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JP3423825B2 - エアインテークダクト - Google Patents

エアインテークダクト

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Publication number
JP3423825B2
JP3423825B2 JP26413395A JP26413395A JP3423825B2 JP 3423825 B2 JP3423825 B2 JP 3423825B2 JP 26413395 A JP26413395 A JP 26413395A JP 26413395 A JP26413395 A JP 26413395A JP 3423825 B2 JP3423825 B2 JP 3423825B2
Authority
JP
Japan
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duct
intake
air
partition
air intake
Prior art date
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JP26413395A
Other languages
English (en)
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JPH09112367A (ja
Inventor
英樹 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Priority to JP26413395A priority Critical patent/JP3423825B2/ja
Publication of JPH09112367A publication Critical patent/JPH09112367A/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エアインテークダ
クトに関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般にトラック等の大型車は、乗用自動
車と比べて未舗装の悪路を走行する機会が多い為、エン
ジンの吸気は、塵埃が多く含まれている地面付近の空気
ではなく、地面から十分高い部分の清浄な空気を取り入
れることが望ましい。 【0003】この為、大型車においては、図5に示すよ
うに、エアクリーナ1に直立するよう接続したエアクリ
ーナ入口ダクト2に対し、キャブ3のリヤパネル4に固
定されたエアインテークダクト5を可撓性のブーツ6を
介して接続し、前記エアインテークダクト5の上端開口
部7から空気を吸い込むようにしており、更に前記エア
インテークダクト5の頂部には、雨水や落葉等が直接入
り込まないようフード8を装着してある。 【0004】前記エアインテークダクト5は、ブロー成
形等により比較的大きな断面積で且つ薄い肉厚で形成さ
れるのが一般的である為、エンジンの吸入行程で生じる
空気の脈動により吸気振動が発生し易く、この吸気振動
がキャブ3に伝達されて室内騒音(こもり音)を生じる
要因となっていた。 【0005】そこで、従来では、図6に示す如く、エア
クリーナ1の出口部に特定周波数に対応させたレゾネー
タ9(ヘルムホルツの共鳴原理を応用した空洞共鳴器)
を複数種配設したり、或いは、図7〜図10に示す如
く、エアインテークダクト5の上側部分に隔壁10を形
成することにより剛性を高め且つ該隔壁10で分割され
た一方のダクト通路(図7における左側通路)の上端を
閉塞してサイドブランチ11(閉管構造の共鳴器)を形
成するようにしていた。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た前者の如く、エアクリーナ1の出口部に複数のレゾネ
ータ9を配設した場合には、特定周波数に共鳴するよう
レゾネータ9を製作するのに費用がかかり、しかも、レ
ゾネータ9が複数必要となる為に製作費が嵩んでコスト
の高騰を招くという不具合があった。 【0007】また、後者の如く、エアインテークダクト
5の上側部分にサイドブランチ11を形成する場合、該
サイドブランチ11の長さ寸法が、室内騒音の周波数に
適合するよう上端を起点として設定される関係上、エア
インテークダクト5の上側部分のみで隔壁10が跡切れ
てしまうことになり、前記エアインテークダクト5の下
部については吸気振動が依然として生じ易い構造となっ
たままなので、ここで新たに生じた振動に起因する室内
騒音については消音効果が期待できないという不具合が
あった。また、サイドブランチの上部隔壁の上面10a
で渦の気流が発生し吸気効率が悪いという不具合があっ
た。 【0008】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、従来より安価なコストで且つ確実に吸気振動を低減
し、また吸気効率を良好にし得るエアインテークダクト
を提供することを目的としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、エアクリーナ
に下端でブーツを介して接続され上方に直立するようキ
