JP3570361B2 - 積層型lc複合部品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層型LC複合部品、特に、携帯電話等の移動体通信機器などに使用される積層型LC複合部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の積層型LC複合部品として、従来より、図12に示す構造の積層型LCフィルタ1が知られている。この積層型LCフィルタ1は、インダクタ用パターン8,9及び共振用コンデンサパターン10,11を表面に設けたセラミックシート5と、グランドパターン12,13,14,15をそれぞれ表面に設けたセラミックシート3,4,6,7等にて構成されている。
【0003】
セラミックシート2〜7は積み重ねられ、一体的に焼成されることにより、図13に示す積層体17とされる。積層体17には、入力端子18、出力端子19およびグランド端子G1,G2が形成されている。入力端子18にはインダクタ用パターン8の引き出し部8aが接続され、出力端子19にはインダクタ用パターン9の引き出し部9aが接続されている。グランド端子G1には、インダクタ用パターン8,9の接地側端部及びグランドパターン12〜15の一方の端部が接続されている。グランド端子G2には、共振用コンデンサパターン10,11及びグランドパターン12〜15の他方の端部が接続されている。
【0004】
以上のLCフィルタ1は、インダクタ用パターン8により形成されるインダクタL1と、共振用コンデンサパターン10がインダクタ用パターン8の開放端部に対向することにより形成される共振用コンデンサC1と、インダクタ用パターン8がグランドパターン12〜15に対向することにより形成されるコンデンサC3とでLC共振器Q1を構成している。同様に、インダクタ用パターン9により形成されるインダクタL2と、共振用コンデンサパターン11がインダクタ用パターン9の開放端部に対向することにより形成される共振用コンデンサC2と、インダクタ用パターン9がグランドパターン12〜15に対向することにより形成されるコンデンサC4とでLC共振器Q2を構成している。そして、セラミックシート2〜7の積み重ね方向において、LC共振器Q1,Q2の上部側及び下部側にそれぞれ2枚のグランドパターン12,13、14,15が近接して積層されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、積層型LCフィルタにおいては、グランドパターンの引き出し部を幅広くして、グランドパターンの引き出し部自身が有するインダクタンス成分を抑えることが好ましい。しかし、そのような構成を採ると、グランドパターンとセラミックシートとの間に剥がれが生じ易くなる。グランドパターンとセラミックシートとの密着力が弱くなり、グランドパターンとセラミックシートとの接合力が低下するからである。そこで、一般に、図12に示しているグランドパターン12〜15の引き出し部12a〜15aのように、幅狭にして複数に分割する構成が採られている。
【0006】
しかし、図14に示すように、グランドパターン12,13(又は14,15)のそれぞれの引き出し部12a,13a(又は14a,15a)が、平面透視で同じ位置に配置されているので、引き出し部12a,13a(又は14a,15a)で発生する磁界が一部分に集中する。従って、従来の積層型LCフィルタ1は、グランドパターン12〜15の引き出し部自身が有するインダクタンス成分が無視できないほど大きかった。また、引き出し部12aと12aの間及び引き出し部13aと13aの間に開口部16が形成されるため、フィルタ1内で発生した電磁波が、開口部16から外部へ漏れるという不具合があった。
【0007】
さらに、引き出し部12a〜15aの位置が、製造上のばらつきによりずれると、平面透視でグランドパターン12〜15の開口部の面積が変化する。すると、インダクタ用パターン8,9とグランドパターン12〜15とで構成されるコンデンサC3,C4の静電容量が変化し、LCフィルタ1のフィルタ特性がばらつく原因となる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、グランドパターン自身が有するインダクタンス成分が小さく、外部へ電磁波が漏れにくい積層型LC複合部品を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段と作用】
