JP3433687B2 - 加工性に優れた高張力熱延鋼板およびその製造方法 - Google Patents
加工性に優れた高張力熱延鋼板およびその製造方法Info
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Description
用、機械構造用、建築用等の使途に適用して有利な熱延
鋼板に係り、とくに熱延のままで超微細粒を有し、延
性、靱性、強度−伸びバランスに優れた熱延鋼板に関す
る。
等に用いられる鋼材には、強度、加工性、靱性といった
機械的性質が優れていることが要求される。このうち、
強度については、従来から、種々の方法により高強度化
した高張力鋼板が提案されている。例えば、フェライト
単相組織で、Si、Mn、Pなどの固溶強化元素を添加した
固溶強化型鋼板、あるいはNb、Tiといった炭窒化物形成
元素を添加した析出強化型鋼板、あるいはフェライト相
と、マルテンサイト、ベイナイトなどの第2相により強
化した複合組織型(DP(Dual Phase))鋼板、あるい
は結晶粒の微細化により強化した鋼板などが知られてい
る。しかし、固溶強化型鋼板では、添加合金元素が多量
となるため、コストアップを招くとともに、延性等の加
工性が低下し、得られる強度にも限界がある等の問題が
あった。また、DP鋼板は、強度−延性バランスは良い
が、穴拡げ性に劣ること、第2相組織の調整のため圧延
後の厳密な冷却制御が要求されることなどいくつかの問
題が残されていた。さらに、結晶粒微細化による高張力
鋼では、降伏強さが高くなるため降伏比が高く、プレス
成形性が低いという問題が残されていた。
高機能特性を両立できる高張力鋼板の開発に目標が移行
しつつある。また、さらに、自動車用鋼板においては、
衝突時に乗員を保護するために、高強度化に加えて耐衝
撃性にも優れていることが要求されている。このような
ことから、高張力鋼板では、強度と、それ以外の靱性、
加工性等の機械的性質を含め、総合的に向上させる必要
があり、高張力化に伴う延性、靱性、耐久比などの劣化
を抑える目的で高張力鋼における組織の微細化が重要な
課題となっている。
を極度に微細化して圧延し動的再結晶とさらに制御冷却
を利用し、組織を微細化する方法が、例えば、特開平9-
87798 号公報、特開平9-143570号公報、特開平10-8138
号公報に記載されている。特開平9-87798 号公報には、
Mn:1.0 〜2.5 wt%、Ti:0.05〜0.30wt%、あるいはT
i:0.05〜0.30wt%およびNb:0.30wt%以下を含有する
スラブを950 〜1100℃の温度に加熱し、1パス当たりの
圧下率が20%以上となる圧延を少なくとも2回以上行
い、仕上圧延温度がAr3変態点以上となる熱間圧延を行
った後、20℃/s 以上の冷却速度で冷却し、350 〜550
℃で巻き取り、平均結晶粒径10μm 未満のポリゴナルフ
ェライト75体積%以上と、残留オーステナイト5〜20体
積%の組織とする高張力熱延鋼板の製造方法が開示され
ている。
3 wt%、Nb:0.10wt%以下のうちの1種または2種を含
有する鋼を950 〜1100℃の温度に加熱し、1パス当たり
の圧下率が20%以上となる圧延を少なくとも2回以上行
い、仕上圧延温度がAr3変態点以上となるように熱間圧
延し、Ar3変態点〜750 ℃を20℃/s 以上の冷却速度で
冷却し、750 ℃未満〜600 ℃の温度範囲で5 〜20sec 間
滞留させたのち、再び20℃/s 以上の冷却速度で550 ℃
以下の温度まで冷却し、550 ℃以下の温度で巻き取り、
フェライト80体積%以上で平均フェライト粒径10μm 未
満の極微細組織を有する高張力熱延鋼板の製造方法が開
示されている。
以下、Ti:0.05〜0.30wt%、あるいはTiの全部または1
部に代え、その2倍量のNbを含有するスラブを950 〜11
00℃の温度に加熱し、1パス当たりの圧下率が20%以上
となる圧延を少なくとも2回以上行い、仕上圧延温度が
Ar3変態点以上となる熱間圧延した後、20℃/s 以上の
冷却速度で冷却し、350 〜550 ℃で巻き取り、フェライ
トと残留オーステナイトからなる超微細粒組織を有する
高張力熱延鋼板の製造方法が開示されている。
で、C:0.02〜0.2 %、Si:0.1〜1.5 %、Mn:0.5 〜
3.0 %、S:0.010 %以下を含み、P:0.03〜0.15%、
Cr:0.1 〜2.0 %、Mo:0.1 〜1.0 %から選ばれた1種
または2種以上を含有し、残部はFeおよび不可避的不純
物からなり、平均粒径10μm 以下のフェライト相が80〜
97%を占め、残部は平均直径がフェライト平均粒径の0.
