接続端子を有する複数のコンタクトピンを保持したベース部材と、前記ベース部材に横方向移動可能に保持され且つ前記コンタクトピンの可動接続端子に係止された移動板とを備えた接続器において、前記ベース部材と前記移動板とが互いに中間位置で回動自在に連結された一対のリンク部材からなるX字形リンク機構により連結されると共に、該X字形リンク機構により操作部材が上下動可能に支持され、前記一対のリンク部材の下端部は、その一方が前記ベース部材に対し回動可能に連結され、他方が前記移動板に対し回動可能に連結され、前記一対のリンク部材の上端部は、前記操作部材の下面に対し横方向にスライド可能に当接され、前記操作部材は前記ベース部材と係合して前記ベース部材に対する該操作部材の横方向移動を規制するガイド部を有していることを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載の接続器において、前記一対のリンク部材の下端部は、その一方が前記ベース部材に対し回動のみ可能な連結ピンを介して連結され、他方が前記移動板に対し回動および横方向移動可能な連結ピンを介して連結され、前記操作部材と前記ベース部材との間に、前記操作部材を上方へ向けて付勢するリターンスプリングが配設されていることを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の発明は、請求項1、2、3または4記載の接続器において、前記X字形リンク機構が左右一対設けられていることを特徴とする。
【0010】
【作用】
請求項1、2または3記載の接続器においては、互いに中間位置で回動自在に連結された一対のリンク部材からなるX字形リンク機構により連結され、該X字形リンク機構により操作部材が上下動可能に支持されているので、操作部材の押下げにより、X字形リンク機構を介して移動板をコンタクトピン自体の付勢力に抗してトグルジョイント作用により横方向移動させることができる。この場合、X字形リンク機構のトグルジョイント作用を利用するので、操作部材の押下げ量が増すに従って操作部材の押下げ力(入力)に対する移動板の横方向移動力(出力)の倍率が増大するので、コンタクトピンの変位量が増す際に操作部材の操作力(押下げ力)を増大させる必要がない。したがって、コンタクトピンの開動作に必要な操作力を大きく軽減することができる。
【0011】
しかも、該操作部材の押下げ時に、ベース部材に対し操作部材の平行を保ちつつ、且つ、ベース部材に対し操作部材が横方向に変位することなく、該操作部材の押下げ力によって移動板を横方向移動させることができ、また、操作部材の引上げ時にもベース部材に対し操作部材の平行を保ちつつ、且つ、ベース部材に対し操作部材が横方向に変位することなく操作部材を上昇させることができるので、操作部材の操作性が良好となる。
【0012】
請求項4記載の接続器においては、一対のリンク部材の下端部は、その一方がベース部材に対し回動のみ可能な連結ピンを介して連結され、他方が移動板に対し回動および横方向移動可能な連結ピンを介して連結され、操作部材とベース部材との間に、操作部材を上方へ向けて付勢するリターンスプリングが配設されているので、コンタクトピンが電気部品のピン状電極を把持した後、リターンスプリングのばね力で操作部材を上方位置へ復帰させることができる。すなわち、一方のリブの下端部と移動板とが、該移動板に対し回動および横方向移動可能な連結ピンを介して連結されているので、コンタクトピンが電気部品のピン状電極を把持した状態のとき、操作部材がベース部材に対し上下動可能となる。したがって、操作部材を引き上げるときなどに、操作部材に対してコンタクトピンをフリーな状態に保つことができるので、コンタクトピンや電気部品のピン状電極に無理な負荷が加わることを防止できる。
【0013】
請求項5記載の接続器においては、ベース部材に対する移動板の横方向移動および操作部材の上下方向動作をより安定且つ確実に行わせることができる。
【0014】
【実施例】
以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0015】
先ず、図7を参照しつつ、本発明の基本的な原理に着目して説明する。この図7は、簡略化して模式的に描かれており、1はベース部材、2は移動板、3は操作部材である。ベース部材1は、図示を略す多数のコンタクトピンを保持している。移動板2は、ベース部材1上に横方向(図7中左右方向)に移動可能に保持されている。操作部材3は、ベース部材1および移動板2の上方に配設されて、手動あるいはロボットハンド等により下方への力が加えられるようになっている。そして、操作部材3は、中央にICモジュール等の電気部品を挿通可能な開口3aを有する全体として枠状とされている。
【0016】