以上の目的を達成するため、本発明に係る積層型LC複合部品は、絶縁体層を積み重ねて構成した積層体内にインダクタとコンデンサを形成し、該インダクタとコンデンサとによりLC共振器を形成した積層型LC複合部品であって、絶縁体層の積み重ね方向において、LC共振器の上部側又は下部側の少なくともいずれか一方の側に複数のグランドパターンが近接して積層され、複数のグランドパターンのそれぞれの引き出し部が平面透視で異なる位置に配置されて、積層体の表面に設けたグランド外部電極に電気的に接続していることを特徴とする。インダクタは、例えば、絶縁体層の積み重ね方向に連接されたビアホールにより構成され、インダクタの一端がLC共振器のコンデンサの一方のコンデンサパターンに電気的に接続されるとともに、インダクタの他端が複数のグランドパターンに電気的に接続されている。
【0010】
以上の構成により、複数のグランドパターンのそれぞれの引き出し部が平面透視で異なる位置に配置されているので、引き出し部で発生する磁界が一部分に集中せず、グランドパターンの引き出し部自身が有するインダクタンス成分が小さくなる。
【0011】
さらに、複数のグランドパターンのそれぞれの引き出し部を、平面透視で隙間のない状態で配置することにより、部品内で発生した電磁波が外部へ漏れにくくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る積層型LC複合部品の実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0013】
[第1実施形態、図1〜図4]
本第1実施形態は、図12に示した従来の積層型LCフィルタ1に本発明を適用したものである。図1に積層型LCフィルタ21の構成を示し、図2および図3にそれぞれLCフィルタ21の外観斜視図および電気等価回路図を示す。
【0014】
図1に示すように、積層型LCフィルタ21は、インダクタ用パターン8,9及び共振用コンデンサパターン10,11を表面に設けた絶縁体シート5と、グランドパターン22,23,24,25をそれぞれ表面に設けた絶縁体シート3,4,6,7等にて構成されている。絶縁体シート2〜7は、誘電体セラミック粉末や磁性体セラミック粉末を結合剤等と一緒に混練したものをシート状にしたものである。パターン8〜11,22〜25は、Ag,Pd,Cu,Ni,Au,Ag−Pd等からなり、印刷等の方法により形成される。
【0015】
一定のパターン幅を有する逆L字状のインダクタ用パターン8,9は、絶縁体シート5の手前側から奥側に向かって平行に並走された状態で配置されている。インダクタ用パターン8,9のそれぞれの一端はシート5の手前側の辺に露出して接地端とされ、他端は開放端とされている。インダクタ用パターン8,9は、それぞれインダクタL1,L2を形成している。インダクタL1,L2の軸は、絶縁体シート5の手前側から奥側に向かう方向に対して略平行である。そして、インダクタL1,L2に電流が流れると、インダクタL1,L2のそれぞれの周囲に、インダクタL1,L2の軸方向に対して垂直な面を周回する磁界が発生する。
【0016】
インダクタ用パターン8の引き出し部8aはシート5の左側の辺に露出し、インダクタ用パターン9の引き出し部9aはシート5の右側の辺に露出している。インダクタ用パターン8,9の長さは、それぞれ実質的にλ/4(λ:中心周波数の波長)に設定されている。
【0017】
共振用コンデンサパターン10,11は、それぞれシート5の奥側に配置されている。共振用コンデンサパターン10は、インダクタ用パターン8の開放端に対向し、コンデンサC1を形成する。そして、インダクタ用パターン8がグランドパターン22〜25に対向することにより分布静電容量が形成される。この分布静電容量にて形成されるコンデンサC3とコンデンサC1とインダクタL1とでLC共振器Q1を構成する。さらに、共振用コンデンサパターン11は、インダクタ用パターン9の開放端に対向し、コンデンサC2を形成する。そして、インダクタ用パターン9がグランドパターン22〜25に対向することにより分布静電容量が形成される。この分布静電容量にて形成されるコンデンサC4とコンデンサC2とインダクタL2とでLC共振器Q2を構成する。
