JP3418741B2 - 超小型弁 - Google Patents
超小型弁Info
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- JP3418741B2 JP3418741B2 JP50010695A JP50010695A JP3418741B2 JP 3418741 B2 JP3418741 B2 JP 3418741B2 JP 50010695 A JP50010695 A JP 50010695A JP 50010695 A JP50010695 A JP 50010695A JP 3418741 B2 JP3418741 B2 JP 3418741B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microvalve
- valve
- thin film
- silicon
- pressure
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15C—FLUID-CIRCUIT ELEMENTS PREDOMINANTLY USED FOR COMPUTING OR CONTROL PURPOSES
- F15C3/00—Circuit elements having moving parts
- F15C3/04—Circuit elements having moving parts using diaphragms
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
- Micromachines (AREA)
- Forging (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、例えば空気圧縮機におけるパイロット弁と
して使用可能な超小型弁に関するものである。
して使用可能な超小型弁に関するものである。
空気制御装置は、耐久性及び安全性が高くかつ動力が
大きいという点で多くの技術分野において広く利用され
ている。電気信号を介して作動する電気機械変成器(作
動要素)は、直接又は多くの加圧段階を経て本来の弁段
階(制御要素)に作用し、この弁段階はそれ自体好まし
いやり方で一定の作業量(圧力、吐き出し)を操作す
る。
大きいという点で多くの技術分野において広く利用され
ている。電気信号を介して作動する電気機械変成器(作
動要素)は、直接又は多くの加圧段階を経て本来の弁段
階(制御要素)に作用し、この弁段階はそれ自体好まし
いやり方で一定の作業量(圧力、吐き出し)を操作す
る。
従来の技術
空気圧縮機においては、制御要素として、主段階用に
は円筒状線形すべり弁、直接作動弁すなわちパイロット
弁用には円筒状シート弁が主に使用されている。作動要
素として、作業能力が高く構造が単純であることにより
作動性が優れているため、つり上げ磁石が普及してい
る。プラスチック成形部材から成る代表的なつり上げ磁
石弁の寸法は約25x25x40mm3であり、8barまでの圧力で
作動し、作動状態において約2.5Wを要する。
は円筒状線形すべり弁、直接作動弁すなわちパイロット
弁用には円筒状シート弁が主に使用されている。作動要
素として、作業能力が高く構造が単純であることにより
作動性が優れているため、つり上げ磁石が普及してい
る。プラスチック成形部材から成る代表的なつり上げ磁
石弁の寸法は約25x25x40mm3であり、8barまでの圧力で
作動し、作動状態において約2.5Wを要する。
コストを削減し、原料消費を抑え、順応性を高めると
共に開閉特性を改善させるために、空気圧分野において
も一定の利用を目的に小型化の傾向がみられる。この場
合、空気圧超小型弁の所要空間は、基本的につり上げ磁
石の寸法によって決まるが、小型化すればコイルの性能
低下が避けられず、大幅なコスト高とならざるを得な
