JP3449813B2 - 内燃機関における大気圧推定装置 - Google Patents
内燃機関における大気圧推定装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関における大気圧
推定装置に関し、詳しくは、機関の吸入空気流量を質量
流量及び体積流量としてそれぞれに検出し、これらと吸
気温度とに基づいて大気圧(高度)を推定する装置に関
する。
推定装置に関し、詳しくは、機関の吸入空気流量を質量
流量及び体積流量としてそれぞれに検出し、これらと吸
気温度とに基づいて大気圧(高度)を推定する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、熱線式エアフローメータを備
えて構成された電子制御燃料噴射装置において、前記熱
線式エアフローメータで検出される質量流量と、スロッ
トル開度と機関回転速度とに基づいて検出される体積流
量との比から、空気密度の変化を推定でき、更に吸気温
度のデータを用いることで大気圧変化(高度)を推定で
きることが知られている。
えて構成された電子制御燃料噴射装置において、前記熱
線式エアフローメータで検出される質量流量と、スロッ
トル開度と機関回転速度とに基づいて検出される体積流
量との比から、空気密度の変化を推定でき、更に吸気温
度のデータを用いることで大気圧変化(高度)を推定で
きることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、体積流
量を変化させることになるスロットル開度の変化が先行
するのに対し、エアフローメータで検出される質量流量
が吸気の輸送遅れ等によって応答遅れを持って追従する
ことになるため、体積流量に対して質量流量の検出値の
応答時定数が長くなる。また、吸気温度を検出する吸気
温センサは、一般的に熱容量のために数秒単位の応答時
定数を有するという特性がある。
量を変化させることになるスロットル開度の変化が先行
するのに対し、エアフローメータで検出される質量流量
が吸気の輸送遅れ等によって応答遅れを持って追従する
ことになるため、体積流量に対して質量流量の検出値の
応答時定数が長くなる。また、吸気温度を検出する吸気
温センサは、一般的に熱容量のために数秒単位の応答時
定数を有するという特性がある。
【0004】このように、前記質量流量,体積流量,吸
気温度の各パラメータにおける検出応答時定数がばらば
らであるため、変化の位相が合わず、これらのパラメー
タに基づいて推定される大気圧(高度)の変動が大きい
という問題があった。 本発明は上記問題点に鑑みなされ
たものであり、前述のような応答時定数のばらつきがあ
っても、安定した大気圧(高度)推定が行える大気圧推
定装置を提供することを目的とする。
気温度の各パラメータにおける検出応答時定数がばらば
らであるため、変化の位相が合わず、これらのパラメー
タに基づいて推定される大気圧(高度)の変動が大きい
という問題があった。 本発明は上記問題点に鑑みなされ
たものであり、前述のような応答時定数のばらつきがあ
っても、安定した大気圧(高度)推定が行える大気圧推
定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1の発明
にかかる内燃機関における大気圧推定装置は、図1に示
すように構成される。図1において、質量流量検出手段
は、機関の吸入空気流量を質量流量として検出する。ま
た、体積流量検出手段は、機関の吸入空気流量を体積流
量として検出する。更に、吸気温度検出手段は、機関吸
入空気の温度を検出する。
にかかる内燃機関における大気圧推定装置は、図1に示
すように構成される。図1において、質量流量検出手段
は、機関の吸入空気流量を質量流量として検出する。ま
た、体積流量検出手段は、機関の吸入空気流量を体積流
量として検出する。更に、吸気温度検出手段は、機関吸
入空気の温度を検出する。
【0006】ここで、第1の加重平均手段は、前記質量
流量と吸気温度との応答時定数を等しくすべく前記質量
流量を加重平均する。 そして、流量変換手段は、第1の
加重平均手段で加重平均された質量流量を前記吸気温度