【0018】
インダクタ用パターン8と9の開放端側は、接近して対向し、静電容量を形成している。この静電容量は、共振器Q1とQ2とを結合する結合コンデンサCsとなる。さらに、インダクタ用パターン8と9の間には相互インダクタンスMが形成され、共振器Q1とQ2を磁気的に結合する。そして、パターン8〜11を間に挟んで、広面積のグランドパターン22,23と24,25が、それぞれ上部側及び下部側に配置されている。
【0019】
絶縁体シート2〜7は積み重ねられ、一体的に焼成されることにより、図2に示す積層体30とされる。積層体30の左右の端面には、それぞれ入力端子31、出力端子32が形成されている。積層体30の手前側及び奥側の側面には、グランド端子G1,G2が形成されている。入力端子31にはインダクタ用パターン8の引き出し部8aが接続され、出力端子32にはインダクタ用パターン9の引き出し部9aが接続されている。グランド端子G1には、インダクタ用パターン8,9の接地端及びグランドパターン22〜25の一方の端部22a〜25aが接続されている。グランド端子G2には、共振用コンデンサパターン10,11及びグランドパターン22〜25の他方の端部22a〜25aが接続されている。
【0020】
図3はこうして得られた積層型LCフィルタ21の電気等価回路図である。共振器Q1とQ2は、結合コンデンサCs及び相互インダクタンスMを介して電磁気的に接続され、2段のフィルタを構成している。共振器Q1,Q2のインダクタL1,L2の一端(インダクタ用パターン8,9の開放端)は、それぞれコンデンサC1,C2の一端に接続されている。コンデンサC1,C2の他端は接地されている。一方、インダクタL1,L2の他端は接地されている。
【0021】
以上の構成からなる積層型LCフィルタ21は、図4に示すように、グランドパターン22,23(又は24,25)のそれぞれの引き出し部22a,23a(又は24a,25a)が、平面透視で異なる位置に配置されているので、引き出し部22a,23a(又は24a,25a)で発生する磁界が一部分に集中しない。従って、積層型LCフィルタ21は、グランドパターン22〜25の引き出し部22a〜25a自身が有するインダクタンス成分が無視できるほど小さくなる。
【0022】
さらに、具体的な数値例を用いて詳説する。絶縁体シート2〜7の長さ寸法を1〜10mmとし、幅寸法を0.5〜6.3mmとしたとき、グランドパターン22〜25の引き出し部22a〜25aのパターン幅A,Bは、通常、0.1〜4mmの範囲内で設定される。言い換えると、パターン幅A,Bは、シート2〜7の長さ寸法に対して10〜40%の寸法に設定される。本第1実施形態の場合、シート3,6の手前側及び奥側にそれぞれ2本設けられた引き出し部22a(24a)のパターン幅Aは0.1〜3mm(シート3,6の長さ寸法の10〜30%)に設定され、シート4,7の手前側及び奥側にそれぞれ3本設けられた引き出し部23a(25a)のパターン幅Bは0.1〜2.5mm(シート4,7の長さ寸法の10〜25%)に設定される。
【0023】
また、グランドパターン22の引き出し部22aの外側及び間に形成されている開口部27は、グランドパターン23の引き出し部23aによって、平面透視で隙間のない状態で塞がれている。同様に、グランドパターン23の引き出し部23aの間に形成されている開口部26は、グランドパターン22の引き出し部22aによって、平面透視で隙間のない状態で塞がれている。すなわち、絶縁体シート2〜7の積み重ね方向において、LC共振器Q1,Q2の上側部に近接して積層されているグランドパターン22,23のそれぞれの引き出し部22a,23aが、平面透視で互いに隙間のない状態で配置されている。同様に、LC共振器Q1,Q2の下側部に近接して積層されているグランドパターン24,25のそれぞれの引き出し部24a,25aも、平面透視で互いに隙間のない状態で配置されている。従って、フィルタ21内で発生した電磁波が、フィルタ21の外部へ漏れにくくなる。
【0024】
さらに、引き出し部22a〜25aの位置が製造上のばらつきによりずれても、平面透視で引き出し部22a〜25aに隙間(開口部)ができないように、引き出し部22a〜25aのパターン幅を若干広く設定している。これにより、引き出し部22a〜25aの位置が製造上のばらつきによりずれても、グランドパターン22〜25とインダクタ用パターン8,9とで構成されるコンデンサC3,C4の静電容量は変化せず、フィルタ特性のばらつきが少ない積層型LCフィルタ21が得られる。