い。精密機械技術により製造される小型つり上げ磁石弁
(10x10x15mm3)は、代表的なつり上げ磁石弁に比べて
少なくとも5倍のコストがかかる。
共に開閉特性を改善させるために、空気圧分野において
も一定の利用を目的に小型化の傾向がみられる。この場
合、空気圧超小型弁の所要空間は、基本的につり上げ磁
石の寸法によって決まるが、小型化すればコイルの性能
低下が避けられず、大幅なコスト高とならざるを得な
い。精密機械技術により製造される小型つり上げ磁石弁
(10x10x15mm3)は、代表的なつり上げ磁石弁に比べて
少なくとも5倍のコストがかかる。
超小型構造技術により製造される液体の吐き出し制御
のためのシリコン弁として、EP208386が知られている。
このシリコン弁は、出口を有する第1の平面部材及び平
面を有する第2の部材から成り、この平面は出口の開閉
時に出口に対して可動となっている。閉鎖体の運動時に
は、この閉鎖体に対して、例えばピストンを介して外力
が加わる。このような弁の機能のために不可欠な構造は
全体として非常に費用がかかる。
のためのシリコン弁として、EP208386が知られている。
このシリコン弁は、出口を有する第1の平面部材及び平
面を有する第2の部材から成り、この平面は出口の開閉
時に出口に対して可動となっている。閉鎖体の運動時に
は、この閉鎖体に対して、例えばピストンを介して外力
が加わる。このような弁の機能のために不可欠な構造は
全体として非常に費用がかかる。
超小型弁において閉鎖体としての薄膜の運動用に使用
される別の作動手段として、例えばDE3919876が知られ
ている。この場合、特に圧電的又は熱電的に作動する薄
膜のコーティングは、静電作動又は熱流体作動と呼ばれ
る。
される別の作動手段として、例えばDE3919876が知られ
ている。この場合、特に圧電的又は熱電的に作動する薄
膜のコーティングは、静電作動又は熱流体作動と呼ばれ
る。
しかしながら、加圧に対する最初の開弁時にはその後
の開放経過におけるよりも大きな力が必要であり、上述
した作動手段によってこの条件は満たすことはできな
い。
の開放経過におけるよりも大きな力が必要であり、上述
した作動手段によってこの条件は満たすことはできな
い。
さらに、圧電的又は熱電的超小型弁では空気圧縮機に
おいて要求される性能データを得ることができない。こ
うした空気圧縮機において発生する高圧(1〜7bar)を
得るには、極めて高い制御用電圧が必要となる。このよ
うな弁で達成可能な行程は小さいため、必要な吐き出し
(1〜30l/min)を得るには弁の開口部は大きくしなけ
ればならない。そこで、作動媒体(油で汚れた湿った圧
縮空気)による汚染(油、水)の問題が生じる。さら
に、氷結を来すこともある。熱弁の場合は、閉鎖薄膜が
非常に高温であるため、氷結は重要な問題ではない。高
い行程も達成可能である。
おいて要求される性能データを得ることができない。こ
うした空気圧縮機において発生する高圧(1〜7bar)を
得るには、極めて高い制御用電圧が必要となる。このよ
うな弁で達成可能な行程は小さいため、必要な吐き出し
(1〜30l/min)を得るには弁の開口部は大きくしなけ
ればならない。そこで、作動媒体(油で汚れた湿った圧
縮空気)による汚染(油、水)の問題が生じる。さら
に、氷結を来すこともある。熱弁の場合は、閉鎖薄膜が
非常に高温であるため、氷結は重要な問題ではない。高
い行程も達成可能である。
熱流体作動では、冷却過程が非常に緩徐であり、妨害
となる補助手段を追加しなければならない(動力に劣
る)という欠点がある。
となる補助手段を追加しなければならない(動力に劣
る)という欠点がある。
超小型構造材料による超小型弁として、EP 0512 52
1が知られている。この超小型弁は、可動閉鎖体として
薄膜構造を有する第1の加圧側部材、この第1の部材と
結合され、少なくとも1つの出口を備えた第2の部材、
及び少なくとも1つの弁座から成り、両方の部材の少な
