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JP3454055B2 - 絶縁電線の接続構造及び接続方法 - Google Patents

絶縁電線の接続構造及び接続方法

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JP3454055B2
JP3454055B2 JP32764896A JP32764896A JP3454055B2 JP 3454055 B2 JP3454055 B2 JP 3454055B2 JP 32764896 A JP32764896 A JP 32764896A JP 32764896 A JP32764896 A JP 32764896A JP 3454055 B2 JP3454055 B2 JP 3454055B2
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insulated
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守 漆崎
克己 中沢
正人 市川
政美 小島
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は,絶縁電線と導電部材とを抵抗溶
接する接続構造及び接続方法に関するものであり,特に
接続抵抗が小さく且つ強度の大きい接続構造及び接続方
法に関する。
【0002】
【従来技術】被覆または被膜等を有する絶縁電線と導電
部材とを接合する方法には,図14または図15に示す
ように,始めに電線91の接合部911から絶縁被膜9
15や被覆を機械的方法または化学的方法により取り除
き,その後上記接合部911に半田93を溶着して導電
部材92と接続する方法(図15)や導電部材92に抵
抗溶接する方法(図14)がある。図14において,符
号951,952は溶接電極,符号955は電源トラン
スである。図15において符号930は噴流半田を模式
的に示したものである。
【0003】また,被覆や被膜915の耐熱性が低い場
合(例えば,ポリウレタン,ポリエステル被膜等の場
合)には,図16に示すように,被覆や被膜915を取
り除くことなく半田93によって被覆や被膜915を融
解させ,絶縁電線91と導電部材92とを半田付けする
方が知られている。同様に,抵抗溶接法の場合にも,被
覆や被膜915を取り除くことなく熱融解させ,絶縁電
線91と導電部材92とをダイレクトに抵抗溶接する方
法も知られている。
【0004】例えば,図17に示すように,U字形に折
り曲げた導電部材920の間に絶縁電線91を挟持し,
力Fを加えて両部材91,920を電極951,952
により圧接し通電する。そして,通電電流Iによって生
ずるジュール熱により被膜915や被覆を熱融解し,両
部材91,920を抵抗溶接する。このように,絶縁電
線91の被覆や被膜を取り除くことなく接合する方法
は,被覆や被膜を取り除く工程が省略できるから,接合
方法として効率的である。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,被膜や被覆を
除去して半田付けや抵抗溶接する第1の方法は,被膜や
被覆を除去するという第1ステップが必要であるから効
率的でない。また,絶縁電線の線径が細くなると被膜や
被覆だけを絶縁電線から除去する方法が技術的に困難に
なり,また接合部の強度の確保が困難になる。また,半
田の熱により被膜や被覆を熱融解する第2の方法は,融
点の高い被膜や被覆の場合には被膜や被覆の融解が不十
分となり,接合部の導通抵抗が大きい等の問題がある。
【0006】被膜や被覆を溶接熱で融解する第3の抵抗
溶接法は,高温であるから被膜や被覆を融解する温度の
点では問題ないが,特に絶縁電線の線径が細くなると,
接合部に対して十分に低い導通抵抗と接合強度の両方を
達成することが困難になるという問題がある。即ち,絶
縁物である被膜や被覆を綺麗に除去し,導通抵抗を低く