2 〜1.5 倍であるマルテンサイトを主体とする第2相か
らなる成形性と耐衝突特性に優れる熱延高張力鋼板が開
示されている。
9-87798 号公報、特開平9-143570号公報、特開平10-813
8 号公報に記載された技術は結晶粒の微細化に主眼をお
いたものであるが、得られる粒径はせいぜい3.6 μm 程
度まであった。また、これらの技術を用いて製造された
鋼板では、強度および延性は向上するが、とくに自動車
用鋼板の加工性という観点からは、機械的特性の異方性
が大きく、強度−伸びバランスがまだ十分とは言えな
い。
た技術で製造された高張力鋼板は、従来に比べ、成形性
や耐衝撃特性は向上するが、現在要求されている自動車
用鋼板の加工性という観点からは、強度−穴拡げ加工性
バランス、強度−伸びバランスがまだ不十分であった。
本発明は、上記した従来技術の問題を有利に解決し、超
微細粒を有し、しかも降伏比が低く、強度−伸びバラン
ス、強度−穴拡げ加工性バランスに優れ、プレス成形性
に優れた高張力熱延鋼板を提供することを目的とする。
課題を達成するために、鋭意研究した結果、熱間圧延
時、オーステナイト域の動的再結晶温度域で繰り返し圧
下、しかも比較的軽圧下したのち急冷することにより、
主相であるフェライト粒を3.5 μm 以下の超微細粒とす
ることができるとともに、第2相も主相と同等以上に微
細化し、しかも島状に分散して形成させることができる
ことを知見した。さらに、超微細粒を有する熱延板にA
c1変態点以上(Ac1変態点+80℃)以下のα−γ2相域
の温度範囲に加熱したのち冷却する焼鈍を施すと、降伏
比が著しく低下し、さらに強度−伸びバランスが顕著に
向上した高張力鋼板を製造できることを見いだした。
説明する。 C:0.12%、Si:0.3 %、Mn:0.8 %、Ti:0.16%、
P:0.005 %を含有し、フェライト平均結晶粒径を1.5
μm あるいは4.5 μm としたフェライトを主相とする熱
延鋼板(Ac1変態点:740 ℃)に、650 ℃〜880 ℃の範
囲で加熱温度を変化して連続焼鈍を施した。均熱温度で
の保持時間は 40sec と一定した。均熱後の冷却速度は
30℃/s とし、300 ℃まで急冷した。連続焼鈍後、引張
試験を実施し、降伏強さYS、引張強さTS、伸びEl
を求め、降伏比YR、強度−伸びバランスTS×Elを
計算した。なお、熱延のままの鋼板についても引張試験
を実施した。それらの結果を図1および図2に示す。
粒径(初期粒径)が1.5 μm の超微細粒鋼板を、Ac1変
態点以上(Ac1変態点+80℃)以下のα−γ2相域に加
熱すると、TSが増加し、YSが低下して、YRおよび
TS×Elが顕著に向上することがわかる。初期粒径が
4.5 μm の場合には、このような顕著な向上は見られな
い。
が3.5 μm 以下の微細粒鋼板をAc1変態点以上に加熱
し、α→γ逆変態を生じさせることにより冷却後の組織
で第2相が平均結晶粒径3.5 μm 以下の、マルテンサイ
ト相を主とし、オーステナイトを含有する組織となる。