【0025】
なお、最下層のグランドパターン25はLCフィルタ21の実装面に近く、接地状態の影響を受けにくい。従って、共振器Q1,Q2の下側部に配置されているグランドパターン24を省略する場合もある。
【0026】
[第2実施形態、図5〜図8]
図5に示すように、第2実施形態の積層型LCフィルタ41は、インダクタ用ビアホール50a〜50c,51a〜51c、入出力コンデンサパターン53,54、共振用コンデンサパターン55,56、グランドパターン57,58,59,60等をそれぞれ設けた絶縁体シート42〜49等にて構成されている。
【0027】
インダクタ用ビアホール50a〜50c,51a〜51cは、それぞれ絶縁体シート42〜49の積み重ね方向に連接して実質的にλ/4の長さの柱状インダクタL1,L2を構成する。インダクタL1,L2の軸方向はシート42〜49の表面に対して垂直である。インダクタL1,L2に電流が流れると、インダクタL1,L2のそれぞれの周囲に、インダクタL1,L2の軸方向に対して垂直な面を周回する磁界が発生する。インダクタL1,L2のそれぞれの一端(ビアホール50a,51a)は、接続用ビアホール68a,68bを通してグランドパターン57,58に接続され、短絡されている。インダクタL1,L2のそれぞれの他端(ビアホール50c,51c)は、共振用コンデンサパターン55,56に接続されている。
【0028】
インダクタ用ビアホール50a〜51cおよび接続用ビアホール68a,68bは、絶縁体シート43〜46に金型、レーザ等で所望の形状の穴を明け、Ag,Pd,Cu,Ni,Au,Ag−Pd等の導電体材料をこの穴に充填することにより形成される。
【0029】
絶縁体シート45は、その厚み寸法を大きくすることによって、インダクタ用ビアホールで形成されるインダクタL1,L2のインダクタンス値を調整(大きく)している。なお、入出力コンデンサCs1,Cs3(後述)の容量値の関係で、本第2実施形態では、絶縁体シート45を絶縁体シート46よりも大きな厚み寸法にしているが、例えば、入出力コンデンサCs1,Cs3の静電容量が小さい場合や、誘電率の大きい絶縁体シート46を用いた場合には、共振用コンデンサパターン55,56と入出力用コンデンサパターン53,54の間隔を大きくする必要があるので、絶縁体シート45よりも絶縁体シート46の方が厚くなることもある。また、絶縁体シート45は、1枚の分厚いシートを用いてもよいし、絶縁体シート46のような薄いシートを複数枚積み重ねてもよい。
【0030】
グランドパターン57〜60の引き出し部57a〜60aはそれぞれ、シート43,44,48,49の手前側の辺及び奥側の辺に露出している。そして、グランドパターン57,58と59,60との間に、共振用コンデンサパターン55,56やインダクタ用ビアホール50a〜51c等が配置されている。
【0031】
共振用コンデンサパターン55,56は、それぞれ絶縁体シート47を挟んでグランドパターン59に対向し、共振用コンデンサC1,C2を形成する。共振用コンデンサパターン55はインダクタL1の端部(ビアホール50c)に接続し、インダクタL1とコンデンサC1とでLC共振器Q1を形成する。共振用コンデンサパターン56はインダクタL2の端部(ビアホール51c)に接続し、インダクタL2とコンデンサC2とでLC共振器Q2を形成する。共振用コンデンサパターン55と56は対向しており、LC共振器Q1とQ2間を結合するための結合コンデンサCs2も形成する。
【0032】
絶縁体シート46上の入出力用コンデンサパターン53,54は、それぞれ共振用コンデンサパターン55,56に対向して入力コンデンサCs1、出力コンデンサCs3を形成する。入力用コンデンサパターン53の引き出し部53aはシート46の左辺に露出し、出力用コンデンサパターン54の引き出し部54aはシート46の右辺に露出している。
【0033】