するためには,接合部を高温にする必要がある。ところ
が,そうすると溶接中に加圧されている絶縁電線は大き
く変形し,強度が弱くなる。
【0007】即ち,図12(a)に示すように,溶接前
には断面形状が円形(直径Do)であったものが,典型
的な場合には例えば図12(c)に示すよう楕円形に変
形し(短径D2),電線の強度(引っ張り強度)が弱く
なる。また,通常は高い温度が加えられると,実際には
(c)に示すような綺麗な形とならず形状が崩れて且つ
形状のバラツキが多くなる。更に,これに加えて電線が
長手方向に伸びて断面積も減少する。その結果,接合部
の引っ張り強度の品質的なバラツキが多くなり製造歩留
りも低下する。
【0008】一方,そのような不具合を回避するため
に,絶縁電線に加える加熱量を抑制すると,例えば図1
2(b)に示すように,電線の変形量が減少すると共に
形状のばらつきも少なくなる。そして,接合部の引っ張
り強度の点では十分な接合強度を得ることができる。し
かしながら,接合部から絶縁物である被膜や被覆が完全
に除去されず残存し,接合部の電気抵抗が高くなるとい
う問題点がある。本発明は,かかる従来の問題点に鑑み
てなされたものであり,絶縁電線の被膜や被覆を除去す
ることなく接合すると共に,接合部における低い電気抵
抗と接合強度とを得ることができる,絶縁電線と導電部
材との接続構造及び絶縁電線と導電部材との接続方法を
提供しようとするものである。
【0009】
【課題の解決手段】請求項1の発明にかかる抵抗溶接の
接合構造では,絶縁電線の接続部に圧接変形量の大きい
部位と圧接変形量の少ない部位とを設けることを第1の
特徴とする。その結果,圧接変形量を大きくする部位で
は接合時の発熱量を多くすることができ,変形圧力によ
り絶縁電線の被膜や被覆を接合部から十分に除去するこ
とができ,接合部の導通抵抗が低くなる。一方,圧接変
形量が少ない部位では,被膜や被覆の除去が不十分とな
り接合部の導通抵抗が大きくなる恐れがあるが,電線の
形状の崩れがなく,十分な引っ張り強度を確保すること
ができる。
【0010】そして,請求項1の発明は,圧接変形量の
少ない部位を絶縁電線の基端部側に位置させることを第
2の特徴とする。その結果,接合強度の強い圧接変形量
の少ない部位が絶縁電線の基端部側(端末でない側,即
ち電流や信号が流れ電気的な導通路となる側)に位置
し,接合強度の弱い圧接変形量の大きい部位は基端部側
に位置していないから,導電部材と絶縁電線との間に引
っ張り力が働いた場合には,上記接合強度の強い部位に
より強度を確保することができる(接合強度の弱い圧接
変形量の大きい部位が基端部側に位置していると,ここ
で先に破断するから引っ張り強度が弱くなる)。即ち,
例えば図4に示すように,平行方向F1や垂直方向F2
に引っ張った場合の引っ張り強度が大きくなる。
【0011】なお,導電部材82と絶縁電線81との接
合部は,図13に示すように,一か所(1つの面上)で
あってもよい。また,請求項1に記載のように,導電部
材が前記絶縁電線を上下から圧接挟持し,二箇所(上下
両面)で接合する。上下両面で接合することにより,接
合強度が増すと共に導通抵抗が低くなり,また接合の方
法自体も容易になるからである。
【0012】即ち,請求項1の発明においては,導電部
材は絶縁電線を上下から圧接挟持する一体的な形状を有
すると共にその上下間の間隙は場所によって変化するよ
うに構成されている。そして,絶縁電線を,上記導電部
材における広い間隙の部位から狭い間隙の部位にかけて
接続し,かつ絶縁電線の接続部の基端部側は上記間隙の
広い部位側に位置している。その結果,接合部における
低い電気抵抗と接合強度とを共に得ることができる。ま
た,上記導電部材は,一体になっているから上片と下片
の間に位置ずれが生じず,組付け作業時の取扱が容易で
ある。
【0013】上下間の間隙が場所によって変化する導電
部材は,請求項1記載のように,略U字形の断面形状を
有しU字形の上部開口側の間隙を狭隘にしてある(図1