これにより多量の合金元素を添加することなく、低YS
で、極めて良好な強度−伸びバランスを有する鋼板とな
るという知見を得た。なお、このような組織を有する鋼
板は強度と穴拡げ加工性のバランスが良好であった。ま
た、Ac1変態点+80℃を超えて加熱すると、結晶粒が成
長し、強度が低下し、材質特性が劣化する。一方、初期
粒径が3.5 μm を超える鋼板では、短時間焼鈍では十分
な逆変態および第2相への合金元素の濃縮が生じにくい
ため、冷却後にマルテンサイト等が生じにくい。
に検討を加え、本発明を完成させたのである。すなわ
ち、本発明は、重量%で、C:0.01〜0.3 %、Si:1.0
%以下、Mn:3.0 %以下、P:0.5 %以下、Ti:0.03〜
0.3 %を含み、さらにAl:0.10%以下を含有し、残部が
実質的に鉄からなる組成を有し、かつフェライトを主相
とし、主相と第2相からなる組織を有し、前記フェライ
トの平均粒径が3.5 μm 以下、前記第2相の平均粒径が
3.5 μm 以下で、かつ前記第2相が第2相全体に対する
体積率で70%以上のマルテンサイトと体積率で2%以上
のオーステナイトを有し、73%以下の低降伏比を有する
ことを特徴とする加工性に優れた高張力熱延鋼板であ
り、また、本発明では、前記組成に加えて、さらに、重
量%で、Nb:0.3 %以下、V:0.3 %以下のうちの1種
または2種を含有する組成とするのが好ましく、また、
本発明では、前記各組成に加えて、さらに、重量%で、
Cu:1.0 %以下、Ni:1.0 %以下、Cr:1.0 %以下、M
o:1.0 %以下のうちの1種または2種以上を含有する
組成とするのが好ましく、また、本発明では、前記各組
成に加えて、さらに、重量%で、Ca、REM 、Bのうちの
1種または2種以上を合計で0.005%以下を含有する組
成とするのが好ましい。
3 %、Si:1.0 %以下、Mn:3.0 %以下、P:0.5 %以
下、Ti:0.03〜0.3 %を含有する圧延用鋼素材を、1100
℃以下に再加熱するか、あるいは1100℃以下となってか
ら熱間圧延を施すにあたり、前記熱間圧延を、動的再結
晶温度域で少なくとも5パス以上の圧下を行い、仕上圧
延温度をAr3変態点以上とする熱間圧延とし、熱間圧延
終了後、0.5sec以内に30℃/s以上の冷却速度で冷却し
て熱延鋼板としたのち、該熱延鋼板にAc1変態点以上
(Ac1変態点+80℃)以下の温度範囲に加熱し、ついで
好ましくは10〜100 ℃/s の範囲の冷却速度で冷却する
焼鈍を施すことを特徴とする加工性に優れた高張力熱延
鋼板の製造方法である。なお、本発明では、前記焼鈍
は、加熱後冷却途中で200 〜450 ℃の温度範囲で保持あ
るいは徐冷する過時効処理を含んでもよい。
化学成分の限定理由について説明する。 C:0.01〜0.3 % Cは、安価な強化成分であり、所望の鋼板強度に応じ必
要量を含有させる。C含有量が0.01%未満では、結晶粒
が粗大化し、本発明で目的とするフェライトの平均粒径
3.5 μm 未満を達成できなくなる。また、C含有量が0.