に基づいて体積流量に変換する。 更に、第2の加重平均
手段は、流量変換手段で変換して得た体積流量及び前記
体積流量検出手段で検出された体積流量をそれぞれに大
気圧推定における許容最大時定数とすべく加重平均す
る。
流量と吸気温度との応答時定数を等しくすべく前記質量
流量を加重平均する。 そして、流量変換手段は、第1の
加重平均手段で加重平均された質量流量を前記吸気温度
に基づいて体積流量に変換する。 更に、第2の加重平均
手段は、流量変換手段で変換して得た体積流量及び前記
体積流量検出手段で検出された体積流量をそれぞれに大
気圧推定における許容最大時定数とすべく加重平均す
る。
【0007】大気圧推定手段は、第2の加重平均手段で
それぞれ加重平均された体積流量の比率に基づいて大気
圧を推定する。請求項2の発明にかかる内燃機関におけ
る大気圧推定装置では、前記体積流量検出手段が、内燃
機関のスロットル開度と機関回転速度とに基づいて体積
流量を検出する構成とした。
それぞれ加重平均された体積流量の比率に基づいて大気
圧を推定する。請求項2の発明にかかる内燃機関におけ
る大気圧推定装置では、前記体積流量検出手段が、内燃
機関のスロットル開度と機関回転速度とに基づいて体積
流量を検出する構成とした。
【0008】請求項3の発明にかかる内燃機関における
大気圧推定装置では、前記第2の加重平均手段における
許容最大時定数が、予定される最大の路面勾配及び最高
速度のときの大気圧変化率と、大気圧推定における要求
分解能とに基づいて決定される構成とした。
大気圧推定装置では、前記第2の加重平均手段における
許容最大時定数が、予定される最大の路面勾配及び最高
速度のときの大気圧変化率と、大気圧推定における要求
分解能とに基づいて決定される構成とした。
【0009】
【作用】請求項1の発明にかかる内燃機関における大気
圧推定装置によると、前記質量流量と吸気温度との応答
時定数を等しくすべく加重平均されるから、質量流量を
吸気温度に基づいて体積流量に変換するに当たって、応
答時定数の違いによる位相ずれが発生した状態のまま変
換が行われることが回避される。更に、質量流量から変
換して求められる体積流量と、体積流量の検出値との応
答時定数の違いによる大気圧推定値の変動を回避して推
定値を安定化させるべく、許容最大時定数となるように
それぞれを加重平均する。
圧推定装置によると、前記質量流量と吸気温度との応答
時定数を等しくすべく加重平均されるから、質量流量を
吸気温度に基づいて体積流量に変換するに当たって、応
答時定数の違いによる位相ずれが発生した状態のまま変
換が行われることが回避される。更に、質量流量から変
換して求められる体積流量と、体積流量の検出値との応
答時定数の違いによる大気圧推定値の変動を回避して推
定値を安定化させるべく、許容最大時定数となるように
それぞれを加重平均する。
【0010】請求項2の発明にかかる内燃機関における
大気圧推定装置によると、体積流量が、スロットル弁開
度と回転速度とに基づいて簡易に検出される。請求項3
の発明にかかる内燃機関における大気圧推定装置による
と、前記許容最大時定数を、予定される最大の路面勾配
及び最高速度のときの大気圧変化率と、大気圧推定にお
ける要求分解能とに基づいて決定することで、必要な分
解能を確保しつつ大気圧推定値を安定化させることが可
能となる。
大気圧推定装置によると、体積流量が、スロットル弁開
度と回転速度とに基づいて簡易に検出される。請求項3
の発明にかかる内燃機関における大気圧推定装置による
と、前記許容最大時定数を、予定される最大の路面勾配
及び最高速度のときの大気圧変化率と、大気圧推定にお
ける要求分解能とに基づいて決定することで、必要な分
解能を確保しつつ大気圧推定値を安定化させることが可
能となる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。一実施例
のシステム構成を示す図2において、内燃機関1には、
エアクリーナ2,吸気ダクト3,吸気マニホールド4を
介して空気が吸入される。前記吸気ダクト3には、図示
しないアクセルペダルと連動するバタフライ式のスロッ
トル弁5が介装されており、該スロットル弁5によって