参照)。このような形状の導電部材は,製造が比較的容
易であるという特徴がある。また,上下間の間隙が場所
によって変化する導電部材は,例えば請求項2記載のよ
うに,絶縁電線を挟持する上片と下片とからなり,上記
上片又は下片の肉厚を場所によって変化させ,これによ
って上下両片間の間隙を場所によって広狭化するものが
ある(図7,図8参照)。このような部材は,プレス加
工により製造が容易という特徴がある。
【0014】更に,上下間の間隙が場所によって変化す
る導電部材は,例えば請求項3記載のように,狭い上下
間隙を有する第1の絶縁電線の挟持部と,広い上下間隙
を有する第2の絶縁電線の挟持部と,両挟持部を連結す
る連結部とによって分割形成するものがある(図9参
照)。
【0015】また,請求項4に記載のように,導電部材
の前後両側に前記絶縁電線を係止する電線係止部を延設
し,この電線係止部に絶縁電線を係止し,上記導電部材
における広い上下間隙の部位から狭い上下間隙の部位に
かけて絶縁電線を配置することを可能にするものがある
(図2参照)。即ち,一方の電線係止部に絶縁電線の一
端を係止し,他方の電線係止部との間に絶縁電線を張り
渡した場合に,絶縁電線は導電部材における上下間隙の
広い部位から上下間隙の狭い部位にかけて懸架されるよ
うにする。その結果,絶縁電線と導電部材の相対位置精
度を良好にすることが出来るため,この状態で抵抗溶接
することにより,簡単に所望の前記接続構造が得られる
ようになる。
【0016】次に,請求項5の発明にかかる絶縁電線と
導電部材との抵抗溶接方法は,絶縁電線の接続部に圧接
変形量の大きい部位と圧接変形量の少ない部位とを形成
することを第1の特徴とする。その結果,圧接変形量を
大きくする部位では接合時の発熱量を多くすることがで
きるから,絶縁電線の被膜や被覆を接合部から十分に除
去することができ,接合部の導通抵抗が低くなる。一
方,圧接変形量が少ない部位では,被膜や被覆の除去が
不十分となり接合部の導通抵抗が大きくなる恐れがある
が,電線の形状の崩れがなく,十分な引っ張り強度を確
保することができる。
【0017】そして,本発明にかかる抵抗溶接方法は,
圧接変形量の少ない部位を絶縁電線の基端部側に位置さ
せることを第2の特徴とする。その結果,接合強度の強
い圧接変形量の少ない部位が絶縁電線の基端部側に位置
することとなる。即ち,接合強度の弱い圧接変形量の大
きい部位は基端部側に位置していないから,導電部材と
絶縁電線との間に引っ張り力が働いた場合には,上記接
合強度の強い部位により強度を確保することができる。
それ故,例えば図4に示すように,平行方向F1や垂直
方向F2に引っ張った場合の引っ張り強度が大きくな
る。
【0018】そして,請求項6の発明にかかる絶縁電線
と導電部材との抵抗溶接方法では,導電部材は上記絶縁
電線を上下から圧接挟持する一体的形状を有すると共に
その上下の間隙は場所によって変化するように構成され
ている。そして,上記絶縁電線の接続部の基端部側が上
記間隙の広い部位に位置するように,上記導電部材の広
い間隙の部位から狭い間隙の部位にかけて上記絶縁電線
を配置し,上記絶縁電線と導電部材とを圧接し抵抗溶接
する。
【0019】本発明では,導電部材は絶縁電線を上下か
ら圧接挟持する一体的形状を有しているから,導電部材
と絶縁電線とは両面で接合され接合強度が増すと共に導
通抵抗が低くなる。また,一体の導電部材を溶接電極に
より上下から挟持して抵抗溶接するから,接合作業が容
易である。また,上記導電部材は,一体になっているか
ら上片と下片の間に位置ずれが生じず,組付け作業時等
における取扱が容易である。その他については請求項5
と同様である。
【0020】そして,請求項7の発明は,上記抵抗溶接
方法において,更に,導電部材の前後両側に絶縁電線を
係止する電線係止部が延設してあり,第1工程において
上記電線係止部に絶縁電線を係止することにより,上記
導電部材における広い間隙の部位から狭い間隙の部位に
かけて絶縁電線を配置し,前記抵抗溶接の完了後におい