3 %を超えると、加工性が劣化するとともに溶接性も劣
化する。このため、Cは0.01〜0.3 %の範囲とする。よ
り好ましくは、0.05〜0.2 %の範囲である。
つつ強度上昇に有効に寄与する。また、フェライトの生
成を抑制し所望の第2相体積率を有する組織を得るうえ
で有効に作用するが、過剰な添加は、延性や表面性状を
劣化させる。このため、Siは1.0 %以下とする。なお、
好ましくは0.01〜0.7 %である。
化に寄与する。また、第2相のマルテンサイト化および
残留オーステナイト化を進展させる作用を通じ、強度−
伸びバランスを高める作用を有する。さらに、有害な固
溶SをMnS として無害化する作用も有する。しかし、多
量の添加は鋼を硬質化し、却って強度−伸びバランスを
劣化させる。このようなことから、Mnは3.0 %以下とす
る。なお、好ましくは0.05%以上、より好ましくは0.5
〜2.0 %である。
じ添加することができるが、過剰の添加は、粒界に偏析
し脆化の原因となる。このため、Pは0.5 %以下とす
る。なお、過度の低減はコスト高となることもあり、好
ましくは0.001 〜0.2 %、より好ましくは0.005 〜0.2
%である。
オーステナイト粒を微細化し、それ以降の熱間圧延過程
での動的再結晶を誘起させるために有効に作用する。こ
のような作用を発揮させるためには、少なくとも0.03%
以上の含有が必要であるが、0.3 %を超えて含有して
も、効果が飽和し含有量に見合う効果が期待できない。
このため、Tiは0.03〜0.3 %の範囲とする。なお、好ま
しくは、0.05〜0.20%である。
粒を微細化する作用を有しており、適量含有せしめても
よい。しかし、0.10%を超える含有は、酸化物系介在物
が増加し、清浄度を低下させる。このため、Alは0.10%
以下に限定する。なお、好ましくは0.005 〜0.07%であ
る。
1種または2種 Nb、Vは、いずれも炭窒化物を形成し、熱間圧延加熱段
階での初期オーステナイト粒を微細化する作用を有して
おり、必要に応じ、Tiと重畳して含有することにより、
さらに動的再結晶の発生に有効に作用する。しかし、0.
3 %を超えて多量に含有しても効果が飽和し含有量に見
合う効果が期待できない。このため、Nb、Vとも0.3 %
以下とするのが望ましい。
0 %以下、Mo:1.0 %以下のうちの1種または2種以上 Cu、Mo、Ni、Crは、いずれも強化成分として、必要に応
じ、含有することができるが、多量の含有はかえって強
度−延性バランスを劣化させる。このため、Cu、Mo、N
i、Crは、いずれも1.0 %以下とするのが望ましい。な
お、上記した作用効果を十分に発揮するためには、少な
くとも0.01%以上含有させるのが好ましい。
を合計で0.005 %以下 Ca、REM 、Bは、いずれも硫化物の形状制御や粒界強度
の上昇を通じ加工性を改善する効果を有しており、必要
に応じ含有させることができる。しかし、過剰な含有
は、清浄度や再結晶性に悪影響を及ぼす恐れがあるた
め、合計で0.005 %以下とするのが望ましい。
は、残部実質的にFeからなる。本発明の熱延鋼板は、平
均粒径が3.5 μm 以下のフェライトからなる主相と、平
均粒径が3.5 μm 以下の第2相とからなる組織を有す
る。主相は、体積率で80%以上とするのが好ましい。80
%未満では、延性が低下する。なお好ましくは97%以下
である。
力鋼に比べ少ない合金元素添加量で目標とする強度を確
保することができ、しかも強度以外の特性の劣化が少な
く、その後のめっき性も良好となる。しかし、フェライ
トの平均粒径が3.5 μm を超えると、結晶粒微細化によ
る強度増加分が少なく合金添加量が増加し、さらに延性
が劣化する。このため、フェライトの平均粒径を3.5 μ
m 以下に限定した。また、第2相の平均粒径が3.5 μm