機関の吸入空気量が調整されるようになっている。
のシステム構成を示す図2において、内燃機関1には、
エアクリーナ2,吸気ダクト3,吸気マニホールド4を
介して空気が吸入される。前記吸気ダクト3には、図示
しないアクセルペダルと連動するバタフライ式のスロッ
トル弁5が介装されており、該スロットル弁5によって
機関の吸入空気量が調整されるようになっている。
【0012】また、前記吸気マニホールド4の各ブラン
チ部には、各気筒別に電磁式の燃料噴射弁6が設けられ
ており、該燃料噴射弁6から噴射供給される燃料量の電
子制御によって所定空燃比の混合気が形成される。シリ
ンダ内に吸気弁7を介して吸引された混合気は、点火栓
8による火花点火によって着火燃焼し、燃焼排気は排気
弁9を介して排出され、排気マニホールド10によって図
示しない触媒,マフラーに導かれる。
チ部には、各気筒別に電磁式の燃料噴射弁6が設けられ
ており、該燃料噴射弁6から噴射供給される燃料量の電
子制御によって所定空燃比の混合気が形成される。シリ
ンダ内に吸気弁7を介して吸引された混合気は、点火栓
8による火花点火によって着火燃焼し、燃焼排気は排気
弁9を介して排出され、排気マニホールド10によって図
示しない触媒,マフラーに導かれる。
【0013】前記燃料噴射弁6を制御するコントロール
ユニット13は、マイクロコンピュータを含んで構成さ
れ、熱線式エアフローメータ14からの吸入空気量信号Q
a,スロットルセンサ15からのスロットル弁開度信号T
VO,クランク角センサ16からのクランク角信号(機関
回転信号)が入力される。前記熱線式エアフローメータ
14は、感温抵抗の吸入空気量による抵抗変化に基づいて
機関1の吸入空気量を質量流量として直接的に検出する
ものであり、本実施例における質量流量検出手段に相当
する。
ユニット13は、マイクロコンピュータを含んで構成さ
れ、熱線式エアフローメータ14からの吸入空気量信号Q
a,スロットルセンサ15からのスロットル弁開度信号T
VO,クランク角センサ16からのクランク角信号(機関
回転信号)が入力される。前記熱線式エアフローメータ
14は、感温抵抗の吸入空気量による抵抗変化に基づいて
機関1の吸入空気量を質量流量として直接的に検出する
ものであり、本実施例における質量流量検出手段に相当
する。
【0014】前記スロットルセンサ15は、スロットル弁
5の開度TVOをポテンショメータによって検出するも
のである。前記クランク角センサ16は、例えばカム軸か
ら所定基準クランク角位置毎の基準角度信号と、単位ク
ランク角毎の単位角度信号とを取り出すセンサであり、
前記基準角度信号の発生周期又は所定時間内における前
記単位角度信号の発生数に基づいて機関回転速度Neが
算出される。
5の開度TVOをポテンショメータによって検出するも
のである。前記クランク角センサ16は、例えばカム軸か
ら所定基準クランク角位置毎の基準角度信号と、単位ク
ランク角毎の単位角度信号とを取り出すセンサであり、
前記基準角度信号の発生周期又は所定時間内における前
記単位角度信号の発生数に基づいて機関回転速度Neが
算出される。
【0015】前記コントロールユニット13による燃料噴
射量制御は以下のようにして行なわれる。即ち、前記エ
アフローメータ14で検出された吸入空気量Qaと、クラ
ンク角センサ16からの検出信号に基づき算出した機関回
転速度Neとに基づいて基本燃料噴射量Tp(=K×Q
a/Ne:Kは定数)を算出し、該基本燃料噴射量Tp
に冷却水温度などの運転条件に応じた補正を施して最終
的な燃料噴射量Tiを求める。そして、前記燃料噴射量
Tiに相当するパルス幅の駆動パルス信号を前記燃料噴
射弁6に所定タイミングで出力する。燃料噴射弁6に
は、図示しないプレッシャレギュレータで所定圧力に調
整された燃料が供給されるようになっており、前記駆動
パルス信号のパルス幅に比例する量の燃料を噴射供給す
る。
射量制御は以下のようにして行なわれる。即ち、前記エ
アフローメータ14で検出された吸入空気量Qaと、クラ
ンク角センサ16からの検出信号に基づき算出した機関回
転速度Neとに基づいて基本燃料噴射量Tp(=K×Q