以上の各シート42〜49は図5に示すように順に積み重ねられ、一体的に焼成されることにより、図6及び図7に示す積層体70(長さが3.2mm、幅が2.5mm、厚さが1.4mm)とされる。積層体70の左右の端面にはそれぞれ入力端子71,出力端子72が形成され、手前側および奥側の側面にはそれぞれグランド端子G1,G2が形成されている。入力端子71には入力用コンデンサパターン53が接続され、出力端子72には出力用コンデンサパターン54が接続され、グランド端子G1,G2にはグランドパターン57〜60が接続されている。
【0034】
図8はこうして得られた積層型LCフィルタ41の電気等価回路図である。共振器Q1,Q2は結合コンデンサCs2を介して相互に電気的に接続され、2段フィルタを構成している。共振器Q1,Q2のインダクタL1,L2の一方の端部(ビアホール50c,51c)は、それぞれコンデンサC1,C2の一端に接続されている。一方、インダクタL1,L2の他端(ビアホール50a,51a)はそれぞれグランドパターン58に電気的に接続している。
【0035】
以上の構成からなる積層型LCフィルタ41は、柱状インダクタL1,L2がグランドパターン57,58に直接に接続され、グランドパターン57,58の引き出し部57a,58aを介してグランド端子G1,G2に引き出される。従って、信号が引き出し部57a,58aを通るため、引き出し部57a,58aのインダクタンス成分の影響が大きい。しかし、図5に示すように、グランドパターン57,58(又は59,60)のそれぞれの引き出し部57a,58a(又は59a,60a)が、平面透視で異なる位置に配置されているので、引き出し部57a,58a(又は59a,60a)で発生する磁界が一部分に集中しない。従って、グランドパターン57〜60の引き出し部57a〜60a自身が有するインダクタンス成分が無視できるほど小さくなり、フィルタ特性の優れた積層型LCフィルタ41が得られる。
【0036】
また、グランドパターン57の引き出し部57aの外側及び間に形成されている開口部63は、グランドパターン58の引き出し部58aによって、平面透視で隙間のない状態で塞がれている。同様に、グランドパターン58の引き出し部58aの間に形成されている開口部62は、グランドパターン57の引き出し部57aによって、平面透視で隙間のない状態で塞がれている。すなわち、絶縁体シート42〜49の積み重ね方向において、LC共振器Q1,Q2の上側部に近接して積層されているグランドパターン57,58のそれぞれの引き出し部57a,58aが、平面透視で互いに隙間のない状態で配置されている。同様に、LC共振器Q1,Q2の下側部に近接して積層されているグランドパターン59,60のそれぞれの引き出し部59a,60aも、平面透視で互いに隙間のない状態で配置されている。従って、フィルタ41内で発生した電磁波が、フィルタ41の外部へ漏れにくくなる。
【0037】
なお、本発明に係る積層型LC複合部品は、前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
【0038】
グランドパターンの形状は、引き出し部が平面透視で異なる位置に配置されるようになっていれば、任意である。例えば、図9に示すように、絶縁体シート3に設けたグランドパターン82の引き出し部82aが、シート3の手前側及び奥側の辺の略左半分に配置され、絶縁体シート4に設けたグランドパターン83の引き出し部83aが、シート4の手前側及び奥側の辺の略右半分に配置されているものであってもよい。また、図10に示すように、形状の等しいグランドパターン92,93を、それぞれの引き出し部92a,93aが平面透視で異なる位置に配置されるように、相互にずらしてシート3,4に設けるものであってもよい。あるいは、図11に示すように、絶縁体シート3の略左側半分にグランドパターン102を設けると共に、絶縁体シート4の略右側半分にグランドパターン103を設けたものであってもよい。この場合も、グランドパターン102の引き出し部102aは、シート3の手前側及び奥側の辺の略左半分に配置され、グランドパターン103の引き出し部103aは、シート4の手前側及び奥側の辺の略右半分に配置される。
【0039】
また、LC複合部品としては、バンドパスフィルタ、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ等がある。さらに、LC複合部品としては、バンドパスフィルタを組み合わせて構成したデュプレクサ、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタおよびトラップ回路、あるいは、これら異なる種類の回路を組み合わせたデュプレクサであってもよい。さらに、デュプレクサ以外に、トリプレクサ、マルチプレクサ等のように、一つの積層体内に複数個のフィルタが内蔵されたものを含む。