を超えて大きくなると、靱性、延性の向上が少なくなる
ため、第2相の平均粒径を3.5 μm 以下に限定した。
ましい。第2相の体積率が3%未満では、強度−延性バ
ランスが劣り、20%を超えると延性が劣化する。第2相
は、第2相全体に対する体積率で70%以上のマルテンサ
イトと体積率で2%以上のオーステナイトを有する。第
2相中のマルテンサイトの体積率が70%未満では、低降
伏比が得られず、微細粒を有する鋼板の欠点である高降
伏比となり、また強度−伸びバランスが低い。また、第
2相中のオーステナイトの体積率が2%未満では、低い
強度−伸びバランスおよび強度−穴拡げ加工性バランス
しか得られない。オーステナイトの体積率が2%以上で
はじめて、TS×Elが22000MPa・%以上となる。
2相粒の平均粒径は、常法に従い、圧延方向断面におけ
る平均粒径とする。つぎに、本発明の熱延鋼板の製造方
法について説明する。
連続鋳造または造塊−分塊圧延により圧延素材とし、こ
の圧延素材に熱間圧延を施し熱延鋼板とする。熱間圧延
は、圧延素材を、一旦冷却したのち再加熱する再加熱圧
延としても、直送圧延やホットチャージローリングとし
てもよい。また、薄スラブ連続鋳造法のような、連続鋳
造されたスラブを直接熱間圧延してもよい。再加熱する
場合には、初期オーステナイト粒を微細化するために、
1100℃以下に加熱するのが望ましい。また、直送圧延す
る場合も、1100℃以下まで冷却したのち圧延を開始する
のが動的再結晶を促進するために好ましい。なお、仕上
げ圧延温度をオーステナイト域とするため、再加熱温
度、または直送圧延開始温度を900 ℃以上とするのが好
ましい。
際に、本発明では、動的再結晶温度域で少なくとも5パ
ス以上の繰り返し圧下を施すのが好ましい。動的再結晶
温度域で繰り返し圧下を施すことにより、オーステナイ
ト粒が微細化される。動的再結晶を起こさせる回数が多
くなるほどオーステナイト粒の微細化が進行するため、
少なくとも5パス以上で、しかも連続する5パス以上で
圧下するのが好ましい。5パス未満では、オーステナイ
ト粒の微細化の程度が小さく、平均フェライト粒径3.5
μm 以下の微細粒を達成しにくい。
的再結晶が生ずる範囲であれば特に限定されるものでは
ないが、1パス当たり4〜20%、好ましくは20%未満と
するのが望ましい。1パス当たりの圧下率が4%未満で
は、動的再結晶が生じない。一方、1パス当たりの圧下
率が20%を超えると、機械的性質の異方性、たとえばΔ
El、が大きくなる。なお、動的再結晶温度域での最終圧
延パスは、第2相の微細化を図るため、圧下率13〜30%
とするのが望ましい。
え、焼鈍前に第2相が凝集状に存在することは好ましく
なく、島状(本発明でいう島状とは、第2相の粒径以下
の間隔で他の第2相が存在する比率が20%以下である状
態をいう)に分布していることが好ましい。上記圧延条
件により、島状の第2相を得ることができる。本発明で
いう動的再結晶温度は、温度、歪が独立して制御できる
測定装置(例えば、富士電波工機製「加工フォーマスタ
ー」)により、圧延条件をシミュレーションすることに
より得られる歪−応力の関係から予め測定した値を用い
るものとする。動的再結晶温度は、鋼組成、加熱温度、
圧下率、圧下配分等で変化するが、850 〜1100℃の温度
範囲内で、通常250 〜100 ℃の幅で存在するといわれて
いる。なお、動的再結晶温度域の温度幅は、1パス当た
りの圧下率が高いほど、あるいはTi含有量が高いほど、
拡大する。
温度域のできるだけ低い温度域で圧延を施すのが、γ→
α変態の変態サイトが増加し有利である。そこで、オー
ステナイト粒の微細化を促進するうえでは、(動的再結
晶の下限温度)+80℃、好ましくは(動的再結晶の下限
温度)+60℃、から動的再結晶の下限温度までの温度範
囲で前記3パス以上の圧力を加えるのが平均結晶粒を3.