くとも1つは、深さが規定された1個以上の孔を有す
る。薄膜材料として別の熱線膨張係数を有する材料を備
えた側の前記薄膜構造は、加熱時の加圧に対して薄膜構
造のたわみが生じるように少なくとも部分的にコーティ
ングされている。加熱を目的として、薄膜構造は1個以
上の加熱要素を備えている。この超小型弁の作用原理
は、薄膜材料及びコーティングの種々の熱線膨張係数に
よって生じる熱力学的作用に基づく。
1が知られている。この超小型弁は、可動閉鎖体として
薄膜構造を有する第1の加圧側部材、この第1の部材と
結合され、少なくとも1つの出口を備えた第2の部材、
及び少なくとも1つの弁座から成り、両方の部材の少な
くとも1つは、深さが規定された1個以上の孔を有す
る。薄膜材料として別の熱線膨張係数を有する材料を備
えた側の前記薄膜構造は、加熱時の加圧に対して薄膜構
造のたわみが生じるように少なくとも部分的にコーティ
ングされている。加熱を目的として、薄膜構造は1個以
上の加熱要素を備えている。この超小型弁の作用原理
は、薄膜材料及びコーティングの種々の熱線膨張係数に
よって生じる熱力学的作用に基づく。
しかし、この作用の仕方には、開弁時の空気圧的制御
に要する高い初期動力は十分に得ることができないとい
う欠点がある。
に要する高い初期動力は十分に得ることができないとい
う欠点がある。
発明の開示
本発明の目的は、産業上の空気圧制御に適し、半導体
技術の手段により低コストで製造できると共に改善され
た開閉特性を有する、上述したような超小型弁を提供す
ることにある。
技術の手段により低コストで製造できると共に改善され
た開閉特性を有する、上述したような超小型弁を提供す
ることにある。
本発明によれば、この目的は、請求の範囲第1項記載
の超小型弁によって達成される。この超小型弁は2つの
部材から成る。
の超小型弁によって達成される。この超小型弁は2つの
部材から成る。
第1の部材は、高圧pinの側面(加圧側)に位置し、
熱線膨張係数を有する材料で一方の側面がコーティング
されている薄膜構造を有しており、この線膨張係数は薄
膜材料の同係数と異なる。薄膜材料とコーティング材料
との線膨張係数の違い並びに薄膜上のコーティングの空
間的配置は薄膜構造のたわみ方向を示す。薄膜構造は完
全に、あるいはまた一定の箇所のみをコーティングする
ことができる。しかし、加熱した場合に加えられる圧力
pinに対して薄膜構造がたわむようにコーティングしな
ければならない。さらに、薄膜構造は1個以上の加熱要
素を具備している。
熱線膨張係数を有する材料で一方の側面がコーティング
されている薄膜構造を有しており、この線膨張係数は薄
膜材料の同係数と異なる。薄膜材料とコーティング材料
との線膨張係数の違い並びに薄膜上のコーティングの空
間的配置は薄膜構造のたわみ方向を示す。薄膜構造は完
全に、あるいはまた一定の箇所のみをコーティングする
ことができる。しかし、加熱した場合に加えられる圧力
pinに対して薄膜構造がたわむようにコーティングしな
ければならない。さらに、薄膜構造は1個以上の加熱要
素を具備している。
第2の部材は、低圧poutに対向した側面上の第1の
部材と連結しており、1個以上の出口及びそれに付属す
る弁座を有する。
部材と連結しており、1個以上の出口及びそれに付属す
る弁座を有する。
さらに、第1の部材の閉鎖体もしくは第2の部材の基
礎領域又は両方の部材のいずれかは深さが規定された1
個以上の孔を有する。この場合、すべての孔は、弁が閉
鎖されるとそれぞれ他方の部材の領域によって完全に覆
われるように配置され、加熱要素が位置している中に閉
鎖空洞が生じるようになっている。この閉鎖空洞は、孔
の縁に製造を要する数1mの隙間が生成するとも解釈でき
る。
礎領域又は両方の部材のいずれかは深さが規定された1
個以上の孔を有する。この場合、すべての孔は、弁が閉
鎖されるとそれぞれ他方の部材の領域によって完全に覆