a/Ne:Kは定数)を算出し、該基本燃料噴射量Tp
に冷却水温度などの運転条件に応じた補正を施して最終
的な燃料噴射量Tiを求める。そして、前記燃料噴射量
Tiに相当するパルス幅の駆動パルス信号を前記燃料噴
射弁6に所定タイミングで出力する。燃料噴射弁6に
は、図示しないプレッシャレギュレータで所定圧力に調
整された燃料が供給されるようになっており、前記駆動
パルス信号のパルス幅に比例する量の燃料を噴射供給す
る。
【0016】また、本実施例のコントロールユニット13
は、図3のフローチャートに示すようにして大気圧(高
度)の推定制御を行う機能を有しており、前記大気圧推
定を行うために、吸気マニホールド4のコレクタ部に吸
気温度TAを検出する吸気温度センサ17(吸気温度検出
手段)を設けてある。ここで、図3のフローチャートに
従って前記大気圧(高度)推定の様子を詳細に説明す
る。
は、図3のフローチャートに示すようにして大気圧(高
度)の推定制御を行う機能を有しており、前記大気圧推
定を行うために、吸気マニホールド4のコレクタ部に吸
気温度TAを検出する吸気温度センサ17(吸気温度検出
手段)を設けてある。ここで、図3のフローチャートに
従って前記大気圧(高度)推定の様子を詳細に説明す
る。
【0017】まず、ステップ1(図中ではS1と記して
ある。以下同様)では、熱線式エアフローメータ14の出
力信号UsをA/D変換して読み込み、次のステップ2
では、前記出力信号Usを変換テーブルを用いて質量流
量Qaに変換する。ステップ3(第1の加重平均手段)
では、前記質量流量Qaの加重平均値Qa AVを下式に従
って算出する。
ある。以下同様)では、熱線式エアフローメータ14の出
力信号UsをA/D変換して読み込み、次のステップ2
では、前記出力信号Usを変換テーブルを用いて質量流
量Qaに変換する。ステップ3(第1の加重平均手段)
では、前記質量流量Qaの加重平均値Qa AVを下式に従
って算出する。
【0018】QaAV={(m−1)QaAV+Qa}/m
ここで、前記加重平均において用いられる重み付け定数
mは、加重平均値Qa AVの時定数が、前記吸気温度セン
サ17で検出される吸気温度TAの応答時定数に一致する
ように、予め設定されている。前記吸気温度TAを検出
する吸気温度センサ17は、一般に熱容量のために数秒単
位の応答時定数を有するのに対し、質量流量Qaを検出
するエアフローメータ14は前記吸気温度TAよりも一般
に時定数が短いため、吸気温度TAと質量流量Qaとの
変化位相が合わない。そこで、質量流量Qaを加重平均
して吸気温度TAの時定数に合わせて、変化位相を合わ
せるようにしている。
mは、加重平均値Qa AVの時定数が、前記吸気温度セン
サ17で検出される吸気温度TAの応答時定数に一致する
ように、予め設定されている。前記吸気温度TAを検出
する吸気温度センサ17は、一般に熱容量のために数秒単
位の応答時定数を有するのに対し、質量流量Qaを検出
するエアフローメータ14は前記吸気温度TAよりも一般
に時定数が短いため、吸気温度TAと質量流量Qaとの
変化位相が合わない。そこで、質量流量Qaを加重平均
して吸気温度TAの時定数に合わせて、変化位相を合わ
せるようにしている。
【0019】ステップ4では、吸気温度センサ17の出力
信号をA/D変換して読み込む。ステップ5では、前記
読み込んだ吸気温度センサ17の出力信号を、前記質量流
量Qaを体積流量に変換するための係数KTAに変換す
る。ステップ6(流量変換手段)では、前記係数KTA
を前記加重平均された質量流量QaAVに乗算して、質量
流量QaAVを体積流量(基準温度における体積流量)に
変換し、これをXにセットする(X=KTA×Q
aAV)。
信号をA/D変換して読み込む。ステップ5では、前記
読み込んだ吸気温度センサ17の出力信号を、前記質量流
量Qaを体積流量に変換するための係数KTAに変換す
る。ステップ6(流量変換手段)では、前記係数KTA
を前記加重平均された質量流量QaAVに乗算して、質量
流量QaAVを体積流量(基準温度における体積流量)に
変換し、これをXにセットする(X=KTA×Q
aAV)。
【0020】ステップ7(第2の加重平均手段)では、