図7中符号10は、ベース部材1および移動板2に対しトグルジョイントを構成するX字形リンク機構であり、同一長さの第1、第2のリンク部材11、12から構成されている。各リンク部材11、12とは、各々の中間位置において、ピン13により回動自在に連結されている。
【0017】
第1リンク部材11の上端部は、ピン14により操作部材3の左端部に回動自在に連結されている。第2リンク部材12の上端部は、操作部材3の右端部にピン15により回動自在に連結されている。そして、ピン15は、操作部材3に横方向に伸ばして形成された長孔16内に上下にがたつきなく挿入されて、第2リンク部材12の上端部が操作部材3に対して相対的に横方向所定距離だけスライド移動可能とされている。この長孔16の軸線延長線は、ピン14の中心を通るように設定されている。なお、操作部材3に長孔16を設ける代わりに、第1リンク部材11の上端部にその長手方向に延びる長孔を形成し、操作部材3に位置固定した連結ピンを第1リンク部材11の長孔に回動自在に係合させてもよい。
【0018】
第1リンク部材11の下端部は、移動板2の右端部に形成された横方向長孔21に回動可能且つ横方向移動可能に係合するピン17により移動板2に連結されている。第2リンク部材12の下端部は、ピン18により、ベース部材1の左端部に回動自在に連結されている。下方のピン17と18とを結ぶ線が、上方のピン14と15とを結ぶ線に対して平行となるように設定されている。前記各ピン13、14、15、17、18の各連結部分は、それぞれ、上下にがたつきのないようにされている。各ピン14、15、17、18のピン13に対する距離は、それぞれ等しくなっている。
【0019】
以上のような構成により、ベース部材1と移動板2と操作部材3とは、X字形リンク機構10を利用した平行クランク機構を構成することとなって、操作部材3がベース部材1および移動板2に対して上下方向に変位したとき、当該各部材1と2と3との平行状態が保持される。これに加えて、ベース部材1と移動板2とは、いわゆるスベリ対遇となっており、ピン13,17、18とを含めてトグルジョイントが構成される。
【0020】
ベース部材1と操作部材3との間には、リターンスプリング20が配設されて、操作部材3が常時上方へ付勢されている。また、移動板2の図7中右方向の移動変位が、図示を略すコンタクトピンの開き方向の動きとなるように設定されている。
【0021】
以上のような構成において、図7の状態から操作部材3へ下方への力を加えると、操作部材3がベース部材1および移動板2に対して平行状態を保持しつつ下方動される。この操作部材3の下方への移動により、ピン17つまり移動板2が、図7中右方向に移動され、コンタクトピンが開かれる。このコンタクトピンが開かれた状態で、移動板2に対して前記中央開口3aを通して上方から接近されている電気部品の多数のピン状電極が、開かれたコンタクトピンに挿入される。この後、操作部材3への下方への力を解除すると、コンタクトピンがそれ自体の閉方向付勢力によって閉動作し、電気部品のピン状電極を挟持する。また、リターンスプリング20により操作部材3が上方位置へ復帰されると共にコンタクトピンが自動的に閉じられて、当該コンタクトピンと電気部品のピン状電極とが電気的に接続されることになる。なお、前述したように、電気部品は球状電極を底面に突出形成したものであってもよい。
【0022】
移動板2が横方向へスライド動するとき、当該移動板2には、ベース部材1に対して不要な回動力が作用せず、移動板2の横方向の滑らかなスライド動が確保される。
【0023】
ここで、操作部材3への下方への力は、上方のピン15に対しては下向きの力F1として作用する。この力F1は、ピン13に対して力F2として伝達されるが、F2はF1よりも倍加されたものとなる(ピン13,18間の第1距離と、ピン18,15間の第2距離との長さ比に反比例した倍加)。
【0024】
上記力F2は、トグルジョイントにおける入力となり、このトグルジョイントの出力は、移動板2を横方向へスライド動させる力F3となる。すなわち、力F3は、力F2がさらに増大された力となり、コンタクトピンを大きな力でもって開くことができる。さらに、トグルジョイントは、図7において2つのリンク部材11と12とのなす角度θが大きくなるほど出力の倍率が増大されるが、このθは、移動板2の図7右方変位量が大きくなるほど、つまりコンタクトピンの開き量が大きくなるほど大きくなる。つまり、コンタクトピンの開き量が大きくなるほど出力の倍率が増大されることになる。
【0025】
次に、図1〜図6を参照しつつ、接続器のより具体的な例について説明するが、この図1〜図6において、図7に示されるX字形リンク機構10に関連以外の部分の構成は従来と同じなので、その説明は簡単に行うものとする。
【0026】
図1〜図4には、接続器の全体が示されている。この図中31aは、コンタクトピン31のリード部であり、ベース部材11の下面より下方に突出して回路基板(図示せず)に電気的に接続される。また、X字形リンク機構10は、全体として左右一対(前後一対)設けられて、移動板2の横方向移動および操作部材3の上下動を安定化させ得るようになっている。