われるように配置され、加熱要素が位置している中に閉
鎖空洞が生じるようになっている。この閉鎖空洞は、孔
の縁に製造を要する数1mの隙間が生成するとも解釈でき
る。
これで加熱要素は特に孔にある気体量又は液体量を加
熱する。基本的に孔の配置は、弁が閉鎖されている場
合、加熱要素によって迅速に加熱できる全液体量または
全気体量が生成されるようになっている。孔の深さは最
大40μmであることが好ましい(請求の範囲第2項)。
熱する。基本的に孔の配置は、弁が閉鎖されている場
合、加熱要素によって迅速に加熱できる全液体量または
全気体量が生成されるようになっている。孔の深さは最
大40μmであることが好ましい(請求の範囲第2項)。
本発明による超小型弁は、熱力学的作用原理と熱空気
圧的作用原理との組み合わせに基づいて作動する。通電
していない状態では弁は閉鎖している。薄膜が加熱要素
によって加熱されると、薄膜の熱膨張により、高圧pin
に対して薄膜を偏向させる力が生じる(熱力学的作
用)。このときコーティングは、対応するコーティング
密度でこの力を支持する機能を発揮する(バイメタル作
用)か、あるいはまた薄膜の偏向方向を規定する機能
(請求の範囲第6項参照)を発揮する。同時に、薄膜下
部の孔における液体量又は気体量(例えば空気)が加熱
される。この液体量又は気体量は狭い隙間を介してのみ
流出するので、孔の中に超過圧力が生じる。また、薄膜
に対する短時間の熱空気圧的力作用が生じる。これによ
り、弁が例えば純粋に熱力学的な力の発生を可能にすれ
ば、大きな圧力に対して弁の開放が可能となる。さら
に、純粋に熱力学的な駆動に比べ顕著に弁の開放速度が
上昇する。良好な熱利用により効率も増大する。薄膜の
上り行程により熱空気圧的作用が解除される。すなわ
ち、開放状態では熱力学的作用のみが有効となる。これ
に応じて、完全な圧力差異(pin>>pout)は最初の
開放に際してのみ弁に加わる。例えば、制御量が圧縮空
気で補充され、これにより大きな弁段階が作動する。す
なわち、開閉過程が圧力調整後に終了することを意味す
る(pin=pout)。その後、なお薄膜の弾性力及び最
終的に圧力降下が漏流に基づいて補償されなければなら
ない。この状態ではエネルギー供給は従来のつり上げ磁
石弁に比べ基本的に低下する。熱効率と共に熱力学的力
をそのつどの条件に合わせるために、多数の加熱要素を
備えることができる。
圧的作用原理との組み合わせに基づいて作動する。通電
していない状態では弁は閉鎖している。薄膜が加熱要素
によって加熱されると、薄膜の熱膨張により、高圧pin
に対して薄膜を偏向させる力が生じる(熱力学的作
用)。このときコーティングは、対応するコーティング
密度でこの力を支持する機能を発揮する(バイメタル作
用)か、あるいはまた薄膜の偏向方向を規定する機能
(請求の範囲第6項参照)を発揮する。同時に、薄膜下
部の孔における液体量又は気体量(例えば空気)が加熱
される。この液体量又は気体量は狭い隙間を介してのみ
流出するので、孔の中に超過圧力が生じる。また、薄膜
に対する短時間の熱空気圧的力作用が生じる。これによ
り、弁が例えば純粋に熱力学的な力の発生を可能にすれ
ば、大きな圧力に対して弁の開放が可能となる。さら
に、純粋に熱力学的な駆動に比べ顕著に弁の開放速度が
上昇する。良好な熱利用により効率も増大する。薄膜の
上り行程により熱空気圧的作用が解除される。すなわ
ち、開放状態では熱力学的作用のみが有効となる。これ
に応じて、完全な圧力差異(pin>>pout)は最初の
開放に際してのみ弁に加わる。例えば、制御量が圧縮空
気で補充され、これにより大きな弁段階が作動する。す
なわち、開閉過程が圧力調整後に終了することを意味す
る(pin=pout)。その後、なお薄膜の弾性力及び最
終的に圧力降下が漏流に基づいて補償されなければなら
ない。この状態ではエネルギー供給は従来のつり上げ磁
石弁に比べ基本的に低下する。熱効率と共に熱力学的力