て,絶縁電線の末端側に位置する上記電線係止部を係止
電線と共に除去する。その結果,一方の電線係止部に絶
縁電線の一端を係止し,他方の電線係止部に絶縁電線の
他端を係止することにより,絶縁電線は導電部材におけ
る上下間隙の広い部位から上下間隙の狭い部位にかけて
容易に懸架されるようになる。そして,この状態で抵抗
溶接することにより,簡単に所望の前記接続構造が得ら
れるようになる。その他については,請求項6と同様で
ある。
【0021】請求項8の発明は,請求項5記載の抵抗溶
接方法において,電極の間隙が方向によって増加または
減少する抵抗溶接機を用意し,導電部材の間に絶縁電線
を挟持すると共に絶縁電線の基端部側から末端側にかけ
て電極の間隙が変化するよう上記導電部材と絶縁電線と
を配置し,上記導電部材と絶縁電線とを電極間に圧接し
つつ抵抗溶接することを特徴とする(図11参照)。そ
して,請求項5に記載のように圧接変形量の少ない部位
が絶縁電線の基端部側に位置させる。
【0022】電極間の間隙が方向によって変化するか
ら,導電部材と絶縁電線とを電極間に圧接することによ
り,上記電極の間隙に従って導電部材の上下の間隙が変
化し,絶縁電線の接続部に圧接変形量の大きい部位と圧
接変形量の少ない部位とを形成することができる。そし
て,導電部材と絶縁電線の電極間の配置態様により絶縁
電線の接続部の基端部側が上記間隙の広い部位に位置す
るようにすることが出来る。その結果,請求項に記載
した発明の作用を奏することができる。また,導電部材
は絶縁電線を上下から圧接挟持するから,導電部材と絶
縁電線とは両面で接合され接合強度が増すと共に導通抵
抗が低くなる。
【0023】請求項5の発明は,電極の間隙が一方から
他方に向けて一様に増加または減少するように構成した
抵抗溶接機を用意し,断面形状がU字形の導電部材の間
に絶縁電線を挟持すると共にU字形の閉曲部側(U字の
底部側)からU字形の開口部側(U字の上部)にかけて
且つU字形の閉曲部側に絶縁電線の基端部が位置するよ
う斜め方向に絶縁電線を配置し,上記抵抗溶接機の電極
の間にU字形の閉曲部側が電極間隙の狭隘側になるよう
に圧接,挟持し抵抗溶接する(図1,図3参照)。
【0024】その結果,導電部材は絶縁電線を上下から
圧接挟持するから,導電部材と絶縁電線とは両面で接合
され接合強度が増すと共に導通抵抗が低くなる。また,
U字形の導電部材は,製作が容易であり,また一体にな
っているから上片と下片の間に位置ずれが生じないか
ら,組付け作業時の取扱が容易である。
【0025】そして,請求項9の発明は,請求項5記載
の抵抗溶接方法において,電極の間隙が一方から他方に
向けて一様に増加または減少するように構成した抵抗溶
接機を用意し,一対の導電部材の間に絶縁電線を挟持す
ると共に絶縁電線の基端部側から末端側にかけて基端部
側が電極間隙の広い側に位置するよう電極間に導電部材
と絶縁電線とを配置し抵抗溶接することを特徴とする
(図10参照)。その結果,請求項5に記載した発明の
効果を得ることができる。また,導電部材は絶縁電線を
上下から圧接挟持するから,導電部材と絶縁電線とは両
面で接合され接合強度が増すと共に導通抵抗が低くな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本例は,図1〜図3に示すように,絶縁被膜811(図
3)を有する絶縁電線81と導電部材83とを圧接し抵
抗溶接する接続方法であって,絶縁電線81の接続部8
4に圧接変形量の大きい部位(例えば断面形状図12
(c))と圧接変形量の少ない部位(例えば断面形状図
12(b))とが形成されるよう圧接接続すると共に圧
接変形量の少ない部位が絶縁電線81の基端部側に位置
していることを特徴とする絶縁電線81と導電部材83
との接続方法である。
【0027】また,図1に示すように,導電部材83の
接続部830は絶縁電線81を上下から圧接挟持する断
面U字形の一体的形状を有すると共にその上下の間隙は
場所によって変化する。そして,本例の抵抗溶接方法