【0040】
さらに、前記実施形態は、それぞれ導体パターンやビアホールが形成された絶縁体シートを積み重ねた後、一体的に焼成するものであるが、必ずしもこれに限定されない。絶縁体シートは予め焼成されたものを用いてもよい。また、以下に説明する製法によってLC複合部品を製造してもよい。印刷等の方法によりペースト状の絶縁材料にて絶縁体層を形成した後、その絶縁体層の表面にペースト状の導電性材料を塗布して導体パターンやビアホールを形成する。次にペースト状の絶縁材料を上から塗布して絶縁体層とする。同様にして、順に重ね塗りすることにより積層構造を有するLC複合部品が得られる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、複数のグランドパターンのそれぞれの引き出し部を平面透視で異なる位置に配置しているので、引き出し部で発生する磁界が一部分に集中せず、グランドパターンの引き出し部自身が有するインダクタンス成分を小さくできる。さらに、複数のグランドパターンのそれぞれの引き出し部を、平面透視で隙間のない状態で配置することにより、部品内で発生した電磁波を外部へ漏れにくくすることができる。この結果、グランドパターン自身が有するインダクタンス成分が小さく、外部へ電磁波が漏れにくい積層型LC複合部品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層型LC複合部品の第1実施形態を示す分解斜視図。
【図2】図1に示した積層型LC複合部品の外観斜視図。
【図3】図2に示した積層型LC複合部品の電気等価回路図。
【図4】図2に示した積層型LC複合部品のグランドパターンの平面透視図。
【図5】本発明に係る積層型LC複合部品の第2実施形態を示す分解斜視図。
【図6】図5に示した積層型LC複合部品の外観斜視図。
【図7】図6に示した積層型LC複合部品の断面図。
【図8】図6に示した積層型LC複合部品の電気等価回路図。
【図9】グランドパターンの変形例を示す一部分解斜視図。
【図10】グランドパターンの別の変形例を示す一部分解斜視図。
【図11】グランドパターンのさらに別の変形例を示す一部分解斜視図。
【図12】従来の積層型LC複合部品の分解斜視図。
【図13】図12に示した積層型LC複合部品の外観斜視図。
【図14】図13に示した積層型LC複合部品のグランドパターンの平面透視図。
【符号の説明】
21,41…積層型LCフィルタ
2〜7,42〜49…絶縁体シート
8,9…インダクタ用パターン
10,11,55,56…共振用コンデンサパターン
22〜25,57〜60…グランドパターン
22a〜25a,57a〜60a…引き出し部
50a〜50c,51a〜51c…インダクタ用ビアホール
L1,L2…インダクタ
C1,C2…コンデンサ
Q1,Q2…LC共振器
Claims (3)
- 絶縁体層を積み重ねて構成した積層体内にインダクタとコンデンサを形成し、該インダクタとコンデンサとによりLC共振器を形成した積層型LC複合部品において、
前記絶縁体層の積み重ね方向において、前記LC共振器の上部側又は下部側の少なくともいずれか一方の側に複数のグランドパターンが近接して積層され、前記複数のグランドパターンのそれぞれの引き出し部が平面透視で異なる位置に配置されて、前記積層体の表面に設けたグランド外部電極に電気的に接続していることを特徴とする積層型LC複合部品。 - 前記複数のグランドパターンのそれぞれの引き出し部が、平面透視で隙間のない状態で配置されていることを特徴とする請求項1記載の積層型LC複合部品。
- 前記インダクタが、前記絶縁体層の積み重ね方向に連接されたビアホールにより構成され、前記インダクタの一端が前記LC共振器のコンデンサの一方のコンデンサパターンに電気的に接続されるとともに、前記インダクタの他端が前記複数のグランドパターンに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の積層型LC複合部品。
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