をそのつどの条件に合わせるために、多数の加熱要素を
備えることができる。
上述のミクロ機械的弁の閉鎖は加熱要素をカットオフ
することによって行われる。基本的に、この過程は、上
部(pin側)にかかる圧力は薄膜を単純に下部(pout
側)に押し下げるので、例えば第2の超小型弁を介して
制御量の「排気」(再度pin>>pout)により加速さ
れる。
することによって行われる。基本的に、この過程は、上
部(pin側)にかかる圧力は薄膜を単純に下部(pout
側)に押し下げるので、例えば第2の超小型弁を介して
制御量の「排気」(再度pin>>pout)により加速さ
れる。
ミクロ機械的弁はICを製造するのと類似した方法で製
造できるので、小型つり上げ磁石弁に比べて明らかに安
価である。また、超小型弁の大きさは、ハウジング付き
でも従来の小型弁の体積の10分の1未満となる。
造できるので、小型つり上げ磁石弁に比べて明らかに安
価である。また、超小型弁の大きさは、ハウジング付き
でも従来の小型弁の体積の10分の1未満となる。
マイクロ設計可能な好ましい材料として請求項3記載
のシリコンは、その物理的特性に基づき超小型弁の製造
に非常に好適である。例えば超小型弁の両方の部材は、
シリコン・ボンディング又は接着により結合した2個の
チップであることが可能である(請求の範囲第4項)。
のシリコンは、その物理的特性に基づき超小型弁の製造
に非常に好適である。例えば超小型弁の両方の部材は、
シリコン・ボンディング又は接着により結合した2個の
チップであることが可能である(請求の範囲第4項)。
さらに、シリコン技術において製造可能な要素は低コ
ストで大量生産が可能である。
ストで大量生産が可能である。
請求の範囲第5項による特別な構造においては、薄膜
構造のコーティング材料は金属である。金属は、例えば
シリコンのようなマイクロ設計可能な材料に比べて熱線
膨張係数が相対的に大きい。金属コーティングは、例え
ば実施例に示されているように配置し、加圧pinに対し
て薄膜を偏向させることができる。コーティングの配置
は、スパッタリング、蒸着、亜鉛メッキなどによる製造
で達成される。
構造のコーティング材料は金属である。金属は、例えば
シリコンのようなマイクロ設計可能な材料に比べて熱線
膨張係数が相対的に大きい。金属コーティングは、例え
ば実施例に示されているように配置し、加圧pinに対し
て薄膜を偏向させることができる。コーティングの配置
は、スパッタリング、蒸着、亜鉛メッキなどによる製造
で達成される。
請求項の範囲第6項記載の二酸化シリコン(SiO2)又
は窒化シリコン(Si3N4)によるコーティングは、シリ
コン薄膜の低圧に対向した側面(pout側)に配置さ
れ、特に有利である。薄膜が12μmまでの厚さでは、コ
ーティングの厚さは500nmまでとなる。加熱要素で薄膜
を加熱すると薄膜は膨張する。最初は電圧が低い状態な
ので、シリコン自体の線膨張に基づきシリコン構造の曲
げが生じる。低圧pout側のSiO2又はSi3N4は、単結晶シ
リコンよりも基本的に熱線膨張係数が小さいため、高圧
pinに対してのみ薄膜に作用して膨張を起こす。
は窒化シリコン(Si3N4)によるコーティングは、シリ
コン薄膜の低圧に対向した側面(pout側)に配置さ
れ、特に有利である。薄膜が12μmまでの厚さでは、コ
ーティングの厚さは500nmまでとなる。加熱要素で薄膜
を加熱すると薄膜は膨張する。最初は電圧が低い状態な
ので、シリコン自体の線膨張に基づきシリコン構造の曲
げが生じる。低圧pout側のSiO2又はSi3N4は、単結晶シ
リコンよりも基本的に熱線膨張係数が小さいため、高圧
pinに対してのみ薄膜に作用して膨張を起こす。
このコーティング材料の利点は、金属コーティングに
比べて特に電力需要が少ないことにある。金属コーティ
ングは熱短絡として作用し、すなわち電圧によるチップ
への熱伝達は極めて大きい。従って、熱効率が同じ場