は,図1〜図3に示すように,絶縁電線81の接続部8
4の基端部側841が上記間隙の広い部位に位置するよ
うに,導電部材83の広い間隙の部位から狭い間隙の部
位にかけて絶縁電線81を配置する第1の工程と,絶縁
電線81と導電部材83とを圧接し抵抗溶接する第2の
工程とからなる。
【0028】また,図2に示すように,導電部材83の
前後両側には絶縁電線81を係止する電線係止部85,
86が延設されており,前記第1工程において上記電線
係止部85,86に絶縁電線81を係止することによ
り,導電部材83における広い間隙の部位から狭い間隙
の部位にかけて絶縁電線81を配置し,前記第2工程
(抵抗溶接工程)の完了後において,絶縁電線81の端
末819側に位置する電線係止部86を係止電線818
と共に除去する第3の工程とを有する。
【0029】以下それぞれについて説明を補足する。本
例の抵抗溶接機5は,図1に示すように,電源部51と
電極52,53とを備え,下部電極53は平板な通常の
電極であるが,上部電極52は一様に傾斜した底面52
1を有している。そして,断面形状がU字形の導電部材
83の接続部830の間に絶縁電線81を挟持する。ま
た,図3に示すように,接続部830のU字形の閉曲部
835側からU字形の開口部836側にかけて且つU字
形の閉曲部835側に絶縁電線81の基端部841が位
置するよう斜め方向に絶縁電線81を配置し,図1に示
すように,抵抗溶接機5の電極52,53の間にU字形
の開口部836側が電極52,53の間隙の狭隘側にな
るように圧接,挟持し抵抗溶接する。
【0030】即ち,始めに,U字形の接続部830の開
口部836の間隔を拡げて60〜90°の角度で開いて
おく。そして,図2に示すように,巻き線コイルから巻
き取った絶縁電線81を電線係止部85のくびれ851
に1ないし数回巻き,この捨て巻きにより温度変化に伴
う熱応力を吸収するようにする。そして,くびれ851
に捨て巻きした後,絶縁電線81を位置決め用のガイド
部852を起点とし,第2の電線係止部86のくびれ8
61にかけて懸張する。そして,くびれ861に数回巻
いて固定する。
【0031】続いて,導電部材83を変形させない程度
に,U字形の導電部材83の開口部836の間隔を狭め
て,導電部材83と絶縁電線81とを仮固定する。この
仮固定を行うかしめ治具は,電極52,53と同様の傾
斜を有するものを用いる。仮固定の結果,導電部材83
と絶縁電線81とは安定した位置関係を確保することが
できる。
【0032】次に,図1に示すように,抵抗溶接機5の
電極52,53を圧接し,電源51を作動させ電極5
2,53間に電流Iを流し,ジュール熱により導電部材
83の接続部と絶縁電線81の接続部84とを加熱す
る。その結果,絶縁電線81の被膜811が熱溶解し,
電極52,53の加圧力により,溶解した被膜811は
排除される。特に,絶縁電線81の先端側843では加
圧力が強いから,被膜811は良く排除され,絶縁電線
81と導電部材83の電気的な導通は良好となる。一
方,絶縁電線81の基端側841では加圧力が弱いから
絶縁電線81の変形が少なくなり,絶縁電線81の強度
が保持される。
【0033】上記のように,本例の抵抗溶接方法によれ
ば,絶縁電線81の接続部84に電気抵抗の低い部分8
43と強度が強い部分831とが形成される。そして,
強度が強い部分831が絶縁電線81の基端部側にある
から,導電部材83と絶縁電線81との接合強度は強く
なる。即ち,図4に示すように,外力F1,F2を印加
した場合の引っ張り強度が大きくなる。そして,抵抗溶
接が完了した後,不要な部分である端末819側の電線
係止部86と電線818(図3)とを切除する。
【0034】図6は,本例の抵抗溶接方法により抵抗溶
接した場合と,図17に示す従来の方法により抵抗溶接
した場合の接合強度を図示したものである。実験に使用
した絶縁電線81は,線径45ミクロンの銅線にポリア
ミドイミド系の耐熱被膜(住友電工(株)製)を施した
ものであり,導電部材83はC2600(黄銅)にSn