【0027】
コンタクトピン31の一例が、図5に示される。この図5中、(a)は左側面を示し、(b)は、正面を示し、(c)は右側面を示し、(d)は底面を示す。このコンタクトピンは、前記下方側接続端子31aの上部において、本体部31bを有し、本体部31bの上端部に、上面が略水平な固定端子部31cを有する。この固定端子部31cに対抗して、可動接続端子部31dが配設され、この可動接続端子部31dの下端は、曲げ加工により弾性力を有する保持脚部31eを介して本体部31bに連続されている。さらに可動端子部31dの上端からは、操作端子部31eが上方へ向けて延長されている。このようなコンタクトピン31は、導電性の優れた材質からなる板材を曲げ加工することにより、全体として一体形成されている。なお、図示コンタクトピン31は上端部が開閉動作するものであるが、本発明接続器に組み込まれるコンタクトピンとしてはその上端部が開閉する構成のものに限られず、上端部の変位によって該上端部が電気部品の突出電極に対し単に接離する構成のものであってもよい。
【0028】
コンタクトピン31は、図6に示すように、ベース部材1に保持されると共に、上端部が移動板2に係止されている。すなわち、コンタクトピン31は、その本体部31b部分によってベース部材1に圧入固定されており、該本体部31bの上側部分はベース部材2の上方へ位置され、またリード部31aがベース部材1の下方へ延びている。なお、図6では図示が省略されているが、図5(a),(c)等に図示されているように、コンタクトピン31の上端の操作端子部31fには移動板2と当接する箇所に湾曲した凸部が形成されているので、コンタクトピン31の上端の操作端子部31fは常時この凸部を介して移動板2と線接触する。したがって、常時安定した付勢力が得られることとなる。
【0029】
移動板2には、コンタクトピン31の位置に対応して挿通口41が開口され、この挿通口41の近傍に、下方に開口する凹部42が形成されている。そして、凹部42内に、コンタクトピン31の操作端子部31fが伸びている。移動板2の挿通口41と凹部42との間の部分が、操作端子部31fを横方向から押圧可能な押圧部43を構成する。
【0030】
図6中51はICモジュール等の電気部品であり、51aはその底面より下方に突出したピン状電極である。図6(a)は、電気部品51のピン状電極51aが、移動板2の挿通口41に挿入されて、該ピン状電極51aの下端が、コンタクトピン31の固定端子31c上面に当接された状態が示される(コンタクトピン31は閉状態)。
【0031】
図6(b)には、図6(a)の状態から移動板2を横方向に移動させた状態が示され、このとき、コンタクトピン31の操作端子部31fは、移動板2の押圧部43により押圧されて、固定端子部31cと可動端子部31dとの間隔が広がって(コンタクトピンの開き状態)、電気部品51のピン状電極51aが、コンタクトピン31の固定端子部31cと可動端子部31dとの間に位置される。
【0032】
図6(c)には、図6(b)の状態から移動板2が左方へ戻った状態が示され、このとき、コンタクトピン31の固定端子部31cと可動端子部31dとで、電気部品51のピン状電極51aがしっかりとくわえられた状態となる(コンタクトピンの閉状態への復帰)。
【0033】
以上実施例について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むものである。
【0034】
(1) リンク部材11、12の各上端部は、自由状態として、ピン等の連結部を利用した固定連結を行わなくてもよいものである。すなわち、リンク部材11、12の上端部を、操作部材3の下面に対して横方向にスライド可能として当接させただけの状態としてもよい。この場合、操作部材3のベース部材1に対する勝手な移動を規制するため、図2、図7に示すように、操作部材3の側面周囲から下方へ伸びるガイド部3bを延長して、このガイド部3bをベース部材1の外周囲に位置させるようにしてもよい。
【0035】
(2) リターンスプリング20を設けないで、コンタクトピン31の閉状態への弾性復帰力を利用して操作部材3を上方位置へ戻すようにしてもよい。
【0036】