前記ステップ6で得られた体積流量Xの加重平均値XAV
を下式に従って算出する。 XAV={(n−1)XAV+X}/n ここで、前記加重平均において用いられる重み付け定数
nは、地形的に予測される路面の最大勾配を、所定の最
高速度(例えば100km/h)で登り下りする場合の大気圧
(高度)変化率と、所望の大気圧分解能との相関から求
められる許容最大時定数(一般的には分単位の時定数)
になるように予め設定されている。即ち、予測される最
大の大気圧変化率のときであっても、所定の大気圧(高
度)分解能が得られる程度の時定数であれば、実用上何
ら問題がないので、大気圧推定値を安定化させるべく許
容される最大の時定数となるように加重平均する。
前記ステップ6で得られた体積流量Xの加重平均値XAV
を下式に従って算出する。 XAV={(n−1)XAV+X}/n ここで、前記加重平均において用いられる重み付け定数
nは、地形的に予測される路面の最大勾配を、所定の最
高速度(例えば100km/h)で登り下りする場合の大気圧
(高度)変化率と、所望の大気圧分解能との相関から求
められる許容最大時定数(一般的には分単位の時定数)
になるように予め設定されている。即ち、予測される最
大の大気圧変化率のときであっても、所定の大気圧(高
度)分解能が得られる程度の時定数であれば、実用上何
ら問題がないので、大気圧推定値を安定化させるべく許
容される最大の時定数となるように加重平均する。
【0021】ステップ8(体積流量検出手段)では、予
めスロットル開度TVOと機関回転速度Neとに対応し
て体積流量QTVO を記憶したマップを参照して、現在の
スロットル開度TVOと機関回転速度Neとに対応する
体積流量QTVO を検索する。ステップ9(第2の加重平
均手段)では、前記ステップ8で得られた体積流量Q
TVO の加重平均値QTVO AVを下式に従って算出する。
めスロットル開度TVOと機関回転速度Neとに対応し
て体積流量QTVO を記憶したマップを参照して、現在の
スロットル開度TVOと機関回転速度Neとに対応する
体積流量QTVO を検索する。ステップ9(第2の加重平
均手段)では、前記ステップ8で得られた体積流量Q
TVO の加重平均値QTVO AVを下式に従って算出する。
【0022】
QTVO AV={(n−1)QTVO AV+QTVO }/n
上記加重平均演算において用いる重み付け定数nは、前
記ステップ7で用いた値と同じであり、体積流量QTVO
についても許容最大時定数になるように加重平均され
る。ステップ10(大気圧推定手段)では、前記質量流量
QaAVを吸気温度TAに基づいて変換して得た体積流量
XAVと、スロットル開度TVOと回転速度Neから求め
た体積流量の加重平均値QTVO AVとの比率を算出し、該
算出結果を大気圧相当値(大気圧相当値=XAV/Q
TVO AV)として、大気圧を推定する。
記ステップ7で用いた値と同じであり、体積流量QTVO
についても許容最大時定数になるように加重平均され
る。ステップ10(大気圧推定手段)では、前記質量流量
QaAVを吸気温度TAに基づいて変換して得た体積流量
XAVと、スロットル開度TVOと回転速度Neから求め
た体積流量の加重平均値QTVO AVとの比率を算出し、該
算出結果を大気圧相当値(大気圧相当値=XAV/Q
TVO AV)として、大気圧を推定する。
【0023】ここで、前記体積流量XAV,QTVO AVはそ
れぞれ許容最大時定数になるように加重平均された値で
あるから、必要な分解能を確保しつつ大気圧推定値を安
定化させることができ、信頼性の高い推定結果を提供で
きることになる。尚、上記実施例では、スロットル開度
TVOと機関回転速度Neとに基づいて体積流量を検出
する構成としたが、スロットル弁をバイパスする補助空
気通路が設けられる構成の場合には、前記補助空気通路
の開口面積をスロットル開度に加味して体積流量を求め
る構成とすることが好ましい。
れぞれ許容最大時定数になるように加重平均された値で
あるから、必要な分解能を確保しつつ大気圧推定値を安
定化させることができ、信頼性の高い推定結果を提供で
きることになる。尚、上記実施例では、スロットル開度