メッキを施した0.3mmの板材である。そして,抵抗
溶接機5の電極52,53(面積約12mm2 )の間
に,図5(a)に示すように85Nの力Poを加え,図
6の横軸に示すように900〜1800Aの通電電流I
oを,図5(b)に示すように100msの時間Toだ
けパルス状に通電した。
【0035】図6はその結果の接合強度F1(図4)と
接合部の導通の良否(被膜の剥離状況)をグラフに表示
したものである。同図において,○印と曲線61は本例
の抵抗溶接法による結果を示し,△印と曲線62は図1
7に示した従来の抵抗溶接法による結果を示す。そし
て,○,△印の内部を黒塗りしたものは接合部の導通の
不良を示し,○,△印の半分だけを黒塗りしたものは接
合部の導通の不足を示し,○,△印を白塗りしたものは
接合部の導通の良好を示している。
【0036】同図から分かるように,従来方法では接合
部の導通を良好な状態にすると接合強度Fが大幅に低下
し,素材としての絶縁電線81本来の強度の50%以下
に低下する。それに対して,本例では,従来方法による
場合よりも少ない通電電流で接合部の導通抵抗が良好な
状態が得られるようになり,接合部の導通が良好で接合
強度が絶縁電線81本来の強度の50%以上のものが広
い通電電流の範囲内において得られるようになる。上記
のように,本例によれば,絶縁電線81の被膜や被覆を
除去することなく接合し,接合部84において低い電気
抵抗と接合強度とを得ることができる,絶縁電線81と
導電部材83との抵抗溶接法及び接合構造を得ることが
できる。
【0037】実施形態例2 本例は,実施形態例1において,図7に示すように,導
電部材711,712が絶縁電線81を挟持する上片7
11と下片712からなり,上片711及び下片712
の肉厚を場所によって変化させ,これによって上下両片
711,712間の間隙を場所によって広狭化させたも
う一つの実施形態例である。その結果,間隙の狭い場所
715により良好な導通が得られ,間隙の広い場所71
6により良好な接合強度を確保することができる。その
他については実施形態例1と同様である。
【0038】実施形態例3 本例は,図8に示すように,実施形態例2において,導
電部材721,722の形状を変更したもう一つの実施
形態例である。その結果,間隙の狭い場所725により
良好な導通が得られ,間隙の広い場所726により良好
な接合強度を確保することができる。その他については
実施形態例1と同様である。
【0039】実施形態例4 本例は,実施形態例1において,図9に示すように,導
電部材73が,狭い上下間隙を有する第1の絶縁電線の
挟持部732と,広い上下間隙を有する第2の絶縁電線
の挟持部731,両挟持部731,732を連結する連
結部733とからなるもう一つの実施形態例である。そ
の結果,間隙の狭い挟持部732により良好な導通が得
られ,間隙の広い挟持部731により良好な接合強度を
確保することができる。その他については実施形態例1
と同様である。
【0040】実施形態例5 本例は,実施形態例1において,図10に示すように,
導電部材741,742を一様な板厚の上片741と下
片742とにより構成すると共に,抵抗溶接機5の電極
541,542の間隙が方向によって一様に変化するも
のにしたもう一つの実施形態例である。
【0041】そして,導電部材741,742の間に絶
縁電線81を挟持すると共に絶縁電線81の基端部側8
41から末端側843にかけて電極541,542の間
隙が変化するよう導電部材741,742と絶縁電線8
1とを配置し,導電部材741,742と絶縁電線81
とを電極541,542間に圧接しつつ抵抗溶接するも
う一つの実施形態例である。その他については実施形態
例1と同様である。
【0042】実施形態例6 本例は,図11に示すように,実施形態例6において,
電極55,56の間隙に段差を設けると共に,一様な板
厚の上片741と下片742を電極55.56によって
溶接して圧接変形させたもう一つの実施形態例である。
即ち,電極55,56には,間隙の広い広隙部551,