合、金属アクチュエータがない薄膜構造は基本的に高温
に達する。この場合の温度は、熱力学的作用の強度を規
定する尺度である。
比べて特に電力需要が少ないことにある。金属コーティ
ングは熱短絡として作用し、すなわち電圧によるチップ
への熱伝達は極めて大きい。従って、熱効率が同じ場
合、金属アクチュエータがない薄膜構造は基本的に高温
に達する。この場合の温度は、熱力学的作用の強度を規
定する尺度である。
二酸化シリコン又は窒化シリコンを用いた弁は、少な
い熱効率で作動すると共に金属コーティングを用いた弁
よりも力学的作用が優れている(開閉時間が数msec範
囲)。こうした構造におけるコーティングの機能は偏向
方向に及ぼす影響に限られるが、シリコン薄膜自体の熱
線膨張は外圧に対する力が生じる。
い熱効率で作動すると共に金属コーティングを用いた弁
よりも力学的作用が優れている(開閉時間が数msec範
囲)。こうした構造におけるコーティングの機能は偏向
方向に及ぼす影響に限られるが、シリコン薄膜自体の熱
線膨張は外圧に対する力が生じる。
請求項の範囲第7項は、熱要素が埋め込み型条導体又
は多シリコン導体である本発明による超小型弁の実施形
態である。このような導体の構造は半導体技術の方法に
よって達成される。
は多シリコン導体である本発明による超小型弁の実施形
態である。このような導体の構造は半導体技術の方法に
よって達成される。
薄膜構造は、開弁時に圧力媒体ができるだけ阻害され
ずに通過できるよう、ブリッジ状(両側に細長く張られ
た形)または十字状に形成されることが好ましい(請求
の範囲第8項)。
ずに通過できるよう、ブリッジ状(両側に細長く張られ
た形)または十字状に形成されることが好ましい(請求
の範囲第8項)。
請求の範囲第9項によるエネルギー供給及び熱効率の
調節により、超小型弁の空気圧制御の総電力消費は従来
の弁に比べ明らかに削減される。すでに上述したよう
に、高い熱効率を要するのは最初の開弁時に限られる。
調節により、超小型弁の空気圧制御の総電力消費は従来
の弁に比べ明らかに削減される。すでに上述したよう
に、高い熱効率を要するのは最初の開弁時に限られる。
請求の範囲第10項は本発明による超小型弁の好ましい
使用範囲である。
使用範囲である。
実施例の説明
以下、各請求の範囲記載の超小型弁の実施例を図に従
って説明する。
って説明する。
第1図は、本発明による超小型弁のために可能な実施
形態を示した概略図である。
形態を示した概略図である。
この超小型弁は、通常シリコン・ボンディングにより
ウェーハ面上に結合されるシリコンチップ1及びシリコ
ンチップ2から成る。上部(圧力側)のチップ1は、異
方性エッチングにより形成された薄膜構造(例えばブリ
ッジ状又は十字状)である可動閉鎖体3を有する。薄膜
は加熱要素(例えば埋め込み型条導体又は多シリコン導
体)を備えると共に孔側で選択的に金属でコーティング
されている4(例えばスパッタリング、蒸着、又は亜鉛
メッキによるAl又はAu)。分離することを目的として、
金属コーティングと加熱要素との間にはもう一つの分離
層(例えば熱SiO2)がある。下部のチップ2は出口7、
異方性エッチングされた弁座5、及び等方性エッチング
並びに異方性エッチングにより製造される深さが規定さ
れた多数の孔6を有する。孔は寸法が最大400x600x40μ
m3であり、薄膜構造によって覆われるように配置されて
いる。
ウェーハ面上に結合されるシリコンチップ1及びシリコ
ンチップ2から成る。上部(圧力側)のチップ1は、異
方性エッチングにより形成された薄膜構造(例えばブリ
ッジ状又は十字状)である可動閉鎖体3を有する。薄膜
は加熱要素(例えば埋め込み型条導体又は多シリコン導
体)を備えると共に孔側で選択的に金属でコーティング
されている4(例えばスパッタリング、蒸着、又は亜鉛
メッキによるAl又はAu)。分離することを目的として、
金属コーティングと加熱要素との間にはもう一つの分離