5μm 以下とするうえで好ましい。
するため、圧延スタンド間に加熱手段を設置し、被圧延
材またはロールを加熱してもよい。とくに、温度低下の
著しい位置に加熱手段を設置するのが有効である。加熱
手段としては、高周波加熱装置により鋼板を加熱しても
よく、また、電熱ヒータを用いロールを加熱してもよ
く、また直接通電加熱により加熱しても良い。
つつ圧下を行ってもよいことは、いうまでもない。本発
明では、動的再結晶温度域での圧延以外の圧延条件はと
くに限定されないが、圧延仕上げ温度はAr3変態点以上
とする。圧延仕上げ温度がAr3変態点未満では、鋼板の
延性、靱性が劣化するためである。
板においては、この時点でのオーステナイト粒はほぼ等
軸の結晶粒となっており、熱間圧延終了後直ちに冷却す
る直近急冷を行えば、γ→α変態の変態核が多く、フェ
ライト粒の粒成長が抑制され組織が微細化される。この
ため、圧延終了後0.5sec以内、好ましくは、0.3sec以内
に冷却を開始するのが好ましい。冷却開始が圧延終了後
0.5 sec を超えると、粒成長が著しくなる。
却速度が30℃/s 未満では、フェライト粒の粒成長が生
じ、微細化が達成できないうえ、第2相を微細にしかも
島状に分布させることが難しくなる。30℃/s 以上の冷
却速度で、好ましくは350 〜650 ℃の温度域まで冷却さ
れた熱延鋼板は、直ちにコイルに巻き取る。巻き取り温
度や、巻き取り後の冷却速度はとくに限定するものでは
ない。製造しようとする鋼板に応じて適宜定める。しか
し、巻き取り温度が高いと、第2相がパーライト主体の
組織となりフェライト粒の粒成長が起こりやすくなる。
一方、巻き取り温度が低すぎると、巻き取りが困難とな
る。このようなことから、巻き取り温度は350 〜650 ℃
の範囲内とするのが望ましい。
鈍方法は、とくに限定する必要はなくが、生産能率の点
から連続焼鈍とするのが好ましい。均熱温度は、Ac1変
態点以上(Ac1変態点+80℃)以下の温度範囲とする。
この温度域に加熱することにより、一部をγ相に変態さ
せる。なお、均熱時間は1〜300sec、好ましくは 20〜1
00secとするのが望ましい。
s の冷却速度で、200 〜600 ℃まで冷却される。均熱後
の冷却速度が10℃/s 未満ではCの拡散が生じ、第2相
をマルテンサイトを主体とし、オーステナイトを含む組
織とするのが難しくなる。一方、冷却速度が100 ℃/s
を超えて速くしても、第2相の組織分率の変化はなく、
また設備上この冷却速度以上とするには多大の困難を伴
うため、100 ℃/s を上限とするのが望ましい。均熱後
の急冷停止温度は、200 〜 600℃の温度域とするのが望
ましい。急冷停止温度が200 ℃未満では、形状不良が発
生し易くなる。なお、400 ℃未満ではCの拡散が遅く、
冷却速度の影響が小さいため、コスト上は400 ℃以上の
温度域で急冷を停止することが好ましい。一方、600 ℃
を超えると、Cの拡散が生じ第2相のマルテンサイト分
率が低くなる。
る。過時効処理条件は、200 〜450℃の温度範囲で20〜1
80 sec 保持もしくは徐冷とするのが好ましい。
によりスラブ(圧延素材)とした。これらスラブを表2
に示す種々の条件で加熱、熱間圧延、圧延後冷却を行っ
て熱延鋼板(板厚2〜4mm)とした。なお、製造条件N
o. 3、No. 5は、潤滑圧延を実施した。ついで、これ
ら熱延鋼板に表2に示す条件で加熱、冷却する連続焼鈍
を施した。なお、一部の鋼板については、冷却途中で、
過時効処理を施した。
張特性、穴拡げ加工性を調査し、表3に示す。組織は、
鋼板の圧延方向断面について、光学顕微鏡あるいは電子
顕微鏡を用いて、フェライトの体積率、粒径および第2
相の組織、体積率、粒径を測定した。また、引張特性
は、鋼板の圧延方向について、JIS 5号試験片により引
張特性(降伏点YS、引張強さTS、伸びEl)を測定
した。
0 )の打抜き穴を加工したのち、頂角60°の円錐ポンチ
で押し広げる加工を施し、割れが板厚を貫通した直後の
穴径Dを求め、λ= {(D−D0 )/D0 }×100 %か
ら求められるλ値で評価した。これらの結果を表3に示
す。
平均粒径が3.5 μm 以下で、かつ第2相の平均粒径が3.