TVOと機関回転速度Neとに基づいて体積流量を検出
する構成としたが、スロットル弁をバイパスする補助空
気通路が設けられる構成の場合には、前記補助空気通路
の開口面積をスロットル開度に加味して体積流量を求め
る構成とすることが好ましい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明にか
かる内燃機関における大気圧推定装置によると、大気圧
(高度)推定に用いる各種パラメータに応答時定数の違
いがあっても、大気圧を所定の分解能で安定的に推定で
きるという効果がある。 請求項2の発明にかかる内燃機
関における大気圧推定装置によると、体積流量を、スロ
ットル弁開度と回転速度とに基づいて簡易に検出できる
という効果がある。
かる内燃機関における大気圧推定装置によると、大気圧
(高度)推定に用いる各種パラメータに応答時定数の違
いがあっても、大気圧を所定の分解能で安定的に推定で
きるという効果がある。 請求項2の発明にかかる内燃機
関における大気圧推定装置によると、体積流量を、スロ
ットル弁開度と回転速度とに基づいて簡易に検出できる
という効果がある。
【0025】請求項3の発明にかかる内燃機関における
大気圧推定装置によると、予定される最大の路面勾配及
び最高速度のときであっても、必要な分解能を確保でき
る加重平均演算を行わせることができるという効果があ
る。
大気圧推定装置によると、予定される最大の路面勾配及
び最高速度のときであっても、必要な分解能を確保でき
る加重平均演算を行わせることができるという効果があ
る。
【図1】請求項1の発明にかかる大気圧推定装置の基本
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
【図2】実施例の全体システム構成図。
【図3】実施例における大気圧推定の様子を示すフロー
チャート。
チャート。
1 内燃機関
4 吸気マニホールド
5 スロットル弁
6 燃料噴射弁
13 コントロールユニット
14 熱線式エアフローメータ
15 スロットルセンサ
16 クランク角センサ
17 吸気温度センサ
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平6−146990(JP,A)
特開 平3−185250(JP,A)
特開 平6−26378(JP,A)
特開 平8−122191(JP,A)
特開 平5−312087(JP,A)
特開 昭64−8339(JP,A)
特開 平6−129307(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F02D 41/00 - 45/00
Claims (3)
- 【請求項1】機関の吸入空気流量を質量流量として検出
する質量流量検出手段と、 機関の吸入空気流量を体積流量として検出する体積流量
検出手段と、 機関吸入空気の温度を検出する吸気温度検出手段と、前記質量流量と吸気温度との応答時定数を等しくすべく
前記質量流量を加重平均する第1の加重平均手段と、 該第1の加重平均手段で加重平均された質量流量を前記
吸気温度に基づいて体積流量に変換する流量変換手段
と、 該流量変換手段で変換して得た体積流量及び前記体積流
量検出手段で検出された体積流量をそれぞれに大気圧推
定における許容最大時定数とすべく加重平均する第2の
加重平均手段と、 該第2の加重平均手段でそれぞれ加重平均された体積流
量の比率に基づいて大気圧を推定する 大気圧推定手段
と、 を含んで構成された内燃機関における大気圧推定装置。 - 【請求項2】前記体積流量検出手段が、内燃機関のスロ
ットル開度と機関回転速度とに基づいて体積流量を検出
することを特徴とする請求項1記載の内燃機関における
大気圧推定装置。 - 【請求項3】前記第2の加重平均手段における許容最大
時定数が、予定される最大の路面勾配及び最高速度のと
きの大気圧変化率と、大気圧推定における要求分解能と
に基づいて決定されることを特徴とする請求項1又は2
に記載の内燃機関における大気圧推定装置。
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