561と間隙の狭い狭隙部552,562とが形成され
ており,その間に図10に示した一様な板厚の上片74
1と下片742と絶縁電線81とを挟持して溶接し図1
1に示す上片741と下片742の形状に変形する。そ
の他については実施形態例6と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の抵抗溶接方法を模式的に示す正
面図。
【図2】図1の導電部材と絶縁電線の平面図。
【図3】図2の導電部材及び絶縁電線の接続部の拡大
図。
【図4】実施形態例1における接合後の導電部材と絶縁
電線の斜視図。
【図5】実施形態例1において実施した接合後の導電部
材と絶縁電線の強度試験における加圧力と溶接電流の時
間推移を示す図。
【図6】実施形態例1において実施した接合後の導電部
材と絶縁電線の強度試験の結果を従来例と合わせて示し
た図。
【図7】実施形態例2の抵抗溶接方法を模式的に示す正
面図。
【図8】実施形態例3の抵抗溶接方法を模式的に示す正
面図。
【図9】実施形態例4の抵抗溶接方法を模式的に示す斜
視図(a)と正面図(b)。
【図10】実施形態例5の抵抗溶接方法を模式的に示す
正面図。
【図11】実施形態例6の抵抗溶接方法を模式的に示す
正面図。
【図12】抵抗溶接前の絶縁電線の断面形状(a)と抵
抗溶接後の絶縁電線の断面形状(b),(c)。
【図13】絶縁電線の接続部に圧接変形量の大きい部位
と圧接変形量の少ない部位とを設けた1つの例を模式的
に示す図。
【図14】従来の抵抗溶接方法を模式的に示す正面図。
【図15】半田付けによる従来の接合方法を模式的に示
す正面図。
【図16】半田付けによるもう一つの従来の接合方法を
模式的に示す正面図。
【図17】従来の他の抵抗溶接方法を模式的に示す正面
図。
【符号の説明】
5...抵抗溶接機, 52,53...電極, 81...絶縁電線, 711,712,73,741,742,83...導
電部材,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 政美 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (56)参考文献 特開 平5−38583(JP,A) 特開 平3−112113(JP,A) 特開 平2−156606(JP,A) 特開 昭63−237368(JP,A) 特開 昭55−78477(JP,A) 実開 昭63−146448(JP,U) 実開 昭59−42010(JP,U) 実開 昭58−118711(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁被膜または絶縁被覆を有する絶縁電
    線と導電部材とを圧接し抵抗溶接する接続構造であっ
    て,絶縁電線の接続部に圧接変形量の大きい部位と圧接
    変形量の少ない部位とを設けると共に圧接変形量の少な
    い部位が絶縁電線の基端部側に位置し,前記導電部材は前記絶縁電線を上下から圧接挟持する一
    体的な形状で,その上下間の間隙は場所によって変化す
    る略U字形の断面形状を有すると共に上記U字形の上部
    開口側の間隙を狭隘にしてなり, 前記絶縁電線は,上記導電部材における広い間隙の部位
    から狭い間隙の部位にかけて接続されると共に接続部の
    基端部側は上記間隙の広い部位側となるU字形の閉曲部
    側に位置するよう斜め方向に設ける ことを特徴とする絶
    縁電線と導電部材との接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項において,前記導電部材は,絶
    縁電線を挟持する上片と下片とからなり,上記上片又は
    下片の肉厚を場所によって変化させ,これによって上下
    両片間の間隙を場所によって広狭化させていることを特
    徴とする絶縁電線と導電部材との接続構造。
  3. 【請求項3】 請求項において,前記導電部材は,狭