ャブに固定されたダクト本体の下側部分に、該ダクト本
体の下端近傍を起点として上方に所要長さ延びる第一の
隔壁を形成し且つ該隔壁により分割された一方のダクト
通路の上端を閉塞してサイドブランチを構成し、前記ダ
クト本体の上側部分には、前記第一の隔壁の上端に対し
離間させた位置を起点として前記ダクト本体の上端開口
部近傍まで延びる第二の隔壁を、前記第一の隔壁により
分割された他方のダクト通路に吸気を整流して導く整流
板として傾斜配置したことを特徴とするエアインテーク
ダクト、に係るものである。 【0010】このような構成とすれば、サイドブランチ
の長さ寸法を、室内騒音の周波数に適合するようダクト
本体の下端近傍を起点として上向きに設定することが可
能となるので、ダクト本体の下側部分にサイドブランチ
を配置して吸気振動を低減させることが可能となり、且
つダクト本体の下側部分における剛性を第一の隔壁によ
り向上して吸気振動の発生自体を抑制することが可能と
なる。 【0011】更に、ダクト本体の上側部分に傾斜配置し
た第二の隔壁によって、ダクト本体の上側部分における
剛性を向上し、且つ第一の隔壁により分割された他方の
ダクト通路に対し吸気を整流して導くことが可能とな
り、吸気効率を良好にすることが可能となる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。 【0013】図1〜図4は本発明を実施する形態の一例
を示すもので、図中12は前述した図5におけるエアイ
ンテークダクトと同様にエアクリーナに下端でブーツを
介して接続され上方に直立するようキャブに固定された
エアインテークダクト、13は該エアインテークダクト
12の外殻を成すダクト本体を示し、該ダクト本体13
の下側部分13aは、その下端近傍14aを起点として
上方に延びる第一の隔壁14により分割され、該第一の
隔壁14により分割された一方のダクト通路の上端は、
前記第一の隔壁14の上端14bを横方向に屈曲して形
成することにより閉塞されており、これによって、前記
一方のダクト通路(図1における左側通路)は、その下
端のみを開口した閉管構造の共鳴器であるサイドブラン
チ15として形成されている。 【0014】また、前記ダクト本体13の下側部分13
aにおける第一の隔壁14により分割された他方のダク
ト通路(図1における右側通路)は、エンジンへと取り
込まれる吸気を流す為の吸気通路16として利用される
ようになっている。 【0015】更に、ダクト本体13の上側部分にも第二
の隔壁14’が形成されおり、この第二の隔壁14’
は、前記した下側の第一の隔壁14の上端14bに対し
所要の間隔14cをとって若干離間させて配置した下端
14dを起点としてダクト本体13の上端開口部17近
傍まで延び、且つダクト本体13頂部のフード18によ
り略180゜折り返されて前記上端開口部17に導入さ
れる吸気19を整流して円滑に吸気通路16a,16へ
と導く整流板として僅かに傾斜した状態で形成されてい
る。 【0016】即ち、前記した上側の第二の隔壁14’
は、ダクト本体13の上側部分を下側部分と略同様に分
割するようになっており、分割された一方のダクト通路
14e(図1における左側通路)が前記サイドブランチ
15の直上に位置して開口14fを介し上端開口部17
に開通し且つ他方のダクト通路16a(図1における右
側通路)が前記上端開口部17から前記吸気通路16の
直上へと連続するようになっている。 【0017】尚、上側の第二の隔壁14’の下端14d
を、下側の第一の隔壁14の上端14bに対し若干離間
させている理由は、前記サイドブランチ15の上面に堆
積した塵埃を除去できるようにした為と吸気音防止であ
るが、このようにサイドブランチ15の直上に位置する
一方のダクト通路14eの下部を他方のダクト通路16
aに僅かに連通させても、ダクト本体13頂部のフード
18により略180゜折り返される吸気は、折り返し時
にフード18の内周面に沿う流れとなるので、前記サイ
ドブランチ15の直上に位置する一方のダクト通路14
eには、殆ど吸気の流れが形成されることがなく、前記
上側の第二の隔壁14’により整流されて吸気通路16
に導かれる吸気の流れが乱されるような事態は生じな
い。 【0018】而して、このような構成とすれば、サイド
ブランチ15の長さ寸法Lを、室内騒音の周波数に適合
するようダクト本体13の下端近傍14aを起点として
上向きに設定することが可能となるので、ダクト本体1
3の下側部分13aにサイドブランチ15を配置して吸
気振動を低減させることができ、且つダクト本体13の
下側部分13aにおける剛性を第一の隔壁14により向
上して吸気振動の発生自体を抑制することができる。 【0019】更に、ダクト本体13の上側部分に傾斜配
置した第二の隔壁14’によって、ダクト本体13の上
側部分における剛性を向上し、且つ第一の隔壁14によ
り分割された吸気通路16に対し吸気19を整流して導
くことが可能となり、吸気効率を良好にすることが可能
となる。 【0020】従って、従来の如くエアクリーナの出口部
のみで複数のレゾネータにより吸気振動を低減するよう
にしなくても、ブロー成形等により安価に一体成形でき
る本形態例の如き構造のエアインテークダクト12によ
り吸気振動を効果的に低減することができるので、レゾ
ネータを不要とするか、若しくは削減することができ、