(3) 本発明の接続器は、電気部品51の試験用として用いることができるが、この他、例えばパーソナルコンピュータ等の電子機器内の回路基板に組み込んで、比較的頻繁に交換される電気部品の搭載接続用として使用することもできる。勿論、配線コードの接続端末として使用することもできる。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、ベース部材および移動板に対しトグルジョイントを構成するX字形リンク機構を利用するものであるから、コンタクトピンを開動作させるための移動板の移動操作力を大きく軽減させることができる接続器を提供することができる。しかも、該操作部材の押下げ時に、ベース部材に対し操作部材の平行を保ちつつ、且つ、ベース部材に対し操作部材が横方向に変位することなく、移動板を横方向移動させることができ、また、操作部材の引上げ時にもベース部材に対し操作部材の平行を保ちつつ、且つ、ベース部材に対し操作部材が横方向に変位することなく操作部材を上昇させることができるので、操作部材の操作性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された接続器の一例を示すもので、操作部材の半分を一部切り欠いて示す平面図である。
【図2】図1の接続器の正面一部断面図であり、左右で操作部材の異なる高さ状態を示す。
【図3】図1の接続器の右側面一部断面図である。
【図4】図1の接続器の図1中X4ーX4線に沿った断面図であり、左右で操作部材の異なる高さ状態を示す。
【図5】コンタクトピンの一例を示す図である。
【図6】コンタクトピンと移動板との関係を示す要部断面図である。
【図7】本発明の動作原理を示すための簡略説明図である。
【符号の説明】
1 ベース部材
2 移動板
3 操作部材
10 X字形リンク機構
11 第1リンク部材
12 第2リンク部材
13〜15、17、18 連結ピン
20 リターンスプリング
31 コンタクトピン
31c 固体接続端子部
31d 可動接続端子部
31f 操作端子部
41 挿通口
42 凹部
43 押圧部
51 ICモジュール(電気部品)
51a ピン状電極
Claims (5)
- 変位可能な可動接続端子を有する複数のコンタクトピンを保持したベース部材と、前記ベース部材に横方向移動可能に保持され且つ前記コンタクトピンの可動接続端子に係止された移動板とを備えた接続器において、前記ベース部材と前記移動板とが互いに中間位置で回動自在に連結された一対のリンク部材からなるX字形リンク機構により連結されると共に、該X字形リンク機構により操作部材が上下動可能に支持され、前記一対のリンク部材の下端部は、その一方が前記ベース部材に対し回動可能に連結され、他方が前記移動板に対し回動可能に連結され、前記一対のリンク部材の上端部は、一方が前記操作部材に対し回動のみ可能な連結ピンを介して連結され、他方が前記操作部材に対し回動および横方向移動可能な連結ピンを介して連結されていることを特徴とする接続器。
- 変位可能な可動接続端子を有する複数のコンタクトピンを保持したベース部材と、前記ベース部材に横方向移動可能に保持され且つ前記コンタクトピンの可動接続端子に係止された移動板とを備えた接続器において、前記ベース部材と前記移動板とが互いに中間位置で回動自在に連結された一対のリンク部材からなるX字形リンク機構により連結されると共に、該X字形リンク機構により操作部材が上下動可能に支持され、前記一対のリンク部材の下端部は、その一方が前記ベース部材に対し回動可能に連結され、他方が前記移動板に対し回動可能に連結され、前記一対のリンク部材の上端部は、一方が前記操作部材に対し回動のみ可能な連結ピンを介して連結され、他方が、前記操作部材に固定され且つ該リンク部材に対し回動およびその長手方向に移動可能な連結ピンを介して連結されていることを特徴とする接続器。
- 変位可能な可動接続端子を有する複数のコンタクトピンを保持したベース部材と、前記ベース部材に横方向移動可能に保持され且つ前記コンタクトピンの可動接続端子に係止された移動板とを備えた接続器において、前記ベース部材と前記移動板とが互いに中間位置で回動自在に連結された一対のリンク部材からなるX字形リンク機構により連結されると共に、該X字形リンク機構により操作部材が上下動可能に支持され、前記一対のリンク部材の下端部は、その一方が前記ベース部材に対し回動可能に連結され、他方が前記移動板に対し回動可能に連結され、前記一対のリンク部材の上端部は、前記操作部材の下面に対し横方向にスライド可能に当接され、前記操作部材は前記ベース部材と係合して前記ベース部材に対する該操作部材の横方向移動を規制するガイド部を有していることを特徴とする接続器。
- 前記一対のリンク部材の下端部は、その一方が前記ベース部材に対し回動のみ可能な連結ピンを介して連結され、他方が前記移動板に対し回動および横方向移動可能な連結ピンを介して連結され、前記操作部材と前記ベース部材との間に、前記操作部材を上方へ向けて付勢するリターンスプリングが配設されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の接続器。
- 前記X字形リンク機構が左右一対設けられていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の接続器。
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