層(例えば熱SiO2)がある。下部のチップ2は出口7、
異方性エッチングされた弁座5、及び等方性エッチング
並びに異方性エッチングにより製造される深さが規定さ
れた多数の孔6を有する。孔は寸法が最大400x600x40μ
m3であり、薄膜構造によって覆われるように配置されて
いる。
制御量を排気するために、本発明による第2の超小型
弁を使用することができる。
弁を使用することができる。
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フロントページの続き
(72)発明者 ワーグネル, ベアントゥ
ドイツ連邦共和国 14199 ベルリン
ディーフェンノフシュトラーセ 2
(56)参考文献 特開 平5−187574(JP,A)
特開 昭59−110967(JP,A)
特開 昭61−193862(JP,A)
特表 平4−506105(JP,A)
特表 平4−501303(JP,A)
特表 平4−506392(JP,A)
米国特許5176358(US,A)
米国特許5029805(US,A)
国際公開91/001464(WO,A1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16K 31/64 - 31/70
F16K 31/00 - 31/02
F15B 21/08
F15C 5/00
Claims (10)
- 【請求項1】可動閉鎖体として、薄膜構造(3)を有す
る少なくとも第1の加圧側部材(1)と、該第1の部材
と結合され、出口(7)及び少なくとも弁座(5)を備
えた第2の加圧側部材(2)から成り、両部材の少なく
とも1つは、深さが規定された1個以上の孔(6)を備
えた超小型弁において、 前記薄膜構造の1表面が、薄膜材料とは別の熱線膨張係
数を有する材料(4)で少なくとも部分的にコーティン
グされ、かつ1個以上の加熱要素を備え、 加熱時に前記薄膜構造にたわみが生じて、前記弁座の当
接圧力に抗するとともに、 前記孔は閉弁時に他方の部材の領域によって完全に覆わ
れ、前記加熱要素が配される前記表面により閉鎖空洞が
生成されることを特徴とする超小型弁。 - 【請求項2】前記孔は深さが最大40μmであることを特
徴とする請求の範囲第1項記載の超小型弁。 - 【請求項3】前記超小型構造材料はシリコンであること
を特徴とする請求の範囲第1項又は第2項記載の超小型
弁。 - 【請求項4】前記超小型弁の前記両方の部材はシリコン
・ボンディング又は接着により結合された2個のチップ
であることを特徴とする請求の範囲第3項記載の超小型
弁。 - 【請求項5】前記薄膜構造のコーティング材料は金属で
あることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第4項のい
ずれか1つに記載の超小型弁。 - 【請求項6】前記薄膜構造のコーティング材料はSiO2又
はSi3N4であり、コーティングは薄膜の低圧に対向した
側に施されていることを特徴とする請求の範囲第3項又
は第4項記載の超小型弁。 - 【請求項7】前記加熱材料が埋め込み型条導体又は多シ
リコン導体であることを特徴とする請求の範囲第1項乃
至第5項のいずれか1つに記載の超小型弁。 - 【請求項8】前記薄膜構造はブリッジ状または十字状に
形成されていることを特徴とする請求の範囲第1項乃至
第6項のいずれか1つに記載の超小型弁。 - 【請求項9】作動に要する熱効率は調節可能であること
を特徴とする請求の範囲第1項乃至第7項のいずれか1
つに記載の超小型弁。 - 【請求項10】空気圧制御におけるパイロット弁として
使用されることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第8
項のいずれか1つに記載の超小型弁。
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