大幅なコストの削減を図ることができる。 【0021】更に、エアインテークダクト12の下側部
分で吸気振動を効果的に低減することができるので、従
来の如くエアインテークダクト12の上側部分にサイド
ブランチ15を形成した場合のように、エアインテーク
ダクト12の下部で吸気振動が新たに生じてしまうとい
った不具合を解消することができ、確実に吸気振動を低
減して室内騒音を低減できる。 【0022】また、ダクト本体13の上側部分にも第二
の隔壁14’を形成し、ダクト本体13頂部のフード1
8により折り返されて上端開口部17に導入される吸気
19を整流して円滑に吸気通路16へと導くようにした
ことによって、エアインテークダクト12の下側部分に
サイドブランチ15を形成しても吸気19の流れを乱す
ことがなくなり、しかも、ダクト本体13の上側部分の
剛性も向上することができるので、吸気振動を一層効果
的に低減することができ、また吸気効率を良好にするこ
とができる。 【0023】尚、本発明のエアインテークダクトは、上
述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。 【0024】 【発明の効果】上記した本発明のエアインテークダクト
によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。 【0025】(I)サイドブランチの長さ寸法を、室内
騒音の周波数に適合するようダクト本体の下端近傍を起
点として上向きに設定することが可能となるので、ダク
ト本体の下側部分にサイドブランチを配置して吸気振動
を低減させることができ、且つダクト本体の下側部分に
おける剛性を第一の隔壁により向上して吸気振動の発生
自体を抑制することができる。 【0026】(II)従来の如くエアクリーナの出口部
のみで複数のレゾネータにより吸気振動を低減するよう
にしなくても、ブロー成形等により安価に一体成形でき
るエアインテークダクトにより吸気振動を効果的に低減
することができるので、レゾネータを不要とするか、若
しくは削減することができ、大幅なコストの削減を図る
ことができる。 【0027】(III)エアインテークダクトの下側部
分で吸気振動を効果的に低減することができるので、従
来の如くエアインテークダクトの上側部分にサイドブラ
ンチを形成した場合のように、エアインテークダクトの
下部で吸気振動が新たに生じてしまう不具合を解消する
ことができ、確実に吸気振動を低減して室内騒音を低減
することができる。 【0028】(IV)ダクト本体の上側部分にも第二の
隔壁を形成し、吸気を整流して円滑に吸気通路へと導く
ようにしたことによって、エアインテークダクトの下側
部分にサイドブランチを形成しても吸気の流れを乱すこ
とがなくなり、しかも、ダクト本体の上側部分の剛性も
向上することができるので、吸気振動を一層効果的に低
減することができ、また吸気効率を良好にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を実施する形態の一例を示す側断面図で
ある。 【図2】図1のII−II方向の矢視図である。 【図3】図1のIII−III方向の矢視図である。 【図4】図1のIV−IV方向の矢視図である。 【図5】一般的なエアインテークダクトの配置状態を示
す斜視図である。 【図6】従来例を示す平断面図である。 【図7】別の従来例を示す側断面図である。 【図8】図7のVIII−VIII方向の矢視図であ
る。 【図9】図7のIX−IX方向の矢視図である。 【図10】図7のX−X方向の矢視図である。 【符号の説明】 1 エアクリーナ 3 キャブ 9 レゾネータ 12 エアインテークダクト 13 ダクト本体 14 第一の隔壁 14’ 第二の隔壁 15 サイドブランチ 17 上端開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 35/10 F02M 35/12 F02M 35/16 B60K 13/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 エアクリーナに下端でブーツを介して接
    続され上方に直立するようキャブに固定されたダクト本
    体の下側部分に、該ダクト本体の下端近傍を起点として
    上方に所要長さ延びる第一の隔壁を形成し且つ該隔壁に
    より分割された一方のダクト通路の上端を閉塞してサイ
    ドブランチを構成し、前記ダクト本体の上側部分には、
    前記第一の隔壁の上端に対し離間させた位置を起点とし
    て前記ダクト本体の上端開口部近傍まで延びる第二の隔
    壁を、前記第一の隔壁により分割された他方のダクト通
    路に吸気を整流して導く整流板として傾斜配置したこと
    を特徴とするエアインテークダクト。
JP26413395A 1995-10-12 1995-10-12 エアインテークダクト Expired - Fee Related JP3423825B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5038996B2 (ja) * 2008-09-01 2012-10-03 日野自動車株式会社 吸気ダクト
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