    い上下間隙を有する第1の絶縁電線の挟持部と,広い上
    下間隙を有する第2の絶縁電線の挟持部と,両挟持部を
    連結する連結部とを有することを特徴とする絶縁電線と
    導電部材との接続構造。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項のいずれか1項に
    おいて,前記導電部材の前後両側に前記絶縁電線を係止
    する電線係止部を延設し,この電線係止部に絶縁電線を
    係止することにより,上記導電部材における広い上下間
    隙の部位から狭い上下間隙の部位にかけて絶縁電線を配
    置することを特徴とする絶縁電線と導電部材との接続構
    造。
  5. 【請求項5】 絶縁被膜または絶縁被覆を有する絶縁電
    線と導電部材とを圧接し抵抗溶接する接続方法であっ
    て,絶縁電線の接続部に圧接変形量の大きい部位と圧接
    変形量の少ない部位とが形成されるよう圧接接続すると
    共に圧接変形量の少ない部位が絶縁電線の基端部側に位
    置させるにあたり, 電極の間隙が一方から他方に向けて一様に増加または減
    少するように構成した抵抗溶接機を用意し, 断面形状がU字形の導電部材の間に絶縁電線を挟持する
    と共にU字形の閉曲部側からU字形の開口部側にかけて
    且つU字形の閉曲部側に絶縁電線の基端部が位置するよ
    う斜め方向に絶縁電線を配置し,上記抵抗溶接機の電極
    の間にU字形の開口部側が電極間隙の狭隘側になるよう
    に圧接,挟持し抵抗溶接することを特徴とする絶 縁電線
    と導電部材との接続方法。
  6. 【請求項6】 絶縁被膜または絶縁被覆を有する絶縁電
    線と導電部材とを圧接し抵抗溶接する接続方法であっ
    て,上記導電部材は上記絶縁電線を上下から圧接挟持す
    る一体的形状を有すると共にその上下の間隙は場所によ
    って変化するように構成されており, 上記絶縁電線の接続部の基端部側が上記間隙の広い部位
    に位置するように,上記導電部材の広い間隙の部位から
    狭い間隙の部位にかけて上記絶縁電線を配置する第1の
    工程と,上記絶縁電線と導電部材とを圧接し抵抗溶接す
    る第2の工程とを有することを特徴とする請求項記載
    の絶縁電線と導電部材との接続方法。
  7. 【請求項7】 請求項において,前記導電部材の前後
    両側には前記絶縁電線を係止する電線係止部が延設され
    ており, 前記第1工程において上記電線係止部に絶縁電線を係止
    することにより,上記導電部材における広い間隙の部位
    から狭い間隙の部位にかけて絶縁電線を配置し,前記第
    2工程の完了後において,絶縁電線の末端側に位置する
    上記電線係止部を係止電線と共に除去する第3の工程を
    設けたことを特徴とする絶縁電線と導電部材との接続方
    法。
  8. 【請求項8】 電極の間隙が方向によって増加または減
    少する抵抗溶接機を用意し,導電部材の間に絶縁電線を
    挟持すると共に絶縁電線の基端部側から末端側にかけて
    電極の間隙が変化するよう上記導電部材と絶縁電線とを
    配置する第1工程と,上記導電部材と絶縁電線とを電極
    間に圧接しつつ抵抗溶接する第2工程とを有することを
    特徴とする請求項記載の絶縁電線と導電部材との接続
    方法。
  9. 【請求項9】 電極の間隙が一方から他方に向けて一様
    に増加または減少するように構成した抵抗溶接機を用意
    し, 一対の導電部材の間に絶縁電線を挟持すると共に絶縁電
    線の基端部側から末端側にかけて基端部側が電極間隙の
    広い側に位置するよう電極間に導電部材と絶縁電線とを
    配置し抵抗溶接することを特徴とする請求項記載の絶
    縁電線と導電部材との接続方法。
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