5 μm 以下で、第2相中のマルテンサイト量が70体積%
以上、オーステナイト量が2体積%以上である組織を有
し、73%以下の低降伏比で、TS×El値が22000MPa・
%以上と高く、さらにλ値が90%以上と強度に対し高い
穴拡げ加工性を有し、加工性に優れた高張力熱延鋼板と
なっている。なお、過時効処理の有無は、加工性に大き
な影響を及ぼしていない。
再結晶の生起がなく、フェライト平均粒径が大きく、さ
らに第2相のマルテンサイト量が少ない、本発明の範囲
を外れる鋼板No. 7 は、伸び、TS×El値が低くなっ
ている。また、本発明の範囲を外れる鋼板No. 8 は、焼
鈍温度が低く、第2相のマルテンサイト量が少なく、伸
び、TS×El値が低くなっている。鋼板No.9は、焼鈍
温度が高く、フェライト平均粒径が大きくなり、さらに
第2相中のマルテンサイト量およびオーステナイト量が
少なくなって、伸び、TS×El値が低くなっている。
鋼板No.23 、No.24 は、Ti含有量が少なく、フェライト
平均粒径が大きくなり、伸び、TS×El値が低くなっ
ている。鋼板No.25 はC含有量が少なく、フェライト平
均粒径が大きくなり伸び等の値が低くなっている。
な機械的特性を具備し、かつ強度−伸びバランス、強度
−穴拡げ加工性バランスに優れ、プレス成形性に優れた
高張力熱延鋼板を安価に製造でき、産業上格段の効果を
奏する。
ラフである。
示すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】 重量%で、 C:0.01〜0.3 %、 Si:1.0 %以下、 Mn:3.0 %以下、 P:0.5 %以下、 Ti:0.03〜0.3 %、 Al:0.10%以下 を含み、残部が実質的にFeからなる組成を有し、かつフ
ェライトを主相とし、主相と第2相とからなる組織を有
し、前記フェライトの平均粒径が3.5 μm 以下、前記第
2相の平均粒径が3.5 μm 以下で、かつ前記第2相が第
2相全体に対する体積率で70%以上のマルテンサイトと
体積率2%以上のオーステナイトを有し、73%以下の低
降伏比を有することを特徴とする加工性に優れた高張力
熱延鋼板。 - 【請求項2】 前記組成に加えて、さらに、重量%で、
Nb:0.3 %以下、V:0.3 %以下のうちの1種または2
種を含有する組成とすることを特徴とする請求項1に記
載の加工性に優れた高張力熱延鋼板。 - 【請求項3】 前記組成に加えて、さらに、重量%で、
Cu:1.0 %以下、Ni:1.0 %以下、Cr:1.0 %以下、M
o:1.0 %以下のうちの1種または2種以上を含有する
組成とすることを特徴とする請求項1または2に記載の
加工性に優れた高張力熱延鋼板。 - 【請求項4】 前記組成に加えて、さらに、重量%で、
Ca、REM 、Bのうちの1種または2種以上を合計で0.00
5 %以下を含有する組成とすることを特徴とする請求項
1ないし3のいずれかに記載の加工性に優れた高張力熱
延鋼板。 - 【請求項5】 重量%で、 C:0.01〜0.3 %、 Si:1.0 %以下、 Mn:3.0 %以下、 P:0.5 %以下、 Ti:0.03〜0.3 % を含有する圧延用鋼素材を、1100℃以下に再加熱する
か、あるいは1100℃以下となってから熱間圧延を施すに
あたり、前記熱間圧延を、動的再結晶温度域で少なくと
も5パス以上の圧下を行い、仕上圧延温度をAr3変態点
以上とする熱間圧延とし、熱間圧延終了後、0.5sec以内
に30℃/s以上の冷却速度で冷却して熱延鋼板としたの
ち、該熱延鋼板にAc1変態点以上(Ac1変態点+80℃)
以下の温度範囲に加熱し、ついで冷却する焼鈍を施すこ
とを特徴とする加工性に優れた高張力熱延鋼板の製造方
法。 - 【請求項6】 前記焼鈍における加熱後の冷却が、10〜
100 ℃/s の範囲の冷却速度で冷却することを特徴とす
る請求項5に記載の加工性に優れた高張力熱延鋼板の製
造方法。
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